JP5234383B2 - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
しかし、ギャップは、感光体および帯電ローラの寸法精度、組み付け精度、振動(振れ)によってバラツキを生じる。このため、ギャップを一定の値に調整するには、これら全ての因子の精度を上げる必要があるが、全ての因子の精度を上げることは、非常に困難である。そのため、非接触帯電においては、機械間のギャップの差や経時でのギャップの変動を生じやすい。よって、放電密度や強度にバラツキを生じやすい。このように、非接触帯電では帯電ローラと感光体間のギャップのバラツキによって帯電ムラが生じ、濃度ムラとなってしまう。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記抵抗の高い微粒子が、帯電部材表面より10μm以内に存在するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記抵抗の高い微粒子が、1000μm2あたり、9個以上31個以下存在し、かつ、上記抵抗の高い微粒子が存在する個数の場所による標準偏差が2以下となるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、上記帯電部材に、直流電圧に交流電圧を重畳したものを印加することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記交流電圧の周波数を800Hz〜1800Hzとしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、上記潜像担持体の表面層を熱硬化性物質で構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置において、上記熱硬化性物質が、電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーと1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物とを硬化して形成されたものであることを特徴とした画像形成装置。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の画像形成装置において、上記表面層の膜厚が1〜10μmであることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかの画像形成装置において、上記潜像担持体を複数備え、これら複数の該潜像担持体それぞれに異なる色のトナー像を形成し、該異なる色のトナー像を転写体に順に重ね合わせてカラー画像を得ることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかの画像形成装置において、画像形成可能な最高の解像度が1000dpi以上であることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、少なくとも像担持体と、該像担持体とを帯電せしめる帯電部材とが一体に構成され、画像形成装置本体に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、上記画像形成装置が請求項1乃至10いずれかの画像形成装置であることを特徴とするものである。
そこで、本発明者らは、帯電部材表面に抵抗値ムラがあっても、出力した画像に濃度ムラが確認できない条件についてさらに鋭意検討を重ね、帯電部材表面に形成される抵抗の高いの領域がトナー粒径よりも小さければ、被帯電部材表面に帯電ムラが生じても、出力される画像には、人目に気付き難い濃度ムラにできることを見出した。
そこで、本発明者らは、被帯電部材表面に形成される抵抗の高いの領域がトナー粒径よりも小さくでき、被帯電部材表面に帯電ムラが生じても、出力される画像には、人目に気付き難い濃度ムラにできるような帯電部材について鋭意研究を行った。その結果、帯電部材の高分子層に含有する導電性微粒子よりも体積抵抗値が100倍以上、粒子径が0.3〜6μmの抵抗の高い粒子を帯電部材の高分子層に含有することで、帯電部材表面に抵抗値ムラがあっても、出力した画像に濃度ムラが確認できないことを見出した。すなわち、粒子径が6μm以下の粒子を用いることで、帯電ローラ表面にトナー粒径よりも小さい抵抗の高い領域を形成することができ、出力される画像を、人目に気付き難い濃度ムラにすることができたのである。また、粒子径が0.3μm未満だと、帯電効率は向上しなかった。これは、抵抗の高い領域が小さすぎてしまい、抵抗の低い部分での電荷の集中による放電が十分に起こらないためと考えられる。
感光体1の周囲には、電子写真プロセスによる画像形成を行うための帯電装置5、露光装置6、現像装置7、転写装置8、クリーニング装置12、除電装置4が配設されている。また、図示を省略するが、転写装置8の転写材搬送方向上流側には、転写紙P等の転写材を転写部(感光体1と転写装置8の対向部(転写ニップとも言う))に給紙する給紙装置(給紙カセット、給紙ローラ、レジストローラ等)が設けられており、転写装置8の転写材搬送方向下流側には定着装置9と、図示しない排紙装置(排紙ローラ、排紙トレイ等)が設けられている。
図2は、プロセスカートリッジを用いた画像形成装置の構成例を示しており、この画像形成装置100では、一つのプロセスカートリッジ101の中に、感光体1、帯電ローラ13、現像装置7、クリーニング装置12、除電装置4を一体に組付けたものであり、このプロセスカートリッジ101は画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されている。従って、感光体1やその周囲の構成部材に不良が生じた場合にもカートリッジごと交換ができ、メンテナンス性が著しく向上する。
本実施形態に係る帯電ローラ13は、導電性支持体上に高分子層とが設けられていることが好ましい。導電性支持体は、帯電ローラ13の電極及び支持部材として機能するもので、例えば、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼等の金属または合金、クロム、ニッケル等で鍍金処理を施した鉄、導電剤の樹脂等の導電性の材質で構成される。
この図6の構成例では、各画像形成部100Y,100M,100C,100Bの感光体1やその周囲の構成部材に不良が生じた場合にも、カートリッジ102ごと交換ができ、メンテナンス性が著しく向上する。
150mm以上では画像形成装置が大きくなってしまい好ましくない。特に、画像形成装置が図5に示すタンデム型の場合には、複数の感光体を搭載する必要がある。このため、直径は70mm以下、好ましくは60mm以下であることが好ましい。また、特開昭52−36016号公報に開示されたエンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性支持体として用いることができる。
モノフェノール系化合物
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3−t−ブチル−4−ヒドロキシニソールなど。
ビスフェノール系化合物
2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)など。
高分子フェノール系化合物
1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、トコフェノール類など。
パラフェニレンジアミン類
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−tーブチル−p−フェニレンジアミンなど。
ハイドロキノン類
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
有機硫黄化合物類
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
有機燐化合物類
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
表面層としては、感光層よりも機械的強度の高い高分子、高分子に無機フィラーを分散させたものが例示できる。表面層に用いる高分子は、熱可塑性高分子、熱硬化性高分子、何れの高分子であっても良いが、熱硬化性高分子は機械的強度が高く、クリーニングブレードとの摩擦による磨耗を抑える能力が極めて高いためたいへん好ましい。表面層は薄い膜厚であれば、電荷輸送能力を有していなくても支障はないが、電荷輸送能力を有しない表面層を厚く形成すると、感光体の感度低下、露光後電位上昇、残留電位上昇を引き起こしやすい。このため、表面層中に前述の電荷輸送物質を含有させるなどして、表面層に用いる高分子を電荷輸送能力を有するものを用いることが好ましい。
(Ar1は置換もしくは未置換のアリーレン基を表わす。Ar2、Ar3は置換もしくは未置換のアリール基を表わし、同一であっても異なってもよい。)
この電荷輸送能力を有する基は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の機械的強度の高い高分子の側鎖に付加することが好ましく、モノマーの製造が容易で、塗工性、硬化性にも優れるアクリル樹脂を用いることが好ましい。
まず、実験機(IPSIO CX400:タンデム型カラー画像形成装置、株式会社リコー製)の帯電ローラ13として、以下に示すような10種類(No1〜No10)の帯電ローラ13を5本づつ作成した。
扁平粒子Aおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.1を作成した。
扁平粒子Bおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.2を作成した。
扁平粒子Dおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.3を作成した。
扁平粒子Cおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。また、そして、図8に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け、樹脂層13c上にカーボンブラックがアクリルシリコン樹脂に分散している厚さ12μmの表面層13dを設け、帯電ローラNo.4を作成した。
No.2の帯電ローラを作った後に扁平粒子Bが微量残っていたためこれをカーボンブラックと共にアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.5を作成した。
扁平粒子Eおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.6を作成した。
扁平粒子Cおよび白色導電性酸化チタンをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.7を作成した。なお、No.7の帯電ローラに用いられる白色導電性酸化チタンの体積抵抗は6×101Ωcmである。
No.7に分散した白色導電性酸化チタンとは導電性が異なる白色導電性酸化チタンとNo.1〜6と同じカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.8を作成した。なお、No.8の帯電ローラに用いられる白色導電性酸化チタンの体積抵抗は2×100Ωcmである。
扁平粒子Fおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。そして、図7に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け帯電ローラNo.9を作成した。
扁平粒子Cおよびカーボンブラックをアクリルシリコン樹脂に分散し樹脂層13cを作成した。また、そして、図8に示すように、芯金(SUM22−D9)13b上に樹脂層13cを設け、樹脂層13c上にカーボンブラックがアクリルシリコン樹脂に分散している厚さ10μmの表面層13dを設け、帯電ローラNo.10を作成した。
ブラック用感光体ユニットにNo.1の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、得られた画像の画像濃度が薄かった。
ブラック用感光体ユニットにNo.1の帯電ローラと感光体を組み込み、交流電圧の振幅を1200Vに変更し、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。続いて、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、出力画像に黒帯が見られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.2の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.2の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.3の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.3の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.4の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。この出力画像を顕微鏡で観察し、実施例1で出力された出力画像と比較すると、比較例3での出力画像のドットの方が濃度が薄かった。
ブラック用感光体ユニットにNo.4の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、得られた画像の画像濃度が薄かった。この出力画像を顕微鏡で観察し、実施例2で出力された出力画像と比較すると比較例4での出力画像のドットの方が濃度が薄かった。
ブラック用感光体ユニットにNo.5の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、得られた画像の画像濃度が薄かった。
ブラック用感光体ユニットにNo.5の帯電ローラと感光体を組み込み、交流電圧の振幅を1200Vに変更し、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。続いて、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、出力画像に黒帯が見られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.6の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、得られた画像に濃度ムラが見られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.6の帯電ローラと感光体を組み込み、交流電圧の周波数を1900Hzに変更し、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。続いて、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、出力画像に黒帯が見られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.7の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.7の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.8の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、得られた画像の画像濃度が薄かった。
ブラック用感光体ユニットにNo.8の帯電ローラと感光体を組み込み、交流電圧の振幅を1200Vに変更し、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。続いて、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、出力画像に黒帯が見られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.9の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.9の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、高品質の画像が得られた。
ブラック用感光体ユニットにNo.10の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を600dpiと1200dpiで5枚づつ出力したところ、高品質の画像が得られた。この出力画像を顕微鏡で観察し、比較例3で出力された出力画像と比較すると、比較例3での出力画像のドットの方が濃度が薄かった。
ブラック用感光体ユニットにNo.10の帯電ローラと感光体を組み込み、図9のようなA4の1by1のハーフトーン画像を1200dpiで10万枚出力したところ、高品質の画像が得られた。この出力画像を顕微鏡で観察し、比較例4で出力された出力画像と比較すると、比較例4での出力画像のドットの方が濃度が薄かった。
また、抵抗の高い微粒子が存在する個数の場所による標準偏差が2以下となるよう構成することで、帯電ローラのどの部分でも、良好に放電することができ、画像を形成したときに人の目に気づきやすい濃度ムラとなるような、帯電ムラを引き起こしやすくなるため好ましくない。
また、本実施形態に係るプリンタ、いわゆるタンデム型画像形成装置によれば、酸化性ガスの発生が少なく、環境に優しい。
また、本実施形態に係るプロセスカートリッジによれば、メンテナンス性が向上する。
13 帯電ローラ
13a スペーサ
13b 導電性支持体
Claims (11)
- 潜像担持体と、
導電性支持体上に導電性微粒子を含有した高分子層を有し、潜像担持体に対向して配置され電圧を印加することにより該潜像担持体に向けて放電させて該潜像担持体を帯電する帯電部材と、
該潜像担持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
該潜像担持体表面に形成された潜像をトナー像化する現像手段とを備えた画像形成装置において、
上記帯電部材の高分子層には、体積抵抗率が上記導電性微粒子の100倍以上、かつ、粒子径が0.3μm以上6μm以下の抵抗の高い微粒子が含有されており、
上記帯電部材を画像形成領域内で上記潜像担持体に対して間隙をもって対向させたものであって、上記帯電部材と上記潜像担持体との上記間隙の平均を上記帯電部材および上記潜像担持体が静止状態で、10〜100μmとしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記抵抗の高い微粒子が、帯電部材表面より10μm以内に存在するよう構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2の画像形成装置において、
上記抵抗の高い微粒子が、1000μm2あたり、9個以上31個以下存在し、かつ、上記抵抗の高い微粒子が存在する個数の場所による標準偏差が2以下となるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、
上記帯電部材に、直流電圧に交流電圧を重畳したものを印加することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
上記交流電圧の周波数を800Hz〜1800Hzとしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、
上記潜像担持体の表面層を熱硬化性物質で構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
上記熱硬化性物質が、電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーと1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物とを硬化して形成されたものであることを特徴とした画像形成装置。 - 請求項6または7の画像形成装置において、
上記表面層の膜厚が1〜10μmであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至8いずれかの画像形成装置において、
上記潜像担持体を複数備え、これら複数の該潜像担持体それぞれに異なる色のトナー像を形成し、該異なる色のトナー像を転写体に順に重ね合わせてカラー画像を得ることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至9いずれかの画像形成装置において、
画像形成可能な最高の解像度が1000dpi以上であることを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも像担持体と、該像担持体とを帯電せしめる帯電部材とが一体に構成され、画像形成装置本体に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
上記画像形成装置が請求項1乃至10いずれかの画像形成装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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