JP5254780B2 - 加圧水形原子炉の燃料集合体 - Google Patents

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Description

本発明は加圧水形原子炉の燃料集合体に関する。
かかる燃料集合体は、燃料棒束と、例えば正方形の複数のセルを備えた少なくとも1個のスペーサと、セルをそれぞれ貫通して延び第2材料から成る複数の案内管とを有し、その各セルは第1材料から成る少なくとも1つの帯板部分で境界づけられている。スペーサは案内管に軸方向に固定されている。スペーサと案内管がジルコニウム合金から成っているとき、溶接による結合が可能である。しかし一方の部品がインコネル(インコ社の商品名)あるいは鋼で作られ、他方の部品がジルコニウム合金例えばジルカロイで作られているとき、溶接結合は除外される。また、上述の材料は異なった熱膨張係数従って異なった熱膨張挙動を有するという問題がある。このために、燃料集合体が運転温度に加熱された際、溶接箇所およびろう付け箇所に応力が発生する。かみ合い結合は、燃料集合体が運転温度に加熱された際、もはや常温状態と全く同じ強度にはならなくなる傾向がある。独国特許出願公開第2259495号明細書と独国特許第2605594号明細書で公知の燃料集合体の場合、案内管とスペーサとの結合が、相対熱膨張運動が上述の結合の強度を弱めないように形成されている。これは、案内管に第1突起と第2突起が間接的にあるいは直接的に固定され、その第1突起が第1の軸方向位置に、第2突起が第2の軸方向位置にそれぞれ配置され、各突起がそれぞれ、帯板部分に開けられた窓に係合することによって達成されている。
本発明の課題は、異なった熱膨張係数を有する材料から成るスペーサと案内管が別の方式で互いに結合され、詳しくは特に、窓の領域における材料変形が少なくとも低減されるように結合されている、加圧水形原子炉の燃料集合体を提供することにある。
この課題は、請求項1の記載に応じて、異なった熱膨張係数を有する案内管と帯板部分とが熱膨張した際に、両者間に生ずる軸方向の相対運動により前記突起の側部と前記窓の窓枠を形成する縁部とが係合し、前記窓が案内管の長手方向に対して傾斜して延びる少なくとも1個の傾斜縁を有し、前記相対運動により前記突起の側部が前記傾斜縁に対して、あたかも、くさび部材を打ち込むように作用することによって、前記傾斜縁前記突起の側部とが結合、いわゆる、くさび状結合をしていることによって解決される。
換言すれば、即ち、案内管がより大きく熱膨張した際には互いに離隔される突起の側面が、ないしは、帯板部分がより大きく熱膨張した際には互いに接近される突起の側面が、それぞれ窓のストッパ部(窓枠を形成する縁部)と協働するように案内管とスペーサを結合することによって解決される。これによってまず、スペーサと案内管の相対熱膨張運動時、前記の両部品間の機械的結合が緩まず、つまり、突起が窓の対応したストッパ部により強く押し付けられることによって対向部品においてより強固にされることが保証される。即ち、組立状態において、即ち室温において、運転状態における後での最終強度を得る必要はない。つまり、組立後に突起と窓のストッパ部との間に存在する僅かな隙間は、遅くとも運転温度に到達した際に消滅する。燃料集合体が加熱された際、スペーサと案内管との相対運動によって、窓のストッパ部の変形が生ずる。しかしこの変形は、室温において突起とストッパ部との間に存在する隙間のために小さく保たれる。窓の領域における大きな材料変形は、窓のストッパ部がスペーサあるいは案内管の長手方向に対して傾斜して延びる少なくとも1個の横側傾斜縁を有し、この傾斜縁が突起とくさび状結合を形成していることによって低減され、あるいは完全に防止される。この結合方式は、スペーサと案内管との相対運動が増大するにつれて、くさび作用のために、加熱の増大と共により強固にされる。互いに組み合わされた材料の熱膨張挙動におけるはっきりした相違は、傾斜縁の傾斜状態の程度によって適合することができる。窓縁部における帯板部分の変形は、突起に傾斜縁と協働する傾斜面が形成されていることによっても防止することができる。これによって、相対接触面が増大され、それに応じて、傾斜力に作用する力が分配される。これによって得られたより小さな面圧は、傾斜縁の領域において帯板部分に相応してより僅かな変形しか生じさせない。
他の有利な実施態様において、突起の上述の傾斜面が追加的に半径方向における傾斜位置を有し、窓の傾斜縁が円周方向において少なくとも部分的に引っ掛かり、その場合、帯板部分と案内管との相対移動時、帯板部分が半径方向内側に作用する分力で付勢される。このようにして、スペーサと案内管の相対運動時、帯板部分が上述の力の付勢によって案内管の円周面に押し付けられる。また、帯板部分が、突起と窓との間の軸方向に作用するアンダーカットを破って、半径方向外側に湾曲することが防止される。
原理的に、突起を案内管に直接設けることも考えられ、その突起は例えばマンドレル工具によって円周面から半径方向に押し出すことができる。しかし有利な実施態様において、突起は案内管に直接結合されず、上側ブッシュと下側ブッシュにより支えられるようにされている。これらの上下のブッシュは、案内管上をスライドし、案内管をスペーサの領域において軸方向に固定する。ブッシュの案内管への固定は、好適には、溶接によって行われるが、これは、ブッシュと案内管が互いに溶接できる材料、例えば両部品がステンレス鋼から成っていることを前提とする。突起付きのブッシュによって組立が容易にされる。ブッシュがまず、その突起が帯板部分の窓にきちんとはまり込むまでブッシュが差し込まれることによって、スペーサの上下にそれぞれ固定される。続いて、案内管がスペーサに固定されたブッシュの中を通される。突起が軸方向に作用するアンダーカット付きの窓から突き出なければならないので、必然的に、直径線的に対向して位置する両側突起間の掛かり幅は、例えば正方形のスペーサセルの内のり幅より大きくされる。従って、セルへのブッシュの挿入を可能にするために、帯板部分がまず半径方向外側に広げられねばならない。有利な実施態様において、突起はブッシュの外周面に直接ではなく、ブッシュのスペーサの側の端面から案内管の軸から離れる方向に延びるアームの外側面に配置されるようにされている。組立の際、アームが半径方向内側に押し込まれ、これにより、ブッシュがそのアームを先にしてセルの中に挿入される。突起が窓に到達したとき、アームが半径方向外側に跳ね戻り、突起が窓の背面に引っ掛かる。
他の有利な実施態様において、スペーサが4つの帯板部分で形成された複数の矩形セルを有し、ブッシュに帯板部分の中央にそれぞれ向けられた4個のアームが存在し、帯板部分がその上縁および下縁からそれぞれ案内管の軸から離れる方向に延び半径方向に広げられた収容部を有し、この収容部に、それに対応されたアームが軸方向且つ半径方向に入り込んで延び、その突起で窓に係合している。
他の有利な実施態様において、同様に、四方面の帯板部分で形成された複数の矩形のセルを有するスペーサが存在している。しかしそのブッシュは、その4個のアームがそれぞれセル隅域に向けられるように配置されている。各帯板部分のセル隅域に上側窓および下側窓が設けられ、その場合、アームの突起が、2個の上側窓ないし2個の下側窓に同時に係合している。この形態の利点は例えば、帯板部分がセル隅域において帯板中央域におけるより強固であり、それに応じて、運転状態において突起で与えられた力に、特に大きな変形や反りを生ずることなく耐える、という点にある。また、帯板部分の中央域が空いた状態にあり、この場所が例えば燃料棒を半径方向に支持するために用いるばね要素を配置するために使えるという利点がある。
以下図に示した実施例を参照して本発明を詳細に説明する。
図1には、複数のスペーサ2によって横方向に保持された複数の燃料棒1から成る燃料棒束を有する加圧水形原子炉の燃料集合体が示されている。
さらに燃料集合体1は複数の案内管3を有している。案内管3とスペーサ2は、異なった熱膨張係数を有し互いに溶接できない異なった材料から成っている。図2、図4および図8の実施例において、案内管はスペーサより大きな熱膨張係数の材料から成っている。案内管3はステンレス鋼あるいはニッケル合金例えばインコネルから成り、スペーサ2はジルコニウム合金例えばジルカロイから成っている。図2Aの実施例ではその関係が逆になっている。ここでは、スペーサが大きな熱膨張係数を有し、即ち、例えばインコネルあるいはステンレス鋼から成っている。これに対して案内管3はジルカロイなどで作られている。すべての実施例において、スペーサは互いに交差して配置された帯板4で構成され、その場合、スペーサのセル(格子目)5は四方面の帯板部分6により形成されている。スペーサ2は案内管3に軸方向に固定されている。この目的のために、上側軸方向位置Iと下側軸方向位置IIにそれぞれ、4個の第1突起7ないし第2突起8が半径方向に突出している。これらの突起7、8は円周方向に等間隔に分布され、案内管3の管壁の半径方向外側に向けられたエンボス加工部により形成されている。第1突起7および第2突起8は互いに同じ回転方向位置に在り、ほぼ瘤(こぶ)状に形成されている。突起7、8は、セルの内部に位置され、帯板部分6に開けられた窓9を、軸方向に有効なアンダーカットを形成した状態で貫いている。
運転温度に加熱された際、案内管3の材料は、スペーサ2のジルコニウム合金より大きく膨張する。その結果、上側軸方向位置Iにおいて第1突起7が帯板部分6に対して上向きないし矢印10の方向に相対運動し、下側軸方向位置IIにおいて第2突起8が下向きないし矢印12の方向に相対運動する。その際、突起7、8は、この場合において窓9の傾斜縁13で形成されているストッパ部に押し付けられる。傾斜縁13は案内管3の中心長手軸線14に対して傾斜して延びている。軸方向位置Iにおける傾斜縁13は矢印12の方向に開いた鋭角を成し、軸方向位置IIにおける傾斜縁13は矢印10の方向に開いた鋭角を成している。矢印10および矢印12の方向における案内管3の相対運動が増大するにつれて、突起7、8はその矢印10ないし矢印12の方向に向いた側面が、窓9の傾斜縁13に押し付けられる。突起7、8は傾斜縁13とくさび滑り継手のように協働する。案内管3の相対熱膨張が増大するにつれて、突起7、8が窓9の狭い領域にますます押し込まれる。これにより、スペーサと案内管3との結合が加熱中により強固になる。
図2Aの実施例は、図2における実施例とは、案内管の材料がスペーサの材料より小さな熱膨張係数を有する点で相違している。案内管3は例えばインコネルあるいはステンレス鋼から成り、これに対して、スペーサはジルコニウム合金例えばジルカロイから成っている。運転温度に加熱された際、熱膨張関係は図2の場合と逆になる。上側軸方向位置Iにおける突起7は、スペーサ3に対して下向きないし矢印15の方向に相対運動し、下側軸方向位置IIにおける突起8は、スペーサ3に対して上向きないし矢印21の方向に相対運動する。上側窓9の傾斜縁13aは、案内管3の中心長手軸線14と、上向きないし矢印21の方向に開いた鋭角を成し、下側窓9の側縁13aは、下向きないし矢印15の方向に開いた鋭角を成している。従って、案内管とスペーサ2との異なった熱膨張は、窓9の両側傾斜縁13aが突起7、8に押し付けられるようにさせる。
図4および図8の実施例において、第1突起7と第2突起8はそれぞれ間接的に案内管3に結合されている。案内管は、スペーサ2の上下における部位がそれぞれブッシュ16によって本質的に遊び(ガタ)なしに取り囲まれ、これらのブッシュ16によって軸方向に固定されている。ブッシュ16は案内管3に溶接によって固定され、例えば同様にインコネルあるいはステンレス鋼から成り、ないしは、案内管材料に溶接可能な材料から成っている。ブッシュ16のスペーサ2の側の端面32にアーム17が一体形成され、このアーム17は軸から離れる方向に延びている。アーム17はブッシュ壁から切削加工され、その自由端にブッシュ外側面から半径方向に突出する突起7、8を有している。アーム17の内側面はブッシュ16の内側面に相応して湾曲され、それに応じて、組立状態において案内管3の円周面に接している。
図4の実施例において、ブッシュ16はスペーサ2のセル5に対して、そのアームが帯板部分16のほぼ中央に位置されているような回転位置に置かれている。帯板部分6のブッシュ16の側の上側部位ないし下側部位は、半径方向外側に広げられ、収容部18を形成し、この収容部18内をアーム17が軸方向且つ半径方向に延びる。収容部18の幅はアーム17の幅より大きい。収容部18の下側ないし上側において帯板部分6に窓9が開けられている。この窓9は長方形を有し、その長辺が燃料集合体1の長手方向に対して直角に、ないしは、案内管3の中心長手軸線14に対して直角に延びている。アーム17の自由端に一体形成された突起7、8は縦断面くさび状をし、これらの突起7、8は、案内管3の円周面から離れてこの円周面に対して接線方向に延びる傾斜面19を有している。突起7、8は窓9を貫き、その傾斜面19が収容部18の内側縁20に接している。収容部18ないし内側縁20と傾斜面19は、同様にくさび滑り継手のように協働する。案内管3が熱膨張した場合、突起7、8ないしそれらの傾斜面19が矢印10ないし矢印12の方向に移動する。その場合、傾斜面19は内側縁20に押し付けられ、これは、加熱の増大につれて、案内管3とスペーサ2との結合をより強固にする。
組み立てるために、まずスペーサの上下にそれぞれブッシュ16がはめ込まれる。直径線的に対向して位置する両側突起間の掛かり幅22(図6参照)が、直径線的に対向して位置する両側収容部18間の掛かり幅23より大きいので、ブッシュ16をスペーサ2にはめ込む前に、アーム17が半径方向内側に曲げられねばならない。ブッシュ16のはめ込みを可能にする他の方式は、アーム17をスペーサ2のセル隅域24に置く余地があるようにアーム17の幅を選定することにある。これにより、ブッシュ16は、はめ込み時に、その設定回転位置に対して45°回転された位置にされる。ブッシュ16はその軸方向設定位置にほぼ到達した後、45°回転され、その際、突起7、8が窓9に入り込む。これを容易にするために、窓9がセル隅域24にまで延びていることが目的に適っている。スペーサ2へのブッシュ16のはめ込みを容易にするために、突起7、8の端面25を挿入案内傾斜面として形成することが考えられ、その挿入案内傾斜面は帯板部分6ないし収容部18の外側縁と協働し、その結果、アーム17が半径方向内側に曲げられ、セル5へのブッシュ16のはめ込みが可能となる。
図8〜図13において、正方形セル5を備えたスペーサ2の案内管3への固定がブッシュ16により行われている実施例が示され、そのブッシュ16のスペーサ2の側の端面32からアーム17が軸方向に突出している。ここでもアーム17はブッシュ壁から切削加工され、その自由端外側に突起7、8を有している。組立状態において、アーム17はスペーサ2のセル隅域24の中に延びている。各セル隅域24において帯板部分6の上側軸方向位置Iおよび下側軸方向位置IIにそれぞれ窓9が配置されている。従って、帯板部分6には全部で4個の窓9が開けられている。突起7、8と協働する窓9のストッパ部はその内側縁により形成され、この内側縁は傾斜縁27として形成されている。その傾斜縁27は案内管3の中心長手軸線14と、上向き(矢印10)あるいは下向き(矢印12)の方向に開いた鋭角を成している。アーム17の突起7、8は、セル隅域24の2個の上側窓ないし2個の下側窓に同時に係合している。
ブッシュ16および特に突起7、8の詳しい形状は図9〜図12において良く理解できる。アーム17の側面28は半径方向にではなく、ブッシュ16の円周面に関して接線方向に延びている。特に図12から理解できるように、側面28は全体で1個の仮想四角形を形成し、その掛かり幅29はセル5の内のり幅30より僅かに小さい。ブッシュ16はスペーサ2の中に最大で、そのアーム17を支える端面32が帯板4ないし帯板部分6の上に載るまではめ込まれる。突起7、8はアーム17の外側面からブッシュ16の半径方向に突出する円弧状膨出厚肉部である。突起7、8の外側面31は、ブッシュ16の円周面を同軸的に取り囲む円筒面の一部である。突起7、8の側面は傾斜面33として形成され、この傾斜面33は、ブッシュ16の中心長手軸線34ないし案内管3の中心長手軸線14と、上向き(矢印10)あるいは下向き(矢印12)の方向に開いた鋭角を成している。組立状態において、突起7、8はその両側部35がそれぞれセル隅域24に隣接する2個の窓9に係合している。その場合、突起7、8の傾斜面33は窓9の傾斜縁27とくさび状結合を形成するように係合する。突起7、8付きのアーム17がセル隅域24の中に入り込めるようにするために、突起7、8がブッシュ16の外周面から極端に突出していてはならない。従って、傾斜面33の半径方向寸法が比較的小さく、このために、案内管3の熱膨張時、傾斜面33が傾斜縁27との係合を外れる危険がある。これを防止するために、傾斜面33はラジアル平面に見て、案内管3と帯板部分6の矢印10ないし矢印12の方向における相対運動の際、突起7、8が半径方向内側に向けられた分力を傾斜縁27に与えるように方向づけられている。従って、案内管3とスペーサ2との結合強度は、加熱された状態において、軸方向だけでなく、半径方向でも強化される。
組立は例えば上述したように行われる。ブッシュ16は上側ないし下側がセルの中にはめ込まれ、その場合、アーム17はセル隅域24に向けられている。アーム17の半径方向内側への曲げを容易にするために、その端面は挿入案内傾斜面36として形成されている。
加圧水形原子炉の燃料集合体の斜視図。 第1実施例の部分斜視図。 図2の実施例の変形例の部分斜視図。 図2における矢印III方向から見た一部断面側面図。 第2実施例の部分斜視図。 図4における矢印V方向から見た側面図。 図5におけるVI−VI線に沿った断面図。 図5におけるVII−VII線に沿った横断面図。 第3実施例の部分斜視図。 ブッシュの斜視図。 図9におけるブッシュの異なった方向から見た斜視図。 図9におけるブッシュの側面図。 図11におけるXII−XII線に沿った横断面図。 図11におけるXIII−XIII線に沿った横断面図。 図8におけるXIV−XIV線に沿った横断面図。
符号の説明
1 燃料棒
2 スペーサ
3 案内管
5 セル(格子目)
6 帯板部分
7 突起
8 突起
9 窓
13 傾斜縁
17 アーム
18 収容部
19 傾斜面
24 セル隅域
27 傾斜縁

Claims (8)

  1. 燃料棒束と、複数のセル(5)を備えた少なくとも1個のスペーサ(2)と、セル(5)をそれぞれ貫通して延びそのセル(5)に軸方向に固定された複数の案内管(3)とを備え、前記各セル(5)が第1材料から成る少なくとも1つの帯板部分(6)で境界づけられ、前記案内管(3)が第1材料と異なった熱膨張係数を有する第2材料から成り、案内管(3)とスペーサ(2)とを結合するために、
    案内管(3)に第1突起(7)と第2突起(8)が間接的にあるいは直接的に固定され、前記第1突起(7)が第1軸方向位置(I)に、第2突起(8)が第2軸方向位置(II)にそれぞれ配置され、
    前記各突起(7、8)がそれぞれ、帯板部分(6)に開けられた窓(9)に係合している原子炉の燃料集合体において、
    前記異なった熱膨張係数を有する案内管(3)と帯板部分(6)とが熱膨張した際に、両者間に生ずる軸方向の相対運動により前記突起(7、8)の側部と前記窓(9)の窓枠を形成する縁部とが係合し、前記窓(9)が案内管(3)の長手方向に対して傾斜して延びる少なくとも1個の傾斜縁(13、27)を有し、前記相対運動により前記突起の側部が前記傾斜縁に対して、くさび部材を打ち込むように、くさび状に結合することを特徴とする原子炉の燃料集合体。
  2. 突起(7、8)が前記傾斜縁(13、27)と係合する傾斜面(33)を有していることを特徴とする請求項1に記載の燃料集合体。
  3. 前記突起(7、8)の傾斜面(33)は、前記窓(9)の傾斜縁(27)と前記くさび状結合を形成するように係合することを特徴とする請求項2に記載の燃料集合体。
  4. 案内管(3)が、前記スペーサ部の上下における部位において上側ブッシュ(16)と下側ブッシュ(16)で軸方向に固定されて取り囲まれ、その上側ブッシュ(16)が第1突起(7)を有し、下側ブッシュ(16)が第2突起(8)を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料集合体。
  5. ブッシュ(16)のスペーサ(2)の側の端面(32)から複数のアーム(17)が案内管の軸から離れる方向に延び、突起(7、8)がアームの外側面に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料集合体。
  6. アーム(17)の内側面が案内管(3)の円周面に接していることを特徴とする請求項5に記載の燃料集合体。
  7. スペーサ(2)が4つの帯板部分(6)で形成された複数の矩形セル(5)を有し、ブッシュ(16)が前記帯板部分(6)の上下の中央部に設けた窓にそれぞれ向けられた4個のアーム(17)を有し、さらに前記帯板部分(6)がその上縁および下縁からそれぞれ案内管の軸から離れる方向に延び半径方向に広げられた収容部(18)を有し、該収容部(18)に、それに対応されたアーム(17)が軸方向且つ半径方向に入り込んで延び、その突起(7、8)で窓(9)に係合していることを特徴とする請求項5又は6に記載の燃料集合体。
  8. スペーサ(2)が4つの帯板部分(6)で形成された複数の矩形セル(5)を有し、ブッシュ(16)が、セル隅域(24)、即ち前記帯板部分(6)の上下の両端部にそれぞれ向けられた4個のアーム(17)を有し、さらに前記各帯板部分(6)のセル隅域(24)に上側窓(9)および下側窓(9)が設けられ、アーム(17)の突起(7、8)が、前記セル隅域(24)の2個の上側窓(9)ないし2個の下側窓(9)に同時に係合していることを特徴とする請求項5又は6に記載の燃料集合体。
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