JP5246422B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車に関し、特に、自動二輪車のサイドスタンド及びキックアームに関する。
従来の自動二輪車として、エンジンの側方に設けられるキックアームを踏み下げることによりエンジンを始動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来の自動二輪車は、メインスタンドを使用して後輪を浮かせた状態でキックアームを操作させるために、メインスタンド格納時にキックアームを踏み下げようとすると、キックアームがメインスタンドに接触するように構成されている。
特公平02−014991号公報
ところで、上記特許文献1に記載の自動二輪車では、キックアームをメインスタンドに接触させる構造であるため、キックアームとメインスタンドの配置が制約され、部品の配置の自由度が低かった。また、キックアームをメインスタンドに接触させるために、メインスタンドを幅方向に大型化したり、メインスタンドに突起を設けたりする必要があるので、メインスタンドの小型化を図ることが困難であった。
本発明は、かかる事情を考慮したものであり、その目的は、部品の配置の自由度を向上することができ、メインスタンドの小型化を図ることができる自動二輪車を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車体フレームと、車体フレームの前端部に操舵自在に支持される前輪と、車体フレームの後部に揺動自在に支持される後輪と、車体フレームの下方に支持されるエンジンと、後輪を地面から浮かせた状態で停車する際に使用するメインスタンドと、前輪及び後輪を地面に接地させた状態で停車する際に使用するサイドスタンドと、エンジンから突出するキック軸に取り付けられ、運転者に踏み下げられることによりエンジンを始動させるキックアームと、を備える自動二輪車において、サイドスタンドを使用した停車状態において、エンジンが始動するキックアームの回転位置の手前でキックアームが地面に接触するように、キックアームの長さが設定されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、キックアームは、車幅方向において、サイドスタンドと同じ側に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、エンジンのクランクケースの側方に配置され、運転者の脚部を載せる左右一対のステップを備え、ステップよりも下方にキック軸が配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、キック軸より前方においてクランクケースの下面に支持され、クランクケースの下面から車幅方向外側に延出し、その両端部にステップが設けられるステップバーを備え、ステップバーは、キックアームの回転範囲の途中を横切るように配置されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、エンジンは、クランクケースの一方側に設けられ、クランクケースと協働して発電機を収容する発電機カバーと、クランクケースの他方側に設けられ、クランクケースと協働して変速機を収容する変速機カバーと、を備え、キックアームは、発電機カバー側に配置され、不使用時においては、キックアームの足踏み部が車両上面視における車幅方向での発電機カバーの幅内に収納されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、サイドスタンドは、キックアームより後方且つ車幅方向内側の位置において、クランクケースの下面に支持されることを特徴とする。
請求項1に記載の自動二輪車によれば、サイドスタンドを使用した停車状態において、エンジンが始動するキックアームの回転位置の手前でキックアームが地面に接触するように、キックアームの長さが設定されるため、キックアームの長さを調節するだけで、サイドスタンドを使用した停車状態でのキックアームによるエンジン始動を不可能にすることができる。これにより、キックアームをメインスタンドに接触させる必要がなくなり、キックアームとメインスタンドの配置の制約がなくなるので、部品の配置の自由度を向上することができる。また、キックアームをメインスタンドに接触させる必要がなくなるので、メインスタンドの小型化を図ることができる。
請求項2に記載の自動二輪車によれば、キックアームが、車幅方向において、サイドスタンドと同じ側に配置されるため、サイドスタンドを使用して停車させると、自動二輪車はサイドスタンド側に傾斜するので、キックアームをサイドスタンドの反対側に配置した場合と比較して、キックアームの長さを短くすることができ、自動二輪車の軽量化を図ることができる。
請求項3に記載の自動二輪車によれば、エンジンのクランクケースの側方に配置され、運転者の脚部を載せる左右一対のステップを備え、ステップよりも下方にキック軸が配置されるため、キック軸から地面までの距離を短くすることができる。これにより、キックアームの長さを短くすることができるので、自動二輪車の軽量化を図ることができる。
請求項4に記載の自動二輪車によれば、キック軸より前方においてクランクケースの下面に支持され、クランクケースの下面から車幅方向外側に延出し、その両端部にステップが設けられるステップバーを備え、ステップバーは、キックアームの回転範囲の途中を横切るように配置されるため、キックアームが回転し過ぎて、その回転範囲の最下部より前方に回転したとしても、キックアームがステップバーに接触するので、ステップバーをキックアームのストッパーとして使用することができる。また、キックアームが最下部に向かう力と比較して、前方に向かう力は弱いため、キックアームがステップバーに接触したとしても、その接触力を弱くすることができる。
請求項5に記載の自動二輪車によれば、エンジンは、クランクケースの一方側に設けられ、クランクケースと協働して発電機を収容する発電機カバーと、クランクケースの他方側に設けられ、クランクケースと協働して変速機を収容する変速機カバーと、を備え、キックアームは、発電機カバー側に配置され、不使用時においては、キックアームの足踏み部が車両上面視における車幅方向での発電機カバーの幅内に収納されるため、不使用時のキックアームのエンジンからの突出量を減らすことができるので、車幅方向で自動二輪車の小型化を図ることができる。
請求項6に記載の自動二輪車によれば、サイドスタンドは、キックアームより後方且つ車幅方向内側の位置において、クランクケースの下面に支持されるため、サイドスタンドとキックアームが車幅方向の同じ側に配置されていたとしても、キックアームの回転範囲を大きく取ることができる。
本発明に係る自動二輪車の一実施形態を説明するための左側面図である。 図1に示すエンジンの周辺の左側面図である。 図2に示すエンジンの周辺の上面図である。 図2に示すエンジンの周辺の下面図である。 キックアームがステップバーに接触した状態を説明するためのエンジンの周辺の左側面図である。 キックアームがステップバーに接触した状態を説明するためのエンジンの周辺の正面図である。 サイドスタンドを使用した停車状態におけるキックアームが地面に接触した状態を説明するための左側面図である。 サイドスタンドを使用した停車状態におけるキックアームが地面に接触した状態を説明するための後面図である。 本発明に係る自動二輪車の変形例を説明するためのエンジンの周辺の左側面図である。
以下、本発明に係る自動二輪車の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
本実施形態の自動二輪車10は、図1に示すように、車体フレーム11を、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びるメインフレーム13と、メインフレーム13の後端部に連結され下方に延びる左右一対のピボットプレート14と、メインフレーム13の後端部に連結され後ろ上がりに延びた後に後方に延びる左右一対のリヤフレーム15と、メインフレーム13の中間部に連結され後ろ上がりに延び、その後端部がリヤフレーム15に連結される左右一対のサブフレーム16と、から構成し、メインフレーム13及びピボットプレート14にエンジン50が懸架されている。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ12に操舵自在に支持されるフロントフォーク21と、フロントフォーク21の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク21の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル22と、ピボットプレート14に揺動自在に支持されるスイングアーム23と、スイングアーム23の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、スイングアーム23とリヤフレーム15とに連結されるクッションユニット24と、を備える。
なお、図1中の符号31はヘッドライト、32はヘッドライトカバー、33はフロントカバー、34はフロントサイドカバー、35はレッグシールド、36はアンダーサイドカバー、37はリヤサイドアッパーカバー、38はリヤサイドロアカバー、39はサイドミラー、40はフロントフェンダ、41はシート、42は収納ボックス、43は燃料タンク、44はグラブレール、45はテールライト、46はリヤフェンダである。
エンジン50は、空冷式の単気筒エンジンであって、図1に示すように、その外殻は、主に、クランクケース51と、クランクケース51の前端部に取り付けられるシリンダブロック52と、シリンダブロック52の前端部に取り付けられるシリンダヘッド53と、シリンダヘッド53の前部開口を覆うシリンダヘッドカバー54と、クランクケース51の左側面に取り付けられ、クランクケース51と協働して発電機Gを収容する発電機カバー55と、クランクケース51の右側面に取り付けられ、クランクケース51と協働して変速機Mを収容する変速機カバー56(図3参照)と、クランクケース51の左側壁に設けられるドライブスプロケット57を覆うスプロケットカバー58と、によって構成される。
変速機Mは、ベルト式無段変速機であり、図3に示すように、左端部に発電機Gが設けられるクランク軸S1の右端部に設けられるプライマリシーブM1と、出力軸S2の軸上に設けられるセカンダリシーブM2と、プライマリシーブM1とセカンダリシーブM2に掛け渡されるベルトM3と、セカンダリシーブM2と同じく出力軸S2の軸上に設けられる遠心クラッチM4と、を備え、クランク軸S1が所定回転数以上になると、クランク軸S1の回転駆動力がプライマリシーブM1、ベルトM3、セカンダリシーブM2、及び遠心クラッチM4を介してドライブスプロケット57に伝達される。
また、図1に示すように、シリンダヘッド53の上側壁に形成される不図示の吸気ポートには、吸気管61を介してスロットルボディ62が接続され、このスロットルボディ62の上流端には、接続管63を介してエアクリーナ64が接続される。また、シリンダヘッド53の下側壁に形成される不図示の排気ポートには、排気管65を介してマフラー66が接続される。
また、本実施形態の自動二輪車10は、図2〜図4に示すように、ピボットプレート14の下端部に回動自在に軸支され、後輪WRを地面Eから浮かせた状態で停車する際に使用するメインスタンド71と、エンジン50のクランクケース51の後部下面に取り付けられ、前輪WF及び後輪WRを地面Eに接地させた状態で停車する際に使用するサイドスタンド72と、エンジン50のクランクケース51の左側壁から突出するキック軸59に取り付けられ、運転者に踏み下げられることによりエンジン50を始動させるキックアーム73と、エンジン50のクランクケース51の前部下面に取り付けられ、運転者の脚部を載せるための左右一対のステップ74と、を備える。
サイドスタンド72は、クランクケース51の後部下面の車幅方向左側にサイドスタンドステー80を介して取り付けられており、このサイドスタンドステー80は、板状部材であり、クランクケース51の後部下面に3本のボルト83により締結される平板部81と、平板部81の左端部を斜め下方に屈曲させた屈曲部82と、を有する。そして、サイドスタンド72は、サイドスタンドステー80の屈曲部82にボルト84及びナット85により回動自在に軸支される。なお、図2中の符号86は、サイドスタンド72を収納位置に維持するための引っ張りばねである。
また、本実施形態では、図2及び図4に示すように、サイドスタンド72は、キックアーム73より後方に配置される。また、図3中の一点鎖線は、キックアーム73が回転途中でサイドスタンド72の側方を通過する状態を示している。このように、サイドスタンド72は、キックアーム73の回転範囲Rよりも内側になるように車幅方向内側に配置される。これにより、サイドスタンド72とキックアーム73が車幅方向の同じ側に配置されていたとしても、キックアーム73の回転範囲Rを大きく取ることが可能となる。
キックアーム73は、図2及び図3に示すように、キック軸59にボルト73cにより締結されるベース部73aと、ベース部73aに回動自在に嵌合される略L字状のアーム部73bと、を備える。また、アーム部73bの先端部には、キックアーム73を使用する際に足を載せる足踏み部73dが形成される。また、本実施形態では、キックアーム73は、車幅方向において、サイドスタンド72と同じ側である発電機カバー55側(車幅方向左側)に配置される。
また、本実施形態では、図2及び図3に示すように、キックアーム73は、不使用時においては、そのアーム部73bの足踏み部73dが車両上面視における車幅方向での発電機カバー55の幅内、具体的には、発電機カバー55の上方の位置に収納される。これにより、不使用時のキックアーム73のエンジン50(発電機カバー55)からの突出量を減らすことが可能となる。なお、図2中の一点鎖線のキックアーム73は、不使用時の収納位置におけるキックアーム73を表し、二点鎖線のキックアーム73は、使用時の初期位置P1おけるキックアーム73を表し、実線のキックアーム73は、エンジン50が始動するキックアーム73の回転位置である使用時のエンジン始動回転位置P2におけるキックアーム73を表している。
また、本実施形態では、図7及び図8に示すように、サイドスタンド72を使用した停車状態において、エンジン始動回転位置P2の手前でキックアーム73が地面Eに接触するように、キックアーム73の長さが設定される。これにより、サイドスタンド72を使用した停車状態でのキックアーム73によるエンジン始動が不可能になる。なお、図7中の実線のキックアーム73は、地面Eに接触した状態の接触回転位置P4におけるキックアーム73を表している。
ここで、図8に示すように、サイドスタンド72を使用し、車体がサイドスタンド72側に傾斜した状態において、キックアーム73をサイドスタンド72と同じ側に配置した場合のキック軸59の中心線から地面Eまでの距離L1の方が、キックアーム73をサイドスタンド72の反対側に配置した場合のキック軸59の中心線から地面Eまでの距離L2より短い。従って、キックアーム73をサイドスタンド72と同じ側に配置すると、キックアーム73をサイドスタンド72の反対側に配置した場合と比較して、サイドスタンド72を使用した停車状態でキックアーム73による始動を不能にするようにキックアーム73の長さを設定する際、キックアーム73の長さを短くすることが可能となる。
ステップ74は、クランクケース51の前部下面にステップホルダ90を介して取り付けられており、このステップホルダ90は、クランクケース51の前部下面に防振部材92を介して2本のボルト94により締結される左右一対のホルダベース91と、左右一対のホルダベース91に架け渡されるように固定されるパイプ状のステップバー93と、を備える。そして、ステップ74は、ステップバー93の両端部にそれぞれ取り付けられ、エンジン50のクランクケース51の車幅方向両側方にそれぞれ配置される。
また、本実施形態では、図2に示すように、キック軸59は、ステップ74よりも下方に配置される。これにより、キック軸59から地面Eまでの距離が短くなるので、サイドスタンド72を使用した停車状態でキックアーム73による始動を不能にするようにキックアーム73の長さを設定する際、キックアーム73の長さを短くすることが可能となる。
また、本実施形態では、図2に示すように、ステップバー93は、キック軸59より前方においてクランクケース51の前部下面にホルダベース91により支持され、クランクケース51の前部下面から車幅方向外側に延出した後に後ろ上がりに屈曲して延びるように形成される。そして、ステップバー93は、図5及び図6に示すように、キックアーム73の回転範囲Rの途中を横切るように配置される。これにより、キックアーム73が回転し過ぎて、その回転範囲Rの最下部より前方に回転したとしても、キックアーム73がステップバー93に接触するので、ステップバー93がキックアーム73のストッパーとなる。なお、図5中の実線のキックアーム73は、ステップバー93に接触した状態の接触回転位置P3におけるキックアーム73を表し、点線のキックアーム73は、サイドスタンド72の側方を通過する状態の通過回転位置P5におけるキックアーム73を表している。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車10によれば、サイドスタンド72を使用した停車状態において、エンジン始動回転位置P2の手前でキックアーム73が地面Eに接触するように、キックアーム73の長さが設定されるため、キックアーム73の長さを調節するだけで、サイドスタンド72を使用した停車状態でのキックアーム73によるエンジン始動を不可能にすることができる。これにより、キックアーム73をメインスタンド71に接触させる必要がなくなり、キックアーム73とメインスタンド71の配置の制約がなくなるので、部品の配置の自由度を向上することができる。また、キックアーム73をメインスタンド71に接触させる必要がなくなるので、メインスタンド71の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、キックアーム73が、車幅方向において、サイドスタンド72と同じ側に配置されるため、サイドスタンド72を使用して停車させると、自動二輪車10はサイドスタンド72側に傾斜するので、キックアーム73をサイドスタンド72の反対側に配置した場合と比較して、サイドスタンド72を使用した停車状態において、エンジン始動回転位置P2の手前でキックアーム73が地面Eに接触するように設定されるキックアーム73の長さを短くすることができ、自動二輪車10の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、エンジン50のクランクケース51の側方に配置され、運転者の脚部を載せる左右一対のステップ74を備え、ステップ74よりも下方にキック軸59が配置されるため、キック軸59から地面Eまでの距離L1を短くすることができる。これにより、サイドスタンド72を使用した停車状態において、エンジン始動回転位置P2の手前でキックアーム73が地面Eに接触するように設定されるキックアーム73の長さを短くすることができるので、自動二輪車10の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、キック軸59より前方においてクランクケース51の下面に支持され、クランクケース51の下面から車幅方向外側に延出し、その両端部にステップ74が設けられるステップバー93を備え、ステップバー93は、キックアーム73の回転範囲Rの途中を横切るように配置されるため、キックアーム73が回転し過ぎて、その回転範囲Rの最下部より前方に回転したとしても、キックアーム73がステップバー93に接触するので、ステップバー93をキックアーム73のストッパーとして使用することができる。また、キックアーム73が最下部に向かう力と比較して、前方に向かう力は弱いため、キックアーム73がステップバー93に接触したとしても、その接触力は弱くすることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、エンジン50は、クランクケース51の左側に設けられ、クランクケース51と協働して発電機Gを収容する発電機カバー55と、クランクケース51の右側に設けられ、クランクケース51と協働して変速機Mを収容する変速機カバー56と、を備え、キックアーム73は、発電機カバー55側に配置され、不使用時においては、キックアーム73の足踏み部73が車両上面視における車幅方向での発電機カバー55の幅内に収納されるため、不使用時のキックアーム73のエンジン50からの突出量を減らすことができるので、車幅方向で自動二輪車10の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、サイドスタンド72は、キックアーム73より後方且つ車幅方向内側の位置において、クランクケース51の下面に支持されるため、サイドスタンド72とキックアーム73が車幅方向の同じ側に配置されていたとしても、キックアーム73の回転範囲Rを大きく取ることができる。
なお、本実施形態の変形例として、図9に示すように、サイドスタンド72の回動部に、サイドスタンド72の回動角度を検出して使用状態を判断するサイドスタンドスイッチ87を設け、サイドスタンド72を使用した停車状態において点火及び燃料噴射をカットする制御をしてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、キックアーム73の長さを設定することにより、キックアーム73がエンジン始動回転位置P2の手前で地面Eに接触するようにしているが、これに限定されず、キックアーム73に突出部や別部材を設けることにより地面Eに接触するようにしてもよい。
10 自動二輪車
11 車体フレーム
50 エンジン
51 クランクケース
55 発電機カバー
56 変速機カバー
59 キック軸
71 メインスタンド
72 サイドスタンド
73 キックアーム
73 足踏み部
74 ステップ
80 サイドスタンドステー
90 ステップホルダ
93 ステップバー
WF 前輪
WR 後輪
G 発電機
M 変速機
R キックアームの回転範囲
E 地面
P1 キックアームの初期位置
P2 キックアームのエンジン始動回転位置
P3 キックアームのステップバーとの接触回転位置
P4 キックアームの地面との接触回転位置
P5 キックアームのサイドスタンド通過回転位置

Claims (6)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームの前端部に操舵自在に支持される前輪と、
    前記車体フレームの後部に揺動自在に支持される後輪と、
    前記車体フレームの下方に支持されるエンジンと、
    前記後輪を地面から浮かせた状態で停車する際に使用するメインスタンドと、
    前記前輪及び前記後輪を地面に接地させた状態で停車する際に使用するサイドスタンドと、
    前記エンジンから突出するキック軸に取り付けられ、運転者に踏み下げられることにより前記エンジンを始動させるキックアームと、を備える自動二輪車において、
    前記サイドスタンドを使用した停車状態において、前記エンジンが始動する前記キックアームの回転位置の手前で前記キックアームが地面に接触するように、前記キックアームの長さが設定されることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記キックアームは、車幅方向において、前記サイドスタンドと同じ側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記エンジンのクランクケースの側方に配置され、運転者の脚部を載せる左右一対のステップを備え、
    前記ステップよりも下方に前記キック軸が配置されることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 前記キック軸より前方において前記クランクケースの下面に支持され、
    前記クランクケースの下面から車幅方向外側に延出し、その両端部に前記ステップが設けられるステップバーを備え、
    前記ステップバーは、前記キックアームの回転範囲の途中を横切るように配置されることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
  5. 前記エンジンは、
    前記クランクケースの一方側に設けられ、前記クランクケースと協働して発電機を収容する発電機カバーと、
    前記クランクケースの他方側に設けられ、前記クランクケースと協働して変速機を収容する変速機カバーと、を備え、
    前記キックアームは、前記発電機カバー側に配置され、不使用時においては、前記キックアームの足踏み部が車両上面視における車幅方向での前記発電機カバーの幅内に収納されることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。
  6. 前記サイドスタンドは、前記キックアームより後方且つ車幅方向内側の位置において、クランクケースの下面に支持されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
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