JP6751371B2 - 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 - Google Patents
空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6751371B2 JP6751371B2 JP2017107670A JP2017107670A JP6751371B2 JP 6751371 B2 JP6751371 B2 JP 6751371B2 JP 2017107670 A JP2017107670 A JP 2017107670A JP 2017107670 A JP2017107670 A JP 2017107670A JP 6751371 B2 JP6751371 B2 JP 6751371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- mode dispersion
- spatial
- amplitude distribution
- optical transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
空間多重光伝送路の後方レイリー散乱光の伝搬遅延時間に対する振幅分布波形を測定する測定手順と、
前記振幅分布波形の任意区間成分を抽出し、抽出した振幅分布波形の自己相関を計算し、前記自己相関の中心ピークを除く相関ピーク分布の二次モーメントを前記空間多重光伝送路の前記任意区間における空間モード分散とする演算手順と、
を行う。
空間多重光伝送路の後方レイリー散乱光の伝搬遅延時間に対する振幅分布波形を測定する測定手段と、
前記振幅分布波形の任意区間成分を抽出し、抽出した振幅分布波形の自己相関を計算し、前記自己相関の中心ピークを除く相関ピーク分布の二次モーメントを前記空間多重光伝送路の前記任意区間における空間モード分散とする演算手段と、
を備える。
周波数掃引した連続光を分岐し、
分岐した前記連続光の一方を前記空間多重光伝送路に入射し、
前記空間多重光伝送路内で生じた後方レイリー散乱光と分岐した前記連続光の他方とを合波してビート信号を検出し、
前記ビート信号をフーリエ変換して前記振幅分布波形を得る
ことを特徴とする。
周波数掃引した連続光を出射する光源と、
前記光源が出射する連続光を分岐する光分岐器と、
前記光分岐器が分岐した前記連続光の一方を前記空間多重光伝送路に入射し、前記空間多重光伝送路内で生じた後方レイリー散乱光と、前記光分岐器が分岐した前記連続光の他方とを合波してビート信号を検出し、前記ビート信号をフーリエ変換して前記振幅分布波形を得る光検波器と、
を有することを特徴とする。
図1は、本実施形態の空間モード分散測定方法の測定原理を示す概念図である。光反射測定では、光ファイバ中の後方レイリー散乱光の振幅分布を伝搬遅延時間の関数として観測することができる(図1(B))。このとき、遅延分解能に対して十分長いコヒーレンス時間を持つ光を試験光に用いた場合、観測される振幅分布は散乱光の干渉によりランダムなジグザグ波形(以下、散乱シグネチャ)で観測される。光反射測定を強結合SDM伝送路について実施した場合、後方散乱光伝搬中のランダムなモード結合により、散乱地点に対応する遅延時間はガウス分布的に複数の遅延時間を持つ。すなわち、散乱シグネチャの複製が遅延軸上でガウス分布的に存在し、それらの重ね合わせの波形が観測される。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ここでは一例として、後方散乱光振幅分布測定に光周波数領域反射測定法(OFDR)を用い、被測定ファイバに強結合マルチコア光ファイバを用いて任意のコアについて測定する場合について述べる。
空間多重光伝送路の後方レイリー散乱光の伝搬遅延時間に対する振幅分布波形を測定する測定手段と、
前記振幅分布波形の任意区間成分を抽出し、抽出した振幅分布波形の自己相関を計算し、前記自己相関の中心ピークを除く相関ピーク分布の二次モーメントを前記空間多重光伝送路の前記任意区間における空間モード分散とする演算手段と、
を備える。
空間多重光伝送路の後方レイリー散乱光の伝搬遅延時間に対する振幅分布波形を測定する測定手順と、
前記振幅分布波形の任意区間成分を抽出し、抽出した振幅分布波形の自己相関を計算し、前記自己相関の中心ピークを除く相関ピーク分布の二次モーメントを前記空間多重光伝送路の前記任意区間における空間モード分散とする演算手順と、
を行う。
そして、OFDRを用いるので、前記測定手段は、
周波数掃引した連続光を出射する光源11と、
光源11が出射する連続光を分岐する光分岐器12と、
光分岐器12が分岐した前記連続光の一方を前記空間多重光伝送路に入射し、前記空間多重光伝送路内で生じた後方レイリー散乱光と、光分岐器12が分岐した前記連続光の他方とを合波してビート信号を検出し、前記ビート信号をフーリエ変換して前記振幅分布波形を得る光検波器と、
を有する。
前記光検波器は、受光器15、A/D変換器16、及び演算処理装置17で構成される。
次にステップ2として、演算処理装置17はステップ1で得られた振幅分布のうちSMDを測定する地点を中心とする任意の区間成分を切り出す。
次にステップ3として、演算処理装置17は式(3)を用いてステップ2で切り出した振幅分布波形の自己相関を計算する。
次にステップ4として、演算処理装置17はステップ3で得られた自己相関波形においてτ’=0を中心とする相関ピークを取り除く。このとき、取り除く相関ピークの幅はOFDRの遅延分解能よりも大きく、SMDよりも小さい範囲とする。
次にステップ5として、演算処理装置17はステップ4で中心ピークを取り除いた自己相関の絶対値|R’(τ’)|を用いて、次式によりSMDであるΔτを求める。
本発明を用いることにより強結合SDM伝送路中のSMDを非破壊で測定できるため、ファイバ製造後だけでなく、ケーブル収容後や敷設後等、様々な場面でSMD評価を実施することができる。さらに本発明は伝送路片端で測定が完結するため、敷設後の伝送路を評価する場合、局舎から遠隔でSMDをモニタリングできる。特に強結合SDM伝送路では、前述したようにケーブル構造や敷設環境により局所的にSMDが変化することが想定されるため、本発明は伝送路の保守及び運用に向けた観点で従来の測定法に対して大きな優位性がある。
12:光分岐器
13:光サーキュレータ
14:光合波器
15:受光器
16:A/D変換器
17:演算処理装置
18:データ保管手段
50:被測定ファイバ
301:空間モード分散測定装置
Claims (4)
- 空間多重光伝送路の後方レイリー散乱光の伝搬遅延時間に対する振幅分布波形を測定する測定手順と、
前記振幅分布波形の任意区間成分を抽出し、抽出した振幅分布波形の自己相関を計算し、前記自己相関の中心ピークを除く相関ピーク分布の二次モーメントを前記空間多重光伝送路の前記任意区間における空間モード分散とする演算手順と、
を行う空間モード分散測定方法。 - 前記測定手順では、
周波数掃引した連続光を分岐し、
分岐した前記連続光の一方を前記空間多重光伝送路に入射し、
前記空間多重光伝送路内で生じた後方レイリー散乱光と分岐した前記連続光の他方とを合波してビート信号を検出し、
前記ビート信号をフーリエ変換して前記振幅分布波形を得る
ことを特徴とする請求項1に記載の空間モード分散測定方法。 - 空間多重光伝送路の後方レイリー散乱光の伝搬遅延時間に対する振幅分布波形を測定する測定手段と、
前記振幅分布波形の任意区間成分を抽出し、抽出した振幅分布波形の自己相関を計算し、前記自己相関の中心ピークを除く相関ピーク分布の二次モーメントを前記空間多重光伝送路の前記任意区間における空間モード分散とする演算手段と、
を備える空間モード分散測定装置。 - 前記測定手段は、
周波数掃引した連続光を出射する光源と、
前記光源が出射する連続光を分岐する光分岐器と、
前記光分岐器が分岐した前記連続光の一方を前記空間多重光伝送路に入射し、前記空間多重光伝送路内で生じた後方レイリー散乱光と、前記光分岐器が分岐した前記連続光の他方とを合波してビート信号を検出し、前記ビート信号をフーリエ変換して前記振幅分布波形を得る光検波器と、
を有することを特徴とする請求項3に記載の空間モード分散測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017107670A JP6751371B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017107670A JP6751371B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018205014A JP2018205014A (ja) | 2018-12-27 |
JP6751371B2 true JP6751371B2 (ja) | 2020-09-02 |
Family
ID=64955577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017107670A Active JP6751371B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6751371B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114826403B (zh) * | 2021-01-19 | 2023-06-30 | 中国科学院半导体研究所 | 一种基于多芯光纤的多路光延时系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9778137B2 (en) * | 2013-03-19 | 2017-10-03 | Intuitive Surgical Operations, Inc. | Methods and apparatus for measurement of modal characteristics of multimode fiber using Rayleigh scatter |
JP6475591B2 (ja) * | 2015-08-11 | 2019-02-27 | 日本電信電話株式会社 | モード分散係数測定装置及びモード分散係数測定方法 |
JP2017072818A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 住友電気工業株式会社 | マルチコア光ファイバ、マルチコア光ファイバケーブルおよび光ファイバ伝送システム |
-
2017
- 2017-05-31 JP JP2017107670A patent/JP6751371B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018205014A (ja) | 2018-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6824784B2 (ja) | 温度・歪センシング装置及び温度・歪センシング方法 | |
US7440087B2 (en) | Identifying optical fiber segments and determining characteristics of an optical device under test based on fiber segment scatter pattern data | |
JP6338153B2 (ja) | モード結合比率分布測定方法及びモード結合比率分布測定装置 | |
US9778137B2 (en) | Methods and apparatus for measurement of modal characteristics of multimode fiber using Rayleigh scatter | |
JP2018048917A (ja) | 光ファイバ試験装置及び光ファイバ試験方法 | |
CA2800361A1 (en) | Multiple-acquisition otdr method and device | |
JP2017110953A (ja) | 伝搬モード間群遅延差測定方法及び伝搬モード間群遅延差測定システム | |
JP6097712B2 (ja) | 光ファイバの伝搬定数測定装置及び方法 | |
JP4769668B2 (ja) | 光リフレクトメトリ測定方法および装置 | |
US7460242B2 (en) | Systems and methods for high-precision length measurement | |
JP6751371B2 (ja) | 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 | |
WO2022044174A1 (ja) | 振動分布測定装置及びその方法 | |
JP5852693B2 (ja) | 光ファイバ試験装置及び光ファイバ試験方法 | |
JP2020051941A (ja) | 光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法 | |
JP6706192B2 (ja) | 空間チャネル間伝搬遅延時間差測定方法及び空間チャネル間伝搬遅延時間差測定装置 | |
EP3922964B1 (en) | Vibration detection method, signal processing device, and program | |
JP6539931B2 (ja) | ブリルアン周波数シフト分布測定システム、ブリルアン周波数シフト分布測定装置、ブリルアン周波数シフト分布測定方法及びブリルアン周波数シフト分布測定プログラム | |
JP5613627B2 (ja) | レーザ光コヒーレンス関数測定方法及び測定装置 | |
JP5827140B2 (ja) | レーザ光特性測定方法及び測定装置 | |
EP4015989A1 (en) | Device and method for measuring vibrational distribution | |
JP5371933B2 (ja) | レーザ光測定方法及びその測定装置 | |
Ohno et al. | Nondestructive characterization of differential mode delay in few-mode fiber link using Rayleigh backscattering spectral shifts | |
WO2020158033A1 (ja) | 光パルス試験装置、及び光パルス試験方法 | |
JP7459966B2 (ja) | 周波数変調量測定装置及び方法 | |
CN114245862B (zh) | 振动分布测定装置及方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200811 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6751371 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |