JP2563218Y2 - ガス絶縁計器用変圧器 - Google Patents

ガス絶縁計器用変圧器

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Publication number
JP2563218Y2
JP2563218Y2 JP3060693U JP3060693U JP2563218Y2 JP 2563218 Y2 JP2563218 Y2 JP 2563218Y2 JP 3060693 U JP3060693 U JP 3060693U JP 3060693 U JP3060693 U JP 3060693U JP 2563218 Y2 JP2563218 Y2 JP 2563218Y2
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JP
Japan
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frames
iron core
frame
core
voltage coil
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Application number
JP3060693U
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JPH0686322U (ja
Inventor
隆司 内田
Original Assignee
東光電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高圧コイル、低圧コイ
ルおよび鉄心を有して容器内に絶縁ガスとともに封入さ
れるガス絶縁計器用変圧器のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス絶縁計器用変圧器は、図4、
図5のように構成されている。すなわち、図4に示す外
観図のように両端が閉じられリング状に形成された鉄心
2に高圧コイル3および低圧コイル4が同軸上に巻き付
けられている。さらに、電界が局部に集中しないように
高圧コイル3の外側が高圧シールド5により被覆される
とともに、低圧コイル4の両端より延設されている鉄心
2の内側が接地シールド7により覆われている。
【0003】この接地シールド7は、図5の拡大断面図
に示すように鉄心2の前後部に取り付けられているフレ
ーム6にスペーサ12を介しネジ9により固定されてい
る。ここで接地シールド7と鉄心2とにより1ターンの
短絡回路が形成されないように、接地シールド7とネジ
9またはスペーサ12との間にワッシャ状をした絶縁板
10を挟み込むことにより、少なくとも1箇所を電気的
に開放しておく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように接地シールド7の固定部に絶縁板10を挟み込
む構造であると、組立工程で絶縁板10の取り付けを忘
れる組立ミスが発生する。また、絶縁板10を用いるこ
とで部品点数、組立工数が増すためその分コスト高にな
る等の問題があった。本考案は上記問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、品質が
安定して部品点数、組立工数の少ない低コストのガス絶
縁計器用変圧器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、両端が閉じられてリング状に形成された
鉄心に高圧コイルおよび低圧コイルを同軸上に巻き付け
たガス絶縁計器用変圧器において、二分割構造からな
り、高圧および低圧コイルが巻き付けられていない鉄心
部の前後方向から組み込まれるとともに、鉄心部の少な
くとも内側対向部および前後部を覆いかつ接地シールド
を兼ねた1対のフレームと、鉄心部に組み込まれた1対
のフレームの内側に挾圧され、両側に形成されたメネジ
部にフレームの外側から挿通されたネジが締めつけられ
ることにより両フレームを支持するとともに、鉄心内側
の両フレームの突き合わせ部に間隙を形成する長さを有
する支柱とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案においては、二分割構造からなる1対の
フレームが接地シールドを兼ねるとともに、高圧および
低圧コイルが巻き付けられていない鉄心部分に前後方向
から組み込まれることにより、鉄心部の少なくとも内側
対向部および前後部がフレームにより覆われて鉄心部の
内側への電界の集中が防がれる。
【0007】さらに、鉄心部に組み込まれた1対のフレ
ームの内側に支柱が挾圧され、支柱の両側に形成された
メネジ部にフレームの外側からネジを挿通して締め付け
ることにより両フレームが支持される。しかも、両フレ
ームが取り付けられた状態で鉄心内側の両フレームの突
き合わせ部に間隙が形成される。それにより、フレーム
と支柱との接続部に絶縁部品を用いなくても、支柱と両
フレーム間で1ターンの短絡回路が形成されることがな
くなる。
【0008】
【実施例】以下、図に沿って本考案の実施例を説明す
る。図1は実施例の外観図であり、図2は図1の側面図
であり、図3は図1の要部の拡大断面図である。図にお
いて、2は鉄心であり、その一部に低圧コイル4、高圧
コイル3が同軸上に巻き付けられている。高圧コイル3
の外周部は電界緩和のため高圧シールド5により覆われ
ている。
【0009】鉄心2のコイル部を除く部分には、鉄心2
の形状に合わせてコの字形状をした二分割構造の1対の
フレーム1,1により覆われている。フレーム1の四隅
には座ぐり穴13〜16が形成されており、この座ぐり
穴13〜16から六角穴付きボルト8を挿通して、フレ
ーム1,1の中間に挿入されている支柱11のねじ穴に
ねじ込むことでフレーム1,1が互いに固定される。
【0010】フレーム1は、図2,図3に示すように鉄
心2の内側対向部および前後部を覆う形状に形成されて
いることにより、接地シールドを兼ねるとともに、鉄心
2の内側対向部におけるフレーム1の突き合わせ部に間
隙Sが形成される。この間隙Sはフレーム1,1を支持
する支柱11を若干長くすることにより形成され、フレ
ーム1,1の突き合わせ部全周に渡り形成されているた
め、フレーム1,1が支柱11を介して電気的にも接続
されていても、1ターンの短絡回路が形成されない。
【0011】この考案では、フレーム1が接地シールド
を兼ねることにより、接地シールドが不要になる。ま
た、フレーム1の互いの突き合わせ部に間隙Sを形成し
たことにより、フレーム1と支柱11との接続部では絶
縁部品が不要になり、特に、フレーム1に座ぐり穴13
〜16を形成して六角穴付きボルト8を用いた場合、一
般には平ワッシャ、バネワッシャが不要になる。その結
果、この実施例のガス絶縁計器用変圧器は、図4、図5
に示した従来例に比べ、部品点数および組立工数が少な
くなることにより組立ミスが少なくなって品質が向上
し、その分、コストダウンが可能になる。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、フレ
ームを二分割構造にして鉄心部の少なくとも内側対向部
および前後部を覆うことにより、フレームが接地シール
ドを兼ねることが可能になる。また、鉄心内側の両フレ
ームの突き合わせ部に間隙を形成するようにフレームを
支柱で支持することにより、フレームと支柱の接続部で
は絶縁部品が不要になり、その分、部品点数が少なくな
って組立が容易になる。その結果、組立ミスが少なくな
り品質が安定し、コストダウンができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外観図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の要部の拡大断面図である。
【図4】従来例を示す外観図である。
【図5】図4の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 鉄心 3 高圧コイル 4 低圧コイル 5 高圧シールド 8 六角穴付きボルト 11 支柱 13〜16 座ぐり穴 S 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉じられてリング状に形成された
    鉄心に高圧コイルおよび低圧コイルを同軸上に巻き付け
    たガス絶縁計器用変圧器において、 二分割構造からなり、高圧および低圧コイルが巻き付け
    られていない鉄心部の前後方向から組み込まれるととも
    に、鉄心部の少なくとも内側対向部および前後部を覆い
    かつ接地シールドを兼ねた1対のフレームと、 鉄心部に組み込まれた1対のフレームの内側に挾圧さ
    れ、両側に形成されたメネジ部にフレームの外側から挿
    通されたネジが締めつけられることにより両フレームを
    支持するとともに、鉄心内側の両フレームの突き合わせ
    部に間隙を形成する長さを有する支柱と、 を備えたことを特徴とするガス絶縁計器用変圧器。
JP3060693U 1993-05-14 1993-05-14 ガス絶縁計器用変圧器 Expired - Lifetime JP2563218Y2 (ja)

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JPH0686322U JPH0686322U (ja) 1994-12-13
JP2563218Y2 true JP2563218Y2 (ja) 1998-02-18

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