JP6897373B2 - 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置 - Google Patents

光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6897373B2
JP6897373B2 JP2017132561A JP2017132561A JP6897373B2 JP 6897373 B2 JP6897373 B2 JP 6897373B2 JP 2017132561 A JP2017132561 A JP 2017132561A JP 2017132561 A JP2017132561 A JP 2017132561A JP 6897373 B2 JP6897373 B2 JP 6897373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
spatial modes
beam profile
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017132561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019015584A (ja
Inventor
林 哲也
林  哲也
拓志 永島
拓志 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2017132561A priority Critical patent/JP6897373B2/ja
Priority to GB1810173.3A priority patent/GB2565889B/en
Priority to US16/026,206 priority patent/US10775541B2/en
Priority to FR1856199A priority patent/FR3068792B1/fr
Priority to CN201810736021.8A priority patent/CN109211527B/zh
Publication of JP2019015584A publication Critical patent/JP2019015584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6897373B2 publication Critical patent/JP6897373B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • G02B6/0006Coupling light into the fibre
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/33Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter being disposed at one fibre or waveguide end-face, and a light receiver at the other end-face
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02042Multicore optical fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • G02B6/0008Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type the light being emitted at the end of the fibre
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4215Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical elements being wavelength selective optical elements, e.g. variable wavelength optical modules or wavelength lockers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する方法および装置に関するものである。
1本の光ファイバの中に複数の空間モード(複数のコアおよび/または複数の導波モード)を有する空間分割多重光ファイバは、情報伝送量の空間密度を高くすることができるので、地中管路および海底ケーブルなどの限られた通信路の面積の利用効率を高める技術として期待される。
そのうち、複数のコアの間で導波モードが互いに結合する結合型マルチコア光ファイバ(C-MCF: Coupled Multi-Core Fiber)は、コア間の距離が短いことから、情報伝送量の空間密度を高める効果が高い。それ故、C-MCFは、結合したコアを伝搬した複数の導波モードの信号を区別するためのMIMO(Multi-InputMulti-Output)信号処理技術を併用することで、高密度で大容量の信号伝送が可能となる。
C-MCFのうちでも特にランダム結合型マルチコア光ファイバ(RC-MCF : Randomly-Coupled Multi-Core Fiber)は、コア間の結合の強さが適切に設定されていることで、光ファイバの曲がり及び捻れによってランダムなモード結合を生じさせ、これによりモード間の遅延時間差(DMD : Differential Mode Delay)の蓄積の速度をファイバ長の1/2乗に低減することができる。それ故、RC-MCFは、MIMO信号処理の計算量コストを低く抑えることができる。このようなRC-MCFは、非特許文献1〜3に記載されている。RC-MCFは、典型的には1[1/m]以上のコア間モード結合係数、または、10[1/km]以上のコア間パワー結合係数を有する。
現在広く用いられているシングルコア光ファイバと比べると、RC-MCFは、コアの空間密度がより高い点において重要であるだけでなく、モード結合によって光が複数のコアに分散して存在することによって光学的非線形性が低下することも重要である。RC-MCFは、非線形性の低下により、光強度の高い光を伝搬させた際に非線形干渉により生じる光雑音を低減することができる。
一般に光ファイバの性能を評価することは重要である。光ファイバの性能には、実際の伝送系に組み込まれた際に実現できる伝送容量、および、光ファイバ同士を接続した際に見込まれる接続損失などが含まれる。また、一般に光ファイバの性能を評価する上では、光ファイバの空間モードの出射ビームプロファイル(電界分布または強度分布)を測定して、これを性能指標として定量化することも重要である。
シングルモード光ファイバ(SMF : Single Mode Fiber)においては、モードフィールド径(MFD : Mode Field Diameter)および実効断面積(Aeff)が重要な性能指標となっている。MFDは、光ファイバ同士を接続した際の接続損失に関係した指標である。MFDが大きいほど、かつ、光ファイバ間でMFDの差が小さいほど、接続損失を低減できる。Aeffは、非線形性に関係した指標である。非線形雑音のパワーはAeffの2乗に反比例する(すなわち、Aeffが大きいほど非線形雑音を小さくできる)。
シングルモードファイバ伝送における非線形雑音は、その他にも信号光の強度、信号光の帯域、光ファイバの伝送損失、光ファイバの波長分散にも影響を受ける。しかし、光ファイバの非線形性に関する性能を定量化するうえで、Aeffは非常に重要な指標である。SMFのMFDおよびAeffの定義および測定方法は非特許文献4および非特許文献5に記載されている。
SMFのMFDまたはAeffを測定する従来の方法では、SMFの出射ビームプロファイルをニアフィールドパターン(NFP : Near Field Pattern)またはファーフィールドパターン(FFP :Far Field Pattern)として測定して、その測定結果に基づいてMFDまたはAeffを求める。しかし、従来の測定方法では、ランダムなモード結合が生じるRC-MCFにおける各コアまたは各空間モードのMFDおよびAeffを定量的に求めることができない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、RC-MCFの出射ビームプロファイルを測定することができる方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、RC-MCFである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する方法である。本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、一態様として、(1) 前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する測定ステップと、(2) その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する解析ステップと、を有する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置は、RC-MCFである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する装置である。本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置は、(1) 光を出力し、前記測定対象光ファイバの入射端において前記光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させる光源部と、(2) 前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する測定部と、(3) 前記測定部による前記光の強度プロファイルの和の測定の結果に基づいて、前記測定対象光ファイバの出射ビーム評価指標を算出する解析部と、を備える。本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、一態様として、前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をNFPとして測定し、前記解析部は、その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する。
本発明によれば、RC-MCFの出射ビームプロファイルを測定することができる。また、この測定結果に基づいてRC-MCFの各コアのMFDおよびAeffを求めることができる。
図1は、FFP測定系を説明する図である。 図2は、NFP測定系を説明する図である。 図3は、RC-MCFのNFPの電界分布の一例を示す図である。 図4は、RC-MCFのNFPの強度分布の一例を示す図である。 図5は、0.5秒間隔で測定したRC-MCFのNFPの強度分布の時間的変化の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法を説明するフローチャートである。 図7は、本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置1の構成例を示す図である。 図8は、4コアのRC-MCFを測定対象光ファイバ2とした場合の光強度のNFPの全スーパーモード平均の一例を示す図である。 図9は、VARとτ・Δfとの関係を示すグラフである。 図10は、VARとτ・Δfとの関係を示すグラフである。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、RC-MCFである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する方法である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、一態様として、(1) 前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する測定ステップと、(2) その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する解析ステップと、を有する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、他の態様として、(1) 前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する測定ステップと、(2) その測定されたNFPを、コアを1つずつ含む領域に分割した際の各領域が含むコア単独でのNFPとみなして、各コアについてのビーム評価指標を算出する解析ステップと、を有する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、更に他の態様として、(1) 前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をFFPとして測定する測定ステップと、(2) その測定されたFFPを、個々のコアから出射されたビームのFFPの平均とみなして、全コア平均のビーム評価指標を算出する解析ステップと、を有する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、前記測定ステップにおいて、前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化するのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、前記測定ステップにおいて、前記測定対象光ファイバのモード分散τ[s]と前記光源部の線幅Δf[s−1]との積(τ・Δf)が9以上となるように前記光源部の線幅または前記測定対象光ファイバの長さ若しくは曲げ径を調整した状態で前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化するのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、前記測定ステップにおいて、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに前記光源部から互いに相関のない光が入射されることにより、前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化するのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、前記測定ステップにおいて、互いに独立に動作する複数の発光素子それぞれから出力された光を用いることにより、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させるのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、前記測定ステップにおいて、1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、その光の線幅をΔf[s−1]としたとき全ての空間モードについて相互に1.1/Δf[s]以上異なる量の遅延を各入力光に付与することにより、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させるのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法は、前記測定ステップにおいて、1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、各空間モードへの入力光の偏波状態を互いに異なるパターンで時間的に変動させることにより、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させるのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置は、RC-MCFである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する装置である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置は、(1) 光を出力し、前記測定対象光ファイバの入射端において前記光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させる光源部と、(2) 前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する測定部と、(3) 前記測定部による前記光の強度プロファイルの和の測定の結果に基づいて、前記測定対象光ファイバの出射ビーム評価指標を算出する解析部と、を備える。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、一態様として、前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をNFPとして測定し、前記解析部は、その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、他の態様として、前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をNFPとして測定し、前記解析部は、その測定されたNFPを、コアを1つずつ含む領域に分割した際の各領域が含むコア単独でのNFPとみなして、各コアについてのビーム評価指標を算出する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、更に他の態様として、前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をFFPとして測定し、前記解析部は、その測定されたFFPを、個々のコアから出射されたビームのFFPの平均とみなして、全コア平均のビーム評価指標を算出する。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、前記測定部は、前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化するのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、前記測定部は、前記測定対象光ファイバのモード分散τ[s]と前記光源部の線幅Δf[s−1]との積(τ・Δf)が9以上となるように前記光源部の線幅または前記測定対象光ファイバの長さ若しくは曲げ径を調整した状態で前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化するのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、前記測定部は、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに前記光源部から互いに相関のない光が入射されることにより、前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化するのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、前記光源部は、互いに独立に動作する複数の発光素子それぞれから出力された光を用いることにより、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させるのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、前記光源部は、1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、その光の線幅をΔf[s−1]としたとき全ての空間モードについて相互に1.1/Δf[s]以上異なる量の遅延を各入力光に付与することにより、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させるのが好適である。
本発明の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置において、前記光源部は、1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、各空間モードへの入力光の偏波状態を互いに異なるパターンで時間的に変動させることにより、前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させるのが好適である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
先ず、SMFのMFDおよびAeffの一般的な測定技術について説明する。通常、SMFの出射ビームのFFPを測定し、このFFPに基づいてMFDを算出する。FFPは、光ファイバ出射端を中心とする十分大きな半径(FFP測定距離)を持つ半球面上(FF : Far Field)における電界振幅分布または強度分布である。理論的にはFFP測定距離は無限とすべきであるが、ITU-T G.651.1によれば、MFDを2wとし、受光器の直径をbとし、波長をλとすると、実際上の光ファイバ測定におけるFFP測定距離は40wb/λ以上であれば、十分な精度の測定が可能とされている。
図1は、FFP測定系を説明する図である。測定対象光ファイバ2の入射端に光源部10が光学的に結合される。測定対象光ファイバ2の出射端の中心にxy直交座標系の原点が設定される。(x,y)は、測定対象光ファイバ2の出射端の端面における局所直交座標である。(r,θ)は、(x,y)に対応する極座標系である。φは、x軸に対応するFFPへの発散角である。φは、y軸に対応するFFPへの発散角である。
SMFにおいては、空間モードの電界分布が円対称であることを前提として、下記(1)式でMFDを計算できる。ここで、Fφ(φ)は放射角φにおける電界振幅のFFPを表す。SMFの場合は、モードの電界振幅分布が円対称であることを前提としているので、Fφ(φ)はθに無依存である。よって、Fφ(φ)は、任意のθでFFPをφについて1次元で測定したものと考えればよい。
Figure 0006897373
Aeffは、その定義上、光ファイバのモードの電界振幅分布をEとすると、下記(2)式で表すことができる。特にモードの電界振幅分布が円対称である場合は、Aeffは、下記(3)式の様に表すことができる。したがって、光ファイバのモードの強度分布|E|からAeffを算出することができる。
Figure 0006897373
Figure 0006897373
モードの電界分布Eは、光ファイバの出射ビームのNFPの強度分布と等しいものとみなすことができるので、NFPの強度分布からAeffを算出することができる。NFPは、光ファイバ出射端面上(NF : NearField Pattern)における電界分布または強度分布である。
図2は、NFP測定系を説明する図である。光ファイバのNFPは極めて小さなサイズであるので、直接正確に測定することは困難である。そこで、図2に示されるように、レンズ21,22を含む拡大光学系を用いてNFPをカメラ観察する方法など採用される。しかし、光学系の回折限界、カメラのダイナミックレンジおよびリニアリティの問題があることから、十分なNFP測定精度は得られない。
このことから、SMFにおける実際の測定においては、先ずFFPを高精度に測定し、このFFPからNFPを求め、このNFPを用いてAeffを算出する。電界振幅のNFPからFFPへの変化はフラウンホーファー回折で説明できる。したがって、モードの電界分布が円対称であることを前提とすると、電界振幅のNFPのrについての関数E(r)と、電界振幅のFFPのφについての関数Fφ(φ)とは、0次のハンケル変換を用いて下記(4)式の様に相互に変換することができる。
Figure 0006897373
SMFは空間モードを1つのみ有し、その空間モードの電界分布は円対称である。それ故、SMFの場合は、上記の様にして簡単かつ正確にMFDおよびAeffの測定・評価を行うことができる。
これに対して、RC-MCFは複数の空間モードを有する。また、RC-MCF中を光が伝搬する際に、複数の空間モードの相互間でランダムに光が結合してしまう。それ故、RC-MCFの場合は、SMFの場合と同様の方法ではMFDおよびAeffの評価を行うことができない。
また、MFDおよびAeffは、光ファイバの各モードの電界振幅分布を定量化する性能指標である。このことから、RC-MCFのMFDおよびAeffを評価する場合、評価したい1つのモードのみから光が出射する様にしてNFPおよびFFPの測定を行う必要がある。しかし、前述の通り、空間モード間でランダムに光が結合してしまい、しかも、その結合の仕方は時間的に変化する。
例えば、RC-MCFにおいて結合した4コアの空間モードは、いわゆるスーパーモードとなる。スーパーモードは、すべてのコアにまたがるモードである。このときの4つの空間モードそれぞれに対してNFPの電界分布は図3に示されるようなパターンとなり、強度分布は図4に示されるようなパターンとなる。図3は、RC-MCFのNFPの電界分布の一例を示す図である。図4は、RC-MCFのNFPの強度分布の一例を示す図である。ここで用いたRC-MCFでは、4つのコアはコア中心間隔20μmで正方格子状に配置されており、各コア独立でのMFDは約10μmであった。NFPの強度分布を見ると、空間モード間の差異は殆ど見られない。
RC-MCFでは、このような空間モードの何れか1つのみから光を出射させて当該出射ビームプロファイルを測定する必要がある。しかし、実際に同様の設計のRC-MCFから出射される光のNFPの強度は、図5に示されるように時間的に変動している。図5は、0.5秒間隔で測定したRC-MCFのNFPの強度分布の時間的変化の一例を示す図である。また、図4に示されるように、全コアから同等の強度の光が出射されているのではないので、複数のモードがランダムに混じって出射されていることが分かる。
以下に説明する本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置は、RC-MCFの出射ビームプロファイルを測定することができるものであり、さらに、この測定結果に基づいてRC-MCFの各コアのMFDおよびAeffを求めることができるものである。
RC-MCFにおいて全てのモードが励起されている場合のNFPの強度INFPは、下記(5)式のように表すことができる。ここで、EはモードnのNFにおける電界の複素振幅のプロファイルである。E はEの複素共役である。Re[x]は複素数xの実部である。また、INFP,nはモードnのNFにおける電界強度のプロファイルを表す。
Figure 0006897373
同様に、RC-MCFにおいて全てのモードが励起されている場合のFFPの強度IFFPは、下記(6)式のように表すことができる。ここで、FはモードnのFFにおける電界の複素振幅のプロファイルである。F はFの複素共役である。また、IFFP,nはモードnのFFにおける電界強度のプロファイルを表す。
Figure 0006897373
RC-MCFでは、モード間の位相関係などがランダムに変化すると、NFの(5)式およびFFの(6)式の何れも最終行右辺第2項のモード間干渉により生じる光強度の変化の成分(干渉成分)がランダムに変化してしまうことから、安定した測定が行えない。
そこで、この干渉成分を十分に平均化して0に近づけることで、(5)式は下記(7)式のようになり、(6)式は下記(8)式のようになって、INFPおよびIFFPを安定的に測定で得ることができるようになる。
Figure 0006897373
Figure 0006897373
このような測定を実現するため、本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置は、以下に説明する構成を備える。図6は、本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法を説明するフローチャートである。図7は、本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置1の構成例を示す図である。
光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置1は、光源部10,測定部20および解析部30を備える。測定対象光ファイバ2はRC-MCFである。入射用光ファイバ3は、光源部10と測定対象光ファイバ2とを光学的に結合するものであり、SMFであってよい。入射用光ファイバ3の第1端は光源部10と光学的に接続され、入射用光ファイバ3の第2端は測定対象光ファイバ2の入射端と接続点4において光学的に接続される。測定対象光ファイバ2の出射端から出力される光5は測定部20により受光される。
測定ステップS11において、光源部10は、測定用の光を出力する。光源部10から出力された光は、入射用光ファイバ3により導光された後、RC-MCFである測定対象光ファイバ2の入射端において該測定対象光ファイバ2の1以上の空間モードに入射される。測定対象光ファイバ2の複数の空間モードのうち光を入射させる空間モードは、接続点4における入射用光ファイバ3と測定対象光ファイバ2との間の光結合状態により設定される。光源部10は、例えば発光ダイオードおよびレーザダイオードなどの任意の発光素子を備えて構成される。
測定ステップS11において、測定部20は、測定対象光ファイバ2の出射端において複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する。測定部20は、例えばフォトダイオ−ドなどの任意の受光素子を備え、また、所要のレンズ系を備えて構成される。
解析ステップS12において、解析部30は、測定部20による光の強度プロファイルの和の測定の結果に基づいて、測定対象光ファイバ2の出射ビーム評価指標(MFD、Aeff)を算出する。解析部30は、例えば、CPUなどの演算素子およびメモリなどの記憶素子を備えて構成され得る。
本実施形態の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置1、および、この装置を用いた光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法において、測定部20および解析部30の動作として次の3つの測定態様がある。これら3つの測定態様のうちの何れか2以上の測定態様を組み合わせてもよい。
第1測定態様では、測定部20は、測定対象光ファイバ2の複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する。そして、解析部30は、その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する。
第2測定態様では、測定部20は、測定対象光ファイバ2の複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する。そして、解析部30は、その測定されたNFPを、コアを1つずつ含む領域に分割した際の各領域が含むコア単独でのNFPとみなして、各コアについてのビーム評価指標を算出する。
第3測定態様では、測定部20は、測定対象光ファイバ2の複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をFFPとして測定する。そして、解析部30は、その測定されたFFPを、個々のコアから出射されたビームのFFPの平均とみなして、全コア平均のビーム評価指標を算出する。
4コアのRC-MCFを測定対象光ファイバ2とした場合、光強度のNFPの全スーパーモード平均は図8に示されるようになる。この図に示されるように、測定対象光ファイバ2の出射端の中心に対して4つの象限に区分したときに各象限において光強度のピークが存在することから、上記の第1〜第3の測定態様それぞれにおいて解析部30は具体的には次のような処理をすることができる。
第1測定態様では、4つの象限の全領域の強度プロファイルを用いて上記(2)式により“Aeff”を算出することができる。この値は、物理的な意味では各スーパーモードのAeffの平均値ではなく、各スーパーモードの平均NFPから算出した“Aeff”となるが、評価指標として十分用いることができる。算出した“Aeff”をコアモード数で除算することで、コアモードのAeffに相当する値を算出することができる。
第2測定態様では、4つの象限それぞれに限られた領域において上記(2)式によりAeffを算出することで、各コアのAeffを算出することができる。また、各象限において、強度のピーク地点または重心点などを原点とする極座標系を用いることで、上記(3)式により各コアのAeffを算出することができる。また、コアごとの強度のピーク地点または重心点を結ぶ線分の垂直二等分線を、コアごとに領域を切り分ける境界線としてもよい。
第3測定態様では、上記(8)式から分かるように、測定される強度のFFPは各モードの強度のFFPの和になる。各モードを各コアのモードとみなした場合、FFP測定距離が十分に大きければ、測定される強度のFFPは単純に各コアの強度のFFPの和とみなせばよい。このとき、各コアのFFPは、NFPの様に強度のピークが別の位置に現れるのではなく、測定対象光ファイバ2の出射端面がコアの中心軸に対して直交する場合には放射角0度の位置でピークが重なる。したがって、単純に強度のFFPの測定を行うことで、各コアの強度のFFPの平均をとることができる。この測定したFFPは、各コアのFFPの平均であることから、当然円対称である。このことから、上記(1)式により各コアのMFDを算出することができ、また、上記(4)式によりNFPに変換したうえで上記(3)式により各コアのAeffを算出することができる。
第1〜第3の測定態様の何れにおいても、測定部20は、測定対象光ファイバ2の出射端において複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する。この空間モード間の干渉成分の平均化については次のような態様がある。
ビームプロファイルの波長平均をとることにより、複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化することができる。例えば、光源部10は、出力光波長が可変である発光素子を用いて波長を時間的に変化させ、或いは、出力光波長が互いに異なる複数の発光素子を順次に発光させてもよく、この場合、解析部30は、複数の波長それぞれにおいて測定部20により測定されたビームプロファイルの波長平均をとればよい。或いは、光源部10は、出力光が広帯域である発光素子(例えばスーパールミネッセントダイオード(SLD:Superluminescentdiode)など)を含んでいてもよく、この場合、解析部30は、測定部20により測定されたビームプロファイルの時間平均をとればよい。
また、測定対象光ファイバ2の入射端において全ての空間モードそれぞれに光源部10から互いに相関のない光が入射されることにより、複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化することもできる。この場合、光源部10は、互いに独立に動作する複数の発光素子それぞれから出力された光を用いることにより、測定対象光ファイバ2の入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させることができる。或いは、光源部10は、1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、各空間モードへの入力光の偏波状態を互いに異なるパターンで時間的に変動させることにより、測定対象光ファイバ2の入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させることができる。
測定対象光ファイバ2の出射端において複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分の平均化の程度は、光強度の変動幅と平均値との比(VAR=変動幅/平均値)により評価することができる。測定対象光ファイバ2のモード分散をτ[s]とする。また、光源部10の線幅をΔf[s−1]とする。VARは積(τ・Δf)に依存する。
ビームプロファイルの波長平均をとることにより空間モード間の干渉成分を平均化する場合には、VARとτ・Δfとは、図9に示されるような関係を有する。図9は、この場合のVARとτ・Δfとの関係を示すグラフである。
この図に示されるように、τ・Δfが9以上であればVARは0.05以下になる。τ・Δfが22.5以上であればVARは0.02以下になる。τ・Δfが45以上であればVARは0.01以下になる。τ・Δfが90以上であればVARは0.005以下になる。τ・Δfが225以上であればVARは0.002以下になる。τ・Δfが450以上であればVARは0.001以下になる。
したがって、光源部10の線幅または測定対象光ファイバ2の長さ若しくは曲げ径を調整することにより、τ・Δfが9以上となるようにして測定を行うことが望ましい。τ・Δfが22.5以上となるようにして測定を行うことが更に望ましい。τ・Δfが45以上となるようにして測定を行うことが更に望ましい。τ・Δfが90以上となるようにして測定を行うことが更に望ましい。τ・Δfが225以上となるようにして測定を行うことが更に望ましい。τ・Δfが450以上となるようにして測定を行うことが最も望ましい。
測定対象光ファイバ2の入射端において全ての空間モードそれぞれに光源部10から互いに相関のない光が入射されることにより、複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する場合には、光源部10において1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、全ての空間モードについて相互にτ[s]以上異なる量の遅延を各入力光に付与することが望ましい。図10は、この場合のVARとτ・Δfとの関係を示すグラフである。
この図に示されるように、τが1.10/Δf[s]以上であればVARが0.05以下になる。τが1.26/Δf[s]以上であればVARが0.02以下になる。τが1.37/Δf[s]以上であればVARが0.01以下になる。τが1.47/Δf[s]以上であればVARが0.005以下になる。τが1.59/Δf[s]以上であればVARが0.002以下になる。τが1.67/Δf[s]以上であればVARが0.001以下になる。
したがって、τは1.10/Δf[s]以上であることが望ましい。τは1.26/Δf[s]以上であることが更に望ましい。τは1.37/Δf[s]以上であることが更に望ましい。τは1.47/Δf[s]以上であることが更に望ましい。τは1.59/Δf[s]以上であることが更に望ましい。τは1.67/Δf[s]以上であることが最も望ましい。
1…光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置、2…測定対象光ファイバ、3…入射用光ファイバ、10…光源部、20…測定部、30…解析部。

Claims (18)

  1. 互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する方法であって、
    前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する測定ステップと、
    その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する解析ステップと、
    を有する光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  2. 互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する方法であって、
    前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をNFPとして測定する測定ステップと、
    その測定されたNFPを、コアを1つずつ含む領域に分割した際の各領域が含むコア単独でのNFPとみなして、各コアについてのビーム評価指標を算出する解析ステップと、
    を有する光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  3. 互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する方法であって、
    前記測定対象光ファイバの入射端において、光源部から出力された光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させ、前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和をFFPとして測定する測定ステップと、
    その測定されたFFPを、個々のコアから出射されたビームのFFPの平均とみなして、全コア平均のビーム評価指標を算出する解析ステップと、
    を有する光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  4. 前記測定ステップにおいて、
    前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、
    前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  5. 前記測定ステップにおいて、
    前記測定対象光ファイバのモード分散τ[s]と前記光源部の線幅Δf[s−1]との積(τ・Δf)が9以上となるように前記光源部の線幅または前記測定対象光ファイバの長さ若しくは曲げ径を調整した状態で前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、
    前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  6. 前記測定ステップにおいて、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに前記光源部から互いに相関のない光が入射されることにより、
    前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  7. 前記測定ステップにおいて、
    互いに独立に動作する複数の発光素子それぞれから出力された光を用いることにより、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させる、
    請求項6に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  8. 前記測定ステップにおいて、
    1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、その光の線幅をΔf[s−1]としたとき全ての空間モードについて相互に1.1/Δf[s]以上異なる量の遅延を各入力光に付与することにより、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させる、
    請求項6に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  9. 前記測定ステップにおいて、
    1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、各空間モードへの入力光の偏波状態を互いに異なるパターンで時間的に変動させることにより、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させる、
    請求項6に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法。
  10. 互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する装置であって、
    光を出力し、前記測定対象光ファイバの入射端において前記光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させる光源部と、
    前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する測定部と、
    前記測定部による前記光の強度プロファイルの和の測定の結果に基づいて、前記測定対象光ファイバの出射ビーム評価指標を算出する解析部と、
    を備え、
    前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をNFPとして測定し、
    前記解析部は、その測定されたNFPを、個々のスーパーモードから出射されたビームのNFPの平均とみなして、全スーパーモード平均のビーム評価指標を算出する、
    光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  11. 互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する装置であって、
    光を出力し、前記測定対象光ファイバの入射端において前記光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させる光源部と、
    前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する測定部と、
    前記測定部による前記光の強度プロファイルの和の測定の結果に基づいて、前記測定対象光ファイバの出射ビーム評価指標を算出する解析部と、
    を備え、
    前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をNFPとして測定し、
    前記解析部は、その測定されたNFPを、コアを1つずつ含む領域に分割した際の各領域が含むコア単独でのNFPとみなして、各コアについてのビーム評価指標を算出する、
    光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  12. 互いにランダムに結合する複数の空間モードを有するランダム結合型マルチコア光ファイバである測定対象光ファイバの出射ビームプロファイルを測定する装置であって、
    光を出力し、前記測定対象光ファイバの入射端において前記光を該測定対象光ファイバの1以上の空間モードに入射させる光源部と、
    前記測定対象光ファイバの出射端において前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化して、前記複数の空間モードそれぞれから出射された個別の光の強度プロファイルの和を測定する測定部と、
    前記測定部による前記光の強度プロファイルの和の測定の結果に基づいて、前記測定対象光ファイバの出射ビーム評価指標を算出する解析部と、
    を備え、
    前記測定部は、前記光の強度プロファイルの和をFFPとして測定し、
    前記解析部は、その測定されたFFPを、個々のコアから出射されたビームのFFPの平均とみなして、全コア平均のビーム評価指標を算出する、
    光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  13. 前記測定部は、
    前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、
    前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する、
    請求項10〜12の何れか1項に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  14. 前記測定部は、
    前記測定対象光ファイバのモード分散τ[s]と前記光源部の線幅Δf[s−1]との積(τ・Δf)が9以上となるように前記光源部の線幅または前記測定対象光ファイバの長さ若しくは曲げ径を調整した状態で前記ビームプロファイルの波長平均をとることにより、
    前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する、
    請求項10〜12の何れか1項に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  15. 前記測定部は、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに前記光源部から互いに相関のない光が入射されることにより、
    前記複数の空間モードから出射された一体の光のビームプロファイルにおける空間モード間の干渉成分を平均化する、
    請求項10〜12の何れか1項に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  16. 前記光源部は、
    互いに独立に動作する複数の発光素子それぞれから出力された光を用いることにより、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させる、
    請求項15に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  17. 前記光源部は、
    1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、その光の線幅をΔf[s−1]としたとき全ての空間モードについて相互に1.1/Δf[s]以上異なる量の遅延を各入力光に付与することにより、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させる、
    請求項15に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
  18. 前記光源部は、
    1つの発光素子から出力された光を分岐して得られた各分岐光を各空間モードへの入力光とし、各空間モードへの入力光の偏波状態を互いに異なるパターンで時間的に変動させることにより、
    前記測定対象光ファイバの前記入射端において全ての空間モードそれぞれに互いに相関のない光を入射させる、
    請求項15に記載の光ファイバ出射ビームプロファイル測定装置。
JP2017132561A 2017-07-06 2017-07-06 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置 Active JP6897373B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132561A JP6897373B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置
GB1810173.3A GB2565889B (en) 2017-07-06 2018-06-21 Optical-fiber output beam profile measurement method and optical-fiber output beam profile measurement apparatus
US16/026,206 US10775541B2 (en) 2017-07-06 2018-07-03 Optical-fiber output beam profile measurement method and optical-fiber output beam profile measurement apparatus
FR1856199A FR3068792B1 (fr) 2017-07-06 2018-07-05 Procede de mesure de profil de faisceau de sortie de fibre optique et appareil de mesure de profil de faisceau de sortie de fibre optique
CN201810736021.8A CN109211527B (zh) 2017-07-06 2018-07-06 光纤输出光束轮廓测量方法和光纤输出光束轮廓测量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132561A JP6897373B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019015584A JP2019015584A (ja) 2019-01-31
JP6897373B2 true JP6897373B2 (ja) 2021-06-30

Family

ID=63042745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017132561A Active JP6897373B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10775541B2 (ja)
JP (1) JP6897373B2 (ja)
CN (1) CN109211527B (ja)
FR (1) FR3068792B1 (ja)
GB (1) GB2565889B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018138910A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社フジクラ マルチコアファイバの特性測定装置及び特性測定方法
CN113424038B (zh) * 2019-02-22 2024-05-03 住友电气工业株式会社 模式依赖损耗测定装置及模式依赖损耗测定方法
JP7251639B2 (ja) * 2019-09-10 2023-04-04 日本電信電話株式会社 モードフィールド径試験方法および試験装置
CN110953995A (zh) * 2019-12-30 2020-04-03 北京交通大学 一种基于多芯光纤的三维空间坐标定位装置
WO2024069792A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 日本電信電話株式会社 光ファイバのモードフィールド径を取得する装置及び方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339141A (en) * 1976-09-21 1978-04-10 Corning Glass Works Optical waveguide tube
AU596451B2 (en) * 1986-10-31 1990-05-03 Alcatel N.V. Optical communication system
EP0390002B1 (de) * 1989-03-31 1996-06-12 Alcatel SEL Aktiengesellschaft Optisches Nachrichtenübertragungssystem zur Diplex- oder Duplex-Übertragung
US7317874B2 (en) * 2006-06-02 2008-01-08 Broadway Networks, Inc. Adaptive optical transceiver for fiber access communications
DE102009025232A1 (de) * 2009-06-13 2010-12-16 Technische Universität Dortmund Verfahren und Vorrichtung zur Übertragung optischer Informationen zwischen Senderstation und Empfängerstation über einen Mehrmoden-Lichtwellenleiter
CN102566194A (zh) * 2012-02-21 2012-07-11 常州大学 基于高非线性色散平坦光纤的宽带波长变换器及变换方法
CN104321673B (zh) * 2012-04-26 2018-04-03 住友电气工业株式会社 多芯光纤、多芯光纤缆线和多芯光纤传输系统
JP6192442B2 (ja) * 2013-05-16 2017-09-06 株式会社フジクラ 結合型マルチコアファイバ
US9377593B2 (en) * 2013-11-19 2016-06-28 Lumentum Operations Llc System and method of estimating beam mode content for waveguide alignment
EP3035091A4 (en) * 2014-02-25 2017-04-05 Fujikura Ltd. Multicore fiber
CN105182470A (zh) * 2015-03-16 2015-12-23 白昀 一种多模光纤主模态的偏振依赖关系及其推导方法
WO2017061184A1 (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 住友電気工業株式会社 マルチコア光ファイバ、マルチコア光ファイバケーブルおよび光ファイバ伝送システム

Also Published As

Publication number Publication date
GB2565889A (en) 2019-02-27
FR3068792A1 (fr) 2019-01-11
GB201810173D0 (en) 2018-08-08
US10775541B2 (en) 2020-09-15
GB2565889B (en) 2022-06-08
FR3068792B1 (fr) 2022-03-18
CN109211527A (zh) 2019-01-15
CN109211527B (zh) 2022-04-15
JP2019015584A (ja) 2019-01-31
US20190011623A1 (en) 2019-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6897373B2 (ja) 光ファイバ出射ビームプロファイル測定方法および装置
CN107923816B (zh) 模式相关损耗测量方法和测量装置
JP6862712B2 (ja) 光ファイバ評価方法及び光ファイバ評価装置
Artiglia et al. Mode field diameter measurements in single-mode optical fibers
JP7322960B2 (ja) 光ファイバ試験方法および光ファイバ試験装置
JP7200932B2 (ja) 非線形性測定方法および非線形性測定装置
Calvani et al. Polarization measurements on single-mode fibers
WO2020075343A1 (ja) 光ファイバ試験方法及び光ファイバ試験装置
Rademacher et al. Time-dependent crosstalk from multiple cores in a homogeneous multi-core fiber
JP6475591B2 (ja) モード分散係数測定装置及びモード分散係数測定方法
JP6673812B2 (ja) モードフィールド径測定方法
Chou et al. Stable measurement of effective area in coupled multi-core fiber
Wang et al. Evaluation of splicing quality in few-mode optical fibers
WO2020036218A1 (ja) ラマン利得効率分布試験方法およびラマン利得効率分布試験装置
Thongdaeng et al. Effect of bending radius and bending location on insertion loss in single mode fibers and polarization maintaining fibers
Varyshchuk et al. Using a multimode polymer optical fiber as a high sensitivy strain sensor
WO2023012875A1 (ja) コア間の電力結合係数を算出する装置、方法及びシステム
Chou et al. Stable measurement of near/far field profiles of coupled multi-core fiber
JP4627020B2 (ja) マルチモード光導波路の光学特性測定方法
CN117674982B (zh) 一种光通信系统的回波损耗测量方法及测量系统
CN215114590U (zh) 一种基于ofdr技术的光纤传感系统
US20240353289A1 (en) Light intensity distribution pattern measuring device and method
CN214951406U (zh) 一种基于ofdr技术的多通道光纤传感系统
Olivero et al. Multipath interference characterization of bend-insensitive fibers for short-reach optical communications
KR101907648B1 (ko) 다채널 광 커넥터의 광 손실을 측정하는 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6897373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250