JPH03176695A

JPH03176695A - 支持格子

Info

Publication number: JPH03176695A
Application number: JP1316933A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Monno; 門野　弘明; Akio Oriuchi; 折内　章男; Koichi Tominaga; 孝一富永
Original assignee: Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Priority date: 1989-12-06
Filing date: 1989-12-06
Publication date: 1991-07-31
Also published as: FR2656457A1; GB2239124A; GB2239124B; FR2656457B1; US5133927A; GB9026285D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、原子炉用燃料集合体において、複数の燃料棒
、制御棒案内管及び計測用案内管等を支持する支持格子
に関する。

［従来の技術］周知のように、加圧水型軽水炉等の原子炉に装荷される
燃料集合体の一例としては、第５図に示すものが知られ
ている。

符号ｌおよび２は、上下方向に離間して対向配置された
上部ノズルおよび下部ノズルを示し、これら上部ノズル
ｌと下部ノズル２との間には、複数の制御棒案内管、計
測用案内管などのジルカロイからなる筒状の案内管３が
渡されて固定されている。これら案内管３の中途部には
、複数の支持格子４が上下方向に互いに離間して取り付
けられている。

上記支持格子４は、第６図及び第７図に示すように、多
数の格子空間５・・・・・を画成するように複数のスト
ラップ６・・・・・を互いに直角に交差させて格子７が
組み立てられ、格子空間５を形成するストラップ６の壁
面６ａには燃料棒８を支持するためのデインプル９とス
プリングｌＯとが互いに対向して形成されている。また
、所定の格子空間５の上下開口部には、格子空間５を形
成するストラップ６の対辺距離と略同じ内径を有する複
数のスリーブ１１が固定されている。

上記スリーブＩｔは、支持格子４の内部に挿通される案
内管３の外周をガイドするもので、第８図に示すように
長尺の円筒形状を成し、その外周面１１ａには周方向に
沿って一定間隔で４つの窓孔１２が穿設されて、隣接す
る窓孔１２，１２の間が壁部１１ｂとなっている。この
スリーブ１１を所定の格子空間５に固定する場合には、
上記壁部１１ｂを格子空間５のコーナ一部５ａに対向さ
せ、かつ格子空間５の上下開口部よりスリーブＩＩの両
端部が突き出すように差し込み、そしてろう付は溶接等
により格子７に固定する。

［発明が解決しようとする課題］ところで、上記従来の支持格子４における格子７では、
燃料棒８を格子空間５に装着する際に、その燃料棒８が
ストラップ６の壁面６ａに形成されたデインプル９とス
プリング１０とに挾まれたまま移動するため、燃料棒８
にスクラッチが発生してしまうという恐れがある。

そこで、第９図及び第１０図に示すような、格子２０が
使用されてきている。

この格子２０は、切欠部２２がストラップ２１の長手方
向に所定間隔で形成され、切欠部２２゜２２の間には、
格子空間２３の内方に突出するスプリング２４が形成さ
れている。また、スプリング２４をストラップ２１の幅
方向に挾む位置には、デインプル２６．２６がスプリン
グ２４と逆方向に突出して形成されている。ここで、ス
プリング２４をストラップ２１の長手方向において挾む
壁部は、キ一部材１６のフック３１が係合するリブ２５
．２５とされている。

このような構成の格子２０に燃料棒８を装着する場合に
は、まず格子空間２３にたわませ治具１５を挿通させる
。このたわませ治具１５は、第１１図に示すように、周
方向に４分割されたスリーブ３３の内部にテーパピン３
４を軸方向に移動可能としたものであり、このたわませ
治具１５を格子空間２３に位置させたまま、テーバビン
３４を引き込むことにより、第１Ｏ図に示すように、ス
プリング２４を撓ませる。次に、長尺で四角形状のキ一
部材１６を格子２０の側方から、切欠部２７に挿通させ
、キ一部材１６のフック３１をリブ２５に係合して、ス
プリング２４を撓んだ状態に保持してからたわませ治具
１５を外す。その後、燃料棒８を各格子空間２３に挿入
してから、キー部材１６を抜き取り、スプリング２４の
拘束を解くことによって燃料棒８を装着する。

このような装着により、燃料棒８は、デインプル２６お
よびスプリング２４との摺接によるスクラッチの発生が
防止される。

しかし、このような格子２０にあっては、第８図に示し
た従来の長尺のスリーブ１１がそのまま使用できない。

すなわち、そのスリーブ１１を格子空間２３に取り付け
た場合には、スリーブｌｌの壁部ｔｔｂが邪魔となって
、キ一部材＋６のフック３１がストラップ２Ｉのリブ２
５と係合出来なくなるからである。

このような格子２０に対応可能なスリーブとしては、第
８図のスリーブ１１の中央部を外周方向に沿って幅Ａの
長さで切り取って、２分割したような形状の短尺スリー
ブ４０（第１２図参照）がある。この短尺スリーブ４０
を、４本の短い脚４０ａを格子空間２３のコーナ一部に
対向させて取り付けることにより、格子空間２３のコー
ナー部の少なくとも幅へを有する空間部分にキ一部材１
６を挿入させ、容易にフック３１をリブ２５に係合させ
ることができる。

しかしながら、格子空間２３の上下開口部に固定された
短尺スリーブ４０は、取り付は時に格子空間２３の軸心
とずれ、直角に固定されない恐れがあり、この状態では
、正常に案内管３を配設できないという問題があった。

また、短尺スリーブ４０の短い脚４０ａと、格子空間２
３を形成するストラップ２１の壁面とのろう付は面積が
小さくなるため、短尺スリーブ４０の格子２０に対する
取付強度が低くなる。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、前述した
ようなたわませ治具とキ一部材の使用を可能とする短尺
スリーブを取り付けることを前提として、格子空間の開
口部への取り付けが容易であり、直角に格子に取り付け
ることが可能な短尺スリーブを用いた支持格子を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］本発明に係る支持格子は、複数のストラップを互いに直
交させて多数の格子空間を画成する格子と、格子空間の
対辺距離と略同じ内径を有して格子空間の上下の開口部
の少なくとも一方に取り付けられる円筒形状の短尺スリ
ーブとからなる支持格子であって、格子空間のストラップの縁部にスリーブ係止部を有する
スリーブ係止片を形成し、短尺スリーブの外周面に、こ
の短尺スリーブを格子空間の開口部に向けて差し込み、
軸回りに回転した際に、スリーブ係止片のスリーブ係止
部に嵌まり込むスリーブ突起部を形成したことを特徴と
するものである。

［作用コ本発明の支持格子によれば、短尺スリーブを格子空間の
開口部に向けて押し込み、軸回りに回転した際に、スリ
ーブ係止片に形成されたスリーブ係止部に、短尺スリー
ブのスリーブ突起部が嵌まり込むため、短尺スリーブを
結合強度を高めて容易に格子に取り付けることができる
。

このことにより、短尺スリーブは、特殊な器具を使用せ
ずに、その取付角度を直角にして格子に取り付けられる
。また、短尺スリーブは、円柱形状の短尺スリーブをろ
う付けする従来の支持格子、つまりろう付は面積が小さ
いものに比べてその取付強度を高めて容易に格子に取り
付けられる。

［第１の実施例］第１図及び第２図は本発明の支持格子の第１の実施例を
示すものである。

図中符号５０は、格子空間５１を画成するために交差さ
せた薄板帯状のストラップである。このストラップ５０
の壁部には、図示しないが、第９図及び第１Ｏ図で示し
た格子と同様に、ストラップ５０の長手方向に延びる切
欠部と、格子空間５１の内方及び外方に突出するスプリ
ング及びデインプルとが形成されている。

格子空間５１の対向する壁面５０ａ、５０ｂの縁部には
、壁面５０ａ、５０ｂに面一で鉛直上方に延びるスリー
ブ係止片５２，５３が形成されている。

このスリーブ係止片５２，５３の先端には、互いに向き
合うスリーブ摺接面５４．５５が形成され、このスリー
ブ摺接面５４．５５は格子空間５１より外側に向けて僅
かに湾曲した形状になっている。

そして、片方のスリーブ摺接面５５の下部は斜めに削り
取られて切欠部５７（スリーブ係止部）が形成されてい
る。また、スリーブ係止片５２，５３の下部位置の壁面
５０ａ、５０ｂは切り欠かれ、端面５０ｃが形成されて
いる。これにより、スリーブ係止片５２．５３は隣接す
る他の格子空間との対向方向に弾性を有する形状となっ
ている。

また、格子空間５１の対向する壁面５０ｄ。

５０ｅの縁部は切欠かれて端面５０ｆが形成されている
。そして、この端面５０ｆと、前記スリーブ係止片５２
．５３の下部の端面５０ｃの高さ位置は同一に設定され
ている。また、スリーブ摺接面５５の下部の切欠部５７
から端面５０ｃまでの距離は長さり、に設定されている
。

一方、円筒形状を有し、格子空間５１の対辺距離と略同
じ内径を有する短尺スリーブ６０の格子空間５に側には
、軸線Ｐに対称な外周面位置に２つの突起部６１が形成
されている。そして、短尺スリーブ６０の底面６０ａか
ら突起部６１まての形成位置り、は、ストラップ５０の
切欠部５７から端面５０ｃまでの距離Ｌ１と同一とされ
ている。

上記構成において、格子空間５１の上下どちらかの開口
部に短尺スリーブ６０を取り付けるには、先ず、短尺ス
リーブ６０のスリーブ突起部６１をストラップ５０のス
リーブ係止片５２．５３の間に通すように、短尺スリー
ブ６０を差し込み、それから、短尺スリーブ６０をその
底面６０ａをストラップ５０の端面５０ｃ、５０ｒに当
接させ、スリーブ係止片５３の切欠部５７に向けて軸線
１回りに回転させる。その際、スリーブ係止片５２゜５
３は、互いに格子空間５１から外方に弾性変形し、そし
て第２図に示すように、短尺スリーブ６０のスリーブ突
起部６１がスリーブ摺接面５５の切欠部５７に引っ掛か
るようにして嵌まり合う。

このように、短尺スリーブ６０を差し込んで、それを軸
線Ｐ方向に回転させることにより、スリーブ突起部６１
がスリーブ係止片５３の切欠部５７と嵌まり合って、短
尺スリーブ６０が確実に格子空間５１の開口部に取り付
けられる。

また、短尺スリーブ６０は、その底面６０ａがストラッ
プ５０の端面５０ｃ、５０ｆに当接するため、格子２０
に対して常に直角となるように確実に取り付けられる。

［第２の実施例コ第３図及び第４図は本発明の支持格子の第２の実施例を
示すものである。第１図及び第２図に示したものと同−
構成部には同一符号を付してその説明を省略する。

本実施例にあっては、格子空間５１を囲むストラップ５
０の４つの壁面５０ａから上方に延びる板状のスリーブ
係止片５８が形成されている。このスリーブ係止片５８
は、その中央部が格子空間５１から外側に向けて膨らむ
湾曲形状になっているとともに、その表面には、格子空
間５１の内側に膨出する帯状のストラップ突起部５８ａ
（スリーブ係止部）が形成されている。このストラップ
突起部５８ａはスリーブ係止片５８の幅方向に僅かに傾
斜して延び、４つのスリーブ係止片５８の内側において
、間欠的な螺旋形状の雌ねじを形成している。また、ス
リーブ係止片５８の下部の壁面５０ａには、端面５９を
有する窓が形成されている。

一方、短尺スリーブ６０の格子空間５に側の周面には、
外方に膨出する帯状のスリーブ突起部６１が形成されて
いる。このスリーブ突起部６１は、短尺スリーブ６０の
周方向に沿って間欠的な螺旋形状の雄ねじを成すように
延びている。

上記構成において、格子空間５１の上下どちらかの開口
部に短尺スリーブ６０を取り付けるには、先ず、短尺ス
リーブ６０をストラップ５０の４つのスリーブ係止片５
８の間に差し込み、それから、その底面６０ａがストラ
ップ５０の端面５９に当たるまで、短尺スリーブ６０を
軸線１回りに回転させて、その短尺スリーブ６０を４つ
のスリーブ係止片５８の内側にねじ付ける。その際、ス
リーブ係止片５Ｂは格子空間５１から外方に弾性変形し
、また、短尺スリーブ６０のスリーブ突起部６１はスリ
ーブ係止片５８の複数のストラップ突起部５８ａの間に
挾まれて嵌まり込む。（第４図参照）このように、短尺
スリーブ６０をスリーブ係止片５８の間に差し込み、軸
線Ｐ方向に回転させることにより、短尺スリーブ６０の
スリーブ突起部６１がスリーブ係止片５８のストラップ
突起部５８ａと嵌まり合い、短尺スリーブ６０が確実に
格子空間５１の開口部に取り付けられる。

また、短尺スリーブ６０は、その底面６０ａがストラッ
プ５０の端面５９に当接するため、格子２０に対して常
に直角となるように確実に取り付けられる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明の支持格子によれば、たわ
ませ治具とキ一部材の使用を可能とする短尺スリーブを
取り付けることを前提としており、この短尺スリーブは
、特殊な器具を使用せずに、その取付角度を直角にして
容易に格子に取り付けろことができる。

また、同様の形状の短尺スリーブをろう付けする従来の
支持格子、つまりろう付は面積が小さいものに比べて取
付強度を高めることができる。

また、短尺スリーブは、特殊な器具を使用せずに、その
取付角度を直角にして格子に取り付けることができる。

【図面の簡単な説明】

、第１図ないし第４図は本発明の支持格子の実施例を示
すものであり、第１図は本発明の第１の実施例の短尺ス
リーブと格子を示す斜視図、第２図はその装着例を示す
要部斜視図、第３図は本発明の第２の実施例の短尺スリ
ーブと格子を示す斜視図、第４図はその装着例を示す要
部斜視図である。第５図は加圧水型軽水炉の燃゛料集合体の正面図である
。第６図ないし第１２図は従来の支持格子を示すもので、
第６図は支持格子を示す斜視図、第７図は格子空間の平
面図、第８図はスリーブを示す斜視図、第９図は格子内
部を示す一部切欠斜視図、第１０図は格子空間の平面図
、第１１図はたわませ治具を示す斜視図、第１２図は短
尺スリーブを示す斜視図である。Ｏ・・・・・ストラップ、Ｏａ、５０ｂ、５０ｄ、５０ｅ−・ストラップの壁面、
Ｏｃ、５０ｆ・・・・・ストラップの端面、ｌ・・・・
・格子空間、２．５３・・・・・スリーブ係止片、４．５５・・・・・スリーブ摺接面、７・・・・・切欠部（スリーブ係止部）、８・・・・・
スリーブ係止片、８ａ・・・・・ストラップ突起部（スリーブ係止部）、
９・・・・・ストラップの端面、０・・・・・短尺スリーブ、０ａ・・・・・短尺スリーブの底面、・・・・・スリーブ突壮部。

Claims

【特許請求の範囲】

複数のストラップを互いに直交させて多数の格子空間を
画成する格子と、前記格子空間の対辺距離と略同じ内径
を有して前記格子空間の上下の開口部の少なくとも一方
に取り付けられる円筒形状の短尺スリーブとからなる支
持格子であって、前記格子空間のストラップの縁部にス
リーブ係止部を有するスリーブ係止片を形成し、前記短
尺スリーブの外周面に、この短尺スリーブを前記格子空
間の開口部に向けて差し込み、軸回りに回転した際に、
前記スリーブ係止片のスリーブ係止部に嵌まり込むスリ
ーブ突起部を形成したことを特徴とする支持格子。