JP5245877B2 - プレキュアトレッド及びそれを用いた更生タイヤ - Google Patents

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本発明はプレキュアトレッド及びそのプレキュアトレッドを用いた更生タイヤに関し、更に詳しくはプレキュア方式で製造する更生タイヤの耐久性が低下しないようにしたプレキュアトレッド及びそれを用いた更生タイヤに関する。
従来よりトラック,バス等の重荷重用空気入りタイヤにおいては、トレッドが摩耗して寿命に達すると、そのトレッド面を切削、バフ掛けしたタイヤ本体を台タイヤとして、新しいトレッドを貼り付けることにより更生タイヤとして再使用することが行われている。
この更生タイヤの製造方法の1つに、特許文献1に示すようなプレキュア方式(コールド方式)がある。このプレキュア法は、加硫ゴムの表面にパターンを形成したプレキュアトレッドを未加硫ゴムからなる接着層を介して外周面に圧着した台タイヤを、薄い袋状のゴムからなるエンベロープ内で脱気(真空引き)しつつ加熱することで、プレキュアトレッドと台タイヤとを加硫接着するものであり、均質な更生タイヤを小規模な設備で製造できるという利点を有する。
しかし、上記のプレキュア方式においては、図5に示すようにプレキュアトレッド11を接着層8を介して貼り付けた台タイヤ4を封入したエンベロープ8(図5(a))内を真空引きすると、エンベロープ8がプレキュアトレッド11のパターンの溝部3に入り込んで溝底9を押し拡げるように作用するため、その溝部3位置に対応する接着層5が薄肉化し(図5(b))、プレキュアトレッド11と台タイヤ4との間の接着力が局所的に弱くなってしまい、更生タイヤの耐久性を低下させる可能性がある。
特開平9−70903号公報
本発明の目的は、プレキュア方式で製造された更生タイヤの耐久性を低下させることがないプレキュアトレッド及びそのプレキュアトレッドを用いた更生タイヤを提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のプレキュアトレッドは、台タイヤのトレッド部に接着層を介して圧着されるプレキュアトレッドにおいて、前記プレキュアトレッドの外面に形成された溝部に対応する内面に凹部を形成したことを特徴とするものである。
凹部の深さを溝部の深さの0.05〜0.15倍とし、かつ凹部の幅を溝部の幅の50%深さ位置における溝幅の0.8〜1.2倍とすることが望ましい。更に、凹部と溝部とを連通するスリットを形成するのがよい。
本発明のプレキュアトレッドは、プレキュア方式による更生タイヤの製造に好ましく用いられる。
本発明のプレキュアトレッドによれば、プレキュアトレッドの外面の溝部に対応する内面に凹部を形成したので、プレキュア方式の製造方法においてエンベロープが溝部内に入り込んで溝底を押し拡げるように作用しても、凹部が潰れることによりプレキュアトレッドの変形を吸収するので、接着層が薄肉化しないため、プレキュア方式で製造された更生タイヤの耐久性が低下することはない。
本発明の実施形態からなるプレキュアトレッドを用いた更生タイヤのタイヤ子午線半断面図である。 図1に示すA部の断面図である。 溝部内にエンベロープが入り込んだプレキュアトレッドの断面図である。 スリットを形成したプレキュアトレッドの断面図である。 プレキュア方式の製造方法において従来のプレキュアトレッドを用いた場合の断面図であって、(a)は加硫前の状態を、(b)は加硫中の状態を、それぞれ示す。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態からなるプレキュアトレッドを用いた更生タイヤを示す。なお、従来技術と同じ部分には同一符号を付し、説明を省略する。
プレキュアトレッド1は、加硫したゴム板の外面2に溝部3などからなるパターンを形成したものであり、台タイヤ4のトレッド面に接着層5を介して貼り付けられる。図2に示すように、このプレキュアトレッド1の溝部3に対応する内面6には凹部7が形成されている。凹部7の断面形状は特に限定するものではないが、後述するプレキュアトレッド1の変形を均等に吸収できるように、半円形又は半楕円形とすることが好ましい。
このようにプレキュアトレッド1を構成したことにより、更生タイヤのプレキュア方式の製造方法において、図3に示すように、エンベロープ8が溝部3内に入り込んで溝底9を押し拡げるように作用しても、凹部7が潰れることによりプレキュアトレッド1の変形を吸収するので、接着層5が薄肉化しないため、更生タイヤの耐久性が低下することはない。
凹部7の深さHは溝部3の深さXの0.05〜0.15倍とし、かつ凹部7の幅Wは溝部3の50%深さ位置における溝幅Yの0.8〜1.2倍とすることが望ましい。深さX及び幅Wのいずれかがこの範囲未満であるとプレキュアトレッド1の変形を吸収する効果が不十分となり、この範囲を超えると接着層5の未加硫ゴムが凹部7内へ流入し、いずれの場合も凹部7の周囲の接着層5が薄肉化してしまう。
また、図4に示すように、凹部7と溝部3とをスリット10により連通することが望ましい。このようにすることで、凹部7内に滞留する空気をスリット10を通じて外部へ放出することができるため、プレキュアトレッド1と台タイヤ4との接着力を向上することができる。スリット10は、空気を効率的に通過させるために、タイヤ径方向に沿って直線状に延びることが好ましいが、わずかに傾けることで、製造後の更生タイヤにおけるトレッド内部への異物の侵入を防止することができる。なお、スリット10の代わりに孔部を形成するようにしてもよい。
上記のスリット10は、溝部3がプレキュアトレッド1の周方向に延びる主溝である場合には、周方向に対して間欠的に形成する必要があるが、その間隔は40〜80mmとすることが好ましい。この範囲未満であるとプレキュアトレッド1の強度が低下し、この範囲を超えると空気抜きの効果が不十分になる。
1 プレキュアトレッド
2 外面
3 溝部
4 台タイヤ
5 接着層
6 内面
7 凹部
8 エンベロープ
9 溝底
10 スリット
11 (従来の)プレキュアトレッド

Claims (4)

  1. 台タイヤのトレッド部に接着層を介して圧着されるプレキュアトレッドにおいて、
    前記プレキュアトレッドの外面に形成された溝部に対応する内面に凹部を形成したプレキュアトレッド。
  2. 前記凹部の深さを前記溝部の深さの0.05〜0.15倍とし、かつ前記凹部の幅を前記溝部の50%深さ位置における溝幅の0.8〜1.2倍とした請求項1に記載のプレキュアトレッド。
  3. 前記凹部と前記溝部とを連通するスリットを形成した請求項1又は2に記載のプレキュアトレッド。
  4. 請求項1〜3に記載のプレキュアトレッドを用いてプレキュア方式で製造された更生タイヤ。
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