JP5256225B2 - 光線路測定装置及び光線路測定方法 - Google Patents

光線路測定装置及び光線路測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5256225B2
JP5256225B2 JP2010019315A JP2010019315A JP5256225B2 JP 5256225 B2 JP5256225 B2 JP 5256225B2 JP 2010019315 A JP2010019315 A JP 2010019315A JP 2010019315 A JP2010019315 A JP 2010019315A JP 5256225 B2 JP5256225 B2 JP 5256225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
optical line
birefringence
light
scattered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010019315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011158330A (ja
Inventor
ファン・シンユー
文彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2010019315A priority Critical patent/JP5256225B2/ja
Publication of JP2011158330A publication Critical patent/JP2011158330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5256225B2 publication Critical patent/JP5256225B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

本発明は、光線路における光ファイバの曲げ部を遠隔で検出する光線路測定装置及び光線路測定方法に関する。
光ファイバは小さな半径で曲げられた場合に折損する恐れがあり、また長期的に曲げられた状態で放置されると最終的に折損してしまい、光信号を伝送できなくなる。そこで、光線路の信頼性を確保するために、光ファイバが曲げられた状態の箇所(以下、曲げ部と称する)を検出する技術が必要となる。従来の方法として、光時間領域リフレクトメトリ測定方法(OTDR)が知られている(例えば、非特許文献1)。このOTDRによれば、光線路の後方散乱光強度の長手方向分布を測定することが可能である。このため、OTDRを採用した光線路測定装置によれば、光ファイバの曲げにより生じる曲げ損失に基づいて散乱光の強度が落ちる特性を利用して、光ファイバの曲げ部を検知することが可能である。
しかしながら、近年実用化された、ホールアシストファイバ(HAF)(例えば、非特許文献2参照)等は、非常に小さい半径で曲げても曲げ損失が発生しない。そのため、このような新種類の光ファイバに対しては、OTDRを採用した光線路測定装置では光ファイバの曲げ部を検出することができない。
M. K. Barnoski, M. D. Rourke, S. M. Jensen, and R. T. Melville, "Optical time domain reflectometer," Applied Optics, 16, 2375-2379 (1977) K. Nakajima, K. Hogari, Jian Zhou, K. Tajima, and L. Sankawa, "Hole-assisted fiber design for small bending and splice losses," IEEE Photonics Technology Letters, 15, 1737-1739 (2003) R. M. Jopson, L. E. Nelson, and H. Kogelnik, "Measurement of second-order polarization-mode dispersion vectors in optical fibers," IEEE Photonics Technology Letters, 11, 1153-1155 (1999)
以上のように、従来の光線路測定装置では、HAF等に対しては曲げ部を検出することができないという問題がある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、非常に小さな半径で曲げても曲げ損失が生じないHAF等の新種類の光ファイバに対しても曲げ部を遠隔から検出することが可能な光線路測定装置及び光線路測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る光線路測定装置は、光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置において、周波数を線形的に掃引したレーザ光を前記光線路へ出力するレーザ光源と、前記レーザ光が前記光線路で散乱されて返ってきた後方散乱光におけるp波を検出するp波検出部と、前記後方散乱光におけるs波を検出するs波検出部と、前記p波と前記s波とに基づいて、前記光線路の曲げにより生じた複屈折率分布を測定することで、前記光線路の曲げ部を検出する信号処理部とを具備する。
上記構成の光線路測定装置は、光線路からの後方散乱光におけるp波とs波とから、複屈折率分布を測定するようにしている。光線路を小さい半径で曲げた場合、光線路に対して複屈折率が付与される。そして、光線路を通過する光の偏波状態は複屈折率に影響される。このため、後方散乱光のp波とs波とから測定された光線路の複屈折率分布から、光線路における曲げ部の位置を検出することが可能となる。
また、本発明に係る光線路測定装置は、光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置において、周波数を線形的に掃引したレーザ光を出力するレーザ光源と、前記レーザ光を第1の偏波状態の第1の出力光、又は、第2の偏波状態の第2の出力光に変換し、前記光線路へ出力する偏波制御装置と、前記第1の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第1の後方散乱光における第1のp波、又は、前記第2の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第2の後方散乱光における第2のp波を検出するp波検出部と、前記第1の後方散乱光における第1のs波、又は、前記第2の後方散乱光における第2のs波を検出するs波検出部と、前記第1のp波と前記第1のs波とにより取得される第1の偏波状態分布情報と、前記第2のp波と前記第2のs波とにより取得される第2の偏波状態分布情報とから第1の複屈折率ベクトルを算出し、この第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第1の複屈折率分布を計算することで、前記光線路の曲げ部を検出する信号処理部とを具備する。
上記構成の光線路測定装置は、2種類の異なった偏波状態を持つ光を光線路へ出力し、光周波数領域リフレクトメトリ測定方法(OFDR)を用いて、それぞれの偏波状態における後方散乱光の偏波状態分布情報を取得する。そして、これらの偏波状態分布情報から複屈折率ベクトルを算出し、この複屈折率ベクトルに基づいて複屈折率分布を計算するようにしている。これにより、光線路における曲げ部の位置を、ミリオーダーの分解能で検出することが可能となる。
また、前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、前記信号処理部は、前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、前記第1の複屈折率ベクトルと、前記第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする。
これにより、第1の複屈折率ベクトル及び第2の複屈折率ベクトルに含まれるゴーストピークが除去されるため、より高精度に曲げ部を検出することが可能となる。
また、前記信号処理部は、前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、この移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルに基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする。
これにより、空間分解能は落ちることになるが、雑音フロアが低減されるため、センチオーダーの曲げ半径の曲げ部を検出することが可能となる。
また、前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、前記信号処理部は、前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記第2の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルと、前記移動平均を取った第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする。
これにより、第1の複屈折率ベクトル及び第2の複屈折率ベクトルに含まれるゴーストピークが除去され、かつ、雑音フロアが低減されるため、センチオーダーの曲げ半径の曲げ部を精度良く検出することが可能となる。
また、前記信号処理部は、前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、この移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第2の複屈折率分布を計算し、前記第1の複屈折率分布と第2の複屈折率分布とから前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする。
これにより、ミリオーダーの曲げ部の検出と、センチオーダーの曲げ部の検出とを行うことが可能となるため、検出可能な曲げ半径の範囲が広がることとなる。
また、前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、前記信号処理部は、前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、前記第1の複屈折率ベクトルと、前記第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算し、前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記第2の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルと、前記移動平均を取った第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて、前記光線路における第2の複屈折率分布を計算し、前記第1の複屈折率分布と第2の複屈折率分布とから前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする。
これにより、ミリオーダーの曲げ部の検出と、センチオーダーの曲げ部の検出とを行うことが可能となるため、検出可能な曲げ半径の範囲が広がることとなる。また、ゴーストピークが除去されるため、より精度の高い検出が可能となる。
また、本発明に係る光線路測定方法は、光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置で用いられる光線路測定方法において、周波数を線形的に掃引したレーザ光を第1の偏波状態の第1の出力光、又は、第2の偏波状態の第2の出力光に変換し、前記第1の出力光又は前記第2の出力光を前記光線路へ出力し、前記第1の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第1の後方散乱光における第1のp波、又は、前記第2の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第2の後方散乱光における第2のp波を検出し、前記第1の後方散乱光における第1のs波、又は、前記第2の後方散乱光における第2のs波を検出し、前記第1のp波と前記第1のs波とにより取得される第1の偏波状態分布情報と、前記第2のp波と前記第2のs波とにより取得される第2の偏波状態分布情報とから第1の複屈折率ベクトルを算出し、前記第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第1の複屈折率分布を計算することで、前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする。
上記構成の光線路測定方法は、2種類の異なった偏波状態を持つ光を光線路へ出力し、光周波数領域リフレクトメトリ測定方法(OFDR)を用いて、それぞれの偏波状態における後方散乱光の偏波状態分布情報を取得する。そして、これらの偏波状態分布情報から複屈折率ベクトルを算出し、この複屈折率ベクトルに基づいて複屈折率分布を計算するようにしている。これにより、光線路における曲げ部の位置を、ミリオーダーの分解能で検出することが可能となる。
この発明によれば、非常に小さな半径で曲げても曲げ損失が出ないHAF等の新種類の光ファイバに対しても曲げ部を遠隔から検出することが可能な光線路測定装置及び光線路測定方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る光線路測定装置の構成を示すブロック図である。 図1の信号処理部により、第1のSOP分布情報と第2のSOP分布情報とに基づいて算出された複屈折率ベクトルの絶対値の一例を示す図である。 図1の信号処理部により、第3のSOP分布情報と第4のSOP分布情報とに基づいて算出された複屈折率ベクトルの絶対値の一例を示す図である。 図1の信号処理部により、第5のSOP分布情報と第6のSOP分布情報とに基づいて算出された複屈折率ベクトルの絶対値の一例を示す図である。 図2〜図4の複屈折率ベクトルの絶対値に基づいてゴーストピークを除去した複屈折率ベクトルの絶対値の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係わる光線路測定装置の構成を示すブロック図である。 図2の結果に移動平均を施した際の複屈折率ベクトルの絶対値を示す図である。 図3の結果に移動平均を施した際の複屈折率ベクトルの絶対値を示す図である。 図4の結果に移動平均を施した際の複屈折率ベクトルの絶対値を示す図である。 図7〜図9の複屈折率ベクトルの絶対値に基づいてゴーストピークを除去した複屈折率ベクトルの絶対値の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る光線路測定装置及び光線路測定方法を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光線路測定装置10の構成を示すブロック図である。図1における光線路測定装置10は、光周波数領域リフレクトメトリ測定方法(OFDR)を使用する。光線路測定装置10は、レーザ光源11、カプラ12、偏波制御機能装置13、サーキュレータ14、偏波コントローラ15、偏波ダイバーシティ構成16、バランスフォトディテクタ17,18、アナログ−デジタル(AD)変換器19,110及び信号処理部111を具備する。
レーザ光源11は、光周波数を線形的に掃引したレーザ光をカプラ12へ出力する。カプラ12は、レーザ光源11からのレーザ光を2つに分岐し、一方を偏波制御機能装置13へ出力し、他方を偏波コントローラ15へ出力する。
偏波制御機能装置13は、例えば、偏波コントローラ及び偏光子等から成り、カプラ12からの出力光を所定の偏波状態(SOP:State Of Polarization)に変換する。偏波制御機能装置13は、SOP変換後の出力光をサーキュレータ14を介して光ファイバ等の被測定光線路20へ出力する。偏波制御機能装置13からの出力光は、被測定光線路20内で散乱され、後方散乱光として出力される。この後方散乱光は、サーキュレータ14を介して偏波ダイバーシティ構成16へ出力される。
偏波コントローラ15は、カプラ12からの出力光をローカル光に変換する。ここで、ローカル光とは、例えば、p方向の偏波(以下、p波と称する)とs方向の偏波(以下、s波と称する)との振幅比が1:1となるSOPを満たす光のことである。偏波コントローラ15は、このローカル光を偏波ダイバーシティ構成16へ出力する。
偏波ダイバーシティ構成16は、サーキュレータ14からの後方散乱光と、偏波コントローラ15からのローカル光とを受信する。偏波ダイバーシティ構成16は、偏光ビームスプリッタを備えており、これらの光をp波とs波とに分離する。偏波ダイバーシティ構成16は、後方散乱光に基づくp波と、ローカル光に基づくp波とを干渉させ、干渉後の二つのp波をバランスフォトディテクタ17へ出力する。また、偏波ダイバーシティ構成16は、後方散乱光に基づくs波と、ローカル光に基づくs波とを干渉させ、干渉後の二つのs波をバランスフォトディテクタ18へ出力する。
バランスフォトディテクタ17は、偏波ダイバーシティ構成16から二つのp波を受信し、干渉成分の大きさに相当する電気信号に変換してAD変換器19へ出力する。また、バランスフォトディテクタ18は、偏波ダイバーシティ構成16から二つのs波を受信し、干渉成分の大きさに相当する電気信号に変換してAD変換器110へ出力する。
AD変換器19は、バランスフォトディテクタ17からの電気信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を信号処理部111へ出力する。また、AD変換器110は、バランスフォトディテクタ18からの電気信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を信号処理部111へ出力する。
信号処理部111は、例えばPC(Personal Computer)から成り、AD変換器19,110からのデジタル信号に基づいて、SOP分布を測定する。信号処理部111は、このSOP分布に基づいて複屈折率ベクトルを算出する。そして、信号処理部111は、この複屈折率ベクトルを利用して複屈折率を計算し、この複屈折率の分布から被測定光線路20の曲げ部を検出する。
次に、以上のように構成された光線路測定装置10における信号処理部111による曲げ部検出処理を詳細に説明する。
まず、偏波制御機能装置13により、SOPベクトルI11(0)の出力光がサーキュレータ14を介して被測定光線路20へ出力される。信号処理部111は、このときのAD変換器19,110からのデジタル信号から、p波の振幅Ap(z)及びs波の振幅As(z)を分布的に測定すると共に、p波とs波との間の位相差Δφ(z)を分布的に測定する。なお、ここでzは、被測定光線路20の長手方向の座標を示す。
信号処理部111は、振幅Ap(z)、振幅As(z)及び位相差Δφ(z)から式(1)を用いてSOP分布情報S11(z)を計算する。
Figure 0005256225
SOP分布情報S11(z)のz依存性は、複屈折率ベクトルβ(z)により決定され、式(2)により示される。
Figure 0005256225
ただし、複屈折率ベクトルβ(z)を求めるに当たって、SOP分布情報S11(z)だけでは、複屈折率ベクトルβ(z)の唯一な解を導出できない。そこで、偏波制御機能装置13を操作することにより、被測定光線路20への出力光のSOPベクトルをI11(0)と異なるI12(0)に調整する。そして、信号処理部111は、このときのAD変換器19,110からのデジタル信号から、SOP分布情報S12(z)を算出する。SOP分布情報S12(z)のz依存性も複屈折率ベクトルβ(z)により決定され、式(3)により示される。
Figure 0005256225
式(2)と式(3)との両式により複屈折率ベクトルβ(z)の唯一の解が算出できる。複屈折率ベクトルβ(z)は、例えば、非特許文献3に記載の計算方法により算出する。
まず、数学的に、ベクトルt(z),t(z),t’(z),t(z)を用意し、式(4)のように値を与える。
Figure 0005256225
式(4)で、|t(z)|=1となるようにk(z)を選択する。そして、3×3の回転マトリックスR(z)を用意し、式(5)のように値を与える。
Figure 0005256225
そして、マトリックスRΔ(z)を用意し、式(6)のように値を与える。
Figure 0005256225
ここで、Δzは分解能であり、Tは転置行列を示す。また、φ、r、r、rを用意し、式(7)のように値を与える。
Figure 0005256225
ここで、Trは、マトリクスのトレースを取る演算子である。複屈折率ベクトルβ(z)は、式(7)を用いて、式(8)のように示される。
Figure 0005256225
図2は、SOP分布情報S11(z)とSOP分布情報S12(z)とに基づいて算出された複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値|β(z)|の一例を示す。図2において、横軸は被測定光線路20の距離である。ピークが現れた距離の位置には大きな複屈折率が存在するはずであるが、SOP分布情報S11(z),S12(z)の測定での雑音が大きい場合、大きな複屈折率が存在していなくてもピーク(以下、ゴーストピークと称する)が発生する可能性がある。
光線路測定装置10は、このゴーストピークを以下の方法により除去する。
まず、偏波制御機能装置13により、被測定光線路20への出力光のSOPベクトルをI11(0),I12(0)と異なったSOPベクトルI21(0),I22(0)に変更する。そして、信号処理部111により、SOPベクトルI21(0)の出力光によるSOP分布情報S21(z)と、SOPベクトルI22(0)の出力光によるSOP分布情報S22(z)とを測定する。信号処理部111は、このSOP分布情報S21(z),S22(z)に基づいて複屈折率ベクトルβ(z)を求める。
信号処理部111は、このような測定をN回行うことにより、N個の複屈折率ベクトルβ(z),β(z),…,β(z)を求める。図3は複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値の例を示し、図4は複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値の例を示す。
ところで、図2〜図4においては、図2〜図4において丸印を付した部分のように常時発生するピークもあるが、測定毎に発生したり発生しなかったりするピーク(ゴーストピーク)もある。これは、常時発生するピークは曲げによる複屈折率の変化によるものであるため、実際に存在しているのに対し、ゴーストピークは雑音による結果であるため、ランダム性を有することによる。この特性から、N個の複屈折率ベクトルβ(z),β(z),…,β(z)に式(9)を使用することで、ゴーストピークを除去する。
Figure 0005256225
ここで、Minimal[]は最小の値を示す演算子であり、zは距離座標であり、Mは長手方向の総点数(測定距離を分解能で割った値)である。図5は、ゴーストピークを除去した複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値の例を示す。複屈折率B(z)は、ゴーストピークを除去した複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値を使用して、式(10)により算出される。
Figure 0005256225
ここで、ωは測定光の角周波数である。式(10)により、複屈折率B(z)の大きい部位では、曲げ部が存在すると判断できる。
以上のように、上記第1の実施形態に係る光線路測定装置10では、OFDRを使用してSOP分布情報を測定し、このSOP分布情報に基づいて被測定光線路20における複屈折率分布を算出するようにしている。これにより、光ファイバに曲げ損失が生じない場合であっても、曲げ部の有無を判断することが可能となる。また、OFDRは、1mm程度の高い空間分解能を有する。これにより、光線路測定装置10は、分解能1mmで曲げ部を検出することが可能となる。
また、上記第1の実施形態では、偏波制御機能装置13により出力光のSOPを調整することで、複数の複屈折率ベクトルを算出する。そして、これらの複屈折率ベクトルに対して式(9)を用いることで、ゴーストピークを除去するようにしている。これにより、曲げ部の位置を正確に検出することが可能となる。
したがって、本発明に係る光線路測定装置10は、非常に小さな半径で曲げても曲げ損失が出ないHAF等の新種類の光ファイバに対しても曲げ部を遠隔から検出することができる。
[第2の実施形態]
図6は、本発明の第2の実施形態に係わる光線路測定装置30の構成を示すブロック図である。図6において図1と共通する部分には同じ符号を付して示す。図6における光線路測定装置30は、光周波数領域リフレクトメトリ測定方法(OFDR)を使用し、曲げ半径が数cmの曲げ部を検出することを想定したものである。これは、第1の実施形態に記載の光線路測定装置10では、図2〜図5に示される雑音フロアの影響で、曲げ半径が2〜3cm以上である曲げ部を正確に検出できないためである。
第1の実施形態で算出された複屈折率ベクトルβ(z)(n=1〜N)は、光ファイバの曲げ部の円周長にわたり方向性が殆ど変わらないが、それ以外の箇所では大きさ及び方向性がランダムに変化するという特性がある。信号処理部31は、複屈折率ベクトルβ(z)のこのような特性に基づいて、第1の実施形態と同様の手法で算出した複屈折率ベクトルβ(z)に対して移動平均法を使用することで、信号の大きさを保持したまま雑音フロアを低減する。
以下では、光線路測定装置30における信号処理部31による曲げ部検出処理を詳細に説明する。
ここで、移動平均の回数は、分解能と光ファイバの曲げ部の曲げ半径との関係から制限される。これは、移動平均法を使用することにより、OFDRの空間分解能を落とすことになるためである。つまり、分解能が光ファイバの曲げ部の円周長よりも小さい場合は測定に影響はないが、分解能が曲げ部の円周長よりも大きくなると測定誤差が大きくなるためである。移動平均の回数Lは、曲げ部の曲げ半径がRである場合、式(11)に制限される。
Figure 0005256225
複屈折率ベクトルβ(z)は、移動平均の回数Lを用いて式(12)で与えられる。
Figure 0005256225
図7〜図9は、図2〜図4の結果にそれぞれ移動平均を施した際の複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値を示す。ここで、図2〜図4における例では、被測定光線路20の4m付近に存在する曲げ部の曲げ半径よりも、5m付近に存在する曲げ部の曲げ半径の方が大きく設定されている。このため、4m付近での曲げ部に対しては、式(11)に示す条件が満たされていない。これにより、図7〜図9では、雑音フロアが低減すると共に、4m付近のピーク値が、図2〜図4における4m付近のピーク値よりも小さくなっている。一方、5m付近での曲げ部に対しては、式(11)に示す条件が満たされているため、図7〜図9における5m付近のピーク値と、図2〜図4における5m付近のピーク値とは、殆ど同一となる。
次に、ゴーストピークを除去するために、式(13)を用いる。
Figure 0005256225
図10は、ゴーストピークを除去した複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値の例を示す。雑音フロアが低減されたため、距離6.2m付近に存在しているピーク信号が検出可能となる。複屈折率B(z)は、ゴーストピークを除去した複屈折率ベクトルβ(z)の絶対値を使用して、式(14)により算出される。
Figure 0005256225
ここで、(L・Δz)は分解能であり、ωは測定光の角周波数である。式(14)により、複屈折率の大きい部位では、曲げ部が存在すると判断できる。
以上のように、上記第2の実施形態に係る光線路測定装置30では、算出した複屈折率ベクトルβ(z)に対して移動平均法を使用することにより、信号の大きさを維持したまま雑音フロアを低減させるようにしている。これにより、光線路測定装置30は、空間分解能は低下するが、第1の実施形態における光線路測定装置10と比較して、大きな曲げ半径の曲げ部を検出することが可能となる。例えば、移動平均の回数LがL=10である場合には、空間分解能は約1cmとなるが、図10によれば、雑音フロアが低減することにより、曲げ半径約10cmまでの曲げ部を検出することが可能となる。
[その他の実施形態]
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態では、約1mm〜2,3cmの曲げ半径の曲げ部を検出可能な光線路測定装置10について説明されており、第2の実施形態では、約1cm〜10cmの曲げ半径の曲げ部を検出可能である光線路測定装置30について説明されている。しかしながら、これらの処理は、必ずしも独立して行なわれる必要はない。つまり、例えば、第1の実施形態における処理の後に、第2の実施形態における処理を行い、検出結果を合成するようにしても良い。これより、検出可能な曲げ半径が広がり、1mm〜10cmの曲げ半径の曲げ部を測定することが可能となる。
さらに、この発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10,30…光線路測定装置
11…レーザ光源
12…カプラ
13…偏波制御機能装置
14…サーキュレータ
15…偏波コントローラ
16…偏波ダイバーシティ構成
17,18…バランスフォトディテクタ
19,110…AD変換器
111,31…信号処理部
20…被測定光線路

Claims (8)

  1. 光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置において、
    周波数を線形的に掃引したレーザ光を前記光線路へ出力するレーザ光源と、
    前記レーザ光が前記光線路で散乱されて返ってきた後方散乱光におけるp波を検出するp波検出部と、
    前記後方散乱光におけるs波を検出するs波検出部と、
    前記p波と前記s波とに基づいて、前記光線路の曲げにより生じた複屈折率分布を測定することで、前記光線路の曲げ部を検出する信号処理部と
    を具備することを特徴とする光線路測定装置。
  2. 光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置において、
    周波数を線形的に掃引したレーザ光を出力するレーザ光源と、
    前記レーザ光を第1の偏波状態の第1の出力光、又は、第2の偏波状態の第2の出力光に変換し、前記光線路へ出力する偏波制御装置と、
    前記第1の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第1の後方散乱光における第1のp波、又は、前記第2の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第2の後方散乱光における第2のp波を検出するp波検出部と、
    前記第1の後方散乱光における第1のs波、又は、前記第2の後方散乱光における第2のs波を検出するs波検出部と、
    前記第1のp波と前記第1のs波とにより取得される第1の偏波状態分布情報と、前記第2のp波と前記第2のs波とにより取得される第2の偏波状態分布情報とから第1の複屈折率ベクトルを算出し、この第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第1の複屈折率分布を計算することで、前記光線路の曲げ部を検出する信号処理部と
    を具備することを特徴とする光線路測定装置。
  3. 前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、
    前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、
    前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、
    前記信号処理部は、
    前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、
    前記第1の複屈折率ベクトルと、前記第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。
  4. 前記信号処理部は、前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、この移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルに基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。
  5. 前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、
    前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、
    前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、
    前記信号処理部は、
    前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、
    前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記第2の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、
    前記移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルと、前記移動平均を取った第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。
  6. 前記信号処理部は、
    前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、この移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第2の複屈折率分布を計算し、
    前記第1の複屈折率分布と第2の複屈折率分布とから前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。
  7. 前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、
    前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、
    前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、
    前記信号処理部は、
    前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、
    前記第1の複屈折率ベクトルと、前記第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算し、
    前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記第2の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、
    前記移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルと、前記移動平均を取った第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて、前記光線路における第2の複屈折率分布を計算し、
    前記第1の複屈折率分布と第2の複屈折率分布とから前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。
  8. 光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置で用いられる光線路測定方法において、
    周波数を線形的に掃引したレーザ光を第1の偏波状態の第1の出力光、又は、第2の偏波状態の第2の出力光に変換し、
    前記第1の出力光又は前記第2の出力光を前記光線路へ出力し、
    前記第1の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第1の後方散乱光における第1のp波、又は、前記第2の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第2の後方散乱光における第2のp波を検出し、
    前記第1の後方散乱光における第1のs波、又は、前記第2の後方散乱光における第2のs波を検出し、
    前記第1のp波と前記第1のs波とにより取得される第1の偏波状態分布情報と、前記第2のp波と前記第2のs波とにより取得される第2の偏波状態分布情報とから第1の複屈折率ベクトルを算出し、
    前記第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第1の複屈折率分布を計算することで、前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする光線路測定方法。
JP2010019315A 2010-01-29 2010-01-29 光線路測定装置及び光線路測定方法 Active JP5256225B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019315A JP5256225B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 光線路測定装置及び光線路測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019315A JP5256225B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 光線路測定装置及び光線路測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011158330A JP2011158330A (ja) 2011-08-18
JP5256225B2 true JP5256225B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=44590405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010019315A Active JP5256225B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 光線路測定装置及び光線路測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5256225B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6306922B2 (ja) * 2014-03-28 2018-04-04 アンリツ株式会社 光周波数領域反射測定方法、光周波数領域反射測定装置およびそれを用いた位置または形状を測定する装置
JP6698164B2 (ja) 2016-01-05 2020-05-27 上海交通大学Shanghai Jiao Tong University 周波数合成に基づいた光周波数領域反射方法及びシステム
CN105823431A (zh) * 2016-03-25 2016-08-03 江苏骏龙电力科技股份有限公司 一种光纤过度弯曲的检测方法
KR102178795B1 (ko) * 2019-11-19 2020-11-16 (주)노티스 오에프디알 광섬유 센서의 고속 신호 처리 장치

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130741A (ja) * 1984-07-24 1986-02-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光フアイバの後方散乱光異常パタ−ン検出方法およびその装置
JPH02103434A (ja) * 1988-10-13 1990-04-16 Fujikura Ltd 光フアイバケーブルの長さ方向歪分布測定方法とそれに使用する装置および光フアイバ
JP3075433B2 (ja) * 1991-10-25 2000-08-14 日本電信電話株式会社 光周波数領域反射測定装置
JP3306815B2 (ja) * 1993-12-09 2002-07-24 日本電信電話株式会社 光周波数領域反射測定装置
JP2000329651A (ja) * 1999-05-19 2000-11-30 Advantest Corp 偏波モード分散測定装置
JP4241252B2 (ja) * 2003-07-24 2009-03-18 横河電機株式会社 光ファイバ特性測定装置および光ファイバ特性測定方法
JP2006133176A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 心線対照装置と心線対照方法
JP4990853B2 (ja) * 2008-08-05 2012-08-01 日本電信電話株式会社 光偏波状態分布測定方法及び装置
JP5641178B2 (ja) * 2009-07-17 2014-12-17 日本電信電話株式会社 光リフレクトメトリ測定方法及び光リフレクトメトリ測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011158330A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6777483B2 (ja) 光ファイバ試験装置及び光ファイバ試験方法
JP6718513B2 (ja) 空間的平均化によって分散型音響感知の信号対ノイズ比を増加させる方法
JP5829784B1 (ja) Ofdrシステム
JP7156386B2 (ja) 光パルス試験装置及び光パルス試験方法
JP6769944B2 (ja) モード遅延時間差分布試験方法および試験装置
JP5256225B2 (ja) 光線路測定装置及び光線路測定方法
JP6897373B2 (ja) 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置
JP5000443B2 (ja) 光ファイバの後方ブリルアン散乱光測定方法及び装置
JP2020148606A (ja) マルチコア光ファイバセンシングシステム
JP6018429B2 (ja) 光ファイバの解析装置および光ファイバの解析方法
JP6220764B2 (ja) 光ファイバ特性解析装置および光ファイバ特性解析方法
JP6748027B2 (ja) 光パルス試験装置及び光パルス試験方法
JP7156132B2 (ja) 光コヒーレントセンサ及び光コヒーレントセンシング方法
WO2023160490A1 (zh) 一种传输信号的方法和装置
Kiyozumi et al. Modified expression for spatial resolution in optical correlation-domain reflectometry
WO2014072845A1 (en) Optical frequency domain reflectometry system with multiple fibers per detection chain
JP2020118574A (ja) 光パルス試験装置及び光パルス試験方法
JP6396861B2 (ja) 光ファイバ特性解析装置および光ファイバ特性解析方法
JP2016020865A (ja) 光ファイバを用いた応力分布測定方法および応力分布測定装置
JP4932509B2 (ja) ブリルアン周波数シフト測定方法及び装置
US20230288191A1 (en) Strain change measuring device and strain change measuring method
JP6751371B2 (ja) 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置
JP7298471B2 (ja) 光コヒーレントセンサ及び光コヒーレントセンシング方法
Bahrampour et al. Polarization maintaining optical fiber multi-intruder sensor
US20230358599A1 (en) Vibration detection device and vibration detection method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5256225

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350