JPH0634716Y2 - 燃料集合体のスペーサ - Google Patents

燃料集合体のスペーサ

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JPH0634716Y2
JPH0634716Y2 JP1990012781U JP1278190U JPH0634716Y2 JP H0634716 Y2 JPH0634716 Y2 JP H0634716Y2 JP 1990012781 U JP1990012781 U JP 1990012781U JP 1278190 U JP1278190 U JP 1278190U JP H0634716 Y2 JPH0634716 Y2 JP H0634716Y2
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和俊 大久保
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は沸騰水型原子炉用の燃料集合体主として太径
の水管を使用する燃料集合体に適するようにしたスペー
サに関する。
(従来の技術) 沸騰水型原子炉に装荷される燃料集合体は、一般には第
6図のように所要数(通常62本)の燃料棒nと中心部に
配置される燃料棒nとほぼ同じ太さの1、2本の水管9
(第7図イ)とを8行8列などに正方配列し、それらの
上下端は端栓を介して上部、下部のタイプレートt1,t2
で束ね、軸方向の途中にはスペーサSを数段に配設し
て、相互の間隔を一定に保持するようになし、その燃料
束の外側にはチャンネルボックスCを被嵌して燃料集合
体となし、その所定数のものを炉心構造体Fのソケット
F1上に立設し、炉の運転中にはソケットF1の通孔F2から
冷却材をチャンネルボックスC内および水管9内に送り
込み、これを沸騰させて熱を外部に取出するようにして
いる。
そして、燃料棒nなどを一定間隔に保持するスペーサS
の一つとして、第7図イのような格子形のスペーサが広
く用いられている。
すなわち、四方の外側板1の内側を縦、横所定数の仕切
板2により格子状に区分して多数の単位セル3を形成
し、各単位セル3の周囲四辺の中央部にはインコネルの
帯板材からなるクリップ形のばね4をそれぞれ取付け、
それらのばね4は同図ロのように二つ折に折曲げられ、
その一側には山形弾性片4aが、他側には角形または弧状
の固定突部4b(ただし、外側板1に取付けられるばねは
この突部は備えない)が設けられ、各単位セル3の二辺
におけるばね4の山形弾性片4aとの他の二辺におけるば
ね4の固定突部4bとが向き合うように仕切板2または外
側板1に取付けられ、それらの山形弾性片4aと固定突部
4bとで燃料棒nや水管9を弾性的に支持するようにして
いる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、これまでの燃料集合体では燃料棒と水管はほ
ぼ同径のものであり、これらを一定間隔に保持するスペ
ーサの各単位セルに取付けられるばねも燃料棒用と水管
用とで差異がなく同じ板厚(約0.3mm)のものが用いら
れているが、最近では、原子炉の安全性と経済性の面か
ら集合体の中央部に燃料棒よりかなり太径の水管を配置
して、集合体の水平断面中央域の水対ウラン比を改善
し、燃料の高燃焼度化を進めると同時に燃料棒の配列も
8行8列から9行9列に変え、燃料棒を細径化し(集合
体の大きさは変らない)、燃料棒の線出力を下げ、核分
裂性ガスの発生を低く抑える一方、燃料棒の表面積の増
加(冷却効率の増大)により限界出力の向上を図るよう
にしている。
しかし、この場合、水管の太径化に伴い、その断面二次
モーメントの増加により、曲げ剛性が燃料棒より大きく
なり、地震時には、上記のように剛性が大きくかつ質量
が小さい(内部にペレットを持たない)水管に比較し
て、剛性が小さい上にペレットを内蔵して質量が大きい
燃料棒が大きくたわめられ、そのたわみの反力として支
持ばねにかかる力は燃料棒の方が大きく、その支持ばね
の変形、破損を招く恐れがあり、特に燃料棒を細径化し
た場合その危険率が高い。
このような事情に鑑み、地震に際しても燃料棒を支持す
るばねが変形し難く、安全に運転でき、燃料の高燃焼度
化に適したスペーサを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は、四方の外側板の内側に仕
切板またはリング素子によって縦、横所定数の単位セル
並設すると共に中央部には複数の単位セルの広さに相等
する空間部を設け、各単位セルには燃料棒を挿通する一
方、上記空間部には燃料棒より太径の水管を挿入し、各
燃料棒を単位セルに装着したばねにより支持すると共に
水管を単位セルまたは単位セルを連結する支持板に装着
したばねにより支持するようにした燃料集合体のスペー
サとして、燃料棒を支持するばねの板厚を水管を支持す
るばねの板厚より厚く形成したことを特徴とする。
(実施例) 第1図、第2図はこの考案に係るスペーサSの一実施例
を示すものであり、スペーサSは四方の外側板11の内側
が互いに交差する縦、横所定数の(図では8本)の仕切
板12によって9行9列の単位セル13からなる格子状に区
分され、前記のように細径化された燃料棒nを挿通する
ようになされる一方、中央部には単位セル13の3行3列
分の広さに相等する空間部16が形成され、その空間部16
内にはほぼ燃料棒nの9個分の断面積を持つ太径の角形
水管19を挿入するようになされている。
そして、外側板11および縦、横の仕切板12によって形成
された各単位セル13を囲む四辺の中央部にはインコネル
の帯板材からなる二つに折り曲げられたクリップ形のば
ね14がそれぞれ装着されているが、それらのクリップ形
のばね14は第2図にみられるように一側に山形弾性片14
aを有すると共に他側には外側板11に装着されるものを
除いて複数の角形または弧状の固定突部14bが設けら
れ、各単位セル13の二辺におけるばね14の山形弾性片14
aと他の二辺におけるばね14の固定突部14bとが向き合う
ように外側板11および仕切板12に取付けられていて、各
単位セル13に挿通される燃料棒nは対向する二対のばね
14の山形弾性片14aと固定突部14bとで支持するようにな
される一方、中央の空間部16内に挿入される太径の水管
19に対しては空間部16を囲む四方の内側仕切板に装着さ
れている3個ずつのばね14の山形弾性片14aで支持する
ようになされており、そして、水管19を支持する各ばね
14は通常の板厚(約0.3mm)に形成されているが、各燃
料棒nを支持するばね14の板厚は水管19を支持するばね
の板厚の1.25ないし2.0倍程度に厚く形成されている。
このため、燃料棒nを支持するばね14の山形弾性片14a
の弾力が強くなり、地震時に燃料棒nのたわみと質量に
起因する力を受けたにしても永久変形を起こし難い。
上記の場合、水管19の周りに位置する単位セル13では内
側一辺に通常板厚のばねが取付けられることになるが、
各セル内に固定突部14bが配置されるので、燃料棒nの
弾性的支持には影響しない。
第3図ないし第5図はスペーサSをリング素子型とした
変更例を示し、リング素子22は第5図のように内部が燃
料棒挿通用の単位セル23をなす所要の直径と高さの管状
体からなり、一側の上縁と下縁には間隔をおいて内側に
弧状にくぼんだ二つの固定突部22bが形成されると共に
反対側の周面にはコ字形のスリット22aが設けられ、こ
のリング素子22の二つを一組として互いのコ字形スリッ
ト22aを隣接させ、互いのスリット22aに第4図イにみら
れるように二つの山形弾性片24aを上下端でつらねた菱
形ループ状のインコネル製のばね24を嵌め合せて連ね、
単位セル23に燃料棒nを挿入した際、ばね24の一方の山
形弾性片24aと反対側上下の固定突部22bで支持できるよ
うにリング素子22の向きを選定しつつ8行8列に並列
し、それらの当接部をスポット溶接して結合すると共に
周囲を外側板21で囲み、中央部には2行2列のリング素
子22が占める広さより若干大きな空間部26が形成され、
4個の燃料棒分の断面積にほぼ等しい太さの円形の水管
29を挿入するようになされている。
また、空間部26を囲むリング素子22のうち四隅に当たる
2個ずつの素子はみぞ形の支持板27で連結されていて、
各支持板27には第4図ロのようにインコネルの帯板を二
つ折りし内側に山形弾性片25aを設けたクリップ形のば
ね25が装着され、それらのばね25の山形弾性片25aによ
って空間部26に挿入した水管29を四方から支持するよう
になされているが、水管29を支持するばね25は上述の例
と同じく通常の板厚に形成される一方、燃料棒nを支持
するばね24は上記ばね25の1.25ないし2.0倍の板厚に形
成されている。
更に、この考案は格子型のスペーサで縦、横の一つ置き
の仕切部材の交差部にランタン形のばねを装着して燃料
棒または水管を支持するタイプのものにも適用すること
ができる。
なお、燃料棒や水管を支持するばねの形体やリング素子
の形体は図示のものに限らず、他の形体としてもよい。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、燃料棒より太径の水管を中
央部に配設するようにした沸騰水型原子炉用の燃料集合
体のスペーサとして、燃料棒を支持するばねの板厚を水
管を支持するばねの板厚より厚く形成したので、燃料棒
の支持が確実で、地震時に燃料棒のたわみと質量に基づ
く力がばねに作用したにしても、充分にその力に耐える
ことができ、永久変形を起こしたり破損したりせず、炉
の安全運転を可能にする利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の平面図。 第2図は第1図のA−A線に沿った断面図。 第3図は他の実施例の一部を切除した平面図。 第4図イは第3図のB−B線に沿った断面図。 同図ロは第3図のC−C線に沿った断面図。 第5図はリング素子の一例の斜視図。 第6図は燃料集合体の概略的な側面図。 第7図イは従来のスペーサの平面図。 同図ロは第7図イのD−D線に沿った断面図。 図中、1,11,21……外側板、2,12……仕切板、 3,13……単位セル、4,14,24,25……ばね、 4a,14a,24a,25a……山形弾性片、 16,26……空間部、9,19,29……水管、 n……燃料棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四方の外側板の内側に仕切板またはリング
    素子によって縦、横所定数の単位セルを並設すると共に
    中央部には複数の単位セルの広さに相等する空間部を設
    け、各単位セルには燃料棒を挿通する一方、上記空間部
    には燃料棒より太径の水管を挿入し、各燃料棒を単位セ
    ルに装着したばねにより支持すると共に水管を単位セル
    または単位セルを連結する支持板に装着したばねにより
    支持するようにしたスペーサにおいて、燃料棒を支持す
    るばねの板厚を水管を支持するばねの板厚より厚く形成
    したことを特徴とする燃料集合体のスペーサ。
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