JP5244774B2 - 着座シートおよび歩行補助装置 - Google Patents

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Description

この発明は着座シートおよびそれを備える歩行補助装置に関する。
着座シート、より具体的にはサドル状を呈すると共に、利用者が跨ぐようにして着座可能な着座シートとしては、例えば下記の特許文献1記載の歩行補助装置の着座シートが知られている。
特許文献1記載の技術にあっては、利用者を支持可能な着座シートを備える支持部材と、利用者の足部を収容自在な靴部と、揺動機構からなる第1関節部を介して支持部材に揺動支点を中心として揺動自在に連結される第1リンク(大腿リンク)と、靴部に連結されると共に、膝関節に相当する第2関節部を介して第1リンクに連結される第2リンク(下腿リンク)とを有する脚リンクと、第1リンクと第2リンクに連結されるアクチュエータとを備え、利用者が着座シートに着座して支持部材に支持されるとき、アクチュエータを動作させて第1リンクと第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助するように構成される。
その着座シートは、カーボンファイバなどで構成される芯材の上面にクッション材を取り付けてカバーで被覆して形成されると共に、芯材は上面視において前方が二股形状に形成される一方、中央でくびれ、後方に延びるに従って幅広となるように形成される。利用者はくびれ位置で鼠径部(股のつけね)を当接させて跨ぎ、後方の幅広位置に坐骨付近の部位を当接させつつ着座するように構成される。
特開2008−48753号公報
特許文献1記載の技術から明らかな如く、この種の着座シートは、利用者の荷重を支えながら位置を固定するため、ある程度の強度と剛性を有することが要求される。しかしながら、利用者の体形はまちまちであり、着座シートの形状と合わないと、利用者が受ける違和感が大きくなる。
その場合、体形の相違を吸収させようとすると調整機構などが必要となり、重量も増加する。また剛性が高いと、脚の動きを妨げることがある。尚、この種の着座シートは、特許文献1記載の歩行補助装置に止まらず、トレーニング器具などでも使用可能である。
従って、この発明の第1の目的は上記した課題を解決し、簡易な構造でありながら、利用者の体形の相違を容易に吸収して装着感を向上させるようにした着座シートを提供することにある。
この発明の第2の目的は、簡易な構造でありながら、利用者の体形の相違を容易に吸収して装着感を向上させるようにした着座シートを備えた歩行補助装置を提供することにある。
上記した第1の目的を達成するために、請求項1にあっては、サドル状を呈して利用者が跨ぐようにして着座可能な着座シートにおいて、利用者の坐骨付近の部位に当接する後方着座部と、前記後方着座部の前方に接続されて利用者の鼠径部に当接する前方着座部とからなると共に、前記前方着座部が少なくとも1本のハンモック状のベルトからなる如く構成した。
請求項2に係る着座シートにあっては、前記ベルトがネット状部材からなる如く構成した。
請求項3に係る着座シートにあっては、利用者が着座するとき、側面視において利用者の股関節の中心点の下方で前記後方着座部と前方着座部が接続される如く構成した。
上記した第2の目的を達成するために、請求項4にあっては、利用者を支持して利用者の荷重を伝達可能な支持部材と、利用者の足部を収容自在な靴部と、前記支持部材に揺動機構からなる関節部を介して揺動自在に連結される第1リンクと、前記靴部に連結されると共に、関節部を介して前記第1リンクに連結される第2リンクとからなる脚リンクと、前記第1リンクと第2リンクに連結されるアクチュエータとを備え、利用者が支持部材に支持されるとき、前記アクチュエータを動作させて前記第1リンクと第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助する歩行補助装置において、前記支持部材が請求項1または2記載の着座シートを備える如く構成した。
請求項1に係る着座シートにあっては、利用者の坐骨付近の部位に当接する後方着座部と、その前方に接続されて利用者の鼠径部に当接する前方着座部とからなると共に、前方着座部が少なくとも1本のハンモック状のベルトからなる如く構成したので、簡易な構造でありながら、利用者の体形の相違を容易に吸収することができ、よって装着感を向上させることができる。
即ち、前方着座部は少なくとも1本のハンモック状のベルトからなる如く構成したので、ベルトが利用者の体形に応じて変形して自然にフィットすることで体形の相違を容易に吸収でき、装着感を向上させることができると共に、構造も簡易となる。さらに、ベルトからなるため、利用者の鼠径部に作用する面圧も緩和することができる。
また、利用者の坐骨付近の部位に当接する後方着座部を備えることから、その後方着座部に必要な強度と剛性を確保させることで、利用者の坐骨付近の部位を確実に支持することができる。
請求項2に係る着座シートにあっては、ベルトがネット状部材からなる如く構成したので、上記した効果に加え、ネット状部材とすることで、利用者の鼠径部に作用する面圧を一層良く緩和することができ、装着感を一層向上させることができる。
請求項3に係る着座シートにあっては、利用者が着座するとき、側面視において利用者の股関節の中心点の下方で後方着座部と前方着座部が接続される如く構成したので、上記した効果に加え、利用者が股関節の中心点を中心に揺動するときの揺動動作を容易にさせると共に、揺動動作の間も利用者を確実に支持することができる。
請求項4にあっては、利用者が支持部材に支持されるとき、アクチュエータを動作させて支持部材に揺動機構からなる関節部を介して揺動自在に連結される第1リンクと、靴部に連結されると共に、関節部を介して第1リンクに連結される第2リンクとを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助する歩行補助装置において、支持部材が請求項1または2記載の着座シートを備える如く構成したので、歩行補助装置において、簡易な構造でありながら、利用者の体形の相違を容易に吸収することができ、よって装着感を向上させることができる。
この発明の第1実施例に係る着座シートを備える歩行補助装置の斜視図である。 図1に示す歩行補助装置の側面図である。 図1に示す歩行補助装置の正面図である。 図1に示す歩行補助装置を後方から見たときの斜視図である。 図1に示す着座シートへの利用者の装着状態を示す側面図である。 この発明の第2実施例に係る着座シートを示す斜視図である。 この発明の第3実施例に係る着座シートを示す斜視図である。 この発明の第4実施例に係る着座シートを示す斜視図である。 この発明の第5実施例に係る着座シートを示す斜視図である。 この発明の第6実施例に係る着座シートを示す斜視図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る着座シートおよび歩行補助装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係る着座シートを備える歩行補助装置の斜視図、図2はその側面図、図3はその正面図、図4は図1に示す歩行補助装置の後方から見たときの斜視図、図5は図1に示す着座シートの利用者の装着状態を示す側面図である。
図1から図5を参照して説明すると、符号Dは歩行補助装置を示し、歩行補助装置Dは、利用者P(図5に示す)を支持して利用者Pの荷重を伝達可能な支持部材(荷重伝達部材)10と、利用者Pの足部を収容自在な左右一対の靴部12と、支持部材10と左右一対の靴部12との間に設けられる左右一対の脚リンク14と、駆動機構(電動モータ(アクチュエータ)などからなる)16を備え、支持部材10に設けられる取り付け具(図示せず)を介して利用者Pの下半身に装着されてその歩行を補助する。
左右の脚リンク14はアルミ材からなり、それぞれ支持部材10に(人でいえば股関節に相当する)揺動機構からなる第1関節部20を介して連結される第1リンク(大腿リンク)22と、靴部12に(人でいえば足首関節に相当する)第2関節部24を介して連結される第2リンク(下腿リンク)26と、第1リンク22と第2リンク26とを連結する(人でいえば膝関節に相当する)第3関節部30とを備える。
各脚リンク14と支持部材10を連結する第1関節部20の揺動機構は、支持部材10に固定される側面視円弧状のガイドレール32と、ガイドレール32に係合されると共に、各脚リンク14の一端に固定されるスライダ(可動体)とから構成される。
従って脚リンク14はガイドレール32の曲率中心32aを揺動支点として支持部材10の長手方向(前後方向)に揺動自在に構成される。またガイドレール32は支持部材10の腰当て長手方向に配置された支軸(図示せず)に軸支され、よって脚リンク14はその支軸を中心として支持部材10の横方向に揺動自在に構成される。
脚リンク14の第1リンク22と第2リンク26は駆動機構16に連結され、第1リンク22と第2リンク26は駆動機構16により、第3関節部30を中心として相対変位(駆動)させられる。符号34は駆動機構16などの動作用のバッテリなどを格納する収納ケースを示す。
このように、歩行補助装置Dは、利用者Pを支持して利用者Pの荷重を伝達可能な支持部材10と、利用者Pの足部を収容自在な左右一対の靴部12と、支持部材10に揺動機構からなる第1関節部20を介して揺動自在に連結される第1リンク22と、靴部12に連結されると共に、第3関節部30を介して第1リンク22に連結される第2リンク26とからなる左右一対の脚リンク14と、第1リンク22と第2リンク26に連結される駆動機構(アクチュエータ)16とを備え、利用者Pが支持部材10に支持されるとき、駆動機構16を動作させて第1リンク22と第2リンク26を相対変位させて利用者Pの荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助するように構成されるが、歩行補助装置Dの詳細は前記した特許文献1に記載されているので、これ以上の説明は省略する。
この実施例の特徴は歩行補助装置Dの支持部材10に設けられる着座シートの構造にあるので、以下それについて説明する。
支持部材10は、サドル状を呈して利用者Pが跨ぐようにして着座可能な着座シート10aと、着座シート10aの下部(図1などにおいて)に配置されて着座シート10aを支持する支持フレーム10bと、支持フレーム10bから着座シート10aの後端(利用者Pから見て)を越えて立ち上がり、利用者Pの腰に当接可能な腰当て部10cを備える。腰当て部10cには、利用者Pの把持可能に孔が穿設されてグリップ10dが形成される。
着座シート10aは、図5に良く示す如く、利用者Pの坐骨P1付近の部位に当接する後方着座部10a1と、後方着座部10a1の前方(利用者Pから見て)に接続され、利用者Pの鼠径部に当接する前方着座部10a2とからなる。
前方着座部10a2は、後方着座部10a1の下部から前方に延びて途中で分岐し、全体としてY字状を呈するベルトホルダ10a21と、ベルトホルダ10a21と後方着座部10aの間に架け渡される少なくとも1本、より正確には2本のハンモック状の布製のベルト10a22からなる。
ベルトホルダ10a21は金属材などの剛体からなり、基端が後方着座部10a1の下部に固定されると共に、分岐側の先端にはベルト10a22を保持するホルダ部10a211が形成される。2本のベルト10a22は一端がホルダ部10a211に保持され、他端が後方着座部10a1の下部に固定され、よってベルトホルダ10a21と後方着座部10a1の間に緩く架け渡される。
後方着座部10a1は利用者Pの坐骨P1付近の部位に当接して支持することから、適宜な弾性を備えたクッション材から製作されると共に、利用者Pの荷重を支持するのに必要な適宜な強度と剛性を備える。図1に良く示す如く、後方着座部10a1は中央で分割された左右の半体からなり、利用者Pの坐骨の大きさの相違を吸収するためとズボンの縫い目を避けるため、中央には空間が形成されるように構成される。
また、図5に良く示す如く、利用者Pが着座するとき、側面視において利用者Pの股関節の中心点Pcの下方、即ち、垂線L1を下ろした位置で後方着座部10a1と前方着座部10a2が接続されるように構成される。
支持フレーム10bは、図5に良く示す如く、着座シート10aに面する上部に設けられるフレーム体10b1と、フレーム体10b1の下方に設けられる基体10b2とからなる。フレーム体10b1は金属材などからなると共に、基体10b2は硬質プラスチック材などからなる。
図5に良く示す如く、前方着座部10a2のベルトホルダ10a21は、フレーム体10b1にボルトなどで固定される。腰当て部10cも、基体10b2と同様、硬質プラスチック材などの剛性の高い素材から製作される。
このように、この実施例に係る着座シート10にあっては、利用者Pの坐骨P1付近の部位に当接する後方着座部10a1と、その前方に接続されて利用者Pの鼠径部に当接する前方着座部10a2とからなると共に、前方着座部10a2が少なくとも1本、より正確には2本のハンモック状の布製のベルト10a22からなる如く構成したので、簡易な構造でありながら、利用者Pの体形の相違を容易に吸収することができ、よって装着感を向上させることができる。
即ち、前方着座部10a2は、少なくとも1本、より正確には2本のハンモック状の布製のベルト10a22で構成されることから、利用者Pから受ける、支持部材10の長手方向あるいは左右(横)方向の荷重、換言すれば利用者Pの体形に応じて容易に変形して自然にフィットする。
具体的には、ベルト10a22は荷重に応じて曲率(側面視における)が任意に変化すると共に、左右の幅(上面視における)も任意に変化する。それにより、前方着座部10a2は利用者Pの体形の相違を容易に吸収でき、装着感を向上させることができる。
さらに、前方着座部10a2はベルト10a22(とベルトホルダ10a21)から構成されることから、構造も簡易となる。さらに、前方着座部10a2はベルト10a22を用いるため、利用者Pの鼠径部に作用する面圧も緩和することができる。
また、利用者Pの坐骨P1付近の部位に当接する後方着座部10a1を備えることから、その後方着座部10a1に必要な強度と剛性を確保させることで、利用者Pの坐骨P1付近の部位を確実に支持することができる。
また、利用者Pが支持部材10に支持されるとき、駆動機構(アクチュエータ)16を動作させて支持部材10に揺動機構からなる第1関節部20を介して揺動自在に連結される第1リンク22と、靴部12に連結されると共に、第3関節部30を介して第1リンク22に連結される第2リンク26とを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者Pの歩行を補助する歩行補助装置Dにおいて、支持部材10が上記した着座シート10aを備える如く構成したので、歩行補助装置Dにおいて、簡易な構造でありながら、利用者Pの体形の相違を容易に吸収することができ、よって装着感を向上させることができる。
また、図5に良く示す如く、利用者Pが着座するとき、側面視において利用者Pの股関節の中心点Pcの下方、即ち、垂線L1を下ろした位置で後方着座部10a1と前方着座部10a2が接続されるように構成したので、利用者Pが股関節の中心点Pcを中心に揺動するときの揺動動作を容易にさせると共に、揺動動作の間も利用者を確実に支持することができる。
図6はこの発明の第2実施例に係る着座シート10aを示す、その斜視図である。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第2実施例においては着座シート10aの前方着座部10a2を構成するベルト10a22を1本のハンモック状のベルトからなると共に、着座シート10aの後方着座部10a1が上面視ハート型の(中央で分割されない)一体的な部材からなる如く構成した。尚、ベルト10a22はベルトホルダ10a21のホルダ部10a211で折り返され、2枚仕立てにされる。
ベルト10a22は1本であっても、荷重に応じて曲率(側面視における)が任意に変化すると共に、左右の幅(上面視における)も任意に変化することから、前方着座部10a2は利用者Pの体形の相違を容易に吸収でき、装着感を向上させることができる。尚、前方着座部10a2のベルト10a22の後方着座部10a1への取り付け位置も含め、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図7はこの発明の第3実施例に係る着座シート10aを示す、その斜視図である。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第3実施例においても着座シート10aの後方着座部10a1を一体的な部材から製作すると共に、前方着座部10a2のベルト10a22を延長して後方着座部10a1のカバー10a11を形成するようにした。即ち、ベルト10a22をカバー10a11を介して後方着座部10a1に固定するようにした。残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図8はこの発明の第4実施例に係る着座シート10aを示す、その斜視図である。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第4実施例においては着座シート10aの後方着座部10a1を一体的な部材から製作すると共に、前方着座部10a2のベルト10a22を延長して後方着座部10a1の全体に巻きつけて固定するようにした。残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図9はこの発明の第5実施例に係る着座シート10aを示す、その斜視図である。
従前の実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第5実施例においてベルト10a22はネット状部材40からなる如く構成した。
ネット状部材40は中央の領域40aとその左右の領域40bを備える。中央の領域40aは伸縮性に優れた素材から構成され、前後左右への伸び縮み度が大きいように構成される。
それに対し、左右の領域40bは中央の領域40aを構成する素材の伸縮性より小さい伸縮性を備える素材から構成され、同一の荷重が作用するとき、中央の領域40aに比して前後左右への伸び縮み度が小さい、具体的には第1実施例のベルト10a22と同程度の伸縮性を備えるように構成される。
第5実施例に係る着座シート10aは上記のように構成したので、簡易な構造でありながら、利用者Pの体形の相違を容易に吸収することができ、よって装着感を向上させることができる。
即ち、前方着座部10a2のベルト10a22が全体として1本のネット状部材40で構成されることから、利用者Pから受ける、支持部材10の長手方向あるいは左右(横)方向の荷重(換言すれば利用者Pの体形)に応じて曲率(側面視における)が任意に変化すると共に、左右の幅(上面視における)も任意に変化する。それにより、前方着座部10a2は利用者Pの体形の相違を容易に吸収でき、装着感を向上させることができる。
さらに、ベルト10a22はネット状部材40から構成されることで、利用者Pの鼠径部に作用する面圧を一層良く緩和することができ、装着感を一層向上させることができる。残余の構成および効果は従前の実施例と異ならない。
図10はこの発明の第6実施例に係る着座シート10aを示す、その斜視図である。
従前の実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第6実施例においては、前方着座部10a2のベルトホルダ10a21のホルダ部10a211をロッド10a212で接続して一体化するようにした。
即ち、ホルダ10a211をロッド10a212を介して軸方向に移動自在とし、ベルト10a22の幅を調節自在とした。また、ベルト10a22にアジャスタ10a221を設け、ベルト10a22の長さを調節自在とした。残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
上記した如く、第1から第6実施例にあっては、サドル状を呈して利用者Pが跨ぐようにして着座可能な着座シート10aにおいて、利用者Pの坐骨P1付近の部位に当接する後方着座部10a1と、前記後方着座部の前方に接続されて利用者Pの鼠径部に当接する前方着座部10a2とからなると共に、前記前方着座部10a2が少なくとも1本のハンモック状のベルト10a22からなる如く構成した。
また、前記ベルト10a22がネット状部材40からなる如く構成した。
また、利用者Pが着座するとき、側面視において利用者Pの股関節の中心点Pcの下方で前記後方着座部10a1と前方着座部10a2が接続される如く構成した。
また、利用者Pを支持して利用者Pの荷重を伝達可能な支持部材10と、利用者の足部を収容自在な靴部12と、前記支持部材に揺動機構からなる関節部(第1関節部)20を介して揺動自在に連結される第1リンク22と、前記靴部に連結されると共に、関節部(第3関節部)30を介して前記第1リンクに連結される第2リンク26とからなる脚リンク14と、前記第1リンクと第2リンクに連結されるアクチュエータ(駆動機構)16とを備え、利用者が支持部材に支持されるとき、前記アクチュエータを動作させて前記第1リンクと第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助する歩行補助装置Dにおいて、前記支持部材が上記した着座シート10aを備える如く構成した。
尚、上記において着座シート10aの使用例として歩行補助装置Dを示したが、それに限れられるものではなく、着座シート10aはトレーニング器具などでも使用可能である。また、歩行補助装置も例示の構造に止まるものではない。
また、前方着座部10a2が少なくとも1本のハンモック状のベルト10a22からなる如く構成したが、3本以上のベルトからなるように構成しても良い。また、ベルト10a22を布製としたが、布以外の素材から製作しても良い。
また、ベルト10a22がネット状部材40からなる如く構成したが、ベルト10a22にネット状部材40を縫着するようにしても良い。
D 歩行補助装置、10 支持部材、10a 着座シート、10a1 後方着座部、10a2 前方着座部、10a21 ベルトホルダ、10a22 ベルト、10b 支持フレーム、10c 腰当て部、10d グリップ、12 靴部、14 脚リンク、16 駆動機構(アクチュエータ)、20 第1関節部、22 第1リンク、24 第2関節部、26 第2リンク、30 第3関節部、32 ガイドレール、34 収納ケース、40 ネット状部材

Claims (4)

  1. サドル状を呈して利用者が跨ぐようにして着座可能な着座シートにおいて、利用者の坐骨付近の部位に当接する後方着座部と、前記後方着座部の前方に接続されて利用者の鼠径部に当接する前方着座部とからなると共に、前記前方着座部が少なくとも1本のハンモック状のベルトからなることを特徴とする着座シート。
  2. 前記ベルトがネット状部材からなることを特徴とする請求項1記載の着座シート。
  3. 利用者が着座するとき、側面視において利用者の股関節の中心点の下方で前記後方着座部と前方着座部が接続されることを特徴とする請求項1または2記載の着座シート。
  4. 利用者を支持して利用者の荷重を伝達可能な支持部材と、利用者の足部を収容自在な靴部と、前記支持部材に揺動機構からなる関節部を介して揺動自在に連結される第1リンクと、前記靴部に連結されると共に、関節部を介して前記第1リンクに連結される第2リンクとからなる脚リンクと、前記第1リンクと第2リンクに連結されるアクチュエータとを備え、利用者が支持部材に支持されるとき、前記アクチュエータを動作させて前記第1リンクと第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助する歩行補助装置において、前記支持部材が請求項1または2記載の着座シートを備えることを特徴とする歩行補助装置。
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