JP5249052B2 - インダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタに関する。
一般に、インダクタは、電流を印加した際に急激な磁気飽和を避け、直流重畳特性を向上させるため、コア部材の磁束の経路にギャップを設け、漏れ磁束の量を調整することが知られている。そして、この隙間が大きいほどインダクタの漏れ磁束が大きくなる一方でインダクタンスは小さくなり、隙間が小さいほどインダクタの漏れ磁束が小さくなる一方でインダクタンスは大きくなるという相関がある。
特許文献1に開示されたインダクタは、2つのE型コア同士を向かい合わせ、一方のコアの中脚に設けた孔へもう一方のコアの中脚を一部挿入できるような構成になっている。そして、挿入量の大きさを変えることによりそのインダクタンスを調節し得るようになっている。特許文献2〜4にも、類似の仕組みにより2つのコア間のキャップを調節しえる素子の開示がある。なお、E型コアは、板状のコア部材の両端の各々に外脚を立設すると共にそれらの両外脚の間に中脚を立設しているタイプのコアを指し示す一般名称である。
特開平06−231975号公報 特開平08−186030号公報 特開平09−275015号公報 特開2002−75743
ところで、ディスプレイデバイスなどの基板に搭載されるインダクタは、少なくとも数十nH(ナノヘンリー)刻みでの細かなインダクタンスの調整を行うことが望まれている。しかしながら、特許文献1〜4に開示されたインダクタは、ネジによりコア間のギャップを調整する仕組みになっており、数十nH刻みでのインダクタンスの調整は到底できないという問題がある。また、この種のインダクタは、コア間を締め付けるボルトやナットなどの部材や、コア間に挟み込むスペーサなどが必須となり、その部品点数が増えて高コスト化を招くという問題がある。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、多くの部品点数を要しない構成で且つ数nH刻みのインダクタンス調整を可能としたインダクタを提供することを目的とする。
本発明の好適な態様であるインダクタは、導体と、上記導体を包囲するように向かい合う対向面をそれぞれ有する、第1のコア体および第2のコア体の対向面同士の対向面積を可変とするスライド面を備え、所望の位置にて上記第1のコア体および上記第2のコア体の少なくとも一方を保持する保持部とを備え、この保持部は、2つの平板が部材を交差させ、その交差部分の内側に設けられたひな壇部に、第1のコア体もしくは、第2のコア体を固定することを特徴とする。本発明によると、コア体の一方をひな壇部に固定し、両コア体の上面を合わせた位置から他方のコア体をひな壇の高さ分だけ下方へずらしていくことによりインダクタンスを数十nH刻みで容易に調整することができる。
この態様において、前記第1のコア体の対向面と前記第2のコア体の対向面の間にスペーサを挟んでもよい。本発明によると、第1のコア体と第2のコア体の対向面同士の距離をスペーサによって確保することによりインダクタンスの大まかな調整を行った上で、対向面積をずらすことによる数十nH刻みでの調整を行うことができる。
また、前記第1のコア体または前記第2のコア体のうち少なくとも一方のコア体は、板状のコア部材の両端の各々に外脚を立設すると共にそれらの両外脚の間に中脚を立設したE型コアであり、上記外脚と中脚の間にできる凹部によって上記導体が包囲されるようにしてもよい。本発明によると、漏れ磁束を比較的少なくすることができる。
本発明によると、多くの部品点数を要しない構成で数nH刻みのインダクタンス調整を行うことができる。
実施形態にかかるインダクタを成す部品の各々を示す斜視図である。 実施形態にかかるインダクタの完成品を示す斜視図である。 ベースの前面図および上面図である。 第1導線の前面図および右側面図である。 第1コアの上面図、右側面図、および下面図である。 インダクタの組立て工程を示す図である。
符号の説明
10…インダクタ
20…ベース(請求項の「保持体」に相当)
21…底板部
22…背板部
23…ひな壇部
24…孔
28,29,63,64…溝
40…第1導線(請求項の「導体」に相当)
41…上湾曲部
42…左脚部
43…右脚部
44…第1屈曲部
45…第2屈曲部
50…第2導線(請求項の「導体」に相当)
60…第1コア
61…外側面
62…内側面(請求項の「対向面」に相当)
65…浅溝
66…深溝
70…第2コア
81,82…スペーサ
(発明の実施の形態)
本発明の実施形態について、以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態にかかるインダク10を成す部品の各々を示す分解斜視図であり、図2は、それらを組み立てたインダクタ10の完成品を示す斜視図である。なお、これら両図において、x1からx2へ向かう方向を前後方向、y1からy2へ向かう方向を左右方向、z1からz2へ向かう方向を上下方向とする。
図1および図2に示すように、このインダクタ10は、ベース20(請求項の「保持部」に相当)、第1導線40(請求項の「導体」に相当)、第2導線50(請求項の「導体」に相当)、第1コア60、第2コア70、およびスペーサ81,82を有している。
ベース20は、2つの平板の一端の縁部同士を直交するように連結し、その連結部位の内側にひな壇を設けたような形状の部材である。このベース20は、非磁性の樹脂を材料として形成されている。しかしながら、ベース20の材質は、非磁性の材質であれば、どのようなものでもよい。第1導線40は、導線を逆U字状に曲げ、その曲げられた部位の左右両側の延伸部分の一部区間をさらに前側に曲げたような形状の部材である。第2導線50の構造は、第1導線40と同様である。この第2導線50は、第1導線40と前後方向を逆にした状態で、つまり、延伸部位の一部区間が後側に曲がったような状態でベース20に保持される。
第1コア60は、E型コアである。E型コアは、板状のコア部材の両端の各々に外脚を立設すると共にそれらの両外脚の間に中脚を立設したタイプのコアである。第2コア70の構造は、第1コア60と同様である。この第2コア70は、第1コア60と前後方向を逆にし、第1コア60と向き合うような状態でベース20に保持される。そして、それら両コア60,70の間には、第1導線40、第2導線50、およびスペーサ81,82が挟持される。
これら各部品について、さらに詳述する。図3Aは、ベース20をx1方向から見た前面図である。図3Bは、ベース20をz1方向から見た上面図である。ベース20は、底板部21と、背板部22と、ひな壇部23とを有する。底板部21は、その上面と下面に挟まれた4つの側面の境界を湾曲させるように削り取った平板状をなしており、上面と下面の間には4つの孔24a〜24dが貫かれている。図3Bに示すように、これらの4つの孔24a〜24dは、各々が長方形の頂点をなすような位置関係を持って設けられている。
底板部21の後端辺には、背板部22が設けられている。この背板部22は、平板の左右の両端25,26から背板部22の内側中央寄りの部分にかけてを、底板部21の後端辺の形状に合わせて前方に湾曲させたような形状をなしている。ひな壇部23は、底板部21の上面の前端辺と後端辺の各々からの距離が等しくなるように引いた線分よりも後方(後側半分)を、そのまま上方へ隆起させ、その隆起によりできた前面27の2箇所を後方に凹ませて溝28,29を設けたような形状をなしている。
図3Bに示すように、このひな壇部23の両溝28,29は、底板部21の後方の2つの孔24a,24bと同じ間隔を空けて設けられており、さらに各々の溝28,29の深さはそれらの両孔24a,24bのやや後方にまで及び、孔24a,24bの上方を開口させている。また、図3Aに示すように、本実施形態では、ひな壇部23のz1−z2方向の高さは、背板部22のz1−z2方向の高さの概ね3分の1程度になっている。
図4Aは、第1導線40をx1方向から見た前面図であり、図4Bは、第1導線40をy2方向から見た右側面図である。第1導線40は、導体金属の1つである銅により形成されており、また、その表面はエナメルなどの絶縁皮膜によって覆われている。上述したように、第1導線40は、導線を逆U字状に曲げ、その曲げられた部位の左右両側の延伸部分の一部区間をさらに前側に曲げたような形状をなしている。以降は、この第1導線40の逆U字状に曲げられた部位を、「上湾曲部41」と呼ぶ。また、上湾曲部41の左端よりも下方の部位を「左脚部42」と呼び、その右端よりも下方の部位を「右脚部43」と呼ぶ。
上湾曲部41は、その左端と右端の間の距離(湾曲の直径)がひな壇部23の両溝28,29の間の幅の距離と等しくなるように曲げられている。左脚部42および右脚部43の各々は、上湾曲部41の両端からz2方向に向かって延伸する。そして、第1屈曲部44にてx1とz2のベクトルのほぼ中間の向きへ向かって折れ曲がり、その方向に向かって延伸する。さらに、第2屈曲部45に至ったところでz2の向きへ向かい再び折れ曲がり、その方向に向かって延伸する。上湾曲部41の左右の端から第1屈曲部44までの距離は、ベース20のひな壇部23の上面からその背板部22の上端までの高さとほぼ同じである。また、第1屈曲部44から第2屈曲部45までの距離は、ベース20の底板部21の上面からひな壇部23の上面までの距離とほぼ同じである。
図5Aは、第1コア60をz1方向から見た上面図である。図5Bは、第1コア60をy2方向から見た右側面図である。図5Cは、第1コア60をz2方向から見た下面図である。第1コア60は、Mn系のフェライトにより形成されている。そして、この第1コア60は、直方体のあるひとつの面(図1では、x1からx2側に向かうと見える面)およびその面と辺を共有する左右両面の境界を湾曲させるように削り取り、上下方向に伸びる2つの溝63,64をその反対側の面に設けたような形状をなしている。以降は、左右両面との境界が湾曲されている面を「外側面61」と呼び、その反対側の面を「内側面62」と呼ぶ。この内側面62は、請求項の「対向面」に相当する。
内側面62の両溝63,64は、底板部21の前方の2つの孔24c,24dと同じ間隔を空けて連接されている。そして、図5Aに示すように、第1コア60の上面の側の両溝63,64の深さd1は、第1導線40の直径とほぼ同じになっている。これに対し、図5Cに示すように、第1コア60の下面の側の両溝63,64の深さd2はより深くなっており(d1<d2)、ひな壇部23の溝28,29とほぼ同じ程度にまで及んでいる。図5Bには、第1コア60を右側から見たときの内部の溝63,64のうち最もx1側に位置する最深部が鎖線により記されている。図5Bに示すように、第1コア60の上面部からは、第1導線40の直径とほぼ同じ深さd1の浅溝65が下面部に向かって延伸している。一方、下面部からは、ひな壇部23の溝28,29とほぼ同じ深さd2の深溝66が上面部に向かって延伸している。そして、浅溝65は、上湾曲部41と第1屈曲部44の間とほぼ同じ距離だけ延伸し、その位置から深溝66の上端に至るまで深さが徐々に深なっていく。
図1に示すスペーサ81,82は、インダクタ10のインダクタンスの大まかな調整をするための部品であり、0.1mm〜0.3mm程度の幅を有する板体であることが望ましい。このスペーサ81,82は、非磁性の樹脂等を材質としているが、透磁率が、第1コア60、第2コア70と大幅に異なるものをスペーサ81,82として用いてもよい。
これらの各部品を組み立てて図1に示すインダクタ10の完成品を得るまでの手順について、図6を参照しながら説明する。まず、第2コア70の両溝63,64へ、第2導線50の左脚部42および右脚部43を、その上湾曲部41を上面側から露出させるようにして収容する。この手順と前後させて、ベース20のひな壇部23の上面とその背板部22の前面に接着剤を塗布する。そして、第2コア70に収容された第2導線50の左脚部42および右脚部43の下端をベース20の底板部21の後方の孔24a,24bへそれぞれ挿通し、第2コア70の下面および外側面61をひな壇部23および背板部22へ押し当てる。ベース20の上面と第2コア70の下面はともに平らであり、第2コア70の外側面61は、背板部22と前面と同じ形状に湾曲している。よって、両者の面同士は接着剤によって接着され、第2コア70がベース20へ保持される(図6A参照)。
次に、第2コア70の内側面62の溝63,64の外側の部位に、スペーサ81,82をそれぞれ載置する。この手順と前後させて、第1導線40の左脚部42および右脚部43の下端をベース20の底板部21の前方の孔24c,dへそれぞれ挿通する(図6B参照)。
さらに、第1コア60を、その溝63,64へ第1導線40の左脚部42および右脚部43が収容されるようにして被せることにより、第1導線40、第2導線50、およびスペーサ81,82を第1コア60と第2コア70によって挟みこむ。そして、必要に応じ、第1コア60を、ベース20の底板部21に向かってスライドさせる(図6C参照)。つまり、本来であれば対向状態で完全に重なるはずの第1コア60および第2コア70の対向面同士を必要に応じた寸法分だけずらすことにより、その対向面積を減少させる。
これにより、数十nH刻みでのインダクタンスの調整がなされる。また、第2コア70の内側面62と外側面61の間の距離は、ベース20のひな壇部23の上面の後端から前端までの距離と同じか、または、それより大きく設けられている。よって、第2コア70の下側にはみだした第1コア60の内側面62はひな壇部23の前面27と対向状態になるが、第1コア60の下面がベース20の底板部21に接するまでスライドさせてインダクタの調整を行うことが可能である。スライドによって第1コア60の下面とベース20の底板部21との距離が理想値に至ると、スライド動作を止めると共に、第1コア60と第2コア70の左右および上から接着剤を塗布し、そのまま両者を接着する。このような手順により、図2に示すインダクタ10が完成する。
以上説明した本実施形態にかかるインダクタ10は、第1コア60を第2コア70に対してスライドさせて両コアの内側面62同士の対向面積をずらすことにより、インダクタンスを数十nH刻みでの調整することができる。さらに、ネジを用いずにそのような微妙な調整を行うことができるため、インダクタ10の本来の用途からすれば必須ではない余分な部品を搭載する必要もなくなり、その製造コストを低く抑えることができる。また、第1コア60と第2コア70の間には、スペーサ81,82が挟まれている。よって、このスペーサ81,82の幅だけ第1コア60と第2コア70の間の距離を確保し、インダクタンスの大まかな調整を行うことができる。また、第1コア60および第2コア70は、ともにE型コアであるため、両者を組み合わせることにより、漏れ磁束の比較的少ない閉磁路型のコアを形成することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態において、第1導線40および第2導線50は銅により形成されているが、ステンレス、アルミニウム、鉄などといった他の導体によってそれらを形成していもよい。
上記実施形態において、ベース20、第1コア60、および第2コア70は、マンガン系のフェライトにより形成されているが、パーマロイ、センダスト、鉄、カルボニルなどといった他の磁性材によってそれらを形成してもよい。また、第1コア60と第2コア70が別々の材質から構成されていてもよい。
上記実施形態にかかるインダクタ10は、第1コア60と第2コア70の溝によって第1導線40と第2導線50を包囲しているが、コアによって包囲される導線は2本に限られない。1本や3本以上の導線を両コアによって包囲するようにしてもよい。また、本発明は、第1コア60と第2コア70という2つのE型コアを用いてインダクタンスを構成する場合には限られない。例えば、E型コアの2つの外脚と中脚の間にできる凹部に導線を挿入し、それらの脚をI型コアに向けて接合することによってインダクタ10を形成してもよい。また、E型コアの代わりに、溝が略中央に1本だけ形成されたU型コアを用いてもよい。
上記実施形態にかかるインダクタ10は、上下方向、つまり、溝28,29の伸びる方向に沿って第1コア60をスライドさせるように構成されている。これに対し、上下方向ではなく左右方向に第1コア60をスライドさせてインダクタンスを調整するようにしてもよい。要するに、インダクタ10の組立て工程にて、2つのコアの対向面をほぼ完全に重ねた状態から一方のコア(第1コア60または第2コア70)を所定の方向にスライドさせ得るようにさえなっていれば、そのスライドの方向は問わない。しかし、製品寸法を考慮すると、上方向および左右方向に第1コア60をスライドさせることにより、製品寸法の高さおよび幅が変わってしまうため、第1コア60のスライドは下方向が望ましい。また、2つのコアの対向面がある程度ずれている状態から、ずれ量が大きくなる向きに向かって第1コア60をスライドさせるようにして組み立ててもよく、ずれ量が小さくなる向きに向かって第1コア60をスライドさせるようにして組み立ててもよい。この際、ベース20には上下左右方向に合わせて、第1コア60をスライドさせるためのガイドを形成しても良く、このことによって、第1コア60のスライドが容易となる。
上記実施形態にかかるインダクタ10は、第1コア60と第2コア70の間にスペーサ81,82を挟むことにより、大まかなインダクタンスの調整を行った上で、第1コア60をスライドさせてさらなる微妙な調整を行えるようになっている。これに対し、第1コア60と第2コア70の間にスペースを挟むことは必須ではなく、別の部材によって第1コア60と第2コア70の間の距離を確保するようにしてもよい。
本発明のインダクタは、電気機器の分野において利用することができる。

Claims (3)

  1. 導体と、
    上記導体を包囲するように向かい合う対向面をそれぞれ有する、第1のコア体および第2のコア体と、
    上記第1のコア体および第2のコア体の対向面同士の対向面積を可変とするスライド面を備え、所望の位置にて上記第1のコア体および上記第2のコア体の少なくとも一方を保持する保持部と、
    を備え、
    上記保持部は、
    2つの平板が部材を交差させ、その交差部分の内側に設けられたひな壇部に、上記第1のコア体もしくは、上記第2のコア体を固定することを特徴とするインダクタ。
  2. 前記第1のコア体の対向面と前記第2のコア体の対向面の間にスペーサを挟んでいることを特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記第1のコア体または前記第2のコア体のうち少なくとも一方のコア体は、板状のコア部材の両端の各々に外脚を立設すると共にそれらの両外脚の間に中脚を立設しているE型コアであり、
    上記外脚と中脚の間にできる凹部によって前記導体が包囲される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインダクタ。
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