JP6623766B2 - 不整地用モータサイクルタイヤの製造方法 - Google Patents
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Description
この加硫工程に使用される金型は、トレッド面を形成するトレッドキャビティ面を備えるトレッドセグメントと、サイドウォールの軸方向外面を形成するサイドウォールキャビティ面を備えるサイドプレートとを備えている。
このトレッドキャビティ面は、それぞれ独立したブロックの外周面からなるトレッド面を形成している。
周方向に垂直な断面において、トレッドキャビティ面のセンター領域における曲率半径をRcとし、トレッドキャビティ面のショルダー領域における曲率半径をRsとし、トレッドキャビティ面の軸方向巾をWtとし、タイヤ高さを定める高さをHtとし、トレッドキャビティ面の半径方向高さをHeとしたときに、以下の関係式を満たしている。
0.7 ≦ Rc/Rs ≦ 0.9
0.7 ≦ Ht/Wt ≦ 0.8
0.40 ≦ He/Ht ≦ 0.45
0.3 ≦ Hd/Ht ≦ 0.4
このトレッドキャビティ面は、それぞれ独立したブロックの外周面からなるトレッド面を形成している。周方向に垂直な断面において、トレッドキャビティ面のセンター領域における曲率半径をRcとし、トレッドキャビティ面のショルダー領域における曲率半径をRsとし、トレッドキャビティ面の軸方向巾をWtとし、タイヤ高さを定める高さをHtとし、トレッドキャビティ面の半径方向高さをHeとしたときに、この金型は以下の関係式を満たしている。
0.7 ≦ Rc/Rs ≦ 0.9
0.7 ≦ Ht/Wt ≦ 0.8
0.40 ≦ He/Ht ≦ 0.45
図1に示される構造のタイヤが得られた。このタイヤは図2の金型で加硫成形された。このタイヤサイズは、「120/80−19」である。金型のトレッドキャビティ面のセンター領域の曲率半径Rcと、ショルダー領域曲率半径Rsとの比Rc/Rsは、表1に示す様にされた。金型のトレッドキャビティ面の軸方向巾Wtと、タイヤ高さHTに対応する金型の高さHtとの比Ht/Wtが、表1に示される様にされた。この高さHtと、トレッドキャビティ面の半径方向高さHeとの比He/Htが表1に示す様にされた。高さHtと、トレッドセグメントとサイドプレートとの割り位置の半径方向高さHdとの比Hd/Htが、表1に示す様にされた。
比Rc/Rsと、比He/Htと、比Hd/Htとが、表1に示される様にされた。その他は、実施例1と同様にされた金型でタイヤが得られた。
比Ht/Wtと、比He/Htと、比Hd/Htとが、表2に示す様にされた。金型の割り位置の突起の有無を表2に示す様にされた。その他は、実施例1と同様にされた金型でタイヤが得られた。
比Hd/Htが表3に示される様にされた。金型の割り位置と、タイヤのショルダーブロックの付け根の点Bに対応する点bとの半径方向位置関係が表3に示される様にされた。割り位置の突起の有無が表3に示される様にされた。その他は、実施例1と同様にされた金型でタイヤが得られた。
金型の割り位置と、図2に示された点bとの半径方向位置関係が表4に示される様にされた。割り位置の突起の有無が表4に示される様にされた。その他は、実施例1と同様にされた金型でタイヤが得られた。
2ピースモールドからなる金型を準備した。この金型の高さHt、He、巾Wt、曲率半径Rc及びRsが、表4に示される関係にされた。この金型を用いてタイヤの加硫成形が試みられた。ラジアル構造のタイヤのローカバーが準備された。このタイヤ(ローカバー)は、加硫成形の前後での形状変化が小さい。2ピースモールドからなる金型では、ローカバーのトレッド部分が金型のトレッドキャビティ面に干渉した。この金型に、このローカバーを投入することは困難であった。このため、この金型では、タイヤは試作されなかった。
タイヤが正規リムに組み込まれた。このタイヤが450ccのモトクロスバイクに装着された。このモトクロスバイクがモトクロスコースを走行させられた。このモトクロスコースは、ドライ路面であり、一周2分程度の周回コースであった。このモトクロスコースを15周毎に、サイドウォールに発生するクラックの有無が確認された。このクラックの発生が確認されるまでの走行時間に基づき、クラックの耐久性が評価された。その結果が表1から4に示されている。この評価結果は、10点満点であり、数値が大きいほど、好ましい。
クラック耐久性の評価に用いたモトクロスバイクをモトクロスコースで走行させて、プロライダーにトラクション性能及び旋回性能を官能評価させた。この評価結果が、表1から表4に示されている。この評価は、10点満点として、数字が大きいほど、好ましい。
タイヤの評価と合わせて、使用した金型の強度が評価された。金型強度は、変形し易さや破損し易さに基づいて評価した。その評価結果が表1から4に示されている。この評価結果は、10点満点であり、数値が大きいほど、好ましい。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・バンド
14・・・ブロック
16・・・トレッド面
18・・・溝
20・・・コア
22・・・エイペックス
24・・・カーカスプライ
26・・・突起
28・・・金型
30・・・トレッドセグメント
32・・・サイドプレート
34・・・トレッドキャビティ面
36、40・・・接合面
38・・・サイドウォールキャビティ面
Claims (5)
- 予備成形によりローカバーが得られる予備成形工程と、このローカバーが金型に投入されて加圧及び加熱される加硫工程とを備えており、
この加硫工程に使用される金型が、トレッド面を形成するトレッドキャビティ面を備えるトレッドセグメントと、サイドウォールの軸方向外面を形成するサイドウォールキャビティ面を備えるサイドプレートとを備えており、
このトレッドキャビティ面がそれぞれ独立したブロックの外周面からなるトレッド面を形成しており、
周方向に垂直な断面において、トレッドキャビティ面のセンター領域における曲率半径をRcとし、トレッドキャビティ面のショルダー領域における曲率半径をRsとし、トレッドキャビティ面の軸方向巾をWtとし、タイヤ高さを定める高さをHtとし、トレッドキャビティ面の半径方向高さをHeとしたときに、以下の関係式を満たしている不整地用モータサイクルタイヤの製造方法。
0.7 ≦ Rc/Rs ≦ 0.9
0.7 ≦ Ht/Wt ≦ 0.8
0.40 ≦ He/Ht ≦ 0.45 - 上記加硫工程で金型に投入されるローカバーが、
加硫されてトレッドを構成するトレッド部材と、
このトレッド部材の半径方向内側に位置しており、加硫されてバンドを構成するバンド部材を備えており、
このバンド部材が周方向に延びるコードとトッピングゴムを構成するゴム部材とからなっており、
このコードがスチール、ポリアミド繊維(アラミド繊維)からなる請求項1に記載のタイヤの製造方法。 - 上記ブロックの高さを定める金型の高さHbが8mm以上19mm以下である請求項1又は2に記載のタイヤの製造方法。
- 上記トレッドセグメントとサイドプレートとの割り位置の半径方向高さHdと高さHtとの比Hd/Htが以下の関係式を満たす請求項1から3のいずれかに記載のタイヤの製造方法。
0.3 ≦ Hd/Ht ≦ 0.4 - トレッド面を形成するトレッドキャビティ面を備えるトレッドセグメントと、
サイドウォールの軸方向外面を形成するサイドウォールキャビティ面を備えるサイドプレートと
を備えており、
このトレッドキャビティ面がそれぞれ独立したブロックの外周面からなるトレッド面を形成しており、
周方向に垂直な断面において、トレッドキャビティ面のセンター領域における曲率半径をRcとし、トレッドキャビティ面のショルダー領域における曲率半径をRsとし、トレッドキャビティ面の軸方向巾をWtとし、タイヤ高さを定める高さをHtとし、トレッドキャビティ面の半径方向高さHeとしたときに、以下の関係式を満たしている不整地用モータサイクルタイヤの加硫工程に使用される金型。
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