JP5235301B2 - 高電圧印加装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容量性負荷に印加する、立上がり急峻で立下がり緩やかな高電圧を印加する高電圧印加装置に関する。
オゾン発生などのためにプラズマ発生電源装置が知られている。この種の電源装置として、特許文献1や特許文献2に開示される装置が特許出願されている。
即ち、特許文献1に開示される装置においては、スイッチング素子を有するインバータによって交番電圧が供給されるが、その際に、容量性負荷と共振するインダクタを備え、当該共振によって生じる高電圧を印加するようにされ、かつ力率の改善を計っている。
また、特許文献2に開示される装置においては、トランスのインダクタンスを利用して共振を発生させた正弦波の1周期分を間欠的に発生させるようにして、印加される高電圧の立上がりと立下がりとが速くかつパルス幅の狭い高電圧を発生させるようにしている。
前記の如き特許文献1や特許文献2などの技術が公開されているが、例えば燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx )や硫黄酸化物(SOx )を除去するに当たって、ストリーマ放電やグロー放電などの低温プラズマを用いる方法が考慮されており、この場合に、特に立上がりが急峻な高電圧を印加することで、窒素酸化物や硫黄酸化物を除去できることが見出されている。
特開平11−288796号公報 特開2000−278962号公報
本発明は、前記背景技術を考慮した前記特許文献1や特許文献2とは異なり、立上がりが急峻で立下がりが緩やかな、いわば三角波形状の高電圧を印加するようにし、回路構成において定格容量の比較的小さいスイッチング素子を用い得るようにすることを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、放電してガスを励起しプラズマを発生させる誘電体バリア放電リアクタに対して、立上がり急峻な高電圧を印加する高電圧印加装置において、直流電圧供給回路と、前記誘電体バリア放電リアクタに接続されるパルストランスと、ゲート制御によってオン・オフされる複数のスイッチング素子を有して前記パルストランスおよび前記直流電圧供給回路間に介設されるスイッチング回路と、予め設定された周期をもって発振する発振回路と、該発振回路から発振信号が出力されるのに応じて予め定められたデューティ比の矩形波を発生する短パルス発生回路と、該短パルス発生回路からの矩形波の入力に応じて前記スイッチング素子のゲート制御信号を出力するゲートドライブ回路とを備え、前記ゲートドライブ回路からのゲート制御信号に応じてスイッチング作動する前記スイッチング回路が、前記直流電圧供給回路の電圧を立上がりが急峻であるとともに立下がりが緩やかな高電圧として前記誘電体バリア放電リアクタに印加し、前記短パルス発生回路が発生する矩形波のパルス幅が、前記スイッチング回路から前記誘電体バリア放電リアクタに印加される高電圧波形のピーク電圧維持時間および立ち上がり時間の和が立ち下がり時間よりも短くなるように設定されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記直流電圧供給回路から前記スイッチング回路に供給される直流電流を検出する電流検出器を含み、前記発振回路は、前記電流検出器で検出される電流に基づく値が前記誘電体バリア放電リアクタの短絡が生じたと想定されるレベルを超えたときには発振を停止することを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記電流検出器で検出された直流電流成分に比例する比例電圧成分ならびに前記直流電流成分を所定の時定数をもって積分した積分電圧成分のうち大きい方の電圧成分を選択するOR回路を含み、前記発振回路は、前記OR回路の出力が前記所定レベルを超えたときには発振を停止するようにしつつ前記OR回路の出力に応じて発振し、前記短パルス発生回路は、前記発振回路の発振停止時には短パルスの発生を停止することを第3の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記スイッチング回路と、前記パルストランスとの間に、前記誘電体バリア放電リアクタに流入する電流成分の大きさを制限する電流制限用インダクタンス素子が、直列に介設されることを第4の特徴とする。
図1は本発明の全体の一実施例構成を示す。
図中の符号1は容量性負荷であって放電してガスを励起しプラズマを発生させる誘電体バリア放電リアクタ(DBD Load)、2は直流電圧供給回路であって整流回路と平滑回路とをもつもの、3はスイッチング回路であって複数のスイッチング素子SWiを用いているインバータを構成しているもの、4は電流制限用インダクタンス、5はパルストランスである。
また6は電流検出器、7は増幅回路であって検出された直流電流成分に比例した比例電圧成分と当該直流電流成分を所定の時定数をもって積分した積分電圧成分とを得ているもの、8はOR回路であって比例電圧成分と積分電圧成分とのいずれか大きい成分を抽出するものである。
更に、9は発振回路であって設定された周期をもって例えばデューティ比50%の矩形波を発振するが、前記OR回路8の出力の大きさに応じてデューティ比50%の矩形波を例えば25%の矩形波を出力するように制御され、更に前記OR回路8の出力が限度を超えて大となる場合に、デューティ比0%の矩形波(即ち、発振停止)を出力するように設定されているものである。
次に10は短パルス発生回路であって、発振回路9からの出力の立上がり点を基準として、予め定められた例えばデューティ比10%の矩形波を発生するものである。また11はゲートドライブ回路であって、短パルス発生回路10の出力を受けて、前記スイッチング素子SWiに対するゲート制御信号を発生するものである。
スイッチング回路3においては、原理的に言えば、スイッチング素子SW1とSW4とがオンされることによって、パルストランス5を図示の上方から下方に向かう電流が供給され、逆にスイッチング素子SW2とSW3とがオンされることによって、パルストランス5を図示の下方から上方に向かう電流が供給される。即ち、誘電体バリア放電リアクタ1に対して、立上がり急峻で立下がりが比較的緩やかな、正方向三角波と負方向三角波とが、前記発振回路9の発振周波数に対応して、印加される。
換言すれば、短パルス発生回路10からの矩形波のデューティ比が50%以下の値であることから、前記の立上がり急峻で立下がりが比較的緩やかな三角波が印加されることとなる。
上述の如く、立上がりが急峻で立下がりが比較的緩やかな三角波が、誘電体バリア放電リアクタ1に印加されることとなり、電圧の立上がり時の放電によって、NやOやOHなどの活性種(ラジカル)が効果的に発生されることになり、燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx )や硫黄酸化物(SOx )を除去するができる。
ただ、この場合に、立上がりが急峻な電圧が誘電体バリア放電リアクタ1に印加されることから、誘電体バリア放電リアクタ1に流入される突入電流の値が十分に大となってしまい、例えば短絡が生じた場合と区分することがむづかしくなる。
本発明の場合においては、この点を考慮して、前記突入電流の場合には、短期間で電流値「0」の状態に戻るが、短絡の場合には図示の電流検出器6によって検出された電流成分の所定時間での平均値が大となることを利用して、短絡の場合には発振回路9からの発振を停止させ、スイッチング素子SW1ないしSW4がオン状態となることを阻止するようにしている。
図1に示す、増幅回路7とOR回路8と発振回路9との動作が、当該短絡の場合には、スイッチング素子SWiがオンされることを阻止するが、前記の比較的大きい突入電流に対しては、スイッチング素子SWiが正常にオン・オフされるようにしている。
なお、図示のOR回路8からの出力は、電流検出器6で検出された直流電流成分(大きさは変化する)に比例した比例電圧成分と、当該直流電流成分を所定の時定数をもって(CR時定数回路を用いて)積分した積分電圧成分との、いずれか大きい電圧成分の大きさに対応した出力となるようにされている。
そして、発振回路9は、通常的にはデューティ比50%の矩形波を発振しているが、OR回路8の出力の大きさが異常に大となるとデューティ比0%のものとなり(即ち、発振停止状態となり)、他方前記の突入電流が正常値よりも多少大となったとしても、デューティ比25%の矩形波を発振するようにされ、スイッチング素子SWiはオン・オフを維持するようにされている。
本発明では、誘電体バリア放電リアクタに対して、立上がりが急峻で立下がりが緩やかな高電圧を印加するようにし、回路構成において定格容量の比較的小さいスイッチング素子を用いることが可能となる。
また特に請求項2,3の発明では、立ち上がりが急峻であることによって比較的大きい突入電流が多少大となり過ぎたとしても、正常に動作を続けることができ、かつ短絡の場合にはスイッチング素子SWiが、正しく、オン・オフ動作を停止することができる。そして、誘電体バリア放電リアクタに供給される突入電流を短絡時などに生じる故障電流と区別して対処できるようにして、この面からも、使用するスイッチング素子の定格容量を低減できる。
本発明の高電圧印加装置は、図1に示した如き構成を有するが、図2は各部の波形図を示している。
[1],[2]:発振回路9は、位相のずれた2つの矩形波を発振する。図示の「発振回路出力信号1」と「発振回路出力信号2」との間には、実際には、所定の「同時オフ期間」が存在しているが、本明細書においては簡単のためにこのような場合をもデューティ比50%の矩形波と呼んでいる。
[3],[4]:短パルス発生回路10は、図示の「発振回路出力信号1」と「発振回路出力信号2」との夫々の立上がりタイミングに対応して立上がる短パルスを発生する。即ち、図示の「短パルス発生回路出力信号1」と「短パルス発生回路出力信号2」とを発生する。
[5],[6],[7],[8]:スイッチング素子SW1ないしSW4に印加されるゲート信号は、「短パルス発生回路出力信号1」と「短パルス発生回路出力信号2」とにもとづいて図示の如きものとなる。
[9]:誘電体バリア放電リアクタには、パルストランス5が介在されて、立上がりが急峻で立下がりが緩やかな、正方向と負方向との三角波が印加されることとなる。なお、これらの三角波のピーク値は図1に示す電流制限用インダクタンス4によって、所定レベルに制限されている。
図3はスイッチング素子をオン・オフするタイミングによって誘電体バリア放電リアクタに印加される高電圧波形を示している。
例えばスイッチング素子SW1とSW4とがオンされるタイミングが図示(a)の始点の時点でありかつオフされるタイミングが図示(b)の終点の時点であるとすると、図3に示す波形の立上がり時間T(rise) (図示(a)の期間)は T(rise) =T( r・delay )+5τ(rise) 但し、T( r・delay ):PWMスイッチングレギュレータICとワンショットIC とフォトカプラと半導体スイッチング素子SWとの立上が り遅延時間の合計。
τ(rise) :誘電体バリア放電リアクタ1の等価静電容量Cと、スイッ チング回路や電流制限用インダクタンスやパルストランス や配線などの合成抵抗値Rt とによる時定数(当該時定数 に「4.605」を乗じることで、ピーク値の99%の値 となるので、時定数「5」を乗じることで、ピーク値に達 する時間になるとする)。 で与えられる。
また、ピーク電圧維持時間T(peak)(図示(b)の期間)は T(peak)=T(on)−T(rise) 但し、T(on):短パルス発生回路で設定したパルス幅である(なお、T(peak)とT (rise) との和が、後述する立下がり時間T(fall)よりも小さい ようにT(on)を設定する)。
また、スイッチング素子SW1とSW4とがオフされるタイミングが図示(c)の始点の時点でありかつオンされるタイミングが図示(c)の終点の時点であるとすると、図3に示す波形の立下がり時間T(fall)(図示(c)の期間)は T(fall)=T( f・delay )+5τ(fall) 但し、T( f・delay ):PWMスイッチングレギュレータICとワンショットIC とフォトカプラと半導体スイッチング素子SWとの立下が り遅延時間の合計。
τ(fall):誘電体バリア放電リアクタ1の等価静電容量Cと、誘電体 バリア放電リアクタ1の抵抗RB とによる時定数(この場 合も「5」を乗じることにより零レベルに達する時間にな るとする)。
図4は図1に示す増幅回路とOR回路とについての原理的な構成図を示している。図中の符号7,8は図1に対応し、7−10と7−11とは増幅器、7−20はCR回路をもつ時定数回路で積分回路部に対応するもの、7−21は抵抗回路をもつ比例回路部、8−10と8−11とはダイオード、8−2は分圧回路を表している。
増幅回路7に供給される所の、電流検出器6で検出された直流電流成分は、比例回路部7−21を介して増幅器7−11に入力され、比例電圧成分として出力される。また当該検出された直流電流成分は、積分回路部7−20を介して増幅器7−10に入力され、積分電圧成分として出力される。
両者の電圧成分は、ダイオード8−10,8−11と分圧回路8−2とによって構成されるOR回路8に入力され、周知の如く、いずれか大きい値をもつ成分が選択されて、分圧されて出力される。当該分圧された出力は、図1に示す発振回路9に供給される。
前述した如く、立上がりの急峻な高電圧が誘電体バリア放電リアクタ1に印加されるとき、当該誘電体バリア放電リアクタ1に対して大きい突入電流が流入される。この突入電流に対応する形で、図1に示す電流検出器6から出力される直流電流成分も瞬間的に大となるが突入電流が小に落着につれて当該直流電流成分も小になる。この結果、突入電流に対応する場合での比例電圧成分と積分電圧成分とがOR回路8に供給された場合でも、図4に示す分圧回路8−2からの出力は、いわばピーク値が一時的に増大するだけというような電圧となっている。
これに対して、仮に誘電体バリア放電リアクタ1において短絡が生じるような場合には、当該短絡に伴う短絡電流は十分に大きくかつ時間的に持続する。このことから、電流検出器6で検出される当該短絡電流に対応する直流電流成分の場合には、OR回路8における分圧回路8−2からの出力は所定レベルを超えて持続するような電圧となっている。
図5は、発振回路が出力する矩形波のデューティ比を説明する図である。
発振回路9(図1に示す)の構成と、発振回路9が出力する矩形波の発振周波数とについては後述するが、図5の左側に示す如く、発振回路9により発振される矩形波のデューティ比は、前述のOR回路8から供給される電圧が図示v1 以下の場合には、デューティ比50%となるようにされ、OR回路8から供給される電圧がv2 あるいはv2 以上の場合には、デューティ比0%(即ち、発振停止のこと)となるようにされ、OR回路8から供給される電圧が図示v1 を超えかつv2 より小さい場合には、デューティ比25%となるようにされている。
前述の如く、誘電体バリア放電リアクタ1に流入する突入電流の場合には、OR回路8からの出力は、図5の左側に「突入電流部分」として示しているように、瞬時的には、前述の電圧v1 を超えることもあるが、電圧v2 に達することはない(達しないように設計されている)が、短絡が生じた場合には、図5の左側に「短絡電流部分」と示しているように、OR回路8からの出力は電圧v2 を超えてしまう。
このことから、本発明の場合には、短絡が生じた場合には、発振回路9は発振を停止し(即ち、デューティ比0%となり)、他方、突入電流が多少大きくなったとしても発振回路9はデューティ比50%の矩形波が一時的にデューティ比25%の矩形波となるだけで、発振は持続される。
本発明の場合には、前述の如く、発振回路9からの出力にもとづいて、短パルス発生回路10が所定のデューティ比をもつ短パルスを発生することから、前述の如く発振回路9のデューティ比が50%から25%に変化しても、図示に示すゲートドライブ回路11に供給されるパルス波のデューティ比に変化はない。しかし、短絡が発生した場合には、発振回路9は発振停止となり、短パルス発生回路10も短パルスを発生しなくなり、結果的に、スイッチング回路3におけるスイッチング素子SW1ないしSW4のオン・オフ動作は停止する。
図6は本発明に用いる電流検出器と増幅回路とOR回路との一実施例構成を示す図である。
電流検出器6に示す「端子5」と「端子6」とが、図1に示す直流電圧供給回路2における整流回路と図1に示すスイッチング回路3との間に接続される。そして、「端子3」から、前述の直流電流成分として、増幅回路7に供給される。
図6に示す増幅回路7は、「端子1ないし4」側と「端子5ないし8」側とに、いわば内部で分割されている。そして「端子1ないし4」側が図4に示した増幅器7−10の側に対応しており、「端子5ないし8」側が図4に示した増幅器7−11の側に対応している。増幅器7−10側の「出力端子1」と増幅器7−11側の「出力端子7」とがOR回路8に導かれている。
図7は本発明に用いるOR回路と発振回路と短パルス発生回路との一実施例構成を示す図である。
発振回路9において、図示「発振周波数設定」として囲った部分が、発振周波数を設定する部分であり、図示の「端子EA」と「端子EB」として示す部分から、図2に示す「発振回路出力信号1」と「発振回路出力信号2」とが出力される。
発振回路9において、図示「デューティ比」として囲った部分が、図5に関連して示したデューティ比を決める回路部である。OR回路8からの出力が、図5に示す電圧v1 以下の場合には、発振回路9は、設定された周波数のデューティ比50%の矩形波を発振する。即ち、図2に示す「発振回路出力信号1」と「発振回路出力信号2」とを発振する。
そして言うまでもなく、OR回路8からの出力の電圧がv1 を超えv2 よりも小さい場合には、デューティ比25%の矩形波を発生し、OR回路8からの出力の電圧がv2 以上になった場合には、発振回路9は発振を停止する。
短パルス発生回路10において、図示「パルス幅設定」とある部分が、発生する短パルスのデューティ比を設定する部分である。そして「端子1A(の反転)」と「端子2A(の反転)」との表示のある端子に対して、発振回路9からの出力が入力され、「端子1Q」と「端子2Q」とからの出力が図1に示すゲートドライブ回路11に導かれる。
以上説明した如く、本発明によれば、例えば燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx )や硫黄酸化物(SOx )を除去するに当たって、ストリーマ放電やグロー放電などの低温プラズマを用いる方法が考慮されており、この場合に、特に立上がりが急峻な高電圧を印加することで、窒素酸化物や硫黄酸化物を除去できる。
本発明の全体の一実施例構成を示す。 各部の波形図を示す。 スイッチング素子をオン・オフするタイミングによって誘電体バリア放電リアクタに印加される高電圧波形を示している。 図1に示す増幅回路とOR回路とについての原理的な構成図を示している。 発振回路が出力する矩形波のデューティ比を説明する図である。 本発明に用いる電流検出器と増幅回路とOR回路との一実施例構成を示す図である。 本発明に用いるOR回路と発振回路と短パルス発生回路との一実施例構成を示す図である。
1:誘電体バリア放電リアクタ
2:直流電圧供給回路
3:スイッチング回路
4:電流制限用インダクタンス
5:パルストランス
6:電流検出器
8:OR回路
9:発振回路
10:短パルス発生回路
11:ゲートドライブ回路

Claims (4)

  1. 放電してガスを励起しプラズマを発生させる誘電体バリア放電リアクタ(1)に対して、立上がり急峻な高電圧を印加する高電圧印加装置において、直流電圧供給回路(2)と、前記誘電体バリア放電リアクタ(1)に接続されるパルストランス(5)と、ゲート制御によってオン・オフされる複数のスイッチング素子を有して前記パルストランス(5)および前記直流電圧供給回路(2)間に介設されるスイッチング回路(3)と、予め設定された周期をもって発振する発振回路(9)と、該発振回路(9)から発振信号が出力されるのに応じて予め定められたデューティ比の矩形波を発生する短パルス発生回路(10)と、該短パルス発生回路(10)からの矩形波の入力に応じて前記スイッチング素子のゲート制御信号を出力するゲートドライブ回路(11)とを備え、前記ゲートドライブ回路(11)からのゲート制御信号に応じてスイッチング作動する前記スイッチング回路(3)が、前記直流電圧供給回路(2)の電圧を立上がりが急峻であるとともに立下がりが緩やかな高電圧として前記誘電体バリア放電リアクタ(1)に印加し、前記短パルス発生回路(10)が発生する矩形波のパルス幅が、前記スイッチング回路(3)から前記誘電体バリア放電リアクタ(1)に印加される高電圧波形のピーク電圧維持時間および立ち上がり時間の和が立ち下がり時間よりも短くなるように設定されることを特徴とする高電圧印加装置。
  2. 前記直流電圧供給回路(2)から前記スイッチング回路(3)に供給される直流電流を検出する電流検出器(6)を含み、前記発振回路(9)は、前記電流検出器(6)で検出される電流に基づく値が前記誘電体バリア放電リアクタ(1)の短絡が生じたと想定されるレベルを超えたときには発振を停止することを特徴とする請求項1記載の高電圧印加装置。
  3. 前記電流検出器(6)で検出された直流電流成分に比例する比例電圧成分ならびに前記直流電流成分を所定の時定数をもって積分した積分電圧成分のうち大きい方の電圧成分を選択するOR回路(8)を含み、前記発振回路(9)は、前記OR回路(8)の出力が前記所定レベルを超えたときには発振を停止するようにしつつ前記OR回路(8)の出力に応じて発振し、前記短パルス発生回路(10)は、前記発振回路(9)の発振停止時には短パルスの発生を停止することを特徴とする請求項2記載の高電圧印加装置。
  4. 前記スイッチング回路(3)と、前記パルストランス(5)との間に、前記誘電体バリア放電リアクタ(1)に流入する電流成分の大きさを制限する電流制限用インダクタンス素子(4)が、直列に介設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高電圧印加装置。
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