JP3927150B2 - 紙折り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙折り装置に関し、特に送り込んだ用紙を予め定められた送り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置に属する。
【0002】
【従来の技術】
紙折り装置の一例として、用紙を2段に折り畳むことができる従来の紙折り装置について、図面を参照しながら説明する。
図15はこの種の紙折り装置(第1の例)の全体構成を示す側面図である。この紙折り装置の主要構成は、折り対象の用紙を設定された速度で装置内に送り込む、給紙機構100と、用紙の最初の折り畳み位置を決定する第1折り畳み位置決定機構200と、この第1折り畳み位置決定機構200で決定された折り畳み位置で用紙を折り畳む第1折りローラ410と(図18に示すように、折りローラA411及び折りローラB412で形成されている。)、この第1の折りローラ410で折り畳まれた用紙の2番目の折り畳み位置を決定する第2折り畳み位置決定機構300xと、この第2の折り畳み位置決定機構300xで決定された2番目の折り畳み位置で用紙を折り畳む第2折りローラ420と(折りローラB421及び折りローラC422で形成され、そのうちの一方(422)を第1折りローラ410の折りローラB412と共用している。)、この第2の折りローラ420で折り畳まれた用紙を折り済用紙受600に搬送排紙する排紙機構500とを含む。
【0003】
次に、これら各部について更に詳しく説明する。
まず、給紙機構100は、給紙ローラA110及び給紙ローラB120(2つのローラで形成されていて、そのうちの一方を第1折りローラ410の折りローラA411と共用している。)を含んで構成され、第1折り畳み位置決定機構200に対し用紙を1枚づつ搬送する。
【0004】
次に、第1折り畳み位置決定機構200は、その上方から見た平面図と、その側面図とが図16(a),(b)に示されており、上ガイド板211及び下ガイド板212から成り、送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路210と、この用紙搬送路210内に配置された用紙停止面221を含み、用紙搬送路210に送り込まれてきた用紙の先端辺部分がこの用紙停止面221に当接して、この用紙が用紙搬送路210内に更に入り込むのを停止させる用紙ストッパ板220と、位置決めモータ241、タイミングベルト242、ガイドねじ軸243、及びガイドロック244から成り、用紙ストッパ板220を位置決め固定して用紙の最初の折り畳み位置を決定する位置決め機構部240と、を備えた構造となっている。
【0005】
また、第2折り畳み位置決定機構300xは、その上方から見た平面図と、その側面図とが図17(a),(b)に示されており、上ガイド板311x及び下ガイド板312から成り送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路310xと、この用紙搬送路310x内に配置された用紙停止面321を含み、用紙搬送路310xに送り込まれた用紙の先端部分がこの用紙停止面321に当接して、この用紙が用紙搬送路310x内に更に入り込むのを停止させる用紙ストッパ板320と、位置決めモータ341、タイミングベルト342、ガイドねじ軸343、及びガイドブロック344から成り、用紙ストッパ板320を位置決め固定してこの用紙の2番目の折り畳み位置を決定する位置決め機構部340と、を備えた構造となっている。
【0006】
そして、図18(a),(b)に示すように、先ず、給紙機構100から用紙800を、第1折り畳み位置決定機構200に対し設定された速度で送り込むと、用紙800が用紙搬送路210内に入り込んでガイド、搬送され、その先端辺部分が用紙ストッパ板220の用紙停止面221に当接して、用紙が更に用紙搬送路210内へと入り込まれるのを停止させるが、給紙機構100からは用紙800が引き続き設定速度で送り込まれているため、用紙800は第1折りローラ410方向にたわんでその先端部分がこの第1折りローラ410にくわえ込まれ、この第1折りローラ410により、用紙800に対する最初の折り畳みが行われる(図18(a))。
【0007】
続いて、第1折りローラ410で折り畳まれた用紙800は第2畳み位置決定機構300xへと送り込まれ、同様の動作により、用紙800の先端辺部分が停止して第2折りローラ420にくわえ込まれ、用紙800に対し2番目の折り畳みが行われる(図18(b))。
【0008】
この第2折りローラ420で折り畳まれた用紙800は、排紙機構500を通って、折り済用紙受600に入る。
【0009】
また、オフィス対応の装置では、不特定多数のオペレータが使用することを踏まえて、折りモード、折りパターン変更に伴う部品、構成品の交換、及び用紙搬送路隙間などの調整作業を強要するような、複雑な機構、構成を採用することは極力回避するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−191721号公報
【0011】
前述の紙折り装置においては、図19に示すように、第1折り畳み位置決定機構200と第2折り畳み位置決定機構300yとの間に、切換え爪451、切換えアングル452、及び切換え制御器453から成る切換え機構450を配設して、オペレータの操作性を向上させている。なお、この切換え機構450は、その切換え制御器453が第2折り畳み位置決定機構300yの用紙ストッパ板320に配設されてこれと連動し、切換え爪451は下ガイド板312との間に設定された間隔を保って用紙800の動きを制御できるように、上ガイド板311yの先端辺に近接して設けられていて、上ガイド板311yは、切換え機構450が配設されていない前述の場合の上ガイド板311に比べて短くなっている。
【0012】
この切換え機構450により、第1折り畳み位置決定機構200から直接、排紙することができて排紙が容易になるほか、2つ折りの状態で紙折り動作を完了させることができるなど、機能が拡大する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の紙折り装置は、第1の例の場合、第2折り畳み位置決定機構300xにおける用紙搬送路310xの用紙出入口部分で、その上ガイド板311xが上方にそり返っていて第1折りローラ410からの用紙800を受け入れやすくする構造となっているため、用紙出入口部分の上ガイド板311xと下ガイド板312との間が広がっており、この広がりのために、用紙800が第2折りローラ420に入り始めて折り目が付きはじめたところで、第1折りローラ410で折り畳まれた用紙800の上側の用紙先端辺部分が第2折りローラ420のうちの1つの、折りローラB421(412)に当接して用紙800の第2折りローラ420方向への移動が一時的に停止し、第1の折り目付近に用紙のたるみが発生する。この状態で用紙800の上側先端辺部分が第2折りローラ420にくい込まれ、第1の折り目付近に別の折り目が形成される、というような、第1の折り目付近の第2折りローラ420による2重折れの発生や、先端辺の角部分が先に当接して角折れが発生するなどの問題点があり、また、切換え機構450が設けられた第2の例では、この切換え機構450の切換え爪451の分、上ガイド板311yは短く、第1の例ほどには上方にそり返ってはいないものの、図20(a),(b)に示すように、第1折りローラ410で折り畳まれた用紙800が、第2折り畳み位置決定機構300yで位置決めされて第2折りローラ420へとくい込まれて行く際に、上側の用紙が上ガイド板311yの出入口部分と、切換え爪451と、に接触し、その先端辺部分が折りローラBに当接することになって、図21(a)に示すような内三つ折りなどを行う場合に、図21(b)に示すような角折れや、図21(c)に示すような2重折れが発生する、という問題点がある。
【0014】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、角折れや2重折れを防止することができる紙折り装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙折り装置の第1の構成は、送り込まれてきた用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置であって、
送り込まれてきた用紙の第1の折り畳み位置を決定する第1の折り畳み位置決定機構と、前記用紙を前記第1の折り畳み位置決定機構で決定された位置で折り畳む第1の折りローラと、
この第1の折りローラで折り畳まれた用紙に対し第2の折り畳み位置を決定する第2の折り畳み位置決定機構と、
この第2の折り畳み位置決定機構で決定された第2の折り畳み位置で前記用紙の第2の折り畳みを行う第2の折りローラと、
を有し、
前記第2の折り畳み位置決定機構が、
上ガイド板と下ガイド板とを含みこれらガイド板の間に前記第1の折りローラからの用紙を導入し、かつ前記第2の折りローラへと用紙を送出する用紙搬送路を備えて構成され、
前記第2の折りローラへ搬送される用紙が上ガイド板の方へ浮き上がるのを抑えるために、前記上ガイド板の用紙導入、送出口部分に、上ガイド板表面から前記下ガイド板方向に丸みを帯びて突出した丸み突起を用紙搬送路幅方向に配列した用紙浮上り防止機構を設けた構造である、ことを特徴とする。
【0016】
第2の構成は、前記用紙浮上り防止機構の丸み突起が、
それぞれ前記上ガイド板の表面から前記下ガイド板方向に球殻状に突出するように、しぼり加工で形成されたものであり、第3の構成はそれぞれ前記上ガイド板の表面から前記下ガイド板方向に球面状表面の一部が突出するように配置された複数の部分球状部材と、
これら複数の部分球状部材それぞれを前記下ガイド板方向に加圧する複数のばねと、を含む構造である、構成を有している。
【0017】
第4の構成は、前記用紙浮上り防止機構の丸み突起が、
それぞれ前記上ガイド板の表面から前記下ガイド板方向に自重でその球面状表面の一部が突出するように配置された複数の球状部材と、
これら複数の球状部材それぞれが設定された部位から脱落しないようにその周囲を覆うカバー部材と、を含む構造であり、
第5の構成は、前記第1の構成の用紙浮き上り防止構造の丸み突起に代えて、
前記上ガイド板の用紙導入、送出口部分の幅方向に沿って、連続して前記上ガイド板表面から前記下ガイド板方向に突出するように曲げ加工で形成された曲げ加工連続突起構造である、構成を有している。
【0018】
第6の構成は、前記用紙浮上り防止機構の丸み突起又は曲げ加工連続突起は、
その丸みを帯びて突出する部分の外表面が3〜4.5mmの曲率半径を有し、かつ、その頂点と前記下ガイド板との間隔が0.5〜1.0mmとなるように形成された構造である、構成を有している。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態は、送り込まれてきた用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置であって、
送り込まれてきた用紙の第1の折り畳み位置を決定する第1の折り畳み位置決定機構と、上記用紙を上記第1の折り畳み位置決定機構で決定された位置で折り畳む第1の折りローラと、
この第1の折りローラで折り畳まれた用紙に対し第2の折り畳み位置を決定する第2の折り畳み位置決定機構と、
この第2の折り畳み位置決定機構で決定された第2の折り畳み位置で上記用紙の第2の折り畳みを行う第2の折りローラと、
を有し、
上記第2の折り畳み位置決定機構が、
上ガイド板と下ガイド板とを含みこれらガイド板の間に上記第1の折りローラからの用紙を導入し、かつ上記第2の折りローラへと用紙を送出する用紙搬送路を備えて構成され、
上記上ガイド板の用紙導入、送出口部分に、この上ガイド板表面から上記下ガイド板方向に丸みを帯びて突出し上記第2の折りローラへの用紙が浮き上るのを抑える用紙浮上り防止機構を設けた構造であり、
上記用紙浮上り防止機構が、
それぞれ上記上ガイド板の表面から上記下ガイド板方向に球殻状に突出するように、しぼり加工で形成された複数のしぼり加工突起を含む構造である、構成となっている。
【0020】
このような構成、構造とすることにより、オペレータによる複雑な調整作業なしに第2の折り畳み位置決定機構における用紙搬送路の用紙導入、送出口部分で、第2の折りローラへと送出される用紙、特に折り返された用紙が浮き上るのを上ガイド板の先端辺部分の突起で抑えることができて、折り返された用紙の先端辺部分が第2の折りローラ等に当接したり、屈曲したりすることがなくなり、第2の折り畳み位置決定機構からの用紙が円滑に第2の折りローラにくわえられて折り畳まれるので、折り畳まれた用紙に角折れや2重折れが発生するのを防止することができる。
【0021】
なお、用紙浮上り防止機構としては、上記のほかに、部分球状部材とばねとによる構造のもの、球状部材とそのカバーとによる構造のもの、上ガイド板の用紙導入、送出口部分の辺に沿って連続して突出する構造のものなどがある。
【0022】
【実施例】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例を示す紙折り装置全体の側面図、図2はこの第1の実施例における第2折り畳み位置決定機構の拡大側面図、図3はその第2折り畳み位置決定機構の平面図、図4(a),(b)はその用紙搬送路の用紙導入、送出口部分の拡大断面側面図、図5はその用紙搬送路の用紙導入、送出口部分と折りローラとの位置関係を示す側面図、図6はその用紙搬送路の用紙導入、送出口部分と折りローラとの位置関係を示す平面図である。
【0023】
この実施例が、図15〜図18に示された従来の紙折り装置と相違する点は、第2折り畳み位置決定機構300,300xの用紙搬送路310,310xを形成する上ガイド板311,311xにおいて、本発明の上ガイド板311はその用紙導入、送出口となる部分に、第2折りローラ420へと送出される用紙800、特にその折り返された上側の用紙が浮き上るのを防止する、複数のしぼり突起A371(上ガイド板311のスリットと対応する部位)及びしぼり突起B372(スリットのない部位)から成る構造(この実施例では、しぼり突起A371としぼり突起B372とでその大きさを変えているが、同一寸法、同一形状であってもよい)の用紙浮上り防止機構370を配設しているのに対し、従来の上ガイド板311xには、このような用紙浮上り防止用突起がない点にある。
【0024】
このように、上ガイド板311に用紙浮上り防止機構370を配設することにより、用紙搬送路310から第2折りローラ420へと送出される用紙800は、図7に示されるように、その突起(371,372)により浮上るのを抑えられて、用紙800の開口側の辺部分が第2折りローラ420、中でもその折りローラB421に当接することなく折りローラB421・折りローラC422間にくい込まれて折り畳まれるようになり、折り畳みの内側となる用紙800の辺部分に発生しやすい角折れや、第1の折り目付近の第2折りローラ420による2重折れを、オペレータによる複雑な調整作業を必要とすることなく、防止することができる。
【0025】
なお、用紙浮上り防止機構としては、上記のほかに、図8(a)に示すような、部分的な球状に形成されてその球面状の一部が上ガイド板311の表面から下ガイド板312方向に突出する部分球状部材373と、この部分球状部材373を下ガイド板312方向に加圧するばね374と、これら部分球状部材373及びばね374を上ガイド板311に保持する支持アングル375及び支持軸376と、を備えた構造や、球状表面の一部が上ガイド板311の表面から下ガイド板312方向に自重で突出する球状部材377と、この球状部材377が設定された部位から外れ落ちないようにその周囲を覆うカバー378とを備えた構造、とすることもできる。
【0026】
また、図面として表示されていないが、上ガイド板311の用紙導入、送出口部分の辺に沿って、連続して上ガイド板311表面から下ガイド板312方向に突出するように、曲げ加工で形成された曲げ加工連続突起構造とすることもできる。
【0027】
これらの突起構造においても、前述のしぼり突起構造のものと同様の作用効果が得られる。
【0028】
図9は本発明の第2の実施例を示す紙折り装置全体の側面図、図10はその第2折り畳み位置決定機構の拡大側面図、図11はその第2折り畳み位置決定機構の平面図、図12は第2折り畳み位置決定機構の用紙搬送路の、用紙導入、送出口部分の拡大断面側面図、図13は用紙搬送路の用紙導入、送出口部分と折りローラ及び切換え機構との位置関係を示す側面図、図14はこの第2の実施例における紙折り動作を説明するための装置主要部分の側面図である。
【0029】
この第2の実施例は、第1折り畳み位置決定機構200と第2折り畳み位置決定機構300aとの間に、切換え爪451、切換えアングル452、及び切換え制御器453から成る切換え機構450が設けられた構造の紙折り装置の場合の例であり、この場合の第2折り畳み位置決定機構300aの用紙搬送路310aは、その用紙導入、送出口部分で、上ガイド板311aが、切換え機構450が設けられている分短くなっているものの、上ガイド板311aには、その用紙導入、送出口部分に、前述の第1の実施例と同様の、複数のしぼり突起A371及びしぼり突起B372から成る構造の用紙浮上り防止機構370が配設された構成、構造となっている。
【0030】
この第2の実施例においては、上ガイド板311aがその用紙導入、送出口部分で第1の実施例の上ガイド板311より短くなっているが、用紙浮上り防止機構370によって用紙800が浮き上るのを防止するので、切換え機構450が設けられていても、図14に示すように、その切換え爪451によって用紙800が折り曲げられることなく第2折りローラ420へと進入し、このとき、折り返された用紙800の先端辺部分が当接してもこの用紙が一時停止することなく第2折りローラ420にくい込まれて、角折れや2重折れが発生するのを防止することができる。
【0031】
なお、この第2の実施例においても、用紙浮上り防止機構として第1の実施例と同様に、図8(a),(b)に示されるような構造のものや、図示省略されている、用紙導入、送出口部分の辺に沿って連続して突出する構造のものを採用することができる。
【0032】
これら第1,第2の実施例において、用紙浮上り防止機構(370〜370b等)の、上ガイド板(311,311a)表面から丸みを帯びて突出する部分は、折り畳まれる用紙800の厚さ等を考慮して、その外表面が3〜4.5mmの曲率半径を有し、その頂点と下ガイド板312との間隔が0.5〜1.0mmとなるように形成するのが効果的である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、第1の折り畳み位置決定機構、第1の折りローラ、第2の折り畳み位置決定機構、及び第2の折りローラを有する紙折り装置において、第2の折り畳み位置決定機構の用紙搬送路における上ガイド板の用紙導入、送出口部分に、この上ガイド板表面から下ガイド板方向に丸みを帯びて突出し、第2の折りローラへと送出される用紙が浮上るのを抑える用紙浮上り防止機構を設けた構造、構成とすることにより、オペレータによる複雑な調整作業等がなくても、この用紙搬送路の用紙導入、送出口部分で、第2の折りローラへと送出される用紙の浮上りを抑えることができて、第2の折りローラに円滑にくわえられるようになり、角折れや2重折れが発生するのを防ぐことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す紙折り装置全体の側面図である。
【図2】図1に示された実施例における第2折り畳み位置決定機構の拡大側面図である。
【図3】図1に示された実施例における第2折り畳み位置決定機構の平面図である。
【図4】図1に示された実施例の第2折り畳み位置決定機構における、用紙搬送路の用紙導入、送出口部分の拡大断面側面図である。
【図5】図1に示された実施例の第2折り畳み位置決定機構における、用紙搬送路の用紙導入、送出口部分と折りローラとの位置関係を示す側面図である。
【図6】図1に示された実施例の第2折り畳み位置決定機構における、用紙搬送路の用紙導入、送出口部分と折りローラとの位置関係を示す平面図である。
【図7】図1に示された実施例の紙折り装置により、用紙が円滑に第2折りローラにくい込まれる様子を示す側面図である。
【図8】図1に示された実施例に適用可能な他の用紙浮上り防止機構の例を示す側面図である。
【図9】本発明の第2の実施例を示す紙折り装置全体の側面図である。
【図10】図9に示された実施例における第2折り畳み位置決定機構の拡大側面図である。
【図11】図9に示された実施例における第2折り畳み位置決定機構の平面図である。
【図12】図9に示された実施例の第2折り畳み位置決定機構における、用紙搬送路の用紙導入、送出口部分の拡大断面側面図である。
【図13】図9に示された実施例の第2折り畳み位置決定機構における、用紙搬送路の用紙導入、送出口部分と折りローラ及び切換え機構との位置関係を示す側面図である。
【図14】図9に示された実施例の紙折り装置により円滑に紙折り動作が進行する様子を示す装置主要部分の側面図である。
【図15】従来の紙折り装置の第1の例を示す装置全体の側面図である。
【図16】図15に示された従来の紙折り装置の第1折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
【図17】図15に示された従来の紙折り装置の第2折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
【図18】図15に示された従来の紙折り装置における、紙折り動作を説明するための装置主要部分の側面図である。
【図19】従来の紙折り装置の第2の例を示す装置全体の側面図である。
【図20】図19に示された紙折り装置により折り畳まれる用紙に、2重折れ等が発生する様子を説明するための装置主要部分の側面図である。
【図21】図15,図19に示された紙折り装置により折り畳まれた用紙の、正常な折り畳み状態、角折れ状態、及び2重折れ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 給紙機構
200 第1折り畳み位置決定機構
300,300a,300x,300y 第2折り畳み位置決定機構
310,310a,310x,310y 用紙搬送路
311,311a,311x,311y 上ガイド板
312 下ガイド板
350 用紙位置決めストッパ
370,370a,370b 用紙浮上り防止機構
371 しぼり突起A
372 しぼり突起B
373 部分球状部材
374 ばね
377 球状部材
378 カバー
410 第1折りローラ
420 第2折りローラ
450 切換え機構
451 切換え爪
500 排紙機構
600 折り済用紙受
800 用紙

Claims (6)

  1. 送り込まれてきた用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置であって、
    送り込まれてきた用紙の第1の折り畳み位置を決定する第1の折り畳み位置決定機構と、前記用紙を前記第1の折り畳み位置決定機構で決定された位置で折り畳む第1の折りローラと、
    この第1の折りローラで折り畳まれた用紙に対し第2の折り畳み位置を決定する第2の折り畳み位置決定機構と、
    この第2の折り畳み位置決定機構で決定された第2の折り畳み位置で前記用紙の第2の折り畳みを行う第2の折りローラと、
    を有し、
    前記第2の折り畳み位置決定機構が、
    上ガイド板と下ガイド板とを含みこれらガイド板の間に前記第1の折りローラからの用紙を導入し、かつ前記第2の折りローラへと用紙を送出する用紙搬送路を備えて構成され、
    前記第2の折りローラへ搬送される用紙が上ガイド板の方へ浮き上がるのを抑えるために、前記上ガイド板の用紙導入、送出口部分に、上ガイド板表面から前記下ガイド板方向に丸みを帯びて突出した丸み突起を用紙搬送路幅方向に配列した用紙浮上り防止機構を設けた構造である
    ことを特徴とする紙折り装置。
  2. 前記用紙浮上り防止機構の丸み突起が、
    それぞれ前記上ガイド板の表面から前記下ガイド板方向に球殻状に突出するように、しぼり加工で形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の紙折り装置。
  3. 前記用紙浮上り防止機構の丸み突起が、
    それぞれ前記上ガイド板の表面から前記下ガイド板方向に球面状表面の一部が突出するように配置された複数の部分球状部材と、
    これら複数の部分球状部材それぞれを前記下ガイド板方向に加圧する複数のばねと、
    を含む構造であることを特徴とする請求項1記載の紙折り装置。
  4. 前記用紙浮上り防止機構の丸み突起が、
    それぞれ前記上ガイド板の表面から前記下ガイド板方向に自重でその球面状表面の一部が突出するように配置された複数の球状部材と、
    これら複数の球状部材それぞれが設定された部位から脱落しないようにその周囲を覆うカバー部材と、
    を含む構造であることを特徴とする請求項1記載の紙折り装置。
  5. 請求項1の用紙浮上り防止機構の丸み突起に代えて
    前記上ガイド板の用紙導入、送出口部分の幅方向に沿って、連続して前記上ガイド板表面から前記下ガイド板方向に突出するように曲げ加工で形成された曲げ加工連続突起構造である
    ことを特徴とする紙折り装置。
  6. 前記用紙浮上り防止機構の丸み突起又は曲げ加工連続突起は、
    突出する部分の外表面が用紙搬送方向で3〜4.5mmの曲率半径を有し、かつ、その頂点と前記下ガイド板との間隔が0.5〜1.0mmとなるように形成された構造である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の紙折り装置。
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