JP5237836B2 - 電子線装置及び電子線装置の動作方法 - Google Patents

電子線装置及び電子線装置の動作方法 Download PDF

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本発明は、セミインレンズ型の対物レンズを備える走査電子顕微鏡の構成を有した電子線装置に関する。
図1に、セミインレンズ型の対物レンズを備える走査電子顕微鏡の概略構成を示す。電子銃(電子線源)1から試料6に向けて放出された電子線11は、集束レンズ2による励磁によって、対物絞り5の開口を通過するように集束される。
ここで、電子銃1から放出された電子線11は、垂直方向に沿って下方に向かう軌道をとり、対物絞り5の開口を通過した電子線11が試料6に到達する。
このとき、集束レンズ2による励磁状態によって、対物絞り5の開口を通過する電子線11の電流量が制御される。この結果、試料6に到達する電子線11の電流量を調整することができる。
対物絞り5の開口を通過した電子線11は、対物レンズ4による励磁によって、試料6上に集束される。このようにして集束された電子線11は、試料6上でフォーカスを結び、電子プローブを形成する。
このとき、高分解能を得るために、開き角制御レンズ3による励磁によって、電子線11による試料6上での電子プローブの開き角が最適になるように制御される。
この状態で、図示しない偏向コイル(偏向器)による偏向作用によって、電子線1からなる電子プローブが試料6上を走査する。これにより、集束された電子線1(電子プローブ)が、試料6上を走査しながら照射する。
このようにして電子線11が照射された試料6からは、二次電子14が発生する。この二次電子14は、電子検出器12により検出される。電子検出器12は、検出した二次電子14に基づく検出信号を出力する。この検出信号は、増幅された後にA/D変換器13によりA/D変換されて制御部7に送られる。
制御部7は、このA/D変換後の検出信号と偏向コイルを駆動するための走査信号とに基づいて、試料画像としての走査像データを形成する。このようにして形成された走査像データは、操作部8を構成する表示装置10に送られる。
表示装置10は、LCDやCRT等からなり、当該走査像データに基づく画像を表示する。これにより、試料画像である走査像が表示される。
また、操作部8には、手動操作装置9が具備されている。この手動操作装置9は、ポインティングデバイス(マウス等)、キー入力装置(キーボード等)、及び回転入力装置(ロータリエンコーダ等)を備えている。
ここで、上述した電子銃1、集束レンズ2、開き角制御レンズ3、及び対物レンズ4は、それぞれ対応する各駆動回路1a〜4aにより駆動される。これら各駆動回路1a〜4aには、それぞれ対応するD/A変換器1b〜4bが接続されている。
これら各D/A変換器1b〜4bは、制御部7により制御される。この結果、駆動回路1a〜4aは、それそれ対応するD/A変換器1b〜4bを介して、制御部15により制御される。
また、上述した偏向コイルも、図示しない駆動回路によって駆動される。この偏向コイルを駆動する駆動回路も、D/A変換器(図示せず)を介して、制御部15から供給される走査信号に基づいて制御される。
対物レンズ4は、セミインレンズ型のレンズとなっている。セミインレンズ型の対物レンズ4では、励磁される磁場(磁界)を試料6上まで漏らすことにより、レンズ主面位置を試料に近づけることができる構成となっている。そして、駆動回路4aから対物レンズ4に供給される駆動電流に応じて、試料6上まで漏れる磁場の強さが調整されることとなる。
このような構成により、対物レンズ4のレンズ主面の位置を試料6に近づけることによって、電子線11の収差を小さくし、試料6上での電子プローブのプローブ径を小さくすることができる。これにより、試料6の観察時における分解能を向上させることができる。
ここで、本装置には、後述するEBSP検出器及び検出信号解析ユニットが備えられているが、図1には図示されていない。
なお、このようなセミインレンズ型の対物レンズを備えた走査電子顕微鏡において、対物レンズのレンズ主面の位置が移動しても、電子線の偏向支点の位置が常に対物レンズの主面位置を通るように構成されたものもある(特許文献1参照)。
特開2000−156192号公報
図1に示したようなセミインレンズ型の対物レンズを備えた走査電子顕微鏡からなる電子線装置を用いて、試料6の結晶方位解析をEBSD(electron backscatter diffraction:後方散乱電子回折)方式で行うことがある。
この場合、図2に示すように、試料6を水平方向に対して70°傾斜させ、上方から電子線11を試料6に照射させる。このときも、上述と同様に、電子線11は垂直方向に沿って下方に向かう軌道をとっており、試料6上の解析対象箇所で集束されている。
このようにして電子線11が照射された試料6上の解析対象箇所では、後方散乱電子回折が起こる。この後方散乱電子回折によって発生する後方散乱電子21によるEBSP(electron backscatter diffraction pattern:後方散乱電子回折パターン)を、EBSP検出器22により検出する。
EBSP検出器22には、蛍光スクリーン22aが試料6と対向する位置に設けられている。この蛍光スクリーン22aに後方散乱電子回折パターンが投影され、EBSP検出器22内部に配置された撮像素子により撮像される。
このようにして検出された後方散乱電子回折パターンに基づく検出信号は、EBSP検出器22から、検出信号解析ユニット23に送られる。
検出信号解析ユニット23では、当該パターンの指数付けを行い、試料6上で電子線11が照射された解析対象箇所(照射点)での結晶方位が測定される。
このようにして測定された結晶方位の情報は、制御部7に送られる。制御部7は、当該偽情報を表す画像データを形成する。当該画像データは表示装置10に送られる。表示装置10は、当該画像データに基づく画像の表示を行う。
ここで、対物レンズ4がセミインレンズ型のレンズである場合、対物レンズ4が形成する磁場の中に試料6が存在することとなるため、後方散乱電子回折パターンを形成する後方散乱電子21の軌道が、この磁場の影響を受けることとなる。よって、対物レンズ4が形成する磁場が強いと、蛍光スクリーン22aに形成される後方散乱電子回折パターンに不要な歪が生じることになる。このような場合には、正確な結晶パターンを得ることが困難となる。
従って、EBSD方式による結晶方位観察を行うときには、セミインレンズ型の対物レンズ4により形成される試料6上の磁場を弱くしておき、当該磁場による後方散乱電子への影響を低減させることが考えられる。
この場合には、駆動回路4aから対物レンズ4に供給される駆動電流を小さくして、対物レンズ4の励磁を弱くするという手法をとることが考えられる。
しかしながら、当該駆動電流を小さくした状態において、オペレータが手動操作装置9を手動操作して、当該駆動電流の調整を行い、電子線11の焦点位置(フォーカス位置)の微調整を行う場合、D/A変換器4bにおける所定のビット数によるフォーカスステップは変化しないので、フォーカスステップが相対的に荒くなり、焦点合わせが困難となる。
よって、従来のシステムでは、セミインレンズ型の対物レンズを用いたEBSD方式による結晶方位観察は困難であった。
なお、EBSD方式による結晶方位観察を行う場合に、当該対物レンズの励磁を停止すれば、この対物レンズによる磁場が無くなり、歪の無い結晶パターンを得ることもできる。しかしながら、この場合では、試料上での電子線のプローブ径が大きくなり、試料上でのマッピングを行う場合に、マッピングの分解能が低下することとなる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、セミインレンズ型の対物レンズを用いたEBSD方式による試料の結晶方位観察を良好に行うことのできる電子線装置及び電子線装置の動作方法を提供することを目的とする。
本発明に基づく第1の電子線装置は、電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、対物レンズを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、対物レンズを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする。
本発明に基づく第2の電子線装置は、電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線の焦点位置を微調整するための空芯コイルと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、空芯コイル、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、空芯コイルを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、空芯コイルを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする。
また、本発明に基づく第1の電子線装置の動作方法は、電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、対物レンズを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、対物レンズを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置の動作方法であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする。
本発明に基づく第2の電子線装置の動作方法は、電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線の焦点位置を微調整するための空芯コイルと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、空芯コイル、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、空芯コイルを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、空芯コイルを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置の動作方法であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする。
本発明における第1の電子線装置及び電子線装置の動作方法では、セミインレンズ型の対物レンズを駆動する駆動回路における増幅器の増幅率について、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅率に対して小さくなるように制御部が増幅率切換手段を制御する。
従って、オペレータが手動調整部を操作して、対物レンズを駆動する駆動回路へ供給される信号を微調整して電子線の焦点位置の微調整を行うときに、後方散乱電子回折パターンの取得時においては、当該駆動回路における増幅器の増幅率が小さく設定されているので、当該増幅率に伴ってフォーカスステップが細かくなり、焦点位置の細かい調整が可能となる。
これにより、後方散乱電子回折パターンの取得時における試料上での電子線の焦点合わせを適切に行うことができ、セミインレンズ型の対物レンズを用いたEBSD方式による結晶方位観察を良好に行うことができる。
また、本発明における第2の電子線装置及び電子線装置の動作方法では、空芯コイルを駆動する駆動回路における増幅器の増幅率について、後方散乱電子回折パターンの取得時における増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように制御部が増幅率切換手段を制御する。
従って、オペレータが手動調整部を操作して、空芯コイルを駆動する駆動回路へ供給される信号を微調整して電子線の焦点位置の微調整を行うときに、後方散乱電子回折パターンの取得時においては、当該駆動回路における増幅器の増幅率が小さく設定されているので、当該増幅率に伴ってフォーカスステップが細かくなり、焦点位置の細かい調整が可能となる。
これによっても、後方散乱電子回折パターンの取得時における試料上での電子線の焦点合わせを適切に行うことができ、セミインレンズ型の対物レンズを用いたEBSD方式による結晶方位観察を良好に行うことができる。
試料の走査像を取得するときの装置構成を示す図である。 後方散乱電子回折パターンを取得するときの従来技術における装置構成を示す図である。 後方散乱電子回折パターンを取得するときの第1の実施形態における装置構成を示す図である。 ゲイン切換器を含む回路構成を示す図である。 後方散乱電子回折パターンを取得するときの第2の実施形態における装置構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、試料の走査像を取得する際での装置構成は、図1と同様である。すなわち、電子銃(電子線源)1から試料6に向けて放出された電子線11は、集束レンズ2による励磁によって、対物絞り5の開口を通過するように集束される。電子線11は、垂直方向に沿って下方に向かう軌道をとり、対物絞り5の開口を通過した電子線11が試料6に到達する。
ここで、集束レンズ2による励磁状態によって、対物絞り5の開口を通過する電子線11の電流量は制御される。この結果、試料6に到達する電子線11の電流量を調整することができる。
対物絞り5の開口を通過した電子線11は、対物レンズ4による励磁によって、試料6上に集束される。このようにして集束された電子線11は、試料6上でフォーカスを結び、電子プローブを形成する。
そして、高分解能を得るために、開き角制御レンズ3による励磁によって、電子線11による試料6上での電子プローブの開き角が最適になるように制御される。このとき、対物レンズ4の励磁状態と、開き角制御レンズ3の励磁状態とは連動するように制御される。
この状態で、図示しない偏向コイル(偏向器)による偏向作用によって、電子線1からなる電子プローブが試料6上を走査する。これにより、集束された電子線1(電子プローブ)が、試料6上を走査しながら照射する。
このようにして電子線11が照射された試料6からは、二次電子14が発生する。この二次電子14は、電子検出器12により検出される。電子検出器12は、検出した二次電子14に基づく検出信号を出力する。この検出信号は、増幅された後にA/D変換器13によりA/D変換されて制御部7に送られる。
制御部7は、このA/D変換後の検出信号と偏向コイルを駆動するための走査信号とに基づいて、試料画像としての走査像データを形成する。このようにして形成された走査像データは、操作部8を構成する表示装置10に送られる。
表示装置10は、LCDやCRT等からなり、当該走査像データに基づく画像を表示する。これにより、試料画像である走査像が表示される。
また、操作部8には、手動操作装置9が具備されている。この手動操作装置9は、ポインティングデバイス(マウス等)、キー入力装置(キーボード等)、及び回動入力装置(ロータリエンコーダ等)を備えている。
電子銃1、集束レンズ2、開き角制御レンズ3、及び対物レンズ4は、それぞれ対応する各駆動回路1a〜4aにより駆動される。これら各駆動回路1a〜4aには、それぞれ対応するD/A変換器1b〜4bが接続されている。
これら各D/A変換器1b〜4bは、制御部7により制御される。この結果、駆動回路1a〜4aは、それそれ対応するD/A変換器1b〜4bを介して、制御部15により制御される。
また、偏向コイルも、図示しない駆動回路によって駆動される。この偏向コイルを駆動する駆動回路も、D/A変換器(図示せず)を介して、制御部15から供給される走査信号に基づいて制御される。
対物レンズ4は、セミインレンズ型のレンズとなっている。セミインレンズ型の対物レンズ4では、励磁される磁場(磁界)が試料6上まで漏れるような構成となっている。駆動回路4aから供給される駆動電流に応じて、試料6上まで漏れる磁場の強さが調整される。
なお、本実施の形態では、駆動回路4a内にある増幅器の増幅率を切り換えるためのゲイン切換器(後述参照)を備えているが、図1には図示していない。また、本装置には、後述するEBSP検出器及び検出信号解析ユニットも備えられているが、図1には図示されていない。
次に、EBSD方式により試料6の結晶方位解析を行う際での装置構成を図3に示す。
図3において、対物レンズ4の駆動を行う駆動回路4aには、ゲイン切換器(増幅率切換手段)31が接続されている。ゲイン切換器31は、制御部7により制御される。
制御部7は、ゲイン切換器31を制御することにより、駆動回路4aに備えられている増幅器の増幅率を切り換えることができる。
図4に、ゲイン切換器31を含む回路構成を示す。
同図において、D/A変換器4bの出力は駆動回路4aに接続されており、駆動回路4aの出力は、対物レンズ4を構成する励磁用コイル4cの一端に接続されている。
D/A変換器4bからの出力は、駆動回路4a内において、抵抗R11を介して増幅器(アンプ)41に供給される。増幅器41の出力は、対物レンズ4の励磁コイル4cの一端に供給される。励磁コイル4cの他端は分岐されており、分岐された一方の配線は抵抗R12を介してアースに接続されている。
そして、励磁コイル4cの他端において分岐された他方の配線は、切換素子42に接続されている。切換素子42には、2つの接点が設けられており、一方の接点には、第1の帰還抵抗R1が接続されている。また、他方の接点には、第2の帰還抵抗R2が接続されている。帰還抵抗R1,R2は、異なる抵抗値のものとなっている。
切換素子42によって当該何れかの接点を選択することにより、励磁コイル4cの他端側は、第1の帰還抵抗R1又は第1の帰還抵抗R2のうちの何れかを介して、増幅器41の入力側に接続される。
これら切換素子42と第1及び第2の帰還抵抗R1,R2とからゲイン切換器31が構成されている。抵抗値の異なる帰還抵抗R1,R2のうちの何れかを切換素子42で選択することにより、駆動回路4a内の増幅器41の増幅率を切り換えることができる。切換素子42の動作は、制御部7により制御される。
EBSD方式で結晶方位解析を行う際には、試料6を水平方向に対して70°傾斜させ、上方から電子線11を試料6に照射させる。電子線11は垂直方向に沿って下方に向かう軌道をとっており、試料6上の解析対象箇所で集束されている。
このようにして電子線11が照射された試料6上の解析対象箇所では、後方散乱電子回折が起こる。この後方散乱電子回折によって発生する後方散乱電子21によるEBSPは、EBSP検出器22により検出される。
EBSP検出器22により検出された検出信号は、信号解析ユニット23に送られる。検出信号解析ユニット23では、当該パターンの指数付けを行い、試料6上で電子線11が照射された解析対象箇所(照射点)での結晶方位が測定される。
このようにして測定された結晶方位の情報は、制御部7に送られる。制御部7は、当該偽情報を表す画像データを形成する。当該画像データは表示装置10に送られる。表示装置10は、当該画像データに基づく画像の表示を行う。
本発明では、制御部7がゲイン切換器31の動作を制御し、試料6の走査像を取得するときには帰還抵抗R1側の接点が選択されるようにし、EBSD方式による結晶方位観察を行うときには帰還抵抗R2側の接点が選択されるように制御される。
ここで、帰還抵抗R2の抵抗値は、帰還抵抗R1の抵抗値よりも小さく設定されている。よって、結晶方位観察を行うときの増幅器41の増幅率は、走査像観察を行うときの当該増幅率よりも小さく設定される。
これにより、結晶方位観察時では、対物レンズ4の励磁用コイル4cに供給される電流量が小さくなり、試料6上で対物レンズ4が発生する磁場が弱くなる。この結果、当該磁場に起因する後方散乱電子21の軌道への影響がほとんど無くなり、正確な結晶パターンを得ることができる。
例えば、試料6の走査像観察時に対して、結晶方位観察時での対物レンズ4による磁場の大きさを1/10にする場合には、帰還抵抗R2の抵抗値を、帰還抵抗R1の抵抗値の1/10の値に設定することにより、増幅率を1/10とする。
このように、結晶方位観察時での増幅器41の増幅率が、走査像観察時での当該増幅率よりも小さくなるように(例えば1/10となるように)設定することにより、手動操作装置9の手動操作による電子線11の焦点位置の微調整(対物レンズ4への駆動電流の手動調整に基づく)を行う場合に、D/A変換器4bのビット数の変更がなくてもフォーカスステップが細かくなり、手動での焦点合わせを最適に行うことができる。
また、開き角制御レンズ3の駆動は、対物レンズ4への駆動電流の調整に連動して制御部7により制御されることとなり、当該焦点合わせ時においても電子線11の試料4上での最適な開き角を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。
同図において、対物レンズ4の先端部には、空芯コイル40が設けられている。空芯コイル40は、対物レンズ4の磁場に重畳する磁場を発生するように設けられており、対物レンズ4の駆動時において、電子線11の焦点位置を変化させることができる。
空芯コイル40には、内部に増幅器を備える駆動回路40aが接続されている。駆動回路40aには、D/A変換器40bが接続されている。
D/A変換器40bには、制御部7から駆動信号が供給される。これにより、駆動回路40aは、D/A変換器40bを介して、制御部7により制御される。
そして、駆動回路40aには、増幅率切換手段であるゲイン切換器51が接続されている。このゲイン切換器51は制御部7により動作制御される。ゲイン切換器51の構成は、図4のものと同様である。
この実施の形態においても、制御部7がゲイン切換器51の動作を制御し、試料の走査像を取得するときには帰還抵抗R1側の接点が選択されるようにし、EBSD方式による結晶方位観察を行うときには帰還抵抗R2側の接点が選択されるように制御される。
このような構成により、結晶方位観察を行うときに、制御部7によって、D/A変換器4bから駆動回路4aに供給される駆動信号を変えることにより対物レンズ4による磁場を弱めるようにした場合において、制御部7が、空芯コイル40を駆動する駆動回路40a内部の増幅器の増幅率を小さくするようにゲイン切換器51を制御する。
従って、手動操作装置9の手動操作に基づく空芯コイル40の磁場による電子線11の焦点位置の微調整を行う場合に、D/A変換器40bのビット数の変更がなくても電子線11のフォーカスステップが細かくなり、手動での焦点合わせを最適に行うことができる。
このとき、開き角制御レンズ3の駆動は、対物レンズ4及び空芯コイル40への各駆動電流に連動して制御部7により制御されることとなり、当該焦点合わせ時においても電子線11の試料4上での最適な開き角を得ることができる。
このように、本発明の第1の実施形態においては、電子線源1と、電子線源1から放出された電子線11を試料6上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズ4と、集束された電子線11を試料6上で走査するための偏向器と、これら電子線源1、対物レンズ4、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料6上での電子線11の走査に応じて試料6の走査像を取得するための信号検出手段12と、試料6への電子線11の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段22と、対物レンズ4を駆動する駆動回路4a中の増幅器41の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段31と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部7と、対物レンズ4を駆動する駆動回路4aへ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部9とを備えた電子線装置において、制御部7は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器41の増幅率が、試料6の走査像の取得時における当該増幅器41の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段31を制御する。
従って、オペレータが手動調整部9を操作して、対物レンズ4を駆動する駆動回路4aへ供給される信号を微調整して電子線11の焦点位置の微調整を行うときに、後方散乱電子回折パターンの取得時においては、当該駆動回路4aにおける増幅器41の増幅率が小さく設定されるので、当該増幅率に伴って電子線11のフォーカスステップが細かくなり、焦点位置の細かい調整が可能となる。
これにより、後方散乱電子回折パターンの取得時における試料6上での電子線11の焦点合わせを適切に行うことができ、セミインレンズ型の対物レンズ4を用いたEBSD方式による結晶方位観察を良好に行うことができる。
ここで、電子線源1と対物レンズ4との間には開き角制御レンズ3が配置されており、この開き角制御レンズ3を駆動するための駆動回路3aを備えており、制御部7は、対物レンズ4の駆動と開き角制御レンズ3の駆動とが連動するように各駆動部3a,4aを制御する。これにより、試料6上での電子線11の開き角が最適に制御される。
また、本発明の第2の実施形態においては、電子線源1と、電子線源1から放出された電子線11を試料6上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズ6と、集束された電子線11の焦点位置を微調整するための空芯コイル40と、集束された電子線11を試料6上で走査するための偏向器と、これら電子線源1、対物レンズ6、空芯コイル40、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料6上での電子線11の走査に応じて試料6の走査像を取得するための信号検出手段12と、試料6への電子線11の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段22と、空芯コイル40を駆動する駆動回路40a中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段51と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部7と、空芯コイル40を駆動する駆動回路40aへ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部9とを備えた電子線装置であって、制御部7は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料6の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段51を制御する。
従って、オペレータが手動調整部9を操作して、空芯コイル40を駆動する駆動回路40aへ供給される信号を微調整して電子線11の焦点位置の微調整を行うときに、後方散乱電子回折パターンの取得時においては、当該駆動回路40aにおける増幅器の増幅率が小さく設定されるので、当該増幅率に伴ってフォーカスステップが細かくなり、電子線11の焦点位置の細かい調整が可能となる。
これによっても、後方散乱電子回折パターンの取得時における試料6上での電子線11の焦点合わせを適切に行うことができ、セミインレンズ型の対物レンズ4を用いたEBSD方式による結晶方位観察を良好に行うことができる。
ここで、電子線源1と対物レンズ4との間には開き角制御レンズ3が配置されており、この開き角制御レンズ3を駆動するための駆動回路3aをさらに備えており、制御部7は、対物レンズ4及び空芯コイル40の駆動と開き角制御レンズ3の駆動とが連動するように各駆動部3a,4a,40aを制御する。これにより、試料6上での電子線11の開き角が最適に制御される。
1…電子銃、2…集束レンズ、3…開き角制御レンズ、4…対物レンズ、5…対物絞り、6…試料、7…制御部、8…操作部、9…手動操作装置、10…表示装置、11…電子線、12…電子検出器、13…A/D変換器、14…二次電子、21…後方散乱電子、22…EBSP検出器、23…検出信号解析ユニット、31…ゲイン切換器、40…空芯コイル、41…増幅器、42…切換素子、51…ゲイン切換器、1a〜4a…駆動回路、1b〜4b…D/A変換器、40a…駆動回路、40b…D/A変換器

Claims (8)

  1. 電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、対物レンズを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、対物レンズを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする電子線装置。
  2. 電子線源と対物レンズとの間に配置された開き角制御レンズと、この開き角制御レンズを駆動するための駆動回路とをさらに備えており、制御部は、対物レンズの駆動と開き角制御レンズの駆動とが連動するように各駆動部を制御することを特徴とする請求項1記載の電子線装置。
  3. 電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線の焦点位置を微調整するための空芯コイルと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、空芯コイル、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、空芯コイルを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、空芯コイルを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする電子線装置。
  4. 電子線源と対物レンズとの間に配置された開き角制御レンズと、この開き角制御レンズを駆動するための駆動回路とをさらに備えており、制御部は、対物レンズ及び空芯コイルの駆動と開き角制御レンズの駆動とが連動するように各駆動部を制御することを特徴とする請求項3記載の電子線装置。
  5. 電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、対物レンズを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、対物レンズを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置の動作方法であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする電子線装置の動作方法。
  6. 電子線装置は、電子線源と対物レンズとの間に配置された開き角制御レンズと、この開き角制御レンズを駆動するための駆動回路とをさらに備えており、制御部は、対物レンズの駆動と開き角制御レンズの駆動とが連動するように各駆動部を制御することを特徴とする請求項5記載の電子線装置の動作方法。
  7. 電子線源と、電子線源から放出された電子線を試料上で集束させて照射するためのセミインレンズ型の対物レンズと、集束された電子線の焦点位置を微調整するための空芯コイルと、集束された電子線を試料上で走査するための偏向器と、これら電子線源、対物レンズ、空芯コイル、及び偏向器をそれぞれ個別に駆動するための各駆動手段と、試料上での電子線の走査に応じて試料の走査像を取得するための信号検出手段と、試料への電子線の照射に応じて後方散乱電子回折パターン(EBSP)を取得するためのEBSP検出手段と、空芯コイルを駆動する駆動回路中の増幅器の増幅率を切り換えるための増幅率切換手段と、これら各駆動手段、検出手段、及び切換手段の動作を制御するための制御部と、空芯コイルを駆動する駆動回路へ供給される信号を手動にて微調整可能とする手動調整部とを備えた電子線装置の動作方法であって、制御部は、後方散乱電子回折パターンの取得時における当該増幅器の増幅率が、試料の走査像の取得時における当該増幅器の増幅率に対して小さくなるように増幅率切換手段を制御することを特徴とする電子線装置の動作方法。
  8. 電子線装置は、電子線源と対物レンズとの間に配置された開き角制御レンズと、この開き角制御レンズを駆動するための駆動回路とをさらに備えており、制御部は、対物レンズ及び空芯コイルの駆動と開き角制御レンズの駆動とが連動するように各駆動部を制御することを特徴とする請求項7記載の電子線装置の動作方法。
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