JP5256838B2 - 車体下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ピラー下端とサイドシルとの結合部付近の車体下部構造に関する。
従来の車体下部構造として、フロアパネルとシルインナ及びピラーインナを、補強部材であるガセットを介して結合することにより、フロアパネルと車体骨格部材との結合剛性を高めるようにしたものが知られている(下記特許文献1参照)。
特開平6−64561号公報
しかしながら、上記した従来の車体下部構造では、車体側方からピラーアウタに荷重が入力された場合に、中空構造のピラーが潰れてピラーインナに荷重が入力された後に、ピラーインナに接続されたフロア骨格部材に荷重が伝達されるので、車体側方からの荷重入力での特に初期段階でのフロア骨格部材の反力が充分に得られないという課題がある。
そこで、本発明は、車体側方からピラーに入力された荷重を、荷重入力の初期段階からフロア部材に充分伝達させることを目的としている。
本発明は、中空構造のピラーの内部に補強部材を設け、この補強部材は、フロア部材の端部に対応して配置するとともに、ピラーの車幅方向外側壁部と同内側壁部とに跨って設け、補強部材をサイドシルに結合したことを特徴とする。
本発明によれば、車体側方からピラーに入力する荷重は、ピラー内に設定してある補強部材を介してフロア部材に伝達されるので、荷重入力の初期段階からフロア部材に充分伝達することができる。
また、補強部材をサイドシルに結合しているので、ピラーが車室側に倒れ変形する際に、サイドシルの捻り強度によってピラーの倒れ変形量を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す車体下部構造の斜視図、図2は図1の要部の斜視図である。フロアパネル1の車幅方向両端部には車体前後方向に延在するサイドシル3を結合し、サイドシル3には、車体上下方向に延在する中空構造のピラーとしてのセンタピラー5の下端を結合している。また、センタピラー5に対応する位置のフロアパネル上には、車幅方向に延在するクロスメンバ7を設け、クロスメンバ7の車幅方向両端部上に設けてある結合部材としてのガセット9をセンタピラー5に結合している。なお、クロスメンバ7とフロアパネルとでフロア部材を構成している。
図3は、上記した各部材の分解斜視図である。サイドシル3は、シルアウタ11とシルインナ13とを有し、これらはいずれもほぼハット形断面を呈しており、これらの各フランジ11a,13a相互を突き合わせて接合することで、中空の閉断面構造としている。このようなサイドシル3は、車体前方側の端部をフロントピラー15の下端に結合する一方、車体後方側の端部をホイールハウス17の前側端部に結合している。
センタピラー5は、ピラーの車幅方向外側壁部を構成するピラーアウタ19と、ピラーの車幅方向内側壁部を構成するピラーインナ21とを有し、これらはいずれもほぼハット形断面を呈しており、これらの各フランジ19a,21a相互を突き合わせて接合することで、中空の閉断面構造としている。このようなセンタピラー5は、その下端部を前述したようにサイドシル3の上部に結合しているが、図2に拡大して示すように、ピラーアウタ19下端の結合部19bをシルアウタ11の上部外側に被せるようにして結合するとともに、ピラーインナ21下端の結合部21b(図3,図4参照)を、シルアウタ11とシルインナ13との間に挿入配置し、この結合部21bによりサイドシル3の補強部材を兼ねている。
クロスメンバ7は、下部が開放した断面ほぼコ字形状を呈しており、上面部7aと前後側面部7bと下部フランジ7cとを有し、この下部フランジ7cをフロアパネル1に結合している。また、このクロスメンバ7の車幅方向両端部は、図3に示すように上面部7aが下方に屈曲して傾斜する傾斜部7dを有し、傾斜部7dの端部をシルインナ13の外側(車室27側)に結合している。
ガセット9は、クロスメンバ7の傾斜部7dを含む上部側の一部に設定してあって車幅方向外側の端部をピラーインナ21に結合している。このガセット9は、クロスメンバ7の上面部7a及び前後側面部7bにそれぞれ対応する上面部9a及び前後側面部9bと、車幅方向外側の端部に位置するフランジ9cとを有している。フランジ9cは、上面部7a及び前後側面部7bにそれぞれ対応して3方に設けあり、上部フランジ9cuと一対の側部フランジ9csとを有して車体側方から見てコ字形状としてある。
上記したガセット9を、クロスメンバ7の前記した傾斜部7dを覆うようにしてクロスメンバ7に被せ、傾斜部7dより車幅方向内側にて互いに接触する上面部9aを上面部7aに結合するとともに、側面部9bを側面部7bに結合した状態で、フランジ9cをピラーインナ21に結合する。
そして、このガセット9に対応する位置であってピラーアウタ19とピラーインナ21との間のセンタピラー5内に、補強部材としてバルクヘッド25を設けている。すなわち、クロスメンバ7とピラーインナ21とをガセット9により互いに結合し、このガセット9とバルクヘッド25とをピラーインナ21を間に挟んで互いに結合したことになる。
バルクヘッド25は、上面部25aと、前後側面部25bと、車幅方向両側の端部にそれぞれ位置するフランジ25cとを有している。この各フランジ25cは、前記したガセット9のフランジ9cの上部フランジ9cu及び側部フランジ9csに対応して3方に設けあり、上部フランジ25cuと側部フランジ25csとを有して車幅方向側方から見てコ字形状としてある。
このようなバルクヘッド25の車幅方向両側の各フランジ25cを、シルアウタ19及びシルインナ21のそれぞれの内面に結合する。すなわち、バルクヘッド25は、シルアウタ19とシルインナ21とによって両側から挟まれるようにしてセンタピラー5内に取り付けられており、ピラーアウタ19とピラーインナ21とに跨って設けたことになる。
このときバルクヘッド25のフランジ25cは、それとほぼ同形状のガセット9のフランジ9cに対向した位置にある。すなわち、ガセット9の上部フランジ9cuとバルクヘッド25の上部フランジ25cuとが互いに対向し、ガセット9の側部フランジ9csとバルクヘッド25の側部フランジ25csとが互いに対向した状態となる。
また、バルクヘッド25は、その前後側面部25bを下方に延長する延長部25beを備え、この延長部25beの下端を車体前後方向にそれぞれ屈曲してサイドシル3のシルアウタ11の上面に結合している。
さらに、バルクヘッド25のピラーインナ21側の上部フランジ25cuには、シートベルトアンカ取付ブラケット31の下端取付部31aを、ピラーインナ21とで挟むようにして結合している。シートベルトアンカ取付ブラケット31の上部は、車室27側に向けて屈曲させることで、ピラーインナ21に形成してある貫通孔21cを通して車室27側に突出させ、この突出部分を図示しないシートベルトアンカの取付部31bとしている。
このような車体下部構造において、図4に示すように、センタピラー5に対し車体側方から、その特にバルクヘッド25付近に対して荷重Fが作用すると、センタピラー5が車室27側に倒れこむようにして変形するが、その際バルクヘッド25がセンタピラー5の潰れ変形を抑えつつ、入力荷重Fがバルクヘッド25を介してガセット9に伝達され、さらにクロスメンバ7へと伝達される。
このため、荷重Fがセンタピラー5に入力する初期の段階から、荷重Fをフロア部材であるクロスメンバ7に伝達でき、入力荷重Fに対する破線矢印で示すクロスメンバ7側の車体反力Pを充分に発揮することができる。
なお、図4中の入力荷重Fは、センタピラー5に対する垂直方向成分F1とセンタピラー5の長手方向に沿う法線方向成分F2とに分力され、これに対応して車体反力Pはセンタピラー5に対する垂直方向成分P1とセンタピラー5の長手方向に沿う法線方向成分P2とに分力される。
また、バルクヘッド25をサイドシル3に結合しているので、図4のようにセンタピラー5が車室27側に倒れ変形する際に、サイドシル3の捻り強度によってセンタピラー5の倒れ変形量を抑えることができる。
このとき、ピラーアウタ19側において、サイドシル3にセンタピラー5を引っ張る方向の反力が発生するので、入力荷重Fがサイドシル3に直接作用しない場合であっても、圧縮される部材であるガセット9やクロスメンバ7への荷重分担を軽減することができる。
また、サイドシル3に下端を結合したセンタピラー5は、ガセット9を介してクロスメンバ7に結合するとともに、バルクヘッド25によりガセット9及びサイドシル3に結合しているので、センタピラー5の下端部の結合剛性を高めることができる。
また、クロスメンバ7とピラーインナ21とをガセット9により互いに結合し、このガセット9とバルクヘッド25とをピラーインナ21を間に挟んで互いに結合したので、前記センタピラー5に入力した荷重Fをバルクヘッド25からガセット9を介してクロスメンバ7に効率よく伝達することができる。
さらに、フロア部材は、車幅方向に延在するクロスメンバ7を含み、このクロスメンバ7とピラーインナ21とをガセット9により互いに結合したので、センタピラー5に入力した荷重Fをフロア部材の車体骨格部材であるクロスメンバ7に伝達でき、衝撃吸入能力を高めることができる。
また、センタピラー5に設定するシートベルトアンカ取付ブラケット31をバルクヘッド25に結合したので、シートベルトアンカ取付ブラケット31をバルクヘッド25を介さずにピラーインナ21に直接取り付けた構造に比較して、図示しないシートベルトアンカの取付点強度を高めることができる。
本発明の第一実施形態を示す車体下部構造の斜視図である。 図1の要部の斜視図である。 図2に示した各部材の分解斜視図である。 図1の車体下部構造に対し車体側方から衝撃荷重が入力したときの変形状態を示す動作説明図である。
符号の説明
1 フロアパネル(フロア部材)
3 サイドシル
5 センタピラー(ピラー)
7 クロスメンバ(フロア部材)
9 ガセット(結合部材)
19 ピラーアウタ(ピラーの外側壁部)
21 ピラーインナ(ピラーの内側壁部)
25 バルクヘッド(補強部材)
31 シートベルトアンカ取付ブラケット

Claims (4)

  1. フロア部材の車幅方向端部にて車体前後方向に延在するサイドシルに、車体上下方向に延在する中空構造のピラーの下端を結合した車体下部構造であって、前記ピラーの内部に補強部材を設け、この補強部材は、前記フロア部材の端部に対応して配置するとともに、前記ピラーの車幅方向外側壁部と同内側壁部とに跨って設け、前記補強部材を前記サイドシルに結合したことを特徴とする車体下部構造。
  2. 前記フロア部材と前記ピラーの内側壁部とを結合部材により互いに結合し、この結合部材と前記補強部材とを前記ピラーの内側壁部を間に挟んで互いに結合したことを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。
  3. 前記フロア部材は、車幅方向に延在するクロスメンバを含み、このクロスメンバと前記ピラーの内側壁部とを前記結合部材により互いに結合したことを特徴とする請求項に記載の車体下部構造。
  4. 前記ピラーに設定するシートベルトアンカ取付ブラケットを前記補強部材に結合したことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の車体下部構造。
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