JP5239051B2 - プリンタ - Google Patents

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    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/106Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides for the sheet output section

Description

本発明は、印刷媒体として片面印刷用紙を用い、用紙搬送面の片側に設けたプリントエンジンにより印刷するプリンタに関する。
従来のプリンタには、用紙の一方向搬送時に片面印刷しかできないものと、両面印刷ができるもの(特許文献1)がある。
特開2006−188068号公報
用紙の一方向搬送時に片面印刷しかできないプリンタは、用紙搬送面の片側にのみプリントエンジンを配置しているものである。このプリンタで両面印刷をしようとする場合は、印刷された用紙を反転し、初期の印刷位置に再セットする機構を備える必要があるため、装置長が長くなり、コストも高くなる。そして、両面印刷用紙には、片面印刷用紙よりも厚いものが用いられるので、1台の片面印刷用プリンタで片面印刷と両面印刷の両方を行う場合は、紙厚の異なる2種類の用紙を用意する必要があり、また、片面印刷と両面印
刷の両方に対応可能なプリントエンジンを必要とするので、装置の大型化及びコストの上昇が避けられない。
他方、用紙の一方向搬送時に両面印刷が可能なプリンタは、用紙搬送面の両側にプリントエンジンを配置しているものである。しかし、このプリンタは、プリントエンジンを用紙搬送方向に位置をずらして設ける必要がある。また、このプリンタでは、用紙反転機構を備えなくても、片面印刷と両面印刷を選択的に行うことは可能であるが、紙厚の異なる2種類の用紙を用意する必要がある。従って、この場合も、装置長が長くなり、コスト高になる。さらに、両面印刷用紙を使用する際には、用紙搬送用ローラによるローラ突起痕が印刷面に付き、印刷品位を低下させるという問題があった。そのため、用紙両の一部を切除しており、ランニングコストの面からも改善が必要であった。
本発明は、用紙搬送面の片側に設けたプリントエンジンにより印刷を行うプリンタにおいて、1種類の片面印刷用紙を用いて、片面印刷と両面印刷(正確には、見掛け上両面印刷)を選択的に行うことができ、印刷物を片面印刷物と両面印刷物に分類して排出することができるプリンタを提供することを目的とする。
記目的を達成するために、本発明は、印刷媒体として片面印刷用紙を用い、用紙搬送面の片側に設けられたプリントエンジンにより印刷するプリンタにおいて、片面印刷用紙をその印刷面がプリントエンジンに対向するように給紙する給紙手段と、その給紙手段から給紙される用紙を所定の搬送路に沿って印刷手段、カット手段、折り目形成手段、糊付け手段及び二つ折り・貼付け手段を通過するまで搬送する用紙搬送手段と、用紙搬送面の片側に設けられた前記プリントエンジンを有し、入力部又は外部入力部を介して与えられる印刷データに基づいて、用紙搬送手段により搬送される片面印刷用紙に所定の内容を印刷する印刷手段と、印刷手段を通過してきた片面印刷用紙を指定された長さに自動的にカットして所定長の印刷物を形成するカット手段と、所定長の印刷物の長手方向中間位置にその印刷物の長手方向に直角な直線に沿って折り目を形成する折り目形成手段と、折り目を形成された印刷物の長手方向中間位置から末端までの印刷面と反対側の面に、糊等を付着する糊付け手段と、糊付けされた印刷物を前記折り目において前記印刷面が表側になるように二つ折りすると同時にその印刷物の前記折り目を境として前半部と後半部を重ね合わせて付着された糊等により1枚状に貼付け、両面印刷物を完成する二つ折り・貼付け手段と、カット手段によりカットして形成される印刷物の搬送先を、入力部又は外部入力部から与えられる印刷データに片面印刷を指定するデータが含まれているときは直接に排紙部に排出する第1経路側に決め、印刷データに両面印刷を指定するデータが含まれているときは折り目形成手段、糊付け手段、二つ折り・貼付け手段を経て排紙部に向かう第2経路側に決める搬送経路切替手段と、始端と終端がカットされた印刷物の長手方向両端に糊付け後の状態において合致して貫通するパンチ孔を形成するパンチング手段とを有することを特徴とする。
上記二つ折り・貼り付け手段は、折り曲げのみを行う折り曲げ手段と、その折り曲げ手段により重ね合わされたロール紙の先端をプレスするプレス手段と、先端をプレスされた用紙を全長に渡って押圧して貼り付ける貼り付け手段とで構成されていることが好ましい。
給紙手段は、片面印刷用紙をその印刷面が印刷手段のプリントエンジンに対向するように給紙するものであり、用紙搬送手段は、給紙手段から給紙される用紙を所定の搬送路に沿って、片面印刷物を作成する時は、印刷手段とカット手段を通過した印刷物を、搬送経路切替手段を介して第1経路側を経て排紙部に排出する。両面印刷物を作成する時は、とカット手段を通過した印刷物を、搬送経路切替手段を介して第2経路側の折り目形成手段及び糊付け手段を通過させ、二つ折り・貼付け手段において完成される両面印刷物を排紙部に排出するものである。
印刷手段は、用紙搬送面の片側、すなわち、用紙の印刷面側に設けられたプリントエンジンを有し、入力部又はホストコンピュータなどの外部入力部から与えられる印刷データに基づいて、指定された枚数だけ、制御手段からの制御に基づき、搬送される用紙に所定の内容を印刷するものである。
カット手段は、印刷手段を通過し、搬送されてくる用紙を指定された長さに基づき自動的にカットして所定長の印刷物(印刷された用紙がカットされた後のものを印刷物という。ただし、印刷物を用紙という場合もある。)を形成するものである。
折り目形成手段は、カットされて搬送されてくる印刷物の長手方向中間位置が所定の折り目形成位置に到来したとき、その用紙の長手方向中間位置の印刷面と反対側の面に用紙の長手方向に直角な直線に沿って折り目(筋)を形成するものである。
糊付け手段は、折り目が形成された印刷物に、その長手方向中間位置から末端まで(すなわち印刷物の後半部分)の裏面に、糊(接着剤、接着テープその他の同等物を含む。)を付けるものである。
二つ折り・貼付け手段は、印刷物の折り目が所定の折り曲げ位置に到達した時に、その印刷物を折り目において谷折りして二つ折りすると同時に印刷物の前半部と後半部を重ね合わせて付着された糊により貼付けし、両面印刷物を完成するものである。
本発明のプリンタでは、入力部又は外部入力部から与えられる印刷データには、片面印刷又は両面印刷を指定するデータが含まれている。搬送経路切替手段は、カット手段によりカットして形成される印刷物の搬送先を、前記印刷データに片面印刷を指定するデータが含まれているときは、直接に排紙部に排出する第1経路側に決め、前記印刷データに両面印刷を指定するデータが含まれているときは、カット手段によりカットして形成される印刷物を、折り目形成手段、糊付け手段及び二つ折り・貼付け手段をその順序で通過させる第2経路側に決める。
また、本発明は、始端と終端がカットされた印刷物の長手方向両端に糊付け後の状態において合致して貫通するパンチ孔を形成するパンチング手段をさらに備えていることを特徴としている。パンチング手段は、カット手段の後段に設けても良いし、二つ折り・貼り付け手段の後段に設けても良い。カット手段の後段に設けられるパンチング手段は、カットされた印刷物の始端検知時及び終端検知時の2回、パンチング動作を行う必要がある。これに対して、二つ折り・貼り付け手段の後段に設けられるパンチング手段は、両面印刷物の終端検知時に1回だけパンチング動作を行えばよい。
本発明の好ましい例は、上記二つ折り・貼り付け手段が、折り曲げのみを行う折り曲げ手段と、その折り曲げ手段により重ね合わされたロール紙の先端をプレスするプレス手段と、先端をプレスされた用紙を全長に渡って押圧して貼り付ける貼り付け手段とで構成されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい例は、給紙手段から繰り出された用紙を上向きに搬送し、その上向き搬送面の片側に印刷手段を配置し、その印刷手段を通過した用紙を前記上向き搬送面に関して前記印刷手段と反対側において搬送方向を下向きに変更し、その下向き搬送面に沿ってカット手段、用紙搬送経路切替手段が設けられる場合はその用紙搬送経路切替手段も、折り目形成手段、糊付け手段及び二つ折り・貼り付け手段を順次下方に配置して、用紙搬送路を全体として倒立U字状に構成したことを特徴としている。
二つ折り・貼付け手段を、折り曲げ手段と、プレス手段と、貼付け手段とで構成する場合は、その折り曲げ手段から給紙手段側と反対側にプレス手段、貼り付け手段及び排紙部をその順序に設けたことを特徴としている。
本発明のさらに好ましい例は、糊付け手段の糊付けローラの押圧力を受けるプラテンローラを折り曲げ手段の折り曲げローラに共用していることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい例は、折り目形成手段が、折り目形成部材としてそろばん玉状の押し付けローラを用紙搬送面を形成するガイド板に向けて押圧しながら用紙幅方向に移動させるように構成するとともに、そのガイド板の前記用紙搬送位置よりも両外側において、用紙の厚みとほぼ等しい厚さを有するステップを設け、前記押し付けローラがそのステップから用紙の端部に滑らかに移行(ソフトランディング)するようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、1種類の片面印刷用紙を用いて、片面印刷と両面印刷のいずれも選択的に行うことができ、かつ、片面印刷物と両面印刷物を分類して排出することができる。
また、本発明によれば、両面印刷部の一端側にパンチ孔を形成して、アルバムとして排出することができる。
請求項の発明によれば、糊付け後の二つ折りされた両面印刷物の先端がプレス手段によりプレスされ、貼付手段により全長がプレスされるので、先端に膨らみのない、あたかも1枚物のような外観を呈する両面印刷物が得られる。
請求項の発明によれば、用紙搬送面の片側にプリントエンジンが設置され、給紙手段、印刷手段、カット手段、折り目形成手段、糊付け手段及び二つ折り・貼付手段の各構成要素が倒立U字に沿って稠密に配置されるので、装置長の最短化を図ることができる。すなわち、片面印刷と両面印刷が可能な小型で安価なプリンタを提供することができる。
請求項の発明によれば、垂直に搬送されてくる印刷物をその中間位置で水平方向に折り曲げて二つ折りにし、そのままプレスし、貼り付けて排出する工程を両面印刷物に対して無理な力を加えることなく、円滑に行うことができ、損傷のない両面印刷物を得ることができる。さらに、二つ折りされる用紙の前半部分と後半部分は、互いに反対方向に回転されるローラにより突き合わされる方向に搬送されて貼り付けられるので、用紙がロール紙である場合は、前半部分と後半部分のカールの残留応力が互いに打ち消し合うため、両面印刷物にはカールが生じない特長がある。
請求項の発明によれば、糊付け手段のプラテンローラが折り曲げ手段の折り曲げローラに共用されるので、装置の一層の小型化が可能である。
請求項の発明によれば、折り目形成時に折り目形成部材から用紙に衝撃が加わることによる用紙のずれが発生しないので、完全に一枚物と同様の外観を有する両面印刷物を形成することができる。
続いて、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るプリンタの全体構成を概念的に示すブロック図、図2は印刷のための設定入力を行う際の入力部の操作内容を示す図表、図3は図1の二つ折り・貼付け部の好ましい構成例を示す一部のブロック図、図4はプリンタの装置本体の外観と主要構成要素の配置例を示す側面図、図5はプリンタの装置本体の内部の構成要素の具体的配置例を示す側面図、図6ないし図8は印刷ユニットの印刷手段の各種構成例を示す断面図、図9は二つ折り・貼付けユニットの構成例を示す断面図、図10は折り目形成部の説明図である。
[全体構成の概略的説明]
本発明に係るプリンタの基本的な構成を図1に基づいて説明する。このプリンタは、入力部1、希望により付加される上位装置などの外部入力部1’、制御部2、記憶部3、表示部4、片面印刷用紙(以下、単に用紙という。)を供給する給紙部5、給紙部から供給される用紙を搬送路に沿って所定位置まで搬送する用紙搬送部6、搬送される用紙に対して用紙搬送面の片側に設けられたプリントエンジンにより印刷を行う印刷部7、印刷後の用紙に必要に応じて弛みを付与する弛み付与部8、用紙をカットして所定長の印刷物を作成するカット部9、カットされた印刷物の搬送経路を印刷物の指定された種類に応じて第1経路又は第2経路に切り替える搬送経路切替部(以下、経路切替部という。)10、第2経路を搬送される印刷物の長手方向中間位置に搬送方向と直角な直線に沿って折り目を形成する折り目形成部11、折り目を形成された印刷物の後半部分に糊を付着する糊付け部12、糊付けをされた印刷物をその長手方向中間位置において印刷面が表になるように二つ折りして1枚状に貼り付けて両面印刷物を形成する二つ折り・貼付け部13、そして、経路切替部10により搬送方向を第1経路に切り替えられた片面印刷物を直接収容し、第2経路を経て二つ折り・貼付け部13から排出された両面印刷物を収容する排紙トレイ14を有している。
本発明に係るプリンタは、上記のように用紙搬送経路に沿って給紙部5から排紙トレイ14まで、比較的数の多い構成要素を有しているので、上記構成要素のすべてを単純に直線的に列して配置する場合は、装置長が例えば1500−1800mmにもなり、実用性に欠ける。本発明は、その構成要素の配置に工夫を施して、可能な限り装置長の短縮を図った。
工夫の第1点は、図4に示すように、プリンタの装置全体を印刷ユニットAと、二つ折り・貼付けユニットBと、排紙部Cとに大きく分割して構成したことである。
工夫の第2点は、図4には概念的に示し、図5以下の図面に基づいて後に詳細に説明するように、印刷ユニットAには、給紙部5、用紙搬送部6の一部、印刷部7、弛み付与部8を収容し、二つ折り・貼付けユニットBには、用紙搬送部6の残部、カット部9、経路切替部10、折り目形成部11、糊付け部12、二つ折り・貼付け部13を収容し、排紙部Cを二つ折り・貼付けユニットBの印刷ユニットAと反対側に配置したことである。
そして、工夫の第3点は、印刷ユニットAの給紙部5の上方に印刷部7を配置して、給紙部5から弛み付与部8の直前までの用紙搬送部6をほぼ垂直上方に向くように設け、弛み付与部8においては印刷部7から排出される用紙が用紙搬送路に付加された自由空間の中で最小長の状態から最大長の状態まで収容される長さが変更可能にしてあり、二つ折り・貼付けユニットBのカット部9、経路切替部10、折り目形成部11、糊付け部12、二つ折り・貼付け部13を、この順序で前者よりも後者が下方に存在するように配置するとともに、二つ折り・貼付けユニットB側の用紙搬送部6の残部を下方に向けて連続するように設けて、用紙が給紙部5から上向きに出発して弛み付与部8においてUターンし、二つ折り・貼付け部13まで下向きに搬送されるように、各部を配置したことである。
このような配置構造の採用により、通常は機器点数及び用紙搬送距離が比較的大きくならざるを得ない本発明に係るプリンタを、実用化が可能な程度に非常にコンパクトな製品とすることが可能になった。
さらに、上記構成要素の全体を統括制御する制御部2は、図1に例示したように、1カ所に集中する場合は、制御部と各部との間の信号線の接続作業が煩雑であり、いずれかの要素に故障が発生した場合の修理や保守点検が容易でない。そこで、本発明の好ましい実施例では、制御部2を各部を制御する部分ごとに分割してそれぞれ1チップに納め、各部に装備し、関係しているもの同士を最小限の信号線でコネクタを介して接続してある。これにより、メンテナンス及び部品交換を容易にできようにしてある。以下に、上記各構成要素について、順次詳細に説明する。
[入力部]
入力部1は、周知のキーボード、マウス又はタッチパネルなどから構成されていて、このプリンタによる印刷の仕様を設定するために操作される。操作は、表示部4の画面に表示される誘導案内に従い、インタラクティブに行うことができるように構成されている。
操作内容は、図2に例示するように、操作1から操作7まである。
操作1は、印刷種類を片面印刷と両面印刷のいずれかを選択する印刷種類選択である。操作2は、選択した種類の印刷物の出力サイズを、表示部4に表示される各種サイズの中から選択するサイズ選択である。片面印刷の場合の出力サイズの種類には、例えば、6”×4”,6"×8",6"×12"などがあり、両面印刷の場合の出力サイズの種類には、例えば、6”×24”,6"×36”、その他任意の長さがある。これらの出力サイズは、後記記憶部3に予め記憶されていて、出力サイズ選択の操作ステップにおいて読み出され、表示部4に表示されるようになっている。操作3は、印刷内容のレイアウトの種類、定型か任意かの指定、文章と写真の配置などの印刷内容設定である。定型のレイアウトは記憶部に記憶されていて、印刷内容設定の操作ステップにおいて、読み出されて表示されるようになっている。操作5は、以上の操作1から操作3までの操作による入力の終了後、レイアウト確認ステップをクリックすることにより、設定された印刷内容及びレイアウトを表示部4に表示させて確認する操作である。操作4は、確定された印刷内容の印刷枚数を入力する操作である。テンキー又はマウスの操作により印刷枚数の指定が可能である。操作6は、印刷動作の開始を指令する操作であり、例えば、表示画面の「印刷スタート」表示部位をクリックして印刷開始指令を入力する。操作7は、開始した印刷動作を中止したい場合に行われる操作であり、表示画面の「印刷中止」表示部位をクリックして印刷を中止させることができる。
印刷情報を外部から入力するため、上位装置に接続された外部入力部1' を備えることできる。
[制御部]
制御部2は、データ処理機能、演算機能、各部制御機能などを有するCPUで構成され、後述されるように各部制御機能実現手段として、メモリ読出・書込ドライバ21、印刷内容編集ドライバ22、用紙搬送部駆動ユニット23、印刷ドライバ24、用紙カットドライバ25、経路切替ドライバ26、折り目形成ドライバ27、糊付けドライバ28、二つ折り・貼付部駆動ユニット29を有している。これらの各ドライバ又は駆動ユニットは、所定の指令又は所定のシーケンスプログラムに従い、所定のタイミングで各部を制御し、駆動するように構成されている。この制御部による各部の動作については、後述される。
[記憶部]
記憶部3は、システムプログラムデータを格納したROMと、稼働中にワーキングデータを格納するRAMとを有している。必要に応じて、記憶部3を補助するため、外部記憶装置を接続しても良い。
記憶部3に記憶される内容には、印刷に関する基礎データとして、一例として、片面印刷フォーマット、片面印刷のサイズの種類、両面印刷フォーマット、両面印刷のサイズの種類などがある。また、用紙搬送制御に関する基礎データとして、用紙搬送部において駆動体として用いられるパルスモータの1パルス当たりの搬送距離Δd、用紙に設けられる位置検知用マーカを検知するためにカット部9の直前に設置されるマーカセンサS1の検知位置からカット部9のカット位置までの距離L1、折り目形成部11の直前に設置されるマーカセンサ又は用紙先端センサS2の検知位置から折り目形成部11の折り目形成位置までの距離L2、同センサS2の検知位置から糊付け部12の糊付け位置までの距離L3、同センサS2の検知位置から二つ折り・貼付け部13の二つ折り位置までの距離L4などを記憶してある。
[表示部]
表示部4は、入力部1又は外部入力部1’から入力される文字データ及び画像データに基づいて表示画面に、入力内容及び印刷内容を表示するためのものであり、液晶ディスプレイ装置などが使用される。この表示部の表示画面を見ながら、印刷のための各種設定、印刷内容の確認及び印刷指令の入力を行うことができる。
[給紙部]
給紙部5は、このプリンタで片面印刷用紙として用いるロール紙Pを装填し、保持するためのロール紙ストッカー51と、繰り出し手段52とを有している。繰り出し手段52は、用紙搬送部6に対するロール紙搬送抵抗を少なくして、印刷部7における用紙搬送の安定性を高めるために通常用いられるものであり、図示されていないが、モータにより回転され、ロール紙Pに回転力を伝達するローラなどから構成されている。
[用紙搬送部]
用紙搬送部6は、給紙部5から印刷部7,カット部9、経路切替部10を経て、二つ折り・貼付部13まで所定の搬送路R,R1,R2に沿って搬送するものであり、動力を与えるパルスモータ(図示省略)と、各搬送路に沿って配設され、パルスモータの回転力を伝動手段を介して与えられて所定方向に回転する搬送ローラr1,r2…(駆動ローラdrとピンチローラprからなるもの。図4を参照。)と、各ローラ間に設けられたガイド板(図示省略)とから構成されている周知のものである。
[印刷部]
印刷部7は、用紙搬送部6による用紙搬送面の片側に設けられたプリントエンジンにより、制御部2から与えられる印刷データ及び印刷制御信号に基づき、その用紙の片面に所定の印刷内容を制御部2から与えられる指定枚数だけ印刷するものである。好ましい実施例では、印刷後の用紙を所定長にカットするためのカット位置を用紙自体から検出可能にするため、用紙の始端とされるべき所定位置にマーカをも印刷するように構成されている。
[弛み付与部]
印刷部7を通過した用紙は、次のカット部9においてカットされるときは、カット部に
おける用紙搬送が一時停止される。この一時停止をしてカットを行う間、印刷部7の印刷作をも停止することは、プリンタのスループットを低下させる原因になる。そこで、好ましい実施例では、印刷部7とカット部9の間にカットが終了するまで印刷部7から排出される用紙を収容して待機させるための自由空間を有する弛み付与部8が備えてある。弛み付与部8は、印刷部7から排出される用紙が、自由空間の始端に設けてある搬送ローラr3から自由空間の終端に設けてある搬送ローラr4の間の最短距離から最長距離までの間で自由に長さを変更可能にしてある。これにより、印刷長さが長い場合でも、印刷を途中で中止することなく、1枚分の印刷が終了するまで連続して行うことが可能とされている。
[カット部]
カット部9は、既知のものであり、用紙搬送部6により搬送路Rを搬送されてくる用紙Pのマーカを検出するマーカセンサ(図示省略)を有し、そのマーカセンサから検知信号を受けた時点から用紙搬送部6のパルスモータに与えられるパルスの計数値が所定値になって用紙搬送が一時停止されたときに、用紙カッター(図示省略)を駆動して、用紙の搬送方向に直角な直線に沿ってカットするように構成されている。
[経路切替部]
経路切替部10は、入力部1での印刷内容設定操作ステップにおいて片面印刷を選択した場合には、給紙部5から搬送路Rを経てカット部9に到達して、カット部9において先端がカットされた用紙の搬送先を、排紙トレイ14方向に向かうように第1経路R1に切替え、印刷内容設定操作ステップにおいて両面印刷を選択した場合には、用紙の搬送先を折り目形成部11方向に向かうように第2経路R2に切替えるものである。このような経路切替部10は、図示されていないが、例えば、モータと、そのモータにより搬送面中において回動されるウィングとで構成され、ウィングの回動方向により搬送先を所定の2方向のいずれか一方に指定するものを使用することができる。
[折り目形成部]
折り目形成部11は、カット部9により所定長にカットされ、経路切替部10により第2経路R2方向に搬送される用紙(印刷物)の長手方向中間位置が折り目形成位置に到達して搬送が一時停止されたときに、その印刷物の印刷面と反対側に設けてある後記折り目形成部材により、その印刷物の裏面に折り目を形成するものである。この折り目は、後述される二つ折り・貼付部13による1枚状の印刷物を長手方向中間位置において二つ折りをする際に、容易に二つ折りされるように形成される。
[糊付け部]
糊付け部12は、折り目形成部11の後段に設けられ、折り目を形成されて搬送されてくる印刷物の中央位置、すなわち全長の2分の1の位置が所定位置に到達したとき、その用紙の裏面の中央位置以後の部分に、用紙の前半部と後半部を貼り付けるための糊を付着するものである。糊付け部12による糊付着機構には、粘着性の糊を用いる既知の任意のものを使用可能である。接着剤を噴霧又は塗布するものも使用可能であるが、引火性の危険を避けるためには、テープの片面に糊を剥離可能に担持させ、そのテープをロールに巻き取ってカートリッジに収容してなる糊カートリッジ(図9の12C参照)を用いることが望ましい。また、糊カートリッジ12Cを用いる場合は、糊(テープ)の補給が簡単にでき、加熱手段などを必要としないので、印刷品質に影響を与えない点でも、また、設置スペースの面でも好ましい。
[二つ折り・貼付部]
二つ折り・貼付部13は、糊付け部12により印刷部の後半部に対する糊付けが終了した印刷物を、先に形成された折り目において谷折りをして印刷面が表側になるように二つ折りするとともに、印刷物の前半部と後半部とを重ね合わせて先に付着された糊により貼り付けるものである。貼付けの終了により完成する印刷物は、排紙部Cの排紙トレイ14に用紙搬送部6により排出されるように構成されている。
折り目に沿って印刷面が表側になるように二つ折りする手段は、特に限定されない。また、二つ折りされた印刷物を貼り付ける手段も特に限定されない。しかし、印刷物の後半部の裏面には糊が付着されているので、その裏面に表面方向の力を、糊が障害となることなく加えることは容易でない。また、二つ折りされた印刷物を単にローラなどで搬送しながら押圧するだけでは、印刷物の前半部と後半部を、その全長に渡って確実に貼り付けて、あたかも1枚の印刷物のような綺麗な外観を備えることは容易でない。
上記の点に鑑みて、本発明の好ましい例では、図3に示すように、二つ折り・貼付部13を、印刷物の折り曲げ専用の二つ折り部13aと、折り曲げ後の印刷物先端をプレスするプレス部13bと、印刷物全長にわたって押圧して貼付ける貼付部13cとに分割して構成してある。
[パンチング部]
本発明の好ましい実施の形態においては、図3に併せて示してあるように、経路切替部10と折り目形成部11の間にパンチング部15が設けられ、あるいはこれに代えて、貼付部13cの後段にパンチング部15’が設けられている。このパンチング部は、本発明のプリンタにより作成される両面印刷物が、例えば写真印刷物(アルバム)である場合に、完成した両面印刷物を例えばアルバムブックに綴るためのパンチ孔を複数個、両面印刷物の終端辺に沿って間隔をもって開けるものである。
[実施例]
続いて、上記好ましい実施例について、図4以下の図面に基づいて、さらに具体的に説明する。図4、5に示すように、本実施例のプリンタは、印刷ユニットAと、二つ折り・貼付ユニットBと、排紙トレイCとの3つに分割されている。同図には図1の入力部1及び表示部4が省略されている。
印刷ユニットAは、図1の給紙部5と、用紙搬送部6の一部と、印刷部7と、弛み付与部8とを含んでいる。また、二つ折り・貼付ユニットBは、図3のカット部9から貼付部13cまで、又はパンチング部15’までを含んでいる。図1の制御部2及び記憶部3は、印刷ユニットAと、二つ折り・貼付ユニットBのいずれかに収容されている。
本発明のプリンタは、上述のように、それぞれは既知の構成要素を所定の順序に配置結合してなるものである。しかし、このような多くの構成要素を単に羅列する場合は、装置長が非常に長くなり、大型化を避けることができない。また、各部の制御機能を一つの制御部2に集中することは、制御線の接続作業が煩雑になるばかりでなく、各部のメンテナンスを独立して行うことはできない。そこで、本発明の最も好ましい実施例では、上記制御部2の各部を制御するドライバのうち、独立してメンテナンスを行うのに適するものは、それぞれを当該ドライバにより制御されるものの中に収納してある。すなわち、例えば、印刷ドライバ24は印刷部7に、用紙カットドライバ25はカット部9に、経路切替ドライバ27は経路切替部10に、折り目形成ドライバ27は折り目形成部11に、糊付けドライバ28は糊付け部12に、二つ折り・貼付ドライバ29は二つ折り・貼付部13のそれぞれの中に収容されている。
これにより、いずれかの部分に故障が生じた場合、あるいは点検が必要になった場合は、当該部分のみを全体から切り離して、保守点検、修理、交換などを容易に行うことができ、切り離している間は、代替品を用いて印刷を続行することができる利点がある。
上記印刷部7のプリントエンジンは、図5,6に例示するように、複数種類の色に対応する数のプリントエンジンを有するタンデム型プリントエンジンPE1、図7に例示するように、1セットで複数色のリボンカセットを有するマルチヘッド型プリントエンジンPE2、図8に例示するように、インクジェットプリンタPE3のいずれでも良い。
弛み付与部8は、図4,図6−8に示すように、印刷部7の上側に設けてある用紙搬送ローラr3と、その用紙搬送ローラから離れた二つ折り・貼付ユニットBの上側に設けてあるドライブローラdr4とピンチローラpr4からなる搬送ローラr4とを有している。搬送ローラr2は、二つ折り・貼付ユニットBのカット部9、折り目形成部11、二つ折り貼付部13のいずれかが動作中の時は、それが終了するまでの間、回転を停止されて、後続する用紙Pを待機空間8sにプールする。印刷ユニットAの二つ折り・貼付ユニットBの上方に設けてある待機空間8s内で、搬送ローラr3とr4のニップ部を結ぶ最短距離からU字形に最大に膨らんだ最長距離までの間で、印刷された用紙Pの保留長さが可変である。
図9は、二つ折り・貼付けユニットBに収容されている、弛み付与部8の一部である湾曲ガイド板81、用紙搬送部6の後半部、カット部9、経路切替部10、折り目形成部11、糊付け部12、二つ折り・貼付部13を示す側面図である。
折り目形成部11において、印刷物の長手方向中間位置が折り目形成位置に到達したことは、例えば、用紙の始端を検知する始端センサ(図示省略)の検知信号と用紙搬送部6からのパルス数に基づいて検知することができる。
図10ないし図13に基づいて、折り目形成部11について説明する。図10は、折り目形成部11の全体構成を、用紙搬送方向に沿って見た場合の正面図であり、(a)は折り目形成ローラが用紙搬送面の幅方向の右側に存在する時の状態を、(b)は反対の左側に存在する時の状態を示す。図11は図10(b)のA−A線断面図、図12は折り目形成ローラを保持するホルダの斜視図である。
折り目形成部11は、図10に示す例では、二つ折・貼付ユニットBに固定されるフレーム11aと、そのフレームの左右両側に回転自在に取付けられたプーリ11bの間に巻回されたベルト11cと、フレーム11aの左右の支持部11dの間に固定されたガイド軸11eと、そのガイド軸に摺動自在に支持され、ベルト11cの一部に結合されたホルダ11fと、そのホルダ11fに支点11gにおいて揺動自在に支持されたL型のレバー11hと、そのレバーの一端に回転自在に保持された折り目形成ローラ11iと、レバー11hの他端とホルダ11fの間に折り目形成ローラ11iが用紙搬送面の方向に付勢されるように装着された弾性部材の一例としてのコイルばね11jとを有し、フレーム11aの下辺に、上端面が用紙搬送面と一致するように設けられた折り目形成台11kを設けてある。また、フレーム11aには、図11に示すように、一方のプーリ11bを回転させるモータ11mが設けられている。
上記の構成により、モータ11mが回転されると、プーリ11b及びベルト11cを介して、用紙搬送面の左右いずれか一方側(図10(a)においては右側)の外側に存在するホルダ11fが用紙搬送面の左右いずれか他方側(図10(b)においては左側)の外側まで移動され、その間に折り目形成ローラ11iはコイルばね11jにより用紙搬送面に力を加えながら折り目形成台11kの上面を転動する。
折り目形成ローラ11jは、外周面に断面三角形状の突起が形成されているため、図13(a)に示すように、用紙搬送面に用紙Pが存在する時は、その用紙に折り目形成ローラ11iの移動方向と同じ方向に連続する折り目(凹条)PLが形成される。
用紙に対する折り目形成は、折り目形成ローラ11iを1方向に1回移動させる度に行うようにしても良いし、折り目形成ローラ11iを1往復移動させて行うようにしても良い。
印刷用紙であるロール紙が写真印刷用紙である場合は、紙厚が例えば0.2mm程度と比較的厚く腰が強いので、印刷物Pに所望の折り目を確実に形成するために、折り目形成ローラ11iには硬質のものを用い、用紙に対して一例として10Nの力を加えながら移動することが望ましい。しかし、何らの工夫も施さないで、硬質の折り目形成ローラ11iを折り目形成台11kの上面を用紙Pの幅方向に移動させると、図13(b)に示すように、その折り目形成ローラ11iが用紙Pの端部に乗り上げる時に、その用紙に衝撃を与えるため、用紙が正規の搬送位置から幅方向にずらされる虞がある。その結果、その後の二つ折り・貼付工程を経て完成される印刷物は、表裏の用紙が完全に重なり合わずに、ずれたまま貼り合わされた状態で排出される虞がある。
本発明の好ましい実施例では、上記折り目形成ローラ11iによる表裏用紙のずれ発生を防止するため、図10及び図13(c)に示すように、折り目形成ローラ11iが用紙Pに衝撃を与えずに乗り上がる、いわゆるソフトランディングをするように、工夫してある。すなわち、折り目形成台11kの上面の用紙搬送面の両外側に、最大厚みが用紙厚みとほぼ等しく、好ましくは先端にテーパー面を有するステップ11nを設けた。これにより、用紙に折り目を形成する際に、用紙搬送面の一方側の外側からその用紙搬送面を横切って反対側の外側まで移動する折り目形成ローラ11iは、ステップ11nのテーパー面から用紙Pに滑らかに乗り上がるソフトランディングをするので、用紙への衝撃付加を防止することができる。
図9に戻って、糊付け部12は、用紙搬送面の用紙印刷面に対向する位置にプラテンローラ121が回転力を付与されて回転するように設けられ、用紙搬送面に関してプラテンローラ121と反対側に糊カートリッジ12Cのテープ122をプラテンローラ方向に押し付けるための糊付けローラ123が設けてある。この糊付けローラ123は、ソレノイド(図示省略)のプランジャーの先端に回転自在に設けられ、かつ、コイルばねなどの弾性部材によりプラテンローラ121方向に付勢されている。そして、ソレノイドは常時は消磁されていて、糊カートリッジ12Cのテープは搬送面から退避されているが、ソレノイドが励磁されたときは、プランジャーが糊付けローラ123をプラテンローラ121方向に移動させるように構成されている。ソレノイドは、上述のように、用紙の長手方向中央位置が糊付け位置に到達したときからその用紙の終端が糊付け位置に到達するときまで、励磁される。従って、両ローラ間を搬送される用紙の裏面の後半部に糊が付着される。
図4,5に示された好ましい実施例では、用紙をカット部9、折り目形成部11、糊付け部12方向に搬送する搬送面が一つの垂直面に沿って設けられ、その搬送面は二つ折り・貼付け部13の二つ折り部13aの下方まで延長されている。二つ折り部13aは、糊付け部12のプラテンローラ121と糊付けローラ123のニップ部を通る垂直線の下方位置において互いに押圧するように配置された搬送ローラr6(dr6,pr6)の搬送面に対して糊付け部12と反対側に設けられた一対の押圧ローラ131、132とから構成されている。
糊付け部12のソレノイドが消磁されている間に搬送ローラr5(dr5,pr5)により送られる用紙は、その先端が糊付け部のプラテンローラ121と糊付けローラ123の間を通過し、二つ折り部13aの正転されている下側のローラ132、続いて、最下端の下流側搬送ローラr6(dr6,pr6)により、下方に搬送される。そして、その用紙の折り目PL(図13参照)が所定の二つ折り位置に到達したことが検知されたときに、上流側搬送ローラr5(dr5,pr5)は正転を継続するが、下流側搬送ローラr6(dr6,pr6)は逆転を開始する。
これにより、用紙の折り目PLが形成されている中央部分は、その折り目を境として前半部と後半部が互いに近付く方向の搬送力を受けるため、その折り目側が凹むように屈曲され、その屈曲された部分が一対のゴムローラからなる押圧ローラ131,132のニップ部に挟持されてその押圧ローラの間に水平方向に引き込まれ、そのまま搬送されるため、用紙の前半部と後半部が重ね合わされる。
ここにおいて、用紙には折り目形成部における折り目形成ローラ11iのソフトランディングにより折り目が用紙のずれなしに正確に形成されているので、印刷物は、全長に渡って完全に重なり合った状態で、排出される。すなわち、二つ折りされても、あたかも1枚の両面印刷物のような外観を呈することができる。
糊付け部12のプラテンローラ121は、糊付け部12の一部を構成するとともに、二つ折り部13の一部をも構成している。このように一つの部材を糊付け部12と二つ折り部13aとに共用することにより、装置長の短縮効果が得られている。
一対の押圧ローラ131,132のみからなる二つ折り部13aにより二つ折りされた用紙を重ね合わせて用紙を貼り付ける場合は、押圧力が不十分になりがちであるので、写真印刷用紙のように紙厚が大きく、腰の強い用紙である場合は、二つ折りされた先端部分に膨らみが生じ易い。また、ロール紙から巻き戻された用紙には、巻き癖(カール)が残る場合があるので、二つ折りされた用紙の前半部分と後半部分とが互いに反対向きの残留応力を有するため、貼り付けが不完全になる虞がある。
二つ折り部13aの直後に設けられたプレス手段13bは、このような貼り合わせにより形成される両面印刷物の先端に膨らみを生じさせないためのものである。すなわち、二つ折り部13aを通過した直後の両面印刷物の先端を硬質ローラからなる一対のプレスローラ133,134あるいはプレス板により押圧することにより、先端に生じている場合の膨らみを解消して、先端も他の部分と同一厚さにするように構成されている。
[動作説明]
次に、図14ないし図17のフローチャート及び図18以下の動作説明図に基づいて、実施例のプリンタの一貫した動作を説明する。
図14は印刷ユニットの制御動作を説明するフローチャート、図15は二つ折り・貼付けユニットの用紙カット制御動作を説明するフローチャート、図16は二つ折り・貼付けユニットのパンチング制御動作を説明するフローチャート、図17は二つ折り・貼付けユニットの折り目形成、糊付け、二つ折り・貼付の制御動作を説明するフローチャートである。
[印刷ユニット側の動作]
このプリンタを使用する場合は、電源を投入すると、まず、システムプログラムが起動して装置の初期化及びチェック(S11、Sはステップ。)が行われる。そのチェック対象にはロール紙ストッカー51のロール紙の有無、そのロール紙の先端が印刷部7の後方に存在するように用紙がセットされているか否かも含まれる(S12)。チェックの結果は、表示部4に表示される(S13,S14)。チェック結果がOKと表示されたら、入力部1の図2に示された操作1−6により、又は外部入力部1´からの入力を利用して、印刷内容の設定を行う(S15)。すなわち、片面印刷か両面印刷の選択、出力サイズの選択又は指定、レイアウトの指定又は設定、印刷枚数設定、そして、設定内容の確認を表示部4を見て行う。そして、表示部の確認ボタンをタッチ又はクリックして確認動作をすると、印刷内容が確定され、記憶部3のRAMにその印刷内容のデータが格納される。また、確認動作に基づき、制御部2に印刷開始指令が入力される(S16においてY)ので、制御部2は給紙部5及び用紙搬送部6に制御信号を与えて、用紙搬送を開始させる(S17)。これと同時に、印刷部7により用紙の所定位置にマーカを印刷させ、引き続いて、記憶部3に格納された印刷内容のデータに基づいて所定内容を印刷する(S19)。1枚分の印刷を終了するたびに、指定枚数の印刷を終了したか否かを調べ(S110)、指定枚数まで終了したときは、マーカ印刷(S111)をした後、給紙部5及び用紙搬送部6に対する制御を止める(S112)。
[二つ折り・貼付けユニット側の動作]
二つ折り・貼付けユニットBにおいては、図15に示されるカット部9の制御と、搬送路切替部の制御と、図16に示される両面印刷モードにおいて稼働するパンチング部の制御と、図17に示される折り目形成、糊付け、二つ折り・貼付の制御とが行われる。
[用紙裁断] 図18参照
切断カット部9においては、用紙搬送部6による用紙搬送が開始された、カット部9の直前に設けてあるマーカセンサが、搬送されてくる用紙に印刷された最初のマーカを検知したか否かを監視する(S21)。最初のマーカを検知する(S21肯定)と、制御部2は、マーカ検知信号入力時点からそのマーカがマーカセンサ設置位置よりカット部のカッター設置位置に到達するのに必要な長さ(所定量n1。n1は、用紙搬送部の駆動モータに与えられるパルス数。以下、同様。)を搬送した後、二つ折り・貼付けユニットB側における用紙搬送を一時停止(S22)すると同時に、カット部9を動作させて、その用紙をそのマーカ印刷位置においてカットする(S23)。これにより、その後搬送される用紙(印刷物)の先端をカットして、印刷物の始端を形成したことになる。
カット終了後、二つ折り・貼付けユニット側における用紙搬送を再開し(S24)、搬送されてくる用紙に印刷された2回目のマーカを検知したか否かを監視する(S25)。2回目のマーカを検知すると、制御部2は、マーカ検知信号入力時点からそのマーカがマーカセンサ設置位置よりカット部のカッター設置位置に到達するのに必要な長さ(所定量n2)を搬送した後、二つ折り・貼付けユニットB側における用紙搬送を一時停止(S26)すると同時に、カット部9を動作させて、その用紙をそのマーカ印刷位置においてカットする(S27)。これにより、それまで搬送されてきた用紙(印刷物)をカットして、所定長の印刷物の後端を形成したことになる。
1枚分の印刷物がカットされた後は、用紙搬送を再開して(S28)、所定枚数の裁断を終了したか否かを調べる(S29)。未終了の場合はステップS22に戻る。所定枚数の裁断を終了したときは、カットされた用紙を最終マーカがマーカセンサにより検知されるまで、用紙を所定量(n3)搬送した後、搬送を止め(S210)。用紙をカットして終了する。
[経路切替]
経路切替部10は、印刷内容設定のステップ(S5)において与えられた印刷データに含まれる印刷モード指定データに基づいて、カットされた後の印刷物を第1経路R1に排出るか、二つ折り・貼付け部方向に向かう第2経路R2に排出するかを決定する。すなわち、カットされた後の印刷物は、片面印刷モード時には第1経路R1に排出されて排紙トレイ14に収容され、両面印刷モード時には第2経路R2に送り込まれる。
本発明によるプリンタにおいては、用紙搬送路(R,R2)が倒立U字状に形成されているため、経路切替部10から排紙トレイ14までの落差が小さいので、第1経路R1には用紙搬送手段を設けず、自重で排紙トレイ14まで落下させても、印刷物が損傷することがない。
[パンチング] 図20参照
パンチング部15は、図16に示すように、プリンタが両面印刷モードの際に機能するようになっている(S31)。前記マーカセンサが最初のマーカを検知すると、用紙がその最初のマーカ検知時点から所定量n2搬送されたとき、すなわち、カットされた用紙の先端から所定距離後方に離れた位置がパンチング部15のパンチャーに対向した時(S32においてY)、二つ折り・貼付けユニットB側における用紙搬送を一時停止(S33)して、パンチャーを駆動し、その用紙の所定位置に前部パンチ孔を開ける(S34)。
最初のパンチングが終了すると、続いて、二つ折り・貼付けユニット側の用紙搬送が再開され(S35)、前記マーカセンサが2回目のマーカを検知すると、用紙がその2回目のマーカ検知時点から所定量(n2−n1)搬送されたとき、すなわち、カットされた用紙の後端から所定距離前方に離れた位置がパンチング部15のパンチャーに対向した時(S36においてY)、二つ折り・貼付けユニットB側における用紙搬送を一時停止(S37)して、パンチャーを駆動し、その用紙の所定位置に後部パンチ孔を開ける(S38)。
2回目のパンチングが終了すると、二つ折り・貼付けユニット側の用紙搬送が再開され(S39)、所定枚数の印刷が終了したか否かを調べ(S40)、未終了の場合は、ステップS32に戻り、所定枚数の印刷が終了するまで、S32−S40の制御が繰り返される。
[折り目形成] 図21参照
両面印刷モードにおいて、マーカセンサにより両面印刷物の最初のマーカが検知された時点から所定量n4が搬送された時、すなわち、第2経路R2に進行した印刷物の長手方向中間位置が折り目形成部11の折り目形成位置に到達したときは、二つ折り・貼付けユニット側における用紙搬送を一時停止する(S42)。そして、引き続き、上記折り目形成部11の押し付けローラ11iを介して、かつ、ソフトランディング方式の採用により幅方向のずれを生じることなく、その印刷物の長手方向中間位置にその長手方向に直角な直線に正確に沿った折り目を形成する(S43)。マーカセンサにより最初のマーカが検知された時点を用紙搬送部の駆動モータに与えられるパルス数の計数起算点とすることに代えて、折り目形成位置の手前に先端センサを設置し、その先端検知時点をパルス数の計数起算点とすることもできる。もちろん、その場合、折り目形成のためのパルス数の基準値は異なる。
[糊付け] 22参照
折り目を形成した後は、用紙搬送を再開し(S44)、両面印刷物の最初のマーカが検知された時点から所定量n5が搬送された時、すなわち、用紙に形成された折り目が糊付け部12の糊付け位置に到達したとき(S45においてY)に、糊付け部12が起動され、糊付けローラ123がプラテンローラ121との間に糊カートリッジ12Cの接着テープ122と印刷物とを押圧する。従って、接着テープが搬送される印刷物とともに巻き戻されて、その接着テープ上の糊が印刷物に転着される。こうして、印刷物には、印刷面と反対側の面の前記折り目以降の部分に糊が付着される。この糊付け動作は、印刷データの中の印刷物の出力サイズに基づき、糊付け開始から所定搬送量(出力サイズの2分の1)を搬送したときに終了する。
[折り・貼付け] 23,24参照
両面印刷物の最初のマーカが検知された時点から所定量n6が搬送された時、すなわち、用紙に形成された折り目が二つ折り・貼付け部13の二つ折り位置に到達したとき(S47においてY)に、二つ折り・貼付け部13が起動され、糊付けをされた又は糊付けをされている印刷物に対する二つ折り、二つ折りされた印刷物の先端へのプレス及び貼り付けが行われる(S48)。ステップ48の動作内容をさらに詳述すると、折り目を形成された印刷物の糊を付着されていない前半部分は、プラテンローラ121と糊付けローラ123の間のニップを通る垂直線に沿って二つ折り部を構成する一対のローラ131,132の側面を通過し、最下端の搬送ローラr6により下方に直進する。そして、その印刷物の折り目が二つ折り部の一対のローラ131,132のニップを通る水平線上に位置したとき、糊付け部12の上側の搬送ローラr5はそれまでと同一方向の回転を継続して、印刷物の折り目よりも後半部分を下向き進行させるが、最下端の搬送ローラr6は逆転して折り目よりも前半部分を上向きに進行させる。
従って、印刷物はその裏面に設けてある折り目において、印刷された面が表側になるように谷折りされてその折り目を先端とするV字形に屈曲されるとともに、前半部分と後半部分が重ね合わされ、糊により貼付けられて、両面印刷物が製作される。この場合、上述したように、前半部分と後半部分は互いに異なる方向のカールが互いに打ち消される。
二つ折り部の一対のローラ131,132の搬送ローラr5,r6のニップを結ぶ直線に対して直角な糊カートリッジ12Cと反対方向に延びる水平線に沿って形成された搬送路に沿って移動し、二つ折り部の一対のローラ131,132の直ぐ下流側に設けてあるプレス部が、両面印刷物の屈曲された先端をプレスする。これにより、印刷物の先端は膨らみを有することなく、全長に渡って等しい厚みを有することとなる。
[排出] 図25参照
プレス後の両面印刷物は、その後の貼付け部の一対の押圧ローラ131,132により押圧され、排紙トレイ14に排出される。プレス後の両面印刷物は、一対の押圧ローラ131,132により全面に渡って均一に押圧されるため、片面印刷用紙を二つ折りして貼り合わせたものでも、排紙トレイ14に排出された印刷物は、あたかも1枚の両面印刷物であるかのような外観を備えている。
以上の例では、パンチング部15をカット部9のすぐ前段に設けたので、ロール紙の前後のカットに合わせて前後2回パンチング動作を行う必要がある。これに対して、最後の貼付け部13の後にパンチング部を設ける場合は、一つの印刷物に対して貼り付けを終了した後の最終工程においてパンチング動作を1回行うだけでよい。
本発明に係るプリンタの全体構成を概念的に示すブロック図。 印刷のための設定入力を行う際の入力部の操作内容を示す図表。 図1の二つ折り・貼付け部の好ましい構成例を示す一部のブロック図。 プリンタの装置本体の外観と主要構成要素の配置例を示す側面図。 プリンタの装置本体の内部の構成要素の具体的配置例を示す側面図。 印刷ユニットの印刷手段の第1構成例を示す断面図。 印刷ユニットの印刷手段の第2構成例を示す断面図。 印刷ユニットの印刷手段の第3構成例を示す断面図。 二つ折り・貼付けユニットの構成の1例を示す断面図。 折り目形成部の一例を示す正面図。 図10のA−A線断面図。 折り目形成ローラを保持するホルダの斜視図。 折り目形成ローラのソフトランディングを説明する図。 印刷ユニットの制御動作を説明するフローチャート。 二つ折り・貼付けユニットの用紙カット制御動作を説明するフローチャート。 二つ折り・貼付けユニットのパンチング制御動作を説明するフローチャート。 二つ折り・貼付けユニットの折り目形成、糊付け、二つ折り・貼付の制御動作を説明するフローチャート。 二つ折り・貼付けユニットの用紙始端カット工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの用紙始端カットにより生じた屑の排出工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットのパンチング工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの折り目形成工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの糊付け工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの用紙終端カット工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの二つ折り・プレス工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの貼付工程を示す要部側面図。 二つ折り・貼付けユニットの排紙工程を示す要部側面図。
A 印刷ユニット
B 二つ折り・貼付ユニット
C 排紙部
1 入力部
2 制御部
3 記憶部
4 表示部
5 給紙部
6 用紙搬送部
7 印刷部
8 弛み付与部
9 カット部
10 搬送経路切替部
11 折り目形成部
12 糊付け部
12C 糊カートリッジ
121 プラテンローラ
122 接着テープ
123 糊付けローラ
13 二つ折り・貼付部
13a 二つ折り部
13b プレス部
13c 貼付部
14 排紙トレイ
15 パンチング部

Claims (7)

  1. 印刷媒体として片面印刷用紙を用い、用紙搬送面の片側に設けられたプリントエンジンにより印刷するプリンタにおいて、
    前記片面印刷用紙をその印刷面が前記プリントエンジンに対向するように給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段から給紙される用紙を所定の搬送路に沿って印刷手段、カット手段、折り目形成手段、糊付け手段及び二つ折り・貼付け手段を通過するまで搬送する用紙搬送手段と、
    用紙搬送面の片側に設けられた前記プリントエンジンを有し、入力部又は外部入力部を介して与えられる印刷データに基づいて、前記用紙搬送手段により搬送される前記片面印刷用紙に所定の内容を印刷する前記印刷手段と、
    前記印刷手段を通過してきた前記片面印刷用紙を指定された長さに自動的にカットして所定長の印刷物を形成する前記カット手段と、
    前記所定長の印刷物の長手方向中間位置にその印刷物の長手方向に直角な直線に沿って折り目を形成する前記折り目形成手段と、
    前記折り目を形成された印刷物の長手方向中間位置から末端までの印刷面と反対側の面に、糊等を付着する前記糊付け手段と、
    糊付けされた印刷物を前記折り目において前記印刷面が表側になるように二つ折りすると同時にその印刷物の前記折り目を境として前半部と後半部を重ね合わせて付着された糊等により1枚状に貼付け、両面印刷物を完成する前記二つ折り・貼付け手段と、
    前記カット手段によりカットして形成される印刷物の搬送先を、入力部又は外部入力部から与えられる印刷データに片面印刷を指定するデータが含まれているときは前記折り目形成手段、前記糊付け手段、前記二つ折り・貼付け手段を経ずに直接に排紙部に排出する第1経路側に決め、前記印刷データに両面印刷を指定するデータが含まれているときは前記折り目形成手段、前記糊付け手段、前記二つ折り・貼付け手段を経て排紙部に向かう第2経路側に決める搬送経路切替手段と、
    始端と終端がカットされた印刷物の長手方向両端に糊付け後の状態において合致して貫通するパンチ孔を形成するパンチング手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項に記載のプリンタにおいて、前記二つ折り・貼り付け手段は、折り曲げのみを行う折り曲げ手段と、その折り曲げ手段により重ね合わされたロール紙の先端をプレスするプレス手段と、先端をプレスされた用紙を全長に渡って押圧して貼り付ける貼り付け手段とで構成されていることを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプリンタにおいて、前記給紙手段から繰り出された用紙を上向きに搬送し、その上向き搬送面の片側に前記印刷手段を配置し、その印刷手段を通過した用紙を前記上向き搬送面に関して前記印刷手段と反対側において搬送方向を下向きに変更し、その下向き搬送面に沿って前記カット手段、前記用紙搬送経路切替手、前記折り目形成手段、前記糊付け手段及び前記二つ折り・貼り付け手段を順次下方に配置して、用紙搬送路を全体として倒立U字状に構成したことを特徴とするプリンタ。
  4. 請求項2又は3に記載のプリンタにおいて、前記折り曲げ手段から給紙手段側と反対側に前記プレス手段、前記貼り付け手段及び前記排紙部をその順序で横方向に設けたことを特徴とするプリンタ。
  5. 請求項1,2,3、4のいずれか1項に記載のプリンタにおいて、前記糊付け手段の糊付けローラの押圧力を受けるプラテンローラを折り曲げ手段の折り曲げローラに共用していることを特徴とするプリンタ。
  6. 請求項1,2,3,4,5のいずれか1項に記載のプリンタにおいて、前記折り目形成手段は、折り目形成部材としてそろばん玉状の押し付けローラを用紙搬送面を形成するガイド板に向けて押圧しながら用紙幅方向に移動させるように構成するとともに、そのガイド板の前記用紙搬送位置よりも両外側において、用紙の厚みとほぼ等しい厚さを有するステップを設け、前記押し付けローラがそのステップから用紙の端部に滑らかに移行するようにしたことを特徴とするプリンタ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタにおいて、前記片面印刷用紙は、ロール紙であることを特徴とするプリンタ。
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