JP5244003B2 - Sem−fib複合装置におけるビーム照射位置の補正方法及び装置 - Google Patents

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本発明はSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法及び装置に関し、更に詳しくはメタルデポジション銃やマニピュレータ等の導電体が試料室に挿入されても試料観察位置がずれないようにしたSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法及び装置に関する。
一般の走査型電子顕微鏡(SEM)では、2次電子検出器のコレクタ電極にプラス電界を印加することで、2次電子の検出効率を向上させている。一方、走査型電子顕微鏡(SEM)の鏡筒と集束イオンビーム装置(FIB)の鏡筒とが同じ試料室に取り付けられたSEM−FIB複合装置が知られている。このSEM−FIB複合装置では、SEMとFIBそれぞれの照射位置が一致するように機械的に設定されている。
このようなSEM−FIB複合装置は、FIBで試料の一部をスパッタリング加工し、スパッタリング加工した面の像をSEMで観察するような用途に用いられる場合が多い。FIBの集束されたイオンビームで試料上を走査すると、試料表面がスパッタエッチングされると同時に、その試料表面からイオン励起による2次電子が発生する。イオン励起による2次電子も、電子線励起の2次電子と同様に、試料室に取り付けられた2次電子検出器で検出される。
この時、SEM−FIB複合装置では、一般的なSEMに取り付けられている2次電子の捕獲効率を向上するためのコレクタ電極無しで2次電子を検出する場合が多い。
従来のこの種の装置としては、走査型電子顕微鏡(SEM)において、2次電子検出器のコレクタの電界強度の変化に応じて電子線(又は粒子線)の偏向量を変えるようにする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−67137号公報(段落0020〜0025、図1,図2)
前述したように、一般の走査型電子顕微鏡(SEM)では、2次電子検出器のコレクタ電極にプラス電界を印加することで、2次電子の検出効率を向上させている。一方、走査型電子顕微鏡(SEM)の鏡筒と集束イオンビーム装置(FIB)の鏡筒とが同じ試料室に取り付けられたSEM−FIB複合装置が知られている。このSEM−FIB複合装置では、SEMとFIBそれぞれの照射位置が一致するように機械的に設定されている。
2次電子検出器コレクタからの電界は、SEM,FIBの照射位置に電界を漏らすため、例えば保護膜生成のためのメタルデポジション銃やナノマニピュレータなどの導電体が試料近傍に挿入されると、2次電子検出器のコレクタからの電界が乱され、SEM,FIBそれぞの1次電子線,イオンビームの軌道が曲がり、メタルデポジション銃やナノマニピュレータが挿入される前と試料観察位置がずれてしまう。このため、従来のSEM−FIB複合装置では、2次電子検出器コレクタを用いることができず、十分な2次電子を検出することができなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、メタルデポジション銃やナノマニピュレータ等の導電体が挿入されても試料観察位置がずれてしまうことのないSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法及び装置を提供することを目的としている。
本発明は上記課題を解決するためになされたものである。
(1)請求項1記載の発明は、走査型電子顕微鏡のSEM鏡筒と、集束イオンビーム装置のFIB鏡筒とが同じ試料室に取り付けられたSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法であって、装置全体の動作を制御するための制御装置を設け、2次電子検出器の先端に設けられたコレクタ電極へ印加する電圧をオンにした状態とオフにした状態との違いで生じるSEM鏡筒からの電子ビームと、FIB鏡筒からのイオンビームの照射位置のずれを補正するためのイメージシフト量を記憶した補正テーブルを予め前記制御装置内に記憶しておき、導電体が前記試料室に挿入された時に、前記コレクタ電極へ印加する電圧をオフし、前記SEM鏡筒とFIB鏡筒に所定の加速電圧が印加された状態における前記補正テーブルに記憶されているイメージシフト補正量を読み出してSEM鏡筒からのイメージシフト信号及びFIB鏡筒からのイメージシフト信号に重畳し、この状態で得られた2次電子像を表示手段に表示する、ように構成されたことを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、前記補正テーブルに、コレクタ電極へ印加する電圧をオフにした状態で像のコントラストが最適になる2次電子検出器のコントラスト補正量を更に前記補正テーブルに追加記憶させておき、この状態で、ビーム位置補正及びコントラスト補正された2次電子像を表示手段に表示するように構成されたことを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、走査型電子顕微鏡のSEM鏡筒と、集束イオンビーム装置のFIB鏡筒とが同じ試料室に取り付けられたSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正装置であって、装置全体の動作を制御するための制御装置と、2次電子検出器の先端に設けられたコレクタ電極へ印加する電圧をオンにした状態とオフにした状態との違いで生じるSEM鏡筒からの電子ビームと、FIB鏡筒からのイオンビームの照射位置のずれを補正するためのイメージシフト量を記憶する補正テーブルと、SEM像又はFIB装置像を表示する表示手段と、を具備し、導電体が前記試料室に挿入された時に、前記コレクタ電極へ印加する電圧をオフし、前記SEM鏡筒とFIB鏡筒に所定の加速電圧が印加された状態における、前記補正テーブルに記憶されているイメージシフト補正量を読み出してSEM鏡筒からのイメージシフト信号及びFIB鏡筒からのイメージシフト信号に重畳し、この状態で得られた2次電子像を前記表示手段に表示するように構成されたことを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、前記補正テーブルに、コレクタ電極へ印加する電圧をオフにした状態で、像のコントラストが最適になる2次電子検出器のコントラスト補正量を更に前記補正テーブルに追加記憶させておき、この状態で、ビーム位置補正及びコントラスト補正された2次電子像を表示手段に表示するように構成されたことを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、前記導電体は、メタルデポジション銃,ナノマニピュレータ,リトラクト式反射電子検出器の少なくとも何れかであることを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、メタルデポジション銃やナノマニピュレータ等の導電体が挿入されても試料観察位置がずれてしまうことのないSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法を提供することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、SEM像をコントラストよく表示手段に表示させることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、メタルデポジション銃やナノマニピュレータ等の導電体が挿入されても試料観察位置がずれてしまうことのないSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正装置を提供することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、SEM像をコントラストよく表示手段に表示させることができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、前記導電体は、メタルデポジション銃,ナノマニピュレータ,リトラクト式反射電子検出器の少なくとも何れかが試料室に挿入されても試料観察位置がずれないようにすることができる。
本発明の一実施の形態を示す構成図である。 補正テーブルの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態を示す構成図である。図において、1はその内部に試料が載置される試料室、2は該試料室1に取り付けられたSEM鏡筒、3は同じく試料室1に取り付けられたFIB鏡筒、4は同じく試料室1に取り付けられた、試料に保護膜生成を行なうためのメタルデポジション銃、5は同じく試料室1に取り付けられた2次電子検出器である。
6は試料室1内に配置された試料、7は2次電子検出器5の先端部に設けられたコレクタ電極、8は該コレクタ電極7に所定の電圧を印加するためのコレクタ電源、9は2次電子検出器5から制御装置20に送られるコントラスト調整信号、10は制御装置20からSEM鏡筒2に与えられるSEMイメージシフト信号、11は制御装置20からFIB鏡筒3に送られるFIBイメージシフト信号である。
12は制御装置20からSEM鏡筒2に与えられるSEM照射電流調整信号である。20はSEM鏡筒2及びFIB鏡筒3の動作を制御するための装置全体の動作を制御する制御装置である。該制御装置20としては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)が用いられる。5aはSEMイメージシフト信号により電子線をシフトさせるための偏向コイル、11aはFIBイメージシフト信号11によりイオンビームをシフトさせるためのイメージシフト電極である。
21は該制御装置20内に記憶されるSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置を制御するための補正データ及びコントラストを調整するための補正データが記憶される補正テーブルである。該補正テーブル21は、制御装置20内のメモリに設けられる。22はSEM像等を表示する表示装置である。該表示装置22としては、例えばCRTやLCD等が用いられる。23は制御装置20に取り付けられたデータやコマンド等を入力するための操作部である。該操作部23としては、例えばキーボードやマウス等の座標入力装置が用いられる。
該制御装置20からはFIB鏡筒3に対してFIBイメージシフト信号11が与えられ、SEM鏡筒2にSEMイメージシフト信号10が与えられ、SEM鏡筒2にSEM照射電流調整信号12が与えられる。また、2次電子検出器5から制御装置20に対してコントラスト調整信号9が与えられる。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
SEM−FIB複合装置で、SEMによる通常観察時やFIBによる試料加工時は、制御装置20は、コレクタ電源8に制御信号を与え、2次電子検出器5のコレクタ電極7に一定の(概ね300V程度)プラス電圧を印加する。この結果、試料6の近傍に電位が漏れることになり、試料6から発生する2次電子の捕獲効率を向上させることができる。
試料6とコレクタ電極7の位置関係は装置により異なるが、プライマリ(1次)の電子線及びイオンビームに与える影響は予め予測することができる。従って、試料6とコレクタ電極7の位置関係が1次電子線及びイオンビームに与える影響を補正して、1次電子線照射及びイオンビーム照射を行なうことができる。
一方、SEM−FIB複合装置で保護膜生成などのために用いられるメタルデポジション銃4は、通常試料室1の上方に設置され、必要な時にリトラクト機構を用いて試料近傍に挿入するようになっている。このため、メタルデポジション銃4を挿入すると、試料6とコレクタ電極7間の電界が乱されるため、SEM,FIBのプライマリビームの照射位置がずれてしまう。この場合において、メタルデポジション銃の挿入位置は、毎回同じ場所に設置される保証がないため、プライマリビームの照射位置ずれを予測することが困難である。
そこで、本発明では以下に示すような方法で対処している。先ず、メタルデポジション銃を試料室1に挿入する際、制御装置20はコレクタ電源8を制御して、コレクタ電極7に与えるコレクタ電源8をオフにする。コレクタ電源8をオフにしたことにより、SEM鏡筒2とFIB鏡筒3からのプライマリビーム位置がずれるが、このズレ量は装置により予め予測することができるため、その移動量を補正するための補正テーブル21を予め制御装置20内に準備しておく。
図2は補正テーブル21の構成例を示す図である。(a)はSEM系の補正テーブル、(b)はFIB系の補正テーブルである。(a)も(b)も加速電圧(kV)をパラメータとして、最適なイメージシフト補正量と2次電子検出器に対するコントラスト調整量が記憶されている。例えば(a)において、加速電圧25kVにおけるSEM系のイメージシフト補正量はIS25、その時のコントラスト調整量はCS25である。他の加速電圧値に対するイメージシフト補正量とコントラスト調整量についても同様である。(b)において、加速電圧5kVにおけるイメージシフト補正量はIF5、コントラスト調整量はCF5である。
例えば、イメージシフト補正量IS30は、加速電圧30kVでSEM鏡筒2から電子線を試料6に照射している時、コレクタ電極7に印加する電圧がオフされたらSEMイメージシフト信号に重畳するイメージシフト補正量(X,Y方向)である。同様に、CS30は2次電子検出器5のコントラスト調整に用いる光電子増倍管(PMT)の増幅器の電圧に重畳するコントラスト補正量である。2次電子検出器5の電子検出効率は、コレクタ電極に印加する電圧をオフにすると、小さくなるため、2次電子検出器5から出力されるコントラスト調整信号の増幅率を上げる必要がある。
コレクタ電極7に印加する電圧のオン/オフによるプライマリビーム位置ずれ量は、SEM(電子ビーム)とFIB(イオンビーム)とで異なる。また、電子ビーム照射とイオンビーム照射との2次電子発生効率の違いによりコントラスト補正量も異なるため、SEMとFIBとでそれぞれ別の補正テーブルが必要となる。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
先ず、操作部23からオペレータが装置の動作モードをSEM観察モードに設定すると、SEM鏡筒2の動作が実現される。つまり、電子銃(図示せず)から出射された電子線が電子レンズで細かく絞られ、試料6上を走査する。この場合において、メタルデポジション銃4が挿入されていることによるSEMイメージシフト補正量が補正テーブル21から読み出されてイメージシフト信号に重畳され、試料6上を走査する。この結果、メタルデポジション銃4が挿入されたことに基づくビーム照射位置が補正される。
また、この時試料6から発生する2次電子線は2次電子検出器5で検出されるが、コレクタ電極7がオフのため、2次電子捕獲効率がよくない。そこで、2次電子検出器5から出力されるコントラスト調整信号が続く増幅器(図示せず)で、補正テーブル21に記憶されているコントラスト補正値と重畳される。この結果、コレクタ電極7の増幅率を向上させてコントラスト信号が最適な値に調整されるので、コントラストのよいSEM像を表示装置22で観察することができる。
図2に示す補正テーブルの補正量は、理論的に計算することも可能であるが、より精度の高い値を得るためには、実測することが望ましい。FIBの加速電圧は、通常2つ程度に固定されているが、SEMは加速電圧を細かく変えることができるため、例えば5kV間隔で実測値を求め、間の加速電圧は近似関数で補間するようにしてもよい。このようにして、表示装置22には、ビーム照射位置が補正されたSEM像が表示される。
上述の実施例では、導電体としてメタルデポジション銃を用いた場合を例にとったが、本願発明はこれに限るものではなく、ナノマニピュレータやリトラクト式反射電子検出器等のリトラクト式の機構を持つ導電体を用いても同様に適用することができる。また、メタルデポジション銃,ナノマニピュレータ,リトラクト式反射電子検出器の内の一つ又は複数又は全部の導電体を試料室に取り付けても同様に適用することができる。
本発明によれば、メタルデポジション銃やナノマニピュレータ等の導電体が挿入されても試料観察位置がずれてしまうことのないSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法を提供することができる。また、SEM像をコントラストよく表示手段に表示させることができる。また、前記導電体は、メタルデポジション銃,ナノマニピュレータ,リトラクト式反射電子検出器の少なくとも何れかが試料室に挿入されても試料観察位置がずれないようにすることができる。
1 試料室
2 SEM鏡筒
3 FIB鏡筒
4 メタルデポジション銃
5 2次電子検出器
6 試料
7 コレクタ電極
8 コレクタ電源
15 イオンポンプ
20 制御装置
21 補正テーブル
22 表示装置
23 操作部

Claims (5)

  1. 走査型電子顕微鏡のSEM鏡筒と、集束イオンビーム装置のFIB鏡筒とが同じ試料室に取り付けられたSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法であって、
    装置全体の動作を制御するための制御装置を設け、
    2次電子検出器の先端に設けられたコレクタ電極へ印加する電圧をオンにした状態とオフにした状態との違いで生じるSEM鏡筒からの電子ビームと、FIB鏡筒からのイオンビームの照射位置のずれを補正するためのイメージシフト量を記憶した補正テーブルを予め前記制御装置内に記憶しておき、
    導電体が前記試料室に挿入された時に、前記コレクタ電極へ印加する電圧をオフし、前記SEM鏡筒とFIB鏡筒に所定の加速電圧が印加された状態における前記補正テーブルに記憶されているイメージシフト補正量を読み出してSEM鏡筒からのイメージシフト信号及びFIB鏡筒からのイメージシフト信号に重畳し、
    この状態で得られた2次電子像を表示手段に表示する、
    ように構成されたことを特徴とするSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法。
  2. 前記補正テーブルに、コレクタ電極へ印加する電圧をオフにした状態で像のコントラストが最適になる2次電子検出器のコントラスト補正量を更に前記補正テーブルに追加記憶させておき、
    この状態で、ビーム位置補正及びコントラスト補正された2次電子像を表示手段に表示する、
    ように構成されたことを特徴とする請求項1記載のSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正方法。
  3. 走査型電子顕微鏡のSEM鏡筒と、集束イオンビーム装置のFIB鏡筒とが同じ試料室に取り付けられたSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正装置であって、
    装置全体の動作を制御するための制御装置と、
    2次電子検出器の先端に設けられたコレクタ電極へ印加する電圧をオンにした状態とオフにした状態との違いで生じるSEM鏡筒からの電子ビームと、FIB鏡筒からのイオンビームの照射位置のずれを補正するためのイメージシフト量を記憶する補正テーブルと、
    SEM像又はFIB装置像を表示する表示手段と、
    を具備し、
    導電体が前記試料室に挿入された時に、前記コレクタ電極へ印加する電圧をオフし、前記SEM鏡筒とFIB鏡筒に所定の加速電圧が印加された状態における、前記補正テーブルに記憶されているイメージシフト補正量を読み出してSEM鏡筒からのイメージシフト信号及びFIB鏡筒からのイメージシフト信号に重畳し、
    この状態で得られた2次電子像を前記表示手段に表示する、
    ように構成されたことを特徴とするSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正装置。
  4. 前記補正テーブルに、コレクタ電極へ印加する電圧をオフにした状態で、像のコントラストが最適になる2次電子検出器のコントラスト補正量を更に前記補正テーブルに追加記憶させておき、
    この状態で、ビーム位置補正及びコントラスト補正された2次電子像を表示手段に表示する、
    ように構成されたことを特徴とする請求項3記載のSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正装置。
  5. 前記導電体は、メタルデポジション銃,ナノマニピュレータ,リトラクト式反射電子検出器の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項3記載のSEM−FIB複合装置におけるビーム照射位置の補正装置。
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