JP2012091587A - 加硫済トレッド及びタイヤ製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加硫済トレッド11の溝32に形成された突出部51は、タイヤ周方向に沿った第1側部51aと、第1側部51aの反対側の第2側部51bと、第1側部51a及び第2側部51bに連なり、表面11Aよりも貼着面11B側に位置する上部51sとを有する。溝32の底部32Bは、突出部51によって、第1底部32cと、第2底部32dとに区分されている。第1側部51aと第1溝側部32aとの間隔Waは、第2側部51bと第2溝側部32bとの間隔Wbよりも広く、表面11Aから第2底部32dまでの深さDbは、表面11Aから第1底部32cまでの深さDaよりも浅い。
【選択図】図3
Description
実施形態に係る加硫済トレッドを用いて製造されるタイヤ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、タイヤ1のトレッド幅方向及びタイヤ径方向の断面図である。図2は、タイヤ1を構成する加硫済トレッドの一部を拡大した拡大図である。
次に、周方向溝の構成を説明する。図3は、図2のA−A線における断面図である。加硫済トレッド11の表面11Aに形成された周方向溝32は、表面11Aから貼着面11Bに向かって窪んでおり、表面11Aよりも貼着面11B側の底部32Bと、底部32Bから表面11Aに連なる第1溝側部32a及び第2溝側部32bとを有する。周方向溝32には、底部32Bから表面11A側に突出し、タイヤ周方向に連なる突出部51が形成されている。周方向溝32は、突出部51によって区画された第1溝321と第2溝322とからなる。
図4は、実施形態に係る加硫済トレッド11を用いたタイヤ製造方法を説明する流れ図である。実施形態に係るタイヤ製造方法は、いわゆるプレキュア方式によるタイヤ製造方法である。台タイヤ12を製造する工程(S1)と、トレッド部を構成するゴム材料にトレッドパターンを形成し、加硫することにより、加硫済トレッド11を製造する工程(S2)とを有する。
図5は、実施形態に係るタイヤ製造方法において、ゴム製袋100でパッキングされる工程における加硫済トレッドの状態を説明する模式図である。加硫済トレッド11では、上部51sは、表面11Aよりも貼着面11B側に位置している。表面11Aと上部51sとのタイヤ径方向における寸法差によって、タイヤ1に荷重負荷が与えられた状態で転動した際に、上部51sにブレーキング力が発生する。また、加硫済トレッド11では、第1側部51aと第1溝側部32aとの間隔Waは、第2側部51bと第2溝側部32bとの間隔Wbよりも広い。
(5.1)変形例1
図6は、変形例として示す加硫済トレッド111の断面図である。加硫済トレッド111は、周方向溝132に突出部151が形成されている。突出部151の長手方向に交差する交差方向Cにおける長さLCは、表面111Aから貼着面111Bに向かうに連れて大きくなる。交差方向Cとは、実施形態では、クッションゴム13を介して接着される台タイヤ(図6には不図示)に接着された状態におけるタイヤ幅方向Wである。図6に示す加硫済トレッド111は、突出部151の付け根ほど幅広に形成されているため、突出部151の倒れを防止する効果が高められる。
図7は、変形例として示す加硫済トレッド211の断面図である。加硫済トレッド211は、周方向溝232に突出部251が形成されている。突出部251の所定方向に交差する交差方向(タイヤ幅方向W)における長さLCは、表面211Aから貼着面211Bに向かうに連れて大きくなる。更に、突出部251によって区分される第1溝232aの側壁と、接地面とのなす角度θは、第2溝側232bの側壁と接地面とのなす角度φよりも小さい。
図8は、変形例として示す加硫済トレッド311の断面図である。加硫済トレッド311は、周方向溝332に突出部351が形成されている。図8に示す加硫済トレッド311では、上部351sと第2側部351bとが連なる部分である縁部Rに面取り加工が施されている。このため、間隔が狭い第2側部351bと第2溝側部332bとの間にもゴム製袋の一部が入り込みやすくなり、突出部351をゴム製袋によって斑無く圧迫できる。これにより、タイヤの製造過程において成形不良の発生を防止できる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例が明らかとなる。例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。
・タイヤサイズ:275/70R22.5
・図3に示すタイヤの各部の寸法を下記の通りとした。
Wa=5.0mm、Wb=1.5mm
Da=Db=16.0mm
(実施例のタイヤ)
・タイヤサイズ:275/70R22.5
・図2に示すタイヤ各部の寸法を下記の通りとした。
Wa=5.0mm、Wb=1.5mm
Da=16.0mm、Db=14mm
加硫済トレッドを台タイヤに取り付ける前と取り付けた後におけるWaの変化量ΔWaを測定した。また、加硫済トレッドを台タイヤに取り付けた後に発生した断面当りのエア入りの発生数をカウントした。表1におけるセリアル側とは、製造番号などの刻印が形成される側であり、反セリアル側とはセリアル側の反対側である。実施例及び比較例のサンプルは、20本製造し、結果は、20本の平均値とした。表1に示す。
Claims (6)
- 台タイヤに貼着される貼着面と、路面に接地する接地面とを有し、予め加硫された加硫済トレッドであって、
前記接地面には、少なくとも前記接地面から前記貼着面に向かって窪み、前記加硫済トレッドの長手方向に延びる溝と、
前記溝の底部から前記接地面側に突出し、前記長手方向に連なる突出部と
が形成され、
前記溝は、前記突出部によって区画された第1溝と第2溝とからなり、
前記第1溝のタイヤ幅方向の溝幅は、前記第2溝のタイヤ幅方向の溝幅よりも広く、
前記接地面から前記第1溝の底部までの深さは、前記接地面から前記第2溝の底部までの深さよりも深い加硫済トレッド。 - 前記突出部のタイヤ幅方向の長さは、前記接地面から前記貼着面に向かうに連れて大きくなる請求項1に記載の加硫済トレッド。
- 前記突出部の前記第1溝の側壁と前記接地面とのなす角度は、前記突出部の前記第2溝側の側壁と前記接地面とのなす角度よりも小さい請求項2に記載の加硫済トレッド。
- 前記突出部の前記第2溝側の側壁には、面取り加工が施される請求項1に記載の加硫済トレッド。
- 前記第1溝は、前記第2溝よりもタイヤ幅方向の外側に形成される請求項1乃至4の何れか1項に記載の加硫済トレッド。
- 路面に接地する接地面にトレッドパターンが形成され予め加硫された加硫済トレッドと、台タイヤとを未加硫ゴムを介して貼着する工程と、前記加硫済トレッドが貼着された前記台タイヤをゴム製袋に封入する封入工程と、前記未加硫ゴムを加硫する加硫工程と有するタイヤ製造方法であって、
前記加硫済トレッドとして、
前記接地面には、少なくとも前記接地面から前記貼着面に向かって窪み、前記加硫済トレッドの長手方向に延びる溝と、
前記溝の底部から前記接地面側に突出し、前記長手方向に連なる突出部と
が形成され、
前記溝は、前記突出部によって区画された第1溝と第2溝とからなり、
前記第1溝のタイヤ幅方向の溝幅は、前記第2溝のタイヤ幅方向の溝幅よりも広く、
前記接地面から前記第1溝の底部までの深さは、前記接地面から前記第2溝の底部までの深さよりも深く、
前記突出部のタイヤ幅方向の長さは、前記接地面から前記貼着面に向かうに連れて大きく、
前記突出部の前記第1溝の側壁と前記接地面とのなす角度は、前記突出部の前記第2溝側の側壁と前記接地面とのなす角度よりも小さく、
前記第1溝は、前記第2溝よりもタイヤ幅方向の外側に形成される加硫済トレッドを使用し、
前記封入工程では、
少なくとも前記第1溝の溝内に前記ゴム製袋の一部が接するように、前記台タイヤをゴム製袋で覆う
ことを特徴とするタイヤ製造方法。
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