JP5244900B2 - 米菓の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、曲がり煎餅等と称されている湾曲変形した米菓の製造方法に関するものである。
煎餅等の米菓の基本的製造手段は周知の通り、米粉を蒸して団子状に練り、延した後に型抜きして成形し、第一次乾燥後冷却して所定の水分に調整(約17%程度)し、この乾燥生地を加熱処理(焼成や揚げ)し、焼成後に適宜な味付けを施してなる。
前記の米菓において、全体が湾曲変形して嵩高となり、見た目も面白みのある曲がり煎餅が知られている。
この曲がり煎餅の製造手法は、特許文献1(特公昭60−44894号公報)に示されているように、型抜き生地を大きな目の金網に載置すると、生地自体の自重で網目から生地の一部が垂れ下がり、全体が湾曲変形した生地(変形生地)となるので、このまま所定の乾燥生地とし、しかる後常法とおり焼成・味付けを行っているものである。
特公昭60−44894号公報。
前記した従前の曲がり煎餅の製造手段では、一般的な通常乾燥生地(単に型抜きしたままの形状で乾燥させた生地)を製造せず、変形乾燥生地を使用するものであるため、当該変形生地専用の乾燥装置が必要となる。
即ち独自の大きな網目上で乾燥させるために、乾燥室内に前記の網板を内装する所謂棚挿し乾燥機を採用している。このため網板上への型抜き生地の配散作業や、棚板への乾燥機への出し入れ作業等が必要であり、作業効率が非常に悪い。
勿論大きな網目を備えたコンベア乾燥機(バンド乾燥機)を採用することで作業能率を向上させることができるが、曲がり煎餅の専用乾燥機となってしまい、過剰設備となってしまう。
そこで本発明は、作業効率低下の原因となっている変形乾燥生地を使用することなく曲がり煎餅を製出できる新規な米菓の製造方法を提案したものである。
本発明に係る米菓の製造方法は、常法通り製出した乾燥生地を焼成する際に、焙炉中を上下挟持して搬送する上下搬送コンベアに、半球状で上下互い違いとなる突部を設けて、焼成過程で柔らかくなった焼成途中の生地に、前記突部を押し付けることで生地を湾曲変形させてなることを特徴とするものである。
而して乾燥生地は、他の米菓と同じく非変形の定型形状であり、そのまま焙炉で焼成工程を行うもので、この焼成工程において生地が焼き上がる途中では柔らかくなっているので、当該時に上下の搬送コンベアで容易に変形させることができるもので、その変形状態で焼き上げると湾曲変形した曲がり煎餅が製出される。
また本発明方法(請求項2,3,4)に係る米菓製造方法は、前記の製法において、生地を変形させる時期(焙炉における焼成過程位置)を、乾燥生地が単に柔らかくなる状態での焼成過程位置、生地が膨化する焼成過程位置、或いは生地の膨化後でまだ柔らかい状態である焼成過程位置等から適宜選択して実施するもので、前記の選択によって曲がり堅焼き煎餅、曲がりソフト煎餅、曲がりひび煎餅等を製出できるものである。
本発明は上記のとおり、特別な乾燥手段を必要とする乾燥変形生地を使用することなく、定型形状の乾燥生地をそのまま使用して曲がり煎餅のような変形米菓を製出できたもので、且つその変形形状や出来上がり形態も適宜選択でき、商品多様性を得ることができるものである。
本発明の実施形態の生地及び煎餅の斜視図。 同製造装置の説明図(焙炉全体)。 同要部拡大図(変形付与コンベア)。 同図(変形用搬送コンベアの入口側)。 同図(変形用搬送コンベアの出口側)。
次に本発明方法の実施形態について説明する。本発明は曲がり煎餅のように変形米菓を製出するもので、特に焼成工程において変形させるものであり、焼成工程前の工程は従前と同様である。
例えば煎餅の場合には、粳米を製粉し、蒸して練り、冷却後に圧延型抜きして所望形状の生地とし、更にこれを乾燥して加熱処理前の乾燥生地1を得る。尚あられの場合には、餅米を蒸し、餅搗き後に所定形状に練り出し冷蔵して固定状とした後切断し、所望形状(例えば円板形)の生地とし、更にこれを乾燥して加熱処理前の乾燥生地1を得る。
通常は前記の乾燥生地1を焙炉で焼成するものであるが、本発明はこの焙炉による焼成工程に特徴を有するものである。
焙炉2は、内部に加熱源を備え、搬送コンベア21を内装し、前記搬送コンベア21に乾燥生地1を供給して、搬送コンベア21に載置して高温の炉内を所定時間かけて通過させ、その間に乾燥生地1を焼成して煎餅3とするものである。
特に本発明は、多連に形成されている搬送コンベア21の一部を変形付与コンベア22とするものである。変形付与コンベア22は、上下のコンベア網221に、半球状等の適宜な突部222を設けたもので、前記突部222は、製出しようとする煎餅(米菓)の生地(加熱されている生地)1aが通過する際に、当該生地1aに必ず当接する間隔で設けてなるものである。
また前記の変形付与コンベア22の配置や焙炉2内の温度調整は、後述するように製出使用とする米菓の形態に対応して定められるものである。
而して薄円板形状の乾燥生地1は、焙炉2内を通過することで焼成されるものであるが、加熱生地1aは、煎餅として焼き上がるまでの間の生地で、その状態は乾燥生地1が始めの加熱で全体が柔らかくなり、そして膨れ始め、膨れ終わると次にその表面がカリカリと焼かれるものである。
そこで前記の加熱生地1aが、変形付与コンベア22の間を通過すると、突部222が押し付けられ、柔らかい状態の加熱生地1aは、前記の突部222の形状に対応して強制的に変形され、次連の搬送コンベア21で、その変形した状態のまま焼成されるものであり、製出される米菓は、所謂曲がり煎餅と称される商品となるものである。
また変形付与コンベア22の焙炉2内の位置は、強制変形を行う加熱生地1aの状態に対応して任意に定められるものでる。例えば乾燥生地1が加熱によって柔らかい状態となる位置に、変形付与コンベア22を配置しておくと、乾燥生地1が未だ焼成過程に至っていないので、乾燥生地1自体を乾燥時に変形させたと同様の曲がり堅焼き煎餅が製出されることになる。
また加熱生地1aが、膨出過程の途中で、強制変形を行う位置に、変形付与コンベア22を配置すると、膨化と同時に変形されるので、膨化が促進されることになり、その焼き上がりは、ソフトな食感の曲がり煎餅となる。
更に加熱生地1aが、膨出過程を終え未だ堅く焼かれていない状態で強制変形を行う位置に、変形付与コンベア22を配置すると、ある程度表面が定まった状態で変形を行うことになり、前記変形によってある程度定まった表面が変形力で引っ張られることになり、表面にひびが入った曲がり煎餅に製出されることになる。
このように焼成過程において、加熱生地1aの状態を選択して変形付与を行うことで、製出できる曲がり煎餅を選択することができ、商品の多様性に貢献するものである。勿論突部222の形状も生地(煎餅等)の大きさに対応して定めることができ、更に粳米を原材料とする煎餅に限らず、餅米を原材料として使用するあられ等の他の米菓にも適用できるものである。
1 乾燥生地
1a 加熱生地
2 焙炉
21 搬送コンベア
22 変形付与コンベア
221 コンベア網
222 突部
3 煎餅

Claims (4)

  1. 常法通り製出した乾燥生地を焼成する際に、焙炉中を上下挟持して搬送する上下搬送コンベアに、半球状で上下互い違いとなる突部を設けて、焼成過程で柔らかくなった焼成途中の生地に前記突部を押し付けることで生地を湾曲変形させてなることを特徴とする米菓の製造方法。
  2. 焙炉における乾燥生地が単に柔らかくなる状態での焼成過程位置で、生地を変形させてなる請求項1記載の米菓の製造方法。
  3. 焙炉における生地が膨化する焼成過程位置で、生地を変形させてなる請求項1記載の米菓の製造方法。
  4. 焙炉における生地の膨化後でまだ柔らかい状態である焼成過程位置で、生地を変形させてなる請求項1記載の米菓の製造方法。
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