JP5234248B2 - ポリマーエマルジョンの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、界面活性剤を多く含有するポリマーエマルジョンが、泡及び凝集物の発生を伴わずに遠心分離により濃縮される、ポリマーエマルジョンの製造方法に関する。
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ポリクロロプレンゴム(CR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ酢酸ビニル(PVA)、ポリ(メタ)アクリレート等のポリマーのエマルジョンは、40〜50体積%以上の固形分濃度のものが通常市販されている。この濃度は、低濃度ポリマーエマルジョンから水を留去することにより達成されることが多い。一方で、天然ゴムのエマルジョン(いわゆる天然ゴムラテックス)の固形分濃度は、遠心分離により、工業的規模で35体積%から70体積%に上げられている。また、界面活性剤を多く含有するポリマーエマルジョンの遠心分離による濃縮は、界面活性剤の減量のためにも有効であると考えられる。しかしながら、ポリマーエマルジョンの遠心分離を工業的に行う遠心分離機は十分に密閉されず、空気が水相へ導入されて泡が発生し、所望の量が遠心分離されず、凝集物が発生していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−137906号公報
本発明が解決しようとする課題は、界面活性剤を多く含有するポリマーエマルジョンが、泡及び凝集物の発生を伴わずに遠心分離により濃縮される、ポリマーエマルジョンの製造方法の提供である。
本発明は、ポリマー100質量部に対して0.5質量部以上の界面活性剤を含み、体積平均粒子径が0.3〜20μmのポリマー粒子を含むポリマーエマルジョンが、密閉ディスク型連続遠心分離機で濃縮される、ポリマーエマルジョンの製造方法である。
本発明の好ましい実施態様では、当該ポリマー粒子を構成するポリマー相と水相との比重差が0.01以上である。
ポリマー100質量部に対して0.5質量部以上の界面活性剤を含み、体積平均粒子径が0.3〜20μmのポリマー粒子を含む上記ポリマーエマルジョンは、好ましくは、ポリマーが有機溶媒に溶解された溶液と界面活性剤と水とが混合、攪拌され、有機溶媒が除去されて得られる。
好ましい上記ポリマーはポリイソプレンである。好ましい上記ポリマーエマルジョンはディップ成形品用のポリマーエマルジョンである。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法により、界面活性剤を多く含有するポリマーエマルジョンが、泡及び凝集物の発生を伴わずに遠心分離により濃縮される。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法で濃縮されるポリマーエマルジョンは、特定のポリマーエマルジョンに限定されない。当該ポリマーエマルジョンの具体例は、ポリイソプレンエマルジョン、ポリスチレンエマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、ポリブタジエンエマルジョン、天然ゴムエマルジョン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体エマルジョン、ポリクロロプレンエマルジョン、ポリ(メタ)アクリレートエマルジョン、ポリエステルエマルジョン、ポリウレタンエマルジョン、塩素化ポリイソプレンエマルジョン、カルボキシル化スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合体エマルジョンである。また、ポリマー粒子中に水を含有し、乾燥すると中空粒子となるエマルジョンも含まれる。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法で濃縮されるポリマーエマルジョン中のポリマー粒子の体積平均粒子径は、0.3〜20μm、好ましくは0.3〜10μm、更に好ましくは0.3〜5μmである。体積平均粒子径が0.3μmよりも小さいと遠心分離速度が遅くなり、体積平均粒子径が20μmを超えると、エマルジョン粒子の安定性が低下したり、濾過法やクリーミング法の方が効率的になる場合がある。当該体積平均粒子径は、光散乱回折粒径測定装置により求められる。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法で濃縮されるポリマーエマルジョン中の界面活性剤の含有量は、ポリマー100質量部に対して0.5質量部以上であり、好ましくはポリマー100質量部に対して0.5〜50質量部であり、更に好ましくはポリマー100質量部に対して0.5〜20質量部である。この量が過度に少なすぎると、エマルジョンの安定性が劣り、多すぎても不経済であるばかりでなく発泡が激しくなる等の問題が起きる。
界面活性剤としては、一般に公知の界面活性剤が使用され得る。具体的には、(1)ロジン酸カリウム、ロジン酸ナトリウム等のロジン酸塩;オレイン酸カリウム、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム等の脂肪族アルコールの硫酸エステル塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリルスルホン酸塩;などのアニオン性界面活性剤、(2)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムなどのアルキルエーテル硫酸塩;ポリエチレングリコールのアルキルエステル、アルキルエーテル又はアルキルフェニルエーテルなどのノニオン性界面活性剤;(3)塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤;(4)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤;(5)ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニルスルホン酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の親水性合成高分子物質;(6)ゼラチン、カゼイン、水溶性でんぷん等の天然親水性高分子物質;(7)カルボキシメチルセルロース等の親水性半合成高分子物質;などの分散安定剤などが挙げられる。これらの界面活性剤は、1種又は2種以上が使用される。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法で濃縮されるポリマーエマルジョン中のポリマー粒子を構成するポリマー相と水相との比重差は0.01以上、好ましくは0.02以上、更に好ましくは0.03以上であり、ポリマー相は水相よりも軽くても、重くてもよい。
水よりも軽いポリマーの具体例としては、ポリイソプレン(比重0.91)、ポリブタジエン(比重0.89)、スチレン単位が59質量%未満のスチレン−ブタジエン共重合体(比重0.99未満)等が挙げられる。一方、水よりも重いポリマーの具体例としては、ポリスチレン(比重1.06)、スチレン単位が71質量%以上のスチレン−ブタジエン共重合体(比重1.01以上)、ポリ塩化ビニル(比重1.41)、ポリメチルメタクリレート(比重1.19)等が挙げられる。また、ポリマーにトルエン(比重0.87)やクロロホルム(比重1.49)等の非水系の溶剤の添加やアジピン酸ジオクチル(比重0.93)等の可塑剤の添加やポリマーブレンド等により、ポリマー相と水相との比重差が調整されてもよい。さらには、水に、水溶性の無機塩、有機塩、アルコール、糖、ポリマー等が添加され、ポリマー相と水相との比重差が調整されてもよい。
本発明のポリマーエマルジョンには、必要に応じて各種の配合剤が添加され得る。
配合剤の具体例としては、架橋剤、架橋促進剤、架橋助剤、架橋遅延剤、充填剤、増粘剤、pH調整剤、老化防止剤等が挙げられる。
これらの配合剤の種類及び添加量は、ポリマーエマルジョンの用途が勘案されて、ポリマーエマルジョンを構成するポリマーに応じて適宜選定される。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法で濃縮されるポリマーエマルジョンの製造方法は、特定の方法に限定されない。当該製造方法の具体例は、(1)ポリマーが有機溶媒に溶解された溶液と界面活性剤と水とが混合、攪拌され、必要により有機溶媒を除去して、ポリマーエマルジョンが製造される方法、(2)モノマー成分が乳化重合もしくは懸濁重合され、ポリマーエマルジョンが製造される方法である。
前述の(1)の製造方法における有機溶媒の具体例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒;シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサン等の脂環族炭化水素溶媒;ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素溶媒;塩化メチレン、クロロホルム、二塩化エチレン等のハロゲン化炭化水素溶媒;等が挙げられる。これらのうち、芳香族炭化水素溶媒や脂環族炭化水素溶媒が好ましく、中でも脂環族炭化水素溶媒がより好ましい。
この有機溶媒の量は、ポリマー100質量部に対して、通常、2,000質量部以下であり、好ましくは20〜1,500質量部、より好ましくは50〜1,000質量部である。
ポリマーエマルジョンの製造に使用されるポリマーの有機溶媒溶液と界面活性剤水溶液とを混合して乳化する装置は、通常、一般に乳化機又は分散機として市販されているものであれば特に限定されない。
その具体例としては、ホモジナイザー(IKA社製)、ポリトロン(キネマティカ社製)、TKオートホモミキサー(特殊機化工業社製)等のバッチ式乳化機;TKパイプラインホモミキサー(特殊機化工業社製)、コロイドミル(神鋼パンテック社製)、スラッシャー、トリゴナル湿式微粉砕機(三井三池化工機社製)、キャビトロン(ユーロテック社製)、マイルダー、ファインフローミル(太平洋機工社製)等の連続式乳化機;マイクロフルイダイザー(みずほ工業社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)、APVガウリン(ガウリン社製)等の高圧乳化機;膜乳化機(冷化工業社製)等の膜乳化機;バイブロミキサー(冷化工業社製)等の振動式乳化機;超音波ホモジナイザー(ブランソン社製)等の超音波乳化機;等が挙げられる。
次に、ポリマーエマルジョンの製造に使用されるポリマーの有機溶媒溶液と界面活性剤水溶液とを混合乳化して得られた乳化物から有機溶媒が除去される。
乳化物から有機溶媒が除去される方法は、特に限定されず、減圧蒸留、常圧蒸留、水蒸気蒸留等の方法が採用される。
本発明のポリマーエマルジョンの製造方法で濃縮されるポリマーエマルジョンの製造方法のもうひとつの具体例は、前述の(2)モノマー成分が乳化重合もしくは懸濁重合され、ポリマーエマルジョンが製造される方法である。そのうちの乳化重合の具体例を説明する。
本発明の乳化重合に用いられるモノマーとしては、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2−クロロプレン、スチレン、p−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、塩化ビニル、酢酸ビニルなどが挙げられる。これらの共重合可能なモノマーは、単独で又は2種以上が併用されて使用される。また、アクリル酸、メタクリル酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、マレイン酸ブチル、イタコン酸ブチル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、ビニルピリジンなどの官能性モノマーが、全モノマーの20質量%以下となる量で使用される。
本発明で用いられるポリマーエマルジョンを構成するポリマーの分子量は特に制限はない。分子量の調整のために、架橋性モノマーや連鎖移動剤が用いられる。
前記架橋性モノマーとしては、ジビニルベンゼン、ジ(メタ)アクリル酸エチレン、(メタ)アクリル酸アリル、メチロール(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
前記分子量調整剤としては、tert−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン;四塩化炭素;チオグリコール類;ジテルペン;ターピノーレン;γ−テルピネン類;α−メチルスチレンダイマー;等が挙げられる。
重合温度は、通常、5〜95℃である。重合時間は、通常、30分〜50時間である。
本発明で用いるポリマーエマルジョンは、上記のようなモノマーが用いられ、従来公知の乳化重合法により製造される。例えば、モノマーが界面活性剤により水中に分散され、重合開始剤、キレート剤、酸素捕捉剤、分子量調整剤等が加えられて重合される。なお、前記乳化重合の際に使用する界面活性剤、重合開始剤、キレート剤、酸素捕捉剤等は、それぞれ従来公知のものである。
界面活性剤としては、具体的には、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、分散安定剤などが挙げられる。これらは、1種又は2種以上が使用される。
アニオン性界面活性剤の具体例としては、ロジン酸カリウム、ロジン酸ナトリウム等のロジン酸塩;オレイン酸カリウム、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム等の脂肪族アルコールの硫酸エステル塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリルスルホン酸塩;などが挙げられる。これらは、1種又は2種以上が使用される。
ノニオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムなどのアルキルエーテル硫酸塩;ポリエチレングリコールのアルキルエステル、アルキルエーテル又はアルキルフェニルエーテル;などが挙げられる。これらは、1種又は2種以上が使用される。
カチオン性界面活性剤の具体例としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。これらは、1種又は2種以上が使用される。
両性界面活性剤の具体例としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられる。これらは、1種又は2種以上が使用される。
分散安定剤の具体例としては、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニルスルホン酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の親水性合成高分子物質;ゼラチン、カゼイン、水溶性でんぷん等の親水性天然高分子物質;カルボキシメチルセルロース等の親水性半合成高分子物質;などが挙げられる。これらは、1種又は2種以上が使用される。
重合開始剤としては、特に限定されないが、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素などの水溶性過酸化物;ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどの油溶性過酸化物;ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド系化合物に代表される酸化剤と、遷移金属イオンを含む還元剤とが組み合わされて用いられるレドックス系重合開始剤;などが挙げられる。
還元剤としては、例えは、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウムのアスコルビン酸(塩);エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸カリウムのエリソルビン酸(塩);糖類;ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウムのスルフィン酸塩;亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウムの亜硫酸塩;ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸水素カリウムのピロ亜硫酸塩;チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムのチオ硫酸塩;亜燐酸、亜燐酸ナトリウム、亜燐酸カリウム、亜燐酸水素ナトリウム、亜燐酸水素カリウムの亜燐酸(塩);ピロ亜燐酸、ピロ亜燐酸ナトリウム、ピロ亜燐酸カリウム、ピロ亜燐酸水素ナトリウム、ピロ亜燐酸水素カリウムのピロ亜燐酸(塩);などが挙げられる。
遷移金属イオンとしては、例えば、銅イオン、鉄イオン、コバルトイオン、ニッケルイオンなどが挙げられる。前記遷移金属イオンを水中で安定化させるため、キレート剤が用いられ、例えば、エチレンジアミン四酢酸のアルカリ金属塩およびアセチルアセトンなどが挙げられ、中でも安定な金属錯体を形成できる、エチレンジアミン四酢酸の鉄錯体が好ましい。
開始剤の量は、好ましくは、モノマーの全重量に基づいて、0.01〜3重量%であり、レドックス系では、還元剤の量は、好ましくは、モノマーの全重量に基づいて、0.01〜3重量%である。
重合反応は、公知の重合停止剤の反応系への添加により、あるいは反応系の冷却により停止される。重合終了後、必要に応じて粒径の肥大化、pHの調整、未反応モノマーの除去等の後処理が施され、ポリマーエマルジョンが得られる。
粒径肥大化方法としては、例えば、重合途中で反応が停止され、強攪拌される方法;重合終了後ブタジエン等のモノマー、トルエン等の溶剤、水溶性ポリマー等の粒径肥大化剤がポリマーエマルジョンに添加されて強攪拌する方法等が挙げられる。
また、ポリマー粒子は、中空ポリマー粒子であり得る。当該中空ポリマー粒子の製造方法は、特定の方法に限定されない。当該中空ポリマー粒子の製造方法の具体例としては以下のとおりである。
(1)酸性基含有単量体20〜50質量%及びこれと共重合可能な単量体80〜50質量%からなる単量体混合物(a)が共重合され、コアポリマー粒子(A)が形成される工程、
(2)酸性基含有単量体1〜10質量%及びこれと共重合可能な単量体99〜90質量%からなる単量体混合物(b)が、当該コアポリマー粒子(A)の存在下で共重合され、当該コアポリマー粒子(A)を実質的に包囲するシェル層(B)が形成される工程、
(3)(メタ)アクリル酸単量体0.2〜2.5質量%及びこれと共重合可能な単量体99.8〜97.5質量%からなる単量体混合物(c)が、当該シェル層(B)により実質的に包囲された当該コアポリマー粒子(A)の存在下で共重合され、当該シェル層(B)を実質的に包囲するシェル層(C)が形成される工程、
(4)塩基が、少なくとも上記コアポリマー粒子(A)、シェル層(B)及びシェル層(C)の3層構造を有するポリマー粒子を含有する水性分散液に添加され、当該水性分散液のpHが7以上にされる工程が行われる。
上記水性分散液に含まれる中空ポリマー粒子は、少なくともコアポリマー粒子(A)、シェル層(B)及びシェル層(C)の3層構造を有する。
以下に、本発明のエマルジョンの製造方法で使用される密閉ディスク型連続遠心分離機について説明する。
図1は、本発明のエマルジョンの製造方法で使用される密閉ディスク型連続遠心分離機の1実施形態の断面図である。圧力がかけられた処理液1がメカニカルシールが装着された底部入口からボウル4に入る。運転中のボウル4内は完全に液体で満たされ、入口及び出口は密閉されているので、処理液1は空気と触れない。多数のディスク5がボウル4内に配置されており、処理液1は図1の矢印で示される方向に移動し、軽液2と重液3に分離される。処理液1が含有していたポリマーが水相よりも重い場合(例えば後述される実施例2など)は、ポリマー成分は遠心力により外側に移動し、重液3のポリマー濃度は、軽液2のポリマー濃度よりも高くなる。また、処理液1が含有していたポリマーが水相よりも軽い場合(例えば後述される実施例1など)は、ポリマー成分は遠心力により内側に移動し、軽液2のポリマー濃度は、重液3のポリマー濃度よりも高くなる。
図2は、開放ディスク型連続遠心分離機の1実施形態の断面図である。処理液1は上部入口からボウル4に入る。運転中のボウル4内の重液3は液体で満たされているが、入口及び軽液2は空気と触れてしまう。多数のディスク5がボウル4内に配置されており、処理液1は図1の矢印で示される方向に移動し、軽液2と重液3に分離される。処理液1が含有していたポリマーが水相よりも重い場合(例えば後述される比較例2など)は、ポリマー成分は遠心力により外側に移動し、重液3のポリマー濃度は、軽液2のポリマー濃度よりも高くなる。また、処理液1が含有していたポリマーが水相よりも軽い場合(例えば後述される比較例1など)は、ポリマー成分は遠心力により内側に移動し、軽液2のポリマー濃度は、重液3のポリマー濃度よりも高くなる。
以下、実施例により本発明が詳細に説明されるが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
各種の物性は以下のように測定された。
(1)ポリマーエマルジョン中のポリマー粒子の体積平均粒子径
ポリマーエマルジョン中のポリマー粒子の体積平均粒子径は、光散乱回折粒径測定装置(ベックマン・コールター(株)製LS−230)により計測された。中空ポリマー粒子を含有するポリマーエマルジョン中の中空ポリマー粒子の体積平均粒子径の計測では、外径及び内径のピークが観測されるが、大きいほうのピークが体積平均粒子径とされた。
(2)遠心分離後のポリマーエマルジョン中の界面活性剤の含有量
メタノールが遠心分離後に得られたポリマーエマルジョンに添加されて、ポリマーが凝固された。その後、凝固されたポリマーが濾過され、界面活性剤を含む濾液が得られた。当該濾液中の界面活性剤の含有量が逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により下記条件で測定された。
HPLC測定条件
カラム; Zorbax C18 5μm 4.6mmΦ×250mm
カラム温度;40℃
溶離液; 3液グラジェント方式(アセトニトリル/水/3mM過塩素酸Na)
流速; 1ml/min
検出器; DAD 220nm
注入量; 5μl
(3)ポリマーエマルジョンおよび水相の比重
ポリマーエマルジョンおよび水相の比重は、密度計(AntonPaar社製DMA4500)にて測定された。水相の分離が必要な場合は、ポリマーエマルジョンが、遠心分離機(コクサン社製H−2000B)にて、99分間、40,000Gの条件で遠心分離され、上層もしくは下層の水相が得られた。
実施例1
固形分濃度10質量%のポリイソプレン(日本ゼオン(株)製NIPOL IR2200L 比重0.91)のシクロヘキサン溶液と、固形分濃度1.5質量%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(花王(株)製ネオペレックスG−65)水溶液(比重1.00)が、質量比で1:1になるように攪拌及び混合され、次いで、得られた混合物がローター・ステーター型乳化機(太平洋機工(株)製マイルダー307)により10回循環され、乳化液が得られた。得られた乳化液が、80℃、−0.01〜−0.09MPaの減圧下に置かれ、シクロヘキサンが当該乳化液から留去されて、固形分濃度15質量%、体積平均粒子径1.0μmのポリイソプレンエマルジョンが得られた。
当該ポリイソプレンエマルジョンが、密閉ディスク型連続遠心分離機(アルファ・ラバル社製SGR509)により、通液流量1000L/hr(重液流量800L/hr、軽液流量200L/hr)(L:リットル)で1時間遠心分離された。その結果、固形分濃度57質量%の軽液が得られた。当該軽液中のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの含有量は、ポリイソプレン100質量部に対し3.5質量部であった。当該遠心分離機のボウルが開けられ、ディスクが開放されると、凝集物はほとんど見られなかった。
実施例2
メタクリル酸メチル(MMA)50質量部、アクリル酸ブチル(BA)10質量部、メタクリル酸(MAA)40質量部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製ラテムルWX)0.9質量部、トリポリリン酸ナトリウム0.15質量部及びイオン交換水80質量部が、攪拌装置を備えた耐圧容器中で攪拌され、コアポリマー粒子形成用単量体混合物(a)の乳化物が調製された。
イオン交換水40質量部及びシードラテックス(体積平均粒径82nmのメタクリル酸メチル重合体粒子)0.28質量部が、攪拌装置を備えた耐圧反応器(A)に添加され、85℃に昇温された。
次いで、過硫酸カリウム3質量%水溶液1.63質量部が、上記耐圧反応器(A)に添加され、上記乳化物の7質量%が、3時間に亘り、上記耐圧反応器(A)に連続的に添加された後、さらに反応が1時間行われた。
その後、イオン交換水250質量部及び過硫酸カリウム3質量%水溶液18.6質量部が上記耐圧反応器(A)に添加され、反応温度が85℃に維持され、上記乳化物の残部が、3時間に亘り、上記耐圧反応器(A)に連続的に添加された。上記乳化物の連続添加が完了した後、さらに反応は2時間継続された。重合系が室温まで冷却され、コアポリマー粒子を含む水性分散液が得られた。重合転化率は99質量%であった。コアポリマー粒子の体積平均粒径は350nmであった。
MMA7.8質量部、BA1.6質量部、MAA0.6質量部、t−ドデシルメルカプタン(TDM)0.03質量部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製ラテムルWX)0.02質量部及びイオン交換水16質量部が、攪拌装置を備えた耐圧容器中で攪拌され、単量体混合物(b)の乳化物が調製された。
スチレン(ST)79.44質量部、MAA0.56質量部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製ラテムルWX)0.5質量部及びイオン交換水130質量部が攪拌され、単量体混合物(c)の乳化物が調製された。
イオン交換水130質量部及び上記コアポリマー粒子10質量部を含有する水性分散液が、攪拌装置を備えた耐圧反応器(B)に添加され、85℃に昇温された。
次いで、4質量%過硫酸カリウム水溶液10質量部が上記耐圧反応器(B)に添加され、その後、上記単量体混合物(b)の乳化物が20分間に亘り、上記耐圧反応器(B)に連続的に添加された。その後、上記単量体混合物(c)の乳化物が120分間に亘り上記耐圧反応器(B)に連続的に添加された。
単量体混合物(c)の乳化物の連続添加が完了した直後、2.5質量%アンモニア水50質量部が上記耐圧反応器(B)に添加され、反応温度が90℃に上昇された。1時間の塩基処理後、4質量%過硫酸カリウム水溶液10質量部が上記耐圧反応器(B)に添加され、さらに反応が2時間継続された。重合系が室温まで冷却され、全固形分濃度20質量%の中空ポリマー粒子を含有するエマルジョンが得られた。重合転化率は99質量%であった。エマルジョン中の中空ポリマー粒子の体積平均粒子径は1.2μmであり、ポリマーエマルジョンの比重から算出したポリマー相の比重は、1.05であり、水相の比重は1.00であった。
当該中空ポリマー粒子を含有するエマルジョンが、密閉ディスク型連続遠心分離機(アルファ・ラバル社製SGR509)により、通液流量750L/hr(重液流量450L/hr、軽液流量300L/hr)で1時間遠心分離された。その結果、固形分濃度27質量%の重液が得られた。当該遠心分離機のボウルが開けられ、ディスクが開放されると、凝集物はほとんど見られなかった。
比較例1
実施例1のポリイソプレンエマルジョンが、開放ディスク型連続遠心分離機(アルファ・ラバル社製LAPX202)により、通液流量20L/hr(重液流量16L/hr、軽液流量4L/hr)で1時間遠心分離された。その結果、固形分濃度51質量%の軽液が得られた。当該遠心分離機のボウルが開けられ、ディスクが開放されると、全面に凝集物の付着が観察された。
比較例2
実施例2の中空ポリマー粒子を含有するエマルジョンが、開放ディスク型連続遠心分離機(アルファ・ラバル社製LAPX202)により、通液流量11L/hr(重液流量7.1L/hr、軽液流量3.9L/hr)で1時間遠心分離された。その結果、固形分濃度25質量%の重液が得られた。当該遠心分離機のボウルが開けられ、ディスクが開放されると、若干の凝集物が観察された。
比較例3
イオン交換水140質量部、イソプレン100質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(花王(株)製ネオペレックスG−65)5質量部、ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩(花王(株)製デモールT−45)0.5質量部、t−ドデシルメルカプタン0.5質量部、炭酸カリウム1.2質量部が、攪拌装置を備えた耐圧容器に投入され、当該耐圧容器内が窒素で置換された。次いで、ナトリウムハイドロサルファイト0.01質量部がイオン交換水5質量部に溶解された水溶液が上記耐圧容器に添加された。その後、ソジウムホルムアルデヒド・スルホキシレート0.1質量部、フロストFe(還元剤、第一化成(株)製)0.01質量部、キレスト400G(キレート化剤、キレスト化学(株)製)0.01質量部及びピロ燐酸ナトリウム0.03質量部がイオン交換水5質量部に溶解された溶液が、上記耐圧容器に添加された。反応系の温度が60℃に保たれた後、過硫酸カリウム0.3質量部がイオン交換水9質量部に溶解された溶液が、上記耐圧容器に添加され、反応が開始された。転化率が80質量%となったときにt−ドデシルメルカプタン0.25質量部が添加され、転化率が93質量%になったときにジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム0.4質量部が添加され、反応が停止された。次いで、未反応モノマーがエバポレーターによる減圧で除去され、体積平均粒子径0.1μmのポリイソプレンエマルジョンが得られた。
当該ポリイソプレンエマルジョンが固形分濃度15質量%になるよう調整された後、密閉ディスク型連続遠心分離機(アルファ・ラバル社製SGR509)により、通液流量1000L/hr(重液流量800L/hr、軽液流量200L/hr)で遠心分離された。その結果、凝集物は観察されなかったが、軽液の固形分濃度が16質量%であり、濃縮がほとんど進行しなかった。
本発明の製造方法で製造されたポリマーエマルジョンは、手袋、指サック、カテーテル、コンドーム、風船等のディップ成形品;紙、繊維、皮革等のコーティング;塗料、インキ等におけるバインダー;粘接着剤;有機顔料、光散乱剤;電子写真に用いられるトナーの中間材料;などに用いることができる。
密閉ディスク型連続遠心分離機の1実施形態の断面図 開放ディスク型連続遠心分離機の1実施形態の断面図
1・・・処理液、2・・・軽液、3・・・重液、4・・・ボウル、5・・・ディスク、6・・・空気

Claims (5)

  1. ポリマー100質量部に対して0.5質量部以上の界面活性剤を含み、体積平均粒子径が0.3〜20μmのポリマー粒子を含むポリマーエマルジョンが、密閉ディスク型連続遠心分離機で濃縮される、ポリマーエマルジョンの製造方法。
  2. 当該ポリマー粒子を構成するポリマー相と水相との比重差が0.01以上である、請求項1に記載されたポリマーエマルジョンの製造方法。
  3. ポリマーが有機溶媒に溶解された溶液と界面活性剤と水とが混合、攪拌され、有機溶媒が除去されて、ポリマー100質量部に対して0.5質量部以上の界面活性剤を含み、体積平均粒子径が0.3〜20μmのポリマー粒子を含むポリマーエマルジョンが得られた後、当該ポリマーエマルジョンが、密閉ディスク型連続遠心分離機で濃縮される、ポリマーエマルジョンの製造方法。
  4. 上記ポリマーがポリイソプレンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載されているポリマーエマルジョンの製造方法。
  5. 上記ポリマーエマルジョンがディップ成形品用のポリマーエマルジョンである、請求項1〜4のいずれか1項に記載されているポリマーエマルジョンの製造方法。
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