JPH0625953Y2 - ガス絶縁コンデンサ - Google Patents

ガス絶縁コンデンサ

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JPH0625953Y2
JPH0625953Y2 JP6703888U JP6703888U JPH0625953Y2 JP H0625953 Y2 JPH0625953 Y2 JP H0625953Y2 JP 6703888 U JP6703888 U JP 6703888U JP 6703888 U JP6703888 U JP 6703888U JP H0625953 Y2 JPH0625953 Y2 JP H0625953Y2
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JP
Japan
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electrode
pressure vessel
voltage
intermediate electrode
gas
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JP6703888U
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敬治 狩野
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は絶縁ガスを誘電体として使用するコンデンサの
改良に関し、圧力容器を中間電極として兼用し、圧力容
器の外周に接地電極を設けることにより、組立作業を極
めて容易にしたものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来のこの種ガス絶縁コンデンサの一例を示
し、ガス絶縁開閉装置用の増幅器形計器用変圧器の分圧
用電極や、ガス絶縁装置全般の試験設備における誘電体
損失角測定用の標準コンデンサ、あるいは部分放電測定
用の結合コンデンサ等に用いるものである。
ここで、1は高電圧回路(図示せず)に接続された高圧
電極、2は中間電極、3は所定圧力の絶縁ガスを充填さ
れ接地電極として作用する圧力容器で、互いに分圧回路
を構成し、高圧電極1と中間電極2との間、ならびに中
間電極2と接地電極3との間に形成される静電容量によ
り、高圧電極1と接地電極3との間の電圧は所定比の中
間電圧に分圧され、引き出しブッシング4を通じて外部
に引き出される。なお5は中間電極2を保持する支持碍
子、6は絶縁ガス、7は各気密結合部に設けた気密ガス
ケット、8は絶縁スペーサである。
〔解決しようとする課題〕
この場合、上記従来の構造では次の欠点が避けられなか
った。
(1)中間電極2は圧力容器3の内部に取り付けるた
め、特に仕上り状態や寸法精度を向上させる必要があ
り、高価なものとなる。
(2)中間電極2は高圧電極1との間に十分な絶縁距離
を保持させるため、直径が絶縁スペーサ8の取付部より
大きくなる。よって、中間電極2を取り付けるため、図
示のように圧力容器3を3aと3bとに分割した構造と
する必要があり、圧力容器3のコストが上昇すると共
に、組立に多くの労力を要する。
(3)圧力容器3が分割構造のため気密箇所が増加し、
高価になると共に、気密に対する信頼性が低下する。
〔課題を解決するための手段〕
上記の欠点を解消するため、本考案では中間電極を圧力
容器により兼用させ、その外周に接地電極を設けること
により、圧力容器を分割構造とする必要をなくしたもの
である。
〔作用〕
かくして圧力容器を一体構造とすることができ、コスト
の上昇や組立労力の必要をなくし、さらに容器の気密性
に対する信頼性の低下等のおそれを解消することができ
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示し、圧力容器10は中間電
極として使用するため、接地側より絶縁する必要があ
る。よって、そのフランジ10aは鎖線で示す円形部分
Aを第2図のように、絶縁ブッシング11を設け、相手
方接地管路のフランジ12より絶縁スペーサ8を貫通し
たボルト13から絶縁して取り付ける。また、高圧電極
1の直径を絶縁スペーサ8の取付部より小さくすれば、
圧力容器10は分割する必要がなく一体に構成でき、安
価になると共にかつ気密箇所を減少することができる。
さらに接地電極14は、圧力容器10の周囲に支持碍子
15を介し絶縁して設けた、薄い鋼板や金網等で製作し
た軽量のものとし、あるいは合成樹脂の表面に金属箔や
網状の金属箔を貼り付けた構造とすることもできる。ま
た、支持碍子15は磁器やエポキシ樹脂等の絶縁物を用
い、絶縁ガス6として絶縁耐力の大きなSF(6フッ
化イオウ)ガスを使用する。なお絶縁スペーサ8はエポ
キシ樹脂等の注形品である。
すなわち、中間電極に加わる電圧は高圧電極に比べては
るかに低く、ガス絶縁とする必要はない。よって第3図
に示した従来の中間電極2は省略し、同じく従来の圧力
容器3に代わって他より絶縁した圧力容器10を設け、
中間電極として作用させ中間電圧を引き出すと共に、周
囲に支持碍子15により絶縁して接地電極14を設け
る。
かくして、圧力容器10は高圧電極1を収納するのみで
所定圧力の絶縁ガス6を充填され、従来のように分割構
造とすることなく一体化されたものとなる。このため構
造が簡単になり、気密結合箇所が減少し、組立その他の
労力を軽減することができる。この場合、気密結合部に
は当然気密ガスケット7を挿入するが、実際には気密ガ
スケットの相手方の当り面を平滑加工するのに労力を要
しており、上記気密結合部の減少により多くの労力を節
減することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によるときは、 (1)圧力容器が中間電極を兼用し一体構造となり、従
来のように圧力容器内に中間電極を組み込む場合に比
べ、組立時に圧力容器内部への異物混入等のおそれがな
い。また作業が容易になり、組立時間が短縮できる。
(2)圧力容器を分割する必要がなくなり、容器のコス
ト低減に効果がある。
(3)外側の接地電極は薄板や金網等のように軽量で安
価なものにできる。
(4)圧力容器は接地電極により包囲されるため、外部
からの衝撃が直接加わる等のおそれがなく、安全性が向
上する。
等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は絶縁ス
ペーサの圧力容器への取付状態を示す拡大断面図、第3
図は従来の構造例を示す断面図である。 1……高圧電極、6……絶縁ガス、10……圧力容器
(中間電極)、14……接地電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧電極と接地電極および中間に設けた中
    間電極とを有し、上記高圧電極と中間電極との間ならび
    に上記中間電極と接地電極との間にそれぞれ形成される
    静電容量により、上記高圧電極に加わる高電圧を所定比
    に分圧し上記中間電極より送出するガス絶縁コンデンサ
    において、上記高圧電極を収納し所定圧力の絶縁ガスを
    充填された圧力容器よりなる上記中間電極と、上記圧力
    容器の外周に設けた上記接地電極とを具備することを特
    徴とするガス絶縁コンデンサ。
JP6703888U 1988-05-20 1988-05-20 ガス絶縁コンデンサ Expired - Lifetime JPH0625953Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6703888U JPH0625953Y2 (ja) 1988-05-20 1988-05-20 ガス絶縁コンデンサ

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JP6703888U JPH0625953Y2 (ja) 1988-05-20 1988-05-20 ガス絶縁コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPH02129719U JPH02129719U (ja) 1990-10-25
JPH0625953Y2 true JPH0625953Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31600264

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JP6703888U Expired - Lifetime JPH0625953Y2 (ja) 1988-05-20 1988-05-20 ガス絶縁コンデンサ

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JP6064508B2 (ja) * 2012-10-16 2017-01-25 株式会社明電舎 真空コンデンサ形計器用変圧器

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Publication number Publication date
JPH02129719U (ja) 1990-10-25

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