JP2014226490A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出役物として貯留演出役物を備えるパチンコ遊技機において、遊技者に対して新鮮な印象を与えることができるパチンコ遊技機を提供する。【解決手段】貯留演出役物60は、入球口61と、入球口61から入球した遊技球を案内面66aに貯留可能であると共に、貯留した遊技球を後方へ放出可能な貯留台62と、貯留台62の後方に設けられ、扉口を模して形成される扉口部材63と、扉を模して形成され、扉口部材63の開口部63bを開閉する板状の扉部材64と、扉口部材63の開口部63bの近傍に設けられる出球口65と、を備え、扉部材64が扉口部材63の開口部63bを閉鎖すると共に、入球口61から入球した遊技球を貯留台62に貯留した後、扉部材64が扉口部材63の開口部63bを開放すると共に、貯留台62に貯留された遊技球を放出して前記出球口65から排出させる。【選択図】図3

Description

本発明は、演出役物を備えるパチンコ遊技機に関する。
従来、遊技盤に演出役物を備えるパチンコ遊技機が公知となっており、前記演出役物として、始動口に入った遊技球を一定数貯留する貯留演出役物を備えたパチンコ遊技機が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−43346号公報
しかし、特許文献1に記載の貯留演出役物は、貯留した遊技球がパイプ状に形成された球通路内を通過する様子を見せながら排出するだけの役物であり興趣性に乏しかった。
本発明はかかる課題に鑑み、演出役物として貯留演出役物を備えるパチンコ遊技機において、遊技者に対して新鮮な印象を与えることができるパチンコ遊技機を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球を貯留可能とし、貯留した遊技球を用いて演出を行う貯留演出役物と、
を備え、
前記貯留演出役物は、入球口と、前記入球口から入球した遊技球を上面に貯留可能であると共に、貯留した遊技球を後方へ放出可能な貯留台と、前記貯留台の後方に設けられ、扉口を模して形成される第一装飾体と、扉を模して形成され、前記第一装飾体の扉口部を開閉する板状の第二装飾体と、前記第一装飾体の扉口部の近傍に設けられる出球口と、を備え、
前記第二装飾体が前記第一装飾体の扉口部を閉鎖すると共に、前記入球口から入球した遊技球を前記貯留台に貯留した後、前記第二装飾体が前記第一装飾体の扉口部を開放すると共に、前記貯留台に貯留された遊技球を放出して前記出球口から排出させる
ものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、あたかも遊技球が扉の奥にある部屋の中へ入っていくように見せることができ、興趣性が向上する。
本発明の第一実施形態に係るパチンコ遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、パチンコ遊技機の窓枠が開放された状態の構成を示した正面斜視図。 同じく、貯留演出役物が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 同じく、台板及び貯留演出役物の構成を示した正面図。 同じく、台板の構成を示した後方斜視図。 (a)同じく、台板及び貯留台が貯留状態である貯留演出役物の構成を示した前方斜視図。(b)同じく、台板及び貯留台が貯留解除状態である貯留演出役物の構成を示した前方斜視図。 (a)同じく、台板及び貯留台が貯留状態である貯留演出役物の構成を示した平面図。(b)同じく、台板及び貯留台が貯留解除状態である貯留演出役物の構成を示した平面図。 同じく、パチンコ遊技機の電気的な構成を示したブロック図。 本発明の第二実施形態に係る貯留演出役物が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 (a)同じく、台板及び貯留台が貯留状態である貯留演出役物の構成を示した前方斜視図。(b)同じく、台板及び貯留台が貯留解除状態である貯留演出役物の構成を示した前方斜視図。 同じく、パチンコ遊技機の電気的な構成を示したブロック図。 同じく、メイン制御回路の詳細な構成を示したブロック図。 同じく、先読み判定処理の手順を示したフローチャート。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明に係るパチンコ遊技機の第一実施形態である遊技機1の全体的な構成について、図面を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者側から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者側から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1及び図2に示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、遊技盤5と、窓枠4と、下皿ユニット6と、が設けられる。
遊技盤5は、略平板状に形成される部材である。遊技盤5は、中枠3の下側を除く略全面に渡って、中枠3に着脱自在に取り付けられる。遊技盤5の前側の表面には、遊技球が転動する領域である遊技領域7が形成される(図3を参照)。また、遊技盤5における遊技領域7の部分には、遊技球を不規則に転動させるために図示しない多数の遊技釘が打ち込まれている。
窓枠4は、略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、遊技盤5の前方に配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の略中央には、略円形状の窓枠開口部8が開口される。窓枠開口部8は、透明板8aにより被覆される。これによって、遊技者は、前方から透明板8aを介して窓枠4の後方に配置された遊技盤5(より詳細には、遊技領域7)を視認することができる。窓枠開口部8の下方には、発射前の遊技球が貯溜される上皿9が配設される。窓枠開口部8の左右上方には、スピーカ10がそれぞれ配設される。
下皿ユニット6は、中枠3の下側であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット6の略中央には、上皿9から溢れた遊技球が貯溜される下皿6aが配設される。下皿ユニット6の右側部であって下皿6aの右方には、上皿9に貯溜された遊技球を遊技盤5の遊技領域7へ向けて発射可能に構成される発射ハンドル15が配設される。
次に、遊技盤5の構成について、図3から図6を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤5には、遊技部品としてガイドレール11、図柄表示装置12、図柄表示開口部13、一般入賞口14、始動ゲート17、可変入賞装置21、第一大入賞装置24、第二大入賞装置27、アウト口16などが設けられている。
ガイドレール11は、略円弧状に形成された帯状の部材である。ガイドレール11は、遊技盤5の前側面に、当該前側面に対して立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール11は、遊技盤5の前側面に正面視で略円形状を形成するように配置される。そして、遊技盤5において、ガイドレール11により略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域7として構成される。
図柄表示装置12は、液晶画面20を設けて、当該液晶画面20に図柄や数字等を変動表示可能に構成される装置である。図柄表示装置12は、液晶画面20を前方へ向けた状態で、遊技盤5の後側面に取り付けられる。
図柄表示開口部13は、遊技者が前方から図柄表示装置12の液晶画面20を視認するための開口部である。図柄表示開口部13は、正面視で遊技領域7の概ね中央で、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。図柄表示開口部13には、図柄表示装置12の液晶画面20が配置される。これによって、遊技者は、前方から図柄表示開口部13を通じて遊技盤5の後側面に取り付けられた図柄表示装置12の液晶画面20を視認することができる。
一般入賞口14は、上面が開口されたポケット状に形成され、遊技球が入球(入賞)可能に形成される部材である。一般入賞口14は、遊技領域7の下部であって適宜な位置に複数個が配置される。一般入賞口14は、遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
始動ゲート17は、遊技領域7内の左部に配置される。始動ゲート17は、上下方向に貫通した平面視略コの字状に形成され、その内側を遊技球が通過可能に構成される。始動ゲート17の内側には、近接スイッチからなる始動ゲートセンサ31(図8参照)が配設される。始動ゲートセンサ31は、遊技球が始動ゲート17を通過すると当該通過を検知して、始動ゲート通過信号を出力する。始動ゲート17を遊技球が通過した場合には、普通図柄遊技が行われ、普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、可変入賞装置21が作動して普通電動役物遊技が行われる。可変入賞装置21が作動して開状態になると、始動口23に遊技球が入賞可能となる。
可変入賞装置21(普通電動役物)は、遊技領域7内の中央下部に配置される。可変入賞装置21には、始動口23が設けられる。始動口23は、上面が開口されたポケット状に形成され、その内部に遊技球が入球(入賞)可能に構成される。始動口23の左右上方には、一対の可動片22が配設される。一対の可動片22は、相互に対向して配置される。一対の可動片22には、可変入賞装置21に設けられた可動片用ソレノイド34(図8参照)の出力軸が連動連結される。そして、一対の可動片22は、可動片用ソレノイド34の出力軸の作動によって、下端を支点として相互に近接又は離間する方向に回動する。そして、一対の可動片22が下端を支点として相互に近接する方向に回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は当該一対の可動片22に干渉されて始動口23に入賞することができない(閉状態)。一方、一対の可動片22が下端を支点として相互に離間する方向に回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は当該一対の可動片22に干渉されず始動口23に入賞することができる(開状態)。
このように、可変入賞装置21は、その作動により遊技球が入賞可能な開状態及び入賞不能な閉状態を任意に切り替え可能に構成される。また、始動口23の内部には、近接スイッチからなる始動口センサ35が配設される。始動口センサ35は、遊技球が始動口23(可変入賞装置21)に入賞すると当該入賞を検知して、始動口入賞信号を出力する。
第一大入賞装置24(特別電動役物)は、遊技領域7内の下部であって、可変入賞装置21の下方に配置される。第一大入賞装置24には、第一大入賞口26が設けられる。第一大入賞口26は、正面視で左右方向に細長い略矩形状であって、遊技領域7が前後方向に貫通して形成される。第一大入賞口26は、大入賞口扉25によって開閉される。大入賞口扉25は、下端を支点として遊技領域7に対して前後回りに回動可能に支持される。大入賞口扉25には、第一大入賞装置24に設けられた大入賞口扉用ソレノイド36(図8参照)の出力軸が連動連結される。そして、大入賞口扉25は、大入賞口扉用ソレノイド36の出力軸の作動によって、下端を支点として前回りに回動し、遊技領域7から前方へ向けて突出した(板面を上下方向へ向けた)姿勢となる。そして、遊技領域7内を転動する遊技球は、大入賞口扉25の上面側に上方から衝突し、当該大入賞口扉25によって第一大入賞口26に入球(入賞)するように案内される。つまり、大入賞口扉25が下端を支点として前回りに回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球が第一大入賞口26に入賞することができる(開状態)。一方、大入賞口扉25が第一大入賞口26を閉じている場合、遊技領域7内を転動する遊技球は第一大入賞口26に入賞することができない(閉状態)。
このように、第一大入賞装置24は、その作動により遊技球が入賞可能な開状態及び入賞不能な閉状態を任意に切り替え可能に構成される。また、第一大入賞口26の内部には、近接スイッチからなる第一大入賞口センサ37が配設される。第一大入賞口センサ37は、遊技球が第一大入賞口26(第一大入賞装置24)に入賞すると当該入賞を検知して、大入賞口入賞信号を出力する。
第二大入賞装置27(特別電動役物)は、図3に示すように、遊技領域7内の右下部に配置される。第二大入賞装置27には、第二大入賞口29が設けられる。第二大入賞口29は、前後方向に貫通して形成される連通孔41と、連通孔41の上方に設けられた長板状の球通路42と、球通路42の上端へ遊技球を案内する第一案内部43と、を有する。また、第二大入賞口29の下方には可動片28が設けられている。可動片28は可動片用ソレノイド38の作動によって前後方向にスライド移動する。可動片28の上側に、台板40から前方に突出した長板状の球通路42が形成される。可動片28が後方へスライド移動し、可動片28と球通路42の後側の縁部分とが同一面に位置した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は連通孔41の前面を落下するため、入賞することができない(入賞不能状態)。一方、可動片28が前方へスライド移動し、可動片28の前端と球通路42の前側の縁部分とが同一面に位置した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は可動片28の上面に接触して連通孔41へと導かれるため、入賞することができる(入賞可能状態)。
このように、第二大入賞装置27は、その作動により遊技球が入賞可能状態及び入賞不能状態を任意に切り替え可能に構成される。また、第二大入賞口29の内部には、近接スイッチからなる第二大入賞口センサ39が配設される。第二大入賞口センサ39は、遊技球が第二大入賞口29(第二大入賞装置27)に入賞すると当該入賞を検知して、大入賞口入賞信号を出力する。
アウト口16は、遊技領域7を転動する遊技球が、一般入賞口14、始動口23、第一大入賞口26、第二大入賞口29等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域7の最下部に、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
図4から図6に示すように、第二大入賞装置27は、遊技盤5に固定されるベース板である台板40に配設される。
図4及び図5に示すように、台板40には固定孔40a・40a・・・が形成されており、この固定孔40a・40a・・・を介してボルト等の固定具を挿入することにより、台板40が遊技盤5に固定される。
台板40には遊技球を台板40の背後に案内可能な連通孔41が形成されている。また、台板40には可動片28が前後方向にスライド可能に貫通される長溝孔44が形成されている。
また、図4及び図5に示すように、台板40には遊技球を後方に案内可能な連通孔41と、遊技球を台板40の前方に案内可能な連通孔45とが、台板40の表側から裏側に連通して形成され、台板40の背面側には、連通孔41から連通孔45まで裏側通路46が形成されている。裏側通路46は、連通孔41から下方向に延びる第一通路46aと、第一通路46aの下端と連結し右側方向に延びる第二通路46bと、第二通路46bの右端部から下方向に延びる第三通路46cとから形成されており、第三通路46cの下端に連通孔45が設けられている。
連通孔41から流入した遊技球は連通孔45の方向に転動することができる。裏側通路46を通過する遊技球は遊技者から見て視認不能になるように構成されている。
台板40の上側中央部のやや右側寄りには、長板状の第一案内部43が形成される。第一案内部43の上に流下した遊技球は、第一案内部43の左端まで移動した後に球通路42を通って落下する。この際、可動片28が前方へスライド移動し、可動片28の前端と球通路42の前側の縁部分とが同一面に位置した場合には、連通孔41に案内される。第二大入賞口センサ39で遊技球が通過したことを検知すると、大当り状態(いわゆる「V入賞」)となる。
台板40における第一案内部43の右側には、凹状の第一開口部47が形成される。第一開口部47は上面が開放されたポケット状に形成され、その下部に第一排出孔48が台板40の表側から裏側に連通して形成される。第一開口部47に流下した遊技球は、第一排出孔48を通じて台板40の後方に案内され、その後アウト口16から排出される。
球通路42の下端は、長板状の第二案内部49の右端と連結している。第二案内部49の上に流下した遊技球は、第二案内部49の左端まで移動した後下方へ落下する。
台板40における第二案内部49の直下方には、凹状の第二開口部51が形成される。第二開口部51は上左面が開放されたポケット状に形成され、その下部に第二排出孔52が台板40の表側から裏側に連通して形成される。第二開口部51に流下した遊技球は、第二排出孔52を通じて台板40の後方に案内され、その後アウト口16から排出される。
また、第二開口部51に流下しなかった遊技球は、第二案内部49の下方に設けられた、第三案内部53へと流下する。第三案内部53に流下した遊技球は、第三案内部53の上面を移動した後アウト口16から排出される。
次に、貯留演出役物60について、図4から図7を用いて説明する。
貯留演出役物60は、第二大入賞装置27に入賞した遊技球を一定数貯留した後排出する役物である。
貯留演出役物60は、入球口61と、入球口61の右方に設けられた貯留台62と、貯留台62の後方に設けられる扉口を模した第一装飾部である扉口部材63と、扉口部材63の開口面に設けられた扉を模した第二装飾体である扉部材64と、扉口部材63の下面に設けられる出球口65と、を備える。
入球口61は、連通孔45及び連通孔45の前面に設けられた第一貯留案内部61aと、を有する。連通孔45を通過して台板40の前面に放出された遊技球は第一貯留案内部61aへと移動する。第一貯留案内部61aは右に向かうにつれて下方へ緩やかに傾斜している。
貯留台62は、入球口61の右方に設けられている。貯留台62は、入球口61から入球した遊技球を遊技者から見て視認可能な状態で貯留する貯留状態(図6(a)に示す状態)と、貯留した遊技球を後方に向けて移動させる貯留解除状態(図6(b)に示す状態)と、を切換え可能とする。貯留台62は、貯留台62の前部に設けられた上下方向へ移動可能な昇降部材66を備える。
扉口部材63は、例えば建物の扉口を模した部分であり、壁部63aと、壁部63aの一部に設けられた扉口部である開口部63bと、開口部63bの下面に構成された扉口案内部63cと、から構成されている。壁部63aは、台板40の板材を用いて構成されており、開口部63bは、台板40の表側から裏側に連通して形成されている。開口部63bは扉部材64の形状と対応して設けられており、本実施形態においては、正面視長方形状に形成されている。
扉部材64は、扉口部材63を遮蔽する閉位置と、扉口部材63を少なくとも一部開放する開位置と、を切換え可能に構成されている。本実施形態においては、扉部材64は前後方向に開閉可能な押し扉型に形成されている。扉部材64の左端には、扉部用ソレノイド71(図8参照)の出力軸が連動連結される。そして、扉部材64は、扉部用ソレノイド71の出力軸の作動によって、出力軸を中心として後方へ回動可能に構成されている。また、図7(b)に示すように、最も後方へ動かした位置(開位置)の閉位置からの回動角度は90度よりも小さく構成して良い。具体的には、図7(b)に示すように、開位置に扉部材64が位置している際に、出球口65の平面面積が球の直径断面積よりも大きくなるようになる位置まで回動していればよい。
出球口65は、扉口部材63の下面に設けられている。出球口65は、平面視において扉口部材63の下面に設けられた扉口案内部63cに長方形状に形成されている。出球口65に流下した遊技球は、台板40の後方に案内され、その後アウト口16から排出される。
昇降部材66は、貯留台62の前部に設けられており、上面に案内面66aを有する。案内面66aは後方に向かうにつれて下方へ傾斜するように形成されている。昇降部材66は、図4に示すように、台板40の裏側に配置された昇降部用ソレノイド72から延出する出力軸に設けられたピニオンギヤとラックからなる昇降機構73と連結されており、昇降部用ソレノイド72を駆動させて昇降機構73を作動させることにより台板40に対して上下方向に移動可能とする。
貯留台62が、入球口61から入球した遊技球を遊技者から見て視認可能な状態で貯留する貯留状態となっている場合には、図6(a)に示すように、昇降部材66を下方向に移動させて、案内面66aを扉口部材63の扉口案内部63cよりも低い位置に配置する。このように構成することにより、遊技球は案内面66aもしくは扉口案内部63cの上に貯留される。また、貯留台62が、貯留した遊技球を後方に向けて移動させる貯留解除状態となっている場合には、図6(b)に示すように、昇降部材66を上方向に移動させて昇降部材66の案内面66aを扉口案内部63cよりも高い位置に配置する。このように構成することにより、案内面66aの上に貯留されていた遊技球は、案内面66aの傾斜に沿って後方の扉口案内部63c側へと移動する。
貯留演出役物60に遊技球を貯留する場合には、図6(a)に示すように、扉部材64を閉位置とすると共に貯留台62を貯留状態とする。扉部材64を閉位置とすることにより扉口部材63を遮蔽し、遊技球が扉口案内部63cから更に扉口部材63後方へと移動するのを防止する。また、貯留台62が貯留状態となっており、昇降部材66を下方向に移動させて、案内面66aを扉口部材63の扉口案内部63cよりも低い位置に配置する。このため、出球口65から遊技球が排出されることがなく、遊技球は貯留台62に設けられた案内面66aの上に貯留される。
貯留演出役物60に遊技球を一定数貯留した後、図6(b)に示すように、扉部材64を開位置とすると共に貯留台62を貯留解除状態とする。扉部材64を開位置とすることにより、扉口部材63を少なくとも一部開放し、遊技球が、扉口案内部63cに設けられた出球口65に流下することができるようにする。また、貯留台62が貯留解除状態とし、昇降部材66を上方向に移動させて、案内面66aを扉口案内部63cよりも高い位置に配置する。このように構成することにより、案内面66aの上に貯留されていた遊技球は、案内面66aの傾斜に沿って後方の扉口案内部63cの出球口65へと移動して流下する。
次に、遊技機1の電気的な構成について、図8を用いて説明する。
図8のメイン制御回路80は特別図柄遊技および大当り遊技のそれぞれの遊技内容を制御するものであり、CPU81とROM82とRAM83を有している。このメイン制御回路80のROM82には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU81はRAM83をワークエリアとしてROM82の制御プログラムおよびROM82の制御データに基づいて処理動作を行う。入力回路84は始動口センサ35からの始動口入賞信号、第一大入賞口センサ37からの大入賞口入賞信号、および第二大入賞口センサ39からの大入賞口入賞信号のそれぞれをメイン制御回路80に出力するものであり、メイン制御回路80は入力回路84を通して始動口入賞信号を検出した場合に制御コマンドおよび賞球コマンドを設定し、大入賞口入賞信号を検出した場合に賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路85は可動片用ソレノイド34、大入賞口扉用ソレノイド36及び可動片用ソレノイド38を通断電するものであり、メイン制御回路80はソレノイド回路85を電気的に制御することで可動片22、大入賞口扉25及び可動片28を開閉操作する。
図8の払出制御回路90は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路90のROMには制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データに基づいて遊技球の払出動作を行う。この払出制御回路90はメイン制御回路80から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出した場合に駆動信号を出力する。モータ回路91は払出制御回路90から駆動信号が入力されるものであり、駆動信号が入力された場合に払出しモータ92を駆動することで上皿9内に単位個数の賞品球を払出す。
図8の演出制御回路(演出装置制御手段)100は、図柄表示装置12の表示内容、及び、演出装置としての貯留演出役物60の動作を制御するものであり、CPU101とROM102とRAM103とを有している。この演出制御回路100のROM102には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU101はRAM103をワークエリアとしてROM102の制御プログラムおよびROM102の制御データに基づいて処理動作を行う。この演出制御回路100はメイン制御回路80から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、制御コマンドの送信結果を検出した場合に演出コマンドを設定する。
図8の表示制御回路110は図柄表示装置12の表示内容を制御するものであり、表示制御回路110には演出制御回路100から演出コマンドの設定結果が送信される。この表示制御回路110は演出コマンドの設定結果を受信した場合に図柄表示装置12に演出コマンドの受信結果に応じた映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは装飾図柄遊技の映像を表示するための画像データと装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのビデオデータと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータと保留絵柄を表示するための画像データとが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、図柄表示装置12にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図8の音制御回路120は両スピーカ10のそれぞれの出力内容を制御するものであり、音制御回路120には演出制御回路100から演出コマンドの設定結果が送信される。この音制御回路120は演出コマンドの設定結果を受信した場合に演出コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ10のそれぞれを音信号の設定結果に応じて電気的に操作することで両スピーカ10のそれぞれから演出コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。
ソレノイド回路130は扉部用ソレノイド71および昇降部用ソレノイド72を通断電するものであり、演出制御回路100はソレノイド回路130を電気的に制御することで貯留演出役物60の扉部材64および昇降部材66を操作する。
なお、本実施形態においては、扉部材64は前後方向に開閉可能な押し扉型に形成されているが、これに限定するものではなく、例えば、扉部材を左右方向にスライド可能な引き戸型に形成することも可能である。
また、本実施形態においては、扉口部を開口部63bで形成しているがこれに限定するものではなく、例えば、扉口部は、平面状の壁部に扉口状の絵柄を描くことで形成することも可能である。
以上のように、遊技機1は、遊技盤5と、遊技盤5に設けられ、遊技球を貯留可能とし、貯留した遊技球を用いて演出を行う貯留演出役物60と、を備え、貯留演出役物60は、入球口61と、入球口61から入球した遊技球を案内面66aに貯留可能であると共に、貯留した遊技球を後方へ放出可能な貯留台62と、貯留台62の後方に設けられ、扉口を模して形成される扉口部材63と、扉を模して形成され、扉口部材63の開口部63bを開閉する板状の扉部材64と、扉口部材63の開口部63bの近傍に設けられる出球口65と、を備え、扉部材64が扉口部材63の開口部63bを閉鎖すると共に、入球口61から入球した遊技球を貯留台62に貯留した後、扉部材64が扉口部材63の開口部63bを開放すると共に、貯留台62に貯留された遊技球を放出して前記出球口65から排出させるものである。
このように構成することにより、あたかも遊技球が扉の奥にある部屋の中へ入っていくように見せることができ、興趣性が向上する。
次に、第二実施形態における貯留演出役物260を備えた遊技機201について説明する。
なお、以下の説明では、第一実施形態と同一の番号を振った部材については、第一実施形態における部材と同一の構成であるものとし、詳細な説明を省略する。
遊技機201は、図1及び図2に示す遊技機1と同様に、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
次に、遊技盤5の構成について、図9を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤5には、遊技部品としてガイドレール11、図柄表示装置12、図柄表示開口部13、一般入賞口14、始動ゲート17、第一大入賞装置24、第二可変入賞装置227、アウト口16などが設けられている。
第二可変入賞装置227(普通電動役物)は、遊技領域7内の右下部に配置される。第二可変入賞装置227には、第二始動口229が設けられる。第二始動口229は、前後方向に貫通して形成される連通孔41と、連通孔41の上方に設けられた長板状の球通路42と、球通路42の上端へ遊技球を案内する第一案内部43と、を有する。また、第二始動口229の下方には可動片228が設けられている。可動片228は可動片用ソレノイド238の作動によって前後方向にスライド移動する。可動片228の上側に、台板40から前方に突出した長板状の球通路42が形成される。可動片228が後方へスライド移動し、可動片228と球通路42の後側の縁部分とが同一面に位置した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は連通孔41の前面を落下するため、入賞することができない(入賞不能状態)。一方、可動片228が前方へスライド移動し、可動片228の前端と球通路42の前側の縁部分とが同一面に位置した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は可動片228の上面に接触して連通孔41へと導かれるため、入賞することができる(入賞可能状態)。
このように、第二可変入賞装置227は、その作動により遊技球が入賞可能状態及び入賞不能状態を任意に切り替え可能に構成される。また、第二始動口229の内部には、近接スイッチからなる第二始動口センサ239が配設される。第二始動口センサ239は、遊技球が第二始動口229(第二可変入賞装置227)に入賞すると当該入賞を検知して、始動口入賞信号を出力する。
アウト口16は、遊技領域7を転動する遊技球が、一般入賞口14、第一大入賞口26、第二始動口229等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域7の最下部に、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
図9及び図10に示す如く、第二可変入賞装置227は、遊技盤5に固定されるベース板である台板40に配設される。
次に、貯留演出役物260について図10を用いて説明する。
貯留演出役物260は、第二可変入賞装置227に入賞した遊技球を一定数貯留した後排出する役物である。
貯留演出役物260は、入球口261と、入球口261の右方に設けられた貯留台262と、貯留部262の後方に設けられる扉口を模した第一装飾体である扉口部材263と、扉口部材263の開口面に設けられた扉を模した第二装飾体である扉部材264と、第一装飾体の下面に設けられる出球口265と、を備える。また、貯留台62は、貯留台262の前部に設けられた上下方向へ移動可能な昇降部材266を備える。
入球口261、貯留台262、扉口部材263、扉部材264、出球口265、及び昇降部材266の構成は第一実施形態の入球口61、貯留台62、扉口部材263、扉部材64、出球口65、及び昇降部材66の構成と同様であるので説明を省略する。
貯留台262の上部に、発光部材275を設ける。発光部材は例えば複数の電球で構成されており、各電球から発せられる光の色が異なるように構成している。発光部材275は、下方の貯留台262にある遊技球へ向けて光を照射することができる。発光部材275は、照射する方向を変更可能に構成している。具体的には、各発光部材275の支持部に発光部材用ソレノイド276を設け発光部材用ソレノイド276の出力軸を作動させることにより、照射する方向を変更可能に構成している。
貯留演出役物260に遊技球を貯留する場合には、図10(a)に示すように、扉部材264を閉位置とすると共に貯留台262を貯留状態とする。扉部材264を閉位置とすることにより扉口部材263を遮蔽し、遊技球が扉口案内部263cから更に扉口部材263後方へと移動するのを防止する。また、貯留台262が貯留状態となっており、昇降部材266を下方向に移動させて、案内面266aを扉口部材263の扉口案内部263cよりも低い位置に配置する。このため、出球口265から遊技球が排出されることがなく、遊技球は貯留台262に設けられた案内面266aの上に貯留される。
貯留演出役物260に遊技球を一定数貯留した後、図10(b)に示すように、扉部材264を開位置とすると共に貯留台262を貯留解除状態とする。扉部材264を開位置とすることにより、扉口部材263を少なくとも一部開放し、遊技球が、扉口案内部263cに設けられた出球口265に流下することができるようにする。また、貯留台262が貯留解除状態とし、昇降部材266を上方向に移動させて、案内面266aを扉口案内部263cよりも高い位置に配置する。このように構成することにより、案内面266aの上に貯留されていた遊技球は、案内面266aの傾斜に沿って後方の扉口案内部263cの出球口265へと移動して流下する。
次に、遊技機201の電気的な構成について、図11を用いて説明する。
図11のメイン制御回路280は特別図柄遊技および大当り遊技のそれぞれの遊技内容を制御するものであり、CPU281とROM282とRAM283を有している。このメイン制御回路280のROM282には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU281はRAM283をワークエリアとしてROM282の制御プログラムおよびROM282の制御データに基づいて処理動作を行う。入力回路284は始動口センサ35からの始動口入賞信号、第一大入賞口センサ37からの大入賞口入賞信号、および第二始動口センサ239からの始動口入賞信号のそれぞれをメイン制御回路280に出力するものであり、メイン制御回路280は入力回路284を通して始動口入賞信号を検出した場合に制御コマンドおよび賞球コマンドを設定し、特別入賞信号を検出した場合に賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路285は大入賞口扉用ソレノイド36を通断電するものであり、メイン制御回路280はソレノイド回路285を電気的に制御することで大入賞口扉25を開閉操作する。
図11の払出制御回路290は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路290のROMには制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データに基づいて遊技球の払出動作を行う。この払出制御回路290はメイン制御回路280から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出した場合に駆動信号を出力する。モータ回路291は払出制御回路290から駆動信号が入力されるものであり、駆動信号が入力された場合に払出しモータ292を駆動することで上皿9内に単位個数の賞品球を払出す。
図11の演出制御回路(演出装置制御手段)300は、図柄表示装置12の表示内容、及び、演出装置の動作を制御するものであり、CPU301とROM302とRAM303とを有している。この演出制御回路300のROM302には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU301はRAM303をワークエリアとしてROM302の制御プログラムおよびROM302の制御データに基づいて処理動作を行う。この演出制御回路300はメイン制御回路280から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、制御コマンドの送信結果を検出した場合に演出コマンドを設定する。
なお、表示制御回路310及び音制御回路320はそれぞれ表示制御回路110及び音制御回路120と同様の構成であるので詳細な説明を省略する。
ソレノイド回路320は扉部用ソレノイド71、昇降部用ソレノイド72および発光部材用ソレノイド276を通断電するものであり、演出制御回路300はソレノイド回路320を電気的に制御することで貯留演出役物260の扉部材264および昇降部材266を操作する。
次に、メイン制御回路280について、図12を用いて詳細に説明する。
メイン制御回路280は、図5に示す如く、第二始動口229に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る遊技データである乱数を抽選により取得する特別図柄抽選部(遊技データ抽選手段)350と、この特別図柄抽選部350が判定した遊技データに応じて特別図柄を決定する特別図柄決定部360と、保留球乱数記憶部355に記憶されている保留球乱数が大当りであるか否かの判定を、保留球乱数に基づく遊技が開始されるより前に行う先読み判定部(事前判定手段)370と、特別図柄抽選部350による抽選結果の判定が特別図柄当りとなった場合に大入賞口扉用ソレノイド36を作動させて大当り遊技に移行する大当り遊技制御部(大当り遊技制御手段)380と、可動片228の作動を制御する可動片作動制御部400と、を備えている。なお、本実施形態においては、遊技データとして大当り判定の結果を用いるものとしたが、遊技データは大当り判定の結果に限定されるものではない。例えば、遊技データとして、特別図柄の変動時間を設定する情報である変動パターンの選択結果や、演出パターンの選択結果等を用いることも可能である。
特別図柄抽選部350は、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数を生成する特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)351と、第二始動口229に遊技球が入賞したことを契機に乱数を1つ取得する特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)352と、この特別図柄用乱数取得部352が取得した乱数が大当りであるか否かを特別図柄判定テーブル354を参照して決定する特別図柄当否判定部(特別図柄当否判定手段)353と、特別図柄用乱数取得部352が乱数を取得したときに特別図柄が変動中である場合に、この取得した乱数を保留球乱数として記憶する保留球乱数記憶部(変動表示保留手段)355と、を備えている。換言すれば、保留球乱数記憶部(変動表示保留手段)355は、図柄表示装置12により特別図柄が変動表示されているときに遊技球が第二始動口229を通過した個数を記憶して、第二始動口229の通過を契機とする特別図柄の変動表示の権利を保留するのである。
先読み判定部(事前判定手段)370は、遊技球が第二始動口229に入賞したことを契機に取得した特別図柄用乱数が大当りであるか否かを特別図柄用判定テーブル354を参照して判定するものである。換言すれば、先読み判定部(事前判定手段)370は、保留球乱数記憶部355に特別図柄の変動表示の権利が保留されたときに、当該遊技球の通過を契機とする特別図柄の変動表示の開始前に、当該遊技球の通過を契機として特別図柄抽選部350により取得された遊技データである保留球乱数が特定結果であるか否かを判定するのである。この先読み判定部370による判定のタイミングは、特別図柄用乱数が保留球乱数として保留球乱数記憶部355に記憶されたときである。つまり、遊技球が第二始動口229に入賞したことに基づいて特別図柄用乱数取得部352が特別図柄用乱数を取得したが、特別図柄変動中につき保留球乱数として保留球乱数記憶部355に記憶された時点が先読み判定部370による判定のタイミングである。
大当り遊技制御部380は、大当りの種類に応じて所定のラウンド数だけ大入賞口扉25の開閉を行うように制御している。また、可動片作動制御部400は、普通図柄抽選部390による電子抽選で普通図柄当りに当選したコマンドに基づいて、可動片228のソレノイドに通電して開閉するように制御している。
次に、遊技機1における先読み判定処理の手順について、図13を用いて説明する。
まず、遊技領域7を流下している遊技球が、第二始動口229に入賞したかどうかを判断する(ステップS10)。第二始動口229に遊技球が入賞したと判断された場合(ステップS10でYes)には、特別図柄用乱数取得部352が特別図柄用乱数発生部351で発生した乱数の中から1つを取得する(ステップS11)。
次いで、特別図柄が変動中かどうかを、特別図柄抽選部350が判断する(ステップS12)。特別図柄が変動中である場合(ステップS12でYes)には、保留球乱数記憶部355に取得した特別図柄用乱数を保留球乱数として記憶させると共に、演出制御回路300に保留球乱数を記憶した旨の保留球コマンドを送信する(ステップS13)。
次いで、先読み判定部370は、保留球乱数が大当りであるか否かを特別図柄判定テーブル354を参照して判定する(ステップS14)。先読み判定部370の判定結果(以下、適宜「先読み判定結果」と記載する)が大当りである場合(ステップS15でYes)には、大当りである旨のコマンドを演出制御回路300に送信し(ステップS16)、先読み判定の処理が終了する。その後、このコマンドを受け取った演出制御回路300が後述する先読み当り処理を行う。なお、ステップS10でNoの場合、ステップS12でNoの場合、ステップS15でNoの場合は、そのまま処理が終了する。
次に、先読み判定部370による判定結果が特定結果である大当りであった場合に行う先読み当り処理について図10を用いて説明する。
図6に示す先読み判定処理で先読み判定部370の判定結果(ステップS15)が大当りである場合に、演出制御回路300はその判定結果である大当りコマンドをメイン制御回路280から受信する(ステップS16)。そして、演出制御回路300は貯留演出役物260の動作を制御して、先読み報知を行う。
即ち、図10に示すように、貯留演出役物260に貯留された保留球のうちの一つに対し、発光部材275から発光した光を照射する。例えば、発光部材275のうち青色の光を照射する発光部材275から発光した光を遊技球のうちの一つに対して照射することにより、遊技球が青くなったように遊技者は知覚する。また、発光部材275のうち青色の光を照射する発光部材275及び赤色の光を照射する発光部材275から発光した光を遊技球のうちの一つに対して照射することにより、遊技球が紫色になったように遊技者は知覚する。
発光部材275によって発光される光の色は、大当りの期待度によって異なるように構成する。例えば、大当りの確率が高い順に赤、黄色、青の光が照射されるように構成するものである。
なお、発光部材275から発光した光を照射するタイミングは貯留状態であっても貯留解除状態であってもよい。例えば、図10(a)に示すように、貯留演出役物260に遊技球を一定数貯留している際に発光部材275から発光した光を照射してもよいし、貯留演出役物260に遊技球を一定数貯留した後、図10(b)に示すように、扉部材264を開位置とすると共に貯留台262を貯留解除状態としている際に、発光部材275から発光した光を照射してもよい。
本実施形態においては上記の如く構成することにより、遊技者に与える興趣性を向上させることができる。具体的には、保留球である貯留演出役物に貯留された遊技球自体に発光部材275から発光した光を照射して、遊技者が知覚する遊技球の色を変化させることにより、遊技者に図柄表示装置12による先読み表示だけでなく、新たな先読み表示を行うことで面白みを与えることが可能となるのである。
なお、本実施形態においては、貯留演出役物260を遊技盤の右下部に設け、貯留演出役物260に貯留された遊技球が、アウト口16から遊技盤5の外へ排出されるように構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、貯留演出役物を遊技盤の中央部であって始動口や一般入賞口等の入賞口の上方に設け、貯留演出役物に貯留された遊技球が、入賞口に向けて排出されるように構成してもよい。この場合、貯留演出役物に貯留された遊技球の貯留解除のタイミングは、遊技者が演出ボタン等を操作することにより実行することができるように構成することができる。
1:遊技機,5:遊技盤,7:遊技領域,60:貯留演出役物,61:入球口,62:貯留台,63:扉口部材(第一装飾体),64:扉部材(第二装飾体),65出球口

Claims (1)

  1. 遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球を貯留可能とし、貯留した遊技球を用いて演出を行う貯留演出役物と、
    を備え、
    前記貯留演出役物は、入球口と、前記入球口から入球した遊技球を上面に貯留可能であると共に、貯留した遊技球を後方へ放出可能な貯留台と、前記貯留台の後方に設けられ、扉口を模して形成される第一装飾体と、扉を模して形成され、前記第一装飾体の扉口部を開閉する板状の第二装飾体と、前記第一装飾体の扉口部の近傍に設けられる出球口と、を備え、
    前記第二装飾体が前記第一装飾体の扉口部を閉鎖すると共に、前記入球口から入球した遊技球を前記貯留台に貯留した後、前記第二装飾体が前記第一装飾体の扉口部を開放すると共に、前記貯留台に貯留された遊技球を放出して前記出球口から排出させることを特徴とするパチンコ遊技機。
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JP2017217106A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018143598A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 株式会社大一商会 遊技機

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