JPH0784081A - 原子炉燃料集合体用支持格子 - Google Patents
原子炉燃料集合体用支持格子Info
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- JPH0784081A JPH0784081A JP5182087A JP18208793A JPH0784081A JP H0784081 A JPH0784081 A JP H0784081A JP 5182087 A JP5182087 A JP 5182087A JP 18208793 A JP18208793 A JP 18208793A JP H0784081 A JPH0784081 A JP H0784081A
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- hairpin type
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子炉燃料集合体用支持格子において、前記
ヘアピンタイプスプリングが格子板やリング素子の前記
側壁からはずれ落ちてルーズパーツになることを防ぐ。 【構成】 原子炉燃料集合体用支持格子の棒状要素固定
セルの側壁に、隣接固定セルに通じる貫通孔が設けら
れ、前記ヘアピンタイプスプリングの一部が前記貫通孔
に挿通されてなる。
ヘアピンタイプスプリングが格子板やリング素子の前記
側壁からはずれ落ちてルーズパーツになることを防ぐ。 【構成】 原子炉燃料集合体用支持格子の棒状要素固定
セルの側壁に、隣接固定セルに通じる貫通孔が設けら
れ、前記ヘアピンタイプスプリングの一部が前記貫通孔
に挿通されてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料棒などの棒状要素
を相互に間隔を開けて正方格子配列に束ねた状態に保持
する原子炉燃料集合体用支持格子に関するものである。
を相互に間隔を開けて正方格子配列に束ねた状態に保持
する原子炉燃料集合体用支持格子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、沸騰水型の原子炉（ＢＷＲ）に
装荷される燃料集合体では、所要数の燃料棒と水管とを
含む棒状要素をバンドル状にし、それらの上下端は端栓
を介して上下のタイプレートに装着し、中間高さ位置の
複数箇所には、薄い帯板を格子組してなる又はリング素
子を隣接させてなる支持格子を所定間隔で配置して、各
棒状要素の間隔を所定間隔に保持し、外周を角筒状のチ
ャンネルボックスで覆ってなるものが一般的である。
装荷される燃料集合体では、所要数の燃料棒と水管とを
含む棒状要素をバンドル状にし、それらの上下端は端栓
を介して上下のタイプレートに装着し、中間高さ位置の
複数箇所には、薄い帯板を格子組してなる又はリング素
子を隣接させてなる支持格子を所定間隔で配置して、各
棒状要素の間隔を所定間隔に保持し、外周を角筒状のチ
ャンネルボックスで覆ってなるものが一般的である。
【０００３】このような燃料集合体は、炉心構造体の受
座に所要数立設され、原子炉運転中には、受座の下部オ
リフィスから冷却材を送り込んで各燃料集合体の燃料棒
の間を上向きに流れるようにし、燃料棒の反応熱で冷却
材を沸騰させて熱を外部に取り出すと共に、燃料集合体
の除熱を行うようにしている。
座に所要数立設され、原子炉運転中には、受座の下部オ
リフィスから冷却材を送り込んで各燃料集合体の燃料棒
の間を上向きに流れるようにし、燃料棒の反応熱で冷却
材を沸騰させて熱を外部に取り出すと共に、燃料集合体
の除熱を行うようにしている。
【０００４】従来より、燃料棒などの棒状要素の配列間
隔を所定位置に保持するための支持格子として、帯状の
板の格子組によって形成された桝目状の複数の棒状要素
挿通セルの側壁に、前記棒状要素をほぼその径方向につ
いて支持するために前記固定セル及び隣接固定セルの各
中心方向へ向けて各々突出した支持突起部を両側に有す
るヘアピンタイプスプリングを前記側壁に挟着させたも
のが知られている。
隔を所定位置に保持するための支持格子として、帯状の
板の格子組によって形成された桝目状の複数の棒状要素
挿通セルの側壁に、前記棒状要素をほぼその径方向につ
いて支持するために前記固定セル及び隣接固定セルの各
中心方向へ向けて各々突出した支持突起部を両側に有す
るヘアピンタイプスプリングを前記側壁に挟着させたも
のが知られている。
【０００５】ここで、前記ヘアピンタイプスプリングを
用いた従来の支持格子の例を図５及び図６に示す。図５
には格子型の支持格子の従来例を、図６にはリング素子
型の支持格子の従来例を示している。それぞれ帯状のヘ
アピンタイプスプリングが、格子板やリング素子の外側
を巻くように取りつけられている。
用いた従来の支持格子の例を図５及び図６に示す。図５
には格子型の支持格子の従来例を、図６にはリング素子
型の支持格子の従来例を示している。それぞれ帯状のヘ
アピンタイプスプリングが、格子板やリング素子の外側
を巻くように取りつけられている。
【０００６】図５の（ａ）は、格子型支持格子の固定セ
ルにヘアピンタイプスプリングを装着した従来の原子炉
燃料集合体用支持格子の模式平面図を示している。ま
た、（ｂ）は、格子型支持格子の固定セル側壁にヘアピ
ンタイプスプリングを装着したときの拡大縦断面図であ
る。
ルにヘアピンタイプスプリングを装着した従来の原子炉
燃料集合体用支持格子の模式平面図を示している。ま
た、（ｂ）は、格子型支持格子の固定セル側壁にヘアピ
ンタイプスプリングを装着したときの拡大縦断面図であ
る。
【０００７】図５に示すように、支持格子内部には、前
記格子組によって複数の固定セルが形成され、各固定セ
ル内に燃料棒が挿通されるようになされていると共に、
中央には９固定セル分の大きなスペースが設けられて大
径ウォーターチャンネルが挿通可能になされている。
記格子組によって複数の固定セルが形成され、各固定セ
ル内に燃料棒が挿通されるようになされていると共に、
中央には９固定セル分の大きなスペースが設けられて大
径ウォーターチャンネルが挿通可能になされている。
【０００８】さらに、各固定セルの四辺の側壁にはヘア
ピンタイプスプリングが挟着するように装着されてい
る。このヘアピンタイプスプリングは突起部が形成され
たインコネル製のばね板材からなるものであり、その両
端を上部で溶接してリング状にすることによって支持格
子に固定している。
ピンタイプスプリングが挟着するように装着されてい
る。このヘアピンタイプスプリングは突起部が形成され
たインコネル製のばね板材からなるものであり、その両
端を上部で溶接してリング状にすることによって支持格
子に固定している。
【０００９】また、図６の（ａ）は、リング素子型の固
定セルにヘアピンタイプスプリングを装着した従来の原
子炉燃料集合体用支持格子の模式平面図を示している。
また、（ｂ）は、リング素子型の固定セルにヘアピンタ
イプスプリングを装着したときの拡大縦断面図である。
定セルにヘアピンタイプスプリングを装着した従来の原
子炉燃料集合体用支持格子の模式平面図を示している。
また、（ｂ）は、リング素子型の固定セルにヘアピンタ
イプスプリングを装着したときの拡大縦断面図である。
【００１０】図６に示すように、リング素子型支持格子
には、前記リング素子によって複数の固定セルが形成さ
れ、各固定セル内に燃料棒が挿通されるようになされて
いると共に、中央には４固定セル分の大きなスペースが
設けられて大径ウォーターチャンネルが挿通可能になさ
れている。
には、前記リング素子によって複数の固定セルが形成さ
れ、各固定セル内に燃料棒が挿通されるようになされて
いると共に、中央には４固定セル分の大きなスペースが
設けられて大径ウォーターチャンネルが挿通可能になさ
れている。
【００１１】さらに、各固定セルの側壁の一箇所には、
二個のリング素子の当接部分の外側の側壁を挟むように
ヘアピンタイプスプリングが装着され、このヘアピンタ
イプスプリングは、リング素子が二個で一組となるよう
に固定セル側壁に装着されている。
二個のリング素子の当接部分の外側の側壁を挟むように
ヘアピンタイプスプリングが装着され、このヘアピンタ
イプスプリングは、リング素子が二個で一組となるよう
に固定セル側壁に装着されている。
【００１２】このヘアピンタイプスプリングは、突起部
が形成されたインコネル製のばね板材からなるものであ
り、その両端を上部で溶接してリング状にすることによ
って支持格子に固定している。
が形成されたインコネル製のばね板材からなるものであ
り、その両端を上部で溶接してリング状にすることによ
って支持格子に固定している。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の原子炉燃料集合体用支持格子においては、
ヘアピンタイプスプリングの両端を上部で溶接してリン
グ状にすることによって支持格子に固定しているため、
ヘアピンタイプスプリングが破損したり、上部両端の溶
接部分が剥離した場合、前記ヘアピンタイプスプリング
が、格子板やリング素子の下側に外れ落ち、ルーズパー
ツになる危険性があった。
ような従来の原子炉燃料集合体用支持格子においては、
ヘアピンタイプスプリングの両端を上部で溶接してリン
グ状にすることによって支持格子に固定しているため、
ヘアピンタイプスプリングが破損したり、上部両端の溶
接部分が剥離した場合、前記ヘアピンタイプスプリング
が、格子板やリング素子の下側に外れ落ち、ルーズパー
ツになる危険性があった。
【００１４】更に、前記ヘアピンタイプスプリングはイ
ンコネル製であり、前記燃料体の被覆管材はジルカロイ
製であるので、ヘアピンタイプスプリングは被覆管材で
あるジルカロイよりも硬い。ルーズパーツとなったヘア
ピンタイプスプリングが燃料体に引っかかるとフレッテ
ィングを生じるが、このフレッティングによって、被覆
管が摩耗減肉して破損する可能性が高くなっていた。
ンコネル製であり、前記燃料体の被覆管材はジルカロイ
製であるので、ヘアピンタイプスプリングは被覆管材で
あるジルカロイよりも硬い。ルーズパーツとなったヘア
ピンタイプスプリングが燃料体に引っかかるとフレッテ
ィングを生じるが、このフレッティングによって、被覆
管が摩耗減肉して破損する可能性が高くなっていた。
【００１５】また、ヘアピンタイプスプリングが外れて
しまったセルでは、燃料棒を支持格子の固定ディンプル
に押しつけておくことができなくなるため、冷却材によ
り燃料棒が振動した場合、燃料棒と固定ディンプル間で
フレッティングが生じて、被覆管が摩耗減肉して破損す
る可能性が高くなっていた。
しまったセルでは、燃料棒を支持格子の固定ディンプル
に押しつけておくことができなくなるため、冷却材によ
り燃料棒が振動した場合、燃料棒と固定ディンプル間で
フレッティングが生じて、被覆管が摩耗減肉して破損す
る可能性が高くなっていた。
【００１６】そこで、本発明は、原子炉燃料集合体用支
持格子において、前記ヘアピンタイプスプリングが格子
板やリング素子の前記側壁からはずれ落ちてルーズパー
ツになることを防ぐことを目的とする。
持格子において、前記ヘアピンタイプスプリングが格子
板やリング素子の前記側壁からはずれ落ちてルーズパー
ツになることを防ぐことを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明の請求項１における発明は、燃料棒などの棒状要
素を相互に間隔を開けてバンドル状に束ねた状態に保持
する原子炉燃料集合体用支持格子であって、複数の棒状
要素固定セルの側壁に、前記棒状要素をほぼその径方向
について支持するために前記セル及び隣接セルの各中心
方向へ向けて各々突出する突起部を両側に有するヘアピ
ンタイプスプリングを装着した原子炉燃料集合体用支持
格子において、前記棒状要素固定セルの側壁に、隣接セ
ルに通じる貫通孔が設けられ、前記ヘアピンタイプスプ
リングの一部が前記貫通孔に挿通されてなることを特徴
とするものである。
本発明の請求項１における発明は、燃料棒などの棒状要
素を相互に間隔を開けてバンドル状に束ねた状態に保持
する原子炉燃料集合体用支持格子であって、複数の棒状
要素固定セルの側壁に、前記棒状要素をほぼその径方向
について支持するために前記セル及び隣接セルの各中心
方向へ向けて各々突出する突起部を両側に有するヘアピ
ンタイプスプリングを装着した原子炉燃料集合体用支持
格子において、前記棒状要素固定セルの側壁に、隣接セ
ルに通じる貫通孔が設けられ、前記ヘアピンタイプスプ
リングの一部が前記貫通孔に挿通されてなることを特徴
とするものである。
【００１８】また、請求項２に係る発明は、請求項１に
記載の原子炉燃料集合体用支持格子において、前記ヘア
ピンタイプスプリングが下部の折曲部でヘアピン状に折
り曲げられて上部で両端を溶接してなり、前記貫通孔が
前記側壁の下部領域に設けられ、前記ヘアピンタイプス
プリングの前記下部の折曲部が前記貫通孔に挿通されて
なることを特徴とするものである。
記載の原子炉燃料集合体用支持格子において、前記ヘア
ピンタイプスプリングが下部の折曲部でヘアピン状に折
り曲げられて上部で両端を溶接してなり、前記貫通孔が
前記側壁の下部領域に設けられ、前記ヘアピンタイプス
プリングの前記下部の折曲部が前記貫通孔に挿通されて
なることを特徴とするものである。
【００１９】
【作用】本発明における原子炉集合体用支持格子は、棒
状要素固定セルの側壁に隣接セルに通じる貫通孔が設け
られ、ヘアピンタイプスプリングの一部が前記貫通孔に
挿通されてなるものであるため、前記ヘアピンタイプス
プリングが一部分で破断しても、前記ヘアピンタイプス
プリングは、前記棒状要素固定セルの側壁の貫通孔に引
っ掛かった状態で支持されるので脱落することがなく、
よってヘアピンタイプスプリングが支持格子の下側に外
れ落ちず、ルーズパーツになることを防いでいる。
状要素固定セルの側壁に隣接セルに通じる貫通孔が設け
られ、ヘアピンタイプスプリングの一部が前記貫通孔に
挿通されてなるものであるため、前記ヘアピンタイプス
プリングが一部分で破断しても、前記ヘアピンタイプス
プリングは、前記棒状要素固定セルの側壁の貫通孔に引
っ掛かった状態で支持されるので脱落することがなく、
よってヘアピンタイプスプリングが支持格子の下側に外
れ落ちず、ルーズパーツになることを防いでいる。
【００２０】具体的な一つの態様では、前記ヘアピンタ
イプスプリングは下部の折曲部でヘアピン状に折り曲げ
られて上部で両端を溶接してなるものであり、更に、支
持格子の前記側壁の下部領域に前記貫通孔が設けられ、
前記ヘアピンタイプスプリングはその下部折曲部が前記
貫通孔に挿通されて係合されている。
イプスプリングは下部の折曲部でヘアピン状に折り曲げ
られて上部で両端を溶接してなるものであり、更に、支
持格子の前記側壁の下部領域に前記貫通孔が設けられ、
前記ヘアピンタイプスプリングはその下部折曲部が前記
貫通孔に挿通されて係合されている。
【００２１】そのため、スプリングの溶接部が剥離した
場合であっても、ヘアピンタイプスプリングの下部折曲
部が支持格子の前記側壁の下部領域の貫通孔に引っ掛か
った状態で支持されるので、ヘアピンタイプスプリング
が支持格子からはずれないようにすることができる。
場合であっても、ヘアピンタイプスプリングの下部折曲
部が支持格子の前記側壁の下部領域の貫通孔に引っ掛か
った状態で支持されるので、ヘアピンタイプスプリング
が支持格子からはずれないようにすることができる。
【００２２】
【実施例】図１は本発明の原子炉燃料集合体用支持格子
の一実施例の構成を示す説明図、図２は本発明の原子炉
燃料集合体用支持格子の一実施例の構成を示す説明図、
図３は本発明の原子炉燃料集合体用支持格子の別の実施
例の構成を示す説明図、図４は本発明の原子炉燃料集合
体用支持格子の別の実施例の構成を示す説明図である。
の一実施例の構成を示す説明図、図２は本発明の原子炉
燃料集合体用支持格子の一実施例の構成を示す説明図、
図３は本発明の原子炉燃料集合体用支持格子の別の実施
例の構成を示す説明図、図４は本発明の原子炉燃料集合
体用支持格子の別の実施例の構成を示す説明図である。
【００２３】図１において、（ａ）は格子型支持格子の
固定セル側壁２にヘアピンタイプスプリング１を装着し
たときの拡大縦断面図であり、（ｂ）は格子型支持格子
の固定セル側壁２にヘアピンタイプスプリング１を装着
したときの拡大側面図である。
固定セル側壁２にヘアピンタイプスプリング１を装着し
たときの拡大縦断面図であり、（ｂ）は格子型支持格子
の固定セル側壁２にヘアピンタイプスプリング１を装着
したときの拡大側面図である。
【００２４】図１に示すように、格子型支持格子の固定
セル側壁２の下部領域には全周で閉じた周縁を持つ貫通
孔７が設けられており、ヘアピン状に折り曲げられたヘ
アピンタイプスプリング折曲部６がこの貫通孔７と当接
するように装着されている。
セル側壁２の下部領域には全周で閉じた周縁を持つ貫通
孔７が設けられており、ヘアピン状に折り曲げられたヘ
アピンタイプスプリング折曲部６がこの貫通孔７と当接
するように装着されている。
【００２５】更に、支持格子の固定セル側壁２の上部に
は、ヘアピンタイプスプリング１の位置がずれないよう
に、凹部を設け、ヘアピンタイプスプリング上部両端を
溶接することにより支持格子に固定している。
は、ヘアピンタイプスプリング１の位置がずれないよう
に、凹部を設け、ヘアピンタイプスプリング上部両端を
溶接することにより支持格子に固定している。
【００２６】図２において、（ａ）はリング素子型支持
格子のリング素子側壁３にヘアピンタイプスプリング１
を装着したときの拡大縦断面図であり、（ｂ）はリング
素子型支持格子のリング素子側壁３にヘアピンタイプス
プリング１を装着したときの拡大側面図である。
格子のリング素子側壁３にヘアピンタイプスプリング１
を装着したときの拡大縦断面図であり、（ｂ）はリング
素子型支持格子のリング素子側壁３にヘアピンタイプス
プリング１を装着したときの拡大側面図である。
【００２７】図２に示すように、リング素子型支持格子
のリング素子側壁３の下部領域に貫通孔７を設け、隣接
するリング素子の貫通孔７どうしが重なるように配置さ
れており、ヘアピン状に折り曲げられたヘアピンタイプ
スプリング折曲部６がこの二個のリング素子側壁３の貫
通孔７を貫通している。
のリング素子側壁３の下部領域に貫通孔７を設け、隣接
するリング素子の貫通孔７どうしが重なるように配置さ
れており、ヘアピン状に折り曲げられたヘアピンタイプ
スプリング折曲部６がこの二個のリング素子側壁３の貫
通孔７を貫通している。
【００２８】更に、支持格子のリング素子側壁３の上部
には、ヘアピンタイプスプリング１の位置がずれないよ
うに、凹部を設け、ヘアピンタイプスプリング上部両端
を溶接することにより支持格子に固定している。
には、ヘアピンタイプスプリング１の位置がずれないよ
うに、凹部を設け、ヘアピンタイプスプリング上部両端
を溶接することにより支持格子に固定している。
【００２９】図３において、（ａ）は、格子型支持格子
の固定セル側壁２にヘアピンタイプスプリング１を装着
したときの別の実施例の拡大縦断面図であり、（ｂ）
は、格子型支持格子の固定セル側壁２にヘアピンタイプ
スプリング１を装着したときの別の実施例の拡大側面図
である。
の固定セル側壁２にヘアピンタイプスプリング１を装着
したときの別の実施例の拡大縦断面図であり、（ｂ）
は、格子型支持格子の固定セル側壁２にヘアピンタイプ
スプリング１を装着したときの別の実施例の拡大側面図
である。
【００３０】図３に示すように、格子型支持格子の固定
セル側壁２の下部及び上部領域に貫通孔７、８が設けら
れており、リング状にして支持格子に固定するために溶
接した溶接部５が固定セル側壁２の上部貫通孔８と当接
するように、及びヘアピン状に折り曲げられたヘアピン
タイプスプリング折曲部６が固定セル側壁２の下部貫通
孔７と当接するように装着している。
セル側壁２の下部及び上部領域に貫通孔７、８が設けら
れており、リング状にして支持格子に固定するために溶
接した溶接部５が固定セル側壁２の上部貫通孔８と当接
するように、及びヘアピン状に折り曲げられたヘアピン
タイプスプリング折曲部６が固定セル側壁２の下部貫通
孔７と当接するように装着している。
【００３１】図４において、（ａ）は、リング素子型支
持格子のリング素子側壁３にヘアピンタイプスプリング
１を装着したときの別の実施例の拡大縦断面図であり、
（ｂ）は、リング素子型支持格子のリング素子側壁３に
ヘアピンタイプスプリング１を装着したときの別の実施
例の拡大側面図である。
持格子のリング素子側壁３にヘアピンタイプスプリング
１を装着したときの別の実施例の拡大縦断面図であり、
（ｂ）は、リング素子型支持格子のリング素子側壁３に
ヘアピンタイプスプリング１を装着したときの別の実施
例の拡大側面図である。
【００３２】図４に示すように、リング素子型支持格子
のリング素子は側壁３の下部及び上部領域に貫通孔７、
８を設け、隣接するリング素子側壁３の貫通孔どうしが
重なるように配置されている。
のリング素子は側壁３の下部及び上部領域に貫通孔７、
８を設け、隣接するリング素子側壁３の貫通孔どうしが
重なるように配置されている。
【００３３】更に、リング状にして支持格子に固定する
ために溶接したヘアピンタイプスプリング溶接部５がリ
ング素子側壁３の上部貫通孔８と当接するように、及び
ヘアピン状に折り曲げられたヘアピンタイプスプリング
折曲部６がリング素子側壁３の下部貫通孔７と当接する
ようにして二個のリング素子の貫通孔を貫通している。
ために溶接したヘアピンタイプスプリング溶接部５がリ
ング素子側壁３の上部貫通孔８と当接するように、及び
ヘアピン状に折り曲げられたヘアピンタイプスプリング
折曲部６がリング素子側壁３の下部貫通孔７と当接する
ようにして二個のリング素子の貫通孔を貫通している。
【００３４】また、本実施例では、ヘアピンタイプスプ
リング溶接部５の位置が上部にあるものを挙げたが、ヘ
アピンタイプスプリング溶接部５の位置は限定されない
ものであるとともに、ヘアピンタイプスプリング１の固
定の方法に関してもこれに限らないものである。
リング溶接部５の位置が上部にあるものを挙げたが、ヘ
アピンタイプスプリング溶接部５の位置は限定されない
ものであるとともに、ヘアピンタイプスプリング１の固
定の方法に関してもこれに限らないものである。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の原子炉燃
料集合体用支持格子によれば、前記ヘアピンタイプスプ
リングが前記棒状要素固定セルの側壁の貫通孔ににより
支持されるので、ヘアピンタイプスプリングが一部で破
断したとしても支持格子の下側に外れ落ちてルーズパー
ツになることを防ぐことができる。
料集合体用支持格子によれば、前記ヘアピンタイプスプ
リングが前記棒状要素固定セルの側壁の貫通孔ににより
支持されるので、ヘアピンタイプスプリングが一部で破
断したとしても支持格子の下側に外れ落ちてルーズパー
ツになることを防ぐことができる。
【００３６】更に、ヘアピンタイプスプリングがルーズ
パーツにならないので、例えば、ヘアピンタイプスプリ
ングが落下して燃料棒に引っ掛かる等のルーズパーツに
起因する被覆管の摩耗現象が生じることがない。
パーツにならないので、例えば、ヘアピンタイプスプリ
ングが落下して燃料棒に引っ掛かる等のルーズパーツに
起因する被覆管の摩耗現象が生じることがない。
【００３７】また、本発明は、ヘアピンタイプスプリン
グが支持格子の下側に外れ落ちて支持格子のみになるこ
とに起因する燃料棒と固定ディンプル間でのフレッティ
ングを防ぐことができ、燃料棒の被覆管が破損する可能
性を少なく押えることができる。
グが支持格子の下側に外れ落ちて支持格子のみになるこ
とに起因する燃料棒と固定ディンプル間でのフレッティ
ングを防ぐことができ、燃料棒の被覆管が破損する可能
性を少なく押えることができる。
【図１】本発明の原子炉燃料集合体用支持格子の一実施
例の構成を示す説明図であり、（ａ）は格子型支持格子
の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したとき
の拡大縦断面図、（ｂ）は格子型支持格子の固定セルに
ヘアピンタイプスプリングを装着したときの拡大側面図
である。
例の構成を示す説明図であり、（ａ）は格子型支持格子
の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したとき
の拡大縦断面図、（ｂ）は格子型支持格子の固定セルに
ヘアピンタイプスプリングを装着したときの拡大側面図
である。
【図２】本発明の原子炉燃料集合体用支持格子の一実施
例の構成を示す説明図であり、（ａ）はリング素子型支
持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着し
たときの拡大縦断面図、（ｂ）はリング素子型支持格子
の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したとき
の拡大側面図である。
例の構成を示す説明図であり、（ａ）はリング素子型支
持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着し
たときの拡大縦断面図、（ｂ）はリング素子型支持格子
の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したとき
の拡大側面図である。
【図３】本発明の原子炉燃料集合体用支持格子の別の実
施例の構成を示す説明図であり、（ａ）は、格子型支持
格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着した
ときの別の実施例の拡大縦断面図、（ｂ）は、格子型支
持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着し
たときの別の実施例の拡大側面図である。
施例の構成を示す説明図であり、（ａ）は、格子型支持
格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着した
ときの別の実施例の拡大縦断面図、（ｂ）は、格子型支
持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着し
たときの別の実施例の拡大側面図である。
【図４】本発明の原子炉燃料集合体用支持格子の別の実
施例の構成を示す説明図であり、（ａ）は、リング素子
型支持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装
着したときの別の実施例の拡大縦断面図であり、（ｂ）
は、リング素子型支持格子の固定セルにヘアピンタイプ
スプリングを装着したときの別の実施例の拡大側面図で
ある。
施例の構成を示す説明図であり、（ａ）は、リング素子
型支持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装
着したときの別の実施例の拡大縦断面図であり、（ｂ）
は、リング素子型支持格子の固定セルにヘアピンタイプ
スプリングを装着したときの別の実施例の拡大側面図で
ある。
【図５】従来の格子型原子炉燃料集合体用支持格子の構
成を示す説明図であり、（ａ）は、格子型支持格子の固
定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したときの模
式平面図、（ｂ）は、格子型支持格子の固定セルにヘア
ピンタイプスプリングを装着したときの拡大縦断面図で
ある。
成を示す説明図であり、（ａ）は、格子型支持格子の固
定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したときの模
式平面図、（ｂ）は、格子型支持格子の固定セルにヘア
ピンタイプスプリングを装着したときの拡大縦断面図で
ある。
【図６】従来のリング素子型原子炉燃料集合体用支持格
子の構成を示す説明図であり、（ａ）は、リング素子型
支持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着
したときの模式平面図、（ｂ）は、リング素子型支持格
子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したと
きの拡大縦断面図である。
子の構成を示す説明図であり、（ａ）は、リング素子型
支持格子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着
したときの模式平面図、（ｂ）は、リング素子型支持格
子の固定セルにヘアピンタイプスプリングを装着したと
きの拡大縦断面図である。
１ ヘアピンタイプスプリング ２ 固定セル側壁 ３ リング素子側壁 ４ 突起部 ５ ヘアピンタイプスプリング溶接部 ６ ヘアピンタイプスプリング折曲部 ７ 下部貫通孔 ８ 上部貫通孔 図中同一又はこれに相当するものは同一の符号を記す。
Claims (2)
- 【請求項１】 燃料棒などの棒状要素を相互に間隔を開
けてバンドル状に束ねた状態に保持する原子炉燃料集合
体用支持格子であって、複数の棒状要素固定セルの側壁
に、前記棒状要素をほぼその径方向について支持するた
めに前記固定セル及び隣接固定セルの各中心方向へ向け
て各々突出する突起部を両側に有するヘアピンタイプス
プリングを装着した原子炉燃料集合体用支持格子におい
て、 前記棒状要素固定セルの側壁に、隣接固定セルに通じる
貫通孔が設けられ、前記ヘアピンタイプスプリングの一
部が前記貫通孔に挿通されてなることを特徴とする原子
炉燃料集合体用支持格子。 - 【請求項２】 前記ヘアピンタイプスプリングが下部の
折曲部でヘアピン状に折り曲げられて上部で両端を溶接
してなり、前記貫通孔が前記側壁の下部領域に設けら
れ、前記ヘアピンタイプスプリングの前記下部の折曲部
が前記貫通孔に挿通されてなることを特徴とする請求項
１に記載の原子炉燃料集合体用支持格子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5182087A JPH0784081A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 原子炉燃料集合体用支持格子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5182087A JPH0784081A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 原子炉燃料集合体用支持格子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0784081A true JPH0784081A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16112140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5182087A Withdrawn JPH0784081A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 原子炉燃料集合体用支持格子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0784081A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6595613B2 (en) | 1999-07-02 | 2003-07-22 | Seiko Epson Corporation | Printing system that enables adjustment of positional misalignment of dot creation, equivalent method of adjustment, and recording medium |
| JP2009085871A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 沸騰水型原子炉燃料集合体用スペーサ及び該スペーサを備えた燃料集合体 |
| JP2011169899A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Westinghouse Electric Co Llc | 割りばねによる耐フレッチング性燃料棒支持構造 |
| CN109935367A (zh) * | 2017-12-19 | 2019-06-25 | 中国原子能科学研究院 | 一种带卡扣的燃料组件定位格架和燃料组件 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5182087A patent/JPH0784081A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6595613B2 (en) | 1999-07-02 | 2003-07-22 | Seiko Epson Corporation | Printing system that enables adjustment of positional misalignment of dot creation, equivalent method of adjustment, and recording medium |
| US7645009B2 (en) | 1999-07-02 | 2010-01-12 | Seiko Epson Corporation | Printing system that enables adjustment of positional misalignment of dot creation, equivalent method of adjustment, and recording medium |
| JP2009085871A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 沸騰水型原子炉燃料集合体用スペーサ及び該スペーサを備えた燃料集合体 |
| JP2011169899A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Westinghouse Electric Co Llc | 割りばねによる耐フレッチング性燃料棒支持構造 |
| CN109935367A (zh) * | 2017-12-19 | 2019-06-25 | 中国原子能科学研究院 | 一种带卡扣的燃料组件定位格架和燃料组件 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |