JP5248207B2 - 固定型等速自在継手 - Google Patents

固定型等速自在継手 Download PDF

Info

Publication number
JP5248207B2
JP5248207B2 JP2008142402A JP2008142402A JP5248207B2 JP 5248207 B2 JP5248207 B2 JP 5248207B2 JP 2008142402 A JP2008142402 A JP 2008142402A JP 2008142402 A JP2008142402 A JP 2008142402A JP 5248207 B2 JP5248207 B2 JP 5248207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
ball
guide groove
constant velocity
velocity universal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008142402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009287715A (ja
Inventor
智茂 小林
健太 山崎
輝明 藤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2008142402A priority Critical patent/JP5248207B2/ja
Priority to PCT/JP2009/058605 priority patent/WO2009145035A1/ja
Priority to CN200980119940.XA priority patent/CN102046995B/zh
Priority to EP09754543.8A priority patent/EP2284411B1/en
Priority to US12/988,661 priority patent/US8267802B2/en
Publication of JP2009287715A publication Critical patent/JP2009287715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5248207B2 publication Critical patent/JP5248207B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

本発明は、固定型等速自在継手に関し、詳しくは、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で角度変位のみを許容する固定型等速自在継手に関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継手の一種に固定型等速自在継手がある。この固定型等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。一般的に、前述した固定型等速自在継手としては、特許文献1や特許文献3等に記載されているように、バーフィールド型(BJ)やアンダーカットフリー型(UJ)が広く知られている。
例えば、アンダーカットフリー型(UJ)の固定型等速自在継手は、図7に示すように内径面1に複数の案内溝2が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された外側継手部材としての外輪3と、外径面4に外輪3の案内溝2と対をなす複数の案内溝5が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された内側継手部材としての内輪6と、外輪3の案内溝2と内輪6の案内溝5との間に介在してトルクを伝達する複数のボール7と、外輪3の内径面1と内輪6の外径面4との間に介在してボール7を保持するケージ8とを備えている。ケージ8には、ボール7が収容される窓部9が周方向に沿って複数配設されている。
外輪3の案内溝2の溝底は、開口側のストレート部2a(外輪3の軸線方向と平行な直線部)と、奥側の円弧部2bとからなる。内輪6の案内溝5の溝底は、開口部側の円弧部5aと、奥側のストレート部5a(内輪6の軸線方向と平行な直線部)とからなる。
この場合、外輪3の案内溝2の中心O1が内径面1の球面中心O3に対して、内輪6の案内溝5の中心O2が外径面4の球面中心O4に対して、それぞれ、軸方向に等距離Fだけ反対側にオフセットされている。
また、バーフィールド型(BJ)の固定型等速自在継手は、図8に示すように、内径面11に複数の案内溝12が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された外側継手部材としての外輪13と、外径面14に外輪13の案内溝12と対をなす複数の案内溝15が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された内側継手部材としての内輪16と、外輪13の案内溝12と内輪16の案内溝15との間に介在してトルクを伝達する複数のボール17と、外輪13の内径面11と内輪16の外径面14との間に介在してボール17を保持するケージ18とを備えている。ケージ18には、ボール17が収容される窓部19が周方向に沿って複数配設されている。
この場合、外輪13の案内溝12及び内輪16の案内溝15の溝底は、それぞれ円弧部のみからなる。内輪16の案内溝15の曲率中心O2および外輪13の案内溝12の曲率中心O1は、継手中心Oに対して等距離k、kだけ軸方向に逆向きにオフセットされている。
一般に、自動車用でその前輪のタイヤを駆動するために使用される固定型等速自在継手(タイヤ側の等速自在継手)は、直進状態での作動角は低く設定されている(0〜10deg程度)。自動車が旋回する場合には、操舵角に応じて大きな作動角をとる。一般の自動車の使用状況から考えれば、大きな操舵を必要とする場面(車庫入れ、交差点等)の頻度は少なく、大半は直線状態=低作動角で使用されている。よって、低作動角での固定型等速自在継手の効率(摩擦による損失)を改善することで、自動車の燃費向上が期待出来る。
固定型等速自在継手の効率改善に関しては、図11に示すように、小径のボール17を使用するとともに、トラックオフセット量k´(k´<k)を小とすることにより、高効率・コンパクトな固定型等速自在継手を実現する方法がある(特許文献1及び特許文献2)。このように、小径ボール・小トラックオフセットを採用することで、内輪16とボール17・外輪13とボール17の移動距離の差が少なくなり、ボール17と外輪13の案内溝12間でのすべり速度が減少し、効率が向上する。
すなわち、図8に示す等速自在継手と、図11に示すように小トラックオフセット化したものとを比較した場合、図8に示す等速自在継手では、ボール17の挟み角がβであり、図11に示す等速自在継手では、ボール7の挟み角が挟み角βよりも小さいβ´となる。ボール17を軸方向に押し出す力は、図9と図12に示すように、FからF´のように減少する。ボール17を軸方向に押す力の減少により、ボール17によってケージ18が内外輪の球面に押し付けられる力、即ち、球面力が減少し、接触部の摩擦損失が少なくなって効率が向上する。
図10は図8に示す等速自在継手が作動角(40deg)をとった場合を示し、図13は図11に示す等速自在継手が作動角(40deg)をとった場合を示し、ラインL1は外輪13とボール17との接触点の軌跡であり、ラインL2は内輪16とボール17との接触点の軌跡である。
ところで、図8はボール17が6個の場合であり、図11はボールが8個の場合であり、これらの場合の接触点軌跡の長さ等を比較し、その結果を次の表3に記載した。
Figure 0005248207
この表3から分かるように、8個ボールに比べて6個ボールは、接触点軌跡の長さが長いことが分かる。
特開平9−317784号公報 特開2003−4062号公報
小径ボール、小オフセットの構造を採用すれば、等速自在継手の効率を改善することは可能であるが、強度面とのバランスを考慮すると設計に限界がある。すなわち、次の(ア)(イ)の背反する特徴が現れる。
(ア)ボール径およびオフセット(トラックオフセット)を小さくするほど、効率は向上する。しかしながら、ボール径を小さくしすぎると、それに対応する案内溝が浅くなり、大トルク入力時に、ボールが案内溝肩部に乗り上げ易くなり、高角時の強度が低下する。(イ)オフセットを極端に小さくすれば、ボールに発生する挟み角が小さくなり、結果、ボールをコントロールする力が不足し、作動時の引っ掛かり等の作動不良が生じる。
このように、従来の固定型等速自在継手では、ボール小径化や小オフセット化は、強度、作動性、効率の三者間のバランスをとりながら設計する必要があり、設計性に劣っていた。
ところで、トラックオフセットとは、前記したように、外・内輪の各球面中心から案内溝中心距離を現している。前記特許文献1,2では、図7に示すように、このオフセットをFとし、外輪3の案内溝2の中心O1または内輪6の案内溝5の中心O2とボール7の中心O5とを結ぶ線分の長さをPCRとしたときの比をR1(F/PCR)とした場合に、R1=0.069〜0.121の範囲に設定している。
また、前記特許文献1では、保持器(ケージ)8の外・内球面の芯位置を継手中心(ボール中心)Oに対して、軸方向に向かって等距離互いにオフセットさせるものである。このオフセット量fのファクタをR2(f/PCR)とし、この範囲を、R2=0〜0.052の範囲に設定している。
ところで、トラックオフセット量が大きすぎると、トラック溝が浅くなり、高作動角域において、許容負荷トルクが低下し、また、保持器の柱が細くなり、保持器の強度が低下する。逆に、トラックオフセット量が小さすぎると、トラック荷重の増加により、耐久性の低下を招き、さらには最大作動角が低下する。このように、トラックオフセット量は、過大・過小いずれでも好ましくなく、最適範囲が存在する。
オフセット量の最適範囲は継手の大きさによって変わるので、継手の大きさを表す基本寸法との関係において求める必要がある。そこで、前記特許文献では、比R1(=F/PCR)を用い、0.069≦R1≦0.121とするのが、許容負荷トルクの確保、保持器強度の確保、トラック荷重の低減、耐久性の確保、最大作動角の確保の点から、最適範囲であるとしている。
このように、特許文献1、2に記載のものであっても、必要強度を確保しつつ耐久性を有した効率性の高いものを提供できることが可能である。しかしながら、継手負荷容量を大きくする(トラック溝深さを深くする)ためには、前記特許文献に記載のものよりもトラックオフセットを小さくする必要がある。ところが、このようにトラックオフセットを小さくすると、前記(イ)の理由から継手の作動性が悪化するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて、継手効率に影響を与える「ボールを軸方向に押し出す力」を大きくすることなく、従来品よりもボール溝深さを確保でき、かつ性能を向上させることが可能な固定型等速自在継手を提供する。
本発明の固定型等速自在継手は、内径面に複数の案内溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数の案内溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、ボールを保持する保持器とを備え、外側継手部材の案内溝の中心が内径面の球面中心に対して、内側継手部材の案内溝の中心が外径面の球面中心に対して、それぞれ、軸方向に等距離だけ反対側にオフセットさせたトラックオフセットタイプの固定型等速自在継手であって、ボール表面に多数の微小凹形状の大きさが数10μm程度のくぼみをランダムに配置するとともに、トラックオフセット量をFとし、外側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分の長さ、および、内側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分の長さを、それぞれPCRとしたときのF/PCRであるR1が、0.045≦R1≦0.065の範囲で、かつ、保持器の外径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、外側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分との成す角度、および、保持器の内径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、内側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分との成す角度を、それぞれαtとし、保持器の外径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、継手中心とボールの中心とを結ぶ線との成す角度、および、保持器の内径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、継手中心とボールの中心とを結ぶ線との成す角度を、それぞれαcとし、αtとαcとを加算した角度をαとしたときのαt/αであるAsを、0.45≦As≦0.65とした
ものである。
本発明によれば、トラックオフセット量を小さくし、保持器(ケージ)の外径面の球面中心および保持器(ケージ)の内径面の球面中心を、継手中心に対して互いに案内溝中心に向かって適正にオフセットすることができ、従来品と同様のトータルオフセット量を確保しつつ各案内溝の深さを深くすることができる。各案内溝の深さを深くすることによって、案内溝とボールとの接触角(例えば、33°〜38°)を大きくできる。しかも、保持器オフセット(ケージオフセット)をつけることによって、前記R1が小さくなったこと(トラックオフセット小)による作動性低下の影響を補うことができる。
ボール表面に多数の微小凹部(例えば、大きさが数10μm程度の微小凹部)をランダムに配置したことによって、潤滑流体は平滑面の接触部(相手転動面との接触部)を迂回し、微小凹部で油量を増加し接触面(鋼球表面)内を通過する。すなわち、微小凹部(マイクロオイルポット)が鋼球の表面と相手転動面の保油効果として働く。しかも、鋼球の表面粗さを相手転動面の表面粗さに近づけて粗面化することによって、鋼球の表面と相手転動面との接触面間における油膜層を確実に形成することができる。
この際、前記微小凹形状のくぼみが設けられた表面の面粗さをRa0.03〜1.0μmとし、好ましくはRa0.05〜0.15μm、面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とし、好ましくはSK値を−4.9〜−1.6とし、くぼみの面積比率を10〜30%とすることができる。
ここで、面粗さをRaとは、粗さ曲線を中心線から折り返し、その粗さ曲線と中心線によって得られた面積を長さで割った値をマイクロメートル(μm)で表わしたものである。パラメータのSK値は、粗さ曲線の歪み度(スキューネス)を指し(ISO 4287:1997)、凹凸分布の非対称性を知る目安の統計量であり、ガウス分布のような対称な分布ではSK値は0に近くなり、凹凸の凸部を削除した場合は負、逆の場合は正の値をとることになる。
このため、ボール表面や案内溝の溝表面の面粗さをRa0.03〜1.0μmとしたことにより、ボール表面や案内溝の相手転動面(案内溝)との接触面間における油膜層を確実に形成することができる。面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とすることにより、前記くぼみが安定して油溜まりとなり、圧縮されても滑り方向、直角方向への油のリークは少なく、油膜形成に優れ、油膜形成状況は良好で、表面損傷を極力抑える効果がある。また、くぼみの面積比率を10〜30%とすることにより、潤滑油を保持するくぼみをボール表面にアトランダムに多数設けることができ、安定した低摩擦化を図ることができる。
微小凹形状のくぼみが設けられた表面が、バレル研磨加工にて形成されていたり、ショットブラスト、またはショットピーニングにて形成されていたりする。バレル研磨とは、容器(バレル)に被研磨物(ワーク)と研磨材(メディア)を入れ、バレルの運動により発生するワークとメディアとの相対摩擦によりバリ取り、R付け等の表面加工を行う方法である。ショットブラストは、切断・成形加工等の際に生成するバリ(張り出し)や熱処理の際に生成するスケール(硬い酸化被膜)を除去して表面を清浄にする目的で行われる処理である。ショットピーニングは、処理対象物の表面に小粒子を投射するという処理であり、表面に圧縮の残留応力を生成させることを目的として、その最表面を塑性変形させるような条件で行われる。このため、ショットピーニングとショットブラストとは、その強さ等の条件の点で大きく異なる。
このため、バレル研摩である場合、SK値のコントロールは、バレル研摩機の回転速度、加工時間、ワーク投入量、チップの種類と大きさ等を選ぶことにより行える。また、ショットブラストやショットピーニングである場合、投射材の種類(粒径、組成、密度、硬度、強度)、投射速度、投射角度、投射量等を選ぶことにより行える。
本発明では、案内溝深さを深くすることによって、継手の負荷容量を大きくすることができ、耐久性及び強度を向上させることができる。また、案内溝とボールとの接触角を大きくすることができ、案内溝への荷重を減らすことができ、これによっても、耐久性及び強度を向上させることができる。さらに、内輪とボール、外輪とボールの移動距離の差が少なくなり、継手効率が向上する。しかも、ケージオフセットをつけることによって、前記R1が小さくなったこと(トラックオフセット小)による作動性低下の影響を補うことができる。
ボール表面やトラック表面等にランダムに付けられた微小凹形状のくぼみの効果により、潤滑剤が微小凹形状の窪み部に保持される。よって、トラックとボールの接触面において、より良好な油膜層状態が維持できることから、接触の摩擦抵抗の減少により、等速自在継手の効率を向上させることができる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
本発明に係る固定型等速自在継手は、図1に示すように内径面21に複数の案内溝22が軸方向に沿って形成された外側継手部材としての外輪23と、外径面24に複数の案内溝25が軸方向に沿って形成された内側継手部材としての内輪26とを備える。そして、外輪23の案内溝22と内輪26の案内溝25とが対をなし、トルクを伝達するボール27が外輪23の案内溝22と内輪26の案内溝25との間に介在する。外輪23の内径面21と内輪26の外径面24との間にケージ(保持器)28が介在され、この保持器28の周方向に沿って所定ピッチで配設された複数の窓部(ポケット)29にボール27が保持される。
外輪23の案内溝22は、開口側のストレート部22a(外輪軸線と平行なストレート部)と、奥側の円弧部22bとからなる。内輪26の案内溝25は、開口側の円弧部25aと、奥側のストレート部25b(外輪軸線と平行なストレート部)とからなる。このため、この固定型等速自在継手は、アンダーカットフリータイプである。
図2に示すように、外輪23の案内溝22の曲率中心O1を継手中心Oから軸方向に外輪23の開口側にずらしている。また、内輪26の案内溝25の曲率中心O2を継手中心Oから軸方向に外輪23の案内溝22の曲率中心O1と反対側の奥側に等距離だけ離して設けている
保持器28の外径面28aの球面中心O3を継手中心Oから軸方向に開口側に僅かにずらしている。また、保持器28の内径面28bの球面中心O4を継手中心Oから軸方向に外径面28aの球面中心O3と反対側の奥側に等距離fだけ離して設けている。すなわち、球面中心O3のオフセット量fをfoとし、球面中心O4のオフセット量fをfiとして、fo=fiとしている。曲率中心O1のオフセット量(曲率中心O1と球面中心O3との間の寸法)をFoとし、曲率中心O2のオフセット量(曲率中心O2と球面中心O4との間の寸法)をFiとして、Fo=Fiとしている。
外輪23の案内溝22や内輪26の案内溝25は、鍛造加工のみ、又は鍛造加工後の削り加工等にて成形したゴシックアーチ状である。図3に示すように、ゴシックアーチ状とすることによって、案内溝22、25とボール27はアンギュラ接触となっている。すなわち、したがって、ボール27は、外輪23の案内溝22と2点C11,C12で接触し、内輪26の案内溝25と2点C21,C22で接触している。ボール27の中心O5と継手中心Oを通る線分に対するボール27の中心O5と各案内溝22,25との接触点C11,C12,C21,C22とのなす角度が、接触角α1である。各接触点C11,C12,C21,C22の接触角α1はすべて等しく、33°〜38°に設定されている。
図1に示すように、トラックオフセット量(オフセット量)F(Fo)と、外輪23の案内溝22の曲率中心O1とボール27の中心O5とを結ぶ線分moの長さをPCR(PCRo)との比R1(Fo/PCRo)を、0.045〜0.065とする。また、トラックオフセット量(オフセット量)F(Fi)と、内輪26の案内溝25の曲率中心O2とボール27の中心O5とを結ぶ線分miの長さをPCR(PCRi)との比R1(Fi/PCRi)を、0.045〜0.065とする。PCRoとPCRiとは同一である。
また、外輪23の案内溝22の曲率中心O1とボール27の中心O5とを結ぶ線分moと、保持器28の外径面28aの球面中心O3とボール27の中心O5とを結ぶ線分noとの成す角度をαtとし、保持器28の外径面28aの球面中心O3とボール27の中心O5とを結ぶ線分noと、継手軸心Oとボール27の中心O5とを結ぶ線Lとの成す角度をαcとし、これらの角度を加算した角度をαとしたときに、As(αt/α)を0.45〜0.65とする。外輪23の案内溝22の曲率中心O1とボール27の中心O5とを結ぶ線分miと、保持器28の外径面28aの球面中心O3とボール27の中心O5とを結ぶ線分noとの成す角度をαtとし、保持器28の内径面28bの球面中心O4とボール27の中心O5とを結ぶ線分niと、継手軸心Oとボール27の中心O5とを結ぶ線Lとの成す角度をαcとし、これらの角度を加算した角度をαとしたときに、As(αt/α)を0.45〜0.65とする。
なお、前記特許文献、つまり図7に示すものでは、F/PCRは、0.069〜0.121である。また、f/PCRは、0〜0.052であり、これからAs(αt/α)を0.66〜1.00となる。
本発明によれば、トラックオフセット量を小さくし、保持器(ケージ)28の外径面28aの球面中心O3および保持器(ケージ)28の内径面28bの球面中心O4を、継手中心Oに対して互いに案内溝中心O1,O2に向かって適正にオフセットすることができ、従来品と同様のトータルオフセット量を確保しつつ各案内溝22,25の深さを深くすることができる。このように、各案内溝22,25の深さを深くすることによって、案内溝22,25とボール27との接触角(例えば、33°〜38°)α1を大きくできる。これによって、継手の負荷容量を大きくすることができ、耐久性及び強度を向上させることができる。また、案内溝22、25とボール27との接触角を大きくすることができ、案内溝22、25への荷重を減らすことができ、これによっても、耐久性及び強度を向上させることができる。しかも、保持器オフセット(ケージオフセット)をつけることによって、前記R1が小さくなったこと(トラックオフセット小)による作動性低下の影響を補うことができる。さらに、内輪26とボール27、外輪23とボール27の移動距離の差が少なくなり、継手効率が向上する。しかも、ケージオフセットをつけることによって、前記R1が小さくなったこと(トラックオフセット小)による作動性低下の影響を補うことができる。これによって、効率性を維持することができる。
また、ボール表面には、図4に示すように、大きさ数10μm程度の微小凹部(くぼみ)35を無数にランダムに形成する。この場合、ボール表面の面粗さをRa0.03〜1.0μmとし、好ましくは、Ra0.05〜0.15μmとする。面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とし、好ましくは、SK値を−4.9〜−1.6とするのが好ましい。さらに、くぼみの面積比率を10〜30%とする。
面粗さRaとは、粗さ曲線を中心線から折り返し、その粗さ曲線と中心線によって得られた面積を長さで割った値をマイクロメートル(μm)で表わしたものである。パラメータのSK値は、粗さ曲線の歪み度(スキューネス)を指し(ISO 4287:1997)、凹凸分布の非対称性を知る目安の統計量であり、ガウス分布のような対称な分布ではSK値は0に近くなり、凹凸の凸部を削除した場合は負、逆の場合は正の値をとることになる。
微小凹形状のくぼみが設けられた表面が、バレル研磨加工にて形成されていたり、ショットブラスト、またはショットピーニングにて形成されていたりする。バレル研磨とは、容器(バレル)に被研磨物(ワーク)と研磨材(メディア)を入れ、バレルの運動により発生するワークとメディアとの相対摩擦によりバリ取り、R付け等の表面加工を行う方法である。ショットブラストは、切断・成形加工等の際に生成するバリ(張り出し)や熱処理の際に生成するスケール(硬い酸化被膜)を除去して表面を清浄にする目的で行われる処理である。ショットピーニングは、処理対象物の表面に小粒子を投射するという処理であり、表面に圧縮の残留応力を生成させることを目的として、その最表面を塑性変形させるような条件で行われる。このため、ショットピーニングとショットブラストとは、その強さ等の条件の点で大きく異なる。
このような表面加工には、WPC加工、ディンプル加工、マイクロディンプル処理、さらには、微粒子ピーニングや精密ショットピーニングとも呼ばれるWPC処理がより好ましい。WPC処理とは、金属成品の表面に、目的に応じた材質の微粒子を圧縮性の気体に混合して高速衝突させるという表面改質処理である。この手法においては、処理対象物の最表面で急熱・急冷が繰り返される。このため、微細で靭性に富む緻密な組織が形成され、高硬度化して表面を強化すると同時に、表面性状を微小ディンプルへ変化させることによって摩擦摩耗特性を向上させることができる。すなわち、WPC処理を施すことによって、疲労強度向上と摺動性向上とを図ることができる。
マイクロディンプルである微小凹部(マイクロオイルスポット)35以外は平坦面で、方向性はなく(等方性)、この部分の表面粗さが、内輪26及び外輪23の案内溝表面粗さと同等とされる。この微小凹部35は、最適なメディア、砥粒の選定により微細ディンプルを形成することができる。この場合、表面の研削条件を変えることによって、任意の大きさ、任意の数の微小凹部35を製作できる。この微小凹部35の深さは例えば約1μm程度である。すなわち、バレル研摩である場合、SK値のコントロール等は、バレル研摩機の回転速度、加工時間、ワーク投入量、チップの種類と大きさ等を選ぶことにより行える。また、ショットブラストやショットピーニングである場合、投射材の種類(粒径、組成、密度、硬度、強度)、投射速度、投射角度、投射量等を選ぶことにより行える。
ところで、図6に示すような潤滑流体流れモデルを形成した場合、潤滑流体の流れは、(A)よりも(B)、(C)の方が抵抗が大きく、接触内部に存在する流体の量が増加することになる。このため、転がり接触面の油膜厚さが増すことになる。図6において、ハッチング部が弾性変形による接触部40a、40b、40cを示し、破線は潤滑流体の流れを示している。(A)および(C)は接触部40a、40cが楕円乃至長円状であり、(B)は接触部40bが円形状である。また、転がり方向と仕上げ面の加工方向が同じ場合を示し、(C)は、転がり方向と仕上げ面の加工方向が直角の場合を示している。
この潤滑流体流れモデルを、前記等速自在継手にあてはめれば、図5に示すようなモデルにて表すことができる。図5において、ハッチング部が弾性接触部36を示し、クロスハッチングが微小凹部35を示し、破線が流体の流れを示す。この場合、転がり方向は図面上の左から右で、潤滑流体は平滑面の接触部を迂回し、微小凹部35で油量を増加しボール表面上を流れる。このため、油膜を形成することができる。
このように、ボール27(鋼球)の表面に大きさが数10μm程度の多数の微小凹部35をランダムに配置したことによって、潤滑流体は平滑面の接触部(外輪23及び内輪26の案内溝表面との接触部)を迂回し、微小凹部35で油量を増加しボール表面上を通過する。すなわち、微小凹部(マイクロオイルポット)35がボール27の表面と案内溝表面の保油効果として働く。
また、鋼球(ボール27)の表面に大きさが数10μm程度の多数の微小凹部35をランダムに配置したことによって、潤滑流体は平滑面の接触部(外輪23及び内輪26の案内溝表面との接触部)を迂回し、微小凹部35で油量を増加しボール表面上を通過する。すなわち、微小凹部(マイクロオイルポット)35がボール27の表面と案内溝表面の保油効果として働く。
しかも、ボール表面の面粗さをRa0.03〜1.0μmとしたことにより、ボール表面と相手転動面(案内溝)との接触面間における油膜層を確実に形成することができる。面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とすることにより、前記くぼみが安定して油溜まりとなり、圧縮されても滑り方向、直角方向への油のリークは少なく、油膜形成に優れ、油膜形成状況は良好で、表面損傷を極力抑える効果がある。また、くぼみの面積比率を10〜30%とすることにより、潤滑油を保持するくぼみをボール表面にアトランダムに多数設けることができ、安定した低摩擦化を図ることができる。
このため、ボール表面にマイクロオイルポット効果を発揮するくぼみ35を設けることなく、外輪23の案内溝22や内輪26の案内溝25の溝表面に、前記くぼみ35を設けてもよい。この場合も、多数の微小凹形状のくぼみをランダムに設けるとともに、くぼみの面粗さをRa0.03〜1.0μmとし、好ましくは、Ra0.05〜0.15μmとする。くぼみの面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とし、好ましくは、SK値を−4.9〜−1.6とするのが好ましい。さらに、くぼみの面積比率を10〜30%とする。
このように、外輪23の案内溝22や内輪26の案内溝25の溝表面に、くぼみ35を設けても、ボール表面にくぼみ35を設けた場合と同様の作用効果を奏する。
ボール表面又はトラック表面(案内溝表面)にランダムに付けられた微小凹形状のくぼみの効果により、潤滑剤が微小凹形状の窪み部に保持される。よって、案内溝22、25とボール27の接触面において、より良好な油膜層状態が維持できることから、接触の摩擦抵抗の減少により、等速自在継手の効率を向上させることができる。
外輪23の案内溝22や内輪26の案内溝は、鍛造加工のみ、又は鍛造加工後の削り加工等にて成形することができるので、内輪26や外輪23の案内溝成形は、なんら特別な成形方法によることなく簡単に行うことができる。
また、前記実施形態は、アンダーカットフリータイプの等速自在継手であったが、他の実施形態として、トラック溝の溝底が円弧部のみからなるバーフィールド式(ツェッパ式)の等速自在継手であってもよい。
このように、本発明の等速自在継手は、種々の使用環境に対応した種々のタイプのものを構成することができる。このため、自動車のプロペラシャフトに、最適な等速自在継手を構成することができる。特に、8個以上のトルク伝達ボールを備えた等速自在継手では、強度、負荷容量、及び耐久性を確保しつつ、より一層のコンパクト化、軽量化を実現することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、等速自在継手として、継手作動角の高角化を図るために、実施形態のように、案内溝底がそれぞれ円弧部とストレート部とを備えるアンダーカットフリー型であっても、アンダーカットフリー型の直線部分がテーパー形状を呈している形状のものであってもよい。また、案内溝底がそれぞれ曲率半径が相違する複数の円弧部を備えたものであっても、外輪の案内溝の曲率中心および内輪の案内溝の曲率中心をそれぞれ継手軸線よりも径方向にオフセット(径方向のオフセット)させたものであってもよい。さらには、案内溝の周方向配設ピッチが等ピッチであっても不等ピッチであってもよく、ボール数の増減も任意である。
次の表1に示すように、F/PCRが0.069〜0.121であり、As(αt/α)が0.66〜1.00となる従来品と、F/PCRが、0.045〜0.065の範囲で、かつ、αt/αが、0.45〜0.65であり、ボール表面に多数の微小凹部35をランダムに配置した本発明品との性能評価を行った。この場合、くぼみの面粗さをRa0.03〜1.0μmとしくぼみの面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とし、さらに、くぼみの面積比率を10〜30%とした。
表2にその結果を示す。この表2では、従来品に対する改善度合を数値化したものであって、数値が大きいほど、従来品よりも改善されたことを示している。
Figure 0005248207
本発明の第1実施形態を示す固定型等速自在継手の断面図である。 前記固定型等速自在継手の断面図である。 前記固定型等速自在継手のボールと案内溝との関係を示す拡大断面図である。 前記固定型等速自在継手のボールの表面粗さを示す簡略図である。 本発明の鋼球転動構造の流体流れモデル図である。 鋼球の表面粗さと油膜パラメータに関した係数の変化を示すグラフ図である。 従来の固定型等速自在継手の断面図である。 従来の他の固定型等速自在継手の断面図である。 前記図8の固定型等速自在継手のボールに作用する押圧力を示す図である。 前記図8の固定型等速自在継手の作動角をとった状態の断面図である。 従来の別の固定型等速自在継手の断面図である。 前記図11の固定型等速自在継手のボールに作用する押圧力を示す図である。 前記図11の固定型等速自在継手の作動角をとった状態の断面図である。
符号の説明
21 内径面
22,25 案内溝
24 外径面
27 ボール
28 保持器
28a 外径面
28b 内径面
35 微小凹部

Claims (10)

  1. 内径面に複数の案内溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数の案内溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、ボールを保持する保持器とを備え、外側継手部材の案内溝の中心が内径面の球面中心に対して、内側継手部材の案内溝の中心が外径面の球面中心に対して、それぞれ、軸方向に等距離だけ反対側にオフセットさせたトラックオフセットタイプの固定型等速自在継手であって、
    ボール表面に多数の微小凹形状の大きさが数10μm程度のくぼみをランダムに配置するとともに、トラックオフセット量をFとし、外側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分の長さ、および、内側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分の長さを、それぞれPCRとしたときのF/PCRであるR1が、0.045≦R1≦0.065の範囲で、かつ、保持器の外径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、外側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分との成す角度、および、保持器の内径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、内側継手部材の案内溝の中心と前記ボールの中心とを結ぶ線分との成す角度を、それぞれαtとし、保持器の外径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、継手中心とボールの中心とを結ぶ線との成す角度、および、保持器の内径面の中心とボールの中心とを結ぶ線分と、継手中心とボールの中心とを結ぶ線との成す角度を、それぞれαcとし、αtとαcとを加算した角度をαとしたときのαt/αであるAsを、0.45≦As≦0.65としたことを特徴とする固定型等速自在継手。
  2. 各案内溝とボールとの接触角を33°〜38°としたことを特徴とする請求項1に記載の固定型等速自在継手。
  3. 内側継手部材の案内溝の溝表面に微小凹形状のくぼみを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固定型等速自在継手。
  4. 外側継手部材の案内溝の溝表面に微小凹形状のくぼみを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固定型等速自在継手。
  5. 内側継手部材の案内溝の溝表面及び外側継手部材の案内溝の溝表面に微小凹形状のくぼみを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固定型等速自在継手。
  6. 前記微小凹形状のくぼみが設けられた表面の面粗さをRa0.03〜1.0μmとし、面粗さのパラメータのSK値を−1.6以下とし、くぼみの面積比率を10〜30%としたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の固定型等速自在継手。
  7. 前記微小凹形状のくぼみが設けられた表面の面粗さをRa0.05〜0.15μmとし、面粗さのパラメータのSK値を−4.9〜−1.6としたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の固定型等速自在継手。
  8. 前記微小凹形状のくぼみが設けられた表面をバレル研磨によって仕上げたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の固定型等速自在継手。
  9. 前記微小凹形状のくぼみが設けられた表面をショットブラストによって仕上げたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の固定型等速自在継手。
  10. 前記微小凹形状のくぼみが設けられた表面をショットピーニングによって仕上げたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の固定型等速自在継手。
JP2008142402A 2008-05-30 2008-05-30 固定型等速自在継手 Active JP5248207B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008142402A JP5248207B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 固定型等速自在継手
PCT/JP2009/058605 WO2009145035A1 (ja) 2008-05-30 2009-05-07 固定型等速自在継手
CN200980119940.XA CN102046995B (zh) 2008-05-30 2009-05-07 固定型等速万向接头
EP09754543.8A EP2284411B1 (en) 2008-05-30 2009-05-07 Fixed type, constant velocity universal joint
US12/988,661 US8267802B2 (en) 2008-05-30 2009-05-07 Fixed-type, constant-velocity universal joint

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008142402A JP5248207B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 固定型等速自在継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009287715A JP2009287715A (ja) 2009-12-10
JP5248207B2 true JP5248207B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=41457121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008142402A Active JP5248207B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 固定型等速自在継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5248207B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865314A (zh) * 2011-07-06 2013-01-09 江苏威鹰机械有限公司 球笼式万向节钟形壳精锻件

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60179521A (ja) * 1984-02-28 1985-09-13 Nippon Seiko Kk 等速自在接手
JP3859264B2 (ja) * 1996-05-28 2006-12-20 Ntn株式会社 自動車用固定型等速自在継手
JP2003004062A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Ntn Corp 固定型等速自在継手
JP2006009080A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Hitachi Ltd 摺動部材及び該摺動部材の表面処理方法
JP2007298086A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nsk Ltd 鉄道車両用転がり軸受装置
JP2008064291A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Ntn Corp 鋼球転動構造及び等速自在継手
JP2008121755A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Ntn Corp 自動調心ころ軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009287715A (ja) 2009-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009145035A1 (ja) 固定型等速自在継手
JP5138449B2 (ja) 等速自在継手
JP2010043667A (ja) 固定式等速自在継手
US6506122B2 (en) Constant velocity universal joint
CN102046996B (zh) 固定式等速万向接头
JP6165497B2 (ja) 等速自在継手用保持器およびこれを組み込んだ固定式等速自在継手、並びにこの固定式等速自在継手を組み込んだドライブシャフト
JP5248207B2 (ja) 固定型等速自在継手
KR101696179B1 (ko) 기어 스핀들 및 그것을 구비한 압연기
JP2009191911A (ja) 固定式等速自在継手
JP4537304B2 (ja) 固定式等速自在継手
US8317629B2 (en) Inner joint member for constant velocity universal joint, manufacturing method therefor, and constant velocity universal joint
JP2014025486A (ja) 動力伝達機構
JP5220480B2 (ja) 固定型等速自在継手
JP4813286B2 (ja) 等速自在継手用外側継手部材
WO2023248683A1 (ja) 等速自在継手及びその製造方法
JP2017026025A (ja) 固定式等速自在継手
JP2008196635A (ja) 固定式等速自在継手
JP2001330051A (ja) 等速自在継手
JP2002005186A (ja) 等速自在継手
US8313387B2 (en) Cage for constant velocity universal joint
JP5741536B2 (ja) ボールねじ
JP2010261560A (ja) 等速自在継手
JP5891588B2 (ja) ボールねじ
JP2011208674A (ja) 等速自在継手
JP2009174660A (ja) 等速自在継手のケージ、プロペラシャフトアッセンブリー、およびドライブシャフトアッセンブリー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5248207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250