JP2616015B2 - 電気機器の容器 - Google Patents
電気機器の容器Info
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- JP2616015B2 JP2616015B2 JP15491289A JP15491289A JP2616015B2 JP 2616015 B2 JP2616015 B2 JP 2616015B2 JP 15491289 A JP15491289 A JP 15491289A JP 15491289 A JP15491289 A JP 15491289A JP 2616015 B2 JP2616015 B2 JP 2616015B2
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- Japan
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- container
- partition
- terminals
- cylindrical portion
- cylindrical
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電圧調整器付変圧器等の電気機器の容器に
関するものである。
関するものである。
第4図は従来の電圧調整器付変圧器を示す概略構成図
である。
である。
この図において、(1)は容器、(2)は容器を2つ
の区域(3)(4)に仕切る仕切部で、容器に設けられ
た装着部(21)と、この装着部に固定された絶縁性の仕
切板(22)とから構成され、仕切板(22)は、第5図に
示すように、円板として形成されている。
の区域(3)(4)に仕切る仕切部で、容器に設けられ
た装着部(21)と、この装着部に固定された絶縁性の仕
切板(22)とから構成され、仕切板(22)は、第5図に
示すように、円板として形成されている。
(5)は仕切板に設けられた端子で、第5図に示すよ
うに、適宜の間隔、配置で複数個設けられ、各端子は仕
切板を貫通して仕切板の表面と裏面に夫々リード線の取
付部を形成するようにされている。
うに、適宜の間隔、配置で複数個設けられ、各端子は仕
切板を貫通して仕切板の表面と裏面に夫々リード線の取
付部を形成するようにされている。
(6)は容器内の一方の区域(3)に設けられた変圧
器、(7)は変圧器のタップ引出部、(8)はタップ引
出部から引出されたタップリードで、仕切板の端子
(5)に夫々接続されている。(9)は容器の他方の区
域(4)に設けられた電圧調整器、(10)は電圧調整器
の端子(図示せず)と仕切板の端子(5)とを接続する
タップリードである。
器、(7)は変圧器のタップ引出部、(8)はタップ引
出部から引出されたタップリードで、仕切板の端子
(5)に夫々接続されている。(9)は容器の他方の区
域(4)に設けられた電圧調整器、(10)は電圧調整器
の端子(図示せず)と仕切板の端子(5)とを接続する
タップリードである。
従来の電気機器の容器は以上のように構成され、仕切
部の仕切板(22)が平板であるため、タップリード
(8)(10)の数が多くなり、数十個というような多数
の端子(5)を設ける必要がある場合には仕切板(22)
の面積が極めて大きくなり、従って容器全体が大型化す
る結果、輸送上の制約等から製作不能となることがあっ
た。又、変圧器の内部事故が発生した場合や、電圧調整
器(9)の点検後、絶縁油又は絶縁性ガスを容器内に充
填するため真空引きする場合など、仕切板に大きな圧力
が加わることがあるが、仕切板の面積が大きい場合に
は、これらの圧力に十分耐え得るように仕切板の板厚を
増加させる必要があるなどの問題点があった。
部の仕切板(22)が平板であるため、タップリード
(8)(10)の数が多くなり、数十個というような多数
の端子(5)を設ける必要がある場合には仕切板(22)
の面積が極めて大きくなり、従って容器全体が大型化す
る結果、輸送上の制約等から製作不能となることがあっ
た。又、変圧器の内部事故が発生した場合や、電圧調整
器(9)の点検後、絶縁油又は絶縁性ガスを容器内に充
填するため真空引きする場合など、仕切板に大きな圧力
が加わることがあるが、仕切板の面積が大きい場合に
は、これらの圧力に十分耐え得るように仕切板の板厚を
増加させる必要があるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、容器全体を大型化することなく多数の端子
を設けることができ、しかも外力に対して十分な強度を
有する仕切部を備えた容器を提供しようとするものであ
る。
れたもので、容器全体を大型化することなく多数の端子
を設けることができ、しかも外力に対して十分な強度を
有する仕切部を備えた容器を提供しようとするものであ
る。
この発明に係る電気機器の容器は、容器内を複数区域
に仕切る仕切部を、一端が閉塞された円筒状部と、この
円筒状部を容器に装着する装着部とから構成すると共
に、円筒状部に端子を配設するようにしたものである。
に仕切る仕切部を、一端が閉塞された円筒状部と、この
円筒状部を容器に装着する装着部とから構成すると共
に、円筒状部に端子を配設するようにしたものである。
この発明によれば仕切部の円筒状部に端子を設けるよ
うにしているため、円筒状部の軸方向長さを大きくする
ことにより表面積を増加することができ、多数の端子を
設けることができる。又、円筒状部の軸方向を水平に設
けることにより、容器内の空間を有効に利用することが
できるため容器の寸法を大きくすることもない。更に、
仕切部が円筒部に構成されているため、機械的強度が非
常に大きく、上述のような外力に対しても十分に耐え得
るものである。
うにしているため、円筒状部の軸方向長さを大きくする
ことにより表面積を増加することができ、多数の端子を
設けることができる。又、円筒状部の軸方向を水平に設
けることにより、容器内の空間を有効に利用することが
できるため容器の寸法を大きくすることもない。更に、
仕切部が円筒部に構成されているため、機械的強度が非
常に大きく、上述のような外力に対しても十分に耐え得
るものである。
以下、この発明の一実施例を第1図について説明す
る。この図において(2)はこの発明の主要部を構成す
る仕切部で、その詳細構造を第2図に示すように、円筒
状部(23)と、その一端を閉塞する閉塞部(24)と、他
端に設けられたフランジ部(25)とから構成され、フラ
ンジ部(25)を装着部(21)に固定することによって容
器(1)に固定されると共に、容器内部を2つの区域
(3)(4)に仕切っている。
る。この図において(2)はこの発明の主要部を構成す
る仕切部で、その詳細構造を第2図に示すように、円筒
状部(23)と、その一端を閉塞する閉塞部(24)と、他
端に設けられたフランジ部(25)とから構成され、フラ
ンジ部(25)を装着部(21)に固定することによって容
器(1)に固定されると共に、容器内部を2つの区域
(3)(4)に仕切っている。
(5)は円筒状部(23)に配設された多数の端子で、
円筒状部(23)を内外に貫通する形で設けられ、その外
面側の取付部(51)の変圧器のタップ引出部(7)に接
続されるタップリード(8)が接続され、内面側の取付
部(52)に電圧調整器に接続されるタップリード(10)
が接続されるものである。
円筒状部(23)を内外に貫通する形で設けられ、その外
面側の取付部(51)の変圧器のタップ引出部(7)に接
続されるタップリード(8)が接続され、内面側の取付
部(52)に電圧調整器に接続されるタップリード(10)
が接続されるものである。
なお、この実施例では端子(5)は円筒状部(23)の
軸方向に3列に配設され、各列は夫々円周方向に適宜の
間隔で全周にわたって設けられているが、端子の総数に
応じて円周方向の数及び軸方向の列数を決定すればよ
い。
軸方向に3列に配設され、各列は夫々円周方向に適宜の
間隔で全周にわたって設けられているが、端子の総数に
応じて円周方向の数及び軸方向の列数を決定すればよ
い。
その他の構成は従来のものと同様であるため説明を省
略する。
略する。
このように仕切部(2)を円筒状に形成することによ
り、その表面積を大きくすることができるため、多数の
端子を設けることが可能となり、又、円筒状部の軸方向
を水平に設けることにより、容器内の空間を有効に利用
することができるため容器の寸法を大きくすることもな
い。更に、円筒状構造とすることによって機械的強度が
非常に大きくなるため、板厚の薄いもので形成しても外
力に対して堅固な構造体を得ることができる。
り、その表面積を大きくすることができるため、多数の
端子を設けることが可能となり、又、円筒状部の軸方向
を水平に設けることにより、容器内の空間を有効に利用
することができるため容器の寸法を大きくすることもな
い。更に、円筒状構造とすることによって機械的強度が
非常に大きくなるため、板厚の薄いもので形成しても外
力に対して堅固な構造体を得ることができる。
第3図はこの発明の他の実施例を示すもので、仕切部
の閉塞部(24)にも端子(5)を設けるようにしたもの
である。このようにすることにより更に多くの端子を仕
切部に設けることが可能となる。その上、閉塞部(24)
に端子を設けた場合、接地電位である容器(1)の壁面
から端子に至るまでの距離が、円筒状部(23)に設けら
れた各端子よりも大きくなるため電気絶縁強度が大きく
なる。
の閉塞部(24)にも端子(5)を設けるようにしたもの
である。このようにすることにより更に多くの端子を仕
切部に設けることが可能となる。その上、閉塞部(24)
に端子を設けた場合、接地電位である容器(1)の壁面
から端子に至るまでの距離が、円筒状部(23)に設けら
れた各端子よりも大きくなるため電気絶縁強度が大きく
なる。
従ってタップリード(8)(10)のなかでも電位の高
いものを閉塞部(24)に設けられた端子(5)に接続
し、電位の低いものを円筒状部(23)に設けられた端子
(5)に接続することにより、対地絶縁寸法の縮小化及
び絶縁信頼性の向上を図ることができる。
いものを閉塞部(24)に設けられた端子(5)に接続
し、電位の低いものを円筒状部(23)に設けられた端子
(5)に接続することにより、対地絶縁寸法の縮小化及
び絶縁信頼性の向上を図ることができる。
なお、以上の説明では仕切部の円筒状部(23)が変圧
器を設けた区域側に凸となるような形状の実施例を挙げ
たが、電圧調整器を設けた区域側に凸となるような形状
にしても同様な効果を奏する。
器を設けた区域側に凸となるような形状の実施例を挙げ
たが、電圧調整器を設けた区域側に凸となるような形状
にしても同様な効果を奏する。
又、変圧器・電圧調整器の代りにコンデンサやリアク
トルを設ける場合にも同様な効果を期待することができ
る。
トルを設ける場合にも同様な効果を期待することができ
る。
以上のようにこの発明によれば、仕切部を円筒状に形
成し、この円筒状部に端子を設けるようにしたため、容
器を大型化することなく多数の端子を設けることができ
ると共に、機械的強度が大きく、外力に対して堅固た構
造とし得るものである。
成し、この円筒状部に端子を設けるようにしたため、容
器を大型化することなく多数の端子を設けることができ
ると共に、機械的強度が大きく、外力に対して堅固た構
造とし得るものである。
第1図はこの発明の一実施例を示す概略構成図、第2図
は上記実施例の仕切部の構成を示す一部断面正面図、第
3図はこの発明の他の実施例を示す仕切部の一部断面正
面図、第4図は従来の電圧調整器付変圧器を示す概略構
成図、第5図は従来の電圧調整器付変圧器における仕切
部の構成を示す概略図である。 図において(1)は容器、(3)(4)は区域、(2)
は仕切部、(22)は仕切板、(21)は装着部、(5)は
端子、(6)は変圧器、(7)はタップ引出部、(9)
は電圧調整器、(8)(10)はタップリード、(23)は
円筒状部、(24)は閉塞部、(25)はフランジ部であ
る。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
は上記実施例の仕切部の構成を示す一部断面正面図、第
3図はこの発明の他の実施例を示す仕切部の一部断面正
面図、第4図は従来の電圧調整器付変圧器を示す概略構
成図、第5図は従来の電圧調整器付変圧器における仕切
部の構成を示す概略図である。 図において(1)は容器、(3)(4)は区域、(2)
は仕切部、(22)は仕切板、(21)は装着部、(5)は
端子、(6)は変圧器、(7)はタップ引出部、(9)
は電圧調整器、(8)(10)はタップリード、(23)は
円筒状部、(24)は閉塞部、(25)はフランジ部であ
る。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 和夫 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株 式会社赤穂製作所内 (72)発明者 光庵 豊一 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株 式会社赤穂製作所内 (72)発明者 不破 靖 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株 式会社赤穂製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】電気機器を収容する容器の内部を仕切部に
よって複数区域に仕切り、各区域に夫々異なった機能の
電気機器を収容すると共に、上記仕切部に設けられた端
子を介して各区域の電気機器間を接続するようにしたも
のにおいて、上記仕切部を、一端が閉塞された円筒状部
と、この円筒状部を上記容器に装着する装着部とから構
成し、上記円筒状部に端子を配設するようにしたことを
特徴とする電気機器の容器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP19900106325 EP0391325B1 (en) | 1989-04-05 | 1990-04-03 | Container for accomodating electrical apparatus |
DE1990606073 DE69006073T2 (de) | 1989-04-05 | 1990-04-03 | Behälter zum Unterbringen von elektrischen Apparaten. |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8594189 | 1989-04-05 | ||
JP1-85941 | 1989-04-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0348407A JPH0348407A (ja) | 1991-03-01 |
JP2616015B2 true JP2616015B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13872789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15491289A Expired - Fee Related JP2616015B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-06-15 | 電気機器の容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2616015B2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP15491289A patent/JP2616015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0348407A (ja) | 1991-03-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |