JP2012162368A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の安全を確実に確保でき、また、コストを削減できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
【解決手段】狭角部3に配置されたガード板22と、ガード板22に設けられた第1発光部26と、欄干14の外側に設けられ、第1発光部26からの光を受光して、第1ライン画像を時系列で撮像する第1センサ36と、第1センサ36が受光する光が、移動手すり16から外側にはみ出した物体等によって遮光された場合に、遮光された部分が写っている第1ライン画像に基づいて物体が存在することを検知し、安全動作を行う制御部40とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】狭角部3に配置されたガード板22と、ガード板22に設けられた第1発光部26と、欄干14の外側に設けられ、第1発光部26からの光を受光して、第1ライン画像を時系列で撮像する第1センサ36と、第1センサ36が受光する光が、移動手すり16から外側にはみ出した物体等によって遮光された場合に、遮光された部分が写っている第1ライン画像に基づいて物体が存在することを検知し、安全動作を行う制御部40とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
乗客コンベアにおけるエスカレータが、下の階から上の階に設けられている場合に、天井とエスカレータの間に狭角部が生じる。このとき、エスカレータの移動手すりから利用者が乗り出すと障害物にぶつかったり、上記した狭角部に挟まれたりする危険がある。また、エスカレータの運転方向終端の移動手すりの出入り口に身体や物体を近づき過ぎると、移動手すりの出入り口にこの物体や身体が引き込まれる危険がある。
一方、近年、乗客コンベアやエスカレータなどの公共の昇降機における安全性に関心が高まっており、より効果的な安全対策が望まれているのが現状である。
そのため、上記した利用者の危険を回避する対策として、例えば、特許文献1に開示されているように、移動手すりの出入り口に接近する物体を検知し、注意警告を行うものがある。
また、特許文献2に開示されているように、天井とエスカレータの間の三角状の狭角部に複数の光軸を有するセンサを設置し、物体が移動手すりから外側にはみ出した状態にあることを検知し、注意警告を行うものがある。
また、特許文献3に開示されているように、一辺が移動手すりの出入り口の下方に伸長すると共に、他辺が踏段の移動方向に沿って移動手すりの外側下部へ伸長する2辺間のほぼ扇状の上方検出領域をカバーする物体センサを、乗降口近傍における外デッキに設置し、物体や身体が移動手すりの出入り口へ接近した状態、又は、三角状の狭角部等の移動手すりから外側へのはみ出した状態にあることを検知し、注意警告を行うものがある。
しかしながら、上記した各従来技術においては、移動手すり全体を監視して、警告を行うことが困難であり、また、非常事態を回避するための安全装置に掛かる部品数が多くなり、コストが嵩むという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、利用者の安全を確実に確保でき、また、コストを削減できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、前記踏段の両側に立設された左右一対の欄干と、前記左右一対の欄干の上部にそれぞれ支持されて、前記踏段と同期して移動する移動手すりと、を有する乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベア以外の構造物と前記乗客コンベアとが交叉することにより、前記移動手すりの上方が狭くなった狭角部に配置されたガード板と、前記ガード板に設けられた第1発光部と、前記欄干の外側に設けられ、前記第1発光部からの光を受光して、第1ライン画像を時系列で撮像する第1ラインカメラセンサと、前記第1ラインカメラセンサが受光する光が、前記移動手すりから外側にはみ出した第1物体によって遮光された場合に、前記遮光部分が写っている前記第1ライン画像に基づいて前記第1物体が存在することを検知する検知部と、前記第1物体を検知したときに安全動作を行う制御部と、を有することを特徴とする乗客コンベアである。
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアについて図面に基づいて説明する。本実施例においては、乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明する。
本発明の実施例1のエスカレータ10について、図1〜図4に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10の構造
本実施例のエスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。
本実施例のエスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。
エスカレータ10は、下階側床1から上階側床2に向かって傾斜して設置されている。そのため、上階側床2(下階側床の天井)とエスカレータ10との間には、三角形状の狭角部3が生じている。
エスカレータ10は、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段12と、踏段12の左右両側に立設された左右一対の欄干14,14と、左右一対の欄干14,14の上部にそれぞれ支持されて、踏段12と同期して移動する左右一対の移動手すり16,16とを有している。移動手すり16の端部は、欄干14の基部であるデッキ16の先端部に設けられた出入り口18から出入りする構造となっている。この先端のデッキ16における出入り口18付近をインレット部20という。なお、本実施例では、踏段12と移動手すり16は上昇しているものとする。
狭角部3における移動手すり16の上方には、三角形状のガード板22が下階側床1の天井に吊り下げられている。このガード板22は、透明な合成樹脂製であって、垂直方向に延びる一辺には、青色LED24が複数設けられ、この一辺を線状に点灯させる第1発光部26を形成している。ガード板22は、エスカレータ10の利用者が狭角部3に挟まれるのを防止するための板である。
エスカレータ10の乗降口の両側、すなわちインレット部20の床面の両側には青色LED28が複数埋設され、図2に示すように矢印状の第2発光部30が形成されている。この矢印の方向は、利用者の歩く方向を示している。
左右一対の欄干14,14の外側には、デッキ16が設けられ、デッキ16の乗降口付近において、台形状の台32の上に支柱34がそれぞれ設けられている。この支柱34の高さは、欄干14とほぼ同じ高さに設定されている。
支柱34の下部内部には、第1ラインカメラセンサ(以下、「第1センサ」という)36が、第1発光部26からの青い光を受光できるように設置されている。
支柱34の上部内部には、第2ラインカメラセンサ(以下、「第2センサ」という)38が配され、第2発光部30からの青い光を受光できるように設置されている。特に、第2センサ38は、インレット部20の床面にある第2発光部30からの青い光を受光するように、やや内向きに設置されている(図2参照)。
(2)エスカレータ10の電気的構成
エスカレータ10の電気的構成について、図4のブロック図に基づいて説明する。
エスカレータ10の電気的構成について、図4のブロック図に基づいて説明する。
エスカレータ10の踏段12と移動手すり16は、モータ44によって駆動する。
エスカレータ10の制御部40には、インバータ回路42が接続され、このインバータ回路42によってモータ44がインバータ制御されて回転速度及び移動方向(上昇/下降)が制御される。
制御部40には、各種の安全装置46が接続されている。これら安全装置46としては、例えばインレット安全装置、スカートガード安全装置などであり、これら安全装置46が動作すると制御部40がモータ44の回転を減速又は停止させて、利用者の安全を確保する。
また、制御部40には、スピーカ48を有する音声発生部50が接続されている。
また、制御部40には、遠方にあるエスカレータ10の管理会社の管理装置52と通信によって接続される遠隔監視部54が接続されている。この遠隔監視部54が制御部40の動作状態を監視し、遠方にある管理装置52に対して、エスカレータ10の運転状況を送信する。
第1センサ36と第2センサ38は、検知部56に接続され、第1センサ36と第2センサ38によって撮像した時系列の第1ライン画像と第2ライン画像が検知部56に入力される。なお、第1ラインセンサ36及び第2ラインセンサ38は、フィルタによって第1発光部26の青色LED24と第2発光部30の青色LED28からの青い光の特定波長のみに感度が高くなるように設定されている。検知部56は制御部40に接続されている。この検知部56の動作状態については後から詳しく説明する。
(3)検知部56の動作
次に、検知部56の動作状態について説明する。
次に、検知部56の動作状態について説明する。
図3に示すように、検知部56は、第1センサ36と第2センサ38から常に時系列的に第1ライン画像(図3(a)参照)と第2ライン画像(図3(b)参照)が入力される。図3において、横軸が時間tであり、縦軸が各ライン画像の画素位置を示す。
第1ライン画像について説明する。第1ライン画像は、上記したように青色LED24によって発光している狭角部3の第1発光部26からの青い光を受光して撮像された画像である。エスカレータ10の踏段12が上昇しているため、利用者の身体や物体が移動手すり16からはみ出た場合には、狭角部3に挟まれる恐れがある。移動手すり16から身体や物体がはみ出た場合には、第1発光部26からの青い光が遮光されて、第1ライン画像の受光したスリット光において遮光部が発生する。この遮光部の画素位置は、はみ出た位置によって変化するため、この画素位置を検出することによってはみ出た位置も検知できる。図3(a)において、ハッチで示されている部分が第1発光部26からの青い光を受光したスリット光の部分である。身体や物体が移動手すり16からはみ出ていない場合は、時刻t1〜t5に示すようにスリット光には遮光部分が存在しない。しかし、時刻t6ではみ出た部分が表れると、遮光されて画素位置x1に遮光部が発生し、時刻t9において画素位置x2に移動する。検知部56は、スリット光から遮光部を検知し、制御部40に、その時刻と遮光部が検知された画素位置を付加した第1物体検知信号を送信する。
制御部40では、第1物体信号が入力すると、予め決められた安全動作を起動する。この安全動作としては、例えば下記の3段階が設定されている。
第1段階としては、音声発生部50を介してスピーカ48から利用者に対して注意喚起放送を行う。
第2段階として注意喚起放送後も第1物体信号がなくならない場合には、入力制御部40はインバータ回路42によってモータ44の出力周波数を低下させ、踏段12の上昇速度を低下させ、最後に停止させる。
第3段階としては、上記のように上昇速度が低下し、エスカレータ10が完全に停止したときに、遠隔監視部54を介して管理会社の管理装置52に対し、非常事態が発生した旨を通報する。
そして、遮光部がスリット光の下端に位置する前に第3段階のエスカレータ10の停止を行う。また、制御部40は、遮光部が第2段階に移行する前に検知されなくなれば、安全動作は中止して、通常の動作を行う。
第2ライン画像について説明する。第2ライン画像は、上記したように青色LED28によって発光しているインレット部20の第2発光部30からの青い光を受光して撮像された画像である。インレット部20に身体や物体が接近すると、図3(b)におけるスリット光に遮光部が発生する。そのため、この遮光部を検知部56が検知し、検知した場合には、その時刻t6と遮光部の画素位置y1を含む第2物体検知信号を制御部40に送信する。
制御部40は、この遮光部の画素位置y1に基づいて上記で示した3段階の安全動作を順番に行う。この場合には遮光部をその接近方向に対して横方向(この場合には上)から見ているので、スリット光の端部に遮光部が近づくほど、すなわち、身体や物体が出入り口18に近づくほど安全動作の段階を引き上げていくことができる。図示しないが三角形状のガード板22に関しても天井もしくはX字に交差しているエスカレータの底面に第1発光部26を取り付ければ、遮光部をその接近方向に対して横方向(この場合には下)から見ているので、可能となる。スリット光の端部に遮光部が近づくほど、すなわち、身体や物体が三角形状のガード板22に近づくほど安全動作の段階を引き上げていくことができる。また、身体や物体が三角形状のガード板22の近いところで現れた場合には、安全動作を第2段階から始めることもできる。
(4)効果
上記したように本実施例によれば、移動手すり16から身体や物体がはみ出た場合、又は、インレット部20に身体や物体が近づいた場合には、第1発光部26又は第2発光部30からの青い光が遮光され、第1ライン画像又は第2ライン画像におけるスリット光の一部に遮光部が発生する。そして、検知部56はその遮光部を平面的なエリアで検出するため、はみ出た部分の大きさや大きさの瞬時変化が分かり、光っている物、反射する物などを誤って検知し難い。そのため、不要な安全動作を行うことが少なくなる。
上記したように本実施例によれば、移動手すり16から身体や物体がはみ出た場合、又は、インレット部20に身体や物体が近づいた場合には、第1発光部26又は第2発光部30からの青い光が遮光され、第1ライン画像又は第2ライン画像におけるスリット光の一部に遮光部が発生する。そして、検知部56はその遮光部を平面的なエリアで検出するため、はみ出た部分の大きさや大きさの瞬時変化が分かり、光っている物、反射する物などを誤って検知し難い。そのため、不要な安全動作を行うことが少なくなる。
第1ラインセンサ36及び第2ラインセンサ38は、フィルタによって第1発光部26の青色LED24と第2発光部30の青色LED28からの青い光の特定波長のみに感度が高くなるように設定されているため、それ以外の波長の外乱光に反応しない。したがって、朝方、夕方の太陽光の差し込みや、蛍光灯、照明器具などの反射による写り込みなどの外乱光がある環境でも確実に動作する。
また、第1発光部26の青色LED24と第2発光部30の青色LED28は、独特な美しい青い光を放つので、三角形状の狭角部3に設置するガード板22や、移動手すり16の出入り口18近傍の床面がその光で照らされることになり、意匠的に美しいものとなる。
左右一対の支柱34,34は、エスカレータ10の乗降口付近に設けられているため、子供が乗降水平部の移動ベルト16にぶら下がっても、これら支柱34,34によって阻止されるため、子供が移動手すり16にぶら下がって遊ぶのを防止できる。
次に、本発明の実施例2におけるエスカレータ10について図5及び図6に基づいて説明する。
本実施例と実施例1の異なる点は、次の2点にある。
第1の異なる点は、次の通りである。実施例1では2台のラインカメラセンサを用いたが、本実施例では1台の共通ラインカメラセンサ(以下、「共通センサ」という)58を支柱34の台32内部に配し、支柱34内部には、第1発光部26からの光を共通センサ58に反射する第1視野方向変更ミラー(以下、「第1ミラー」という)60と、第2発光部30からの光を共通センサ58に反射する第2視野方向変更ミラー(以下、「第2ミラー」という)62を配する点にある。
共通センサ58が撮像する共通ライン画像を図6に示す。図6に示すように、共通ライン画像の上部にあるスリット光が第1発光部26からの撮像部分であり、下部にあるスリット光が第2発光部30からの撮像部分であって、共通センサ58の第1発光部26に対する視角と、第2発光部30に対する視角が異なる方向に分割されるように第1ミラー60と第2ミラー62が配置されている。各スリット光から物体等を検知する方法は実施例1と同様である。
本実施例によれば、共通センサ58をスペースのある外側のデッキ16の台32に配しているため、細い支柱34内部に収める必要がなく、安価で大きなサイズのものでもよく、物体が直接当たることもないので信頼性が増加する。一方、支柱34内部には、第1ミラー60と第2ミラー62しか配されていないため、細くて見栄えのよい支柱形状にでき、物体が当たっても壊れ辛い。加えて、1台の共通センサ58で2つの発光部位26、28からの光を検出できるので、安価な構成となる。
第2の異なる点は、ガード板22に設けられている青色LED24の位置にある。すなわち、本実施例では青色LED24をガード板22の上端部に設け、第1発光部26が設けられている辺以外の辺11a,11bは内部へ青い光が反射する反射材が設けられている。また、ガード板22の中央には、曇り柄で菱形の模様11cが設けられている点にある。
本実施例によれば、青色LED28は、透明素材のガード板22の上部よりその内部を照らし、そこから発せられた青い光はガード板22の中央で曇り柄に乱反射して模様11cとして光り、意匠的にも美しくなる。なお、この模様は菱形に限らず、三角形状、丸形形状等の他の形状でもよい。また、下の辺11aと辺11cには反射材が設けられているため、反射して集められた青い光が第1発光部26から発光するため、効率よく発光できる。
次に、本発明の実施例3のエスカレータ10について図7及び図8に基づいて説明する。
本実施例と実施例1の異なる点は、第1発光部26からの青い光のみを第1センサ36で受光するものであって、第1発光部26からの青い光を第1ミラー64と第2ミラー66でそれぞれ受光し、第1ラインセンサ36に反射させる点にある。
図8は、第1ラインセンサ36によって撮像した第1ライン画像を示し、第1ミラー64から反射された第1スリット光と、第2ミラー66によって反射された第2スリット光の2つが撮像される。移動手すり16から物体等がはみ出た場合には、この2つのスリット光にそれぞれ遮光部が発生する。そして、制御部40は、計算されたはみ出た物体等の位置が狭角部3に近づくほど実施例1で説明した安全動作の段階を引き上げていく。
すなわち、第1ライン画像では2つのスリット光が見えている。空間的にこれらスリット光が通過する2つのエリアに物体等が特定の方向から侵入すると、物体が遠い場合には、第1ミラー64から反射された第1スリット光のみが遮断され、物体が近くなると第1スリット光と第2スリット光の2つスリット光両方が遮断されるので、これら体の位置に基づいて、制御部40は安全動作を起動する。
また、空間的にこの2つのスリット光が重なるエリアに物体が侵入すると、2つのスリット光にそれぞれ遮光部ができて、検知部56が物体の位置を三角測量して、制御部40が安全動作を行う。検知部56は、第1発光部26の位置と、第1ミラー64の位置と第2ミラー66の位置の3つの点、及び、2つの遮光部の画素位置から三角測量を行い、はみ出た物体等が移動手すり16のどの位置にあるかを計算する。
本実施例の変更例としては、次のものがある。
第1スリット光のみが遮断されているか、第1スリット光と第2スリット光の2つスリット光両方が遮断されているかで、遠いか近いかが分かる。また、第2発光部30と第2センサ38との関係で三角測量を行って物体等の位置を計算できる。
また、第1発光部26からの光を第1センサ36と第2センサ38で受光して、三角測量を行うように配置してもよい。第2発光部30も同様である。
また、共通センサ58を用いて、複数のミラーで反射した第1発光部26からのスリット光と第2発光部30からのスリット光をそれぞれ撮像し、それに基づいて三角測量を行ってもよい。
上記実施例では、青色LED24を用いたが、これに限らず特定の色を発光するLEDを用いてもよい。例えば、緑色、赤色、白色などのLEDを用いても同様の効果を得ることができる。
上記実施例の検知部56では、スリット光における遮光部の画素位置で物体等を検知したが、これに限らず遮光部の大きさ、遮光部が何秒間撮像されているかなどによっても判別してもよい。
上記各実施例では第1センサ36と第2センサ38を支柱34に設けたが、欄干14の外側の面に設けてエスカレータ10と一体にしてもよい。
上記実施例では狭角部3としては、エスカレータ10と下階側床1の天井との交差部分によって形成されていたが、これに代えて、2台のエスカレータ10が交差する狭くなった狭角部3においても同様に適用できる。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・下階側床、2・・・上階側床、3・・・狭角部、10・・・エスカレータ、12・・・踏段、14・・・欄干、16・・・移動手すり、18・・・出入り口、20・・・インレット部、22・・・ガード板、24・・・青色LED、26・・・第1発光部、28・・・青色LED、30・・・第2発光部、34・・・支柱、36・・・第1センサ、38・・・第2センサ、40・・・制御部、56・・・検知部
Claims (7)
- 無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、
前記踏段の両側に立設された左右一対の欄干と、
前記左右一対の欄干の上部にそれぞれ支持されて、前記踏段と同期して移動する移動手すりと、
を有する乗客コンベアにおいて、
前記乗客コンベア以外の構造物と前記乗客コンベアとが交叉することにより、前記移動手すりの上方が狭くなった狭角部に配置されたガード板と、
前記ガード板に設けられた第1発光部と、
前記欄干の外側に設けられ、前記第1発光部からの光を受光して、第1ライン画像を時系列で撮像する第1ラインカメラセンサと、
前記第1ラインカメラセンサが受光する光が、前記移動手すりから外側にはみ出した第1物体によって遮光された場合に、前記遮光部分が写っている前記第1ライン画像に基づいて前記第1物体が存在することを検知する検知部と、
前記第1物体を検知したときに安全動作を行う制御部と、
を有することを特徴とする乗客コンベア。 - 前記移動手すりの出入り口下方の床面に設けた第2発光部と、
前記欄干の外側に設けられ、前記第2発光部からの光を受光して、第2ライン画像を撮像する第2ラインカメラセンサと、
をさらに有し、
前記検知部は、前記第2ラインカメラセンサが受光する光が、前記出入り口に接近する第2物体によって遮光された場合に、前記遮光された部分が写っている前記第2ライン画像に基づいて前記第2物体が存在することを検知し、
前記制御部は、前記第2物体を検知したときに前記安全動作を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記第1ラインカメラセンサ及び前記第2ラインカメラセンサは、前記欄干の外側に立設された支柱、又は、前記支柱の台に設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア。 - 前記第1ラインカメラセンサと前記第2ラインカメラセンサとが、一台の共通ラインカメラセンサから構成され、
前記支柱内に複数のミラーが設けられ、
前記複数のミラーの中の一又は複数のミラーが、前記第1発光部からの光を前記共通ラインカメラセンサに反射し、前記複数のミラーの中の一又は複数のミラーが、前記第2発光部からの光を前記共通ラインカメラセンサに反射することにより、前記第1ライン画像と前記第2ライン画像とが、前記共通ラインカメラセンサによって撮像された一つの共通ライン画像から構成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベア。 - 前記第1発光部からの光に関する前記共通ラインカメラセンサの視角と前記第2発光部からの光に関する前記視角が、異なる方向に分割されるように、前記複数のミラーが設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載の乗客コンベア。 - 前記検知部は、前記共通ライン画像に写っている前記第1物体又は前記第2物体による遮光部分に基づいて、前記第1物体又は前記第2物体の位置を決定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の乗客コンベア。 - 前記第1発光部又は前記第2発光部からの光を2つの前記ミラーによって反射させて、前記共通ラインカメラセンサに入射し、
前記検知部は、前記共通ライン画像に写っている前記第1物体又は前記第2物体によって遮光された2つの遮光部分を用いて、前記第1物体又は前記第2物体の位置を三角測量によって求める、
ことを特徴とする請求項4に記載の乗客コンベア。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015055609A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 三菱電機株式会社 | 物体検知装置及びこれを用いた乗客コンベア |
WO2022121933A1 (zh) * | 2020-12-10 | 2022-06-16 | 通力股份公司 | 用于设置自动扶梯的情景检测模块的状态的方法和装置 |
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2011
- 2011-02-08 JP JP2011025028A patent/JP2012162368A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |