JP5258492B2 - エレベータ出入口の安全装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かごや乗場に設けられたエレベータ出入口での障害物の有無を検出するエレベータ出入口の安全装置に関するものである。
従来、エレベータのかご出入口において障害物の有無を検出するために、かご出入口を横切る光を照射する投光器と、投光器からの光を受ける受光器とを有するエレベータ出入口の安全装置が提案されている。障害物の有無の検出は、受光器による受光の有無により行われる。
投光器は、かご出入口の側部に垂直に配置されたかご出入口柱の下部に設けられている。受光器は、かご出入口の上部に水平に配置されたかご上板に設けられている。かご上板には、透明板で塞がれた開口部が設けられている。投光器からの光は、開口部の透明板を通って受光器に達する(特許文献1参照)。
特開2007−326664号公報
上記のような従来のエレベータ出入口の安全装置では、かご上板に設けられた透明板が水平に配置されているので、塵や埃が透明板上に溜まりやすく、投光器からの光が塵や埃によって遮られてしまうことがある。従って、かご出入口での障害物の有無が誤って検出されるおそれがある。
また、透明板上に塵や埃が溜まることを防止するために、透明板及び受光器をまとめて覆うカバーをかご上板に取り付けると、受光器の上端部よりも上方にカバーの上端部が配置されることになり、かご出入口の上部における安全装置が大形化してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、誤検出の発生の防止を図ることができるとともに、小形化を図ることができるエレベータ出入口の安全装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ出入口の安全装置は、投光器と、投光器からの光を受ける受光器とを有し、エレベータ出入口の上部に位置する出入口上枠内の空間に投光器及び受光器のいずれか一方が上部検出器として設けられ、エレベータ出入口の側部に位置する出入口柱に投光器及び受光器のいずれか他方が側部検出器として設けられた検出装置、出入口上枠の底部に設けられた投受光用開口部を塞ぎ、投光器からの光を通すフィルタ、出入口上枠内においてフィルタを囲んで配置され、かつ出入口上枠の底部に固定され、上部が開放された固定台、及びセンサ用開口部が設けられ、センサ用開口部に上部検出器を配置させた状態で、固定台の上部を覆うとともに投受光用開口部の上方に上部検出器を保持するセンサ保持体を備えている。
この発明に係るエレベータ出入口の安全装置では、センサ保持体が、フィルタを囲む固定台の上部を覆うとともに、センサ用開口部に上部検出器を配置させた状態で上部検出器を投受光用開口部の上方に保持するので、固定台内への塵や埃の進入の防止を図ることができる。これにより、フィルタ上に塵や埃が溜まりにくくなり、エレベータ出入口での障害物の有無についての誤検出の発生の防止を図ることができる。また、上部検出器の上部を固定台外に露出することができ、カバーの位置を受光器の上端部の位置よりも低くすることができる。これにより、出入口上枠における安全装置の小形化を図ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す平面図である。また、図2は、図1のかご出入口を示す正面図である。なお、図2では、かご内から見たときのかご出入口が示されている。図において、かご1には、かご出入口(エレベータ出入口)2が設けられている。かご出入口2は、かご床3上に配置されている。かご出入口2の上部には、出入口上枠4が配置されている。かご出入口2の両側部には、出入口柱5がそれぞれ配置されている。かご出入口2は、かご床3、出入口上枠4及び各出入口柱5により囲まれている。
出入口上枠4は、かご出入口2の間口方向(水平方向)に沿って配置されている。各出入口柱5は、かご出入口2の高さ方向(上下方向)に沿って配置されている。出入口上枠4及び各出入口柱5は、板状部材を所定の形状に曲げて作製されている。また、出入口上枠4及び各出入口柱5は、かご1の壁を覆いながらかご出入口2の周囲に配置されている。
かご出入口2の上部には、かご1の壁に固定されたドアレール(図示せず)が配置されている。ドアレールは、かご出入口2の間口方向に沿って配置されている。ドアレールには、一対のかごドア(エレベータドア)6が掛けられている。各かごドア6は、かご1に搭載されたドア駆動装置(図示せず)の駆動力によりドアレールに沿って移動される。かご出入口2は、各かごドア6がドアレールに沿って移動されることにより開閉される。なお、各かごドア6は、図1に示すように、出入口上枠4及び各出入口柱5よりもかご1から離れた位置に配置されている。
各出入口柱5の下部には、出入口上枠4に向けて光(例えば赤外線等)を照射する投光器7が側部検出器として設けられている。出入口上枠4には、各投光器7からの光を個別に受ける一対の受光器8が上部検出器として設けられている。各受光器8は、投光器7からの光の受光の有無に応じた信号を発生する。各受光器8からの情報は、エレベータの運転を制御する制御装置(図示せず)へ送られる。制御装置は、各受光器8からの情報に基づいて、かご出入口2の開閉動作を制御する。なお、かご出入口2での障害物の有無を検出する検出装置は、投光器7及び受光器8を有している。
投光器7は、出入口柱5内の空間に配置されている。また、投光器7は、側部検出器保持装置(図示せず)を介して出入口柱5に保持されている。出入口柱5の下部には、投受光用開口部と、投受光用開口部を塞ぐフィルタとが設けられている(いずれも図示せず)。投光器7からの光は、フィルタを通ってかご出入口2へ照射される。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。また、図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。さらに、図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。なお、図3は、図4のIII-III線に沿った断面図でもある。図において、出入口上枠4は、かご出入口2の間口方向に沿って水平に配置された板状の底部4aと、底部4aの一方の側部(かご1側の側部)に垂直に設けられ、かご1内に露出する内側垂直板4bと、底部4aの他方の側部(かごドア6側の側部)に垂直に設けられた外側垂直板4cとを有している。
底部4aには、一対の投受光用開口部9が設けられている(図3及び図5では一方の投受光用開口部9のみを示している)。各投受光用開口部9は、互いに離れて配置されている。各受光器8は、投受光用開口部9の位置に合わせて配置されている。また、各受光器8は、出入口上枠4内の空間に配置されている。
投受光用開口部9は、投光器7からの光を通す板状のフィルタ10により塞がれている。フィルタ10は、底部4a上に重ねられている。底部4aには、フィルタ10の周囲に配置された固定台11が接着剤等により固定されている。固定台11は、出入口上枠4内に配置されている。
ここで、図6は、図3のフィルタ10及び固定台11が出入口上枠4内に配置された状態を示す断面図である。また、図7は、図6のVII-VII線に沿った断面図である。さらに、図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。固定台11は、フィルタ10の周囲に配置される周壁部11aと、周壁部11aの下端部に設けられ、底部4aに固定される一対の固定部11bと、周壁部11aの上端部から固定台11の内側へ水平に突出する受け部11cとを有している。
投受光用開口部9及びフィルタ10は、周壁部11a及び外側垂直板4cにより囲まれている。固定台11の上部には、受け部11c及び外側垂直板4cで囲まれることにより連通口12が形成されている。従って、固定台11の上部は、連通口12を通して開放されている。
受け部11cには、一対のねじ通し穴13が設けられている。受け部11cの裏面には、ナット14が各ねじ通し穴13の位置に合わせてそれぞれ固定されている。固定台11を上下方向に沿って見たときには、図7に示すように、各固定部11b間に各ねじ通し穴13が配置され、各ねじ通し穴13間に投受光用開口部9及びフィルタ10が配置されている。
固定台11には、図4及び図5に示すように、受光器8を保持するセンサ保持体15が止めねじ16により取り付けられている。センサ保持体15は、受光器8が取り付けられるセンサ取付部材17と、センサ取付部材17と別体とされ、固定台11の上部を覆って連通口12を塞ぐカバー18とを有している。
ここで、図9は、図4のセンサ取付部材17に受光器8が取り付けられた状態を示す上面図である。また、図10は、図9のX-X線に沿った断面図である。さらに、図11は、図9のXI-XI線に沿った断面図である。センサ取付部材17は、受光器8が取り付けられる取付部材本体17aと、取付部材本体17aに設けられ、受光器8を介して互いに間隔を置いて配置された一対の取付部材重ね部17bと、取付部材本体17aの下端部に互いに間隔を置いて設けられた一対の押さえ部17cとを有している。
取付部材本体17aには、各取付部材重ね部17b及び各押さえ部17cのそれぞれに対して垂直な平面であるセンサ取付面19が設けられている。受光器8は、センサ取付面19に取り付けられる。各取付部材重ね部17bには、止めねじ16が通されるねじ通し穴20がそれぞれ設けられている。
受光器8は、受光器8及び取付部材本体17aに通された2本のセンサ取付用ねじ21と、各センサ取付用ねじ21に螺合されるナット22とによりセンサ取付面19に取り付けられている。受光器8には、給電線及び信号線を含むケーブル23(図11)が接続されている。
センサ取付部材17は、図5に示すように、各取付部材重ね部17bを受け部11c上に重ねて固定台11に取り付けられる。これにより、センサ取付面19は、上下方向(鉛直方向)に沿って配置される。センサ取付部材17は、各ねじ通し穴20(図9)の位置が各ねじ通し穴13(図7)の位置に重なるように固定台11に取り付けられる。センサ取付部材17が固定台11に取り付けられている状態では、取付部材本体17aの一部が連通口12から固定台11内に挿入されている。
各押さえ部17cは、取付部材本体17aの固定台11内に挿入される部分の下端部に設けられている。また、各押さえ部17cは、センサ取付部材17が固定台11に取り付けられることにより、フィルタ10の端部を底部4aに押さえる。これにより、フィルタ10の投受光用開口部9に対する位置が保持される。
受光器8は、センサ取付部材17が固定台11に取り付けられることにより、投受光用開口部9の上方に保持される。また、受光器8は、一部が固定台11内に挿入され残りの部分が固定台11外に露出した状態で連通口12に配置される。さらに、受光器8の受光面は、受光器8が投光器7からの光を受けるために、水平面に対して傾斜して配置される。この例では、受光器8の受光面が水平面に対して約5°傾斜されている。
ケーブル23は、固定台11外に位置する受光器8の上部に接続されている。受光器8が投受光用開口部9の上方に保持されている状態では、2本のセンサ取付用ねじ21が固定台11の内外に分かれて配置される。
図12は、図4のカバー18を示す上面図である。また、図13は、図12のXIII-XIII線に沿った断面図である。カバー18は、金属製の板状部材とされている。カバー18には、止めねじ16が通される一対のねじ通し穴24と、各ねじ通し穴24間に配置された切り欠き部25とが設けられている。ねじ通し穴24は、カバー18の両端部にそれぞれ設けられている。切り欠き部25は、受光器8に嵌る形状とされている。固定台11、センサ取付部材17及びカバー18のそれぞれに設けられた各ねじ通し穴24の内径は、止めねじ16のねじ部の外径よりも十分大きくされている。
カバー18は、図5に示すように、各取付部材重ね部17b上に載せられている。カバー18が各取付部材重ね部17b上に載せられている状態では、各ねじ通し穴24(図12)の位置が各ねじ通し穴13,20(図7及び図9)の位置に合わせられている。また、カバー18が各取付部材重ね部17b上に載せられている状態では、図4に示すように、センサ取付面19と切り欠き部25とにより囲まれるセンサ用開口部26が取付部材本体17aとカバー18との間に形成されている。
また、カバー18は、切り欠き部25を受光器8に嵌めた状態で各取付部材重ね部17b上に載せられる。従って、受光器8は、センサ用開口部26に配置された状態で投受光用開口部9の上方に保持される。カバー18は、各取付部材重ね部17b上に載せられることにより連通口12を覆う。カバー18が各取付部材重ね部17b上に載せられている状態では、カバー18が各センサ取付用ねじ21の間に配置されている。
センサ取付部材17及びカバー18は、ねじ通し穴24、ねじ通し穴20及びねじ通し穴13の順に通された止めねじ16がナット14に螺合されることにより固定台11にまとめて取り付けられる。
次に、出入口上枠4に受光器8を取り付ける手順を説明する。まず、センサ取付部材17には、センサ取付用ねじ21及びナット22により受光器8を取り付ける。この後、切り欠き部25を受光器8に嵌めながらカバー18を各取付部材重ね部17b上に載せる。このようにして、センサ取付部材17に受光器8及びカバー18を組み込んだ組立ユニットをあらかじめ作製しておく。
一方、底部4a上には、投受光用開口部9の位置に合わせて固定台11を接着剤等により固定する。これにより、固定台11の上部には、連通口12が形成される。この後、フィルタ10を連通口12から固定台11内に挿入し、底部4a上の投受光用開口部9を塞ぐ位置にフィルタ10を載せる。
この後、あらかじめ作製しておいた組立ユニットの一部を連通口12から固定台11内に挿入し、押さえ部17cをフィルタ10上に載せる。これにより、各取付部材重ね部17bが各受け部11cに重なる。また、これにより、固定台11の上部がカバー18で覆われる。
ここで、図14は、図6の連通口12から固定台11内に組立ユニットを挿入する方法を説明するための断面図である。受光器8がセンサ取付部材17に取り付けられた状態では、センサ取付用ねじ21がセンサ取付部材17から突出している。従って、センサ取付面19を立てたまま組立ユニットを連通口12に挿入しようとしても、2本のセンサ取付用ねじ21のうちの下側のねじが受け部11cに引っ掛かり、組立ユニットを連通口12に挿入することができない。
そこで、センサ取付面19を例えば45°に傾斜させた状態で(図14(a))、下側のセンサ取付用ねじ21の突出部分を連通口12から固定台11内に挿入し、突出部分を固定台11内に挿入したまま、図14(b)〜図14(d)の順に組立ユニットを回しながら、センサ取付面19の配置を垂直にする。このようにして、図3に示すように、連通口12から固定台11内に組立ユニットを挿入する。
従って、組立ユニットの大きさは、センサ取付面19を傾斜させることにより連通口12に挿入可能な大きさとされ、かつ連通口12への挿入後にセンサ取付面19の傾斜を垂直にする方向へ回動可能な大きさとされている。
図15は、図14の組立ユニットの大きさを説明するための断面図であり、図15(a)は組立ユニットが連通口12に挿入されるときの状態を示す断面図、図15(b)は組立ユニットが固定台11に対して回動されるときの状態を示す断面図である。即ち、センサ取付面19を傾斜させたとき、組立ユニットの連通口12に挿入される部分の水平方向寸法(傾斜時水平寸法)Xは、受け部11cと外側垂直板4cとの間の寸法(開口寸法)Yよりも小さくなっている。また、固定台11内には、組立ユニットの固定台11内に存在する部分を、受け部11cの端部Zを中心に回動させる十分な空間が確保されている。
組立ユニットを連通口12に挿入した後には、止めねじ16を各ねじ通し穴13、20及び24の順に通し、ナット14に止めねじ16を螺合する。これにより、センサ取付部材17及びカバー18がまとめて固定台11に取り付けられる。また、これにより、フィルタ10は各押さえ部17cで底部4aに押し付けられ、フィルタ10の投受光用開口部9に対する位置が固定される。このようにして、受光器8を出入口上枠4に取り付ける。
各受光器8は、互いに異なる位置に配置された一対の投光器7からの光を個別に受けるので、受光器8ごとに受光面の水平面に対する角度が調整される。この例では、一方の受光器8(図2の右側の受光器8)の受光面が水平面に対して正方向へ約5°傾斜され、他方の受光器8(図2の左側の受光器8)の受光面が水平面に対して逆方向へ約5°傾斜される。
図16は、図2の各受光器8の受光面の水平面に対する角度が調整された状態を示す断面図であり、図16(a)は一方の受光器8の角度が調整された状態を示す図、図16(b)は他方の受光器8の角度が調整された状態を示す図である。カバー18に設けられたねじ通し穴24の内径が止めねじ16のねじ部の外径よりも十分大きくされているので、カバー18はセンサ取付部材17に対して水平方向へ変位可能になっている。従って、受光器8の水平面に対する角度が変化すると、受光器8の角度の変化に応じてカバー18がセンサ取付部材17に対して水平方向へずれる。即ち、受光器8の受光面が水平面に対して正逆それぞれの方向へ傾斜されると、カバー18はセンサ取付部材17に対して互いに逆方向へずれる。カバー18は、センサ取付部材17に対して水平方向へずれた状態で固定台11に取り付けられる。
このようなエレベータ出入口の安全装置では、センサ保持体15が、フィルタ10を囲む固定台11の上部を覆うとともに、センサ用開口部26に受光器8を配置させた状態で受光器8を投受光用開口部9の上方に保持するので、固定台11内への塵や埃の進入の防止を図ることができる。これにより、フィルタ10上に塵や埃が溜まりにくくなり、かご出入口2での障害物の有無についての誤検出の発生の防止を図ることができる。また、受光器8の上部を固定台11外に露出することができ、カバー18の位置を受光器8の上端部の位置よりも低くすることができる。これにより、出入口上枠4における安全装置の小形化を図ることができる。
また、センサ取付部材17とカバー18とが別体とされ、センサ取付部材17とカバー18との間にセンサ用開口部26が形成されるので、カバー18をセンサ取付部材17から外した状態で受光器8をセンサ取付部材17に取り付けることができる。従って、受光器8をセンサ取付部材17に容易に取り付けることができ、受光器8の出入口上枠4に対する取り付け作業を容易にすることができる。
また、センサ用開口部26は、センサ取付部材17に設けられたセンサ取付面19と、カバー18に設けられた切り欠き部25とで囲まれることにより形成されるので、カバー18をセンサ取付面19に沿ってスライドさせることにより、センサ保持体15におけるセンサ用開口部26の位置を容易に調整することができる。これにより、受光器8の取付角度に適合するセンサ保持体15を受光器8ごとに作製する手間をなくすことができる。従って、部品の共通化を図ることができ、コストの低減も図ることができる。
また、センサ取付部材17が固定台11に取り付けられている状態では、センサ取付面19が上下方向に沿って配置されるので、受光器8の取付角度を上下方向について容易に調整することができる。
また、センサ取付部材17は、底部4a上に重ねられたフィルタ10を底部4aに押さえる押さえ部17cを有しているので、フィルタ10を底部4aに取り付けるための専用の取付装置が不要になり、部品点数の増加を防止することができる。また、フィルタ10が投受光用開口部9を塞ぐ位置から外れることを防止することができる。
実施の形態2.
図17は、この発明の実施の形態2によるエレベータ出入口の安全装置を示す要部断面図である。なお、図17は、実施の形態1の図3に対応する図である。図に示すように、センサ取付部材17と受け部11cとの隙間を閉塞部材31によって塞ぐようにしてもよい。閉塞部材31は、柔軟性のある部材(例えばスポンジテープ等)とされている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、センサ取付部材17と受け部11cとの隙間が閉塞部材31によって塞がれるので、塵や埃の固定台11内への進入の防止をさらに図ることができ、塵や埃がフィルタ10上に溜まることによる誤検出の発生の防止をさらに図ることができる。
なお、各上記実施の形態では、カバー18が金属製の板状部材とされているが、例えば樹脂製やゴム製等、柔軟性のある板状部材をカバー18としてもよい。
また、各上記実施の形態では、この発明がかご出入口2に適用されているが、乗場に設けられた乗場出入口(エレベータ出入口)にこの発明を適用してもよい。
また、各上記実施の形態では、受光器8が上部検出器として出入口上枠4に設けられ、投光器7が側部検出器として出入口柱5に設けられているが、出入口上枠4に投光器7を上部検出器として設け、出入口柱5に受光器8を側部検出器として設けてもよい。
また、各上記実施の形態では、センサ取付部材17とカバー18とが別体とされているが、センサ取付部材17とカバー18とを一体としてセンサ保持体15を作製してもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す平面図である。 図1のかご出入口を示す正面図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 図4のV-V線に沿った断面図である。 図3のフィルタ及び固定台が出入口上枠内に配置された状態を示す断面図である。 図6のVII-VII線に沿った断面図である。 図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。 図4のセンサ取付部材に受光器が取り付けられた状態を示す上面図である。 図9のX-X線に沿った断面図である。 図9のXI-XI線に沿った断面図である。 図4のカバーを示す上面図である。 図12のXIII-XIII線に沿った断面図である。 図6の連通口から固定台内に組立ユニットを挿入する方法を説明するための断面図である。 図14の組立ユニットの大きさを説明するための断面図である。 図2の各受光器の受光面の水平面に対する角度が調整された状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ出入口の安全装置を示す要部断面図である。
符号の説明
2 かご出入口(エレベータ出入口)、4 出入口上枠、4a 底部、5 出入口柱、7 投光器、8 受光器、9 投受光用開口部、10 フィルタ、11 固定台、15 センサ保持体、17 センサ取付部材、17c 押さえ部、18 カバー、19 センサ取付面、25 切り欠き部、26 センサ用開口部。

Claims (5)

  1. 投光器と、上記投光器からの光を受ける受光器とを有し、エレベータ出入口の上部に位置する出入口上枠内の空間に上記投光器及び上記受光器のいずれか一方が上部検出器として設けられ、上記エレベータ出入口の側部に位置する出入口柱に上記投光器及び上記受光器のいずれか他方が側部検出器として設けられた検出装置、
    上記出入口上枠の底部に設けられた投受光用開口部を塞ぎ、上記投光器からの光を通すフィルタ、
    上記出入口上枠内において上記フィルタを囲んで配置され、かつ上記出入口上枠の底部に固定され、上部が開放された固定台、及び
    センサ用開口部が設けられ、上記センサ用開口部に上記上部検出器を配置させた状態で、上記固定台の上部を覆うとともに上記投受光用開口部の上方に上記上部検出器を保持するセンサ保持体
    を備えていることを特徴とするエレベータ出入口の安全装置。
  2. 上記センサ保持体は、上記上部検出器が取り付けられるセンサ取付部材と、上記センサ取付部材と別体とされ、上記センサ取付部材との間に上記センサ用開口部を形成するとともに上記固定台の上部を覆うカバーとを有していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ出入口の安全装置。
  3. 上記センサ取付部材には、上記上部検出器が取り付けられる平面がセンサ取付面として設けられ、
    上記カバーには、切り欠き部が設けられており、
    上記センサ用開口部は、上記センサ取付面と上記切り欠き部とで囲まれることにより形成されることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ出入口の安全装置。
  4. 上記センサ取付部材は、上記固定台に着脱可能になっており、
    上記センサ取付部材が上記固定台に取り付けられている状態では、上記センサ取付面が上下方向に沿って配置されることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ出入口の安全装置。
  5. 上記フィルタは、上記出入口上枠の底部上に重ねられ、
    上記センサ保持体は、上記フィルタを上記出入口上枠の底部に押さえる押さえ部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータ出入口の安全装置。
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