JP5071711B2 - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型電動車両に係り、特に、二次電池の配設方法を工夫することで、車体レイアウトの自由度を高め、二次電池の大型化にも対応できると共に、二次電池を効率よく冷却できる鞍乗型電動車両に関する。
従来から、電動モータを駆動源とする鞍乗型電動車両が知られている。車室を有する四輪車等と異なり、余剰スペースの少ない鞍乗型車両においては、モータへの供給電力を蓄える二次電池の存在が車体レイアウトに与える影響が大きい。そのため、二次電池の配設方法には種々の工夫が施される。
特許文献1には、内燃機関と電動モータを併用するスクータ型のハイブリッド車両において、着座シートの下部に設けられた荷物収納スペースの左右側部に、これを覆うようにして平板状の二次電池を配設するようにした構成が開示されている。
特開2005−104243号公報
特許文献1の配置構成によれば、荷物収納スペースを広く確保することができる。一方で、電動車両では、走行距離を延ばすことが要望されており、搭載する二次電池が大型化する傾向にある。また、二次電池を大型化する場合には、充放電時に発生する熱を効率よく逃がす工夫も必要であった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、二次電池の配設方法を工夫することで、車体レイアウトの自由度を高め、二次電池の大型化にも対応できると共に、二次電池を効率よく冷却できる鞍乗型電動車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、駆動輪に駆動力を与えるモータと、該モータに電力を供給する二次電池と、荷物を載せる荷台とを備えた鞍乗型電動車両において、前記荷台は、内部に収納空間を有する箱状に形成されると共に、運転者が着座するシートの後方かつ後輪の上方に配設されており、前記二次電池は、前記荷台の内部に収納されている点に第1の特徴がある。
また、前記二次電池は、複数のセルからなる点に第2の特徴がある。
また、前記荷台に、前記二次電池の周囲へ走行風を導く導入口と、導入された前記走行風を排出する排出口とが形成されている点に第3の特徴がある。
また、前記複数のセルは、上下方向に互いに重ならないように隣接配置されている点に第4の特徴がある。
さらに、前記二次電池と前記荷台の内壁との間に、前記荷台に固定されて前記二次電池を囲む保護部材が配設されている点に第5の特徴がある。
第1の特徴によれば、荷台は内部に収納空間を有する箱状に形成されると共に、運転者が着座するシートの後方かつ後輪の上方に配設されており、二次電池は、荷台の内部に収納されているので、二次電池の設置スペースを車体側に設ける必要がなく、車体レイアウトの自由度を高めることができる。また、二次電池が荷台の構成部材として利用できるので、二次電池の剛性によって荷台の強度を高めることが可能となる。
第2の特徴によれば、二次電池は複数のセルからなるので、荷台の内部形状に合わせて二次電池を収納可能となり、荷台の設計自由度を向上させることができる。
第3の特徴によれば、荷台に、二次電池の周囲へ走行風を導く導入口と、導入された走行風を排出する排出口とが形成されているので、荷台内部の二次電池に走行風を積極的に当てて二次電池を冷却効果を高めることができる。
第4の特徴によれば、複数のセルは、上下方向に互いに重ならないように隣接配置されているので、複数のセルが配置された場合でも、セルの上下面からの放熱が妨げられることがなく、二次電池の高い冷却効果を得ることが可能となる。
第5の特徴によれば、二次電池と荷台の内壁との間に、荷台に固定されて二次電池を囲む保護部材が配設されているので、荷台に二次電池を安定的に固定すると共に、外方より加えられる力から二次電池を保護することが可能となる。また、保護部材に、二次電池を固定する機能と二次電池を保護する機能とを同時に与えることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型燃料電池車両1の側面図および上面図である。鞍乗型燃料電池車両1は、操舵輪としての前輪WFを1本とするのに対して、モータで駆動する後輪WRを車幅方向に離隔して2本取り付けた鞍乗型の電動三輪車両であり、操向ハンドルと着座シートとの間に、低床式の足乗せ部が設けられたスクータ型の車体構成を有している。また、鞍乗型燃料電池車両1は、複数のセルが積層されて燃料電池を構成するセルスタックと、該セルスタックに燃料の水素ガスを供給する燃料(水素)ガス供給系と、該セルスタックに酸素を含む反応ガス(空気)を供給する反応ガス供給系とから構成される燃料電池発電システムを備え、燃料電池による発電電力または該電力を蓄積する二次電池からの供給電力によってモータを駆動して走行する。
車体フレームの前端に位置するヘッドパイプ3には、ボトムリンク式のフロントサスペンション2を支持するステアリングステム4が回動自在に軸支されている。フロントサスペンション2の下端部には、操舵輪としての前輪WFが回転自在に軸支されている。前輪WFは、ステアリングステム4に結合された操向ハンドル5によって操舵することができる。左右一対のメインフレーム6は、ヘッドパイプ3に接続されて下方後方に延びた後、車体下部で大きく屈曲して車体後方側に延びる形状を有している。メインフレーム6の下方には、メインフレーム6に沿った形状を有する左右一対のアンダフレーム7が配設されている。このアンダフレーム7も、メインフレーム6と同様に、ヘッドパイプ3に接続されて下方後方に延びた後、車体下部で大きく屈曲して車体後方側に延びる形状を有する。アンダフレーム7の後端部は、上方に大きく屈曲してメインフレーム6と接続されており、この接続部の後方のメインフレーム6の後端部は、車体後方側で荷台22を支えるリヤフレーム8に連結されている。荷台22の内部には、燃料電池18によって発電した電力を蓄積する二次電池85が収納されている。
略直方体の燃料電池18は、乗員100が着座するシート15の下方の位置に、車体後方側へ所定角度(例えば、30度)傾斜した状態で取り付けられている。燃料電池18の車幅方向左右には、燃料電池18を冷却するためのラジエータ20L,20Rが隣接配設されている。燃料電池18の背面側には、ラジエータの冷却水を圧送するアクチュエータとしての電動ポンプ19が配設されている。また、燃料電池18の前面側には、燃料電池18に供給する反応ガスを加湿するため加湿器17が取り付けられている。略円筒状の加湿器17は、シート15の下方で車幅方向中央に配設されている。
前記シート15と操向ハンドル5との間には、低床式の足乗せ部14が設けられている。この足乗せ部14は、走行中に乗員の両足が置かれる平坦な床面を、樹脂板等で構成したものであり、本実施形態では、車幅方向で左右対称の形状とされている。加湿器17の車体前後のメインフレーム6の上面には、足乗せ部14の樹脂板を支持するためのステー27が取り付けられている。また、足乗せ部14の前方下方の位置で、メインフレーム6とアンダフレーム7とに囲まれた空間には、燃料電池18に反応ガスを圧送するアクチュエータとしての過給機16が配設されている。
鞍乗型燃料電池車両1の車体は、車体フレームおよび前輪Wを含む車体前方の前車体1aと、該前車体1aに連結される後車体1bとから構成されている。後輪WRを含む後車体1bと前車体1aとは、連結機構23で連結されている。ショックユニット31は、連結機構23の一部と、左右一対のリヤフレーム8の間に設けられた取付フレーム43(図3参照)に取り付けられ、上下方向のショックを吸収している。連結機構23には、ラバーダンパを使用したナイトハルトスイング機構が適用されており、これにより、2本の後輪を路面に接地させたまま前車体1aをバンクさせて旋回走行することが可能となる。後輪WRに駆動力を与える駆動モータと減速機構とを一体的に収納したパワーユニット24は、後車体1bのベース部材25の後方寄りで左右の後輪WRの間に取り付けられている。パワーユニット24から出力される駆動力は、車軸26によって後輪WRに伝達される。後車体1bの後輪WRの間には、モータ制御ユニット等からなる複数の駆動系電装部品45が取り付けられている。略直方体の大小の部品からなる駆動系電装部品45は、駆動モータを制御するモータ制御ユニットとしてのモータドライバ50、直流電流の電圧値を所定値に変換するDC−DCコンバータ51、燃料電池18からの供給電圧を昇圧または降圧する電圧変換器(VCU)52、モータ制御ユニットとしてのメインCPU53、前記過給機16を駆動するための制御ドライバ54、前記電動ポンプ19を駆動するための制御ドライバ55、複数のヒューズを収納するヒューズボックス56を含む。
ヘッドパイプ3の車幅方向左右には、メインフレーム6およびアンダフレーム7を左右から挟むようにして左右一対の水素ボンベ10L,10Rが取り付けられている。燃料タンクとしての水素ボンベ10L,10Rの前方および側方は、メインフレーム6に連結されたガードパイプ9で囲まれている。また、左側の水素ボンベ10Lの前方上方には、反応ガスとなる外気(空気)を濾過するためのエアクリーナボックス12が配設されている。車両前方側は、樹脂の薄板等で形成された外装部品としてのカウリング11で覆われている。ガードパイプ9の前方側に取り付けられた保護パッド13は、カウリング11に形成された開口部からその一部が外方に臨むように配設されている。
左右のラジエータ20L,20Rは、車体側面視において、上部を前方に傾けるようにして取り付けられている。また、車体上面視においては、車体前方からの走行風を受け止めやすいように、走行風を受ける平面部を車体内側に傾けるようにして取り付けられている。燃料電池18の後方上部には、冷却水のリザーブタンク21が取り付けられており、該リザーブタンク21の上部には水素センサ41が配設されている。
左右の水素ボンベ10L,10Rの間で、かつ左右のメインフレーム6およびアンダフレーム7に囲まれた空間には、燃料電池18への水素供給量の制御部等を含む水素供給ユニット28が配設されている。また、燃料電池18には、加湿器17によって加湿された反応ガスを燃料電池18の上部から供給する吸入側マニホールド29と、燃料電池18の内部で化学反応し切れなかった未反応ガスを燃料電池18の下部から排気する排出側マニホールド30とが取り付けられている。
図3は、鞍乗型燃料電池車両1を左後方から見た斜視図である。この図では、左側の後輪WRを取り外した状態を示している。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。左右の水素ボンベ10L,10Rは、その下端部にブロック状の栓部材67が取り付けられており、この栓部材67に取り付けられた水素ガス供給管69によって、水素供給ユニット28に水素ガスが圧送される。水素供給ユニット28は、左右の水素ボンベ10L,10Rおよびメインフレーム6の間に隠されるように、乗員の足乗せ部14を挟んで加湿器17に対面する位置に配設されている。燃料電池18を左右から挟むように隣接配設されるラジエータ20L,20Rには、停車時でも強制的に送風して放熱を行うことができる電動ファン39が取り付けられている。
燃料電池18の背面部に配設される電動ポンプ19の下方には、冷却水中の所定のイオンを除去して冷却水の電気伝導度を低く抑えるイオン交換器40、連結機構23と取付フレーム43との間に取り付けられるショックユニット31、冷却水のサーモスタット42が配設されている。サーモスタット42は、冷却水温度に基づいて冷却水経路を切り替えることで燃料電池18の過冷却を防ぐ機器であり、その上部には、冷却水に混入した空気等をリザーブタンク21に排出するエア抜き管90が取り付けられている。
リヤフレーム8に支持される荷台22は、荷物150を積載する平坦な床部の前方側に、荷物150を前方側に寄せて固定するための立設部36を設けた構成とされる。立設部36の下部の車幅方向中央には、リザーブタンク21の一部を目視できる開口部38が設けられ、これにより、車体の外方側から冷却水容量を確認することが可能となる。立設部36は、乗員100の背当てとして機能するようにしてもよい。荷台22の後端部には、制動灯および方向指示器を一体的に形成した尾灯装置37が取り付けられている。
連結機構23によって前車体1aに連結される後車体1bのベース部材25には、主骨格となる下枠を構成するベースフレーム32の上側に、該ベースフレーム32による枠組の剛性を高めるサブフレーム34を立設して構成されるロアフレーム47が接続される。サブフレーム34は、ベース部材25に取り付けられる駆動系電装部品45を囲むように配設され、駆動系電装部品45を外方より加えられる力から守る保護部材として機能する。そして、このベースフレーム32とサブフレーム34とに囲まれたスペースに、駆動モータ24aを内装したパワーユニット24、駆動モータ24aを制御するモータ制御ユニットとしてのモータドライバ50、燃料電池18からの供給電圧を昇圧または降圧する電圧変換器(VCU)52のほか、各種の駆動系電装部品45が隣接して集中配置されている。ベースフレーム32には、後輪WRの車軸26を支持するための左右一対の車軸ホルダ33が取り付けられている。
図4は、荷台の内部構造を示した斜視図であり、図5は、二次電池の配置構造を示した斜視図である。また、図7(a),(b)は、荷台の一部拡大断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。荷台22は、その内部に二次電池85の収納スペースを確保するため、樹脂等からなる薄板部材によって薄型の箱状に形成されている。図4では、荷物を乗せる天板部材79を取り外した状態を示している。二次電池85は、複数の単電池86が収納されたセル87を6本連結した構成とされる。セル87は、樹脂等の薄板からなる略直方体の外殻の内部に単電池86が密に充填されることで、剛性の高い構造部材として機能する。6本のセル87は、その長手方向を車体前後に向けて、同一平面上で車幅方向に一列に並べられている。
荷台22の下面側を構成する底板部材78の車体前方端部には、荷台22の内部に走行風を導入するための導入口73が形成されている。2つの導入口73は、車幅方向中央から離れた位置に設けられており、障害物等に遮られることなく、荷台22の内部に走行風をスムーズに導入できる。また、リザーブタンク21の冷却水容量を荷台22の後方側から確認するための開口部38も荷台22の内部と連通しており、車幅方向中央からも走行風を導入できる。荷台22の内側の側壁と、左右両側のセル87の側面との間には、導入された走行風が通過するための隙間76が設けられており、隣り合うセル87同士の間にも隙間77が形成されている。そして、底板部材78の後端部に排出口74が設けられており、底板部材78の底面の左右両端には、荷台22に水等が侵入した場合に、これを排出するための水抜孔75が設けられている。
図7(a)は、排出口74の形状を示す荷台22の一部断面図であり、図7(b)は、水抜孔75の形状を示す一部断面図である。天板部材79は、その後端部で下方に屈曲して底板部材78の後方側を覆う形状を有しており、排出口74および水抜孔75が、走行風による荷台近傍の気流の乱れや水分の侵入等から保護されるように構成されている。上記したような構成によれば、走行時に発生する走行風が、導入口73および開口部38から荷台22の内部に導入され、セル87の両側面に設けられた隙間76,77を通過して、排出口74および水抜孔75から排出されることとなる。これにより、走行風がセル87の両側面部をスムーズに通過することとなり、二次電池85の冷却効果を高めることができる。なお、導入口および排気口、水抜孔の個数や配置等は、種々の変形が可能であり、例えば、導入口73は、荷台22の内部空間と連通している立設部36の前側面に設けてもよい。また、走行風の通過する隙間は、二次電池85の上下面にも設けることができる。
なお、セル87は、本実施形態のように同一平面上に配設するほか、上下方向に重ならないように取付高さを互いにずらして配設してもよい。また、セル87を車体前後方向に互いにずらして配設してもよく、荷台22の形状は、セルの大きさや配置に合わせて任意に変更できる。なお、立設部36の内部には、左右のリヤフレーム8を跨いで結合される支持フレーム71が配設され、これにより、立設部36が支持されている。
荷台22に収納されたセル87は、保護部材としての保護プレート82および取付台座80に囲まれている。セル87を上方から覆う保護プレート82は、リヤフレーム8の上部に結合された取付台座80に取り付けられている。取付台座80は、車幅方向に向けて配設される2枚のベース板80aと、該ベース板80a同士を連結する連結部材80bとから構成されており、荷台22の底板は、ベース板80aに取り付けられている。したがって、保護プレート82は、連結部材80bにネジ等で締結されることで、ベース板80aを介して荷台22およびリヤフレーム8に結合されることとなる。
上記したような構成によれば、二次電池85と荷台22の内壁との間に保護部材が配設されることとなり、保護部材、すなわち、取付台座80および保護プレート82に、二次電池85を荷台22に安定的に固定する機能と、外方より加えられる力から二次電池85を保護する機能とを同時に与えることが可能となる。
また、二次電池85の後方に配置されて、その後端から側部に渡って二次電池85を囲む保護パイプ81も保護部材として機能する。荷台22の底板に取り付けられる保護パイプ81は、車幅方向左右に離間した側方パイプ81aと、該側方パイプ81aを連結する連結パイプ81bとからなる。そして、該保護パイプ81は、荷台22と二次電池85との間に配設されることで、二次電池85の後部と側面の一部とを保護する機能を有する。なお、保護パイプ81は、尾灯装置37を支持する機能を兼ねるように構成してもよい。また、二次電池を構成する単電池やセルの個数等は、本実施形態に限られず、例えば、荷台の内部に出力電圧の異なる複数の二次電池が配設されてもよい。
図6は、本発明の一実施形態の変形例に係る鞍乗型燃料電池車両の側面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。本変形例に係る鞍乗型燃料電池車両200は、前記実施形態に示した車両に対して荷台の構成のみが異なり、本変形例では、二次電池85を収納する荷台22aが、後車体1bの上部に直接取り付けられている点に特徴がある。この構成によれば、二次電池85が後車体1bに直接取り付けられるので、二次電池85を左右方向の揺れから守ることが可能となる。なお、荷台22aの形状は、荷物を当接させる立設部を設ける等、種々の変形が可能である。
上記したように、本発明に係る鞍乗型電動車両によれば、二次電池が荷台の内部に収納されるので、二次電池の設置スペースを車体側に設ける必要がなく、車体レイアウトの自由度を高めることができる。また、二次電池を荷台の構成部材として利用することで、荷台の強度を高めることが可能となる。
荷台や二次電池、保護部材の形状等は、上記した実施形態に限られず、種々の変形が可能である。例えば、二次電池の配設場所は、荷台内部だけでなく他の場所に並設されていてもよい。鞍乗型電動車両の形態は、駆動モータへの電力供給源を二次電池のみとする車両であったり、また、二輪車や四輪車等であってもよい。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型燃料電池車両の側面図である。 本発明の一実施形態に係る鞍乗型燃料電池車両の上面図である。 鞍乗型燃料電池車両を左後方から見た斜視図である。 荷台の内部構造を示した斜視図である。 二次電池の配置構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る鞍乗型燃料電池車両の側面図である。 荷台の一部拡大断面図である。
符号の説明
1…鞍乗型燃料電池車両(鞍乗型電動車両)、15…シート、22…荷台、36…立設部、73…導入口、74…排出口、75…水抜孔、76…隙間、78…底板部材、79…天板部材、80…取付台座(保護部材)、81…保護パイプ(保護部材)、82…保護プレート(保護部材)、85…二次電池、86…単電池、87…セル、150…荷物、WR…後輪

Claims (9)

  1. 駆動輪としての後輪(WR)に駆動力を与えるモータ(24)と、該モータ(24)に電力を供給する二次電池(85)と、荷物を載せる荷台(22,22a)とを備えた鞍乗型電動車両(1,200)において、
    前記荷台(22,22a)は、内部に収納空間を有する箱状に形成されると共に、運転者が着座するシート(15)の後方かつ後輪(WR)の上方に配設されており、
    前記二次電池(85)は、前記荷台(22,22a)の内部に収納されており、
    前記鞍乗型電動車両(1)は、左右一対の前記後輪(WR)を有する電動三輪車であり、
    前記二次電池(85)の後方に配置されて、前記二次電池(85)の少なくとも後部および側面を保護するように後端から側部にかけて前記二次電池(85)を囲むように形成された保護パイプ(81)を備え、
    前記保護パイプ(81)に尾灯装置(37)が支持されていることを特徴とする鞍乗型電動車両。
  2. 前記二次電池(85)は、複数のセル(87)からなることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  3. 前記荷台(22)に、前記二次電池(85)の周囲へ走行風を導く導入口(73)と、導入された前記走行風を排出する排出口(74)とが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型電動車両。
  4. 前記複数のセル(87)は、上下方向に互いに重ならないように隣接配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗型電動車両。
  5. 前記二次電池(85)と前記荷台(22)の内壁との間に、前記荷台(22)に固定されて前記二次電池(85)を囲む保護部材(80)が配設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
  6. 荷台(22)が、車体側面視で、前記後輪(WR)とオーバーラップしない位置に配設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
  7. 前記荷台(22)が、車体平面視で、前記後輪(WR)とオーバーラップする位置まで広がる厚板形状とされていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型電動車両。
  8. 前記鞍乗型電動車両(1)が、車体フレームおよび前輪(WF)を含む車体前方の前車体(1a)と、該前車体(1a)に連結機構(23)を介して連結される後車体(1b)とから構成されることで、2本の後輪(WR)を路面に接地させたまま前記前車体(1a)をバンクさせて旋回走行可能に構成されており、
    前記荷台(22)が、前記前車体(1a)に固定されていること特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  9. 前記鞍乗型電動車両(200)が、車体フレームおよび前輪(WF)を含む車体前方の前車体(1a)と、該前車体(1a)に連結機構(23)を介して連結される後車体(1b)とから構成されることで、2本の後輪(WR)を路面に接地させたまま前記前車体(1a)をバンクさせて旋回走行可能に構成されており、
    前記荷台(22a)が、前記後車体(1b)に固定されていること特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
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