JP5255864B2 - 袋状シーツ及びこれを備えた敷寝具 - Google Patents

袋状シーツ及びこれを備えた敷寝具 Download PDF

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Description

本願発明は、ウレタン製マット等のマットレスや敷布団等の敷寝具本体を入れるようにした袋状シーツに関するものである。
従来より、特許文献1、特許文献2に示すように、布団を収納袋内に容易に収納できるようにした布団カバーが知られている。この種の布団カバーは、敷寝具本体の上方に配位される上面部と、下方に配位される下面部と、この上面部と下面部との間を繋ぐ側面部とを備え、この上面部と下面部とは、生地で形成されているのが一般的であるが、特許文献2にあっては、タオル地で形成されている。
また、本願発明者は特許文献3に記載の体圧分散効果を有する積層された立体編地を開発している。この立体編地は、表裏2層の編地と、この2層の編地を連結する複数の連結糸より構成された立体編地の特性を活かすようにして、複数枚積層することにより、体圧分散効果を高めたものであり、これを、敷布団や敷マットの上に敷いて用いることにより、優れた体圧分散効果と、良好な通気性によって、褥瘡防止をなすことができる。ところが、この立体編地と敷布団等の敷寝具本体との間に位置ずれなどが生じてしまいその改善が望まれている。また、体圧分散効果が高いということは、敷寝具が柔らかくなる傾向にあるが、柔らかい敷寝具は安定性が低下するという課題がある。特に、要介護者が敷寝具の側端部に腰をかけて、車椅子などに乗り移ろうとするとき、敷寝具の端部に安定性がないと、うまく腰を掛けることができなかったり、よろけてしまったりして、車椅子への昇降が困難になってしまう。
特開平9−94147号公報 登録実用新案第3076545号公報 特許第3647232号公報
本願発明は、優れた体圧分散効果と良好な通気性を有する立体編地を、ずれなく、適正な位置で敷寝具本体に配位することができる袋状シーツを提供せんとするものである。また、本願発明は、マットレスなどの敷寝具本体の端に腰をかけるなどした場合、敷寝具本体の端縁が沈んでしまって型崩れが生ずることがあるが、この型崩れのおそれを低減することができる袋状シーツを提供せんとするものである。
本願発明は、内部にウレタン製マットや布団等の敷寝具本体を入れるようにした袋状シーツにおいて、敷寝具本体の上面に沿って配位される上面部と、下面に沿って配位される下面部とを備え、上面部は複数の編地を備えた立体編地により構成され、この立体編地は、表裏2層のメッシュ状編地と、この2層のメッシュ状編地を連結する複数の連結糸より構成されたものであり、上記の上面部と上記の下面部との間を繋ぐ側面部を備え、この側面部は生地によって構成され、下面部は側面部の生地よりも伸縮性の高い生地によって構成され、この下面部は、引っ張り力を加えない状態で上記の上面部より小さく形成されたものであることを特徴とする袋状シーツを提供する。
本願発明は、上記の袋状シーツであって上面部は上記の立体編地が複数枚重ねられたものであり、この重ねられた複数の立体編地の周縁がヘム用テープによって被覆され、側面部の上端が立体編地の上面であってヘム用テープより内側の位置に縫着され、側面部の下端が下面部と縫着されたものであることを特徴とする袋状シーツを提供する。
本願発明は、上記の袋状シーツの内部に敷寝具本体が入れられたものであり、この敷寝具本体の上面の大きさが上記の袋状シーツの上面部の大きさよりも小さく形成され、敷寝具本体を袋状シーツに入れた状態で、袋状シーツの上面部と側面部との間の縫着箇所が敷寝具本体の上面よりも下方に位置しており、袋状シーツの下面部と側面部との間の縫着箇所が敷寝具本体の下面よりも下方に位置していることを特徴とする袋状シーツを備えた敷寝具を提供する。
本願発明において、「メッシュ状編地」とは、メッシュ編地、マーキゼット編地等の複数の開口部を有する編地を意味するものである。より具体的には、図1や図2に例示したように、複数の開口部を有する編地1,2を表裏何れか少なくとも一方の面に備えた立体編地3を用いることによって、立体編地3内に空間を確保して、その空間を介して立体編地3に通気性を付与するものである。特に、表裏両方の面に、メッシュ状編地を用いることによって、通気性はさらに向上するものである。表裏の編地1,2は、同一の組織の編地としてもよいが、異なる組織を有するメッシュ状編地で形成してもよい。
連結糸31は、メッシュ状の編地1の編目の少なくとも30%から他方の編地2に向けて延びていものである。この連結糸31は、表裏の編地1,2の間に介在することによって、編地1,2間に間隔を形成すると共に、この連結糸31が弾性を持って変形することによって、編地1,2間の間隔を小さくして収縮するものである。ここで言う弾性とは、人の荷重によって変形することができ、荷重がなくなると元の形状に復帰することができる程度の弾性を言う。そして、適度の弾性を保つために、連結糸31は、メッシュ状の編地1,2の編目の30%以上必要とする。連結糸31の本数が編地1,2の編目の数の個数の30%に満たない場合には、充分な伸縮弾性が維持されないおそれがある。比較的固いクッションを得るには、より多くの連結糸31を必要とするため、各編目から少なくとも1本の連結糸31を出すようにし、連結糸31の本数が編目の本数と等しいか、それより多い本数とすることも望ましい。このように、比較的密に連結糸31を配位する場合には、モノフィラメントを連結糸31として採用することが望ましい。連結糸31は、表裏2層の編地1,2中に、ループ状の編目を形成してもよく、或いは、表裏2層の編目にタック組織で引っ掛けられたものであってもよい。
連結糸31は、表裏の編地1,2間を実質的に垂直に延びて、表裏の編地1,2を連結する。即ち、図3(A)に示すように、表の編地1,2から連結糸31が出る点と、裏の編地1,2から連結糸31が出る点とを結ぶ線分(仮想線x1)が、編地1,2平面と実質的に直交するものとなっている。但し、編地1,2間隔を保持することができる限り、連結糸31を傾斜して配位してもよい。即ち、図3(B)に示すように、表の編地1,2から連結糸31が出る点と、裏の編地1,2から連結糸31が出る点とを結ぶ線分(仮想線x2)が、編地1,2平面に対して傾斜しているものでもよい。また、図3(A)や図3(B)に示すように、表の編地1,2から連結糸31が出る点と、裏の編地1,2から連結糸31が出る点とを結ぶ各線分(仮想線x1,x1)(仮想線x2,x2)が、互いに平行であってもよいが、各線分が平行ではなくともよく、さらには、図3(C)に示すように、X状に交差しているものであってもよい。
連結糸31が延びる形状は、図3(A)や図3(B)に示すように、弓状に湾曲しているものであってもよく、或いは、図示はしないが、直線状であってもよい。また、図3(C)に示すように、不定形状であってもよい。さらに、直線状の連結糸31と、弓状に湾曲した連結糸31と、不定形に湾曲した連結糸31との少なくとも2種類を組み合わせるようにしてもよい。弓状に湾曲させる場合、表裏2層の編地1,2を連結する複数の連結糸31の半数以上が実質的に一定方向に湾曲させることが望ましい。例えば、図3(A)の例では、連結糸31は、表裏の編地1,2間を実質的に垂直に延びており、各連結糸31が同じ方向に揃って弓状に湾曲しているため、上下方向(表裏の方向)に力fが加わった場合、連結糸31が弓状に湾曲の度合いを高めるように揃って湾曲し、表裏の編地1,2間がスムーズに収縮する。図3(B)の例では、連結糸31が傾斜して配位されており、且つ、各連結糸31が同じ方向に揃って弓状に湾曲しているため、上下方向(表裏の方向)に力fが加わった場合、連結糸31が傾斜している方向に傾斜角度を強めるようになると共に、連結糸31が弓状に湾曲の度合いを高めるように揃って湾曲し、表裏の編地1,2間がよりスムーズに収縮する。各立体編地3における連結糸31は、全てを一定方向に揃って弓状に湾曲させてもよいが、少なくとも50%の連結糸31を一定方向に揃って弓状に湾曲させることによって、表裏の編地1,2間がスムーズに収縮する。このように、少なくとも50%の連結糸31を一定方向に揃って弓状に湾曲させることによって、収縮する際には、表又は裏の編地1,2が一定方向にスライドするようにして収縮する。このように、方向性を持って収縮することによって、編地1,2に無理な力が加わらず、スムーズに収縮することができる。
連結糸31の太さは、適度な弾性や反発性を得るために、単糸デニールが15〜2000デニールのものが好ましく、50〜300デニールのものがより好ましい。この立体編地3は、2列針床を有する編地1,2(経編地或いは緯編地)であって、例えば、ダブルラッセル機やダブル丸編機によって製造することができる。使用する繊維の素材は、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトル等の合成繊維や再生繊維、さらにはウール、木綿等の天然繊維等、いずれであってもよく特に限定はされない。立体編地3をこのようにして構成するすることにより、厚さが好ましくは2〜35mm、目付が好ましくは50g/m2〜2.5kg/m2である立体編地3が得られる。
上記のような立体編地3を長方形状に裁断して、少なくとも1枚を単独で、もしくは複数枚を重ね合わせることによって、本願発明の袋状シーツの上面部11が構成される。重ね合わせた立体編地3は、互いに縫製や接着や熱溶着等で接合してもよいが、接合箇所の全面でなくとも、一部分であっても、使用上、重ね合わせ状態を維持できればよい。縫製としては、布製等の長尺のヘム用テープによって、複数枚重ね合わせた立体編地3の端縁の略全周を被覆し、被覆したヘム用テープの上縁と下縁とをそれぞれ、最上に位置する立体編地3の上面と、最下に位置する立体編地3の下面とに折り重ねて、上縁から下縁までを縫着するようにすることも望ましい。重ね合わせる枚数は、必要とされる上面部11の厚みと使用する立体編地3の厚みとの関係で適宜変更でき、例えば、上記の35mm厚の立体編地3を2枚重ねて70mm厚の上面部11を構成してもよい。多い場合には、2mmの立体編地3を100枚重ねて200mm厚の上面部11を構成してもよい。
重ね合わせる立体編地3の種類は、単一のものであってもよいが、複数種類のものを組み合わせて用いることにより、弾性や伸縮性を調整できる。
また、図3(A)や図3(B)に示すような、弓状に湾曲した連結糸31を用いて、収縮の際に方向性を生じるようにしたものを複数枚重ねる際、その方向を各立体編地3間において異にするようにしておくことも望ましい。即ち、異なる方向性を備えた立体編地3が複数組み合わされて積層することによって、各立体編地3は方向性を持ってスムーズに収縮するが、上面部11全体では方向性を低減したものとすることができる。尚、全ての立体編地3の方向性を異ならしめる必要はなく、一部の立体編地3の方向性を異ならしめることによって、上面部11全体の方向性を低減させることができる。勿論、方向性の無いものと有るものとを組み合わせてもよい。各編地については、抗菌加工や防臭加工等の品質を高める加工を施しておいてもよい。その場合には、上面部11の表面に位置する編地のみに各種の加工を施してもよく、全体にこれらの加工を施しておいてもよい。また、これらの加工は、編地完成後に行ってもよいが、糸の段階で行っておいてもよい。
本願発明に係る袋状シーツは、その上面部の立体編地が、優れた体圧分散効果と良好な通気性を有する。そしてこの立体編地を備えたシーツは全体が袋状をなしているため、ずれなく、適正な位置で敷寝具本体に配位することができる。また、上面部と下面部の大きさを所定のものとしたことによって、シーツ全体にしわが生じにくい。しかも、マットレスなどの敷寝具本体の端に腰をかけるなどした場合、敷寝具本体の端縁が沈んでしまって型崩れが生ずることがあるが、この型崩れのおそれを低減することができる袋状シーツを提供することができたものである。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1は第1の実施の形態にかかる袋状シーツの斜視図である。
このシーツは、内部にウレタン製マット等の発泡合成樹脂を用いた敷布団等の敷寝具本体20を入れるものである。
この袋状シーツは、敷寝具本体20の上方に配位される上面部11と、下方に配位される下面部12と、この上面部11と下面部12との間を繋ぐ側面部13とを備える。
上面部11は、前述のとおり、複数の編地を備えた立体編地3により構成されており、この立体編地3は、表裏2層のメッシュ状編地1、2と、この2層のメッシュ状編地1、2を連結する複数の連結糸31より構成されたものである。そして、この実施の形態では、立体編地3を3枚重ねたもので、この重ねられた複数の立体編地3の周縁がヘム用テープ4によって被覆されている。詳しくは、布製等の長尺のヘム用テープ4によって、複数枚重ね合わせた立体編地3の端縁の略全周を被覆し、被覆したヘム用テープ4の上縁と下縁とをそれぞれ、最上に位置する立体編地3の上面と、最下に位置する立体編地3の下面とに折り重ねて、上縁から下縁までを縫着点aで縫着している。この上面部11の大きさは、敷寝具本体20の上面21よりも一回り大きなものとしている。
側面部13は、綿布など実質的に伸びのない生地によって構成されており、下面部12よりも伸縮性が小さく、さらに望ましくは、上面部11よりも伸縮性が小さい。側面部13の上下幅は、敷寝具本体20の厚みに略等しく設定されており、側面部13の上縁は、上面部11の周囲に縫着点bにて縫着され、側面部13の下縁は、下面部12の周囲に縫着点cで縫着されている。ここで、上記のように、上面部11の周囲にヘム用テープ4が縫着点aで縫着されている場合にあっては、側面部13の上縁と立体編地1の上面部11との縫着点bは、ヘム用テープ4の縫着点aより内側の位置する。これら両縫着点a、bによって、上面部11は、その上面から下面にかけて、2本の縫着用糸によって貫かれて止着されることとなる。
なお、この側面部13を省略して、上面部11の周囲と下面部12の周囲とを縫着してもよい。
下面部12は、織地又は編地からなる生地を用いるが、側面部13よりも伸縮性の高い編地を用いることが望ましい。この下面部12は、引っ張り力を加えない自由状態で、上記の上面部11と等しいか、これより小さく形成することが望ましい。この例では、敷寝具本体20の下面22の大きさが上記の袋状シーツ1の下面部12の大きさよりも小さく形成されている。なお、敷寝具本体20の上面21と下面22の大きさは略等しいのが通常であるが、かならずしも等しく設定する必要はない。袋状シーツ1の周囲の長さ(上面部11と下面部12と2つの側面部13の長さの和)を、敷寝具本体20の周囲の長さ(即ち、上面と下面と2つの側面の長さの和)よりも小さく設定し、伸縮性のある下面部12の編地が伸びた状態で、両者の長さが略等しくなるように設定しておくことが望ましい。
ここで、袋状シーツ1の大きさと敷寝具本体20の大きさとをまとめておく。
上面部11の長さ(即ち、縫着点bと縫着点bとの間の長さ)は、敷寝具本体20の上面21の長さより10〜60mm大きい。
下面部12の長さ(即ち、縫着点cと縫着点cとの間の長さ)は、敷寝具本体20の下面22の長さより10〜60mm小さい。
側面部13の長さ(即ち縫着点bと縫着点cとの間の長さ)は、敷寝具本体20の側面23の上下長さより−20〜+20mmの範囲にある。
なお、縫着点bから縫着点aまでの長さは5〜20mmが好ましく、縫着点aからヘム用テープ4の外端までの長さは5〜20mmが好ましい。よって、縫着点bからヘム用テープ4の外端までの長さは10〜40mmが好ましい。
よって、この例では、袋状シーツ1の上面部11の周縁(即ち、上面部11と側面部13との縫着箇所)は、敷寝具本体20の上面21よりもはみ出して、寝具の側面23に沿って配位されることになる。他方、袋状シーツ1の下面部12の周縁(即ち、下面部12と側面部13との縫着箇所)は、敷寝具本体20の下面21に沿って配位されることとなる。また、伸縮性のある下面部12が敷寝具本体20より小さいため、下面部12は伸長状態となり、袋状シーツ1全体がピンと張ったようになる。
また、また、3層の立体編地3を備えた上面部11は、敷寝具本体20の上端角で折り曲げられるため、敷寝具本体20の上端角は圧縮を受けた状態となる。しかも、折り曲げられた上面部11の周縁、側面部13との縫着箇所、ヘム用テープ4の縫着箇所、ヘム用テープ4が、縦に配列し、縦方向への加重に対して強い状態となる。これにより、マットなどの敷寝具本体の縁に腰が出て、周縁部が比較的圧縮に強いくなる。よって、敷寝具本体20の周囲に腰を降ろした場合でも、周縁がへたってしまうことを緩和できたものである。
実施例1
以下の条件の敷寝具本体に袋状シーツを入れた敷寝具を作成した。
敷寝具本体
材質=ウレタンフォーム
幅×長さ×厚み=85mm×195mm×11.5mm
袋状シーツの上面部
材質=旭化成せんい株式会社 フュージョン(登録商標)3枚
幅×長さ×厚み=90mm×200mm×1.7mm(ただし、縫着点aを基準とする)
袋状シーツの側面部
材質=綿布
高さ=11.5mm(ただし、縫着点b及び縫着点cを基準とする)
袋状シーツ下面部
材質=ポリアミド製ニット
幅×長さ=75mm×190mm(ただし、縫着点cを基準とする)
比較例1
下記の大きさの敷寝具本体及び面状シーツを重ねて、敷寝具とした。
敷寝具本体
材質=ウレタンフォーム
幅×長さ×厚み=85mm×195mm×11.5mm
面状シーツ
材質=旭化成せんい株式会社 フュージョン(登録商標)3枚
幅×長さ×厚み=90mm×200mm×1.7Mm
測定試験
実施例1及び比較例1の敷寝具について、2箇所で体圧分散性能評価を行った。第1箇所は実施例の敷寝具の中央であり、第2箇所は敷寝具の右側の側端部である。
測定条件は、簡易ベッド上に実施例1の敷寝具を敷いて、第1箇所、第2箇所のそれぞれの位置にてBMI=24.8の成人男性が仰臥位で臥床した時の体圧分布を測定し、臀部の仙骨部付近の最大値を求めた。
測定装置は、XSENSOR Technology Corporation社(カナダ)製の XSENSOR X2 BodySensor Systemを用いて、1フレーム/秒で10秒間(10フレーム)測定し、その平均値を求めた。
測定結果
実施例1の第1箇所(中央部):48mmHg
実施例1の第2箇所(側端部):52mmHg
実施例2の第1箇所(中央部):48mmHg
実施例2の第2箇所(側端部):48mmHg
この結果は、実施例1にあっては、面状シーツ自体の構成を変更せずとも、側端部の体圧分散性能を変化させ得ること示しており、特に、数値が高くなることは体圧分散効果が低下している反面、その分、固く腰があるとことを示しているものである。
モニター試験
5名の成人被験者によって、寝心地及びベッドの側端部における座り心地の試験を行ったところ、下記の結果を得た。
試験方法
モニターの普段使用しているベッドの普段使用していた敷寝具に替えて、実施例1及び比較例1の敷寝具を敷いてそれぞれ3日間ずつ、日常生活を行い、被験者が普段使用していた敷寝具との使用感の差異を点数評価し、5人の平均点を求めた。
評価基準
実施例1及び比較例1が普段使用の敷寝具よりも
良い=5点、
少し良い=4点、
同じ=3点、
あまり良くない=2点、
悪い=1点。
評価のポイント
寝心地の評価は、敷寝具上に横になったときの体圧分散や通気性などを総合的に判断した評価を求めた。
ベッドの側端部における座り心地は、敷寝具上に横になった状態から、敷寝具の側端部に腰をかけて足を床に降ろした状態までの動作のし易さと体の安定性の良否を総合的に判断した評価を求めた。
評価結果
寝心地の評価結果
実施例1:4.2点
比較例1:4.4点
ベッドの側端部における座り心地の評価結果
実施例1:2.6点
比較例1:1.8点
実施例1にあっては、寝心地の良さについて良好な結果を示すと同時に、側端部での座り心地の良さについても通常の寝具と同程度の良好性を示す敷寝具であることが体圧分散試験及びモニター試験の双方で確認されたものである。
本願発明の袋状シーツに用いる立体編地の模式図である。 本願発明の袋状シーツに用いる他の立体編地の模式図である。 (A)は本願発明の袋状シーツに用いる立体編地の断面を示す説明図であり、(B)は本願発明の袋状シーツに用いる他の立体編地の断面を示す説明図であり、(C)は本願発明の袋状シーツに用いるさらに他の立体編地の断面を示す説明図である。 本願発明の袋状シーツの斜視図である。 本願発明の一の実施の形態に係る袋状シーツの断面図である。 本願発明の他の実施の形態に係る袋状シーツと敷寝具本体の断面図である。
1 表の編地
2 裏の編地
3 立体編地
4 ヘム用テープ
11 上面部
12 下面部
13 側面部
20 敷寝具本体
21 上面
22 下面
23 側面
31 連結糸

Claims (3)

  1. 内部にウレタン製マットや布団等の敷寝具本体を入れるようにした袋状シーツにおいて、
    敷寝具本体の上面に沿って配位される上面部と、下面に沿って配位される下面部とを備え、
    上面部は複数の編地を備えた立体編地により構成され、
    この立体編地は、表裏2層のメッシュ状編地と、この2層のメッシュ状編地を連結する複数の連結糸より構成されたものであり、
    上記の上面部と上記の下面部との間を繋ぐ側面部を備え、
    この側面部は生地によって構成され、下面部は側面部の生地よりも伸縮性の高い生地によって構成され、この下面部は、引っ張り力を加えない状態で上記の上面部より小さく形成されたものであることを特徴とする袋状シーツ。
  2. 上面部は上記の立体編地が複数枚重ねられたものであり、この重ねられた複数の立体編地の周縁がヘム用テープによって被覆され、側面部の上端が立体編地の上面であってヘム用テープより内側の位置に縫着され、側面部の下端が下面部と縫着されたものであることを特徴とする請求項1記載の袋状シーツ。
  3. 請求項2記載の袋状シーツの内部に敷寝具本体が入れられたものであり、この敷寝具本体の上面の大きさが上記の袋状シーツの上面部の大きさよりも小さく形成され、敷寝具本体を袋状シーツに入れた状態で、袋状シーツの上面部と側面部との間の縫着箇所が敷寝具本体の上面よりも下方に位置しており、袋状シーツの下面部と側面部との間の縫着箇所が敷寝具本体の下面よりも下方に位置していることを特徴とする袋状シーツを備えた敷寝具。
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