JP5023189B2 - エスカレータの監視装置 - Google Patents

エスカレータの監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5023189B2
JP5023189B2 JP2010128918A JP2010128918A JP5023189B2 JP 5023189 B2 JP5023189 B2 JP 5023189B2 JP 2010128918 A JP2010128918 A JP 2010128918A JP 2010128918 A JP2010128918 A JP 2010128918A JP 5023189 B2 JP5023189 B2 JP 5023189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
escalator
support member
monitoring
coupling portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010128918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011251850A (ja
Inventor
雅裕 主税
拓也 國貞
靖郎 近藤
達法 ▲高▼橋
智美 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2010128918A priority Critical patent/JP5023189B2/ja
Priority to CN201010510650.2A priority patent/CN102001573B/zh
Priority to HK11109679.6A priority patent/HK1155424A1/xx
Publication of JP2011251850A publication Critical patent/JP2011251850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5023189B2 publication Critical patent/JP5023189B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

本発明は、エスカレータを複数の監視カメラを用いて監視するエスカレータの監視装置に関する。
エスカレータが設置される建物において、その建物にエスカレータが単独で設置されると、移動手摺と天井の間に狭角部(三角部)が形成されることになる。また、エスカレータの設置構造には、上下階床間に上りエスカレータと下りエスカレータとがその側面視において交差して併設されたものもある。このエスカレータの設置構造の場合には、エスカレータの移動手摺ともう一方のエスカレータの底部との間に狭角部が形成される。これらの狭角部には、乗客が挟まれることを防ぐための保護体が設けられるのが一般的である。
特許文献1に開示されたエスカレータの監視装置は、下階床側において保護体としての狭角部保護板に対向して位置する建物の柱に、乗客の状況を撮影可能に設けられた監視カメラと、狭角部保護板の揺れを検出するセンサとを備えている。そして、センサが狭角部保護板の揺れを検出した時点の前後所定時間内で監視カメラにより撮影された映像を記録するようになっている。これにより、狭角部近傍における乗客の転倒、転落、あるいは挟まれ事故の状況の映像を保存することができる。
特許文献2に開示されたマンコンベアの安全装置においては、保護体としてのガード板の手前に、天井から筒状の検出体が吊り下げられている。この検出体の下端部は弾性体を介して欄干に繋がれている。上りエスカレータの乗客は保護体に接触する前に検出体に接触することによって、保護体に接触する前に狭角部への接近に気付くことができる。
特開2002−114475号公報 実開昭61−154278号公報
エスカレータの監視においては、エスカレータの乗り場およびその周辺から、踏段、移動手摺、降り場およびその周辺に至るまでの範囲を監視できることが望ましい。従来、その範囲を監視できるようにするために、複数個の監視カメラを建物の壁および天井の少なくともいずれかに分散させて設けている。しかし、天井が吹抜け構造である場合、天井が特殊仕上げである場合、柱の表面および壁面ガラス仕上げである場合など、天井、壁および柱が特殊なものである場合、監視カメラを設置できない。天井、壁および柱が特殊でなかったとしても、建物の美観をできるだけ損なわせないこと、および、乗客の邪魔にならないことを考慮した場合には、監視カメラの設置個所が制限されるため、監視カメラの視野を確保することが困難なことがある。
また、天井、壁、柱に監視カメラを設置した場合、建物内の照明の光などの外光が監視カメラの視野に入射され、監視カメラにより撮影された映像にその外光が映り込み、肝心な個所が見えにくくなることがある。
本発明は、前述の事情を考慮してなされたもので、その第1の目的は、複数の監視カメラを、建物の構造および仕上げに影響されずに設置することができるとともに、設置後の複数の監視カメラが建物の美観を損なわせず、かつ、乗客の邪魔にならず、かつ、監視カメラで撮影した映像への外光の映り込みを低減できるエスカレータの監視装置を提供することにある。
第2の目的は、複数の監視カメラのそれぞれの視野の向きの調整を容易に行うことができるエスカレータの監視装置を提供することにある。
〔1〕 前述の目的を達成するために、本発明に係るエスカレータの監視装置は、井とエスカレータの移動手摺との間に形成された狭角部、または、交差した状態で隣接する2つのエスカレータのうち一方のエスカレータの底部と、他方のエスカレータの移動手摺との間に形成された狭角部に設けられる、前記エスカレータの上昇運転時に乗客が前記狭角部に挟まれるのを防止するための保護体、を有するエスカレータに対し設けられ、そのエスカレータを複数の監視カメラにより監視するエスカレータの監視装置において、前記エスカレータの上り方向を前方向とした場合の前記保護体後端側で前記保護体と一体に、または前記保護体の近傍に上下方向に延びた姿勢で設けられたカメラ収容筒を備え、このカメラ収容筒内に前記複数の監視カメラが上下方向に並んで設けられ、このカメラ収容筒の内側で前記監視カメラよりも下方に設けられ前記監視カメラに向かって進む外光を遮る遮光性部材を備え、前記カメラ収容筒は前記監視カメラの視野を開放する透明部を有し、前記複数の前記監視カメラとしての第1監視カメラおよび第2監視カメラと、前記天井または前記一方のエスカレータの底部に取り付けられて前記カメラ収容筒に挿入された取付部材と、前記カメラ収容筒内において前記取付部材の下方に位置する第1カメラ支持部材と、前記カメラ収容筒内において前記第1カメラ支持部材の下方に位置する第2カメラ支持部材とを有し、前記第1カメラ支持部材は、前記カメラ収容筒の径方向に延び前記取付部材に対し前記カメラ収容筒の周方向に回動可能に結合した第1結合部と、前記径方向における前記第1結合部の一端から下方向に延び前記第1監視カメラが取り付けられたカメラ取付部と、前記第1結合部との間で前記第1監視カメラを挟んで位置し、前記第2カメラ支持部材と結合した第2結合部とを有し、前記第2カメラ支持部材は、前記第1カメラ支持部材の前記第2結合部に対し前記カメラ収容筒の周方向に回動可能に結合した結合部と、この結合部の一端から下方向に延びて前記第2監視カメラが取り付けられたカメラ取付部とを有することを特徴としている。
この「〔1〕」に記載のエスカレータの監視装置において、カメラ収容筒は狭角部において保護体と一体、または保護体の近傍に設けられるものであり、このカメラ収容筒内に複数の監視カメラが設けられる。これにより、建物の構造および仕上げに影響されずに複数の監視カメラを設置することができる。さらに、設置後の複数の監視カメラは建物の美観を損なわせず、かつ乗客の邪魔にならない。
また、カメラ収容筒に監視カメラが収容されているので、監視カメラの視野に入射される外光には、カメラ収容筒の下端からカメラ収容筒内に入射された光そのもの、または、その光がカメラ収容筒の内壁面で視野に達するものがある。遮光性部材は、カメラ収容筒の内側において、それらの外光が監視カメラの視野に入射することを阻止する。これにより監視カメラで撮影した映像に外光が映り込むことを低減することができる。
〕 本発明に係るエスカレータの監視装置は「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置において、前記取付部材は、前記カメラ収容筒の径方向に対向して位置し前記天井または前記一方のエスカレータの底部に吊り下げられた吊り部と、これらの吊り部を連結し前記第1カメラ支持部材の前記第1結合部と結合した結合部とを有し、前記カメラ収容筒は前記1対の吊り部にネジ止めにより固定され、前記第1カメラ支持部材は前記第1結合部および前記第2結合部を対辺とする溝形部材であり、前記第2カメラ支持部材は前記第1カメラ支持部材と同形状および同寸法の部材であり、対辺のうち一方が前記第1カメラ支持部材の前記第2結合部に結合した結合部であり、前記取付部材の結合部と前記第1カメラ支持部材の第1結合部はネジ止めにより結合しており、前記第1カメラ支持部材の第2結合部と前記第2カメラ支持部材の結合部はネジ止めにより結合していることを特徴としている。
これら「〔〕」、「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置によれば、取付部材の結合部と第1カメラ支持部材の第1結合部とを結合しているネジ止めの閉め具合を弱くして、取付部材に対し第1カメラ支持部材をカメラ収容筒の周方向に回動させることにより、第1監視カメラの視野角の向きを容易に調整できる。また、第1カメラ支持部材の第2結合部と第2カメラ支持部材の結合部とを結合しているネジ止めの締め具合を弱くして、第1カメラ支持部材に対し第2カメラ支持部材をカメラ収容筒の周方向に回動させることにより第2監視カメラの視野角の向きを容易に調整できる。
〕 本発明に係るエスカレータの監視装置は「〔〕」または「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置において、前記第1監視カメラと前記第1カメラ支持部材のカメラ取付部との間には、前記第1カメラ支持部材に対する前記第1監視カメラの上下方向の回動を可能にする回動支持部が設けられ、前記第2監視カメラと前記第2カメラ支持部材のカメラ取付部との間には、前記第2カメラ支持部材に対する前記第2監視カメラの上下方向の回動を可能にする回動支持部が設けられたことを特徴とする。
この「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置においては、第1監視カメラが第1カメラ支持部材に対して回動支持部により上下方向に回動可能であるので、第1監視カメラの視野角の上下方向の向きを調整でき、また、第2監視カメラが第2カメラ支持部材に対して回動支持部により上下方向に回動可能であるので、第2監視カメラの視野角の上下方向の向きを調整できる。これらにより、第1監視カメラおよび第2監視カメラ全体の視野の調整を、エスカレータの傾斜角度、乗り場から降り場までの距離などのエスカレータの形状および寸法、第1監視カメラおよび第2監視カメラの配置に応じて細かく行うことができる。
〕 本発明に係るエスカレータの監視装置は「〔1〕」記載のエスカレータの監視装置において、前記遮光性部材は、前記監視カメラの垂直方向の視野の下縁と前記カメラ収容筒の内壁面とが交差する位置に近接し、前記カメラ収容筒の内側の空間を前記カメラ収容筒の軸方向に分断するように設けられたことを特徴とする。
この「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置において、監視カメラの垂直方向の視野の下縁とカメラ収容筒の内壁面とが交差する位置の近傍よりも下側から監視カメラに向かってカメラ収容筒内を進む外光は、遮光性部材により遮られるため監視カメラの視野に入射しない。これにより、監視カメラの視野への外光の入射をより効果的に低減することができる。
〕 本発明に係るエスカレータの監視装置は「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置において、前記保護体および前記カメラ収容筒はいずれも透明な部材から成り、前記遮光性部材は前記カメラ収容筒の軸方向に交差する方向に広がったフィルム状であることを特徴とする。
カメラ収容筒内において監視カメラの視野への外光の入射を低減する構成としては、カメラ収容筒の内壁面に遮光剤を塗布すること、または、その内壁面を遮光性フィルムで覆うことも考えられる。この場合、カメラ収容筒の色は外観上、不透明(遮光性のため)な有色になる。しかし、保護体は全体が透明な部材であることが多く、透明な保護体に不透明な有色のカメラ収容筒が並んで配置された状態では、意匠面において違和感を生じさせることが懸念される。「〔〕」に記載のエスカレータの監視装置によれば、カメラ収容筒の外観上有色になる部分は、監視カメラが収容される部分と、フィルム状の遮光性部材の肉厚の部分であり、カメラ収容筒の大部分は外観上透明に見えるので、保護体とカメラ収容筒との色の違いに起因する意匠面の違和感を生じさせないようにすることができる。
「〔1〕」に記載の本発明に係るエスカレータの監視装置によれば、前述したように、複数の監視カメラを、建物の構造および仕上げに影響されずに設置することができるとともに、設置後の複数の監視カメラが建物の美観を損なわせることがなく、かつ乗客の邪魔にならず、かつ、監視カメラで撮影した映像の外光の映り込みを低減できる。また本発明は、取付部材に対し第1カメラ支持部材をカメラ収容筒の周方向に回動させることにより、第1監視カメラの視野角の向きを調整でき、また、第1カメラ支持部材に対し第2カメラ支持部材をカメラ収容筒の周方向に回動させることにより第2監視カメラの視野角の向きを調整できる。これらによって、第1監視カメラおよび第2監視カメラの一方の視野角をエスカレータの乗り場向きに設定し、他方の視野角をエスカレータの降り場向きに設定することができ、カメラ収容部内という制限された設置個所であっても第1監視カメラおよび第2監視カメラ全体の視野をエスカレータの監視に十分な範囲を含むように設定することが容易である。
本発明に係るエスカレータの設置構造の一例であり、交差して設置された複数のエスカレータの側面図である。 本発明の一実施形態に係るエスカレータの監視装置における監視カメラの設置構造を示す図である。 図2に示した取付部材の拡大斜視図である。 図3に示した第1カメラ支持部材と第2カメラ支持部材の結合構造、第1カメラ支持部材に対する第1監視カメラの取付構造、および、第2カメラ支持部材に対する第2監視カメラの取付構造の拡大分解斜視図である。 第1監視カメラおよび第2監視カメラのそれぞれの水平方向における視野角の向きの一例を示す平面図である。 第1監視カメラおよび第2監視カメラのそれぞれの垂直方向における視野角の向きの一例を示す側面図である。 カメラ収容筒の肉厚を形成している壁における外光の反射の様子を示す図である。 カメラ収容筒の内側において反射する外光の様子を示す図である。 本発明に係るエスカレータの設置構造の図1とは別の例であり、建物に単独に設けられたエスカレータの側面図である。
以下、本発明に係るエスカレータの監視装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1に示す3階建ての建物内において、1階床と2階床との間に設置されて上昇運転されるエスカレータである第1上りエスカレータ1Aと、2階床と3階床との間に設置されて上昇運転されるエスカレータである第2上りエスカレータ1Bとは、第1上りエスカレータ1Aの降り場と第2上りエスカレータ1Bの乗り場とが踊り場を形成し、側面視において屈曲形状を成すように併設されている。これと同様に、1階床と2階床との間に設置されて下降運転されるエスカレータである第1下りエスカレータ2Aと、2階床と3階床との間に設置されて下降運転されるエスカレータである第2下りエスカレータ2Bとは、第1下りエスカレータ2Aの乗り場と第2下りエスカレータ2Bの降り場とが踊り場を形成し、側面視において第1上りエスカレータ1Aと第2上りエスカレータ1Bの場合とは逆向きに屈曲形状を成すように併設されている。建物内のスペースを有効に利用するため、第1上りエスカレータ1Aと第2下りエスカレータ2Bは、上下方向において重なって配置されている。これと同様に第2上りエスカレータ1Bと第1下りエスカレータ2Aも上下方向において重なって配置されている。
このように第1上りエスカレータ1A、第2上りエスカレータ1B、第1下りエスカレータ2Aおよび第2下りエスカレータ2Bが設置されているため、第1上りエスカレータ1Aの移動手摺5と第1下りエスカレータ2Aの底部2aとの間、第1下りエスカレータ2Aの移動手摺5と第1上りエスカレータ1Aの底部2aとの間、第1上りエスカレータ1Aの移動手摺5と第2上りエスカレータ1Bの底部2aとの間、第1下りエスカレータ2Aの移動手摺5と第2下りエスカレータ2Bの底部2aとの間、第2上りエスカレータ1Bの移動手摺5と第2下りエスカレータ2Bの底部2aとの間、第2下りエスカレータ2Bの移動手摺5と第2上りエスカレータ1Bの底部2aとの間のそれぞれには、狭角部7が形成されている。
第1上りエスカレータ1Aは、1階床から2階床に架け渡されて第1上りエスカレータ1Aの骨組みを成したフレーム(図示していない)と、このフレームに無端状に移動可能に設けられた複数の踏段3(図5に示す)と、これらの踏段3のうち乗客を運搬する踏段3の軌道を挟んで対向して位置する1対の欄干4と、1対の欄干4のそれぞれを、その外側すなわち踏段の軌道側とは反対側から支持する外デッキボード6とを備えている。移動手摺5は、欄干4周りを無端状に移動するようになっている。フレームの内側には、図示してないが、モータと、このモータの出力を踏段および移動手摺5に伝達する伝達装置、モータを制御する制御盤などが設けられている。フレームは外デッキボード6などの板部材に覆われており、これによって、前出のモータ、伝達装置および制御盤などを格納する格納部2が形成されている。格納部2の下面が第1上りエスカレータ1Aの底部2aである。
第2上りエスカレータ1B、第1下りエスカレータ2Aおよび第2下りエスカレータ2Bも、第1上りエスカレータ1Aと同様に構成されている。なお、第2上りエスカレータ1Bの底部2aには、第1下りエスカレータ2Aを照らす照明装置(図示していない)が設けられている。第2下りエスカレータ2Bの底部2aには、第1上りエスカレータ1Aを照らす照明装置(図示していない)が設けられている。それらの照明装置に電力を供給する電線部材(図示していない)は、その照明装置が設けられたエスカレータの格納部2内に配線されている。
全ての狭角部7には、乗客が挟まれるのを防ぐための保護体が設けられている。例えば、第1エスカレータ1Aの移動手摺5と第1下りエスカレータ2Aの底部2aとによって形成された狭角部7には、その保護体として、第1下りエスカレータ2Aの底部2aに対し固定された台形状の板部材から成る固定保護体8が設けられている。さらに、第1上りエスカレータ2Aの上り方向(矢印U方向)を前方向とした場合の固定保護体8の後側には、第1下りエスカレータ2Aの底部2aに吊り下げられた台形状の板部材から成る可動警告体9とが設けられている。この可動警告体9も保護体の一種である。固定保護体8および可動警告体9は互いに同一材質の部材、例えば透明アクリル製の部材である。固定保護体8および可動警告体9は外デッキボード6の上方に配置されている。
可動警告体9の後端には、上下方向に延びた透明アクリル製の筒部9aが一体に設けられている。この筒部9aは、可動警告体9の板厚寸法よりも大きな外径寸法Dの円筒状である。すなわち、乗客が可動警告体9に接触したときの衝撃を拡散しやすくすることで、乗客の可動警告体9への接触時の安全性を高めている。乗客は固定保護体8に接触する前に可動警告体9に接触することによって、固定保護体8に接触する前に狭角部7の接近に気付くことができる。
固定保護体8、可動保護体9および筒部9aのそれぞれの下端は全て、移動手摺5の上面よりも低い位置に配置されている。
本実施形態に係る監視装置は、可動警告体9と別体であって可動警告体9よりも後方で可動警告体9と前後方向に並んで位置し上下方向に延びた姿勢で設けられたカメラ収容筒20と、図2に示すようにカメラ収容筒20内に上下方向に並んで設けられた第1監視カメラ21および第2監視カメラ22と、これらカメラ収容筒20、第1監視カメラ21および第2監視カメラ22を第1下りエスカレータ2Aの底部2aに設置するためのベース部材23、リング部材24,25、取付部材26、第1カメラ支持部材30および第2カメラ支持部材40等とを有する。
カメラ収容筒20は、固定保護体8および可動警告体9と同じく透明なアクリル製の部材、すなわち、監視カメラ21,22の視野を開放する透明部を有する部材である。カメラ収容筒20の軸方向(図1,図2の上下方向)の長さ寸法は、カメラ収容筒20が第1下りエスカレータ2Aの底部2aに設置された状態において、カメラ収容筒20の下端が移動手摺5の上面よりも200mm以上下方に位置するよう設定されている。
図2に示すように、ベース部材23は、第1下りエスカレータ2Aの底部2aにネジ止めにより固定された板部23aと、前後方向に貫通した孔を形成した環状を成し板部23aから下方向に突出して設けられた2つの環状支持部23b,23cとを有する。これら環状支持部23b,23cは前後方向に並んで位置する。また、これら環状支持部23b,23cにはリング部材24,25のそれぞれが挿通されている。
取付部材26は、カメラ収容筒20の径方向(前後方向)に対向して位置した吊り部27,28と、これらの吊り部27,28を連結し第1カメラ支持部材30に結合した結合部29とを有する。吊り部27,28のそれぞれには、吊り孔27a,28aのそれぞれが形成されている(図3)。これらの吊り孔27a,28aはカメラ収容筒20の径方向(前後方向)に貫通した孔である。カメラ収容筒20の軸方向において、これら吊り孔27a,28aの位置は同じ位置に設定されている。吊り孔27a,28aにリング部材24,25がそれぞれ挿通されていることによって、取付部材26が第1下りエスカレータ2Aの底部2aに吊り下げられている。なお、図2において、カメラ収容筒20および取付部材26は、カメラ収容筒20の中心線を含む軸方向の断面で示してある。
吊り部27における吊り孔27aの下方には、カメラ収容筒20の径方向(前後方向)に貫通したネジ孔27bが形成され、吊り部28における吊り孔28aの下方には、カメラ収容筒20の径方向(前後方向)に貫通したネジ孔28bが形成されている(図3)。これらのネジ孔27b,28bとネジ27c,28cによって、カメラ収容筒20は吊り部27,28にネジ止めされている。つまり、カメラ収容筒20は、ベース部材23、リング部材24,25および取付部材26を介して第1下りエスカレータ2Aの底部2aに吊り下げられている。また、カメラ収容筒20の下端はワイヤ80を介して第1上りエスカレータ1Aの外デッキボード6に弾性的に結合しており、これによって、通常時はカメラ収容筒20の揺れが抑えられ、乗客がカメラ収容筒20に接触したときには乗客に与えられる衝撃が低減されるようになっている。
第1カメラ支持部材30は、カメラ収容筒20内において取付部材26の下方に位置する。第1カメラ支持部材30は溝形部材であり、カメラ収容筒20の径方向に延び取付部材26の結合部29に対しカメラ収容部20の周方向に回動可能に結合した第1結合部31と、径方向における第1結合部31の一端から下方向に伸び第1監視カメラ21が取り付けられたカメラ取付部32と、第1結合部31との間で第1監視カメラ21を挟んで位置し、第2カメラ支持部材40と結合した第2結合部33とを有する。この第1カメラ支持部材30は第1結合部31および第2結合部33を対辺とする溝形部材である。取付部材26の結合部29と第1カメラ支持部材30の第1結合部31との結合はボルト50とナット51を用いたネジ止めによる。このネジ止めの締め具合を弱くすることによって第1カメラ支持部材30と取付部材26はカメラ収容筒20の周方向に相対的に回動可能になり、そのネジ止めの締め具合を強くすることによってその回動が不能になる。
第2カメラ支持部材40は、第1カメラ支持部材30と同形状および同寸法の溝形部材であり、カメラ収容筒20内において第1カメラ支持部材30の下方に位置する。この第2カメラ支持部材40は、溝形の対辺のうち一方に、第1カメラ支持部材30の第2結合部33に対しカメラ収容部の周方向に回動可能に結合した結合部41を有する。第1カメラ支持部材30の第2結合部33と第2カメラ支持部材40の結合部41との結合はボルト52とナット53を用いたネジ止めによる。このネジ止めの締め具合を弱くすることによって第1カメラ支持部材30と第2カメラ支持部材40はカメラ収容筒20の周方向に相対的に回動可能になり、そのネジ止めの締め具合を強くすることによってその回動が不能になる。また、第2カメラ支持部材40は、結合部41の一端から下方向に伸び第2監視カメラ22が取り付けられたカメラ取付部42を有する。
カメラ収容筒20の径方向の中心、取付部材26に対する第1カメラ支持部材30の回転中心、第1カメラ支持部材30に対する第2カメラ支持部材40の回転中心が略同軸上となるように取付部材26の結合部29と第1カメラ支持部材30の第1結合部31とのネジ止め、および、第1カメラ支持部材30の第2結合部33と第2カメラ支持部材40の結合部41とのネジ止めがなされている。
図4に示すように、第1監視カメラ21および第2監視カメラ22は、互いに寸法と形状とが同じものである。第1監視カメラ21は、略立形のケース21aと、このケース21aの一面から突出して設けられたドーム状のレンズカバー21bとを有する。ケース21aのレンズカバー21b側と反対側の面には、回動支持部60が設けられている。この回動支持部60は、ケース21aから突出して設けられ互いに対して位置する2つの突出片61(一方のみ図示)と、これら突出片61間に挿入されてネジ65等によりネジ止めされた固定部材62とを有する。第2監視カメラ22も第1監視カメラ21と同様のケース22aおよびレンズカバー22bを有し、第2監視カメラ22のケース22aには、回動支持部60と同様の回動支持部70が設けられている。図4において、71がケース22aに設けられた2つの突出片のうちの一方であり、72が突出片71にネジ75等によりネジ止めされた固定部材である。
第1カメラ支持部材30のカメラ取付部32には横長孔32aが形成されている。この横長孔32aには、ネジ63,64が挿通されている。第1監視カメラ21に設けられた回動支持部60の固定部材62には、ネジ63,64に対応する2つのネジ孔(図示していない)が形成されている。つまり、第1監視カメラ21は第1カメラ支持部材30に対し、ケース21a側から第1結合部31と第2結合部33との間に挿入された状態で、横長孔32aに挿通されたネジ63,64と固定部材62の2つのネジ孔とによってネジ止めされている。回動支持部60において、突出片61と固定部材62とのネジ止めの締め具合を弱くすることにより第1監視カメラ21は第1カメラ支持部材30に対して上下方向に回動可能になり、そのネジ止めの締め具合を強くすることにより第1監視カメラ21は第1カメラ支持部材30に対して上下方向の回動が不能になる。
第2カメラ支持部材40のカメラ取付部42に対し第2監視カメラ22は、第1監視カメラ21と同様に、横長孔42aに挿通されたネジ73,74と回動支持部70の固定部材72の2つのネジ孔(図示していない)とによってネジ止めされている。つまり、回動支持部70においても、突出片71と固定部材72とのネジ止めの締め具合を弱くすることにより第2監視カメラ22は第2カメラ支持部材40に対して上下方向に回動可能になり、そのネジ止め締め具合を強くすることにより第2監視カメラ22は第2カメラ支持部材40に対して上下方向の回動が不能になる。
図1に示すように、第1上りエスカレータ1Aの外デッキボード6には、記録装置82が設けられている。第1監視カメラ21および第2監視カメラ22に対する電力供給、および画像信号、制御信号等の信号送受のためのケーブル81は、第1下りエスカレータ2Aの底部2aおよび第1上りエスカレータ1Aの外デッキボード6に沿って記録装置82に接続されている。
このように構成された本実施形態に係る監視装置において、第1監視カメラ21および第2監視カメラ22のそれぞれの視野の調整は次のようにして行う。
第1監視カメラ21および第2監視カメラ22の一方、例えば第1監視カメラ21の視野角α1(図5)の水平方向の向きを、取付部材26に対し第1カメラ支持部材30を、カメラ収容筒20の周方向に回動させることにより調整する。また、第1監視カメラ21の垂直方向の視野角β1(図6)の向きを、第1監視カメラ21を第1カメラ支持部材30に対し上下方向に回動させることにより調整する。これにより、例えば、図5、図6に示すように、第1監視カメラ21の視野角α1,β1の向きを第1上りエスカレータ1Aの乗り場1a向きに設定するとともに、第1監視カメラ21の視野角内に乗り場1a全体と、第1上りエスカレータ1Aの前後方向においてカメラ収容筒20と略同じ位置から乗り場1aまでの範囲の踏段3および移動手摺5が収まるようにする。
第1監視カメラ21および第2監視カメラ22の他方、すなわち第2監視カメラ22の視野角α2(図5)の水平方向の向きを、第1カメラ支持部材30に対し第2カメラ支持部材40をカメラ収容筒20の周方向に回動させることにより調整する。また、第2監視カメラ22の垂直方向の視野角β2(図6)の向きを、第2監視カメラ22を第2カメラ支持部材40に対し上下方向に回動させることにより調整する。これにより、例えば、図5、図6に示すように、第2監視カメラ22の視野角α2,β2の向きを第1上りエスカレータ1Aの降り場1b向きに設定するとともに、第2監視カメラ22の視野角内に降り場1b全体と、第1上りエスカレータ1Aの前後方向においてカメラ収容筒20と略同じ位置から降り場1bまでの範囲の踏段3および移動手摺5全体が収まるようにする。
なお、建物内において、第1上りエスカレータ1Aと第1下りエスカレータ2Aとの間に形成される狭角部7以外の狭角部7に対しても、第1上りエスカレータ1Aと第1下りエスカレータ2Aとの間に形成される狭角部7に対する場合と同様にして第1監視カメラ21および第2監視カメラ22が設けられている。
図2において、FVは監視カメラ22の視野であり、θはその視野FVの垂直方向の視野角である。本実施形態に係る監視装置は、カメラ収容筒20の内側に遮光性部材100を備えている。この遮光性部材100はフィルム状に形成されており、カメラ収容筒20の内側の空間をカメラ収容部20の軸方向に分断して位置する。また、この遮光性部材100は、監視カメラ22の垂直方向の視野FVの下縁とカメラ収容筒20の内壁面20a1とが交差する位置Aに近接して設けられている。また、カメラ収容筒20は前述のようにアクリル製であるが、遮光性部材100はアクリルとは異なる材料製、例えばポリエチレンテレフタレート製である。
ここで、カメラ収容筒20内において監視カメラ21に入射する外光について説明する。
図7において、201はカメラ収容筒20の内側の空間(以下「筒内空間」という)であり、202はカメラ収容筒20の外側の空間(以下「筒外空間」という)であり、20aはカメラ収容筒20の壁である。また、naは空気の屈折率であり、nb(nb<na)は壁20aの屈折率である。外光R1はカメラ収容筒20の下端の開口から筒内空間201に射し込む。外光R1の壁20aに対する入射角αが、臨界角(=arcsin(na/nb))よりも大きい場合、その外光R1は反射光壁20aの表面で全反射して反射光R2になり、斜め上方に進む。入射角αが臨界角よりも小さい場合、壁20aを透過して筒外空間202に出る透過光R3になる。空気の屈折率naは壁20aの屈折率nbよりも大きいので、壁20aと筒外空間202との境界面での全反射は生じない。反射光R2および透過光R3のうち反射光R2は、監視カメラ22の視野FVに入り込むことがある。つまり、図8に示すように、カメラ収容筒20内に射し込んだ外光Rは、筒内空間201において壁20aでの全反射を繰り返して視野FVに達することがある。前出の遮光性部材100は位置Aの近傍において、そのように視野FVに向かって進んでくる光Rを遮っている。
本実施形態に係る監視装置によれば次の効果を得られる。
本実施形態に係る監視装置において、カメラ収容筒20は狭角部7において保護体の一種である可動警告体9の近傍に設けられるものであり、このカメラ収容筒20内に第1監視カメラ21および第2監視カメラ22が設けられる。これにより、建物の構造および仕上げに影響されずに第1監視カメラ21および第2監視カメラ22のように複数の監視カメラを設置することができる。さらに、設置後の第1監視カメラ21および第2監視カメラ22は建物の美観を損なわせず、かつ乗客の邪魔にならない。
本実施形態に係る監視装置において、カメラ収容筒20は可動警告体9と並んで設けられ、可動警告体9にはカメラ収容筒20と同様の形状の筒部9aが設けられているので、第1監視カメラ21および第2監視カメラ22を設置するために特別に設けられたという違和感を与えにくくすることができる。
本実施形態に係る監視装置によれば、取付部材26の結合部29と第1カメラ支持部材30の第1結合部31とを結合しているネジ止めの締め具合を弱くして、取付部材26に対し第1カメラ支持部材30をカメラ収容筒20の周方向に回動させることにより、第1監視カメラ21の視野角の向きを容易に調整できる。また、第1カメラ支持部材30の第2結合部33と第2カメラ支持部材40の結合部41とを結合しているネジ止めの締め具合を弱くして、第1カメラ支持部材30に対し第2カメラ支持部材40をカメラ収容筒20の周方向に回動させることにより第2監視カメラ22の視野角の向きを容易に調整できる。これらによって、第1監視カメラ21および第2監視カメラ22の一方の視野角をエスカレータの乗り場向きに設定し、他方の視野角をエスカレータの降り場向きに設定することができ、カメラ収容筒20内という制限された設置個所であっても第1監視カメラ21および第2監視カメラ22全体の視野をエスカレータの監視に十分な範囲を含むように設定することが容易である。
本実施形態に係る監視装置においては、第1監視カメラ21が第1カメラ支持部材30に対して回動支持部60により上下方向に回動可能であるので、第1監視カメラ21の視野角の上下方向の向きを調整でき、また、第2監視カメラ22が第2カメラ支持部材40に対して回動支持部70により上下方向に回動可能であるので、第2監視カメラ22の視野角の上下方向の向きを調整できる。これらにより、第1監視カメラ21及び第2監視カメラ22全体の視野の調整を、エスカレータの傾斜角度、乗り場から降り場までの距離などのエスカレータの形状および寸法、第1監視カメラおよび第2監視カメラの配置に応じて細かく行うことができる。
本実施形態に係る監視装置において、監視カメラ22の垂直方向の視野FVの下縁とカメラ収容筒20の内壁面とが交差する位置Aの近傍よりも下側から監視カメラ22に向かってカメラ収容筒20内を進む外光は、遮光性部材100により遮られるため監視カメラ22の視野FVに入射しない。これにより、監視カメラ21,22の視野への外光の入射を低減することができる。
本実施形態に係る監視装置において、カメラ収容筒20と遮光性部材100は異なる材料製であるので、カメラ収容筒20と遮光性部材100とが互いの接触部において溶け合って接着することがない。
本実施形態に係る監視装置において、第1監視カメラ21、第2監視カメラ22、第1カメラ支持部材30および第2カメラ支持部材40は乗客の手の届く高さ位置にあるが、これらはカメラ収容筒20内に収容されているので、乗客との接触を防止することができる。つまり、乗客による悪戯を防止でき、また、接触により怪我をするということも起こりえないようにすることができる。
なお、前述の実施形態に係る監視装置において、カメラ収容筒20は可動警告体9の別体であって、可動警告体9よりも後方で可動警告体9と前後方向に並んで位置するものであったが、可動警告体9に一体に設けられた筒部9aがカメラ収容筒であってもよい。
前述の実施形態に係る監視装置において、カメラ収容筒20内に設けられた監視カメラは第1監視カメラ21および第2監視カメラ22の2台であったが、設置する監視カメラの視野角の大きさに応じて2台以上の監視カメラが設けられてもよい。例えば第3監視カメラを設ける場合、第1カメラ支持部材30と同形状および同寸法のカメラ支持部材を第2カメラ支持部材40に、第1カメラ支持部材30と第2カメラ支持部材40と同様にしてネジ止めし、そのカメラ支持部材に第3監視カメラを取り付ければよい。
前述の実施形態に係るエスカレータの監視装置において、第1監視カメラ21および第2監視カメラ22は、交差するエスカレータに形成された狭角部7に設置されたものである。狭角部はエスカレータの底部と移動手摺との間に形成されるだけのものではない。図9に示すエスカレータの設置構造では、建物の1階床から2階床に乗客を搬送する上りエスカレータ90が建物に単独に設けられている。この上りエスカレータ90の移動手摺5と1階の天井91との間にも、狭角部92が形成されている。この狭角部92に、固定保護体8、可動警告体9とともにカメラ収容筒20を設けて、このカメラ収容筒20内に第1監視カメラ21および第2監視カメラ22を配置してもよい。
また、図9に示した固定保護体8の後端には筒部93が設けられている。狭角部92には可動警告体9および筒部9aが設けられない場合もある。この場合、乗客の保護の観点から固定保護体8の後端には筒部93が設けられるので、この筒部93をカメラ収容筒として用いてもよい。
1A 第1上りエスカレータ
1a 乗り場
1b 降り場
1B 第2上りエスカレータ
2A 第1下りエスカレータ
2B 第2下りエスカレータ
2 格納部
2a 底部
3 踏段
4 欄干
5 移動手摺
6 外デッキボード
7 狭角部
8 固定保護体(保護体)
9 可動警告体(保護体)
9a 筒部
20 カメラ収容筒
21 第1監視カメラ
21a ケース
21b レンズカバー
22 第2監視カメラ
22a ケース
22b レンズカバー
23 ベース部材
23a 板部
23b,23c 環状支持部
24,25 リング部材
26 取付部材
27,28 吊り部
27a,28a 吊り孔
27b,28b ネジ孔
27c,28c ネジ
29 結合部
30 第1カメラ支持部材
31 第1結合部
32 カメラ取付部
32a 横長孔
33 第2結合部
40 第2カメラ支持部材
41 結合部
42 カメラ取付部
42a 横長孔
50 ボルト
51 ナット
52 ボルト
53 ナット
60 回動支持部
61 突出片
62 固定部材
63,64 ネジ
65 ネジ
70 回動支持部
71 突出片
72 固定部材
73,74 ネジ
80 ワイヤ
81 ケーブル
82 記録装置
90 上りエスカレータ
91 天井
92 狭角部
93 筒部
100 遮光性部材
201 筒内空間
202 筒外空間

Claims (5)

  1. 井とエスカレータの移動手摺との間に形成された狭角部、または、交差した状態で隣接する2つのエスカレータのうち一方のエスカレータの底部と、他方のエスカレータの移動手摺との間に形成された狭角部に設けられる、前記エスカレータの上昇運転時に乗客が前記狭角部に挟まれるのを防止するための保護体、を有するエスカレータに対し設けられ、そのエスカレータを複数の監視カメラにより監視するエスカレータの監視装置において、
    前記エスカレータの上り方向を前方向とした場合の前記保護体の後端側で前記保護体と一体に、または前記保護体の近傍に上下方向に延びた姿勢で設けられたカメラ収容筒を備え、このカメラ収容筒内に前記複数の監視カメラが上下方向に並んで設けられ、
    このカメラ収容筒の内側で前記監視カメラよりも下方に設けられ前記監視カメラに向かって進む外光を遮る遮光性部材を備え、
    前記カメラ収容筒は前記監視カメラの視野を開放する透明部を有し、
    前記複数の前記監視カメラとしての第1監視カメラおよび第2監視カメラと、前記天井または前記一方のエスカレータの底部に取り付けられて前記カメラ収容筒に挿入された取付部材と、
    前記カメラ収容筒内において前記取付部材の下方に位置する第1カメラ支持部材と、
    前記カメラ収容筒内において前記第1カメラ支持部材の下方に位置する第2カメラ支持部材とを有し、
    前記第1カメラ支持部材は、前記カメラ収容筒の径方向に延び前記取付部材に対し前記カメラ収容筒の周方向に回動可能に結合した第1結合部と、前記径方向における前記第1結合部の一端から下方向に延び前記第1監視カメラが取り付けられたカメラ取付部と、前記第1結合部との間で前記第1監視カメラを挟んで位置し、前記第2カメラ支持部材と結合した第2結合部とを有し、
    前記第2カメラ支持部材は、前記第1カメラ支持部材の前記第2結合部に対し前記カメラ収容筒の周方向に回動可能に結合した結合部と、この結合部の一端から下方向に延びて前記第2監視カメラが取り付けられたカメラ取付部とを有することを特徴とするエスカレータの監視装置。
  2. 請求項1記載のエスカレータの監視装置において、
    前記取付部材は、前記カメラ収容筒の径方向に対向して位置し前記天井または前記一方のエスカレータの底部に吊り下げられた吊り部と、これらの吊り部を連結し前記第1カメラ支持部材の前記第1結合部と結合した結合部とを有し、
    前記カメラ収容筒は前記1対の吊り部にネジ止めにより固定され、前記第1カメラ支持部材は前記第1結合部および前記第2結合部を対辺とする溝形部材であり、
    前記第2カメラ支持部材は前記第1カメラ支持部材と同形状および同寸法の部材であり、対辺のうち一方が前記第1カメラ支持部材の前記第2結合部に結合した結合部であり、
    前記取付部材の結合部と前記第1カメラ支持部材の第1結合部はネジ止めにより結合しており、前記第1カメラ支持部材の第2結合部と前記第2カメラ支持部材の結合部はネジ止めにより結合していることを特徴とするエスカレータの監視装置。
  3. 請求項1または記載のエスカレータの監視装置において、
    前記第1監視カメラと前記第1カメラ支持部材のカメラ取付部との間には、前記第1カメラ支持部材に対する前記第1監視カメラの上下方向の回動を可能にする回動支持部が設けられ、
    前記第2監視カメラと前記第2カメラ支持部材のカメラ取付部との間には、前記第2カメラ支持部材に対する前記第2監視カメラの上下方向の回動を可能にする回動支持部が設けられたことを特徴とするエスカレータの監視装置。
  4. 請求項記載のエスカレータの監視装置において、
    前記遮光性部材は、前記監視カメラの垂直方向の視野の下縁と前記カメラ収容筒の内壁面とが交差する位置に近接し、前記カメラ収容筒の内側の空間を前記カメラ収容筒の軸方向に分断するように設けられたことを特徴とするエスカレータの監視装置。
  5. 請求項1記載のエスカレータの監視装置において、
    前記保護体および前記カメラ収容筒はいずれも透明な部材から成り、
    前記遮光性部材は前記カメラ収容筒の軸方向に交差する方向に広がったフィルム状であることを特徴とするエスカレータの監視装置。
JP2010128918A 2009-08-26 2010-06-04 エスカレータの監視装置 Expired - Fee Related JP5023189B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010128918A JP5023189B2 (ja) 2010-06-04 2010-06-04 エスカレータの監視装置
CN201010510650.2A CN102001573B (zh) 2009-08-26 2010-08-25 自动扶梯的监视装置
HK11109679.6A HK1155424A1 (en) 2009-08-26 2011-09-14 Monitoring apparatus used in escalators

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010128918A JP5023189B2 (ja) 2010-06-04 2010-06-04 エスカレータの監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011251850A JP2011251850A (ja) 2011-12-15
JP5023189B2 true JP5023189B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=45416136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010128918A Expired - Fee Related JP5023189B2 (ja) 2009-08-26 2010-06-04 エスカレータの監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5023189B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8753555B2 (en) 2006-12-01 2014-06-17 Tepha, Inc. Medical devices containing oriented films of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers
US8758657B2 (en) 2003-05-08 2014-06-24 Tepha, Inc. Process of making polyhydroxyalkanoate medical textiles

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61154278U (ja) * 1985-03-15 1986-09-25
JPH0252897A (ja) * 1988-08-12 1990-02-22 Hitachi Ltd 乗客コンベアの安全設備
JP3400669B2 (ja) * 1997-02-26 2003-04-28 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 遠隔監視システム
JP2000024276A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用監視カメラユニット
JP2001045344A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Mikami:Kk 監視カメラ装置
JP3564331B2 (ja) * 1999-08-04 2004-09-08 三菱重工業株式会社 複数の撮像手段を備えた撮像装置
JP2002114475A (ja) * 2000-10-11 2002-04-16 Hitachi Building Systems Co Ltd エスカレーターの監視装置
JP4592778B2 (ja) * 2008-03-13 2010-12-08 株式会社日立ビルシステム エスカレータの監視装置
JP4620763B2 (ja) * 2008-06-02 2011-01-26 株式会社日立ビルシステム エスカレータの監視装置
JP4820896B2 (ja) * 2009-08-28 2011-11-24 株式会社日立ビルシステム エスカレータの監視装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8758657B2 (en) 2003-05-08 2014-06-24 Tepha, Inc. Process of making polyhydroxyalkanoate medical textiles
US9125719B2 (en) 2003-05-08 2015-09-08 Tepha, Inc. Polyhydroxyalkanoate medical textiles and fibers
US9333066B2 (en) 2003-05-08 2016-05-10 Tepha, Inc. Method of making a medical textile from polyhydroxyalkanoate fibers
US10111738B2 (en) 2003-05-08 2018-10-30 Tepha, Inc. Polyhydroxyalkanoate medical textiles and fibers
US10136982B2 (en) 2003-05-08 2018-11-27 Tepha, Inc. Polyhydroxyalkanoate medical textiles and fibers
US10314683B2 (en) 2003-05-08 2019-06-11 Tepha, Inc. Polyhydroxyalkanoate medical textiles and fibers
US8753555B2 (en) 2006-12-01 2014-06-17 Tepha, Inc. Medical devices containing oriented films of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011251850A (ja) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6046284B1 (ja) エレベータ
JP6219247B2 (ja) 映像監視装置
JP5023189B2 (ja) エスカレータの監視装置
US20100245586A1 (en) Projection display apparatus
JP2017124900A (ja) エレベータ
JP4755679B2 (ja) エスカレータ監視装置、エスカレータ監視装置の設置方法、及びエスカレータ監視装置の取付装置
JP6657061B2 (ja) 乗客コンベア
JP4820896B2 (ja) エスカレータの監視装置
JP2006227083A (ja) 画像表示装置および検知方法
JP2008100782A (ja) エレベータおよびその安全装置
JP5023180B2 (ja) エスカレータ監視装置
CN102001573B (zh) 自动扶梯的监视装置
JP4620763B2 (ja) エスカレータの監視装置
JP5192066B2 (ja) エスカレータ監視装置
JP4963716B2 (ja) エスカレータの監視装置
US10819955B2 (en) Aircraft provided with a surveillance system
JP4718625B2 (ja) エスカレータの監視装置
JP4592778B2 (ja) エスカレータの監視装置
JP6279673B2 (ja) エレベータ
KR101474698B1 (ko) 엘리베이터 도어의 보안카메라 장치
JP2010116247A (ja) 乗客コンベア
CN216313210U (zh) 用于人员输送设备的监控系统及人员输送设备
JP6279671B2 (ja) エレベータ
JP2011020774A (ja) エスカレータ監視装置およびその設置方法
JP2012162368A (ja) 乗客コンベア

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20120410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5023189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees