JPH09209882A - キックスタータレバーのペダル格納構造 - Google Patents

キックスタータレバーのペダル格納構造

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JPH09209882A
JPH09209882A JP1578096A JP1578096A JPH09209882A JP H09209882 A JPH09209882 A JP H09209882A JP 1578096 A JP1578096 A JP 1578096A JP 1578096 A JP1578096 A JP 1578096A JP H09209882 A JPH09209882 A JP H09209882A
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JP
Japan
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lever
kick starter
pedal
center stand
shaft
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JP1578096A
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Koji Kurata
光次 倉田
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタースタンドを立てなければセンタース
タンドがキックスタータレバーに当たるため当該レバー
を踏み降ろせないようになっている自動二輪車におい
て、センタースタンドを立てずにキックスタータレバー
を踏み込んでしまった場合でも、そのときの衝撃がキッ
クスタータレバーのシャフトにまでは及ばないようにし
たキックスタータレバーの格納構造を提供すること。 【解決手段】 キックスタータレバー26を踏み降ろす
ことによるレバー本体26aの回転動をレバー本体とキ
ックスタータシャフト27とにそれぞれ設けた係合片2
9・30を介してキックスタータシャフトに伝達するよ
うにし、キックスタータレバーのペダル26bを格納状
態におく格納部31をレバー本体の軌道上に設けたキッ
クスタータレバーのペダル格納構造A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキックスタータレバ
ーの格納構造に関する。詳しくは、自動二輪車におい
て、エンジンを足で踏み降ろして始動する装置であるキ
ックスタータの構成部品の一つであるキックスタータレ
バーの車体への格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等についているキックスター
タは、セルスタータが主流の現在でも併用して装備さ
れ、セルスタータがうまく機能しないときに用いられ
る。
【0003】キックスタータは、周知のようにその構成
部品の一つであるキックスタータレバーを足で踏み降ろ
してエンジンを始動するものである。このため、キック
スタータレバーにライダーの足が掛かるように車輛側方
外側へ向けて、すなわち車輛側面に対してほぼ直角に外
側に向けてキックスタータレバーのペダルが突出するよ
うになっている。また、エンジンを始動後は、ペダルが
突出していると邪魔であるので、ペダルを車輛側面に沿
って平行になるように足の裏で蹴って格納するようにし
ている。
【0004】ところで、キックスタータレバーによって
エンジンを始動させた直後に誤ってスクータのアクセル
スロットルを回すと、エンジンの回転が上がり後輪が回
転してしまう場合が考えられる。このため、センタース
タンドを立てて後輪を浮かせた状態でキックスタータレ
バーを踏み込むよう運転者に対しての要請がある。
【0005】しかし、このような要請にも拘わらず、セ
ンタースタンドを立てずに、すなわちセンタースタンド
を格納した状態でキックスタータレバーを踏み込むライ
ダーもいるようである。
【0006】そこで、例えば特公平2−14991号公
報に見られるように、センタースタンドを立てた状態で
なければキックスタータレバーを踏み込めないように、
センタースタンドを格納した状態でキックスタータレバ
ーを踏み込むと、これがセンタースタンドに当たり、そ
れ以上の踏み込みができないようにした技術の提案がな
されている。
【0007】しかし、人間の習性でセンタースタンドを
立てずにうっかりキックスタータレバーを踏み込んでし
まう場合もありえる。その場合、センタースタンドとキ
ックスタータレバーとではセンタースタンドの方が剛性
が高いため、キックスタータレバーが傷ついてしまう虞
れがある。
【0008】キックスタータレバーは、レバー本体とシ
ャフトとが連結されており、その傷がレバー本体だけの
場合は、その取り替えが比較的容易であるが、シャフト
にまで及ぶと、シャフトはエンジン内部にあるものなの
で、その取り替えがたいへんである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、センタースタンドを立てた状態でなければセン
タースタンドがキックスタータレバーに当たってしま
い、したがってキックスタータレバーを踏み降ろせない
ようになっている自動二輪車において、センタースタン
ドを立てずにうっかりキックスタータレバーを踏み込ん
でしまった場合でも、そのときの衝撃がキックスタータ
レバーのシャフトにまでは及ばないようにしたキックス
タータレバーの格納構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、以上の課題
を解決するために次の手段を講じた。すなわち、本発明
スタータレバーの格納構造は、キックスタータレバーを
使用しないときはペダルをライダーの邪魔にならない向
きに格納し、キックスタータレバーを使用するときは前
記ペダルをライダーが足を掛けられる向きに引き出すよ
うになっているキックスタータレバーにおいて、このキ
ックスタータレバーは、キックスタータシャフトと、こ
のキックスタータシャフトにすきま嵌め状に回転自在に
かつ前記ペダルを先端に備えたレバー本体とからなり、
前記ペダルを蹴ることによるレバー本体の回転動をレバ
ー本体とキックスタータシャフトとにそれぞれ設けた係
合片を介して前記キックスタータシャフトに伝達し、ペ
ダルがライダーの足を掛けられる状態にあるときに、自
動二輪車を駐輪時に支えるセンタースタンドをその格納
のために車体に向けて跳ね上げると、当該センタースタ
ンドが前記レバー本体に当たって共に上方に回動するこ
とによって前記した係合片同士の係合を解くようになっ
ているとともに、前記レバー本体の上方への回動を制限
しかつキックスタータレバーを使用しないときに前記ペ
ダルを格納状態におく格納部を前記レバー本体の軌道上
に設けたことを特徴とする。
【0011】また、前記係止片を介してライダーが足を
掛けられる位置に前記ペダルがあるときに、前記センタ
ースタンドをその格納のために跳ね上げると、このセン
タースタンドが前記レバー本体に係る係止片に当たるよ
うにしてもよい。
【0012】したがって、本発明キックスタータレバー
のペダル格納構造によれば、キックスタータレバーは、
キックスタータシャフトと、このキックスタータシャフ
トにすきま嵌め状に回転自在にかつ前記ペダルを先端に
備えたレバー本体とからなり、前記ペダルを蹴ることに
よるレバー本体の回転動をレバー本体とキックスタータ
シャフトとにそれぞれ設けた係合片を介して前記キック
スタータシャフトに伝達し、ペダルがライダーの足を掛
けられる状態にあるときに、自動二輪車を駐輪時に支え
るセンタースタンドをその格納のために車体に向けて跳
ね上げると、当該センタースタンドが前記レバー本体に
当たって共に上方に回動し、これによって前記した係合
片同士の係合を解くようになっているので、センタース
タンドを格納した状態、すなわちセンタースタンドを立
てない状態でペダルを踏み降ろしても、レバー本体の回
転動はキックスタータシャフトには伝達されないことに
なる。
【0013】したがって、センタースタンドを立てずに
うっかりキックスタータレバーを踏み込んでしまった場
合でも、そのときの衝撃がキックスタータレバーのシャ
フトにまでは及ばないようにできる。
【0014】また、センタースタンドを立てた状態でエ
ンジンを始動し、その後、車輛側方に突出しているペダ
ルが邪魔であるので、ペダルを車輛側面に沿って平行に
なるように足の裏で蹴って格納してから車体を前方へ移
動することで、センタースタンドが、通常これに作用す
るようになっている弾撥材によって自動的に格納される
方向に回動するようになると、レバー本体の軌道上に
は、レバー本体の上方への回動を制限し、かつキックス
タータレバーを使用しないときに前記ペダルを格納状態
におく格納部が設けられているので、ペダルは安定した
格納状態を維持する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
図示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明に係るキックスタータレバーのペダル格納構造A
の採用された自動二輪車としてのスクータ2の左側面図
であって、センタースタンド34を格納した状態の図、
図2は図1の平面図、図3は図1の状態からセンタース
タンド34を立てた状態の図、図4は図1の要部拡大
図、図5は図4の矢印V方向から見た図、図6は変形例
を示す図である。
【0016】スクータ2は、図1および図2に示すよう
に、前輪4を操舵するハンドル6と運転者用シート8と
の間に足乗せ空間10を備え、空間10の後方で運転者
用シート8の下方には、ヘルメット12を収納可能な収
納ボックス14が設けられている。そして、収納ボック
ス14の左右両側面は、フレームカバー16によって覆
われている。
【0017】フレームカバー16内には、ユニットスイ
ング式エンジン18(以下、単に「エンジン18」とい
う。)の一部が包蔵されている。
【0018】エンジン18は、その動力を後輪20に伝
える図示しない駆動系を内部に備えたエンジンケース1
8aと、このエンジンケース18aの前端から略水平に
前方へ突出するシリンダ18bを備えている。そして、
エンジンケース18aの左側面は、車輛後方に延ばされ
ており、その後部でクッションユニット21を介して後
輪20を揺動自在に支持する。なお、当該後部近傍にあ
る符号18cで示すものは、マフラである。
【0019】また、エンジンケース18aの前部は、図
1および図3に示すように、ブラケット部18a1およ
びクッションリンク22を介して車体フレームに揺動自
在に支持されている。
【0020】このようなエンジン18は、通常は図示し
ないセルスタータによって始動するようになっている
が、セルスタータがうまく機能しないときのために、エ
ンジン18には、予備的な始動装置としてキックスター
タ24を備えている。
【0021】キックスタータ24は、クランクシャフト
25の近傍に位置するようにエンジンケース18aに包
蔵されており、その構成部品の一つであって、エンジン
始動のためにライダーが足で踏み降ろすキックスタータ
レバー26が、キックスタータシャフト27を介してエ
ンジンケース18aの左側面中央部においてその外部に
位置するように取り付けられている。なお、キックスタ
ータシャフト27は、図5に示すように、その先端部2
7aを除きエンジンケース18aに包蔵されている。
【0022】キックスタータレバー26は、図2に示す
ように、キックスタータシャフト27に対して基端部で
直角に取り付けられかつ後方へ行くに連れて緩やかに外
側に湾曲しながら車輛後方へ延びるレバー本体26a
と、レバー本体26aの先端(車輛後方端部)に対して
直角にかつ平行になるように回動可能に設けたペダル2
6bとからなる(図1および図3参照)。
【0023】レバー本体26aは、図4および図5に示
すように、キックスタータシャフト27の先端部27a
に対して、これを上下から挟持しかつ先端部27aの先
端を残した状態でボルト28aによってすきま嵌め状に
回転自在に取り付けられている。なお、レバー本体26
aは、ボルト28aの調節によって、キックスタータシ
ャフト27に対して固定的に取り付けることもできる。
【0024】ペダル26bは、ライダーが直に足を掛け
てキックスタータレバー26を踏み降ろすための部分で
あって、レバー本体26aに取り付けられる部分である
基部26b1と足掛け部26b2とからなる(図1〜図3
参照)。
【0025】基部26b1には、レバー本体26aの先
端部の入る図示しない通し穴が形成されており、また足
掛け部26b2には、その外周面には滑り防止用にトレ
ッドが形成されている。
【0026】ペダル26bは、レバー本体26aに対し
て回動可能であるので、キックスタータレバー26を使
用しないときは、ペダル26bをライダーの邪魔になら
ない向きに、すなわち車輛内側に回動して格納し、キッ
クスタータレバー26を使用するときはペダル26bを
ライダーが足を掛けられる向きに、すなわち車輛外側に
回動して引き出すようにする。
【0027】レバー本体26aには、次に詳しく述べる
キックスタータシャフト27の係合片としてのカム部材
29と係合する、カム部材29とは別の係合片30がキ
ックスタータシャフト27側に設けられている。
【0028】係合片30は、レバー本体26aのキック
スタータシャフト27側寄り周面における車輛外側に突
出した矩形の短片チップ体のことである。なお、係合片
30は、図6の変形例に示すように長片チップ体にして
もよい。
【0029】キックスタータシャフト27は、その先端
部27aに図4からわかるような側面形状で変形L字形
をしたカム部材29が挿通されるようになっている。こ
のカム部材29は、ボルト28bによって先端部27a
の最先端に固定されているとともに、カム部材29の自
由端側でレバー本体26aの係合片30と係合するよう
に両者の位置関係が定められており、ペダル26bを蹴
ることによるレバー本体26aの回転動を係合片30お
よびカム部材29の係合を介してキックスタータシャフ
ト27に伝達するものである。また、係合片30および
カム部材29の係合は、スクータ2をその駐輪時に支え
る後述するセンタースタンド34をその格納のために車
体に向けて跳ね上げると、当該センタースタンド34が
レバー本体26aに当たって共に上方に回動し、これに
よって解かれるようになっている(図1参照)。
【0030】一方、エンジンケース18aの左側面に
は、レバー本体26aの上方への回動を制限し、かつキ
ックスタータレバー26を使用しないときにペダル26
bを格納状態におく格納部31をレバー本体26aの軌
道(キックスタータシャフト27を回動中心として、か
つそこからレバー本体26aの先端部までの長さを半径
とするレバー本体26aの軌道のこと。)上に設けてあ
る。なお、この実施の形態では格納部31は、下方に開
口した一対のU字形体31aからなる。
【0031】また、エンジン18の下部前方寄り中央に
は、スクータ2を駐輪時に支える車輛左側面から見てL
字形をしたセンタスタンド34が設けられている。
【0032】センタスタンド34は、スクータ2の駐輪
時に位置する起立位置(図2参照。)と自動二輪車の走
行時に位置する格納位置(図1参照。)との間を、支軸
となるスタンド軸36を回動中心として移動できるよう
になっている。なお、センタスタンド34は、これを格
納しようとするときにセンタースタンド34がある程度
回転すると、その後は自動的にセンタースタンド34を
格納する方向に回動させるように作用する図示しない弾
撥材と接続されている。
【0033】そして、エンジン始動後、まだライダーが
足を掛けられる引出位置の状態にあるペダル26bを車
輛側面に沿って平行になるように足の裏で蹴ってから、
センタースタンド34をその格納のために車体に向けて
跳ね上げると、センタースタンド34の先端34aがキ
ックスタータレバー26に下方から当たり、ペダル26
bが格納部31に格納される。なお、センタースタンド
34の先端34aをキックスタータレバー26のレバー
本体26aの係合片30に当たるようにしてもよい(図
6参照)。
【0034】以上の構成からなるものをキックスタータ
レバーのペダル格納構造Aということとする。
【0035】しかして、このように構成されたキックス
タータレバーのペダル格納構造Aにあっては、キックス
タータレバー26は、キックスタータシャフト27と、
このキックスタータシャフト27にすきま嵌めによって
回転自在にかつペダル26bを先端に備えたレバー本体
26aとからなり、ペダル26bを蹴ることによるレバ
ー本体26aの回転動をレバー本体26aおよびキック
スタータシャフト27にそれぞれ設けた係合片30およ
びカム部材29の係合を介してキックスタータシャフト
27に伝達し、ペダル26bがライダーの足を掛けられ
る状態にあるときに、スクータ2を駐輪時に支えるセン
タースタンド34をその格納のために車体に向けて跳ね
上げると、センタースタンド34がレバー本体26aに
当たって共に上方に回動することによって係合片30と
カム部材29との係合を解くようになっているので、セ
ンタースタンド34を格納した状態、すなわちセンター
スタンド34を立てない状態でペダル26bを踏み降ろ
しても、レバー本体26aの回転動は係合片30とカム
部材29との係合が解かれているため、キックスタータ
シャフト27には伝達されないことになる。
【0036】したがって、センタースタンド34を立て
ずにうっかりキックスタータレバー26を踏み込んでし
まった場合でも、そのときの衝撃がキックスタータレバ
ー26のキックスタータシャフト27にまで及ばないよ
うにできる。
【0037】また、ライダーがキックスタータレバー2
6によってエンジン18を始動しようとするときは、必
ずセンタースタンド34を立てて係合片30とカム部材
29との係合を為すようにし、この係合を介してレバー
本体26aの回転動がキックスタータシャフト27に伝
達される状態にする必要がある。なお、センタースタン
ド34を立てれば、レバー本体26aを支えるものがな
くなるので、レバー本体26aは、その自重でキックス
タータシャフト27に対して下方に向けて時計周りに回
転するので、レバー本体26aのカム部材29とキック
スタータシャフト27の係合片30との係合は、自然に
為されることとなり、この状態でキックスタータレバー
26をライダーが蹴れば、カム部材29と係合片30と
の係合を介して、そのときの回転動をキックスタータシ
ャフト27に伝え、エンジンを始動できるようになる。
【0038】また、センタースタンド34を立てた状態
でエンジン18を始動し、その後、車輛側方に突出して
いるペダル26bが邪魔であるので、ペダル26bを車
輛側面に沿って平行になるように足の裏で蹴ってからス
クータ2を前方へ移動することで、センタースタンド3
4が通常これに作用するようになっている弾撥材によっ
て自動的に格納される方向に回動すると、レバー本体2
6aの軌道上には、レバー本体26aの上方への回動を
制限しかつキックスタータレバー26を使用しないとき
にペダル26bを格納状態におく格納部31が設けられ
ているので、ペダル26bは安定した格納状態を維持す
るようになる。
【0039】また、本発明に係るスクータ2にあって
は、センタースタンド34を格納した状態でキックスタ
ータレバー26を踏み降ろしても、キックスタータレバ
ー26の係止片30にセンタースタンド34の先端34
aが当接しているので(図4または図6参照)、キック
スタータレバー26を踏み降ろそうにもセンタースタン
ド34が邪魔になってしまいできない。
【0040】したがって、ライダーがキックスタータレ
バー26によってエンジン18を始動しようとするとき
は、これによっても必ずセンタースタンド34を強制的
に立てなければならなくなり好適である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、センタースタンドを立
てた状態でなければセンタースタンドがキックスタータ
レバーに当たってしまい、したがってキックスタータレ
バーを踏み降ろせないようになっている自動二輪車にお
いて、センタースタンドを立てずにうっかりキックスタ
ータレバーを踏み込んでしまった場合でも、そのときの
衝撃がキックスタータレバーのシャフトにまで及ばない
ようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキックスタータレバーのペダル格
納構造の採用された自動二輪車としてのスクータの左側
面図であって、センタースタンドを格納した状態の図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の状態からセンタースタンドを立てた状態
の図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図4の矢印V方向から見た図である。
【図6】変形例を示す図である。
【符号の説明】
A キックスタータレバーのペダル格納構造 2 自動二輪車 26 キックスタータレバー 26a レバー本体 26b ペダル 27 キックスタータシャフト 29 係合片 30 係合片 31 格納部 34 センタースタンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キックスタータレバーを使用しないときは
    ペダルをライダーの邪魔にならない向きに格納し、キッ
    クスタータレバーを使用するときは前記ペダルをライダ
    ーが足を掛けられる向きに引き出すようになっているキ
    ックスタータレバーにおいて、このキックスタータレバ
    ーは、キックスタータシャフトと、このキックスタータ
    シャフトにすきま嵌め状に回転自在にかつ前記ペダルを
    先端に備えたレバー本体とからなり、前記ペダルを蹴る
    ことによるレバー本体の回転動をレバー本体とキックス
    タータシャフトとにそれぞれ設けた係合片を介して前記
    キックスタータシャフトに伝達し、ペダルがライダーの
    足を掛けられる状態にあるときに、自動二輪車を駐輪時
    に支えるセンタースタンドをその格納のために車体に向
    けて跳ね上げると、当該センタースタンドが前記レバー
    本体に当たって共に上方に回動することによって前記し
    た係合片同士の係合を解くようになっているとともに、
    前記レバー本体の上方への回動を制限しかつキックスタ
    ータレバーを使用しないときに前記ペダルを格納状態に
    おく格納部を前記レバー本体の軌道上に設けたことを特
    徴とするキックスタータレバーのペダル格納構造。
  2. 【請求項2】前記係止片を介してライダーが足を掛けら
    れる位置に前記ペダルがあるときに、前記センタースタ
    ンドをその格納のために跳ね上げると、このセンタース
    タンドが前記レバー本体に係る係止片に当たるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のキックスタータレ
    バーのペダル格納構造。
JP1578096A 1996-01-31 1996-01-31 キックスタータレバーのペダル格納構造 Pending JPH09209882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236373A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011202548A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両用キックペダル機構

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