JP5248921B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

この発明は、船外機に関し、特に、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射装置を備えた船外機に関する。
従来、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射装置を備えた舶用燃料供給システムが知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。
上記特許文献1および2の舶用燃料供給システムは船外機に用いられる舶用燃料供給システムである。上記特許文献1および2では、船体に設置された燃料タンクから汲み上げられた燃料がベーパセパレータタンクに貯留される。ベーパセパレータタンクに貯留された燃料は、燃料供給ポンプにより燃料噴射装置に供給される。また、上記特許文献1および2の舶用燃料供給システムは、エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブを含むスロットルボディと、一方端がスロットルボディに接続されるとともに他方端が複数のシリンダにそれぞれ接続される複数の吸気管とを含む吸気通路を備えている。燃料噴射装置は、燃焼室近くに配置され、かつ、吸気通路における空気の流れ方向に沿う方向(上流から下流に向かう方向)に向かって燃料を噴射するように配置されている。
特開2001−140720号公報 特開平9−88623号公報
上記特許文献1および2のように、燃焼室近くに燃料噴射装置を配置する場合、燃焼室内でスワール又はタンブルを発生させるためには、空気の流れ方向に沿う方向に向かって燃料を噴射させることが効果的である。
しかしながら、燃料噴射装置と燃焼室が離れている場合には、特許文献1および2のように吸気通路における空気の流れ方向に沿う方向に向かって燃料を噴射すると、燃料が吸気通路の壁面に付着してしまい、吸気通路中に燃料を均一に分散させることが困難となる。このため、燃料と空気との混合気における空燃比の不均一な分散が生じるので、エンジンにおける燃焼効率が悪化するという問題点がある。特に、吸気通路における空気の流れ方向に沿う方向に向かって燃料を噴射する構成を、複数のシリンダを有するエンジンの複数の吸気管に対して1つの燃料噴射装置を設けた構成に適用した場合には、燃料の不均一な分散に起因して各吸気管に取り込まれる混合気の空燃比がばらつくので、各シリンダに供給される混合気の空燃比が各シリンダ間でばらつくことになる。その結果、各シリンダに適正な空燃比の混合気を均一に供給することが困難となるので、エンジンの燃料効率がより悪化するという問題点が考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、エンジンにおける燃焼効率が悪化するのを抑制することが可能な船外機を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による船外機は、複数のシリンダを含むエンジンと、エンジンを内部に収容し、エンジンに供給する空気を取り込むための通気口を有するカウリングと、エンジンの側方にエンジンの側部に沿って配置されるとともにエンジンに接続され、通気口から取り込まれた空気をエンジンに供給する吸気通路と、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射装置とを備え、吸気通路は、サイレンサケースと、サイレンサケースと接続され、エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブを含むスロットルボディと、スロットルボディと接続されるとともにエンジンの複数のシリンダにそれぞれ接続する分岐した複数の吸気管とを含み、燃料噴射装置は、吸気管の分岐部分よりも上流で、かつ、サイレンサケースよりも下流の位置に配置され、スロットルボディの近傍において吸気通路における空気の流れ方向と逆方向に向かって燃料を噴射するように構成されており、スロットルボディは、エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブが設けられたメイン空気通路を含み、燃料噴射装置は、スロットルボディのメイン空気通路が延びる方向と直交する平面において、垂直方向に対して斜めから燃料を噴射するように配置されている
この一の局面による船外機では、上記のように、吸気通路における空気の流れ方向と逆方向(下流から上流に向かう方向)に向かって燃料を噴射することによって、空気と燃料とを衝突させて燃料を微粒化するとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。これにより、燃料と空気との混合気における空燃比の不均一な分散が生じるのを抑制することができるので、エンジンにおける燃焼効率が悪化するのを抑制することができる。特に、複数のシリンダを有するエンジンの複数の吸気管に対して1つの燃料噴射装置を設けた構成に適用した場合に、1つの燃料噴射装置により噴射した燃料を複数の吸気管に均等に分配することができるので、等しい空燃比の混合気を複数のシリンダのそれぞれに供給することができる。これにより、エンジンの燃料効率が悪化するのを抑制することができる。また、吸気通路の中で空気の流れが最も早くなるスロットルボディの近傍において燃料が噴射されるので、より燃料の微粒化を促進させることができるとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。また、スロットルボディにおいて燃料が噴射されて空気の中に燃料が均一に分散された状態で、各シリンダに接続された複数の吸気管に混合気を導入することができる。これにより、各吸気管に導入される混合気の空燃比が複数の吸気管の間でばらつくのを抑制することができる。これにより、等しい空燃比の混合気を各シリンダに供給することができるので、エンジンにおける燃焼効率が悪化するのを抑制することができる。また、真上から燃料を噴射するように燃料噴射装置を配置する場合と比較して燃料噴射装置の最上部の高さ位置を低くすることができる。これにより、スロットルボディと燃料噴射装置とを含むユニットをコンパクトにすることができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、燃料噴射装置は、複数の吸気管に対して1つ設けられている。このように構成すれば、複数のシリンダを有するエンジンを用いる場合に、1つの燃料噴射装置を用いて、均一な空燃比の混合気を各シリンダに供給することができる。また、複数の燃料噴射装置を設ける必要がなくなるとともに、複数の燃料噴射装置を用いる場合に複数の燃料噴射装置に燃料を分配するためのデリバリーパイプを設ける必要がなくなるので、その分、部品点数を削減することができるとともに船外機の重量を減らすことができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、燃料噴射装置は、スロットルボディのスロットルバルブに対して空気の流れ方向の下流側の近傍に設けられている。このように構成すれば、スロットルボディの中で空気の流れが最も速い部分に燃料を噴射することができるので、より燃料の微粒化を促進させることができるとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、燃料噴射装置は、スロットルバルブに向かって燃料を噴射するように配置されている。このように構成すれば、噴射した燃料のうち、空気に取り込まれなかった燃料はスロットルボディの内周面に当たらずにスロットルバルブに当たるので、噴射した燃料がスロットルボディの内周面に付着するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、スロットルバルブは、バタフライ式のスロットルバルブを含む。このように構成すれば、スロットルバルブとスロットルボディの内周面との間に空気の流れがあるので、スロットルバルブに燃料が付着した場合にも、付着した燃料がスロットルバルブの端(スロットルボディの内周面側の端)に移動した時に、その付着した燃料を空気の流れに取り込むことができる。これにより、燃料をスロットルボディの内周面に向けて噴射する場合と異なり、噴射した燃料の一部がスロットルボディの内周面に付着したまま空気に取り込まれなくなるのを抑制することができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、スロットルボディは、エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブが設けられたメイン空気通路と、メイン空気通路のスロットルバルブに対して空気の流れ方向の上流側と下流側とを接続するバイパス空気通路とを含み、スロットルバルブに対して下流側に位置するバイパス空気通路の空気出口の近傍に燃料噴射装置の噴射口が位置するように燃料噴射装置が配置されている。このように構成すれば、バイパス空気通路の空気出口の近傍の空気の流れが比較的速い部分に燃料を噴射することができるので、より燃料の微粒化を促進させることができるとともに、空気の中に燃料をより均一に分散させることができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、燃料噴射装置に供給する燃料を貯留する燃料タンクと、燃料タンクから燃料噴射装置に燃料を供給する燃料供給ポンプとをさらに備え、燃料タンクは、スロットルボディと隣接して配置されている。このように構成すれば、スロットルボディに燃料を噴射した際に燃料の気化潜熱によってスロットルボディの温度が下がるので、温度が低いスロットルボディに燃料タンクを隣接させることにより、燃料タンクの温度が上昇するのを抑制することができる。これにより、燃料タンクにおいてベーパ(燃料の蒸気)が生じるのを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による舶用燃料供給システムが組み込まれた船外機の全体構成を示す側面図である。図2〜図12は、図1に示した船外機のエンジン部の詳細構造を説明するための図である。なお、図12は舶用燃料供給システムを構成する各要素の機能を説明するための模式図であり、図12における各要素の配置関係(特に、高圧燃料ポンプの位置)は図2〜図8に示す各要素の配置関係とは異なる。まず、図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態による舶用燃料供給システムが組み込まれた船外機1の構造を説明する。
図1に示すように、船外機1は、エンジン部2と、エンジン部2の駆動力により回転され、鉛直方向に延びるドライブ軸3と、ドライブ軸3の下端と接続された前後進切換機構4と、前後進切換機構4と接続され、水平方向に延びるプロペラ軸5と、プロペラ軸5の後端部に取り付けられたプロペラ6とを備えている。また、エンジン部2は、カウリング7内に収納されている。カウリング7の下方に配置されたアッパーケース8およびロアーケース9内には、ドライブ軸3、前後進切換機構4およびプロペラ軸5が収納されている。また、船外機1は船体100の後進方向(矢印A方向)側に設けられた船尾板101にクランプブラケット10を介して取り付けられている。クランプブラケット10は、船外機1をチルト軸10aを中心に船体100に対して上下に揺動可能に支持している。また、船体100には、燃料(ガソリン)を貯留するための燃料タンク102が設けられている。燃料タンク102と船外機1のエンジン部2とは、図示しない燃料管によって接続されており、船外機1のエンジン部2は燃料タンク102から供給される燃料を用いて駆動される。エンジン部2の駆動力によりプロペラ6が回転されるとともに、前後進切換機構4によりプロペラ6の回転方向が切り替えられることにより、船体100は前進方向(矢印B方向)または後進方向(矢印A方向)に推進される。また、カウリング7の後進方向(矢印A方向)側の側部には通気穴7aが設けられており、エンジン部2に供給される空気は通気穴7aを介してカウリング7内のエンジン部2に取り込まれる。
図2〜図5に示すように、エンジン部2は、エンジン本体20と、エンジン本体20に空気を供給するための吸気系30と、エンジン本体20に燃料を供給する燃料系40と、ECU(Engine Control Unit)50(図12参照)とを含んでいる。なお、エンジン本体20は、本発明の「エンジン」の一例である。
図3に示すように、エンジン本体20は、上下方向(Z方向)に並んだ2つのシリンダ21と、各シリンダ21内を水平方向に往復移動するピストン22とを含んでいる。ピストン22はコンロッド23を介して上下方向(Z方向)に延びるクランク軸24に接続されている。ピストン22の水平方向の往復運動は、コンロッド23およびクランク軸24により回転運動に変換される。クランク軸24の下端部24aはドライブ軸3(図1参照)と接続されている。また、図2〜図5に示すように、クランク軸24の回転は、クランク軸24の上部に固定されたプーリ25と、ベルト26と、カム軸27に固定されたプーリ28とによりカム軸27に伝達されるように構成されている。カム軸27の回転により、各シリンダ21の吸気バルブ(図示せず)および排気バルブ(図示せず)が所定のタイミングで駆動される。
図2〜図5に示すように、吸気系30は、エンジン本体20の側方にエンジン本体20の前進方向(矢印B方向)に向かって右側の側部に沿って配置されている。吸気系30は、前進方向(矢印B方向)側に配置されるとともに吸気口31a(図3参照)を有するサイレンサケース31と、サイレンサケース31と接続されたスロットルボディ32と、スロットルボディ32と接続されるとともにエンジン本体20の2つのシリンダ21の各吸気口(図示せず)にそれぞれ接続される2本の吸気管33とを含んでいる。なお、サイレンサケース31、スロットルボディ32および吸気管33は、本発明の「吸気通路」の一例である。
図6〜図8および図12に示すように、スロットルボディ32は樹脂または金属により形成されており、円筒状の空気通路32aを有している。なお、空気通路32aは、本発明の「メイン空気通路」の一例である。この空気通路32aにバタフライ式のスロットルバルブ32b(図8および図12参照)が設けられている。このバタフライ式のスロットルバルブ32bは、空気通路32aと直交する方向で、かつ、略水平方向に延びる回動軸321と、回動軸321に取り付けられた円板状のバルブ板322とからなる。バルブ板322が略垂直な状態で空気通路32aがバルブ板322により閉塞されて全閉状態となるとともに、バルブ板322が略水平な状態で空気通路32aが全開状態となる。また、図12に示すように、スロットルボディ32には、空気通路32aのスロットルバルブ32bに対して上流側と下流側とを接続するバイパス空気通路32cが設けられている。このバイパス空気通路32cにより、スロットルバルブ32bの全閉状態におけるアイドリング状態の空気流量が確保される。また、バイパス空気通路32cには、バイパス空気通路32cの空気流量を調整するためのバルブを有するISC(Idle Speed Control)ユニット34が設けられている。ISCユニット34のバルブの開度を調整することにより、アイドリング時のエンジン回転数を制御することが可能である。また、スロットルボディ32には、スロットルバルブ32bの開度を検出するスロットル開度センサ35と、空気通路32a内の空気の圧力を検出する吸気圧センサ36と、空気通路32a内の空気の温度を検出する吸気温センサ37とが設けられている。ISCユニット34と、スロットル開度センサ35、吸気圧センサ36および吸気温センサ37からなるセンサ部38とは、スロットルボディ32の上部に取り付けられている。
図2〜図6および図12に示すように、燃料系40は、船体100に配置された燃料タンク102と接続されたフィルタ41と、フィルタ41とゴム製または樹脂製の燃料配管42を介して接続された低圧燃料ポンプ43と、低圧燃料ポンプ43とゴム製または樹脂製の燃料配管44を介して接続されたベーパセパレータタンク45と、ベーパセパレータタンク45内の燃料を輸送する高圧燃料ポンプ46(図6参照)と、高圧燃料ポンプ46により輸送された燃料を噴射するインジェクタ47とを含んでいる。なお、ベーパセパレータタンク45、高圧燃料ポンプ46およびインジェクタ47は、それぞれ、本発明の「燃料タンク」、「燃料供給ポンプ」および「燃料噴射装置」の一例である。
図5に示すように、低圧燃料ポンプ43はいわゆるダイヤフラム式の燃料ポンプであり、ピストン(図示せず)と、ダイヤフラム(図示せず)とを含んでいる。低圧燃料ポンプ43のピストンはエンジン本体20(図2参照)のカム軸27に取り付けられたカム(図示せず)の回転に連動して往復移動するように構成されており、ピストンの往復移動に伴ってダイヤフラムが往復移動されることにより燃料が輸送されるように構成されている。また、低圧燃料ポンプ43の側部には水冷部43aが設けられている。水冷部43aは低圧燃料ポンプ43の側部に沿うように延びる配管43bを有しており、配管43bに海水を流すことにより低圧燃料ポンプ43を冷却することが可能である。また、低圧燃料ポンプ43により船体100の燃料タンク102から吸い上げられた燃料がフィルタ41を通過することにより燃料に含まれた異物などが取り除かれる。
また、低圧燃料ポンプ43により送り出された燃料は燃料配管44を介して供給口45a(図12参照)から吐出されてベーパセパレータタンク45に貯留される。ベーパセパレータタンク45は樹脂により形成されており、スロットルボディ32の下方にスロットルボディ32と隣接して接触するように配置されている。本実施形態では、図6〜図8に示すように、スロットルボディ32とベーパセパレータタンク45とはネジ200により4個所で固定されている。
ベーパセパレータタンク45は、燃料タンク102から汲み上げられた燃料を貯留するとともに、燃料の蒸気(ベーパ)または空気と、液体の燃料とを分離するために設けられている。図12に示すように、ベーパセパレータタンク45は、タンク内に貯留される燃料が一定の量に保たれるとともに、タンク内の燃料の液面位置が所定の高さ位置Pに保たれるように構成されている。具体的には、ベーパセパレータタンク45内に回動軸45bを支点に上下方向(Z方向)に回動可能なフロート(浮き)45cが設けられている。フロート45cには供給口45aと対応する位置にニードルバルブ45dが設けられている。また、フロート45cは、ベーパセパレータタンク45内の燃料の液面位置の変位に伴って上下方向に変位するので、フロート45cの変位に伴ってニードルバルブ45dが上下方向に移動される。ベーパセパレータタンク45内の燃料の液面位置が所定の高さ位置Pより上方に位置した場合には、フロート45cが上昇してニードルバルブ45dが供給口45aに挿入されることにより、ベーパセパレータタンク45への燃料の流入が自動的に停止される。ベーパセパレータタンク45内の燃料の液面位置が所定の高さ位置Pより下方に位置した場合には、フロート45cが下降してニードルバルブ45dが供給口45aから離間されることにより、ベーパセパレータタンク45への燃料の流入が自動的に開始される。このような機構によりベーパセパレータタンク45内に貯留される燃料が一定の量に保たれるとともに、タンク内の燃料の液面位置が所定の高さ位置Pに保たれるように構成されている。
ベーパセパレータタンク45の底部には、ベーパセパレータタンク45の底部に溜まった水を検知する水検知センサ45eが設けられている。具体的には、ベーパセパレータタンク45の底部の中央部分45fが上方に突出しているとともに、その突出した部分がベーパセパレータタンク45の外側の下方から見て凹形状に形成されている。この凹部に2本の導線451および452が配置されているとともに、2本の導線451および452の先端部が接続されている。また、ベーパセパレータタンク45の底部には水に浮くことが可能な一対のフロート45gが設けられている。一対のフロート45gにはそれぞれ磁石(図示せず)が組み込まれている。ベーパセパレータタンク45の底部に水が溜まった場合には、水位Qの上昇とともに磁石を含むフロート45gが上昇する。フロート45gが所定の位置まで上昇した場合に、磁石の磁力により導線451の先端部と導線452の先端部とが離間し、2本の導線451および452の接続が切断される。このように構成された水検知センサ45eにより、ベーパセパレータタンク45の底部に所定量以上の水が溜まったことを検出することが可能である。
また、ベーパセパレータタンク45の上部には、後述する高圧燃料ポンプ46に接続された配管46fの先端部46hが挿入されている。高圧燃料ポンプ46から戻された燃料は配管46fの先端部46hからベーパセパレータタンク45に吐出される。ベーパセパレータタンク45には、配管46fの先端部46hの下方で、かつ、フロート45cの上方にバッファプレート45hが設けられている。このバッファプレート45hには小さな穴が複数設けられており、配管46fの先端部46hから吐出された燃料はバッファプレート45hの穴を介してベーパセパレータタンク45に再度貯留される。バッファプレート45hを設けることにより、配管46fの先端部46hから吐出された燃料が泡立っている場合に、泡をベーパセパレータタンク45に落とすことなく液状の燃料をベーパセパレータタンク45に落とすことが可能である。
また、ベーパセパレータタンク45とスロットルボディ32とはチェック弁45iを介して接続されている。チェック弁45iは、ベーパセパレータタンク45からスロットルボディ32に向かう方向にのみベーパ(燃料の蒸気)または空気を通すように構成されている。ベーパセパレータタンク45内にベーパが生じて圧力が上昇した場合には、その圧力によりチェック弁45iが開いてベーパセパレータタンク45内のベーパがスロットルボディ32に逃がされるように構成されている。また、エンジン(エンジン部2)を駆動している場合には、スロットルボディ32内の負圧によりチェック弁45iが開いてベーパセパレータタンク45内のベーパがスロットルボディ32に逃がされるように構成されている。
図6〜図8に示すように、高圧燃料ポンプ46は、ベーパセパレータタンク45の外側に配置されるとともに燃料配管の途中に接続して用いられる、いわゆるインライン式の燃料ポンプである。高圧燃料ポンプ46は、ベーパセパレータタンク45の側方にネジ201によりベーパセパレータタンク45に対して2個所で固定されている。また、高圧燃料ポンプ46は、母材を樹脂として形成されている。すなわち、図9に示すように、高圧燃料ポンプ46は、燃料が通過するポンプ部46aが樹脂製の外枠46bに保持された構成を有する。この外枠46bがネジ201(図7および図8参照)によりベーパセパレータタンク45に対して固定されている。ポンプ部46aは、回転軸46cが回転することにより燃料を輸送するように構成されている。本実施形態では、図2〜図5に示すように、回転軸46cの上端部にプーリ46dが固定されており、プーリ46dはクランク軸24のプーリ25およびカム軸27のプーリ28とともにベルト26と噛み合っている。これにより、エンジン本体20の駆動によりクランク軸24が回転するのに伴ってプーリ46dおよび回転軸46cが回転されて、ポンプ部46aが駆動されるように構成されている。
図9〜図11に示すように、ポンプ部46aは、ベーパセパレータタンク45と樹脂製の配管46eを介して接続された吸入口461と、回転軸46cに斜めに傾いて固定された斜板462と、プランジャ463と、フィルタ464と、燃料を一時的に溜める貯留室465と、燃圧保持バルブ466が内部に設けられた貯留室467と、ベーパセパレータタンク45と樹脂製の配管46fを介して接続されたリリーフ弁468と、インジェクタ47(図12参照)と樹脂製の配管46gを介して接続された吐出口469とを含んでいる。プランジャ463の上端部は斜板462の下面と当接しており、回転軸46cと共に回転する斜板462の回転に伴ってプランジャ463が上下方向に往復移動するように構成されている。プランジャ463の上方向の移動により燃料は吸入口461およびフィルタ464を介してベーパセパレータタンク45から貯留室465に引き込まれるとともに、プランジャ463の下方向の移動により燃料は貯留室465から貯留室467に押し出される。なお、フィルタ464と貯留室465との間および貯留室465と貯留室467との間には、それぞれ、燃料が輸送方向(吸込口461から吐出口469に向かう方向)に流れる場合に開き、逆方向に流れようとした場合に閉まるリード弁465aおよび465bが設けられている。フィルタ464から貯留室465に燃料が引き込まれる際には、プランジャ463の上方向の移動と同時にリード弁465aが開くとともにリード弁465bが閉まり、貯留室465から貯留室467に燃料が押し出される際には、プランジャ463の下方向の移動と同時にリード弁465aが閉まるとともにリード弁465bが開くように構成されている。また、貯留室467に貯留された燃料は所定の圧力以上になった場合に、燃圧保持バルブ466を介して吐出口469から吐出される。また、吐出口469とリリーフ弁468とは接続されており、インジェクタ47(図12参照)において燃料が詰まることなどに起因して吐出口469における圧力が大きくなった場合には、リリーフ弁468および配管46fを介してベーパセパレータタンク45(図12参照)に燃料が排出される。
図6〜図8および図12に示すように、インジェクタ47は、高圧燃料ポンプ46により所定の圧力で送り出された燃料を所定のタイミングで噴射する機能を有する。本実施形態では、インジェクタ47はスロットルボディ32の取付穴32dに挿入されて取り付けられている。インジェクタ47は、スロットルボディ32の空気通路32a内における空気の流れ方向と逆方向(下流から上流に向かう方向)に向かって燃料を噴射するように配置されており、燃料の噴射方向と空気の流れ方向とが形成する平面において、燃料の噴射方向は空気の流れ方向に対してα(約20度〜約60度)の角度だけ傾いている。また、図8に示すように、空気通路32aが延びる方向と直交する平面において、インジェクタ47は水平方向(スロットルバルブ32bの回動軸321が延びる方向)からβの角度だけ上方に傾いて配置されており、空気通路32aが延びる方向と直交する平面において、空気通路32aに対して斜め上から燃料を噴射するように配置されている。また、図7に示すように、水平面において、インジェクタ47は空気通路32aが延びる方向からγの角度だけ傾いて配置されている。このように空気通路32aに対して角度(角度α、βおよびγ)を付けてインジェクタ47を配置することにより、スロットルボディ32に対してインジェクタ47が突出する突出高さが大きくなるのが抑制されるので、スロットルボディ32とインジェクタ47とからなるユニットをコンパクトにすることが可能である。また、図12に示すように、インジェクタ47の噴射口47aはスロットルバルブ32bに対して下流側の近傍に配置されており、燃料はインジェクタ47の噴射口47aからスロットルバルブ32bに向かって噴射される。また、インジェクタ47の噴射口47aは、バイパス空気通路32cの出口に配置されている。
本実施形態では、上記のように、スロットルボディ32における空気の流れ方向と逆方向(下流から上流に向かう方向)に向かって燃料を噴射することによって、空気と燃料とを衝突させて燃料を微粒化するとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。これにより、燃料と空気との混合気における空燃比の不均一な分散が生じるのを抑制することができるので、エンジン本体20における燃焼効率が悪化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、インジェクタ47をスロットルボディ32において燃料を噴射するように配置することによって、スロットルボディ32の中で空気の流れが最も早くなるスロットルボディ32において燃料が噴射されるので、より燃料の微粒化を促進させることができるとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、2つの吸気管33の一方端がスロットルボディ32に接続されるとともに2つの吸気管33の他方端のそれぞれが2つのシリンダ21に接続された状態でスロットルボディ32において燃料を噴射することによって、スロットルボディ32において燃料が噴射されて空気の中に燃料が均一に分散された状態で、各シリンダ21に接続された2つの吸気管33に混合気を導入することができる。これにより、各吸気管33に導入される混合気の空燃比が2つの吸気管33の間でばらつくのを抑制することができる。これにより、等しい空燃比の混合気を各シリンダ21に供給することができるので、エンジン本体20における燃焼効率が悪化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、インジェクタ47を2つの吸気管33に対して1つ設けることによって、2気筒のエンジン本体20において、1つのインジェクタ47を用いて、均一な空燃比の混合気を各シリンダ21に供給することができる。また、複数のインジェクタを設ける必要がなくなるとともに、複数のインジェクタを用いる場合に複数のインジェクタに燃料を分配するためのデリバリーパイプを設ける必要がなくなるので、その分、部品点数を削減することができるとともに船外機1の重量を減らすことができる。
また、本実施形態では、上記のように、インジェクタ47をスロットルボディ32のスロットルバルブ32bに対して空気の流れ方向の下流側の近傍に設けることによって、スロットルボディ32の中で空気の流れが最も速い部分に燃料を噴射することができるので、より燃料の微粒化を促進させることができるとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、インジェクタ47をスロットルバルブ32bに向かって燃料を噴射するように配置することによって、噴射した燃料のうち、空気に取り込まれなかった燃料はスロットルボディ32の内周面に当たらずにスロットルバルブ32bに当たるので、噴射した燃料がスロットルボディ32の内周面に付着するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、バタフライ式のスロットルバルブ32bに向かって燃料を噴射することによって、スロットルバルブ32bとスロットルボディ32の内周面との間に空気の流れがあるので、スロットルバルブ32bに燃料が付着した場合にも、付着した燃料がスロットルバルブ32bの端(スロットルボディ32の内周面側の端)に移動した時に、その付着した燃料を空気の流れに取り込むことができる。これにより、燃料をスロットルボディ32の内周面に向けて噴射する場合と異なり、噴射した燃料の一部がスロットルボディ32の内周面に付着したまま空気に取り込まれなくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スロットルバルブ32bに対して下流側に位置するバイパス空気通路32cの空気出口の近傍にインジェクタ47の噴射口47aが位置するようにインジェクタ47を配置することによって、バイパス空気通路32cの空気出口の近傍の空気の流れが比較的速い部分に燃料を噴射することができるので、より燃料の微粒化を促進させることができるとともに、空気の中に燃料を均一に分散させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ベーパセパレータタンク45をスロットルボディ32と隣接して配置することによって、スロットルボディ32に燃料を噴射した際に燃料の気化潜熱によってスロットルボディ32の温度が下がるので、温度が低いスロットルボディ32とベーパセパレータタンク45とを隣接させることにより、ベーパセパレータタンク45の温度が上昇するのを抑制することができる。これにより、ベーパセパレータタンク45においてベーパ(燃料の蒸気)が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、インジェクタ47を、スロットルボディ32の空気通路32aが延びる方向と直交する平面において、垂直方向に対して斜めから燃料を噴射するように配置することによって、スロットルボディ32の真上から燃料を噴射するようにインジェクタ47を配置する場合と比較してインジェクタ47の最上部の高さ位置を低くすることができる。これにより、スロットルボディ32とインジェクタ47とを含むユニットをコンパクトにすることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、スロットルボディ32にインジェクタ47を設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、吸気管33に設けてもよい。この場合、多気筒のエンジンの場合には、インジェクタを気筒数だけ設ける必要がある。
また、上記実施形態では、スロットルバルブ32bの下流側に上流に向かって燃料を噴射した例を示したが、本発明はこれに限らず、スロットルバルブ32bに対して上流側において空気の流れ方向と逆方向に向かって燃料を噴射してもよい。
また、上記実施形態では、図8に示すように、空気通路32aが延びる方向と直交する平面において、空気通路32aに対して斜め上から燃料を噴射するようにインジェクタ47を配置した例を示したが、本発明はこれに限らず、空気通路32aが延びる方向と直交する平面内において、空気通路32aに対して真上、真横(水平方向)または下方から燃料を噴射するようにインジェクタ47を配置してもよい。
また、上記実施形態では、バタフライ式のスロットルバルブ32bを用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、スライド式のスロットルバルブを用いてもよい。
また、上記実施形態では、インジェクタ47により燃料を噴射する方向が空気の流れ方向に対してα(約20度〜約60度)傾くようにインジェクタ47を配置した例を示したが、本発明はこれに限らず、図12に示した角度αが0度より大きく、90度よりも小さければよい。
また、上記実施形態では、プランジャ463を斜板462により駆動して燃料を輸送する高圧燃料ポンプ46を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、ベーン式、スクリュー式およびトロコイド式などの他の構造の燃料ポンプを高圧燃料ポンプとして用いてもよい。
また、上記実施形態では、ガソリンを燃料として用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、アルコールを用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の舶用燃料供給システムを船外機1に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、エンジン部が船体に配置された船内機または船内外機に適用してもよい。
また、上記実施形態では、2つのシリンダ21を有する2気筒のエンジン部2を用いた船外機1に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、1気筒のエンジン部を用いた船外機に適用してもよいし、3気筒以上のエンジン部を用いた船外機に適用してもよい。たとえば、図13および図14に示す変形例による3気筒のエンジン部2aは、3つのシリンダ21aと、シリンダ21aに対応するピストン22aおよびコンロッド23aとを含んでいる。また、エンジン部2aは、スロットルボディ32と接続され、3つのシリンダ21aの各吸気口(図示せず)にそれぞれ接続される3本の吸気管33aを含んでいる。上記した構造以外の構造は、船外機1のエンジン部2の構造と同様である。
本発明の一実施形態による船外機の全体構成を示す側面図である。 図1に示した船外機のエンジン部を示す斜視図である。 図1に示した船外機のエンジン部を示す側面図である。 図1に示した船外機のエンジン部を示す上面図である。 図1に示した船外機のエンジン部を示す正面図である。 図1に示した船外機のエンジン部のスロットルボディの周辺部を示す斜視図である。 図1に示した船外機のエンジン部のスロットルボディの周辺部を示す上面図である。 図1に示した船外機のエンジン部のスロットルボディの周辺部を示す正面図である。 図1に示した船外機のエンジン部の高圧燃料ポンプの内部構造を示す一部断面図である。 図1に示した船外機のエンジン部の高圧燃料ポンプを示す模式図である。 図1に示した船外機のエンジン部の高圧燃料ポンプの油圧回路図である。 図1に示した船外機の燃料供給システムを示す模式図である。 本発明の変形例によるエンジン部を示す側面図である。 本発明の変形例によるエンジン部を示す平面図である。
符号の説明
1 船外機
20 エンジン本体(エンジン)
21 シリンダ
32 スロットルボディ(吸気通路)
32a 空気通路(メイン空気通路)
32b スロットルバルブ
32c バイパス空気通路
33 吸気管(吸気通路)
45 ベーパセパレータタンク(燃料タンク)
46 高圧燃料ポンプ(燃料供給ポンプ)
47 インジェクタ(燃料噴射装置)
47a 噴射口
100 船体

Claims (7)

  1. 複数のシリンダを含むエンジンと、
    前記エンジンを内部に収容し、前記エンジンに供給する空気を取り込むための通気口を有するカウリングと、
    前記エンジンの側方に前記エンジンの側部に沿って配置されるとともに前記エンジンに接続され、前記通気口から取り込まれた空気を前記エンジンに供給する吸気通路と、
    前記吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射装置とを備え、
    前記吸気通路は、サイレンサケースと、前記サイレンサケースと接続され、前記エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブを含むスロットルボディと、前記スロットルボディと接続されるとともに前記エンジンの前記複数のシリンダにそれぞれ接続する分岐した複数の吸気管とを含み、
    前記燃料噴射装置は、前記吸気管の分岐部分よりも上流で、かつ、前記サイレンサケースよりも下流の位置に配置され、前記スロットルボディの近傍において前記吸気通路における空気の流れ方向と逆方向に向かって燃料を噴射するように構成されており、
    前記スロットルボディは、前記エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブが設けられたメイン空気通路を含み、
    前記燃料噴射装置は、前記スロットルボディのメイン空気通路が延びる方向と直交する平面において、垂直方向に対して斜めから燃料を噴射するように配置されている、船外機。
  2. 前記燃料噴射装置は、前記複数の吸気管に対して1つ設けられている、請求項1に記載の船外機。
  3. 前記燃料噴射装置は、前記スロットルボディのスロットルバルブに対して前記空気の流れ方向の下流側の近傍に設けられている、請求項1または2に記載の船外機。
  4. 前記燃料噴射装置は、前記スロットルバルブに向かって燃料を噴射するように配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の船外機。
  5. 前記スロットルバルブは、バタフライ式のスロットルバルブを含む、請求項4に記載の船外機。
  6. 前記スロットルボディは、前記エンジンに供給される空気の流量を調整するスロットルバルブが設けられたメイン空気通路と、前記メイン空気通路の前記スロットルバルブに対して前記空気の流れ方向の上流側と下流側とを接続するバイパス空気通路とを含み、
    前記スロットルバルブに対して下流側に位置する前記バイパス空気通路の空気出口の近傍に前記燃料噴射装置の噴射口が位置するように前記燃料噴射装置が配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の船外機。
  7. 前記燃料噴射装置に供給する燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンクから前記燃料噴射装置に燃料を供給する燃料供給ポンプとをさらに備え、
    前記燃料タンクは、前記スロットルボディと隣接して配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の船外機。
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