JP5238781B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5238781B2 JP5238781B2 JP2010209980A JP2010209980A JP5238781B2 JP 5238781 B2 JP5238781 B2 JP 5238781B2 JP 2010209980 A JP2010209980 A JP 2010209980A JP 2010209980 A JP2010209980 A JP 2010209980A JP 5238781 B2 JP5238781 B2 JP 5238781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- ferromagnetic
- layer
- magnetic
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/84—Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
- G11B5/855—Coating only part of a support with a magnetic layer
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
まず、パターンド媒体を製造するには、UVインプリント用スタンパ(樹脂スタンパ)が必要になるが、これは周知の方法により作製されたものを用いればよい。
落下等の衝撃に伴うパターンド媒体記録装置の破損に対してより強い耐性を得ることができる。
図8は、パターンド媒体を用いたハードディスクドライブ(磁気記録装置)の概略構成を示す斜視図である。
前記図4及び図5に示した方法で1Tb/in2 (トラックピッチTP:50nm)のDTR媒体を作製した。照射イオン種にHeを用い、Moリフトオフ層を採用したウエットリフトオフ法で作製した。表面凹凸は4nmであった。作製したDTR媒体をドライブに組み込みBER(ビットエラーレート)を測定したところ−7乗が得られた。
前記図5(f)の工程でBを成膜する際に、0.5Paの低圧スパッタを用いた。この条件にすることでCマスク側面にBが付着せず、図5(h)の工程で酸素RIEによるマスク剥離を行うことができた。この場合、作成したDTR媒体の表面パーティクル数は20個以下であった。
照射イオン種にNe,Arを用いた以外は(実施例1)と同一の方法でDTR媒体(TP:50nm)を作製した。Neイオンを用いたDTR媒体の凹凸は3nm、Arイオンを用いて作製したDTR媒体の凹凸は2nmであった。これは、前記図5(g)の工程で照射したイオン種によって「ミキシング効果」に加えて「スパッタエッチ効果」が生じるからである。つまり、HeよりもNe,Arの方が「スパッタエッチ効果」が強いということである。
先に説明した(実施例1)と同じ方法でDTR媒体(TP:50nm)を作製した。DTR媒体の断面TEM(透過型電子顕微鏡)測定を行ったところ、凸部が非記録部になっており、凹凸4nmである構造(図6の構造)であることが確認できた。
先に説明した(実施例1)と同じ方法でDTR媒体(TP:50nm)を作製した。DTR媒体の断面TEM(透過型電子顕微鏡)測定を行ったところ、凸部が非記録部になっており、凹凸4nmである構造(図6の構造)であることが確認できた。凸部非記録部の物理組成をEDX(エネルギー分散型X線分光法)で分析したところ、Co,Cr,Pt及びBの元素から成ることが判明した。Bの含有量は15at%であった。
先に説明した(実施例1)と同様の方法でDTR媒体(TP:50nm)を作製し、前記図8に示したような磁気記録装置を作製した。2mの高さから落下させる衝撃試験を実施したところ、故障したのは50台中3台であった。続いて、一般的な方法で製造されたDTR媒体を磁気記録装置に組み込んで同様の試験を行ったところ、約半数である23台の故障が確認された。本実施例のパターンド媒体を搭載した磁気記録装置は、落下等の衝撃に強いことが分かった。
先に説明した(実施例6)で衝撃試験を行った装置を分解し、搭載されているDTR媒体の表面をAFM(原子間力顕微鏡)で測定したところ、記録部表面粗さ(Ra):0.65nm、非記録部Ra:1.00nmが得られた。記録部と非記録部のRa差はパターンド媒体のC保護膜強度に相関があると考え、非記録部と記録部のRaの差と衝撃試験パス率(衝撃を加えた後にDTR媒体搭載装置が異常動作しない確率)の関係を調べると、図12のようになった。
本実施形態の製造方法でパターンド媒体を作製するための原理検証を行った。パターンを形成しない以外は、図4及び図5と同様の製造方法でサンプルを作製した。VSM(振動試料型磁力系)で磁化を調べたところ、磁化ゼロを確認した。イオンはHe,Ne,Arを確認したが、全てのサンプルで磁化ゼロであった。続いて、図5(g)の工程でイオン照射を行わないサンプルを作製し、同様にVSMで磁化強度を測定したところ、450emu/ccが得られた。
EB描画で前記図3に示したパターンを描画した以外は、(実施例1)と同様の方法でBPMを作製した。作製したBPMのビットサイズは20nm×20nmであった。BPMはBERの定義ができないため、信号振幅強度で比較した。一方向に着磁し、ドライブへ組み込み再生波形を観察したところ、信号振幅強度200mVが得られた。DTR媒体と同様の作製方法でBPMも作製できることが分かった。
なお、本発明は上述した実施形態及び各実施例に限定されるものではない。
ビスフェノールA・エチレンオキサイド変性ジアクリレート(BPEDA)
ジペンタエリスリトールヘキサ(ペンタ)アクリレート(DPEHA)
ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート(DPEHPA)
ジプロピレングリコールジアクリレート(DPGDA)
エトキシレイテドトリメチロールプロパントリアクリレート(ETMPTA)
グリセリンプロポキシトリアクリレート(GPTA)
4−ヒドロキシブチルアクリレート(HBA)
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)
2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)
2−ヒドロキシプロピルアクリレート(HPA)
イソボルニルアクリレート(IBOA)
ポリエチレングリコールジアクリレート(PEDA)
ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)
テトラヒドロフルフリルアクリレート(THFA)
トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)
トリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)
・メタクリレート類
テトラエチレングリコールジメタクリルレート(4EDMA)
アルキルメタクリレート(AKMA)
アリルメタクリレート(AMA)
1,3−ブチレングリコールジメタクリレート(BDMA)
n−ブチルメタクリレート(BMA)
ベンジルメタクリレート(BZMA)
シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)
ジエチレングリコールジメタクリレート(DEGDMA)
2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
グリシジルメタクリレート(GMA)
1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(HDDMA)
2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2−HEMA)
イソボルニルメタクリレート(IBMA)
ラウリルメタクリレート(LMA)
フェノキシエチルメタクリレート(PEMA)
t−ブチルメタクリレート(TBMA)
テトラヒドロフルフリルメタクリレート(THFMA)
トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPMA)
これらの中でも特に、IBOA、TPGDA、HDDA、DPGDA、NPDA、TITAなどが、粘度10CP以下にすることができるため良好である。
12…レジスト層
13…Ni導電膜
14…Niメッキ層
30…樹脂スタンパ
21…サーボデータ領域
211…プリアンブルパターン
212…セクター情報パターン
213…トラック情報パターン
214…バーストパターン
22…記録データ領域
221…トラック
222…記録ビット
40…支持基板
41…ガラス基板
42…CoZrNb層(軟磁性層)
43…Ru層(配向制御用下地層)
44…CoCrPt−SiO2 層(強磁性記録層)
45…C層(保護層)
46…密着層
47…UVインプリントレジスト
51…B薄膜
52…磁性失活部
53…C保護膜
60…筐体
61…磁気ディスク(磁気記録媒体)
62…スピンドルモータ
66…ヘッドスライダー
67…ヘッドサスペンションアッセンブリ
68…ボイスコイルモータ
Claims (6)
- 基板上に強磁性体膜を形成する工程と、
前記強磁性体膜をトラック間又はビット間で分離するための領域上にB薄膜を形成する工程と、
前記B薄膜にイオンを照射することにより、前記強磁性体膜の前記B薄膜が形成された部分を、B含有量を15at%以上にして非磁性化する工程と、
を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 円盤状の基板上に強磁性体膜を形成する工程と、
前記強磁性体膜上にマスク材料層を形成する工程と、
前記マスク材料層上にレジストを形成する工程と、
スタンパを用いたインプリント法により、前記レジストに強磁性記録部のパターンを形成する工程と、
前記強磁性記録部のパターンが形成されたレジストをマスクに用いて前記マスク材料層を選択エッチングする工程と、
前記マスク材料層の選択エッチングにより露出した前記強磁性体膜の表面にB薄膜を形成する工程と、
イオンの照射により前記B薄膜中のBを前記強磁性体膜に拡散させることにより、前記強磁性体膜の前記B薄膜が形成された部分に、B含有量が15at%以上の強磁性失活部を形成する工程と、
前記強磁性失活部の形成後に前記マスク材料層を除去する工程と、
を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 前記イオンは、He,Ne,又はArのイオンであることを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒体の製造方法。
- 前記B薄膜の形成を0.5Pa以上1.0Pa未満の低圧で行うと共に前記マスク材料層の剥離をドライプロセスで行う、又は前記B薄膜の形成を1.0Pa以上9.0Pa未満の高圧で行うと共に前記マスク材料層の剥離をウェットプロセスで行うことを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒体の製造方法。
- 前記非磁性化する工程で、非磁性化した部分の表面粗さを、前記強磁性体膜に比して大きくし、且つ前記非磁性化した部分の表面高さを、前記強磁性体膜よりも高くすることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
- 前記強磁性失活部を形成する工程で、前記強磁性失活部の表面粗さを、前記強磁性体膜に比して大きくし、且つ前記強磁性失活部の表面高さを、前記強磁性体膜よりも高くすることを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010209980A JP5238781B2 (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
US13/185,822 US20120067844A1 (en) | 2010-09-17 | 2011-07-19 | Method of manufacturing recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010209980A JP5238781B2 (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012064289A JP2012064289A (ja) | 2012-03-29 |
JP5238781B2 true JP5238781B2 (ja) | 2013-07-17 |
Family
ID=45816792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010209980A Expired - Fee Related JP5238781B2 (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20120067844A1 (ja) |
JP (1) | JP5238781B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170602A (ja) | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Toshiba Corp | 磁気記録媒体、及びその製造方法 |
US9159561B2 (en) * | 2013-12-26 | 2015-10-13 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Method for overcoming broken line and photoresist scum issues in tri-layer photoresist patterning |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6656614B1 (en) * | 2001-06-04 | 2003-12-02 | Seagate Technology Llc | Method for manufacturing magnetic media with textured CSS landing zone formed by ion implantation, and media obtained thereby |
JP2005203443A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Sony Corp | 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ装置 |
JP2005223178A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Tdk Corp | 磁性膜の形成方法、磁性パターンの形成方法及び磁気記録媒体の製造方法 |
JP4319059B2 (ja) * | 2004-02-13 | 2009-08-26 | Tdk株式会社 | 磁性膜の形成方法、磁性パターンの形成方法及び磁気記録媒体の製造方法 |
JP2007273067A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-10-18 | Showa Denko Kk | 磁気記録媒体、その製造方法、及び磁気記録再生装置 |
JP4488236B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2010-06-23 | 昭和電工株式会社 | 磁気記録媒体の製造方法、及び磁気記録再生装置 |
JP2008052860A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Showa Denko Kk | 磁気記録媒体の製造方法、及び磁気記録再生装置 |
JP2008135092A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Showa Denko Kk | 磁気記録媒体の製造方法、及び磁気記録再生装置 |
JP5276337B2 (ja) * | 2008-02-22 | 2013-08-28 | エイチジーエスティーネザーランドビーブイ | 磁気記録媒体の製造方法 |
JP5422912B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2014-02-19 | 富士通株式会社 | 磁気記録媒体及びその製造方法及び磁気記録再生装置 |
JP2010086588A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hoya Corp | 磁気記録媒体の製造方法および磁気記録媒体 |
CN102197426B (zh) * | 2008-10-22 | 2014-11-05 | 应用材料公司 | 使用能量化离子以图案化磁性薄膜的方法 |
-
2010
- 2010-09-17 JP JP2010209980A patent/JP5238781B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-07-19 US US13/185,822 patent/US20120067844A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20120067844A1 (en) | 2012-03-22 |
JP2012064289A (ja) | 2012-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4357570B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
US7898768B2 (en) | Patterned medium with magnetic pattern depth relationship | |
JP4489132B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4469774B2 (ja) | 磁気記録媒体および磁気記録装置 | |
JP4309944B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4309945B1 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4468469B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4575499B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4551957B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP2007257801A (ja) | パターンド媒体の製造方法 | |
JP4575498B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4568367B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4686623B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4922441B2 (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
JP5238781B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP5238780B2 (ja) | 磁気記録媒体とその製造方法及び磁気記録装置 | |
JP2010146685A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP2009009653A (ja) | 磁気記録媒体、その製造方法および磁気記録装置 | |
JP5106659B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2009009652A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4538090B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4630850B2 (ja) | パターンド磁気記録媒体およびその製造方法 | |
JP4776719B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP2009037696A (ja) | インプリント方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120710 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120814 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130401 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5238781 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |