JPH09275015A - インダクタンス可変型変圧器 - Google Patents

インダクタンス可変型変圧器

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JPH09275015A
JPH09275015A JP11031896A JP11031896A JPH09275015A JP H09275015 A JPH09275015 A JP H09275015A JP 11031896 A JP11031896 A JP 11031896A JP 11031896 A JP11031896 A JP 11031896A JP H09275015 A JPH09275015 A JP H09275015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
core
screw
gap
cores
Prior art date
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Pending
Application number
JP11031896A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Koga
昇 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器のインダクタンスの値を容易に調整で
きるようにする。 【解決手段】 変圧器10は、分割されたコア3,6
と、コア3,6を連結する調整ねじ8を備えている。コ
ア3,6の中心部には貫通孔3a,6aが形成され、調
整ねじ8は貫通孔3a,6aに挿通され、ナット1と座
金9とで固定される。コア3とコア6との間にはコアギ
ャップが形成され、ねじ8を回転させることによってコ
アギャップを調整できる。すなわち、ねじ8を上から見
て左回りに回すとコアギャップが広がり、変圧器10の
一次インダクタンス量は減少し、ねじ8を右回りに回す
とコアギャップは狭まり、変圧器10の一次のインダク
タンス量はコア3とコア6が接触するところまで増加す
る。コア3とコア6が接触するところでその変圧器10
のコアギャップは最小となり、一次インダクタンス量は
最大となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタンス量
を調整できるインダクタンス可変型変圧器に関し、特に
電源回路に用いる変圧器のコアギャップを調節できる変
圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、変圧器のコアを2分割し、2
つのコアの間にエアギャップを形成し、このエアギャッ
プを調整することによって1次巻線のインダクタンスを
制御することが知られている。そして、エアギャップの
調整方法としては、コア間に紙やマイラ等の絶縁材を挟
む方法が知られている。
【0003】また、特開昭61−225812号公報に
は、変圧器のコア間にワイヤ対スペーサを用いてギャッ
プを調整する高電圧変圧器が記載されている。この変圧
器においては、撚ったワイヤ対をギャップに配置し、コ
アを両側から押圧してワイヤ対を変形させることにより
ギャップを調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
技術においてはギャップ調節のために、ギャップ間の絶
縁材をいちいち交換しなければならならず、調整が煩瑣
であった、ということである。
【0005】また上記公報に記載の変圧器においては、
調整可能な範囲がワイヤ対によって制限されるという問
題があった。
【0006】本発明は上記の点にがんがみて成されたも
ので、インダクタンスを調節するとき、ギャップ間の絶
縁材を交換することなく容易に調節が行なえることを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、変圧器のコアギャップの調節を調節用ねじを用いて
行うことにした。
【0008】具体的には、変圧器のコアを分割し、分割
したコアを、調整ねじを用いて連結する。この調整ねじ
の取付位置は特に限定されないが、例えば、コアの中心
に貫通孔を形成し、この貫通孔内に調整ねじを取り付け
ることができる。また、コアと調整ねじとは固定板を介
して固定することができる。
【0009】以上のようにすれば、調整ねじを回転させ
るだけでよいから、従来のように変圧器を解体してコア
ギャップに使われる絶縁材料を交換することなく、容易
にインダクタンスの調整ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細を説明する。図1は本発明の変圧
器の一例を示す分解図、図2は変圧器の全体図、図3は
コア部分の斜視図、図4はコア部分の断面図である。
【0011】本例では、スイッチング電源に使用される
変圧器の一次インダクタンスの値を調整ねじにより容易
に調整できる変圧器を例にとっている。変圧器10は、
2分割されたコア3,6と、コア3,6を連結する調整
ねじ8を備えている。コア3,6の中心部には貫通孔3
a,6aが形成され、調整ねじ8は貫通孔3a,6aに
挿通される。
【0012】ナット1はねじ8の位置を固定する役割を
持つ。固定板2には、調整ねじ8のねじ部と係合するね
じ部が形成されて、固定板2はコア3の上面に接着され
る。固定板7には穴が設けられており、ねじ8の下端が
自由に回転できるようになっていて、固定板7はコア6
の底面に接着される。固定板3,7は絶縁体から成り、
その材質はプラスチックが望ましい。座金9はねじ8が
抜けないようにする役割をもつ。ねじ8の先端には、す
りわり8aが形成されている。またボビン4には巻線5
が巻かれ、このボビン4にコア3,6が挿通される。
【0013】コア3,6は調整ねじ8によって連結さ
れ、コア3とコア6との間には図2に示すようにコアギ
ャップGが形成される。
【0014】次に本発明の実施の形態の動作について説
明する。変圧器10の一次インダクタンスを調節するに
は、先ずねじ8の位置を固定しているナット1を緩め
て、ねじ8を調節する方向へ回す。すなわち、ねじ8の
すりわり8aにドライバを差込んでねじ8を回転させ
る。このとき調整ねじ8とコア6の位置関係は座金9に
よって固定されおり、ねじ8を回転させることによっ
て、コア3の位置が変化するわけであるが、ねじ8を上
から見て左回りに回すとコアギャップGは広がり、変圧
器の一次インダクタンス量は減少する。調整後は再びナ
ット1を締めて調整ねじ8と固定板2とを固定する。
【0015】また、ねじ8を上から見て右回りに回すと
コアギャップGは狭まり、変圧器10の一次のインダク
タンス量はコア3とコア6が接触するところまで増加す
る。コア3とコア6が接触するところでその変圧器10
のコアギャップGは最小となり、一次インダクタンス量
は最大となる。
【0016】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、変圧器のインダ
クタンス量を容易に調節できるということである。これ
により、たとえば、動作中の回路において従来のように
エアギャップに介在させた絶縁材を取り替えることな
く、一次インダクタンスの調節が簡単にできるようにな
る。その理由は、変圧器のコアギャップを調節用ねじを
調節することでインダクタンス量を容易に調節できるか
らである。
【0017】また調整ねじを使用するので、調整の範囲
が制限されることなくインダクタンス調整ができるとい
う効果が得られる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解図である。
【図2】本発明の変圧器の全体図を示す図である。
【図3】本発明のコア部分の構成を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】
【符号の説明】
1 ナット 2 固定板 3 コア 4 ボビン 5 巻線 6 コア 7 固定板 8 ねじ 9 座金 10 変圧器 G ギャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器のコアを分割し、分割したコア
    を、調整ねじを用いて連結したことを特徴とするインダ
    クタンス可変型変圧器。
  2. 【請求項2】 前記コアの中心に貫通孔を形成し、この
    貫通孔に前記調整ねじを挿通した請求項1に記載の変圧
    器。
  3. 【請求項3】 前記コアと前記調整ねじとは固定板を介
    して固定されている請求項1または2に記載の変圧器。
JP11031896A 1996-04-05 1996-04-05 インダクタンス可変型変圧器 Pending JPH09275015A (ja)

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