JP5256225B2 - 光線路測定装置及び光線路測定方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光線路測定装置10の構成を示すブロック図である。図1における光線路測定装置10は、光周波数領域リフレクトメトリ測定方法(OFDR)を使用する。光線路測定装置10は、レーザ光源11、カプラ12、偏波制御機能装置13、サーキュレータ14、偏波コントローラ15、偏波ダイバーシティ構成16、バランスフォトディテクタ17,18、アナログ−デジタル(AD)変換器19,110及び信号処理部111を具備する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係わる光線路測定装置30の構成を示すブロック図である。図6において図1と共通する部分には同じ符号を付して示す。図6における光線路測定装置30は、光周波数領域リフレクトメトリ測定方法(OFDR)を使用し、曲げ半径が数cmの曲げ部を検出することを想定したものである。これは、第1の実施形態に記載の光線路測定装置10では、図2〜図5に示される雑音フロアの影響で、曲げ半径が2〜3cm以上である曲げ部を正確に検出できないためである。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態では、約1mm〜2,3cmの曲げ半径の曲げ部を検出可能な光線路測定装置10について説明されており、第2の実施形態では、約1cm〜10cmの曲げ半径の曲げ部を検出可能である光線路測定装置30について説明されている。しかしながら、これらの処理は、必ずしも独立して行なわれる必要はない。つまり、例えば、第1の実施形態における処理の後に、第2の実施形態における処理を行い、検出結果を合成するようにしても良い。これより、検出可能な曲げ半径が広がり、1mm〜10cmの曲げ半径の曲げ部を測定することが可能となる。
11…レーザ光源
12…カプラ
13…偏波制御機能装置
14…サーキュレータ
15…偏波コントローラ
16…偏波ダイバーシティ構成
17,18…バランスフォトディテクタ
19,110…AD変換器
111,31…信号処理部
20…被測定光線路
Claims (8)
- 光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置において、
周波数を線形的に掃引したレーザ光を前記光線路へ出力するレーザ光源と、
前記レーザ光が前記光線路で散乱されて返ってきた後方散乱光におけるp波を検出するp波検出部と、
前記後方散乱光におけるs波を検出するs波検出部と、
前記p波と前記s波とに基づいて、前記光線路の曲げにより生じた複屈折率分布を測定することで、前記光線路の曲げ部を検出する信号処理部と
を具備することを特徴とする光線路測定装置。 - 光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置において、
周波数を線形的に掃引したレーザ光を出力するレーザ光源と、
前記レーザ光を第1の偏波状態の第1の出力光、又は、第2の偏波状態の第2の出力光に変換し、前記光線路へ出力する偏波制御装置と、
前記第1の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第1の後方散乱光における第1のp波、又は、前記第2の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第2の後方散乱光における第2のp波を検出するp波検出部と、
前記第1の後方散乱光における第1のs波、又は、前記第2の後方散乱光における第2のs波を検出するs波検出部と、
前記第1のp波と前記第1のs波とにより取得される第1の偏波状態分布情報と、前記第2のp波と前記第2のs波とにより取得される第2の偏波状態分布情報とから第1の複屈折率ベクトルを算出し、この第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第1の複屈折率分布を計算することで、前記光線路の曲げ部を検出する信号処理部と
を具備することを特徴とする光線路測定装置。 - 前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、
前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、
前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、
前記信号処理部は、
前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、
前記第1の複屈折率ベクトルと、前記第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。 - 前記信号処理部は、前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、この移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルに基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。
- 前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、
前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、
前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、
前記信号処理部は、
前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、
前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記第2の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、
前記移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルと、前記移動平均を取った第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。 - 前記信号処理部は、
前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、この移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第2の複屈折率分布を計算し、
前記第1の複屈折率分布と第2の複屈折率分布とから前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。 - 前記偏波制御装置は、前記レーザ光を前記第1及び第2の偏波状態とは異なる、第3の偏波状態の第3の出力光、又は、第4の偏波状態の第4の出力光に変換して前記光線路へ出力し、
前記p波検出部は、前記第3の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第3の後方散乱光における第3のp波、又は、前記第4の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第4の後方散乱光における第4のp波を検出し、
前記s波検出部は、前記第3の後方散乱光における第3のs波、又は、前記第4の後方散乱光における第4のs波を検出し、
前記信号処理部は、
前記第3のp波と前記第3のs波とにより取得される第3の偏波状態分布情報と、前記第4のp波と前記第4のs波とにより取得される第4の偏波状態分布情報とから第2の複屈折率ベクトルを算出し、
前記第1の複屈折率ベクトルと、前記第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて前記第1の複屈折率分布を計算し、
前記第1の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、前記第2の複屈折率ベクトルの移動平均を取り、
前記移動平均を取った第1の複屈折率ベクトルと、前記移動平均を取った第2の複屈折率ベクトルとにおける最小値に基づいて、前記光線路における第2の複屈折率分布を計算し、
前記第1の複屈折率分布と第2の複屈折率分布とから前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする請求項2記載の光線路測定装置。 - 光線路の曲げ部を検出する光線路測定装置で用いられる光線路測定方法において、
周波数を線形的に掃引したレーザ光を第1の偏波状態の第1の出力光、又は、第2の偏波状態の第2の出力光に変換し、
前記第1の出力光又は前記第2の出力光を前記光線路へ出力し、
前記第1の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第1の後方散乱光における第1のp波、又は、前記第2の出力光が前記光線路で散乱されて返ってきた第2の後方散乱光における第2のp波を検出し、
前記第1の後方散乱光における第1のs波、又は、前記第2の後方散乱光における第2のs波を検出し、
前記第1のp波と前記第1のs波とにより取得される第1の偏波状態分布情報と、前記第2のp波と前記第2のs波とにより取得される第2の偏波状態分布情報とから第1の複屈折率ベクトルを算出し、
前記第1の複屈折率ベクトルに基づいて、前記光線路における第1の複屈折率分布を計算することで、前記光線路の曲げ部を検出することを特徴とする光線路測定方法。
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