JP5234842B2 - こんろ - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記連結部材では、前記固定部をU字状部から突設した舌片に設けており、前記バーナ本体に固定した状態において、前記U字状部を前記バーナ本体から離隔させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記天板に、前記五徳を位置決めするための位置決め部を設け、その位置決め部の近傍で前記天板と前記こんろバーナとを連結したことを特徴とする。
また、天板とこんろバーナとを、天板と連結するための天板連結部、及びこんろバーナに固定される固定部を有する金属製の連結部材を介して連結しているため、天板やこんろバーナに複雑な連結構造を設けることなく、両部材を容易に連結することができる。
さらに、連結部材を、天板と平行な面内でバーナ本体を跨ぐようなU字状に形成するとともに、該連結部材の周縁部を折り曲げ成形する一方、バーナ本体の外周に鍔状のフランジ部を形成し、該フランジ部に連結部材の固定部を固定可能な被固定部を設けている。したがって、調理時等におけるこんろバーナの燃焼により連結部材が加熱されたとしても、連結部材が熱変形しにくいし、バーナ本体を跨いだ位置で確実に連結することができる。
さらにまた、請求項2に記載の発明によれば、連結部材では、固定部をU字状部から突設した舌片に設けており、バーナ本体に固定した状態において、U字状部をバーナ本体から離隔させている。したがって、こんろバーナを燃焼させた際、U字状部に熱が伝わりにくく、U字状部の変形を防止することができ、ひいてはバーナヘッドと天板上に設置されている五徳の頂点との相対的な位置関係を一層確実に維持することができる。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、天板に、五徳を位置決めするための位置決め部を設け、その位置決め部の近傍で天板とこんろバーナとを連結しているため、天板の歪みに伴うバーナ本体の位置ずれに五徳が追従しやすい。したがって、五徳の頂点とバーナヘッドとの距離の保持を一層効果的に実現することができる。
開口4は、天板3に略円形に開設されており、天板3を器体に組み付けた際、開口4縁とバーナヘッド7を支持するバーナ本体30の外周面との間には略3mm程度の隙間が生じるように形成されている。また、開口4縁には、開口4内側へ向けて上昇傾斜するように折り曲げられたテーパ部11が設けられている。さらに、開口4縁から所定の距離だけ径方向外側へ離れた位置には、上方へ突出する凸条部12が開口4を囲むように周設されている。さらに、開口4縁と凸条部12との間には、後述する五徳リング21を取り付けるための凹部と凸部とからなる複数の位置決め部13、13・・が設けられているとともに、各位置決め部13の近傍に、天板3を後述する第2フレーム部材34にネジ止めするためのネジ孔14が穿設されている。
図6は、図示しない器体へ設置した状態にあるガスバーナ5及びその設置機構をバーナ本体30側から示した斜視説明図であり、図7は、同状態にあるガスバーナ5及びその設置機構を電極8や熱電対9側から示した斜視説明図である。図8は、図6と同状態にあるガスバーナ5及びその設置機構を上方から示した説明図である。図9及び図10は、ガスバーナ5及びその設置機構を分解して示した説明図である。
まず、取付台31の固定部31aを器体の内面にネジ止め等によって固定する。次に、取付台31の設置部31b上に取付座32を載置し、ネジを第2固定孔41から第1固定孔35へ挿通させ、取付座32を取付台31へネジ止めし、取付台31と取付座32とを一体化する。このとき、取付座32の位置決め片43、43・・を取付台31の位置決め孔36へ係止させれば、第1固定孔35と第2固定孔41との位置が上下で重合するようになっている。
また、第2フレーム部材34の第1バーナ固定孔52、バーナ本体30の第2バーナ固定孔54、及びバーナ固定部37のネジ孔も上下で重合している。したがって、ネジを第1固定孔から第2固定孔54を介してバーナ固定部37のネジ孔まで挿通させて、取付座32、バーナ本体30、及び第2フレーム部材34を一体化する。すると、バーナ本体30は、自身を挟んだ2箇所で第2フレーム34及び取付座32へ固定される。尚、該固定状態において、第2フレーム部材34は、第1バーナ固定孔52を有する舌片でのみバーナ本体30と接触しており、U字状部についてはバーナ本体30と離隔している。
以上のようにして、バーナ本体30及び電極8、熱電対9が取付座32に、ひいては器体内に設置されることになる。
さらにまた、取付座32の中央凹部上にバーナ本体30を載置可能としている。したがって、バーナ本体30や第1フレーム部材33、第2フレーム部材34を組み付けていく際にバーナ本体30が安定するため、バーナ本体30等の設置作業を一層容易に行うことができる。
さらに、第1フレーム部材33には貫通孔46を設けており、第2フレーム部材34の一方の第2係合片50については、貫通孔46を介して取付座32の第2係合孔39へ係合させるように構成しているため、第1フレーム部材33と第2フレーム部材34との相対的な位置関係が一層ずれにくい構成となっている。
加えて、取付座32に調理鍋の温度を検知するセンサ10を設置するための係止爪42、42を設けているため、バーナヘッド7に対するセンサ10の位置も精度良く位置決めすることができる。
さらに、天板3と第2フレーム部材34とを連結するためのネジ孔14を五徳2を載置する位置決め部13の近傍に設けているため、天板3の歪みに伴うバーナ本体30の変移等に五徳2が追従しやすい。したがって、五徳2とバーナヘッド7との距離の保持を一層効果的に実現することができる。
さらに、五徳2に関しても、五徳リング21の内周縁をガスバーナ5の外周面に近接させるものの、従来の如くガスバーナ5の外周面に密接させるわけではないため、従来ほど成形精度を要求されない。加えて、五徳リング21の内周縁をガスバーナ5に近接させているとは言え、五徳2と天板3とは係止爪24aと突起24bとでしか接触していないため、熱が天板3に伝わりにくく、天板3の熱変形等を一層防止することができる。
また、第2フレーム部材34とガスバーナ5とについても、上記実施形態とは異なって両者を一体的に形成してもよい。すなわち、ガスバーナ5に天板連結部51、51・・を直接設けても、バーナヘッド7と天板3(五徳2)との距離の保持といった効果を十分に達成することができる。
さらに、各種係合爪や係合孔を何れの部材に設けるかといった事項やその位置、数、若しくは有無等についても適宜設計変更可能である。
加えて、上記実施形態ではこんろの一例であるテーブルこんろについて説明しているが、キッチンユニットに組み込まれるビルトインこんろ等の他のこんろに適用することも可能である。
Claims (3)
- 天板に開口が設けられており、前記開口内にバーナヘッドをバーナ本体上にセットしてなるこんろバーナが露出した状態で設置されているとともに、前記こんろバーナによって加熱される調理容器を載置するための五徳が前記こんろバーナを囲むように前記天板上に設置されたこんろであって、
前記天板と前記こんろバーナとを、前記天板と連結するための天板連結部、及び前記こんろバーナに固定される固定部を有する金属製の連結部材を介して、前記バーナ本体を平面視で挟む位置を含んだ複数箇所で連結する一方、
前記連結部材を、前記天板と平行な面内で前記バーナ本体を跨ぐようなU字状に形成し、さらに前記連結部材の周縁部を折り曲げ成形するとともに、
前記バーナ本体の外周に鍔状のフランジ部を形成し、該フランジ部に前記連結部材の固定部を固定可能な被固定部を設けたことを特徴とするこんろ。 - 前記連結部材では、前記固定部をU字状部から突設した舌片に設けており、前記バーナ本体に固定した状態において、前記U字状部を前記バーナ本体から離隔させることを特徴とする請求項1に記載のこんろ。
- 前記天板に、前記五徳を位置決めするための位置決め部を設け、その位置決め部の近傍で前記天板と前記こんろバーナとを連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載のこんろ。
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