JP5258433B2 - 変速機能を有したクレーンゲーム機 - Google Patents
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Description
いずれもクレーンゲーム機筐体構造の改良に関するもので、キャッチャーの水平方向の移動に関し製作者が設定した速度で移動するもので、プレイヤが行う操作性を考慮してキャッチャーの移動速度に対する調整を行うことはなされていない。
本発明の請求項2は請求項1記載の発明において前記速度制御手段は前記速度変更ボタンを1回押すごとに決められた速度だけ増加または減少し、複数回押すことによって任意の速度に変更するように構成し、前記速度ゲージは点灯セグメントブロックから構成されたレベルメータであり、初期値設定速度対応の数の点灯セグメントブロックから速度が増加した分、点灯セグメントブロックを増加させ、速度が遅くなった分、表示されている点灯セグメントブロックの数を減少させることを特徴とする。
本発明の請求項3は請求項1または2記載の発明において前記第1および第2の駆動源はモータであり、該モータを駆動する電圧値を増減して回転速度を変更するか、またはモータを駆動するパルス幅を増減して回転速度を変更するようにして前記クレーンキャッチャーのX方向またはY方向の速度を変更することを特徴とする。
本発明の請求項4は請求項3記載の発明において前記速度制御手段は、前記速度変更ボタンが押されている時間に対応して前記第1または第2駆動源であるモータを駆動する電圧値を増減するか、またはモータを駆動するパルス幅を増減するように構成したことを特徴とする。
また、速度の変更がリニアに行えるため、狙った景品の真上に精度よくキャッチャーを位置付けることができ、プレイヤは自らの感覚に適合したボタン操作が行えるため遊戯意欲が高められる。
図1は本発明による変速機能を有するクレーンゲーム機の外観を示す斜視図である。
クレーンゲーム機1の筐体天井にクレーンキャッチャー2が吊り下げられている。クレーンキャッチャー2はプレイヤの操作によってX方向およびY方向に移動可能である。プレイヤがX−Y方向の位置を決定し、キャッチ動作に移行すると、クレーンキャッチャー2は下降し、プレイフィールド9に載置されている景品3をアーム10a,10bで掴む動作に進行する。クレーンゲーム機1のプレイフィールド9は前面および側面に設けられている透明板8により仕切られており、プレイヤはクレーンキャッチャー2の位置や積み重なった景品3の位置関係を各角度から確認することができる。
この実施の形態は、ボタン操作部およびキャッチャーの駆動機構部の制御回路に注目したもので、本発明に直接関連ない回路部(コイン検出回路など)は省略してある。
X方向移動操作ボタン61は、キャッチャーをX方向に前進させたり,後退させたりするためのボタンである。Y方向移動操作ボタン62は、キャッチャーをY方向に前進させたり,後退させたりするためのボタンである。両操作ボタン61,62はプレイヤが押した状態を維持することにより設定された速度で移動し、離した時点で停止する。
キャッチ動作移行ボタン63は、決定したXーY方向位置でキャッチ動作を行うためのボタンである。
レベルメータ65の表示は現在のクレーンキャッチャーのXーY方向の速度を所定の数の点灯セグメントブロックで示すもので、上記のように速度変更ボタン64により速度変更された場合、その所定の速度だけ増加または減少するとレベルメータ65の1つのセグメントブロックが追加点灯または消灯する。
X方向移動操作ボタン61,Y方向移動操作ボタン62,キャッチ動作移行ボタン63および速度変更ボタン64からの操作信号は入出力制御装置21を介してCPU20に送られる。また、速度表示の情報および変更された速度情報はCPU20から入出力制御装置21を介してレベルメータ65に送られる。
CPU20は速度変更ボタン64から速度アップまたはダウンの操作信号を受けると、その操作信号をCPU20内メモリに保持し、操作信号を演算して速度対応のパルス幅のパルスを作成し、そのパルス幅のパルスを作成するようモータ制御回路22に指令を送出する。モータ駆動回路23はこの作成されたパルス幅のパルスをモータ制御回路22から受け取りX方向移動モータ24およびY方向移動モータ25を駆動することにより、プレイヤが設定した速度でキャッチャーをX方向およびY方向に移動させることができる。プレイヤが速度変更設定する前は、レベルメータ65は初期値設定速度対応の数のセグメントブロックが点灯しており、プレイヤによって速度変更設定された場合、CPU20は初期値設定速度対応の数の点灯セグメントブロックから速度が増加した分だけ、その点灯ブロック数を増加させ、または速度が遅くなった分だけ、表示されている点灯ブロック数を減少させる。
アーム10a,10bを有するクレーンキャッチャー2は伸縮筒11の先端に取り付けられている。伸縮筒11の端部はX方向移動基部12に固定されている。伸縮筒11を伸縮するための下降モータ(図示していない)はX方向移動基部12に内蔵されている。また、モータを駆動する信号を供給するケーブル46がクレーンキャッチャー2に接続され、アーム10a,10bを駆動するキャッチモータ(図示していない)がクレーンキャッチャー2に内蔵されている。
X方向移動基部12は案内レール13に跨がった状態で嵌合しており、内部に設けたローラ39a,39bが案内レール13の上面を回転することによりX方向移動基部12はX方向に移動可能である。
Y方向移動基部15a,15bの上面にプーリ27,28が設けられ、これらプーリ27,28の間にベルト29が掛け渡されている。このベルト29の中間にX方向移動基部12が結合している。プーリ28の軸にギヤ30が固定され、ギヤ30にギヤ31が噛合している。ギヤ31はX方向移動モータ24の出力軸に固定されている。X方向移動モータ24の駆動出力はギヤ30,ギヤ31よる伝達機構により減速されてプーリ28を回転させ、プーリ28の回転によりベルト29はX方向に移動し、X方向移動基部12が移動する。
また、(b)と同じベルト伝達機構がY方向移動基部15b側に設けられている。プーリ34の軸にプーリ40も取り付けられており、ベルト41が図示しないY方向移動基部15b側のプーリに掛け渡されている。上述したようにY方向移動基部15b側に(b)と同じベルト伝達機構が設けられていてY方向移動モータ25の駆動出力はY方向移動基部15b側のベルト伝達機構にも伝達されるため、Y方向移動基部15aと同期してY方向移動基部15bも移動する。
左方向と右方向にそれぞれ移動させる2つのボタンよりなるX方向移動操作ボタン61およびY方向移動操作ボタン62が操作パネル6に並設され、さらにその横にキャッチ動作移行ボタン63が設けられている。速度変更ボタン64は速度を速くするアップボタンと速度を遅くするダウンボタンが並設され、その脇にLED等からなる複数のセグメントブロック65aから構成される速度ゲージ65が設けられている。下方の3個のセグメントブロックの点灯が初期設定速度66であり、この例では、さらに1つのセグメントブロックが追加点灯しており、初期設定速度66より1セグメントブロック分の速度だけを増加させている。
コインを投入してゲームを開始する(ステップ(以下「S」という)01)と、X方向移動操作ボタン61,Y方向移動操作ボタン62の操作が可能になるとともに、速度変更ボタン64により速度変更も可能となる。プレイヤはX方向移動操作ボタン61,Y方向移動操作ボタン62を駆使してターゲットとなる景品の真上にクレーンキャッチャーが位置するようにX方向,Y方向に移動操作を繰り返すことができる(S02)。
CPU20はモータ移動可能か否か(制限時間内であるか否か)を判定する(S03)。制限時間内であるならば、キャッチャー動作移行ボタン63が押し下げられたか否かを判定する(S04)。キャッチャー動作移行ボタン63が押し下げられなければ、S02,S03に戻る。
X方向移動操作ボタン61,Y方向移動操作ボタン62を押さない状態で、速度変更ボタン64を押して変更した場合、その後のX方向移動操作ボタン61,Y方向移動操作ボタン62操作の速度に反映される。X方向移動操作ボタン61またはY方向移動操作ボタン62を押した状態で同時に速度変更ボタン64を押した場合、速度変更ボタン64を押している状態で速度がリアルタイムで変わり、X方向移動操作ボタン61またはY方向移動操作ボタン62を押している途中から移動速度が変わる。
さらに、モータの回転速度を変更する方法として、モータを駆動するパルスの幅を変更する回路を採用したが、この他にボタンにボリュームを連動させボリュームの回転によりモータ駆動の電圧値を変えてモータの回転速度を調整することも可能である。
また、速度変更ボタンを1回押すだけで、決められた速度だけ増加または減少するようにし、複数回押すことによって希望する速度に変更するようにすることもできる。
2 クレーンキャッチャー
3 景品
4 景品払い出し口
5 景品取り出し口
6 操作パネル
7 コイン返却口
8 透明板
9 プレイフィールド
12 X方向移動基部
13,14a,14b 案内レール
15a,15b Y方向移動基部
20 CPU
21 入出力制御装置
22 モータ制御回路
23 モータ駆動回路
24 X方向移動モータ
25 Y方向移動モータ
26 下降モータ,キャッチモータ
27,28,33,34 プーリ
29,32 ベルト
30,31,35,36 ギヤ
38a,38b,39a,39b ローラ
46 ケーブル
61 X方向移動操作ボタン
62 Y方向移動操作ボタン
63 キャッチ動作移行ボタン
64 速度変更ボタン
65 速度ゲージ(レベルメータ)
Claims (4)
- クレーンキャッチャーをX方向およびY方向に移動させ、降下させることによりフィールドの景品をキャッチして獲得するクレーンゲーム機において、
操作パネル上に、
押すことによりクレーンキャッチャーをX方向に移動させるX方向移動操作ボタンと、
押すことによりクレーンキャッチャーをY方向に移動させるY方向移動操作ボタンと、
前記クレーンキャッチャーのX方向およびY方向の速度をそれぞれ変更するための速度変更ボタンと、
速度ゲージとを有し、
クレーンキャッチャーをX方向に駆動する第1駆動源と、
クレーンキャッチャーをY方向に駆動する第2駆動源と、
前記速度変更ボタンが操作されたとき、前記第1および第2の駆動源の駆動速度を小さくするかまたは大きくする速度制御手段とを備え、
前記X方向移動操作ボタンおよびY方向移動操作ボタンを押す前に、前記速度変更ボタンを操作した場合には、変更した速度がその後に押されるX方向移動操作ボタンまたはY方向移動操作ボタン操作の速度に反映され、前記X方向移動操作ボタンまたはY方向移動操作ボタンを押した状態で同時に前記速度変更ボタンが操作された場合、前記速度変更ボタンが押されている状態で速度がリアルタイムで変わり、変更された速度が前記速度ゲージに表示されることを特徴とする変速機能を有したクレーンゲーム機。 - 前記速度制御手段は前記速度変更ボタンを1回押すごとに決められた速度だけ増加または減少し、複数回押すことによって任意の速度に変更するように構成し、
前記速度ゲージは点灯セグメントブロックから構成されたレベルメータであり、初期値設定速度対応の数の点灯セグメントブロックから速度が増加した分、点灯セグメントブロックを増加させ、速度が遅くなった分、表示されている点灯セグメントブロックの数を減少させることを特徴とする請求項1記載の変速機能を有したクレーンゲーム機。 - 前記第1および第2の駆動源はモータであり、
該モータを駆動する電圧値を増減して回転速度を変更するか、またはモータを駆動するパルス幅を増減して回転速度を変更するようにして前記クレーンキャッチャーのX方向またはY方向の速度を変更することを特徴とする請求項1または2記載の変速機能を有したクレーンゲーム機。 - 前記速度制御手段は、前記速度変更ボタンが押されている時間に対応して前記第1または第2駆動源であるモータを駆動する電圧値を増減するか、またはモータを駆動するパルス幅を増減するように構成したことを特徴とする請求項3記載の変速機能を有したクレーンゲーム機。
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