JP5257594B2 - 電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置 - Google Patents

電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5257594B2
JP5257594B2 JP2008257435A JP2008257435A JP5257594B2 JP 5257594 B2 JP5257594 B2 JP 5257594B2 JP 2008257435 A JP2008257435 A JP 2008257435A JP 2008257435 A JP2008257435 A JP 2008257435A JP 5257594 B2 JP5257594 B2 JP 5257594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output current
value
ref
current waveform
compensation amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008257435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010088266A (ja
Inventor
良樹 芝垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2008257435A priority Critical patent/JP5257594B2/ja
Publication of JP2010088266A publication Critical patent/JP2010088266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5257594B2 publication Critical patent/JP5257594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、デッドタイム補償機能を有する電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置関する。
交流電動機駆動用の電圧インバータの基本的構成を示す回路図が図2に示されている。同図に示される電圧形インバータは、6個のダイオードD〜Dを有する三相ブリッジ整流回路と平滑用の主回路コンデンサCとを含む交直変換部と、6個のスイッチング素子Tr〜Tr(この例では、IGBT)を有する三相ブリッジ回路よりなる直交変換部とを包含している。なお、図において、PSは三相交流電源、Mは電動機(この例では、三相誘導電動機)、FD〜FDはフライホイールダイオードである。
それらのスイッチング素子Tr〜Trは、制御回路CONTに含まれるスイッチング信号生成部から与えられるスイッチング信号S〜Sによってスイッチング制御され、上下アームのスイッチング素子(TrとTr、TrとTr、TrとTr)を交互に導通することによって出力電圧のデューティ比を変化させ、出力電圧指令に従った所望の交流電圧を発生させている。
制御回路CONTに含まれるスイッチング信号生成部の従来例が図3に示されている。同図に示されるように、このスイッチング信号生成部は、外部から与えられた周波数指令値(fref)に基づいて瞬時電圧指令値(vref)を生成する瞬時電圧指令生成手段101と、電流検出手段から与えられた出力電流相当値(x)を、出力電流相当値(x)の極性を演算要素として含む所定の演算式に代入することにより、デッドタイム補償量(Δvref)を算出するデッドタイム補償量演算手段102と、瞬時電圧指令値(vref)とデッドタイム補償量(Δvref)とを加算して得られた補償済み瞬時電圧指令値(v′ref)に基づいて、各スイッチング素子に対して与えられるべきスイッチング信号であるPWM信号(s〜s)を生成するPWM信号生成手段103とを包含するものである。
ところで、スイッチング素子のゲート信号(スイッチング信号)をオフにしてから、実際にスイッチング素子が完全に遮断するまでには一定の時間を要する。したがって、上下アームのスイッチング素子が同時に導通して短絡状態となることを防ぐため、一方のスイッチング素子のゲート信号をオフにした後、もう一方のゲート信号をオンにするまでの間に所定の待ち時間を挿入することが行われている。この待ち時間のことをデッドタイムと呼んでいる。
デッドタイム期間中は上下アームのスイッチング素子が共に遮断されているため、出力電流はスイッチング素子と逆並列に接続されたフリーホイールダイオードを通じて流れる。このとき、上下アームのうちいずれのフリーホイールダイオードが導通するかは、出力電流の方向によって決まる。
出力電流Iの方向と極性との関係を示す説明図が図4に、デッドタイム(T)を説明するための波形図が図5にそれぞれ示されている。
図4に示されるように、インバータからモータに向かって電流が流れるときを出力電流Iの正の向きとすると、出力電流が正のとき、下側アームのフリーホイールダイオードFDが導通し、インバータの出力電圧はほぼ0となる。逆に、出力電流Iが負の向きのとき、上側アームのフリーホイールダイオードFDが導通し、インバータの出力電圧は主回路直流電圧Vdcとほぼ等しくなる。
その結果、デッドタイム期間中の出力電圧に起因して、所望の出力電圧に対する誤差電圧が生じ、この誤差電圧は、出力電流の方向に応じて極性が変わる方形波となる。図6に示されるように、インバータの出力電圧は出力電圧指令に誤差電圧が重畳されて歪んだものとなり、トルク脈動や乱調の一因となっている。なお、図6において、Iは出力電流、Vは実出力電圧、V′は理想出力電圧である(なお、説明の便宜上、高調波は描かれていない)。
このデッドタイムに起因する出力電圧歪を補償するものとしては、出力電流の方向を判別し、誤差電圧の大きさを見込んで出力電圧指令を補正する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、図3に示されるデッドタイム補償量演算手段102が、出力電流の方向を判別し、誤差電圧の大きさを見込んで出力電圧指令を補正する。
特開昭62−40090号公報
電流方向を判別して誤差電圧を補正しようとした場合、出力電流に含まれる高調波成分や雑音等の影響で、出力電流のゼロクロス付近で補正の方向が振動したり、誤った補正が行われたりするという問題があった。
このような、出力電流のゼロクロス付近でのデッドタイム補償特性を改善する方法としては、(1)出力電流をフィルタリングしてから方向を判別する方法、(2)極性判別のアルゴリズムを工夫する方法、(3)実際の出力電流の代わりに電流指令を用いる方法等が提案されている。
しかしながら、出力電流をフィルタリングしてから方向を判別する方法(1)の場合には、フィルタの位相遅れによって実際の出力電流との間に位相差が生じる。また、極性判別のアルゴリズムを工夫する方法(2)としては、極性判別の閾値にヒステリシスを持たせたり、所定時間内の極性反転を無視したりするなど、さまざまな方法が考案されているが、これらは補正方向の振動を防ぐことは出来ても、雑音等の影響を受けずに精度良く極性判別が出来るとは限らず、また、アルゴリズムが複雑化するという問題がある。さらに、実際の出力電流の代わりに電流指令を用いる方法(3)の場合には、電流ループを持った比較的高価なインバータにしか適用できない。
本発明の目的は、インバータが通常備えている電流検出手段と、単純なアルゴリズムのみを用いて、出力電流の極性を高調波成分や雑音の影響を受けずに正しく判定し、精度よく安定してデッドタイム補償を行うことにある。
上述の「発明が解決しようとする課題」は、以下の構成を有する電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置により解決することができるものと考えられる。
すなわち、この発明の電圧型インバータのスイッチング信号生成方法は、電圧型インバータの直交変換部に含まれる各スイッチング素子をスイッチング制御するための信号を生成する方法であって、与えられた周波数指令値(fref)に基づいて瞬時電圧指令値(vref)を生成する瞬時電圧指令生成ステップと、与えられた出力電流相当値(y)を、出力電流相当値(y)の極性を演算要素として含む所定の演算式に代入することにより、デッドタイム補償量(Δvref)を算出するデッドタイム補償量演算ステップと、前記瞬時電圧指令値(vref)と前記デッドタイム補償量(Δvref)とを加算して得られた補償済み瞬時電圧指令値(v′ref)に基づいて、各スイッチング素子に対して与えられるべきスイッチング信号であるPWM信号(s〜s)を生成するPWM信号生成ステップとを包含することを前提とする。
この方法には、さらに、電流検出手段を介して検出された実出力電流値(x)に基づいて、デッドタイム補償量の演算に使用されるべき出力電流相当値(y)を、所定の同定処理により求める電流波形同定ステップが設けられている。
そして、前記同定処理は、高調波成分や雑音等を含まない理想出力電流波形に対応しかつ係数値が未定の出力電流波形関数用意し、この関数から求められた電流値(y)と実出力電流値(x)との平均二乗誤差が最小となるまで、その関数の係数値を逐次更新することにより、実出力電流波形に相当する高調波成分や雑音等を含まない出力電流波形関数を確定し、この確定された出力電流波形関数から求められた各時点の電流値を出力電流相当値(y)として同定するように構成されている。
また、この発明の電圧型インバータのスイッチング信号生成装置は、電圧型インバータの直交変換部に含まれる各スイッチング素子をスイッチング制御するための信号を生成する装置であって、与えられた周波数指令値(fref)に基づいて瞬時電圧指令値(vref)を生成する瞬時電圧指令生成手段と、与えられた出力電流相当値(y)を、出力電流相当値(y)の極性を演算要素として含む所定の演算式に代入することにより、デッドタイム補償量(Δvref)を算出するデッドタイム補償量演算手段と、前記瞬時電圧指令値(vref)と前記デッドタイム補償量(Δvref)とを加算して得られた補償済み瞬時電圧指令値(v′ref)に基づいて、各スイッチング素子に対して与えられるべきスイッチング信号であるPWM信号(s〜s)を生成するPWM信号生成手段とを包含することを前提とする。
この方法には、さらに、電流検出手段を介して検出された実出力電流値(x)に基づいて、デッドタイム補償量の演算に使用されるべき出力電流相当値(y)を、所定の同定処理により求める電流波形同定手段が設けられている。
そして、前記同定処理は、高調波成分や雑音等を含まない理想出力電流波形に対応しかつ係数値が未定の出力電流波形関数用意し、この関数から求められた電流値(y)と実出力電流値(x)との平均二乗誤差が最小となるまで、その関数の係数値を逐次更新することにより、実出力電流波形に相当する高調波成分や雑音等を含まない出力電流波形関数を確定し、この確定された出力電流波形関数から求められた各時点の電流値を出力電流相当値(y)として同定するように構成されている。
このような構成によれば、デッドタイム補償量の演算に供される出力電流相当値(y)は高調波成分や雑音等が含まれていないため、出力電流に含まれる高調波成分や雑音等の影響で、出力電流のゼロクロス付近で補正の方向が振動したり、誤った補正が行われたりするということがない。
本発明によれば、平均二乗誤差を最小化するように動作するため、出力電流のサンプリング値に雑音等の誤差が含まれていても精度良く出力電流波形の同定が行える。その結果に基づいて、出力電流の極性を判別してデッドタイムを補償するので、雑音等の影響を受けにくく精度良く安定したデッドタイム補償が行える。フィルタを用いた場合のような位相遅れの問題もない。また、通常インバータに備わっている電流検出手段のみを用いるため、特別な回路を必要とせず、単純な処理手順により安価に実現できる。
以下に、本発明に係るデッドタイム補償機能を有する電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置の一実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
交流電動機駆動用のインバータでは、インバータ本体の過電流保護や電動機の過負荷保護、トルク補償などを実現するために電流検出手段を備えているのが通常である。これを利用してデッドタイム補償を行う。
本発明に係るスイッチング信号生成部の構成を模式的に示すブロック図が図1に示されている。同図に示されるように、このスイッチング信号生成部は、従来例と同様に、外部から与えられた周波数指令値(fref)に基づいて瞬時電圧指令値(vref)を生成する瞬時電圧指令生成手段101と、電流検出手段から与えられた出力電流相当値(x)を、出力電流相当値(x)の極性を演算要素として含む所定の演算式に代入することにより、デッドタイム補償量(Δvref)を算出するデッドタイム補償量演算手段102と、瞬時電圧指令値(vref)とデッドタイム補償量(Δvref)とを加算して得られた補償済み瞬時電圧指令値(v′ref)に基づいて、各スイッチング素子に対して与えられるべきスイッチング信号であるPWM信号(s〜s)を生成するPWM信号生成手段103とを包含するものである。
以上の基本的な構成に加えて、このスイッチング信号生成部には、さらに、電流検出手段(図2の電流センサCTに相当)を介して検出された実出力電流値(x)に基づいて、デッドタイム補償量の演算に使用されるべき出力電流相当値(y)を、所定の同定処理により求める電流波形同定手段104が設けられている。
そして、電流波形同定手段104における同定処理は、つぎのように構成されている。すなわち、先ず、高調波成分や雑音等を含まない理想出力電流波形に対応しかつ係数値が未定の出力電流波形関数y(式1)を用意する。ここで、yは電流値、tは時間、振幅A及び位相θは未定係数である。

y=Asin(ωt+θ) (式1)
次に、この関数yから求められた電流値(y)と実出力電流値(x)との平均二乗誤差が最小となるまで、その関数の係数A,θの値を逐次更新することにより、実出力電流波形に相当する高調波成分や雑音等を含まない出力電流波形関数を確定し、この確定された出力電流波形関数から求められた各時点の電流値を出力電流相当値(y)として同定する。
具体的には、以下の処理手順で行う。先ず、電流検出手段(CT)を介して、インバータの出力電流をサンプリングする。n回目のサンプリングにおける電流のサンプリング値をxとする。
しかるのち、適当な初期値A,θから始めて、電流のサンプリングごとに、以下の式(式2)に従ってA,θの値を更新してゆく。

=Asin(ωt+θ

=y−x

n+1=A−2μesin(ωt+θ

θn+1=θ−2μecos(ωt+θ) (式2)

ただしωはインバータの出力周波数で、既知である。μは収束の速さと安定性に関係するパラメータである。
こうして、確定された関数yから求められた各時点の電流値を出力電流相当値(y)として同定する。
続いて、デッドタイム補償量演算手段102では、次式(式3)により、同定された出力電流波形yの極性を判別して、出力電圧指令vrefの補償量Δvrefを計算により求める。ただし、Tはデッドタイム長、Tはキャリア周期である。

Δvref=sgn(y)・(T/T) (式3)
出力電圧指令vrefに補償量Δvrefを加算することによって、出力電圧指令を補正し、補正された出力電圧指令v′refに基づいて、PWM信号生成手段103はスイッチング信号であるPWM信号を生成する。
なお、以上説明した各手段101〜104については、LSI化されワイヤードロジック回路で実現してもよいし、マイクロプロセッサを利用したストアードプログラム方式にてソフトウェア的に実現してもよい。
このように、以上の実施形態によれば、平均二乗誤差を最小化するように動作するため、出力電流のサンプリング値に雑音等の誤差が含まれていても精度良く出力電流波形の同定が行える。その結果に基づいて、出力電流の極性を判別してデッドタイムを補償するので、雑音等の影響を受けにくく精度良く安定したデッドタイム補償が行える。フィルタを用いた場合のような位相遅れの問題もない。また、通常インバータに備わっている電流検出手段のみを用いるため、特別な回路を必要とせず、単純な処理手順により安価に実現できる。
なお、以上の実施形態において、電流センサ(CT)については、瞬時電流が検出されるものであれば足り、その数や位置は特に限定されるものではない。また、電源については、単層交流や直流でもよい。さらに、スイッチング素子の種類についても、IGBTに限定されるものではない。更に、本発明の適用は、三相誘導電動機に限らず、同期電動機等々各種の交流電動機に広く適用が可能である。
本発明は、この種の電圧形インバータで交流電動機を速度可変駆動する場合に、トルク脈動や乱調の発生を未然に防止するために、利用することができる。
スイッチング信号生成部の構成を模式的に示すブロック図である。 交流電動機駆動用の電圧インバータの基本的構成を示す回路図である。 従来のスイッチング信号生成部の構成を模式的に示すブロック図である。 出力電流Iの方向と極性との関係を示す説明図である。 デットタイム(T)を説明するための波形図である。 出力電圧歪みを説明するための波形図である。
符号の説明
101 瞬時電圧指令生成手段
102 デッドタイム補償量演算手段
103 PWM信号生成手段
104 電圧同定手段
ref 周波数指令値
ref 瞬時電圧指令値
xn 出力電流検出値
yn 同定された出力電流値
Δvref デッドタイム補償量
v′ref 補償済み瞬時電圧指令値
〜S スイッチング制御信号
PS 三相交流電源
M 三相誘導電動機
〜D ダイオード
C 主回路コンデンサ
Tr〜Tr スイッチング素子
FD〜FD フリーホイルダイオード

Claims (2)

  1. 電圧型インバータの直交変換部に含まれる各スイッチング素子をスイッチング制御するための信号を生成する方法であって、
    与えられた周波数指令値(fref)に基づいて瞬時電圧指令値(vref)を生成する瞬時電圧指令生成ステップと、
    与えられた出力電流相当値(y)を、出力電流相当値(y)の極性を演算要素として含む所定の演算式に代入することにより、デッドタイム補償量(Δvref)を算出するデッドタイム補償量演算ステップと、
    前記瞬時電圧指令値(vref)と前記デッドタイム補償量(Δvref)とを加算して得られた補償済み瞬時電圧指令値(v′ref)に基づいて、各スイッチング素子に対して与えられるべきスイッチング信号であるPWM信号(s〜s)を生成するPWM信号生成ステップとを包含し、さらに
    電流検出手段を介して検出された実出力電流値(x)に基づいて、デッドタイム補償量の演算に使用されるべき出力電流相当値(y)を、所定の同定処理により求める電流波形同定ステップを有し、かつ
    前記同定処理が、
    高調波成分や雑音等を含まない理想出力電流波形に対応しかつ係数値が未定の出力電流波形関数用意し、この関数から求められた電流値(y)と実出力電流値(x)との平均二乗誤差が最小となるまで、その関数の係数値を逐次更新することにより、実出力電流波形に相当する高調波成分や雑音等を含まない出力電流波形関数を確定し、この確定された出力電流波形関数から求められた各時点の電流値を出力電流相当値(y)として同定するものである、ことを特徴とする電圧型インバータのスイッチング信号生成方法。
  2. 電圧型インバータの直交変換部に含まれる各スイッチング素子をスイッチング制御するための信号を生成する装置であって、
    与えられた周波数指令値(fref)に基づいて瞬時電圧指令値(vref)を生成する瞬時電圧指令生成手段と、
    与えられた出力電流相当値(y)を、出力電流相当値(y)の極性を演算要素として含む所定の演算式に代入することにより、デッドタイム補償量(Δvref)を算出するデッドタイム補償量演算手段と、
    前記瞬時電圧指令値(vref)と前記デッドタイム補償量(Δvref)とを加算して得られた補償済み瞬時電圧指令値(v′ref)に基づいて、各スイッチング素子に対して与えられるべきスイッチング信号であるPWM信号(s〜s)を生成するPWM信号生成手段とを包含し、さらに
    電流検出手段を介して検出された実出力電流値(x)に基づいて、デッドタイム補償量の演算に使用されるべき出力電流相当値(y)を、所定の同定処理により求める電流波形同定手段を有し、かつ
    前記同定処理が、
    高調波成分や雑音等を含まない理想出力電流波形に対応しかつ係数値が未定の出力電流波形関数用意し、この関数から求められた電流値(y)と実出力電流値(x)との平均二乗誤差が最小となるまで、その関数の係数値を逐次更新することにより、実出力電流波形に相当する高調波成分や雑音等を含まない出力電流波形関数を確定し、この確定された出力電流波形関数から求められた各時点の電流値を出力電流相当値(y)として同定するものである、ことを特徴とする電圧型インバータのスイッチング信号生成装置。
JP2008257435A 2008-10-02 2008-10-02 電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置 Active JP5257594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257435A JP5257594B2 (ja) 2008-10-02 2008-10-02 電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257435A JP5257594B2 (ja) 2008-10-02 2008-10-02 電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010088266A JP2010088266A (ja) 2010-04-15
JP5257594B2 true JP5257594B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=42251663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008257435A Active JP5257594B2 (ja) 2008-10-02 2008-10-02 電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5257594B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10320310B2 (en) 2014-06-24 2019-06-11 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6025906B1 (ja) * 2015-04-09 2016-11-16 三菱電機株式会社 インバータ装置およびインバータ装置を備えた電動機制御装置
JP6540315B2 (ja) * 2015-07-22 2019-07-10 サンケン電気株式会社 電力変換装置
JPWO2022224437A1 (ja) * 2021-04-23 2022-10-27
CN113612381B (zh) * 2021-07-21 2023-02-10 深圳数马电子技术有限公司 死区补偿方法、装置、电机驱动器和存储介质
CN115622469A (zh) * 2022-10-31 2023-01-17 佛山市尼博微电子有限公司 一种用于优化电机控制性能的方法及系统
CN115603636A (zh) * 2022-10-31 2023-01-13 佛山市尼博微电子有限公司(Cn) 一种基于高频信号注入的电机电压补偿方法及系统
CN115580193A (zh) * 2022-10-31 2023-01-06 佛山市尼博微电子有限公司 一种用于对电机进行性能优化的方法及系统

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240090A (ja) * 1985-08-13 1987-02-21 Fuji Electric Co Ltd インバ−タのハンチング防止方法
JP3391180B2 (ja) * 1996-04-05 2003-03-31 三菱電機株式会社 インバータ装置
JP2004112879A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Yaskawa Electric Corp Acモータ駆動装置
JP2007209164A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Ebara Densan Ltd 位相角の検知方法およびインバータ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10320310B2 (en) 2014-06-24 2019-06-11 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010088266A (ja) 2010-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5257594B2 (ja) 電圧型インバータのスイッチング信号生成方法及び装置
US9178454B2 (en) Apparatus for controlling rotating machine based on output signal of resolver
US8971067B2 (en) Output current distortion compensating apparatus in inverter
JP2012196074A (ja) 電動機制御装置
JP2014511099A (ja) 電力変換器で実施されて電気モータの磁気飽和に関連するパラメータを特定するための制御方法
US20160111991A1 (en) Motor control device
JP4522273B2 (ja) モータ制御装置及びこれを有するモータ駆動システム
JP5888074B2 (ja) 電力変換装置
JP6407175B2 (ja) 電力変換器制御装置
JP2008211933A (ja) 電動機の制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム並びに電動機のトルクリップル推定方法
JP2006197718A (ja) 電動機の制御装置
JP2017099150A (ja) 電動機の制御装置及びそれを用いた電動車両
JP2012110079A (ja) 位置・速度センサレス制御装置
JP2012165493A (ja) モータ制御装置、モータ制御方法
JP2006136053A (ja) 電動機の制御装置
JP2022090317A (ja) インバータの制御装置、インバータの制御方法
JP2014036539A (ja) インバータ装置及びインバータ装置のスイッチングタイミング補正方法
JP2004023920A (ja) 交流モータ制御装置
JP2010268567A (ja) 交流電動機の制御装置
JP2011109848A (ja) モータ駆動制御装置
WO2020105106A1 (ja) 交流回転電機の制御装置
JP2006304417A (ja) インバータ制御装置
WO2019008838A1 (ja) 誘導電動機の駆動装置及び駆動方法
WO2023100868A1 (ja) 電力変換装置
JPH08182347A (ja) 電流制御型pwmインバータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5257594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250