JP2532518B2 - バイメタル状のスペ―サ - Google Patents

バイメタル状のスペ―サ

Info

Publication number
JP2532518B2
JP2532518B2 JP62264060A JP26406087A JP2532518B2 JP 2532518 B2 JP2532518 B2 JP 2532518B2 JP 62264060 A JP62264060 A JP 62264060A JP 26406087 A JP26406087 A JP 26406087A JP 2532518 B2 JP2532518 B2 JP 2532518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
spacer
structural element
elements
bimetal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62264060A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63128288A (ja
Inventor
イー デマリオ エドマンド
ヨハンソン アンデルス
ニイルンド オロフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Westinghouse Electric Sweden AB
Original Assignee
ASEA Atom AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from SE8604529A external-priority patent/SE454823B/sv
Priority claimed from SE8604530A external-priority patent/SE454824B/sv
Priority claimed from SE8604531A external-priority patent/SE454825B/sv
Application filed by ASEA Atom AB filed Critical ASEA Atom AB
Publication of JPS63128288A publication Critical patent/JPS63128288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532518B2 publication Critical patent/JP2532518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/34Spacer grids
    • G21C3/356Spacer grids being provided with fuel element supporting members
    • G21C3/3566Supporting members formed only of elements fixed on the strips
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は原子炉用の燃料集合体の中で、燃料棒を一緒
にして保持し、所定位置に固定するための構造要素とば
ね要素とを有したバイメタル状のスペーサに関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 原子炉の燃料集合体の中で燃料棒を所定位置に保持、
固定するためのスペーサは、各種実施例の中で既に知ら
れている。完全にジルコニウム合金で作られている、燃
料棒を保持、固定するためのスペーサは、良好な機械的
強度と、小さな中性子捕獲断面積とを有している。振
動、従つて機械的摩耗に対抗するために、ばね要素がス
ペーサ内の構造要素の部品として配置されている。しか
しながら、ジルコニウム合金の構造においては、ばねの
力は長い照射期間の間の強い放射線の影響で減少し、そ
の結果ばね要素の弾性特性が低下、いわゆる弛緩状態に
なる。
バイメタル状のスペーサ、例えば、SE338,623やSE35
5,890(コンバツシヨンエンジニアリング社、米国コネ
チカツト州、ウインザー市)においては、構造要素は全
てジルコニウム合金で作られ、ばね要素がニツケル基礎
の合金で作られる。このスペーサは、燃料棒に沿つて燃
料集合体の中を流れる冷却材に関して、小さな流路抵抗
を有していなければならない。ばね要素は燃料棒を固定
するために良好な弾性特性を有していなければならな
い。さらに、その構造要素とばね要素とを有したスペー
サは、燃料集合体における中性子束密度に殆ど影響しな
いものでなければならない。スペーサ構造物において、
流路抵抗が小さく、中性子束密度に殆ど影響せず、同時
に良好な弾性特性を有した材料及び材料の組合わせを見
つけるのは困難である。ジルコニウム合金における構造
要素は機械的強度と、小さな中性子捕獲断面積とを有
し、従つて中性子束密度には殆ど影響しないが、普通は
それらは流路抵抗を低くするために十分に薄く作ること
ができない。ニツケル基礎の合金、例えばインコネルで
できたばね要素は良好な機械的強度を有し、その薄さの
故に低い流路抵抗を提供するが、それらは比較的中性子
捕獲断面積が大きいので、スペーサにおける中性子束密
度に影響する。構造要素及びばね要素の照射成長の違い
についても考慮しなければならない。
問題点を解決するための手段 後に説明する本発明の実施例に用いられている符号を
参考のために付記して記載すると、本発明は、原子炉用
の燃料集合他体の中で、燃料棒を一緒にして保持し、所
定位置に固定するために、格子状に配置された構造要素
とばね要素とを含み、内部構造要素2を取囲む本質的に
正方形の枠を形成するように外部構造要素1が配置さ
れ、前記内部構造要素2はそれを取囲む前記外部構造要
素1と一緒になって、4つの本質的に均一なサブ領域14
を形成しており、このサブ領域14はばね要素3によって
分離された、燃料棒のためのスペーサを提供しているバ
イメタル状のスペーサにおいて、 前記サブ領域14の各々を分割する前記ばね要素3は、
別々の部品として形成され且つそれら部品と協働する前
記サブ領域14の壁の取り外し可能に連結できるようにさ
れたことを特徴とする。
本発明の実施例においては、良好な機械的な安定性
と、4×4あるいは5×5の原子炉格子に配置された内
部及び外部の構造要素とばね要素とを有するバイメタル
状のスペーサに関する小さな圧力損失とを提供するため
に、内部構造要素は十字中心を有する十字形に配置され
るか、或いは、互いに他に対して十字中心の位置が移さ
れた十字形状に配置される(第5図で後に説明するよう
に、十字中心の位置が移されて、中央部にサブ領域20が
画定されることとなる)。このことは、外部構造要素と
内部構造要素とによって限定された領域が、所定位置に
固定され、かつばね要素によつて分離された4本のある
いは6本の燃料棒のための部屋を有した、ほぼ正方形あ
るいは長方形の断面を得ることを意味している。材料上
の理由から、ジルコニアム合金の構造要素は約0.7mm厚
さの比較的厚い板材料で作らなければならず、また一方
ニツケル基礎の合金のばね要素は約0.2mm厚さの比較的
薄い板材料で作ることができる。上述したようなスペー
サの場合では、従来型のバイメタル状のスペーサと比べ
て、小さな内部流路抵抗が得られるが、これは、内部構
造の内で、厚い方の板材料でできた内部構造要素によつ
て占められる部分がより少ないという事実によるもので
ある。
スペーサ内における構造要素とばね要素との連結を簡
素化はするが、しかしその機能を確保するために、構造
要素にはばね要素の端部が入込む開口が形成されてい
る。構造要素の開口の一端において、舌形状の部材を形
成するために2つのスロツトが設けられている。ばね要
素を構造要素の中へ挿入してそこで固定する時には、舌
形状部材は側部の方へ移動し、ばね要素が構造要素の開
口の中へ挿入するためのスペースを提供する。次に前記
舌形状部材はその通常位置へ戻され、ばね要素の端部が
垂直方向へ戻る動きをする可能性をなしている。
この形の固定方法は、ばね要素が、燃料棒の据付けの
場合に、燃料棒の端部がばね要素でできているばねパツ
ケージの中央部分に衝撃を与えることによつて、大きく
変形を受けても、ばね要素を構造要素の中で信頼度高く
取付けておくことを確実にするものである。他の利点
は、構造要素とばね要素/ばねパツケージとが、のそれ
らを一緒にして取付ける前に完全に分離的に組立てるこ
とができるという点にある。
実施例 バイメタル状のスペーサは、ほぼ、ジルコニウム合金
の構造要素と、ニツケルを基礎とした合金のばね要素と
からなつている。固定構造物を構成している構造要素1,
2は、例えば、ジルコニウムを基礎とした合金で作られ
ており、これはジルカロイ−2あるいはジルカロイ−4
という商品名で知られており、その合金組成は錫1.2〜
1.7%、鉄0.07〜0.24%、クロム0.05〜0.15%、ニツケ
ル0.00〜0.08%、酸素0.09〜0.24%を制限値として残り
はジルコニウムであり、不純物は通常は原子炉級ジルコ
ニアムの中に発生している。ジルカロイ−2は錫1.2%
〜1.7%、鉄0.07〜0.20%、クロム0.05〜0.5%、ニツケ
ル0.03〜0.08%、酸素0.09〜0.16%を含む。ジルカロイ
−4錫1.2〜1.7%、鉄0.18〜0.24%、クロム0.07〜0.13
%、酸素0.09〜0.16%を含む。ここで与えられた全ての
パーセンテージは重量パーセンテージである。前記ばね
要素3は、スペーサの弾性及び固定部分を構成してお
り、それは、例えば、インコネルでできており、これは
ニツケル77%、クロム17%、鉄7%からなるニツケルを
基礎とした合金である。前記バイメタル状のスペーサは
その構造要素1,2で固定構造を形成し、それに対してば
ね要素3が固定的に連結されている。本発明によるスペ
ーサは、その構造要素1,2とばね要素3とによつて、4
×4あるいは5×5の格子を構成する。構造要素1は本
質的に正方形の枠を構成し、それに対して十字状に配置
された収容的な構造要素が連結されたりあるいは位置を
移された十字形の中心を有した構造要素が連結されてい
る。各々のサブスペースの中には固定的に連結されたば
ね要素3が挿入されている。このことによつて、構造要
素とばね要素とは一緒になつて、燃料集合体の中の16本
あるいは25本の燃料棒を合体保持し、所定位置に固定す
るためのスペースを有する格子を形成することができ、
各々の燃料棒は構造要素とばね要素との両者によつて取
囲まれている。
第1図及び第2図は、原子炉の燃料集合体において燃
料棒を所定位置に保持、固定するためのバイメタル状の
スペーサが、4×4の格子に配置された外部及び内部の
構造要素1,2から構成されていることを詳細に示してい
る。スペーサに関する圧力損失を減少させるために、内
部構造要素2は、流路断面積の内のできるだけ少ない部
分がこれらの要素で閉塞されるように配置されている。
前記構造要素1,2はジルコニウム合金の細片形成用の板
材料を打抜き加工されるが、この材料は材料上の理由か
ら、約0.7mmと比較的肉厚でなければならない。この細
片形成用の板材料には先ず、例えば打抜き加工によつ
て、開口4が設けられ、これによつて上部及び下部の平
行な縦方向の細片部5,6と、部分的に前記開口4によつ
て取囲まれた中間片部7とが形成される。その後、前記
板材料にはさらに細片部5,6の中に横断的なスロツト8
が設けられ、また中間片部7の中には凹所9が、細片部
5,6には突起10と、対向サポート11とが設けられてい
る。前記スロツト8は内部及び外部の構造要素1,2を連
結するために、設けられている。前記凹所9はばね要素
3を取付けるために設けられている。前記突起10及び対
向サポート11とは、ばね要素3と一緒になつて、スペー
サ内に挿入された燃料棒の位置を固定することができる
ように配置されている。次に中間片部7に連結された縦
方向細片部5,6を切断して、それらを折り、それらを中
間片部7に連結された本質的に正方形の2つの枠に連結
することによつて外部構造要素1が形成される。内部構
造要素2は、中間片部7に連結された縦方向の細片部5,
6を適当な長さに切断し、それらを十字状に連結するこ
とによつて形成される。第1の内部構造要素の一端12が
外部構造要素の第1側部に対して直角に連結される。中
心部13においては、前記第1の内部構造要素は第2の内
部構造要素に対して十字状になつて連結される。このよ
うにして、外部及び内部構造1,2か一緒になつて、本質
的に正方形断面を有した4つの、画定された、均一な外
側のサブ領域14を形成する。このようにして合造された
内部構造要素2の自由端がスロツト8の中で外部構造要
素1に連結される。
第3図及び第4図におけるばね要素3は、ニツケル基
礎の合金で、例えばインコネルから作ることができ、約
0.2mmの厚さの比較的薄い板材料でできていて、優れた
機械強度と小さな流れ抵抗を有している。前記ばね要素
3は対状に連結された、分離されたばねバンド15からな
つており、前記ばねバンドはそれらの外端16,17におい
て相互連結されていて、またばねバンドの中央部分18は
スペーサ内へ連続的に挿入されてくる燃料棒に対して、
弾性的に押圧するため凸形状になつている。対状になつ
て一緒に連結されている前記ばねバンド15は、一緒に連
結されて十字形のばね要素3を形成する。このような構
造になつたばね要素の場合では、スペーサのサブ領域に
おいては、内部及び外部の構造要素と一緒になつて、4
本の燃料棒を一緒にして保持し、所定位置に固定するこ
とが可能となるであろう。前記ばね要素3はその自由端
16が内部構造要素2に連結され、また凹所9の中で外部
構造要素1に連結されている。
例えば、燃料を輸送している間には、ばね要素3には
衝撃力がかかつて、ばね要素3は塑性変形することがあ
る。この、例えば、衝動力によつて生じる機械的な応力
に対して反作用するために、対状になつて連結されては
いるがしかし部分的に分離されているばね要素3のばね
バンド15はそれらの端部連結部16,17の間で、互いに他
と最大長さをおいて離隔されていて、このことによつて
ばねバンド15は外部的な機械的影響を受けた時に、1つ
のばねバンドの中央部分18の周りの支持領域が、反対側
のばねバンドにおける対応的な中央部分18の支持領域に
到達する前に、弾性変形の領域内で弾性的に変形するこ
とができるようにしている。このようにして、ばねバン
ド15は弾性領域の中でのみ変形することができ、これは
永久変形(塑性変形)が生じないことを意味している。
ばねバンド15の間の最大距離は、ばねバンドの弾性変形
領域より小さい。格子内における各々のセルの中におい
ては、燃料は構造要素の上部及び下部において少なくと
も2つの突起部10あるいは対向サポート11に対してより
かかり、また中央部分において少なくとも2つのばね要
素によりかかるであろう。
上述した型のスペーサにおいては、16本の燃料棒を一
緒にして保持し、所定位置に固定し、またスペーサ内の
機械的強度を余り弱めることなしに圧力損失を小さくす
ることができる。相対的にわかるように、内部流路抵抗
は、対状に配置された十字形ばね要素を使用することに
よつて、また流路断面のできるだけ少ない部分を閉塞す
る構造要素によつて、減少される。
それぞれのサブ領域14の中では、十字形に構成された
ばね要素3が互いに他に対して偏より、構成要素1,2の
中で単純に固定することができるばね要素3は、対状に
組立てられかつ連結された長い、ばねバンドから製作す
ることができる。十字形状を形成するために、前記ばね
バンドは対状に連結された横方向のばねバンドに対して
連結される。これによつてばねバンドは結合的に十字形
状を形成することができ、また各々のスパイダー装置は
共通の十字形の中心において対状に相互連結されたばね
バンドからなつている。
第5図及び第6図は、燃料棒を所定位置に保持、固定
するための、類似的なバイメタル状のスペーサが、内部
及び外部の構成要素1,2と、5×5格子に配置されたば
ね要素3とからどのようにして構成されているかをより
詳細に示している。ここでは内部構造要素2は、中間片
部に連結された縦方向のバンドを適当な長さに切断し、
それらを十字状に相互連結して、位置を移された十字形
の中心を形成することによつて形成される。内部構造要
素2の端部19は第2の内部構造要素に対して直角に連結
され、前記第2の要素それ自身は外部構造要素の隣接す
る第2の側部に対して直角に連結され、連結点19は前記
第2の内部構造要素の内端から燃料棒約一本分の距離を
おいて位置している。このようにして、外部及び内部の
構造要素1,2は、一緒になつた本質的に長方形断面を有
した4つの画定された外部のサブ領域14と、例えば、燃
料棒のためのスペースを提供する開放された十字形中心
を構成する、より少さな、画定された内部のサブ領域20
とを形成する。この複合的な内部構造要素2は、スロツ
ト8の中でその自由端が外部構造要素1へ連結されてい
る。
後者の場合(第7図及び第8図参照)、ばね要素8は
対状に相互連結されたばねバンド15からほぼなつてお
り、これらはその外端16,21において一緒に連結されて
おり、ばねバント15の中央部分18は凸形状になつてい
て、スペーサの中へ連続的に挿入されてくる燃料棒を弾
性的に押圧する。単一のばねバンドが内部のサブ領域20
の中へ挿入されて、そこで単一の燃料棒あるいはウオー
ターロッドを弾性的に押圧する。対状に相互連結された
前記ばねバンド15はさらに一緒になつて組立てられ、共
通のスパイダー22を有した2つの複合的な十字形ばね要
素3を形成する。この設計になるばね要素3において
は、ばね要素3は、内部及び外部の構造要素1,2と一緒
になつたスペーサの外部サブ領域の中で、6本の燃料棒
を一緒に保持し、所定位置に固定することができる。前
記ばね要素3は、それらの自由端が内部及び外部の構造
要素1,2に連結されている。
内部ばね要素の上下に付加的な上部及び下部の構造要
素を配置してもよく、これらは拡大された十字形の中心
の角に向かつて対状に配置される。
この後者のスペーサの場合においては、25本の燃料棒
を所定位置に保持、固定して、スペーサの機械的強度を
余り弱めることなしに、圧力損失を小さくすることがで
きる。2重の十字形状を形成するために、前記ばねバン
ドには2つの横方向の短いばねバンドが設けられてい
る。これによつて、前記ばねバンドは、共通スパイダー
を有した対状の十字形状を連結的に形成することができ
る。
第1図、2図、5図及び第6図におけるバイメタル状
のスペーサにおいては、その構造要素が固定構造を形成
し、これに対してばね状パツケージとして配置されたば
ね要素が固定的に取付けられている。
前記構造要素は本質的に正方形の枠を形成し、これに
対して収納される構造要素が連結される。各々のサブ領
域の中へ固定的に連結されたばね要素が挿入される。前
記構造要素とばね要素とが一緒になつて、燃料棒を燃料
集合体の中で所定位置に保持、固定するための格子を構
成し、各々の燃料棒は構造要素とばね要素との両者によ
つて取囲まれている。
第9図から12図までは構造要素1,2の中間片部の部分
をより詳細に示している。この中間片部の中には薄い長
方形の凹所9が、例えば、打抜き加工によつて、ばね要
素3の端部16を受留めるために設けられる。構造要素1,
2の中には、凹所9に近いところに2つの平行なスロツ
ト22,23が設けられている。前記スロツト22,23によつて
取囲まれ、かつ凹所9の方へ向かつた前記構造要素1,2
のその部分は、舌状の部材24を形成し、その自由端は構
造要素1,2の凹所9から外へ出ている。ばね要素3の端
部16が凹所9の中へ入込む時には、端部16は先ずスロツ
ト22,23の前記領域の中で構造要素1,2に沿つて動き、そ
れによつて端部16は舌状部24に追従するであろう。この
動きは端部16が完全に所定位置に位置するまで、即ち、
構造要素1,2における凹所9の中へ入込むまで、継続す
る。端部16が所定位置に位置すると、舌状部24は元の位
置に戻りばね要素3を固定し、あるいは、舌状部24は、
もしそれが側部に押しつけられていれば、直接的にばね
的に戻る、即ち自力でぱちんと締まる。多分、ばね要素
3の端部16が所定位置に位置した後は、スロツト22,23
は溶接結合部あるいはその類似物によつてその元の位置
に固定され、構造要素1,2の中でばね要素3を確実に保
持する。ばね要素3の端部16が凹所9の中へ挿入された
後は、それは構造要素1,2の外側へ突出する様になつて
いる。ばね要素3は普通は2つのばねバンドでできてい
るので、ばねバンドの端部は、ばね要素3を凹所9の中
へ挿入する前に、ばねバンドと曲げ出し部分との連結部
の外側部分と、ばねバンドの分離端部との間の領域がス
ロツト、即ち狭い凹所9の中へ移動した後で、ばね要素
3と構造要素1,2との間で信頼性のある連結部を得るた
めに、分離されて曲げ出される(25)。第12図に示した
ように、ばね要素3を2つの構造要素1,2の間に挿入す
る時に、凹所9に関して配置された舌状部材24は両方向
に向かい、ばね要素3を凹所9の中へ挿入することを可
能にする。
第13図及び第14図は、単一の交差部として構成された
ばね要素3の例を示しており、ばね要素の自由端16には
曲げ出し部分25が設けられている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は構造要素とばね要素とを備えた4×
4格子のバイメタル状のスペーサの、それぞれ上面図及
び側面図、第3図及び第4図は関連するばね要素の、そ
れぞれ上面図及び側面図、第5図及び第6図は5×5格
子のバルメタル状のスペーサの、それぞれ上面図及び側
面図、第7図及び第8図は関連するばね要素の、それぞ
れ上面図及び側面図、第9図及び第10図はばね要素と構
造要素との連結を示す図、第11図はばね要素の曲げ出し
端部が構造要素の外面と接触するために配置されている
様子を示す図、第12図はばね要素の端部が構造要素にお
ける開口に向かつて移動する時に、幾つかの舌状部材が
側部に向かつて移動する様子を示す図、第13図及び第14
図は関連するばね要素の、それぞれ上面図及び側面図で
ある。 1……外部構造要素 2……内部楮要素 3……ばね要素 4……開口 5,6……バンド 7……中間片部 8……スロツト 9……凹所 10……突出部 11……対向サポート 14……サブ領域 15……ばねバンド 16……外端 17……十字中心 20……サブ領域 22,23……スロツト 24……弾性部性 25……外端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−74795(JP,A) 特開 昭59−63589(JP,A) 米国特許3764471(US,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉用の燃料集合体の中で、燃料棒を一
    緒にして保持し、所定位置に固定するために、格子状に
    配置された構造要素とばね要素とを含み、内部構造要素
    (2)を取囲む本質的に正方形の枠を形成するように外
    部構造要素(1)が配置され、前記内部構造要素(2)
    はそれを取囲む前記外部構造要素(1)と一緒になっ
    て、4つの本質的に均一なサブ領域(14)を形成してお
    り、このサブ領域(14)はばね要素(3)によって分離
    された、燃料棒のためのスペースを提供しているバイメ
    タル状のスペーサにおいて、 前記サブ領域(14)の各々を分割する前記ばね要素
    (3)は、別々の部品として形成され且つそれら部品と
    協働する前記サブ領域(14)の壁に取り外し可能に連結
    できるようにされたことを特徴とするバイメタル状のス
    ペーサ。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のスペーサにお
    いて、前記ばね要素(3)は十字形になっていて、前記
    本質的に均一なサブ領域(14)の中で幾つかの燃料棒を
    固定するために、単独で構成されるか、あるいは共通の
    スパイダー(22)を有した対状のものに構成されている
    バイメタル状のスペーサ。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載のスペーサにお
    いて、前記ばね要素(3)は対状に配置されたばねバン
    ド(15)から構成されており、これらは対状に配置され
    た横方向のばねバンド(15)と一緒になって単独の十字
    形あるいは共通のスパイダー(22)を有した対状の十字
    形を形成し、各々のスパイダー(22)それ自身は2つの
    本質的に協働するばねバンド(15)からなっており、こ
    のばねバンド(15)はそれらの外端(16)及び十字中心
    (17)において互いに他と連結され、またそれらの外側
    の連結点(16,17)の間で最大距離をおいて分離され、
    その距離はばねバンド(15)の弾性変形領域よりも小さ
    いバイメタル状のスペーサ。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載のスペーサにお
    いて、前記内部構造要素(2)は十字形に構成され、外
    部構造要素(1)及び十字形ばね要素(3)と一緒にな
    って、各々のサブ領域(14)に4本の燃料棒を配する、
    16本の燃料棒のためのスペースを提供するバイメタル状
    のスペーサ。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第3項記載のスペーサにお
    いて、前記内部構造要素(2)は位置を移された十字中
    心を有して十字形状に構成され、外部構造要素(1)及
    び、対状に構成された十字形ばね要素(3)と一緒にな
    って、各々のサブ領域(14)に6本の燃料棒を、また位
    置を移された十字中心のところに画定されたサブ領域
    (20)に1本の燃料棒あるいはウォーターロッドを配す
    る、25本の燃料棒のためのスペースを提供するバイメタ
    ル状のスペーサ。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第2項記載のスペーサにお
    いて、十字形に構成された前記ばね要素(3)は、構造
    要素(1,2)の中で、互いに他に関して異なった高さの
    ところで固定されているバイメタル状のスペーサ。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載のスペーサにお
    いて、外部及び内部構造要素(1,2)は帯状に形成され
    た材料から製作されており、前記材料には、打抜き加工
    により、スロット(8)と、凹所(9)と、中間片部
    (7)によって分離された断続的な開口(4)とが設け
    られ、前記開口(4)は2つの本質的に平行な上下のバ
    ンド(5,6)を画定し、これにはまた突出部(10)と対
    向サポート(11)とが設けられ、さらに、外部構成要素
    (1)は帯状に形成された材料を折りたたみ、その端部
    を連結して、本質的に正方形断面を有した外部の枠形状
    の構造要素を形成することによって形成されるバイメタ
    ル状のスペーサ。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項から第7項までのい
    ずれか1項に記載のスペーサにおいて、前記構造要素
    (1,2)はジルコニウム合金で作られ、ばね要素(3)
    はニッケル基礎の合金で作られているバイメタル状のス
    ペーサ。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項から第8項までのい
    ずれか1項に記載のスペーサにおいて、前記構造要素
    (1)は、構造要素(1,2)に凹所(9)を設けて、ば
    ね要素の端部(16)を取付けることにより、また構造要
    素(1,2)における凹所(9)のすぐ近くにスロット(2
    2,23)を設けて、舌形の弾性部材(24)を形成すること
    によって、ばね要素(3)に連結され、前記舌形の弾性
    部材(24)の自由端は凹所(9)の方へ向かっていて、
    また前記弾性部材(24)は少なくとも前記凹所(9)と
    同じ巾かあるいはそれ以上の巾を有しているバイメタル
    状のスペーサ。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項記載のスペーサに
    おいて、前記2つの複合的な、協働する、相互連結され
    たばねバンド(15)は、それらの外端(25)において相
    互連結され、次に曲げ出されて、取付け後は、前記凹所
    (9)において構造要素(1,2)の外側と連結されるバ
    イメタル状のスペーサ。
JP62264060A 1986-10-23 1987-10-21 バイメタル状のスペ―サ Expired - Lifetime JP2532518B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE8604529A SE454823B (sv) 1986-10-23 1986-10-23 Spridare for sammanhallning och fixering av brenslestavar i en brenslepatron till en kernreaktor
SE8604530A SE454824B (sv) 1986-10-23 1986-10-23 Spridare for sammanhallning och fixering av brenslestavar i en brenslepatron till en kernreaktor
SE8604531A SE454825B (sv) 1986-10-23 1986-10-23 Spridare for sammanhallning och fixering av brenslestavar i en brenslepatron till en kernreaktor
SE8604530-9 1986-10-23
SE8604529-1 1986-10-23
SE8604531-7 1986-10-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63128288A JPS63128288A (ja) 1988-05-31
JP2532518B2 true JP2532518B2 (ja) 1996-09-11

Family

ID=27355361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62264060A Expired - Lifetime JP2532518B2 (ja) 1986-10-23 1987-10-21 バイメタル状のスペ―サ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4839136A (ja)
JP (1) JP2532518B2 (ja)
DE (1) DE3735424A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016105678A1 (en) * 2014-12-23 2016-06-30 Westinghouse Electric Company Llc A nuclear fuel assembly support feature

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5024426A (en) * 1989-03-17 1991-06-18 Advanced Nuclear Fuels Corporation Bimetallic spring member for radiation environment
JPH0627275A (ja) * 1992-07-10 1994-02-04 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 燃料集合体の支持格子
US5444748A (en) * 1994-04-04 1995-08-22 Westinghouse Electric Corporation Grid structure for supporting fuel rods in a nuclear reactor
US5488644A (en) 1994-07-13 1996-01-30 General Electric Company Spring assemblies for adjoining nuclear fuel rod containing ferrules and a spacer formed of the spring assemblies and ferrules
US5519747A (en) 1994-10-04 1996-05-21 General Electric Company Apparatus and methods for fabricating spacers for a nuclear fuel rod bundle
US5546437A (en) 1995-01-11 1996-08-13 General Electric Company Spacer for nuclear fuel rods
US5566217A (en) 1995-01-30 1996-10-15 General Electric Company Reduced height spacer for nuclear fuel rods
US5675621A (en) 1995-08-17 1997-10-07 General Electric Company Reduced height flat spring spacer for nuclear fuel rods
DE19913856C1 (de) * 1999-03-26 2000-11-23 Siemens Ag Druckwasser-Brennelement mit einem Abstandhalter aus Stegen und Federn unterschiedlichen Materials
FR2878645B1 (fr) * 2004-11-30 2007-02-09 Framatome Anp Sas Grille de maintien de crayons pour assemblage de combustible nucleaire et assemblage corresondant
US7623612B2 (en) * 2006-03-27 2009-11-24 Westinghouse Electric Co. Llc Bi-alloy spacer grid and associated methods

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3764471A (en) 1970-06-01 1973-10-09 Gen Electric Nuclear fuel assembly

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1514559A1 (de) * 1965-09-03 1969-06-26 Siemens Ag Abstandshalter fuer Kernreaktorbrennelemente
SE321746B (ja) * 1966-11-23 1970-03-16 Asea Ab
FR1571496A (ja) * 1968-05-06 1969-06-20
CA941077A (en) * 1971-01-21 1974-01-29 Joseph R. Weiss Nuclear fuel element with multiple fuel tubes
JPS5274795A (en) * 1975-12-19 1977-06-23 Genshi Nenryo Kogyo Nuclear fuel assembly spacer
US4077843A (en) * 1976-05-21 1978-03-07 Exxon Nuclear Company, Inc. Nuclear reactor spring strip grid spacer
US4325786A (en) * 1979-11-29 1982-04-20 Combustion Engineering, Inc. Spacer grid for reducing bowing in a nuclear fuel assembly
SE420779B (sv) * 1980-03-17 1981-10-26 Asea Atom Ab Brenslepatron for en kokarreaktor
US4389369A (en) * 1980-08-11 1983-06-21 Westinghouse Electric Corp. Bi-metallic grid for a nuclear reactor fuel assembly
US4544522A (en) * 1982-08-20 1985-10-01 General Electric Company Nuclear fuel assembly spacer
SE453441B (sv) * 1985-07-09 1988-02-01 Asea Atom Ab Spridare for sammanhallning och fixering av langstreckta brenslestavar till knippen inskjutbara i en brenslepatron till en kernreaktor
US4740350A (en) * 1986-07-22 1988-04-26 Westinghouse Electric Corp. BWR fuel assembly having fuel rod spacers axially positioned by exterior springs

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3764471A (en) 1970-06-01 1973-10-09 Gen Electric Nuclear fuel assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016105678A1 (en) * 2014-12-23 2016-06-30 Westinghouse Electric Company Llc A nuclear fuel assembly support feature

Also Published As

Publication number Publication date
DE3735424A1 (de) 1988-05-05
US4839136A (en) 1989-06-13
JPS63128288A (ja) 1988-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2532518B2 (ja) バイメタル状のスペ―サ
JPH01173898A (ja) 原子炉燃料集合体の支持格子
KR100657603B1 (ko) 핵 연료 어셈블리용 그리드 및 핵 연료 어셈블리용 삽입물
KR100473438B1 (ko) 원자로를위한연료어셈블리의스페이서그리드및연료어셈블리
JPS6312552B2 (ja)
JPH0153754B2 (ja)
JPH0736036B2 (ja) インコネル製のグリッドおよびジルカロイ製のバンドを有する複合スペーサ
US3762996A (en) Nuclear reactor fuel element assembly
US4683115A (en) Nuclear reactor fuel assembly
US4597937A (en) Fuel spacer
JPS63286792A (ja) 燃料要素支持グリッド
JP3133436B2 (ja) フェルールスペーサ用の自動位置決めばね
US5091145A (en) Grid with holding springs for a nuclear fuel assembly
US4728489A (en) Support grid with integral vanes
US4152205A (en) Spacer support for water-cooled nuclear reactor fuel elements
JP2001512562A (ja) 原子炉の燃料集合体におけるばねが固定されたスペーサ
EP0578502B1 (en) Fuel rod support grids for fuel assembly
JP3364526B2 (ja) 燃料束
JPH026035B2 (ja)
SE454824B (sv) Spridare for sammanhallning och fixering av brenslestavar i en brenslepatron till en kernreaktor
SE454823B (sv) Spridare for sammanhallning och fixering av brenslestavar i en brenslepatron till en kernreaktor
SE454825B (sv) Spridare for sammanhallning och fixering av brenslestavar i en brenslepatron till en kernreaktor
JP3089073B2 (ja) 原子炉用燃料集合体の支持格子
JPS64674B2 (ja)
JPH0236155Y2 (ja)