JP5250184B2 - 印刷用ゴムブランケット - Google Patents

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Description

この発明は、印刷用ゴムブランケットに関し、特に基布層の厚さ減少が少なく耐久性を有する印刷用ゴムブランケットに関するものである。
平版印刷に用いられる印刷用ゴムブランケットは、文字や画像を設けたロール状の版胴に印刷インキをつけて、その版胴と密接して回転するもので、ゴムブランケットの表面の平滑なゴム面に文字、画像を転写し、次いでこのゴムブランケット上の文字、画像と同じものを紙面に転写して印刷を終わるものである。印刷用ゴムブランケットは、平滑な約0.4mmの表面ゴム層と、その下層の2〜4層の基布層からなる支持体層が接合一体とされたもので、これが図3に示すようにして、シリンダ上に強く緊張して巻きつけられロール状で使用される。図3において、1がゴムブランケット、2がシリンダ、3がゴムブランケット1の端部に装着されているバー加工部である。
しかしながら、こうしたゴムブランケットを用いた実際の印刷においては、繰り返し受ける動的衝撃によって、ゴムブランケットにへたりといって厚み減少が生じるものである。ゴムブランケットにへたりが生じると印刷圧の低下を招き、インキ転位が損なわれてくる。特に、高速印刷における苛酷な条件下ではへたりが促進されてブランケットの厚み減少が生じやすく、ゴムブランケットの寿命を著しく短くしているものである。
ゴムブランケットのへたりは、ブランケットの基布層の織布の厚み減少が原因の一つであることはよく知られている。そこでこれを避けるために、予め基布の素材である織布をカレンダーロール間に通過して圧着するカレンダー掛けを行い、ゴムブランケットのへたりを少なくすることが広く行われている。
図4は基布となる織布4のカレンダ掛けを示したもので、金属ロールと金属ロール、或いは金属ロールと樹脂ロールとからなるカレンダロール5,6の隙間に織布4を通してプレス圧縮して、ブランケット基布の密度を高くしてへたりを防止するようにするものである。
ブランケットにおいて、基布のヘタリの程度と基布層の織布の密度とは密接な関係があり、ブランケットに適用される織布は密度が小さいものほど、実使用での繰り返し圧縮によるへたりが大きくなる。そのために、カレンダ掛けによって織布の密度を高めることは、これを用いた基布のへたり減少に顕著な効果をもたらし、この方式はこれまで広く採用されてきた。
しかしながら、カレンダ掛けされた織布を用いた基布は、時間の経過とともにカレンダ掛けを施す前の織布の厚みに回復する特性があって、これを用いたゴムブランケットの厚みが長い期間にわたって安定しないのが大きな欠点とされている。特に、木綿繊維、ポリノジック繊維、レーヨン繊維、またはこれらの繊維の混毛糸を使った織布をカレンダ掛けしたものは、温度、水分に敏感でカレンダ掛け前の厚みに戻り易い傾向がある。
さらに、実際の印刷においては湿し水が使用されるが、この湿し水が浸透し易いブランケットのエッジ部などでは、特に早く基布がカレンダ掛け前の厚みに戻りやすく、部分的な厚み変化による印刷ムラなどの印刷障害が起こる原因となっていた。そのために、長期の使用でもへたりによる厚み減少の少ないブランケットの出現が当業者に望まれていた。
この発明は、ヘタリが少なく経時的な厚み変化が少なく、温度や水分による影響も受けにくく、寸法安定性に優れた織布を採用して、高速印刷においても厚み変化に対して十分な耐久性を有する印刷用ゴムブランケットを得ようとするものである。
この発明は、少なくとも2層以上の基布層と表面ゴム層を具備する印刷用ゴムブランケットにおいて、表面ゴム層に隣接する基布層以外の少なくとも一層の基布層の織布が、経糸が10番手以下で6番手以上、緯糸が30番手以下で20番手以上であり、前記経糸の本数が原反の1インチ当たり55〜75本で、かつ1インチ当たり経糸本数が緯糸本数の1.1倍以上である織布を、経糸方向にストレッチ加工して残留伸度を3.5〜6.5%としたものであることを特徴とする印刷用ゴムブランケット(請求項1)及び前記経糸および緯糸のいずれか一方または双方が、綿繊維、ポリノジック繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリオレフィン繊維、アクリル繊維、レーヨン繊維および木綿繊維のいずれか一種またはこれらの繊維の混毛糸である請求項1に記載の印刷用ゴムブランケット(請求項2)である。
この発明によれば、基布層のへたりが少なくて厚さ変化が少ないために、印刷障害の発生が少ない印刷用ゴムブランケットを得ることができる。また、この発明によれば、経時的厚み変化が少なく、温度、水分による影響を受けにくい織布を用いているので、安定して印刷厚のムラを生じない印刷用ゴムブランケットを得ることができる。
図1は、この発明の印刷用ゴムブランケットの一部断面を示したもので、図2はこれをシリンダに装着したものの一部を拡大して示したものである。図2で10はシリンダ、20がゴムブランケットである。
図1および図2に示すように、ゴムブランケット20は、織布からなる第1基布層〜第4基布層の4つの基布層からなる支持体層21と、表面ゴム層22とからなる。第1基布層1a〜第4基布層1d及び表面ゴム層22は、接着ゴムを用いて互いに貼り合せてある。スポンジの表面ゴム層22と第一基布層1aの間には、厚さの薄いスポンジの圧縮層2bが介されていている。こうしたゴムブランケットの仕上がり厚さは全体で略1.9mmである。
この発明は、上記のゴムブランケット20において、表面ゴム層22に隣接する基布層以外の基布層の中の少なくとも一層の基布層の素材である織布の経糸を10番手以下で6番手以上、緯糸を30番手以下で20番手以上とし、しかもその織布をストレッチ加工するものである。
即ち、経糸を太い糸とし、緯糸に細い糸を用いて織布にし、これを経糸方向に引き伸ばしてストレッチ加工したものを用いるものである。これによって、この織布は、太い経糸が織布の厚み方向で高低差が少ない状態となって、繊維の織り方向にほぼ一直線の状態に並び、この経糸の間を細い緯糸が縫う形で配置された状態となる。
これを従来と比較すると、従来の織布は、経糸と緯糸の太さが同じか、或いは太さの差が少なかったので、経糸が厚み方向で大きな差が生じる状態となっていた。従って、その断面を見ると、経糸が山・谷の状態に横方向に並び、この間を緯糸が縫う形で配置されたものとなっていた。
これに対して、この発明は太い経糸と細い緯糸を用い、さらにこれを経糸方向に引き伸ばすので、経糸が厚み方向で上下の差が少ない状態となって並び、この間を細い緯糸が縫う形で配置されたものとなるものである。そのために、この発明の織布ではストレッチ加工を施しただけで、これをカレンダ加工を行わなくとも使用後の厚さの戻りを少なくすることが可能となるものである。
従来の織布では、緯糸が本発明よりは太い糸が用いられていたので、経糸が厚み方向で大きな山・谷を形成する役目をなし、これをカレンダ加工して圧力を掛けても時間の経過とともに元の厚さに戻る傾向が強かったが、この発明では細い緯糸を用いて始めから経糸の厚み方向の山・谷を少なくし、その上で経糸方向にストレッチ加工をしているので、ブランケットを長時間にわたって使用しても織布の厚さの減少を少なくすることができるものである。
本発明の織布に用いる経糸は10番手以下で6番手以上、より好ましくは9番手以下7番手以上のものを用いる。経糸にあまり細い糸を用いると緯糸の太さとの差を設けることができないので、10番手以下の経糸を使用する。また、経糸にあまり太い糸を用いると、織り目が粗くなるので経糸は6番手以上のものを用いる。
緯糸についても、この発明で規定する以上に細い糸を用いると織布として強度の劣るものとなるので30番手以下で20番手以上、より好ましくは30番手以下で25番手以上の糸を用いる。逆に緯糸にあまり太い糸を用いると、その織布をストレッチ加工しても経糸が一列に配置されるのが妨げられるので20番手以上のものを用いる。
この発明における経糸太さと緯糸太さの最大差と最小差を示すと、最大差は経糸が6番手では緯糸が30番手、最小差では経糸が10番手では緯糸が20番手である。従来は経糸が通常10〜15番手、一方緯糸は10〜20番手であるから、本発明における緯糸太さに対する経糸の太さの割合は従来と比較して大きいことが分かる。なお、番手には綿番手、麻番手、毛番手があるが、本発明では綿番手を用いる。
この発明では、ゴムブランケットの表面ゴム層に隣接する基布層以外の少なくとも一層の基布層の織布を上記の構成とする。ゴムブランケットは、通常、表面ゴム層とこれに接着される第二基布層と、その下層に第一基布層、第三基布層など複数層が設けられている。本発明ではこれらの基布層のうち第二基布層を除く少なくとも一層の織布を上記の構成とする。二層以上の基布層の織布或いは全ての基布層の織布を上記の構成としても勿論よい。表面ゴム層に接着している第二基布層は表面ゴム層と一体に接着しているので、長期使用によっても厚さ減少の可能性が少ない。しかし、本発明ではこの基布層の織布についても上記の構成としてもよいものである。
本発明の織布は上記構成としたものをストレッチ加工を行うが、このストレッチ加工は従来のブランケット基布の製造工程で行われているものが適用される。例えば、上記構成の経糸・緯糸の織布の端部を挟持してこれを経糸方向に引っ張ってストレッチ加工するものである。複数層の織布について本発明を採用する場合は、一枚ずつストレッチ加工して、その後これを積層して接着するものである。ストレッチ加工に際しては、織布の残留伸度を3.5〜6.5%の範囲とする。残留伸度が3.5%未満ではストレッチの掛けすぎで経糸の引張り強度が低下する。また、これが6.5%を超えると強度的には問題ないが、ストレッチが十分でなく経糸が厚み方向で高低差が生じるようになって繊維の織り方向に直線状態とすることができず、基布層のヘタリが少なく厚さ変化の少ない良好なブランケットを得ることができない。
また、この発明では、さらに織布の原反で経糸の本数を1インチ当たり55〜75本とし、かつ経糸本数が緯糸本数の1.1倍以上とするものである。即ち、経糸を緯糸よりも太い糸を用いる上に、経糸の本数を1インチ当たり上記の範囲とし、更に緯糸の本数の1.1倍以上とするものである。これを1.1倍以上とすると、その織布は太い経糸の密度が増して、経糸が厚み方向で差がさらに少ない状態となって、繊維の織り方向にほぼ一直線の状態に並び、この間を細い緯糸が縫う形で配置されたものとなる。
請求項2の発明は、経糸および緯糸の材質を特定したもので、経糸および緯糸のいずれか一方又は双方が、綿繊維、ポリノジック繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリオレフィン繊維、アクリル繊維、レーヨン繊維および木綿繊維またはこれらの繊維の混毛糸とするものである。
本発明のブランケットの基布層の織布以外の構成は従来と同じである。即ち、少なくとも一層が上記織布である基布層を2層以上、通常は3層或いは4層接着剤で接着して積層体とし支持層21とし、その上に所定の厚さの弾性層を形成し、最外層に表面ゴム層20を形成したものである。
(実施例1〜9,比較例1〜8)
中高ニトリルゴム(NBR)100重量部に、イオウ、加硫安定剤、老化防止剤、補強剤、可塑剤を混合し、これをメチルエチルケトンに溶解してゴム糊とした。また別に、このゴム糊にメタアクリロニトリルとアクリロニトリルとの共重合のマイクロバルーン(商品名;エクスパンセル091DE,ノーベル・インダストリー社製品)を20重量部加え均一に混合し、マイクロバルーンを含むゴム糊も併せて準備した。なお、加硫促進剤は、ジベンゾチアゾールを用いた。
次に、図1に示すように、厚さ0.4mm程度の第一基布層1aに、圧縮層2bを形成するために、マイクロバルーンを含む前記ゴム糊を0.35mmの厚さにコーティングし、その上に第二基布層1bを貼り合わせた。
なお、このマイクロバルーンを含むゴム糊の層は、これを加硫することによってクッション性のある圧縮層2bとなるものである。さらに、第一基布層1aの反対側には接着層2c,3cを介して第三基布層1cおよび第四基布層1dをそれぞれ貼りあわせた。最後に、第二基布層1bの上に接着用ゴムを塗布してニトリルゴム配合物をシート状とした表面ゴム層22を積層した。
このようにした未加硫の圧縮性ゴムブランケットを金属製のドラムに巻きつけて、外側に150℃の蒸気を導入した二重缶の内側に入れ、6時間加熱して加硫を完了した。その後、取り出して冷却してから240メッシュのサンドペーパで表面ゴム層22を研磨し、厚さ1.9mmのブランケットを得た。
上記事例において、実施例1〜9として織布が経糸を10番手以下で6番手以上、緯糸を30番手以下で20番手以上とし、経糸方向1インチ当たりの経糸本数/緯糸本数の比を1.1〜1.4とした。第1基布層ないし第4基布層の織布は、いずれも織布を経糸方向に引っ張るストレッチ加工を行ったものを用いた。ストレッチ加工を行った織布の残留伸度は表1に示した。なお、この織布の経糸本数は、いずれも1インチ当たり55〜75本とした。このゴムブランケットの織布のヘタリ(厚さ減少)の有無を以下のようにして調べた。
径343.7mm,長さ480mmのブランケット胴と、径347.8mm,長さ480mmのブランケット圧胴を用い、ブランケット胴に上記各種のブランケットを取り付け、印圧0.2mm(ブランケット胴/圧胴間隔)で、回転数500ppmで20万回転した後の変化量を測定した。変化量はブランケット胴に取り付けた直後のブランケットの厚さに対する減少の割合(%)で示した。
ブランケットの使用前の厚さに対する変化率で厚さ寸法減少が10%未満のものを○とし、10%を越えるものを×として示した。変化率10%未満のものは基布層の厚さ減少が少ないものとして印刷性能に与える影響がほとんどない良好なものである。10%を越えるものは印刷性能に与える影響が大きいものである。結果は表1に示す通りであった。
比較例は、経糸番手、緯糸番手、経糸本数/緯糸本数比の中の少なくとも一つが本発明で規定する範囲から外れたものである。また、残留伸度が高くストレッチがやや不十分、或いは不足しているものである。比較例も表1に示した。
Figure 0005250184
表1に示すように、実施例1ないし9はいずれも織布のヘタリが有無が少なく○で良好な結果を得ている。これに対して、比較例1は経糸が5番手で本発明で規定する6番手以上の範囲から外れて太く、また緯糸も19番手で本発明で規定する20番手以上の範囲から外れて太いので織布のヘタリが大きい。比較例2は、緯糸が18番手で本発明で規定する20番手以上の範囲から外れて太いので織布のヘタリが大きい。比較例3は、緯糸が19番手で本発明で規定する20番手以上の範囲の外で、しかも残留伸度が6.7%でストレッチが不足し基布層の変化率が大きく、印刷性能に影響が見られる。
比較例4は、経糸が7番手、緯糸が21番手でいずれも本発明で規定する範囲の中であるが、残留伸度が7.1%でストレッチが不足して基布層の変化率が大きい。比較例5は、経糸が10番手、緯糸が30番手でいずれも本発明で規定する範囲の外で、しかも残留伸度が7.2%でストレッチが不足して基布層の変化率が大きい。比較例6〜8は、経糸および/又は緯糸が本発明で規定する範囲外で基布層の変化率が大きい。
(実施例10)
実施例1のブランケットで、その織布の残留伸度を1%,3%,3.5%,5%,6.5%,7%として引張試験を行った。結果は図5の通りであった。
この発明の一実施例のゴムブランケットの一部断面図。 この発明になるゴムブランケットをシリンダに装着もの一部断面図。 従来のゴムブランケットをシリンダに装着したものの一部断面図。 ブランケット基布層の織布のカレンダ加工の状態を示す説明図。 ストレッチ加工に際しての残留伸度(%)とブランケットの引張強度(kg)の関係を示す線図。
符号の説明
1,20…ゴムブランケット、2,10…シリンダ、3…バー加工部、4…織布、5,6…カレンダロール、21…支持層、22…表面ゴム層、1a…第1基布層、1b…第2基布層、1c…第3基布層、1d…第4基布層、2b…圧縮層、2c,3c…接着層。

Claims (2)

  1. 少なくとも2層以上の基布層と表面ゴム層を具備する印刷用ゴムブランケットにおいて、表面ゴム層に隣接する基布層以外の少なくとも一層の基布層の織布が、経糸が10番手以下で6番手以上、緯糸が30番手以下で20番手以上であり、前記経糸の本数が原反の1インチ当たり55〜75本で、かつ1インチ当たり経糸本数が緯糸本数の1.1倍以上である織布を、経糸方向にストレッチ加工して残留伸度を3.5〜6.5%としたものであることを特徴とする印刷用ゴムブランケット。
  2. 前記経糸および緯糸のいずれか一方または双方が、綿繊維、ポリノジック繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリオレフィン繊維、アクリル繊維、レーヨン繊維および木綿繊維のいずれか一種またはこれらの繊維の混毛糸である請求項1に記載の印刷用ゴムブランケット。
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