JP5249997B2 - 熱収縮性ポリエステル系フィルム - Google Patents
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Description
これに対し、ポリエステル系フィルムは焼却時に有害物質を発生せず、耐溶剤性が高く、また自然収縮率が低いことから、保管・輸送時に収縮しにくい素材としても注目されている。
単一素材からなるフィルムとしては、例えば特許文献1には、少なくとも2種以上のポリエステル系共重合体からなり、熱収縮率−温度グラフにおいて、60℃〜95℃の間で急激な立ち上がりを画く熱収縮性フィルムが開示されている。また、特許文献2には、ポリエステル系樹脂又はポリスチレン系樹脂からなり、主延伸方向の収縮率が70℃×10秒で10%以下であり、40℃×7日で2.5%以下である熱収縮性フィルムが開示されている。
積層フィルムとしては、例えば特許文献3には、ポリエステル系樹脂と該ポリエステル系樹脂に対して反応性を有する変性スチレン系エラストマーとを含有する表裏層と、ポリスチレン系樹脂とポリエステル系樹脂とを含有する中間層とからなり、30℃で30日間保存した後の主収縮方向の自然収縮率が3.0%以下である熱収縮性積層フィルムが開示されている。また、特許文献4には、ポリエステル系樹脂からなる層、粘着付与樹脂を含む層、スチレン系樹脂からなる層の少なくとも3層からなり、30℃50%RH雰囲気下で30日間保管したときの自然収縮率が3%未満である熱収縮性積層フィルムが開示されている。
しかしながら、外気温が上昇する季節や、特に前述のとおり海外へ船舶で搬送する場合には、フィルムは40℃を超える環境下に長時間晒されることになり、これら熱収縮性フィルムでは自然収縮が進行してしまうおそれがある。したがって、特許文献1〜4に開示されている熱収縮性フィルムの搬送や保管には、コストが嵩む保冷倉庫での保管や保冷車での搬送が必要不可欠である。
[1]主収縮方向の自然収縮率が40℃×30日保管後で0.30%以下であり、かつフィルムを80℃の温水に10秒間浸漬したときの主収縮方向の収縮率が20%以上80%未満であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
[2]全ポリエステル樹脂成分中において、ジカルボン酸成分の主成分をテレフタル酸、ジオール成分の主成分をエチレングリコールとし、かつ(a)イソフタル酸、(b)1,4−シクロヘキサンジメタノール、及び(c)ネオペンチルグリコールからなる群から選ばれる1種以上を含有した共重合ポリエステルである、上記[1]に記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
[3]全ポリエステル樹脂成分中における、すべてのジオール成分を100mol%としたとき、ジエチレングリコールを0.1mol%以上10mol%未満含有する、上記[1]又は[2]に記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムを基材として用いた熱収縮性ラベル。
[5]前記成形品が熱収縮性ラベルである、上記[4]に記載の成形品。
[6]上記[4]又は[5]に記載の成形品を装着した容器。
本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、フィルムの主収縮方向の自然収縮率が、40℃×30日保管後で0.30%以下であり、好ましくは0.20%以下である。40℃×30日保管後の自然収縮率が0.30%を上回ると、温度制御されていない船舶又はトラックでの搬送、ならびに倉庫での保管中に、フィルムが自然収縮してしまうため好ましくない。
まず材質について、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等を延伸してなる熱収縮性フィルムが各種容器に用いられているが、本発明の効果を達成するにはポリエステル系樹脂からなるフィルムであることが重要である。ポリエステル系樹脂からなる熱収縮性フィルムは材質の特性上、他に比べて耐自然収縮性に優れるためである。
また、ポリエステル系フィルムを構成する成分が変動すると結晶性が変化し、例えば結晶性の高いフィルムは80℃以上に加熱したときの収縮率が低くなる傾向にあり、PETボトル等のラベルとして用いた際に収縮不足が生じやすくなる。そこで、製膜条件の変更により80℃以上に加熱したときの収縮率を高くしようとすると、今度は自然収縮率が高くなってしまう。つまり、結晶性の高いフィルムでは、収縮不足の解消と耐自然収縮性とを両立するのが難しい。したがって、本発明においては結晶性を抑えるようなフィルム成分とする方が好ましい。
主収縮方向の延伸条件について、例えばテンター法により延伸した場合、延伸温度、熱処理温度、及び弛緩率を制御する必要があり、延伸温度については破断しない程度に極力低い温度で延伸し、続いて収縮不足を引き起こさない程度に極力高い温度で熱処理を施すのが好ましい。その後に弛緩しながら再熱処理を施せば、更に収縮率を抑えることが可能である。より具体的に言えば、延伸温度はフィルムのガラス転移温度Tg〜(Tg+25℃)の範囲、好ましくはTg〜(Tg+20℃)の範囲で延伸するのがよく、熱処理は、伸温度と同等以上の温度で処理するのがよい。再熱処理における弛緩率は、0.1〜10%の範囲が好ましい。以上のように、極力低温で延伸した後、熱処理や弛緩により低温域の配向を緩和させることで、40℃×30日保管後の自然収縮率を0.30%%以下に抑えることができる。
なお、本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、40℃を超える雰囲気温度においても熱収縮しにくいという高い耐自然収縮性の観点から、フィルムの主収縮方向の自然収縮率が、40℃×7日保管後で好ましくは0.30%以下であり、より好ましくは0.20%以下である。
ただし、1,4−ブタンジオールのように、エチレングリコールに比べてガラス転移温度(Tg)が低下するような成分を含有させる場合は、自然収縮率の上昇を抑える観点から、その含有量をジオール成分100モル%に対して好ましくは5モル%以下、より好ましくは3%以下に抑える。
イソフタル酸やネオペンチルグリコールを第2成分として含有した熱収縮性フィルムも好適に用いることができるが、ガラス転移温度をより適切な範囲として、耐自然収縮性、収縮応力、及び収縮率の制御を効率的に行う観点からは、1,4−シクロヘキサンジメタノールを第2成分として含有するフィルムがより好ましい。1,4−シクロヘキサンジメタノールの含有量は、上記観点から、全ジオール成分100モル%中、好ましくは10モル%以上45モル%以下であり、より好ましくは20モル%以上40モル%以下である。
重縮合反応により得られた樹脂は、通常、重縮合反応槽の底部に設けられた抜き出し口からストランド状に抜き出して、水冷しながら若しくは水冷後、カッターで切断されてペレット状とされる。さらに、この重縮合後のペレットを加熱処理して固相重縮合させることにより、さらに高重合度化させ得ると共に、反応副生物のアセトアルデヒドや低分子オリゴマー等を低減化することもできる。
前記製造方法において、エステル化反応は、必要に応じて、例えば、三酸化二アンチモンや、アンチモン、チタン、マグネシウム、カルシウム等の有機酸塩や有機金属化合物等のエステル化反応触媒の存在下で行うことができ、エステル交換反応は、必要に応じて、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、チタン、亜鉛等の有機酸塩や有機金属化合物等のエステル交換反応触媒の存在下で行うことができる。
また、重縮合反応は、例えば、正リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、ポリリン酸、及びこれらのエステルや有機酸塩等のリン化合物の存在下で行うことができ、例えば、三酸化二アンチモン、二酸化ゲルマニウム、四酸化ゲルマニウム等の金属酸化物、或いは、アンチモン、ゲルマニウム、亜鉛、チタン、コバルト等の有機酸塩や有機金属化合物等の重縮合触媒の存在下で行うこともできる。これらの重縮合触媒のうち、特にテトラブトキシチタネート、三酸化二アンチモン、二酸化ゲルマニウムから選択される1種以上が好適に使用される。
また、重縮合過程での消泡を促進するため、シリコーンオイル等の消泡剤を添加することもできる。
また、同様の観点から、本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、70℃の温水に10秒間浸漬したときの主収縮方向の収縮率が好ましくは3%以下、より好ましくは2.5%以下である。
本発明の熱収縮性フィルムは、前述のポリエステル系樹脂や添加剤等からなる混合物を、一軸押出機、又は二軸(同方向、異方向)押出機によって溶融押出してシート又はフィルムを作製し、更に少なくとも1軸に延伸して製造されることが好ましい。混合物は、ヘンシェルミキサー等の公知の方法で作製してもよいし、押出機で溶融してペレット化しても構わない。押出方法としては、Tダイ法、チューブラ法等の公知の方法を採用してもよい。また、積層フィルムを製造する場合、共押出や、単層毎に押し出した後に重ね合わせる方法等を採用することができる。
本発明のポリエステル系熱収縮フィルムは、熱可塑性樹脂の慣用の成形法によって各種の成形品、例えば、押出成形によるフィルムやシートや、それらを延伸加工に付した延伸フィルム、またはそれらを真空成形、圧空成形等の熱成形に付したトレイや容器、射出成形、中空成形、圧縮成形等による各種の成形品(例えば、円筒状、四角柱、胴体部分が括れた形状を有する成形品)に成形し、あるいは、それらを他材料との積層構造とした成形品に成形し、又は、本発明のフィルムやシートを他材料と部分的に貼り合せたりして用いられる。特に包装用資材として好適である。中でも各種飲食品用ボトル等の外周面を被覆するラベル材や口部シール材、あるいは、工業用部品等を包装、結束、被覆等するための資材等としての熱収縮性フィルム、特に首の細い部分と胴の太い部分を併せもつアンバランスな形態をもつ容器の熱収縮ラベルとして好適に用いることができる。
(1)40℃×7日保管後の主収縮方向の熱収縮率
主収縮方向が長手方向となるように幅30mm、長さ600mmの大きさにフィルムを切り取り、かつ500mm間隔となる標線を入れて試料とした。その試料を40℃の雰囲気に調整された恒温槽に入れた。7日間保管後に恒温槽より取り出し、標線間A(mm)の寸法を計測した。その寸法より、熱収縮率を次式で算出した。
収縮率(%)=[(500−A)/500]×100
(2)40℃×30日保管後の主収縮方向の熱収縮率
主収縮方向が長手方向となるように幅30mm、長さ600mmの大きさにフィルムを切り取り、かつ500mm間隔となる標線を入れて試料とした。その試料を40℃の雰囲気に調整された恒温槽に入れた。30日間保管後に恒温槽より取り出し、標線間B(mm)の寸法を計測した。その寸法より、熱収縮率を次式で算出した。
収縮率(%)=[(500−B)/500]×100
(3)80℃温水×10秒浸漬後の主収縮方向の熱収縮率
主収縮方向が長手方向となるように幅10mm、長さ140mmの大きさにフィルムを切り取り、かつ100mm間隔となる標線を入れて試料とした。その試料を80℃の温水に10秒間浸漬し、その後すばやく冷水で冷却してから標線間C(mm)の寸法を計測した。その寸法より、熱収縮率を次式で算出した。
収縮率(%)=[(100−C)/100]×100
(4)70℃温水×10秒浸漬後の主収縮方向の熱収縮率
主収縮方向が長手方向となるように幅10mm、長さ140mmの大きさにフィルムを切り取り、かつ100mm間隔となる標線を入れて試料とした。その試料を70℃の温水に10秒間浸漬し、その後すばやく冷水で冷却してから標線間D(mm)の寸法を計測した。その寸法より、熱収縮率を次式で算出した。
収縮率(%)=[(100−D)/100]×100
(5)60℃温水×5分浸漬後の主収縮方向の熱収縮率
主収縮方向が長手方向となるように幅30mm、長さ600mmの大きさにフィルムを切り取り、かつ500mm間隔となる標線を入れて試料とした。その試料を60℃の温水に5分間浸漬し、その後すばやく冷水で冷却してから標線間E(mm)の寸法を計測した。その寸法より、熱収縮率を次式で算出した。
収縮率(%)=[(500−E)/500]×100
(60℃×8時間保管後の主収縮方向の熱収縮率)
主収縮方向が長手方向となるように幅30mm、長さ600mmの大きさにフィルムを切り取り、かつ500mm間隔となる標線を入れて試料とした。その試料を、60℃、(30±10)%RHの雰囲気に調整された恒温槽に入れ、8時間保管後に恒温槽より取り出し、標線間F(mm)の寸法を計測した。その寸法より、熱収縮率を次式で算出し、その値から次の基準に従って評価した。
収縮率(%)=[(500−F)/500]×100
評価基準 ○:熱収縮率が2.0%未満 ×:熱収縮率が2.0%以上
表1記載のポリエステル(A)を押出機で溶融した後、Tダイにて押出し、その溶融体をキャストロールで冷却し、厚さ260μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に88℃で5.8倍延伸した。引き続き89℃で5秒間熱処理した後、85℃で4.6%TD方向に弛緩しながら5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。このとき、主収縮方向はTD方向である。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
実施例1のTD方向での延伸後における熱処理条件を変更して、87℃で5秒間熱処理した後、85℃で4.6%TD方向に弛緩しながら5秒間再熱処理した以外は、実施例1と同様にして厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
実施例1と同様にして厚さ270μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に88℃で6.0倍延伸した。引き続き86℃で5秒間熱処理した後、85℃で4.6%TD方向に弛緩しながら5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
実施例1と同様にして厚さ240μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に86℃で5.2倍延伸した。引き続き92℃で5秒間熱処理した後、80℃で1.6%TD方向に弛緩しながら5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
実施例1と同様にして厚さ230μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に86℃で5.2倍延伸した。引き続き92℃で5秒間熱処理した後、85℃で7.2%TD方向に弛緩しながら5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
実施例1と同様にして厚さ245μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に86℃で5.2倍延伸した。引き続き91℃で5秒間熱処理した後、弛緩せずに80℃で5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
実施例1と同様にして厚さ275μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に88℃で5.8倍延伸した。引き続き90℃で5秒間熱処理した後、弛緩せずに80℃で5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
表1記載のポリエステル(B)を押出機で溶融した後、Tダイにて押出し、その溶融体をキャストロールで冷却し、厚さ245μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に80℃で5.2倍延伸した。引き続き82℃で5秒間熱処理した後、弛緩せずに70℃で5秒間再熱処理を施し、45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
表1記載の原材料ペレットのうち、ポリエステル(A)/ポリエステル(C)/ポリエステル(D)=58/27/15(重量比)の比率でブレンドしておき、押出機のホッパーへ投入して溶融した後、Tダイにて押出し、その溶融体をキャストロールで冷却し、厚さ245μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを流れ方向(MD)に1.05倍延伸してからテンターに導き、その直角方向(TD)に81℃で5.2倍延伸した。引き続き95℃で5秒間熱処理した後、弛緩せずに80℃で5秒間再熱処理を施し、厚さ45μmの単層フィルムを作製した。得られたフィルムの評価結果を表2に示す。
これに対し、比較例1、3及び4のフィルムは、40℃×7日及び30日で保存した場合に熱収縮が起きており、外気温が上昇する季節の製品搬送や保管の際には、製品の変形が生じる可能性が高いことがわかる。
Claims (8)
- 主収縮方向の自然収縮率が40℃×30日保管後で0.30%以下であり、かつフィルムを80℃の温水に10秒間浸漬したときの主収縮方向の収縮率が20%以上80%未満であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 全ポリエステル樹脂成分中において、ジカルボン酸成分の主成分をテレフタル酸、ジオール成分の主成分をエチレングリコールとし、かつ(a)イソフタル酸、(b)1,4−シクロヘキサンジメタノール、及び(c)ネオペンチルグリコールからなる群から選ばれる1種以上を含有した共重合ポリエステルである、請求項1に記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 全ポリエステル樹脂成分中における、すべてのジオール成分を100mol%としたとき、ジエチレングリコールを0.1mol%以上10mol%未満含有する、請求項1又は2に記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 60℃の温水に5分間浸漬したときの主収縮方向の収縮率が3.0%以下であり、かつ70℃の温水に10秒間浸漬したときの主収縮方向の収縮率が3%以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムを基材として用いた成形品。
- 前記成形品が熱収縮性ラベルである、請求項5に記載の成形品。
- 請求項5又は6に記載の成形品を装着した容器。
- 主収縮方向の自然収縮率が40℃×30日保管後で0.30%以下であり、かつフィルムを80℃の温水に10秒間浸漬したときの主収縮方向の収縮率が20%以上80%未満である熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法であって、
フィルムを構成する樹脂のガラス転移温度〜(ガラス転移温度+25℃)の温度で延伸する延伸工程、及び
延伸後、主収縮方向に0.5〜10%の弛緩率で弛緩させながら熱処理を行う熱処理工程
を含むことを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法。
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