JP7342430B2 - インダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタに関する。
インダクタとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1のインダクタは、I型の第1コア部材とU型の第2コア部材とが相互に組み付けられてなる磁性コアと、長手方向における両端部がそれぞれ磁性コアから露出するように磁性コアに組み込まれている導体部(板状の平角銅線または打ち抜き銅板)と、を備えて構成されている。
特開2000-164431号公報
本願発明者の検討によれば、特許文献1のインダクタは、導体部の直流抵抗を十分に低減する観点で、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、導体部の直流抵抗を十分に低減することが可能な構造のインダクタを提供するものである。
本発明は、磁性コアと、導体部と、を備え、
前記導体部は、
前記磁性コアに挿通されている挿通部と、
前記挿通部の一端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第1外面配置部と、
前記挿通部の他端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第2外面配置部と、
前記第1外面配置部に接続されている第1端子部と、
前記第2外面配置部に接続されている第2端子部と、
を含み、
前記挿通部は、第1部分と、前記第1部分の上に重ねて配置されている第2部分と、を含んで構成されており、
前記挿通部の前記第1部分と前記第2部分とを合わせた肉厚が、前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々の肉厚よりも大きいインダクタを提供するものである。
本発明によれば、導体部の直流抵抗を十分に低減することが可能な構造のインダクタが提供される。
第1実施形態に係るインダクタの斜視図である。 第1実施形態に係るインダクタの分解斜視図である。 図3(a)及び図3(b)は第1実施形態に係るインダクタを示す図であり、このうち図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)の部分拡大図である。 図4(a)は第1実施形態に係るインダクタの側断面図(図5のA-A線に沿った断面図)であり、図4(b)は図4(a)の部分拡大図である。 第1実施形態に係るインダクタの平面図である(ただし第2コア部材の図示を省略している)。 第1実施形態に係るインダクタの正面断面図(図5のB-B線に沿った断面図)である。 第1実施形態に係るインダクタの底面図である。 第1実施形態の変形例に係るインダクタの平面図である(ただし第2コア部材の図示を省略している)。 第2実施形態に係るインダクタの分解斜視図である。 第2実施形態に係るインダクタの斜視図である。 第2実施形態に係るインダクタの側断面図である。 第2実施形態に係るインダクタの正面断面図である。 第3実施形態に係るインダクタの斜視図である(ただし第2コア部材の図示を省略している)。
以下、本発明の実施形態について、図1から図13を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図7を用いて第1実施形態を説明する。
図1から図7のいずれかに示すように、本実施形態に係るインダクタ100は、磁性コア10(図1等)と、導体部40(図1等)と、を備えている。
導体部40は、磁性コア10に挿通されている挿通部41(図1等)と、挿通部41の一端側に間接又は直接に接続されているとともに磁性コア10の外面に沿って配置されている第1外面配置部45(図2等)と、挿通部41の他端側に間接又は直接に接続されているとともに磁性コア10の外面に沿って配置されている第2外面配置部46(図2等)と、第1外面配置部45に接続されている第1端子部51(図2等)と、第2外面配置部に接続されている第2端子部55(図2等)と、を含む。
挿通部41は、第1部分42(図4等)と、第1部分42の上に重ねて配置されている第2部分43(図4等)と、を含んで構成されており、挿通部41の第1部分42と第2部分43とを合わせた肉厚(図4(a)に示す肉厚T1)が、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の各々の肉厚(図4(a)に示す肉厚T2、T3)よりも大きい。
本実施形態によれば、導体部40の挿通部41は、第1部分42と、第1部分42の上に重ねて配置されている第2部分43と、を含んで構成されているので、挿通部41の肉厚を十分に確保することができる。よって、インダクタ100の導体部40の直流抵抗を十分に低減することができる。
なお、インダクタ100の特性上、挿通部41の幅寸法(図5に示す幅寸法W1)は、磁性コア10における挿通部41の両脇の部分の幅寸法(図5に示す幅寸法W4、W5)に対して、ある程度の範囲内であることが好ましい。つまり、インダクタ100の特性上、挿通部41の幅寸法には、ある程度の制約がある。このような事情に対し、本実施形態によれば、挿通部41は、相互に重ねられた第1部分42と第2部分43とを含む構造であるので、挿通部41の幅寸法の大型化を抑制しつつ、挿通部41の直流抵抗を低減することができ、且つ、挿通部41の直流抵抗を容易に所望の値に設定することができる。
以下の説明では、上下方向をZ方向と称する。下(下方)は、第1端子部51及び第2端子部55が配置されている側、すなわちインダクタ100の実装面側である。ただし、インダクタ100の製造時や使用時における各部の位置関係(特に上下の位置関係)は、本明細書で説明する位置関係に限らない。
挿通部41の長手方向は、Z方向に対して直交する方向に延在している。挿通部41の長手方向をY方向と称し、Y方向における一方を前(前方)、他方を後(後方)と称する。
また、Y方向とZ方向との双方に対して直交する方向をX方向と称し、X方向における一方を左(左方)、他方を右(右方)と称する。
これらの方向については、各図に示している。
更に、Y方向(挿通部41の長手方向)において、挿通部41の中心側を内方(内方側)、内方とは反対側を外方(外方側)と称する。同様に、X方向(挿通部41の短手方向)において、挿通部41の中心側を内方(内方側)、内方とは反対側を外方(外方側)と称する。
また、Z方向に対して直交する向き(方向)を水平(水平方向)と称し、Z方向に沿う向き(方向)を鉛直(鉛直方向)と称する。
また、インダクタ100の各部の位置関係は、特に断りが無い限り、インダクタ100の各部が相互に組み付けられてインダクタ100が作製された状態での位置関係を説明したものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の場合、磁性コア10は、例えば、略立方体形状に形成されている。磁性コア10は、例えば、左右対称で且つ前後対称な形状に形成されている。磁性コア10の上面及び下面は、それぞれ水平に配置されており、前面は前方を向き、背面は後方を向き、左右の側面はそれぞれ左方及び右方を向いている。
本実施形態の場合、磁性コア10は、上下2つの部材、すなわち下側の第1コア部材11と上側の第2コア部材21とを相互に積み重ねて組み付けることにより構成されている。
第1コア部材11及び第2コア部材21は、それぞれ略直方体形状に形成されている。
第1コア部材11は、前方を向いている前面12と、後方を向いている背面13と、それぞれ左方及び右方を向いている左右一対の側面14と、上方を向いている上面15と、下方を向いている下面16と、を有する。
第2コア部材21は、前方を向いている前面22と、後方を向いている背面23と、それぞれ左方及び右方を向いている左右一対の側面24と、上方を向いている天面25と、下方を向いている下面26と、を有する。第2コア部材21の下面26は、全体的に平坦に形成されており、水平に配置されている。
第1コア部材11及び第2コア部材21の各々は、例えば、フェライトなどの磁性材料によって一体成形されている。
第1コア部材11の左右幅寸法は、第2コア部材21の左右幅寸法と等しいことが好ましく、第1コア部材11の前後幅寸法は、第2コア部材21の前後幅寸法と等しいことが好ましい。本実施形態の場合、第1コア部材11の上下寸法は、第2コア部材21の上下寸法よりも大きい。
第1コア部材11の前面12と第2コア部材21の前面22とは、互いに同一平面上に配置されているとともに、第1コア部材11の背面13と第2コア部材21の背面23とは、互いに同一平面上に配置されている。第1コア部材11の左の側面14と第2コア部材21の左の側面24とは、互いに同一平面上に配置されているとともに、第1コア部材11の右の側面14と第2コア部材21の右の側面24とは、互いに同一平面上に配置されている。
従って、磁性コア10の前面は前面12と前面22とにより構成されており、磁性コア10の背面は背面13と背面23とにより構成されている。磁性コア10の左の側面は左の側面14と左の側面24とにより構成されており、磁性コア10の右の側面は右の側面14と右の側面24とにより構成されている。
図2及び図5に示すように、第1コア部材11の上面15には、当該上面15の前端から後端に亘って溝部28が形成されている。
溝部28は、前後方向に直線状に延在する直線部29と、直線部29の前端及び後端にそれぞれ連接されていて直線部29よりも左右に幅広となっている前後一対の幅広部30と、を含む。各幅広部30において、直線部29との境界に位置する部分は、直線部29側から遠ざかるにつれて両テーパー状に幅広となっている。溝部28は全体的に均一な深さに形成されており、溝部28の底面28aは、全体的に平坦で且つ水平となっている。ただし、幅広部30の底面と後述する第1凹部31との境界には、面取形状部29bが形成されていることが好ましい。面取形状部29bは、一例として、図4(b)に示すように、一段の階段状に形成されている。より詳細には、前側の幅広部30と前側の第1凹部31との境界の面取形状部29bは、例えば、幅広部30の底面の前縁から前方に向けて下り傾斜している傾斜面と、当該傾斜面の前縁に連接されている水平面と、を有しており、当該水平面の前縁は、前側の第1凹部31の底面31aの上縁に連接されている。同様に、後側の幅広部30と後側の第1凹部31との境界の面取形状部29bは、例えば、幅広部30の底面の後縁から後方に向けて下り傾斜している傾斜面と、当該傾斜面の後縁に連接されている水平面と、を有しており、当該水平面の後縁は、後側の第1凹部31の底面31aの上縁に連接されている。従って、溝部28の前縁は、前面12の第1凹部31の上縁と連続しているとともに、溝部28の後縁は、背面13の第1凹部31の上縁と連続している。但し、面取形状部29bは、上記階段状の形状に限らず、弧状に形成されていてもよい。
ここで、第1コア部材11の上面15における溝部28の非形成領域(下方に向けて窪んでいない部分)を、第1接合領域17と称する。
第1接合領域17は、第1コア部材11の上面15において、溝部28を間に挟んだ左右一対の領域であり、それぞれ平坦に形成されており、水平に配置されている。左右の第1接合領域17は、互いに同等の左右幅寸法に設定されている。
第2コア部材21の下面26において、第1コア部材11の左右の第1接合領域17とそれぞれ対向する部分は、第2接合領域27である。後述するように、各第1接合領域17が、それぞれ対応する第2接合領域27と接合されることによって、第1コア部材11と第2コア部材21とが相互に一体化されて、磁性コア10が構成されている。
第1コア部材11の前面12には、内方向(後方)に向けて窪んだ第1凹部31が形成されており、第1コア部材11の背面13には、内方向(前方)に向けて窪んだ第1凹部31が形成されている(図2及び図4(a)参照)。
各第1凹部31の深さ(前後方向における寸法)は、全体的に均一となっている。よって、前側の第1凹部31の底面31aは、Y方向に対して直交しているとともに前方を向く鉛直面となっており、後側の第1凹部31の底面31aは、Y方向に対して直交しているとともに後方を向く鉛直面となっている。また、各第1凹部31の深さは、溝部28の深さよりも小さい。
前側の第1凹部31は、溝部28の前縁から前面12の下縁に亘って形成されている。同様に、後側の第1凹部31は、溝部28の後縁から背面13の下縁に亘って形成されている。
各第1凹部31は、矩形状に形成されている。各第1凹部31の上縁及び下縁はそれぞれ左右に水平に延在しており、各第1凹部31の左右両側はそれぞれ上下に延在している。
更に、第1コア部材11の下面16の前部及び後部の各々には、上方に向かって窪んだ第2凹部32が形成されている。各第2凹部32は、例えば、下面16の左右幅方向全域に亘って、均一な前後幅で形成されている。各第2凹部32の深さは、全体的に均一となっている。このため、各第2凹部32の底面32aは、全体的に平坦に形成されているとともに水平に配置されている。更に、各第2凹部32の深さは、各第1凹部31の深さよりも小さい。
第1コア部材11の第1接合領域17と第2コア部材21の第2接合領域27とは、互いに近接して、互いに平行に配置されている。第1接合領域17と第2接合領域27との間には、例えば、粘着テープ90と接着剤とのいずれか一方又は両方が介在している(図4(a)及び図6参照)。粘着テープ90と接着剤とのいずれか一方又は両方によって、第1接合領域17と第2接合領域27とが面接合されている。
粘着テープ90と接着剤とのいずれか一方又は両方によって、第1コア部材11と第2コア部材21との間にギャップが形成されているとともに、当該ギャップが制御されている。粘着テープ90としては、例えば、カプトンテープ(登録商標)を用いることができる。
図2に示すように、本実施形態の場合、導体部40は、第1金属部材71と第2金属部材72とにより構成されている。第1金属部材71及び第2金属部材72の各々は、例えば、銅板などの板状の金属部材である。
このうち第1金属部材71は、第1部分42と、第1外面配置部45と、第1端子部51と、第1部分42と第1外面配置部45との間に介在している境界部63(第3境界部:詳細後述)と、を有する。
また、第2金属部材72は、第2部分43と、第2外面配置部46と、第2端子部55と、第2部分43と第2外面配置部46との間に介在している境界部62(第2境界部:詳細後述)と、を有する。
本実施形態の場合、第1金属部材71及び第2金属部材72の各々は、板状部材である。
第1金属部材71は、境界部63と第1外面配置部45との境界において板面が折り曲げられており(例えば90度折り曲げられており)、第1外面配置部45と第1端子部51との境界においても板面が折り曲げられている(例えば90度折り曲げられている)。これにより、第1部分42と境界部63とは互いに略同一平面上に配置されており、第1部分42及び境界部63は、第1外面配置部45に対して直交しているとともに、第1端子部51に対して平行に配置されている。
同様に、第2金属部材72は、境界部62と第2外面配置部46との境界において板面が折り曲げられており(例えば90度折り曲げられており)、第2外面配置部46と第2端子部55との境界においても板面が折り曲げられている(例えば90度折り曲げられている)。これにより、第2部分43と境界部62とは互いに略同一平面上に配置されており、第2部分43及び境界部62は、第2外面配置部46に対して直交しているとともに、第2端子部55に対して平行に配置されている。
このように、本実施形態の場合、第1部分42及び第1外面配置部45は、折り曲げ形成された第1金属部材71の一部分ずつにより構成されており、第2部分43は、第2金属部材72により構成されている。また、第2部分43及び第2外面配置部46は、折り曲げ形成された第2金属部材72の一部分ずつにより構成されている。
より詳細には、第1部分42及び境界部63と、第1外面配置部45と、第1端子部51と、が折り曲げ形成された第1金属部材71の一部分ずつにより構成されている。
また、第2部分43及び境界部62と、第2外面配置部46と、第2端子部55と、が折り曲げ形成された第2金属部材72の一部分ずつにより構成されている。
本実施形態の場合、第1金属部材71及び第2金属部材72は、それぞれ第1コア部材11に取り付けられているとともに、相互に接合されている。
第1金属部材71の第1部分42と、境界部63において前縁部を除く部分とは、溝部28に収容されており、溝部28の底面28aに沿って水平に配置されている。境界部63の前縁部は、溝部28と前側の第1凹部31との境界部に収容されている。第1金属部材71の第1外面配置部45は、前側の第1凹部31の底面31aに沿って鉛直に配置されており、好ましくは、第1外面配置部45の全体が前側の第1凹部31に収容されている。第1金属部材71の第1端子部51は、前側の第2凹部32の底面32aに沿って水平に配置されている。
第2金属部材72の第2部分43と、境界部62において後縁部を除く部分とは、溝部28に収容されている。境界部62の後縁部は、溝部28と後側の第1凹部31との境界部に収容されている。第2部分43は、第1部分42及び境界部63の上に重ねて配置されており、境界部62は、挿通部41の上に重ねて配置されている。第2部分43及び境界部63は水平に配置されている。第2金属部材72の第2外面配置部46は、後側の第1凹部31の底面31aに沿って鉛直に配置されており、好ましくは、第2外面配置部46の全体が後側の第1凹部31に収容されている。第2金属部材72の第2端子部55は、後側の第2凹部32の底面32aに沿って水平に配置されている。
第1金属部材71は、例えば、その全体が均一な肉厚に形成されている。同様に、第2金属部材72は、例えば、その全体が均一な肉厚に形成されている。更に、第1金属部材71と第2金属部材72とは、例えば、互いに同等の肉厚に形成されている。
従って、第1部分42と第2部分43とを合わせた肉厚T1(第1部分42の肉厚と第2部分43の肉厚との合計値)は、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の各々の肉厚T2、T3よりも大きい。
上述のように、導体部40は、磁性コア10に挿通されている挿通部41を含み、挿通部41は、第1部分42と、第1部分42の上に重ねて配置されている第2部分43と、を含んで構成されている。
本実施形態の場合、挿通部41は、第1部分42と第2部分43との2層構造となっている。ただし、本発明は、この例に限らず、挿通部41は、3層以上の層構造となっていてもよい。
本実施形態の場合、第1部分42及び第2部分43の各々は、前後に長尺な板状に形成されており、その厚み方向は上下方向となっている。ただし、本発明は、この例に限らず、第1部分42及び第2部分43は、ブロック状のものであってもよい。
例えば、第1部分42及び第2部分43は、互いに同等の厚み寸法とされている。ただし、本発明は、この例に限らず、第1部分42と第2部分43とは互いに異なる厚み寸法となっていてもよく、第1部分42の厚み寸法が第2部分43の厚み寸法よりも大きくてもよいし、逆に、第2部分43の厚み寸法が第1部分42の厚み寸法よりも大きくてもよい。
第1部分42は、例えば、平面視において、前後方向に長尺な略矩形状に形成されている。
第1部分42は、平坦に形成されており、水平に配置されている。
第1部分42は、例えば、第2コア部材21の下面26に対して対向している上面42aと、溝部28の底面28aに対して対向している下面42bと、を有する。
第2部分43は、平面視において、前後方向に長尺な略矩形状に形成されている。
第2部分43は、平坦に形成されており、水平に配置されている。
第2部分43は、例えば、第2コア部材21の下面26に対して対向している上面43aと、第1部分42の上面42aに対して対向している下面43bと、を有する。
図2及び図5に示すように、導体部40は、第1部分42と第1外面配置部45との間に介在していて第1部分42側から第1外面配置部45側に向けて幅広となっている境界部63(第3境界部)と、第2部分43と第2外面配置部46との間に介在していて第2部分43側から第2外面配置部46側に向けて幅広となっている境界部62(第2境界部)と、を含む。
境界部63は、第1部分42の前縁に連接されており、当該前縁から前方に延出している。境界部63は、平面視において、前方に向けて両テーパー状に左右幅寸法が広がっている。境界部63の前縁部は、第1外面配置部45の上縁に連接されている。
例えば、境界部63において、前縁部を除く部分は、略平坦に形成されており、水平に配置されている。境界部63の前縁部は、弧状(前側上方に向けて凸の弧状)に湾曲しており、当該前縁部の下縁が、第1外面配置部45の上縁に連接されている。
境界部63において、前縁部を除く部分の上面及び下面は、第1部分42の上面42a及び下面42bとそれぞれ連続的に且つ面一に配置されている。
境界部63の前縁の左右幅寸法は、第1外面配置部45の左右幅寸法と等しく、境界部63の後縁の左右幅寸法は、第1部分42の左右幅寸法と等しい。
境界部62は、第2部分43の後縁に連接されており、当該後縁から後方に延出している。境界部62は、平面視において、後方に向けて両テーパー状に左右幅寸法が広がっている。境界部62の後縁部は、第2外面配置部46の上縁に連接されている。
例えば、境界部62において、後縁部を除く部分は、略平坦に形成されており、水平に配置されている。境界部62の後縁部は、弧状(後側上方に向けて凸の弧状)に湾曲しており、当該後縁部の下縁が、第2外面配置部46の上縁に連接されている。
境界部62において、後縁部を除く部分の上面及び下面は、第2部分43の上面43a及び下面43bとそれぞれ連続的に且つ面一に配置されている。
境界部62の後縁の左右幅寸法は、第2外面配置部46の左右幅寸法と等しく、境界部62の前縁の左右幅寸法は、第2部分43の左右幅寸法と等しい。
図4(a)、図4(b)及び図5に示すように、第1部分42の下面42bは、溝部28の底面28aに沿って(例えば、底面28aに対して面接触した状態で)配置されている。境界部63において前縁部を除く部分の下面は、溝部28の底面28aに沿って(例えば、当該底面28aに対して面接触した状態で)配置されている。
より詳細には、第1部分42は、溝部28の直線部29の底面及び後側の幅広部30の底面に沿って配置されている。
境界部63は、前側の幅広部30の底面に沿って配置されている。第1部分42の下面42b及び境界部63の下面は、底面28aに面接触していることが好ましい。
第2部分43において、前端部を除く部分は、第1部分42の上に重ねて配置されている。第2部分43の前端部は、境界部63の上に重ねて配置されている。第2部分43の下面43bは、第1部分42の上面42a及び境界部63の上面63aに沿って(例えば、上面42a及び上面63aに対して面接触した状態で)配置されている。
境界部62は、第1部分42の上面42aの後端部の上に重ねて配置されている。境界部62は、第1部分42の上面42aに沿って(例えば、第1部分42の上面42aに対して面接触した状態で)配置されている。
このように、境界部63に第2部分43の一部分が重なっている。これにより、この重なり部分における導体部40の断面積(境界部63の断面積と第2部分43の断面積との合計)を十分に確保できるため、導体部40の直流抵抗をより確実に低減することができる。
また、境界部62が第1部分42の一部分に重なっている。これにより、この重なり部分における導体部40の断面積(境界部62の断面積と第1部分42の断面積との合計)を十分に確保できるため、導体部40の直流抵抗をより確実に低減することができる。
第2部分43の前縁は、第1コア部材11の前面12よりも後方に配置されていることが好ましい。
境界部63の前縁は、前後方向において、第1コア部材11の前面12よりも後方に配置されているか、又は、前面12と同じ位置に配置されていることが好ましい。
第1部分42の後縁は、第1コア部材11の背面13よりも前方に配置されていることが好ましい。
境界部62の後縁は、前後方向において、第1コア部材11の背面13よりも前方に配置されているか、又は、背面13と同じ位置に配置されていることが好ましい。
本実施形態の場合、溝部28の上下寸法(深さ)は、第1部分42と第2部分43との厚みの合計値(肉厚T1)以上であり、より詳細には、溝部28の上下寸法(深さ)は、当該肉厚T1よりも大きい。このため、第2部分43の上面43a及び境界部62の上面62aの高さ位置は、第1接合領域17の高さ位置よりも低い。このため、第2部分43の上面43aと第2コア部材21の下面26との間には、間隙33(図4(a)、図6)が形成されている。
第2部分43は、第1部分42に対して、導電性の接合剤(一例として、半田)を介して一体化されている。
すなわち、第2部分43において前端部を除く部分については、第1部分42の上面42aに対して、半田付けされている。第2部分43の前端部は、境界部63の上面63aに対して、半田付けされている。
本実施形態の場合、第2部分43の全体が第1部分42又は境界部63に対して半田付けされているとともに、境界部62の前部が第1部分42に対して半田付けされている。より詳細には、図5に示すように、平面視における第2部分43の外形線の全域と、境界部62の前端部における左右の外形線と、に沿って半田フィレット81が形成されるように、半田付けが施されている。
半田80は、第1コア部材11の前面12よりも前方に露出していない(はみ出ていない)ことが好ましい。半田80は、第1部分42と第2部分43との界面の全面に塗布されたクリーム半田であってもよい。
第1部分42と第2部分43とは、少なくとも互いの両端部どうしが導電性の接合剤を介して接合されていることが好ましく、全面に亘って導電性の接合剤を介して接合されていることがより好ましい。また、導電性の接合剤を用いなくても、抵抗溶接やろう付けなどの手法で、第1部分42と第2部分43とを一体化することも可能である。
本実施形態の場合、第2部分43は、第1部分42よりも幅狭に形成されている。すなわち、第2部分43の左右幅寸法W2(図5)は、第1部分42の左右幅寸法W1(図5)よりも小さい。なお、挿通部41の幅寸法は、第1部分42の左右幅寸法である。
このように構成されていることにより、第2部分43を第1部分42に対して半田付けした場合に、第1部分42の周囲に適切に半田フィレット81(図5参照)が形成されているかどうかを容易に確認することができる。
なお、第1部分42の左右幅寸法W1は、溝部28の左右幅寸法よりも若干小さい程度の寸法に設定されている。
本実施形態の場合、第1外面配置部45は、境界部63(第3境界部)を介して第1部分42と接続されているとともに、第2外面配置部46は、境界部62(第2境界部)を介して第2部分43と接続されている。ただし、本発明は、この例に限らず、第1外面配置部45は第1部分42と直接接続されていてもよいし、第2外面配置部46は、第2部分43と直接接続されていてもよい。
本実施形態の場合、第1外面配置部45は、第1コア部材11の前面12に沿って配置されており、第2外面配置部46は、第1コア部材11の背面13に沿って配置されている。
第1外面配置部45は、平板状に形成されており、第1外面配置部45の板面は前後方向を向いている。
第1外面配置部45は、正面視において矩形状に形成されており、その上縁及び下縁は水平に延在しており、左右両側縁は上下に延在している。
図3(a)及び図4(a)に示すように、第1外面配置部45は、前側の第1凹部31の底面31aに対して平行に対向している内方面45bと、内方面45bの反対側の面である外方面45aと、を有する。より詳細には、第1外面配置部45の上縁の高さ位置は、前側の第1凹部31の底面31aの上縁の高さ位置と同等であるとともに、第1外面配置部45の下縁の高さ位置は、前側の第1凹部31の底面31aの下縁の高さ位置と同等である。第1外面配置部45の左右の両側縁は、前側の第1凹部31の左右の両側縁に沿って配置されている。
第2外面配置部46も第1外面配置部45と同様に、平板状に形成されており、第2外面配置部46の板面は前後方向を向いて配置されている。
第2外面配置部46は、正面視において矩形状に形成されており、その上縁及び下縁は水平に延在しており、左右両側縁は上下に延在している。
第2外面配置部46は、後側の第1凹部31の底面31aに対して平行に対向している内方面46bと、内方面46bの反対側の面である外方面46aと、を有する。より詳細には、第2外面配置部46の上縁の高さ位置は、後側の第1凹部31の底面31aの上縁の高さ位置よりも上方に配置されているとともに、第2外面配置部46の下縁の高さ位置は、後側の第1凹部31の底面31aの下縁の高さ位置と同等である。第2外面配置部46の左右の両側縁は、後側の第1凹部31の左右の両側縁に沿って配置されている。
第1外面配置部45の左右幅寸法は、例えば、第2外面配置部46の左右幅寸法と同等に設定されている。
以下の説明においては、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の各々の左右幅寸法を、幅寸法W3(図3(a))と称する場合がある。
なお、図4(a)に示すように、第2外面配置部46の上下寸法は、例えば、第1部分42の厚み分だけ、第1外面配置部45の上下寸法よりも大きい。
本実施形態の場合、第1外面配置部45及び第2外面配置部46がそれぞれ磁性コア10の外面に対して接着固定されている。より詳細には、第1外面配置部45の内方面45bが前側の第1凹部31の底面31aに対して接着固定(面接合)されているとともに、第2外面配置部46の内方面46bが後側の第1凹部31の底面31aに対して接着固定(面接合)されている。
よって、第1外面配置部45及び第2外面配置部46をより安定的に磁性コア10によって保持させることができる。
本実施形態の場合、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の各々は、挿通部41よりも幅広に形成されている。すなわち、第1部分42と第2部分43とのうち、より幅広の第1部分42の左右幅寸法W1(図5)と比べて、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の各々の左右幅寸法W3(図3(a))が大きい。また、幅寸法W3は、幅寸法W1または幅寸法W2の2倍以上4倍以下に設定することが望ましい。
これにより、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の断面積も十分に確保できるので、第1外面配置部45及び第2外面配置部46における直流抵抗を抑制できる。
また、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の構造的強度を十分に確保することができるし、磁性コア10の外面に対する第1外面配置部45及び第2外面配置部46の接着面積も十分に確保することができる。
より詳細には、第1外面配置部45の幅寸法(左右幅寸法W3)の最小値が、第1部分42の幅寸法(左右幅寸法W1)の最小値と、第2部分43の幅寸法(左右幅寸法W2)の最小値と、の合計値以上である。これにより、第1外面配置部45の直流抵抗が挿通部41の直流抵抗を上回ることを抑制できるので、導体部40の直流抵抗をより十分に低減できる。
同様に、第2外面配置部46の幅寸法(左右幅寸法W3)の最小値が、第1部分42の幅寸法(左右幅寸法W1)の最小値と、第2部分43の幅寸法(左右幅寸法W2)の最小値と、の合計値以上である。これにより、第2外面配置部46の直流抵抗が挿通部41の直流抵抗を上回ることを抑制できるので、導体部40の直流抵抗をより十分に低減できる。
また、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の構造的強度をより十分に確保することができるし、磁性コア10の外面に対する第1外面配置部45及び第2外面配置部46の接着面積もより十分に確保することができる。
なお、第1外面配置部45の幅寸法(左右幅寸法W3)の最小値は、第1部分42の幅寸法(左右幅寸法W1)の最小値と、第2部分43の幅寸法(左右幅寸法W2)の最小値と、の合計値に等しいことが好ましい。同様に、第2外面配置部46の幅寸法(左右幅寸法W3)の最小値は、第1部分42の幅寸法(左右幅寸法W1)の最小値と、第2部分43の幅寸法(左右幅寸法W2)の最小値と、の合計値に等しいことが好ましい。
第1外面配置部45の左右幅寸法W3は、前側の第1凹部31の底面31aの左右幅寸法よりも僅かに小さい。前後方向において、第1外面配置部45の外方面45aの位置は、第1コア部材11の前面12の位置と同じであるか、又は、前面12よりも後方の位置であることが好ましい。本実施形態の場合、前後方向において、第1外面配置部45の外方面45aと第1コア部材11の前面12とが互いに同じ位置に配置されている(外方面45aと前面12とが互いに面一になっている)。第1外面配置部45は、正面視において、前側の第1凹部31の底面31aの上端から下端までの範囲を覆うように配置されている。
同様に、第2外面配置部46の左右幅寸法W3は、後側の第1凹部31の底面31aの左右幅寸法よりも僅かに小さい。前後方向において、第2外面配置部46の外方面46aの位置は、第1コア部材11の背面13の位置と同じであるか、又は、背面13よりも前方の位置であることが好ましい。本実施形態の場合、前後方向において、第2外面配置部46の外方面46aと第1コア部材11の背面13とが互いに同じ位置に配置されている(外方面46aと背面13とが互いに面一になっている)。第2外面配置部46は、正面視において、後側の第1凹部31の底面31aの上端から下端までの範囲を覆うように配置されている。
図2に示すように、第1外面配置部45の下縁には、第1端子部51が接続されている。第1端子部51は、第1外面配置部45の下縁から後方に延出している。
同様に、第2外面配置部46の下縁には、第2端子部55が接続されている。第2端子部55は、46の下縁から前方に延出している。
第1端子部51及び第2端子部55の各々は、平板状に形成されており、水平に配置されている。第1端子部51及び第2端子部55の各々の平面形状は、特に限定されないが、例えば、矩形状である。
第1端子部51の上面は、前側の第2凹部32の底面32aと対向しており、当該底面32aに対して近接又は当接(面接触)している。
第1端子部51の左右幅寸法は、例えば、第1外面配置部45の左右幅寸法W3と同等の寸法に設定されている。
第1端子部51と第1外面配置部45との境界部は、例えば、弧状(前側下方に向けて凸の弧状)に湾曲している(図4(a)参照)。
第2端子部55の上面は、後側の第2凹部32の底面32aと対向しており、当該底面32aに対して近接又は当接(面接触)している。
第2端子部55の左右幅寸法は、例えば、第2外面配置部46の左右幅寸法W3と同等の寸法に設定されている。
第2端子部55と第2外面配置部46との境界部は、例えば、弧状(後側下方に向けて凸の弧状)に湾曲している(図4(a)参照)。
第1端子部51と第2端子部55とは、互いに略同等の高さ位置に配置されている。
第1端子部51及び第2端子部55の下面の高さ位置は、第1コア部材11の下面16の高さ位置(第2凹部32の非形成領域における下面16の高さ位置)よりも下方となっている。これにより、インダクタ100を基板等(不図示)に実装した際において、磁性コア10と基板等との干渉を抑制することができる。
本実施形態の場合、それぞれ別部材によって構成されている第1部分42及び第2部分43を互いに面接触させて積層するため、第1部分42と第2部分43との良好な密着性を実現することができる。よって、挿通部41の構造を、容易且つ正確に所望の形状にすることができる。このため、インダクタ100の製造容易性が良好であるとともに、安定した特性のインダクタ100を再現性よく製造することができる。
インダクタ100の組み立ては、例えば、以下のようにして行うことができる。
先ず、第1金属部材71を、第1コア部材11に取り付ける。すなわち、第1部分42の下面42b及び境界部63の下面が溝部28の底面28aに沿って配置されるようにして、第1外面配置部45の内方面45bを前側の第1凹部31の底面31aに対して接着固定する。
次に、第1コア部材11に対する第2金属部材72の取り付けと、第1金属部材71の第1部分42に対する第2金属部材72の第2部分43の電気的及び機械的な接合と、を行う。すなわち、第2部分43の下面43b及び境界部62の下面が、境界部63の上面63a及び第1部分42の上面42aに沿って配置されるようにして、第2外面配置部46の内方面46bを後側の第1凹部31の底面31aに対して接着固定する。更に、第2部分43を、第1部分42に対して、導電性の接合剤(例えば、半田80)を用いて接合する。なお、第2部分43を第1部分42に対して接合する手法は、半田付けに限らず、溶接(抵抗溶接、レーザー溶接など)であってもよい。
第1外面配置部45と第1端子部51との境界の折曲げは、第1金属部材71を第1コア部材11に取り付ける前に行われていてもよいし、第1金属部材71を第1コア部材11に取り付けた後で行われてもよい。同様に、第2外面配置部46と第2端子部55との境界の折曲げは、第2金属部材72を第1コア部材11に取り付ける前に行われていてもよいし、第2金属部材72を第1コア部材11に取り付けた後で行われてもよい。
なお、挿通部41が第1部分42と第2部分43との積層構造により構成されているので、個々の第1金属部材71、第2金属部材72の肉厚を抑制しても、十分な断面積の挿通部41を構成できるため、第1金属部材71及び第2金属部材72の折り曲げを容易に(軽い力で)行うことができる。よって、第1金属部材71、第2金属部材72を第1コア部材11にあてがった状態で第1金属部材71及び第2金属部材72を折り曲げたとしても、第1コア部材11に作用する応力を低減することができる。
次に、第2コア部材21を、第1コア部材11上に取り付ける。より詳細には、第1コア部材11の第1接合領域17を、第2コア部材21の第2接合領域27に対して粘着テープ90と接合剤とのいずれか一方又は両方を介して固定する。
こうして、インダクタ100が得られる。
<第1実施形態の変形例>
次に、第1実施形態の変形例について、図8を用いて説明する。
本実施形態の場合、第2部分43の長手方向における中間部(第2部分43の両端間に位置する部分)は、局部的に幅広に形成されている。以下の説明において、局所的に幅広に形成された部分を、幅広部43cとする。より詳細には、幅広部43cは、例えば、第2部分43における幅広部43c以外の部分と比べて、左右にそれぞれ広がった形状に形成されている。
幅広部43cにおいて、第2部分43における幅広部43c以外の部分と比べて左右に突出している部分の形状の平面形状は、特に限定されないが、例えば、図8に示すように、前後方向に長尺な矩形状とすることができる。第2部分43は、例えば、幅広部43cを含む全体が、均一な厚みに形成されている。
本実施形態の場合も、第2部分43は、第1部分42に対して、導電性の接合剤(一例として、半田80)を介して一体化されている。例えば、図8に示すように、平面視において、幅広部43cの左右両側縁を除く第2部分43の外形線の全域に沿って半田フィレット81が形成されるように、半田付けが施されている。
第2部分43が幅広部43cを有することで、第2部分43を含む第2金属部材72と第2部分43を含まない第1金属部材71とを、より容易に判別することができる。
幅広部43cの左右幅寸法は、図8に示すように、溝部28の直線部29の左右幅寸法よりも若干小さい程度であることが好ましい。このようにした場合、幅広部43cを含む第2部分43を直線部29内に配置することにより、第2金属部材72の全体を直線部29の左右方向における中心に位置決めして配置することができる。また、第2金属部材72が直線部29に対して相対的に左右方向に変位してしまうことを抑制できる。
〔第2実施形態〕
次に、図9から図12を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係るインダクタ100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るインダクタ100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るインダクタ100と同様に構成されている。
図9に示すように、本実施形態の場合、第2金属部材72は、境界部62、第2外面配置部46及び第2端子部55を含んでおらず、例えば、第2部分43のみを構成している。このため、本実施形態の場合、第2金属部材72の平面形状は、前後方向に長尺な矩形状となっている。
一方、第1金属部材71は、第1実施形態と同様に第1部分42、第1外面配置部45及び第1端子部51を含んでいるのに加えて、境界部61(第1境界部)、第2外面配置部46及び第2端子部55を含んで構成されている。すなわち、第2外面配置部46は、第1金属部材71の一部分により構成されている。なお、本実施形態の場合、第1外面配置部45の上下寸法と、第2外面配置部46の上下寸法とは、互いに等しい。
境界部61は、第1部分42と第2外面配置部46との間に介在していて第1部分42側から第2外面配置部46側に向けて幅広となっている。すなわち、本実施形態の場合、導体部40は、第1部分42と第2外面配置部46との間に介在していて第1部分42側から第2外面配置部46側に向けて幅広となっている境界部61(第1境界部)を含む。
境界部61は、第1部分42の後縁に連接されており、当該後縁から後方に延出している。境界部61は、平面視において、後方に向けて両テーパー状に左右幅寸法が広がっている。境界部61の後縁部は、第2外面配置部46の上縁に連接されている。
例えば、境界部61において、後縁部を除く部分は、略平坦に形成されており、水平に配置されている。境界部61の後縁部は、弧状(後側上方に向けて凸の弧状)に屈曲しており、当該後縁部の下縁が、第2外面配置部46の上縁に連接されている。
境界部61において、後縁部を除く部分の上面及び下面は、第1部分42の上面42a及び下面42bとそれぞれ連続的に且つ面一に配置されている。
境界部61の後縁の左右幅寸法は、第2外面配置部46の左右幅寸法と等しく、境界部63の前縁の左右幅寸法は、第1部分42の左右幅寸法と等しい。
境界部61において後縁部を除く部分は、溝部28に収容されており、溝部28の底面28a(後側の幅広部30の底面)に沿って水平に配置されている。境界部61の後縁部は、溝部28(後側の幅広部30)と後側の第1凹部31との境界部に収容されている。
図11に示すように、本実施形態の場合、境界部61に第2部分43の一部分が重なっている。より詳細には、第2部分43の下面43bは、境界部63の上面63aと、第1部分42の上面42aと、境界部61の上面61aと、に沿って配置されている。
本実施形態の場合、平面視における第2部分43(第2金属部材72)の外形線の全域に沿って半田フィレット81が形成されるように、第2部分43が第1部分42に対して半田付けされている。
本実施形態に係るインダクタ100の組み立ては、例えば、以下のようにして行うことができる。
先ず、第1金属部材71を第1コア部材11に取り付ける。このためには、例えば、平坦な状態の第1金属部材71を第1部分42が溝部28の底面28aに沿って配置されるようにして第1コア部材11にあてがい、境界部63と第1外面配置部45との境界並びに境界部61と第2外面配置部46との境界において、それぞれ第1金属部材71を90度折り曲げ、第1外面配置部45及び第2外面配置部46をそれぞれ前側及び後側の第1凹部31の底面31aに沿って配置する。更に、第1外面配置部45と第1端子部51との境界並びに第2外面配置部46と第2端子部55との境界において、それぞれ第1金属部材71を90度折り曲げ、第1端子部51及び第2端子部55をそれぞれ前側及び後側の第2凹部32の底面32aに沿って配置する(図10、図11参照)。
本実施形態の場合も、挿通部41が第1部分42と第2部分43との積層構造により構成されているので、個々の第1金属部材71、第2金属部材72の肉厚を抑制しても、十分な断面積の挿通部41を構成できるため、第1金属部材71及び第2金属部材72の折り曲げを容易に(軽い力で)行うことができる。よって、第1金属部材71、第2金属部材72を第1コア部材11にあてがった状態で第1金属部材71及び第2金属部材72を折り曲げる際に、第1コア部材11に作用する応力を低減することができる。
なお、第1金属部材71を第1コア部材11にあてがう前の段階で、境界部63と第1外面配置部45との境界と、境界部61と第2外面配置部46との境界と、の少なくともいずれか一方において、第1金属部材71が折り曲げられていてもよい。
次に、第1部分42の上面42aに対して第2金属部材72(第2部分43)を半田付けする(図11、図12参照)。
次に、第1実施形態と同様に、第2コア部材21を第1コア部材11上に取り付ける。
こうして、本実施形態に係るインダクタ100が得られる。
〔第3実施形態〕
次に、図13を用いて第3実施形態を説明する。なお、図13においては、第1コア部材11の図示を省略している。
本実施形態に係るインダクタ100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るインダクタ100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るインダクタ100と同様に構成されている。
図13に示すように、本実施形態の場合、例えば、インダクタ100は、1つの磁性コア10に複数(例えば4つ)の導体部40が組み付けられることにより構成されている。このため、100は、複数(例えば4つ)のインダクタ素子を含む構成となっている。なお、本発明は、この例に限らず、100が有するインダクタ素子の数は、2つ又は3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
本実施形態の場合、磁性コア10は、第1実施形態と比べて左右方向に長尺に形成されている。すなわち、磁性コア10は、左右に長尺な直方体形状となっている。そして、磁性コア10は、溝部28、前後の第1凹部31、及び、前後の第2凹部32(第1実施形態参照)を、それぞれ左右方向において所定間隔(例えば一定間隔)で複数組(例えば、4組)有している。そして、複数の導体部40が、左右方向において所定間隔(例えば一定間隔)で設けられている。
なお、図13では、各導体部40の構造が第1実施形態と同様である例を示しているが、各導体部40は、第1実施形態の変形例、又は、第2実施形態と同様であってもよい。
以上、図面を参照して各実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記においては、挿通部41が、2つの部材(第1金属部材71及び第2金属部材72)によって構成されている例を説明したが、本発明はこの例に限らず、挿通部41は、3つ以上の部材の積層構造となっていてもよい。この場合も、3つ以上の部材によって構成された挿通部41の合計の肉厚は、第1外面配置部45及び第2外面配置部46の各々の肉厚よりも大きい。
また、上記においては、磁性コア10が、フェライト系の磁性材によって構成されている例を説明したが、本発明はこの例に限らず、磁性コア10は、金属磁性材料によって構成されていてもよい。その場合、磁性コア10の内部に40が埋め込まれた態様で磁性コア10の全体が一体成形されていてもよい。この場合、第1金属部材71と第2金属部材72との接合(第1部分42と第2部分43との接合)は、溶接(抵抗溶接、レーザー溶接など)であることが好ましく、このようにすることによって、磁性コア10の加圧成形時の熱に晒されても、第1金属部材71と第2金属部材72との接合状態を維持することができる。
また、上記においては、第1金属部材71と第2金属部材の厚み寸法が互いに等しい例を説明したが、本発明はこの例に限らず、第1金属部材71の厚み寸法と第2金属部材72の厚み寸法とが互いに異なっていてもよい。
また、上記の各実施形態では、導体部40が境界部(境界部61、62、63のいずれか2つ)を有する例を説明したが、本発明は、この例に限らず、導体部40は境界部を有していなくてもよい。すなわち、第1実施形態においては、第1部分42と第1外面配置部45との境界、並びに、第2部分43と第2外面配置部46との境界において、それぞれ第1金属部材71、第2金属部材72の幅寸法が急峻に変化していてもよい。同様に、第2実施形態においては、第1部分42と第1外面配置部45との境界、並びに、第1部分42と第2外面配置部46との境界において、それぞれ第1金属部材71の幅寸法が急峻に変化していてもよい。
また、上記においては、第1部分42と第1外面配置部45とが一の部材(第1金属部材71)の一部分ずつによって構成されている例を説明したが、本発明は、この例に限らず、第1外面配置部45は第1部分42とは別部材により構成されていて間接又は直接に第1部分42に対して電気的(及び機械的)に接続されていてもよい。同様に、上記の第1実施形態では、第2部分43と第2外面配置部46とが一の部材(第2金属部材72)の一部分ずつによって構成されている例を説明したが、本発明は、この例に限らず、第2外面配置部46は第2部分43とは別部材により構成されていて間接又は直接に第2部分43に対して電気的(及び機械的)に接続されていてもよい。同様に、上記の第2実施形態では、第1部分42と第2外面配置部46とが一の部材(第1金属部材71)の一部分ずつによって構成されている例を説明したが、本発明は、この例に限らず、第2外面配置部46は第1部分42とは別部材により構成されていて間接又は直接に第1部分42に対して電気的(及び機械的)に接続されていてもよい。
また、上記においては、挿通部41を収容する溝部28が第1コア部材11と第2コア部材21とのうち第1コア部材11に選択的に形成されている例を説明したが、溝部28は第2コア部材21の下面26に形成されていてもよいし、第1コア部材11の上面15と第2コア部材21の下面26との双方に形成されていてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)磁性コアと、導体部と、を備え、
前記導体部は、
前記磁性コアに挿通されている挿通部と、
前記挿通部の一端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第1外面配置部と、
前記挿通部の他端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第2外面配置部と、
前記第1外面配置部に接続されている第1端子部と、
前記第2外面配置部に接続されている第2端子部と、
を含み、
前記挿通部は、第1部分と、前記第1部分の上に重ねて配置されている第2部分と、を含んで構成されており、
前記挿通部の前記第1部分と前記第2部分とを合わせた肉厚が、前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々の肉厚よりも大きいインダクタ。
(2)前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々は、前記挿通部よりも幅広に形成されている(1)に記載のインダクタ。
(3)前記第1外面配置部の幅寸法の最小値が、
前記第1部分の幅寸法の最小値と、前記第2部分の幅寸法の最小値と、の合計値以上である(2)に記載のインダクタ。
(4)前記第2部分は、前記第1部分に対して、導電性の接合剤を介して一体化されている(1)から(3)のいずれか一項に記載のインダクタ。
(5)前記第2部分は、前記第1部分よりも幅狭に形成されている(4)に記載のインダクタ。
(6)前記第2部分の長手方向における中間部は、局部的に幅広に形成されている(5)に記載のインダクタ。
(7)前記第1部分及び前記第1外面配置部は、折り曲げ形成された第1金属部材の一部分ずつにより構成されており、
前記第2部分は、第2金属部材により構成されている(1)から(6)のいずれか一項に記載のインダクタ。
(8)前記第2外面配置部は、前記第1金属部材の一部分により構成されている(7)に記載のインダクタ。
(9)前記導体部は、前記第1部分と前記第2外面配置部との間に介在していて前記第1部分側から前記第2外面配置部側に向けて幅広となっている第1境界部を含み、前記第1境界部に前記第2部分の一部分が重なっている(7)又は(8)に記載のインダクタ。
(10)前記第2部分及び前記第2外面配置部は、折り曲げ形成された前記第2金属部材の一部分ずつにより構成されている(7)に記載のインダクタ。
(11)前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部がそれぞれ前記磁性コアの外面に対して接着固定されている(10)に記載のインダクタ。
(12)前記導体部は、前記第2部分と前記第2外面配置部との間に介在していて前記第2部分側から前記第2外面配置部側に向けて幅広となっている第2境界部を含み、
前記第2境界部が前記第1部分の一部分に重なっている(10)又は(11)に記載のインダクタ。
(13)前記導体部は、前記第1部分と前記第1外面配置部との間に介在していて前記第1部分側から前記第1外面配置部側に向けて幅広となっている第3境界部を含み、
前記第3境界部に前記第2部分の一部分が重なっている(7)から(12)のいずれか一項に記載のインダクタ。
10 磁性コア
11 第1コア部材
12 前面
13 背面
14 側面
15 上面
16 下面
17 第1接合領域
21 第2コア部材
22 前面
23 背面
24 側面
25 天面
26 下面
27 第2接合領域
28 溝部
28a 底面
29 直線部
29b 面取形状部
30 幅広部
31 第1凹部
31a 底面
32 第2凹部
32a 底面
33 間隙
40 導体部
41 挿通部
42 第1部分
42a 上面
42b 下面
43 第2部分
43a 上面
43b 下面
43c 幅広部
45 第1外面配置部
45a 外方面
45b 内方面
46 第2外面配置部
46a 外方面
46b 内方面
51 第1端子部
55 第2端子部
61 境界部(第1境界部)
61a 上面
62 境界部(第2境界部)
62a 上面
63 境界部(第3境界部)
63a 上面
71 第1金属部材
72 第2金属部材
80 半田
81 半田フィレット
90 粘着テープ
100 インダクタ

Claims (13)

  1. 磁性コアと、導体部と、を備え、
    前記導体部は、
    前記磁性コアに挿通されている挿通部と、
    前記挿通部の一端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第1外面配置部と、
    前記挿通部の他端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第2外面配置部と、
    前記第1外面配置部に接続されている第1端子部と、
    前記第2外面配置部に接続されている第2端子部と、
    を含み、
    前記挿通部は、第1部分と、前記第1部分の上に重ねて配置されている第2部分と、を含んで構成されており、
    前記挿通部の前記第1部分と前記第2部分とを合わせた肉厚が、前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々の肉厚よりも大きく、
    前記第1部分及び前記第1外面配置部は、折り曲げ形成された第1金属部材の一部分ずつにより構成されており、
    前記第2部分は、前記第1金属部材とは別部材である第2金属部材により構成されており、
    前記第1部分及び前記第2部分の各々は、平板状に形成されており、
    前記第1部分の一方の板面と前記第2部分の一方の板面とは、互いに面接触しているインダクタ。
  2. 前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々は、前記挿通部よりも幅広に形成されている請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記第1外面配置部の幅寸法の最小値が、
    前記第1部分の幅寸法の最小値と、前記第2部分の幅寸法の最小値と、の合計値以上である請求項2に記載のインダクタ。
  4. 前記第2部分は、前記第1部分に対して、導電性の接合剤を介して一体化されている請求項1から3のいずれか一項に記載のインダクタ。
  5. 前記第2部分は、前記第1部分よりも幅狭に形成されている請求項4に記載のインダクタ。
  6. 前記第2部分の長手方向における中間部は、局部的に幅広に形成されている請求項5に記載のインダクタ。
  7. 前記第2外面配置部は、前記第1金属部材の一部分により構成されている請求項1から6のいずれか一項に記載のインダクタ。
  8. 前記導体部は、前記第1部分と前記第2外面配置部との間に介在していて前記第1部分側から前記第2外面配置部側に向けて幅広となっている第1境界部を含み、前記第1境界部に前記第2部分の一部分が重なっている請求項に記載のインダクタ。
  9. 前記第2部分及び前記第2外面配置部は、折り曲げ形成された前記第2金属部材の一部分ずつにより構成されている請求項1から6のいずれか一項に記載のインダクタ。
  10. 前記導体部は、前記第2部分と前記第2外面配置部との間に介在していて前記第2部分側から前記第2外面配置部側に向けて幅広となっている第2境界部を含み、
    前記第2境界部が前記第1部分の一部分に重なっている請求項に記載のインダクタ。
  11. 前記導体部は、前記第1部分と前記第1外面配置部との間に介在していて前記第1部分側から前記第1外面配置部側に向けて幅広となっている第3境界部を含み、
    前記第3境界部に前記第2部分の一部分が重なっている請求項から1のいずれか一項に記載のインダクタ。
  12. 磁性コアと、導体部と、を備え、
    前記導体部は、
    前記磁性コアに挿通されている挿通部と、
    前記挿通部の一端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第1外面配置部と、
    前記挿通部の他端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第2外面配置部と、
    前記第1外面配置部に接続されている第1端子部と、
    前記第2外面配置部に接続されている第2端子部と、
    を含み、
    前記挿通部は、第1部分と、前記第1部分の上に重ねて配置されている第2部分と、を含んで構成されており、
    前記挿通部の前記第1部分と前記第2部分とを合わせた肉厚が、前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々の肉厚よりも大きく、
    前記第2部分は、前記第1部分に対して、導電性の接合剤を介して一体化されているインダクタ。
  13. 磁性コアと、導体部と、を備え、
    前記導体部は、
    前記磁性コアに挿通されている挿通部と、
    前記挿通部の一端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第1外面配置部と、
    前記挿通部の他端側に間接又は直接に接続されているとともに前記磁性コアの外面に沿って配置されている第2外面配置部と、
    前記第1外面配置部に接続されている第1端子部と、
    前記第2外面配置部に接続されている第2端子部と、
    を含み、
    前記挿通部は、第1部分と、前記第1部分の上に重ねて配置されている第2部分と、を含んで構成されており、
    前記挿通部の前記第1部分と前記第2部分とを合わせた肉厚が、前記第1外面配置部及び前記第2外面配置部の各々の肉厚よりも大きく、
    前記第1部分及び前記第1外面配置部は、折り曲げ形成された第1金属部材の一部分ずつにより構成されており、
    前記第2部分は、第2金属部材により構成されており、
    前記第2部分及び前記第2外面配置部は、折り曲げ形成された前記第2金属部材の一部分ずつにより構成されているインダクタ。
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