JP4215865B2 - 支持格子の外ストラップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉に使用される核燃料集合体を構成する支持格子に関するもので、特に支持格子の外ストラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば軽水炉の原子炉に使用される核燃料集合体は、上部ノズルと下部ノズルの間に複数の支持格子が所定間隔で配設され、計装用管及び複数の制御棒案内管が各支持格子と上部ノズル及び下部ノズルにそれぞれ固定され、更に各支持格子の格子空間に多数の燃料棒が挿入されて保持されている。支持格子は、薄板帯状の内ストラップを格子状に交差させ、外側面をなす四辺の部分には薄板帯状の外ストラップが配設されていて、内ストラップ同士そして内ストラップ及び外ストラップで仕切られた多数の格子空間には燃料棒などが挿通されて保持されている。
図3に示す支持格子1の格子空間2において、隣接する二つの壁面3a,3aからはディンプル4,4がそれぞれ突出し、ディンプル4に対向する二つの壁面3b,3bにはスプリング5,5がそれぞれ突出している。対向する二対のディンプル4,4及びスプリング5,5で燃料棒6を支持するようになっている。
【0003】
このような支持格子1を構成する薄板帯状の内ストラップと外ストラップは例えばジルカロイ合金で作られており、図4に示す内ストラップ8においては、その短手方向(図中、矢印A方向)に延びるスプリング5が一方の壁面から突出して形成され、しかも内ストラップ8の長手方向(A方向に直交する方向:以下同じ)に所定間隔で配列されている。スプリング5の短手方向の両側にはスプリング5とは反対側の壁面から突出するディンプル4,4が設けられ、同様に長手方向に配列されている。
隣接する2つのスプリング5,5の間には内ストラップ8,8同士を格子状に組むためのスリット10が短手方向の下端縁から中央付近までそれぞれ延在しており、しかもスプリング5,5間の短手方向中央部には、例えば略長方形のキー窓11がスリット10に連通して形成されている。また内ストラップ8のスリット10と反対側の上端縁には所定間隔でベーン12…が所定角度で折り曲げられて形成されている。
【0004】
また図5に示す外ストラップ9には、その短手方向(矢印A方向)に延びるスプリング13が一方の壁面から突出して形成され、しかも外ストラップ9の長手方向に所定間隔で配列されている。スプリング13,13間の外ストラップ9の短手方向中央部には、例えば略長方形のキー窓14…が形成され、同様に長手方向に配列されている。
このような内ストラップ8と外ストラップ9が組み込まれてなる支持格子1について、図3に示す格子空間2…内に燃料棒6…を挿入すると、スプリング5,13やディンプル4が擦過して燃料棒6にスクラッチを生じるという問題がある。
そのために、支持格子1について外ストラップ9のキー窓14から内ストラップ8のキー窓11を通して一列の格子空間2…内に略棒状のキー部材を挿入して各スプリング5,13を格子空間2内から後退する方向に押圧して撓ませた予撓みを与えた状態で、格子空間2内に燃料棒6を挿通すれば、ディンプル4やスプリング5,13と擦過することなく挿入できる。これをスクラッチレスローディングという。
【0005】
このようなキー部材による格子空間2内のスプリング5,13の予撓みの付与方法の一例について説明する。
図6において、支持格子1の各格子空間2内で各キー窓11,14を通して、断面略長方形をなす棒状のキー部材16をスプリング5(13)に近接する位置にそれぞれ挿入する。挿入に際しては、キー部材16の断面長方形の長手方向をスプリング5の長手方向に略平行に配設して(図6図示)、例えばキー部材16を図中で矢印Bで示す方向に略90°回転させることで、スプリング5の中央突出部5aより若干下の部位を押して格子空間2内から退く方向に撓ませることができる。そして、90°回転させた状態でキー部材16を保持すれば、ディンプル4やスプリング5に接触することなく燃料棒6を挿入できるスペースが格子空間2内に確保できる。
また支持格子1は略正方形板状に形成されており、各格子空間2では図3に示すように隣接する二つの壁面3b,3bにスプリング5,13が突出して形成されているために、格子状に形成された多数の格子空間2…に対して燃料棒6が挿通可能になるように各スプリング5,13を撓ませるには、支持格子1において、外ストラップ9,9のキー窓14,14及び内ストラップ8…のキー窓11…を通して縦方向と横方向にキー部材16…を挿入して互いに直交させる必要がある。
そのため、キー部材16は内ストラップ8及び外ストラップ9の長手方向寸法よりも若干長く形成されており、支持格子1の縦方向と横方向とで、挿入されるキー部材16が短手方向にずれている必要がある。そのため、各キー窓11,14は略長方形状に形成されている。
尚、このようなキー部材16の挿入方法は、例えば特開平6−138287号公報に記載されている。
【0006】
またスプリングに予撓みを付与する別の方法として、図7に示す方法がある(特公平7−97151号公報参照)。
この方法では、まず、格子空間2内に図示しないたわませ治具の周方向に分割されたスリーブを挿入し、更にスリーブ内にテーパピンを挿入することで分割されたスリーブが外側に押圧されて拡径するから、分割されたスリーブで、格子空間2内のスプリング5(13)が格子空間2内から後退する方向にたわませられる。
この状態で、各キー窓14,11を通して図7に示すようにL字型の補助部17が所定間隔で設けられたキー部材18を挿入して略90°回転させることで、キー部材18と補助部17とで、撓んだ状態のスプリング5と、スプリング5を打ち抜いた孔部5A及びキー窓11の間のリブ19とを挟持する。そして、たわませ治具を引き抜けば図7に示す状態となり、燃料棒6を擦過することなく挿入可能になる。
ここで、キー部材18はスプリング5を押圧し、補助部17はリブ19を押圧することになる。尚、図7ではスプリング5とディンプル4は1つを除いて省略されている。
【0007】
ところで、支持格子1を構成する内ストラップ8及び外ストラップ9の材質として、スプリング5,13の弾性を考慮すれば、スプリング特性の良好なインコネルが好ましい。他方、中性子経済の向上、被爆量低減の観点からジルカロイ合金の適用が望まれている。しかしながらインコネルの材料の耐力が約110kg/mm2 であるのに対して、ジルカロイでは材料の耐力が約25kg/mm2 であり、ジルカロイ合金は材料の耐力がインコネルの約1/4程度しかない。
そのため、ストラップ8,9を形成する場合、各ストラップ8,9をジルカロイで製作して、スプリング5,13については同一材料で打ち抜きによって一体形成するか、或いはスプリング5,13のみをインコネルで製作してジルカロイ製のストラップ本体に形成した打ち抜き窓部にブリッジして両端をストラップ本体と結合する構成をとっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの構成のストラップ8,9を採用しても、スプリング5,13のための打ち抜き孔部とキー窓11,14との間にジルカロイ製のリブ19、20が形成されており、キー部材16,18の挿入によってスプリング5,13を撓ませた際、予撓みによる反力をストラップ8,9のリブ19,20で受けるために、材料耐力の小さいジルカロイ製のリブ19,20が塑性変形を受けやすいという欠点がある。特に図7に示す構造では、キー部材18の補助部17で直接リブ19が押圧されるために一層塑性変形しやすいという欠点が生じる。リブ19,20が塑性変形すると、分断されて異物として燃料集合体内に飛散する可能性があり、好ましくない。
【0009】
本発明は、上述のような実情に鑑みて、燃料棒の挿入に際してスプリングを予め撓ませても、その応力で塑性変形することのないようにした外ストラップを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る支持格子の外ストラップは、スプリングの打ち抜き孔とキー窓との間にリブが設けられていて薄板帯状をなす外ストラップにおいて、キー窓は梁部によって短手方向に分割されて形成されていることを特徴とする。
キー窓が短手方向に分割されて形成されているために、キー窓とスプリングの打ち抜き孔部との間のリブに相当する部分が短くなり、しかも分割されたキー窓とキー窓との間に梁部に相当する補強部が形成されることになり、補強できる。従って、外ストラップの材質が材料耐力の小さいジルカロイであってもリブの塑性変形を効果的に抑制できる。
また、支持格子の外側に外ストラップが組み込まれた状態で、縦と横方向の一方の一対の外ストラップでは分割された複数のキー窓の1つを通してキー部材が挿入されてスプリングを押圧して予撓みを与え、縦と横方向の他方の一対の外ストラップでは分割された複数のキー窓の他の1つを通してキー部材が挿入されてスプリングを押圧して予撓みを与えることができる。
尚、内ストラップのキー窓は、外ストラップの分割された複数のキー窓のうち、キー部材が挿入されるいずれか一方に対応するキー窓が形成されていればよく、このキー窓も従来のものよりも小さくできて、キー窓とスプリングの打ち抜き孔部との間のリブを補強できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1及び図2により説明するが、上述した従来技術と同一の部分には同一の符号を用いて説明する。図1は発明の実施の形態による外ストラップに関するもので(A)は平面図、(B)は側面図、図2は内ストラップの要部平面図である。
図1に示す支持格子1の外ストラップ30はジルカロイ合金からなり、その本体31は薄板帯状とされている。この外ストラップ30は、本体31の短手方向(A方向)に略板状のスプリング32が形成されており、スプリング32はその長手方向の両端部32a,32aが本体31から打ち抜かれることなく連結され、両側部32b,32bで打ち抜かれていて、全体に本体31の面から突出して中央部32cが最も突出し、この中央部32cで燃料棒6を弾性的に押圧できるようになっている。そのため、スプリング32もジルカロイ合金で形成されている。
しかもスプリング32は外ストラップ30と内ストラップ41とで格子空間2を仕切った際に1つの壁面の中央に位置するように所定の間隔で本体31の長手方向に配列されている。
【0012】
また隣り合う各二つのスプリング32,32の間にはその短手方向に分割された一対のキー窓33a,33bがそれぞれ形成されている。一対のキー窓33a,33bは、本体31のスプリング32…の中央部32c…を結ぶ長手方向に沿う中心線Lに対して上下両側に分離されて線対称に形成されている。
そして、一対のキー窓33a,33bとその両隣のスプリング32,32の打ち抜き孔34,34との間にはそれぞれ短手方向にリブ35a,35aとリブ35b,35bが各一列に分離して形成されている。しかも一方のリブ35a,35a間と他方のリブ35b,35b間を結んでキー窓33a,33bを分離する梁部36が形成され、両側の各リブ35a,35aとリブ35b,35bに連結して強化されている。
尚、外ストラップ30が支持格子1に組み込まれて、キー窓からキー部材を差し込む際、上下いずれか一方のキー窓33aまたは33bからキー部材が差し込まれることになる。
また、外ストラップ30の本体31において、短手方向の上端縁31aには所定間隔でベーン38…が形成され、各ベーン38は図1(A)に示すように本体31に対して所定角度に折り曲げられている。また本体31の短手方向の下端縁31bには所定間隔でタブ39が形成されている。キー窓33a、33bの短手方向両側には各端縁31a,31bに開口しない小スリット40a,40b…がそれぞれ設けられ、内ストラップ41の両側の溶接タブが嵌合するようになっている。
【0013】
次に、図2に示す内ストラップ41はジルカロイ合金からなり、薄板帯状の本体42を有している。この内ストラップ41にも同様に短手方向にスプリング43が両側部を打ち抜いて形成され且つ長手方向両端で連結されている。しかもスプリング43は本体42の一方の壁面から突出して形成されていて、本体42の長手方向に沿って所定間隔で多数配列されている。本体42の各スプリング43の短手方向(A方向)で上下に分離した位置にはそれぞれディンプル44,44が打ち抜きで形成されている。ディンプル44は本体42に対してスプリング43と反対方向に突出して形成されている。
尚、内ストラップ41の長手方向には、所定間隔で(図では二つのスプリング43,43置き)スプリング43の設けられていない領域45が存在するが、この領域45は、支持格子1を組み立てた際、制御棒案内管または計装用管が配設される格子空間2に相当する壁面をなす。
そして、本体42の短手方向の一端縁、例えば上端縁42aから隣り合うスプリング43,43間の中央部まで短手方向に延びるスリット47が形成され、スプリング43の設けられていない領域45とスプリング43との間にも同様に上端縁42aから中央部までスリット47がそれぞれ設けられている。
【0014】
内ストラップ41の本体42には、各スリット47の延長上であって、スリット47から分離してキー窓48が形成されている。このキー窓48は各スプリング43の長手方向中央部43aを結ぶ本体42の長手方向の中心線Lに対してスリット47と反対側に位置しており、従来の内ストラップ8のキー窓11の半分程度の短手方向長さを有するものである。
そして、複数の内ストラップ41…についてスリット47,47同士を直交状態に対向させてスリット47,47同士を互いに嵌合させて格子状に組み込むことで、交差する二枚の内ストラップ41,41のキー窓48,48も短手方向にずれた位置で互いに直交すると共に、他方の内ストラップ41のスリット47と直交することになる。
しかも、組み立てられた支持格子1に関して、縦または横方向の二対の外ストラップ30…のうち、一方の一対の外ストラップ30,30と平行な各内ストラップ41…はキー窓48が外ストラップ30の一方のキー窓、例えば下側のキー窓33aと直線上で重なることになる。また、縦または横方向の他方の一対の外ストラップ30,30と平行な各内ストラップ41…はキー窓48が外ストラップ30の他方のキー窓、例えば上側のキー窓33bと直線上で重なることになる。
また内ストラップ41の本体42において、その上端縁42aには1つ置きのスリット47の延長上に重ねてベーン49…が形成され、各ベーン49は本体42に対して所定角度傾斜して形成されている。内ストラップ41のキー窓48の両隣とスプリング打ち抜き部との間のリブ50a,50bが短く形成されている。
【0015】
本実施の形態による支持格子1の外ストラップ30と内ストラップ41は上述のように構成されているから、多数の内ストラップ41…をスリット47,47で互いに嵌合させて格子状に組み込み、更に外側の四辺にそれぞれ外ストラップ30を組み込んで支持格子1を製作する。
この状態で、上述の従来技術で説明したように支持格子1について、キー部材16を挿入して外ストラップ30のスプリング32…,多数の内ストラップ41…のスプリング43…を格子空間2…から後退させるように押圧する。その際、四枚の外ストラップ30…の内の縦横方向の対向する一対の外ストラップ30,30について、短手方向の一対のキー窓33a,33bのいずれか一方が内ストラップ41のキー窓48…と対向しており、直線上に連なっている。
【0016】
そのため、例えば外ストラップ30の下側のキー窓33aを通して、キー部材16を挿入すると、この外ストラップ30と平行な内ストラップ41…のキー窓48…を貫通して対向する他の外ストラップ30の下側のキー窓33aまで到達する。この操作を同一の外ストラップ30の各キー窓33aについてそれぞれ行い、これと同様な作業を、隣接する一対の外ストラップ30,30及びその間の内ストラップ41…の各キー窓33b、43…、33bについても行う。
このようにして、各キー部材16…は互いに略直交する挿入方向に応じて異なる高さのキー窓33a,33a、48…またはキー窓33b,33b、48…に挿入される。
各キー部材16…の挿入が終了した状態で、図示しない自動回転装置を用いて各キー部材16…を略90°回転させれば各スプリング32…,43…が格子空間2…から後退するように押圧される。
【0017】
この時、各スプリング32、43が予撓みされるためにその撓みによる応力がキー窓33a,33b、48に隣接するリブ35a,35b、50a,50aに作用するが、外ストラップ30にあっては、キー窓33aと33bは二分割されており、しかも一方のキー窓33aまたは33bのみを使用する。そのため、両隣のリブ35a,35bが短いために強度が高く応力に耐えて塑性変形を抑制できる。
また、内ストラップ41にあってもキー窓48が従来の半分の短手方向長さしかないから、スプリング予撓みの応力でキー窓48の両隣のリブ50a,50bが塑性変形することがない。
【0018】
上述のように本実施の形態によれば、外ストラップ30のキー窓33a,33bが二分割されているから、キー窓33a,33b両側のリブ35a,35bが短くて強度が高く、スプリング32を予撓みさせた際に生じる応力で塑性変形することを確実に抑制できる。しかも内ストラップ41についてもキー窓43が外ストラップ30の一方のキー窓33aまたは33bと同等の大きさで形成されているから、スプリング43を予撓みさせた際の応力で塑性変形することを確実に抑制できる。
【0019】
尚、実施の形態では、外ストラップ30と内ストラップ41はスプリング32,43と共にジルカロイ合金で一体形成されているが、スプリング32,43だけをインコネルを材質として製造し、外ストラップ30と内ストラップ41の各打ち抜いた窓部に挟み込んで連結するようにしてもよい。この場合にもスプリングの予撓みによる反力はジルカロイからなる本体31,42のリブに伝達され得る。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る支持格子の外ストラップは、キー窓が梁部によって短手方向に分割されて形成されているから、キー窓とスプリングの打ち抜き孔部との間のリブに相当する部分が短くなり、しかも分割されたキー窓とキー窓との間に補強部に相当する梁部が形成されることになり、補強できる。従って、外ストラップの材質が材料耐力の小さいジルカロイであってもリブの塑性変形を効果的に抑制できる。また、支持格子の外側に外ストラップが組み込まれた状態で、分割された複数のキー窓の1つを通してキー部材が挿入されてスプリングを押圧して予撓みを与えるからリブに相当する部分の強度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による支持格子の外ストラップを示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図2】 内ストラップの要部平面図である。
【図3】 従来の支持格子の格子空間を示す平面図である。
【図4】 図3に示す支持格子の内ストラップを示す要部平面図である。
【図5】 図3に示す支持格子の外ストラップを示す要部平面図である。
【図6】 支持格子の内ストラップのスプリングとキー部材とを示す内ストラップ部分の縦断面図である。
【図7】 別のキー部材によって内ストラップのスプリングに予撓みを与えて固定した状態を一部破断して示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 支持格子
30 外ストラップ
33a,33b,48 キー窓
35a,35b,50a,50b リブ
41 内ストラップ

Claims (1)

  1. スプリングの打ち抜き孔とキー窓との間にリブが設けられていて薄板帯状をなす支持格子の外ストラップにおいて、前記キー窓は梁部によって短手方向に分割されて形成されていることを特徴とする外ストラップ。
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