JP5233779B2 - ミキシングコンソール - Google Patents

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本発明は、コンサート等における音声信号の調整に用いて好適なミキシングコンソールに関する。
コンサート等に用いられるミキサにおいて、マイク等から入力された複数系統の音声信号は、入力チャンネルとして割り当てられ、これら音声信号は「入力チャンネル調整部」という箇所にて、音質、音量等の調整が施される。入力チャンネル調整部から出力された音声信号は、複数の「MIXバス」というバスのうち任意のものに対して任意のレベルで出力され、これらMIXバスにおいては供給された音声信号がミキシングされる。ここで、入力チャンネル調整部からMIXバスに出力される音声信号のレベルを「センドレベル」という。MIXバスにおいてミキシングされた音声信号は、「MIX出力チャンネル」という箇所において再び音質、音量等が調整され、その結果がアンプ、スピーカを介して放音される。
ここで、入力チャンネルの数が「128」であるとし、MIXバスの数が「96」であるとすると、調整すべきセンドレベルの数は「128×96」になるが、それだけの数のノブをミキサの操作パネルに設けることは非現実的であるため、一般的には、センドレベルの調整を行おうとする一の入力チャンネルを選択し、この選択されたチャンネル(「選択チャンネル」という)に対して、各MIXバスへのセンドレベルの調整が行われることになる。また、センドレベルの調整を選択チャンネルに限ったとしても、「96」のノブを操作パネルに設けることは困難であるため、MIXバスを複数の「レイヤ」に分割し、操作対象のレイヤを切り替えつつ、センドレベルを調節することによって所要ノブ数を減少させる手法が取られている。例えば、「96チャンネル」のMIXバスを「6レイヤ」に等分割すると、「1レイヤ」あたりのチャンネル数は「16」になるため、センドレベルを調節するためのノブは「16」個あればよいことになる。このような処理を行うミキサは、例えば非特許文献1に開示されている。なお、非特許文献1の第59〜60頁および第141〜142頁等には、後述する実施例における「フラットモード」に近似する内容が開示されている。
「PM5D/PM5D-RH V2 DSP5D 取扱説明書」 ヤマハ株式会社,2004年
ところで、各MIXバスに対するセンドレベルは原則的には独立して設定されるが、複数のMIXバスがステレオまたはサラウンドシステムを構成する場合には、ある入力チャンネルからこれら複数のMIXバスに対するセンドレベルを連動して設定すべき場合がある。かかる場合に、これらMIXバスの各々に対応してノブ等の操作子を割り当てることは、元々少ない数のノブ等を無駄に使うことになりかねない。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、操作パネル上の操作子を有効利用することができ、これによって操作性を高めることができるミキシングコンソールを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のミキシングコンソールにあっては、一の入力チャンネルの音声信号を複数のミキシングバス(116−1〜116−96)に供給する際のレベルであるセンドレベルを該ミキシングバス毎に指示するとともに、ユーザによる回動操作を検出し前記センドレベルを指示する複数のノブ(90−1〜90−16)を有するミキシングコンソール(1100)において、前記ミキシングバスを複数のグループに分類するとともに、分類状態を書き換え可能なテーブル(200)を記憶するテーブル記憶手段(1116)であって、前記各グループは、各々、一のミキシングバスから成るモノラル・カテゴリ、二のミキシングバスから成るステレオ・カテゴリ、および三以上のミキシングバスから成るサラウンド・カテゴリのうちの何れかのカテゴリに属するものである、テーブル記憶手段(1116)と、前記モノラル・カテゴリに属するグループに対して何れかの前記入力チャンネルから当該グループに属するミキシングバスへのセンドレベルを設定する一のノブを割り当て、前記ステレオ・カテゴリに属するグループに対して何れかの前記入力チャンネルから当該グループに属する二のミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブを割り当て、前記サラウンド・カテゴリに属するグループに対して何れかの前記入力チャンネルから当該グループに属する三以上のミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブを割り当てるノブ割当手段(SP12)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のミキシングコンソールにおいて、前記ノブ割当手段(SP12)は、前記サラウンド・カテゴリに属するグループが、低域効果音(LFE)のミキシングバスを含む場合には、前記三以上のミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブに加えて、該低域効果音(LFE)のミキシングバスへのセンドレベルを個別に設定する他の一のノブを割り当てるものであることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項1記載のミキシングコンソールにおいて、前記ステレオ・カテゴリに属するグループに対して割り当てられたノブの機能を、前記二のミキシングバスへのセンドレベルを連動して設定する機能、および、前記二のミキシングバスへのセンドレベルのバランスを設定する機能に交互に切り替える機能切替手段(SP20〜SP28)をさらに有することを特徴とする。
さらに、請求項4記載の構成にあっては、請求項1記載のミキシングコンソールにおいて、前記各ノブ(90−1〜90−16)に各々対応して前記各ノブによって設定される前記センドレベルまたは前記平均レベルを表す複数のレベル表示画像(94−1〜94−16)を表示する画像表示手段(82a)をさらに具備し、該画像表示手段(82a)は、対応するノブ(90−1〜90−16)に係るグループのカテゴリに応じた表示態様で前記レベル表示画像(94−1〜94−16)を表示するものであることを特徴とする。
このように、本発明によれば、ステレオ・カテゴリまたはサラウンド・カテゴリに属するグループに含まれる複数のミキシングバスに対して、これらミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブを割り当てる各一のノブを割り当てるから、割り当てるノブの数を節約でき、操作パネル上の操作子を有効利用することができる。
本発明の一実施例の音響システムのブロック図である。 コンソール1100およびエンジン1300のブロック図である。 エンジン1300等において実現されるアルゴリズムのブロック図である。 該アルゴリズムの要部のブロック図である。 コンソール1100の平面図である。 MIXバス管理テーブル200の内容を示す図である。 フラットモードにおけるコンソール1100の要部の平面図である。 集約モードにおけるコンソール1100の要部の平面図である。 MIXバス設定ウィンドウ250の構成を示す図である。 本実施例における制御プログラムのフローチャートである。 集約モード設定処理ルーチンのフローチャートである。 パラメータ表示枠92−nの表示態様の説明図である。
1.実施例のハードウエア構成
以下、この発明の一実施例の音響システムの構成を図1を参照し説明する。
図1において1000はIP網であり、デジタル音声および各種制御信号をIPパケットとして伝送する。1300はエンジンであり、複数チャンネルの音声信号をIP網1000を介して受信し、これら音声信号に対してイコライジング、ミキシング、エフェクト等の処理を施し、その結果である複数チャンネルの音声信号をIPパケットに変換し、IP網1000を介して出力する。1400はマイク・コントローラであり、複数のマイク1402から入力された音声信号をIPパケットに変換し、IP網1000を介してエンジン1300に出力する。1500はアンプコントローラであり、IP網1000を介してエンジン1300から受信したIPパケットを所定形式のデジタル信号に変換し、複数のアンプ1502に供給する。
アンプ1502は、供給されたデジタル信号をアナログ信号に変換するとともに増幅し、各々に接続された複数のスピーカ1504を介して放音する。1600はその他音声機器であり、例えばハードディスクレコーダ等から構成される。その他音声機器1600は、IP網1000を介してエンジン1300との間で、IPパケットとしての音声信号を入出力する。1100は、ユーザによって操作されるメイン・コンソールであり、エンジン1300、マイク・コントローラ1400、アンプコントローラ1500等に対し、各種パラメータの設定を指令する。すなわち、メイン・コンソール1100においてパラメータの設定を指示する操作がなされると、その内容は制御信号のIPパケットとしてエンジン1300に供給され、エンジン1300におけるパラメータに反映される。1200はサブ・コンソールであり、必要に応じてメイン・コンソール1100に接続される。なお、図1の例においてはサブ・コンソール1200は1台のみ図示されているが、サブ・コンソール1200は最大4台までメイン・コンソール1100に接続することが可能である。
次に、メイン・コンソール1100の詳細構成を図2(a)を参照し説明する。図において1110はパネル表示器群であり、操作パネル上に設けられたドットマトリクス・ディスプレイ、LED等から構成されている。1112はパネル操作子群であり、操作パネル上に設けられたボタン、ノブ等から構成されている。1114はCPUであり、メモリ1116(ROMおよびRAM)に格納されたプログラムに基づいて、CPUバス1120を介して他の構成要素を制御する。なお、メモリ1116のRAMには、電源がオフされた場合にも記憶内容を保持する不揮発性領域が設けられている。1122は電動フェーダ群であり、ユーザの操作に基づいて各入出力チャンネル等の信号レベルを調節するために設けられている。さらに、電動フェーダ群1122は、CPUバス1120を介して操作コマンドが供給されると、その操作位置が自動設定されるように構成されている。
1124は音声I/O部であり、アナログ音声信号が入力されると、これをデジタル音声信号に変換し、オーディオバス1130を介して出力するとともに、オーディオバス1130を介して供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、外部に出力する。1126はDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)であり、オーディオバス1130を介して供給された音声信号に対してイコライジング処理等を施す。本実施例の音響システムにおいては、大部分の音声信号処理はエンジン1300において実行されるが、トークバックやモニタ等の小規模な音声信号処理および入出力は、メイン・コンソール1100においても実行される。音声I/O部1124およびDSP1126は、このような音声信号処理および入出力を行うためのものである。
1128はネットワークI/O部であり、オーディオバス1130を介して供給された制御信号およびCPUバス1120を介して供給された音声信号をIPパケットに変換しIP網1000に出力するとともに、IP網1000から受信したIPパケットを制御信号または音声信号に変換し、CPUバス1120またはオーディオバス1130を介して出力する。1118はコンソールI/O部であり、サブ・コンソール1200との間で制御信号および音声信号を入出力する。1132はその他I/O部であり、その他の機器、例えば汎用パーソナルコンピュータとの間でデータを入出力する。
次に、エンジン1300の詳細構成を図2(b)を参照し説明する。図において1310はパネル表示器群、1312はパネル操作子群であり、エンジン1300に対する簡単な設定および表示を行うためのものである。1314はCPU、1316はメモリ(ROMおよびRAM)、1326はDSP、1328はネットワークI/O部、1330はオーディオバス、1332はその他I/O部であり、上記メイン・コンソール1100の構成要素1114、1116、1126、1128、1130、1132と略同様に構成されている。但し、DSP1326は音響システムの大部分のミキシングおよびイコライジング機能を担うため、DSP1126よりも大規模に構成されている。なお、エンジン1300は、それ自体でDSP1326のパラメータの値を調整するものではなく、メイン・コンソール1100から受信する信号処理パラメータの値に基づいて、DSP1326における各パラメータの値が調整される。
2.ミキシングアルゴリズム構成
次に、エンジン1300等において実現されるアルゴリズムの内容を図3を参照し説明する。なお、当該アルゴリズムはDSP1326に設定されるプログラムによって実現されるものであり、該プログラムは、CPU1314の制御の下、メモリ1316等からDSP1326にロードされる。また、当該アルゴリズムにおける各種パラメータ(例えば、スイッチのオン/オフ状態や増幅部のゲイン等)は、メイン・コンソール1100から、IP網1000を介して、ネットワークI/O部1328に供給される制御信号に基づいて、CPU1314によって設定される。
図3において102はアナログ入力部であり、マイクレベルまたはラインレベルのアナログ音声信号を受信すると、これをデジタル音声信号に変換し、IP網1000を介してエンジン1300に供給する。104はデジタル入力部であり、デジタル音声信号を受信すると、これをエンジン1300用のフォーマットに変換し、IP網1000を介してエンジン1300に供給する。これらアナログ入力部102およびデジタル入力部104は、図1におけるマイク・コントローラ1400およびその他音声機器1600によって実現されるものである。また、128はアナログ出力部であり、エンジン1300からIP網1000を介して供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し外部に出力する。130はデジタル出力部であり、エンジン1300からIP網1000を介して供給された内部フォーマットのデジタル音声信号を所定フォーマット(AES/EBU,ADAT,TASCAM等)のデジタル音声信号に変換し出力する。これらアナログ出力部128およびデジタル出力部130は、アンプコントローラ1500およびその他音声機器1600によって実現されるものである。
以上述べた構成は、エンジン1300とは別体のハードウエアにより実現されているが、上記以外の構成はエンジン1300において動作するプログラム(DSP1326用のマイクロプログラムを含む)によって実現されている。112は入力チャンネル調整部であり、コンソール1100,1200の電動フェーダおよびその他操作子の操作に基づいて、「128」チャンネルの入力チャンネルに対して音量・音質等の調整を行う。110はステレオ入力チャンネル調整部であり、最大4チャンネルのステレオ入力チャンネルに対して音量・音質等の調整を行う。なお、「1」系統のステレオの音声信号は左右「2」系統の音声信号から構成されていることとする。
114はエフェクトリターン部であり、「4」チャンネルの音声信号に対して音量・音質等の調整を行う。なお、エフェクトリターン部114は、主としてエフェクト処理の施された音声信号に割り当てられる。108は入力パッチ部であり、入力部102,104等の複数の入力ポートから供給されたデジタル音声信号を、ステレオ入力チャンネル調整部110、入力チャンネル調整部112、エフェクトリターン部114の任意の入力チャンネルに割り当てる。106は内蔵エフェクタ部であり、最大「8」ユニットのエフェクタから成り、供給された音声信号に対して、リバーブ、ディレイ、モジュレーション等のエフェクト処理を施し、その結果を入力パッチ部108を介してエフェクトリターン部114等に供給する。
116はMIXバス群であり、「96」系統のMIXバスから構成されている。なお、これらMIXバスを個別に指すときは、「MIXバス116−n」(1≦n≦96)のように表記する。各MIXバスにおいては、各入力チャンネル、各ステレオ入力チャンネルおよび各エフェクトリターン(以下、「入力チャンネル等」という)のデジタル音声信号のうち当該MIXバスに供給されたものがミキシングされる。各入力チャンネル等においては、音声信号をMIXバスに供給するか否かを各MIXバス毎に設定することができ、供給する場合には各MIXバスに対するセンドレベルやフェードモード(プリフェード/ポストフェード)等も系統毎に独立して設定することができる。118はステレオバスであり、「1」系統のステレオバスから構成されている。ステレオバスの構成は上記MIXバスと同様である。
120はステレオ出力チャンネル部であり、該ステレオバスにおけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。122はMIX出力チャンネル部であり、上記各MIXバスにおけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。123はマトリクスバス群であり、ステレオ出力チャンネル部120およびMIX出力チャンネル部122の出力信号をさらにミキシングする「48」チャンネルのマトリクスバスから構成されている。124はマトリクス出力チャンネル部であり、マトリクスバス群123におけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。126は出力パッチ部であり、ステレオ出力チャンネル部120、MIX出力チャンネル部122およびマトリクス出力チャンネル部124の出力信号を、各出力部128,130または上記内蔵エフェクタ部106の任意のユニットに割り当てる。
次に、入力チャンネル調整部112、ステレオ出力チャンネル部120およびMIX出力チャンネル部122におけるアルゴリズム構成の詳細を図4を参照し説明する。図において112−nは第n入力チャンネル調整部であり、第n入力チャンネル(1≦n≦128)における音質・音量調整を行う。また、122−mは第mMIX出力チャンネル部であり、第mMIX出力チャンネル(1≦m≦96)における音質・音量調整を行う。第n入力チャンネル調整部112−nの内部において150は音質調整部であり、第n入力チャンネルにおけるゲート処理、コンプレッサ処理、イコライザ処理等を行う。ここで、「ゲート処理」とは、不要なノイズを自動的にカットする処理であり、「コンプレッサ処理」とは、ダイナミックレンジを圧縮または伸長する処理であり、「イコライザ処理」とは、パラメトリックイコライザによって各チャンネルの音声信号の周波数特性を設定する処理である。
152はチャンネル遅延部であり、必要に応じて第n入力チャンネルの音声信号を遅延させる。154は音量調整部であり、第n入力チャンネルの音声信号のゲインを調節する。156はオンオフ切換部であり、第n入力チャンネル全体のオンオフを切り換える。162−1〜162−96は信号切換部であり、第n入力チャンネルから「96」系統のMIXバスに各々出力され得る音声信号をフェードモードに応じて切り換える。すなわち、フェードモードが「プリフェード」に設定されると、チャンネル遅延部152の出力信号が選択され、「ポストフェード」に設定されるとオンオフ切換部156の出力信号が選択される。164−1〜164−96はセンドレベル調節部であり、各MIXバスに出力する信号のゲインすなわちセンドレベルを調節する。
166−1〜166−96はセンドオンオフ切換部であり、各MIXバスに対する音声信号供給のオン/オフ状態を設定する。158はステレオセンドオンオフ切換部であり、第n入力チャンネルの音声信号をステレオバス118に供給するか否かを切り換える。160はPAN設定部であり、該音声信号をステレオバス118に供給する際の左右の音量バランスを設定する。次に、ステレオ出力チャンネル部120の内部において170は音質調整部であり、ステレオ出力チャンネルにおけるリミッタ処理、コンプレッサ処理、イコライザ処理(周波数特性の調整)等を行う。172−L,Rは音量調整部であり、ステレオ出力チャンネルの左右の出力ゲインを調節する。174−L,Rはオンオフ切換部であり、ステレオ出力チャンネルの左右のオン/オフ状態を切り換える。
176−L,Rはチャンネル遅延部であり、ステレオ出力チャンネルの音声信号を必要に応じて遅延する。次に、第mMIX出力チャンネル部122−mの内部において180は音質調整部であり、上述した音質調整部150と同様に、第mMIX出力チャンネルにおけるリミッタ処理、コンプレッサ処理、イコライザ処理等を行う。182は音量調整部であり、第mMIX出力チャンネルの出力ゲインを調節する。184はオンオフ切換部であり、第mMIX出力チャンネルのオン/オフ状態を切り換える。186はチャンネル遅延部であり、第mMIX出力チャンネルの音声信号を必要に応じて遅延する。
3.データ構成
メイン・コンソール1100のメモリ1116には、図6に示すMIXバス管理テーブル200が記憶されている。該テーブル内において202はチャンネル番号欄であり、MIXバス116−1〜116−96に対して、「Mix 1」〜「Mix 96」の番号が順次記憶されている。204はカテゴリ欄であり、「モノラル」「ステレオ」、または「サラウンド」の何れかのカテゴリが記憶される。ここで、「モノラル」とは、一のMIXバスの音声信号が他のMIXバスの音声信号とは独立しており、当該MIXバスに対するセンドレベルを独立して調節すべきカテゴリである。また、「ステレオ」とは、二のMIXバスの音声信号がグループ(ペア)を構成し、両MIXバスに対するセンドレベルを連動して調節すべきカテゴリである。
また、「サラウンド」とは、三以上のMIXバスの音声信号がグループを構成し、これらMIXバスに対するセンドレベルを連動して調節すべきカテゴリである。また、より詳細には、「サラウンド」のカテゴリは、実際は「3.1サラウンド」、「5.1サラウンド」、「6.1サラウンド」、「4チャンネルステレオ」等に区別される。また、カテゴリ欄204においては、各カテゴリ内における当該MIXバスの音声信号の信号種別も記憶される。例えば、カテゴリが「ステレオ」であれば、信号種別としてL(左),R(右)の別が記憶される。
また、カテゴリが「サラウンド」である場合は、サラウンドの種類に応じて信号種別も異なるが、5.1サラウンドシステムにおいては、L(左フロント),C(センター),R(右フロント),Ls(左サラウンド),Rs(右サラウンド),LFE(低域効果音)の信号種別が記憶される。なお、LFE(低域効果音)とは、低域の効果音のみを出力するチャンネルであり、120Hz以下の周波数成分を有する(120Hz以上の周波数帯域をカットした)重低音を補助的に出力することで、音響に迫力を加えるためのものである。このように周波数帯域をカットする処理は、LFEに対応する第mMIX出力チャンネル部122−mの音質調整部180において行われる。人間の聴覚は、低音域の方向性を判別する能力に乏しいため、LFEは音像の定位には寄与せず、音像はLFE以外のチャンネルによって決定される。
206は名称欄であり、当該MIX出力チャンネルの名称が記憶される。但し、同一のグループを構成するチャンネルには、同一の名称が記憶される。208はグループID欄であり、グループ毎に一意の識別番号を記憶する。図6の例にあっては、MIXバス116−5,116−6には、共に同一の識別番号「5」が付与されているため、両者によってステレオのグループが構成されていることが解る。同様に、MIXバス116−7,116−8には、共に同一の識別番号「6」が付与され、両者によってステレオのグループが構成されている。
また、MIXバス116−11〜116−16には、共に同一の識別番号「9」が付与され、これらによって「5.1サラウンド」のグループが構成されている。他のMIXバスは、各々が「モノラル」のグループを構成している。なお、MIXバス管理テーブル200内においてチャンネル番号欄202は固定であるが、カテゴリ欄204、名称欄206の内容はユーザが任意に設定することができる。また、グループID欄208における識別番号は、ユーザによるカテゴリ欄204の設定結果に基づいて自動的に付与される。
4.メイン・コンソール1100の外観構成
4.1.全体構成
次に、メイン・コンソール1100の平面図を図5に示す。メイン・コンソール1100操作パネル(上板)は、前パネル1102と、後パネル1104とから構成される。前パネル1102において、72は音質調整部であり、選択された一のチャンネル(以下、「選択チャンネル」という)に対して、音質調整部150,170,180およびチャンネル遅延部152,176−L,R、186等のパラメータの詳細設定を行うための各種操作子および表示器から構成されている。また、70−1〜70−16はチャンネルストリップであり、指定された「レイヤ」に属する「16」のチャンネルに対して、フェーダレベル等の各種パラメータを設定する操作子等から構成されている。
一のチャンネルストリップは、電動フェーダ2、文字表示器4、CUEボタン6、fボタン8、SELボタン10、オン/オフ・ボタン12、ノブ14,18から構成されている。74は小型ディスプレイであり、ドットマトリクスディスプレイと、その上面に貼付されたタッチパネルとから構成されている。小型ディスプレイ74は、シーンリコール、ユーザ定義機能、その他各種動作モードについての表示および操作を行うためのものである。また、76−L,76−Rは、ステレオ出力チャンネル部120専用のチャンネルストリップである。
次に、メイン・コンソール1100の後パネル1104において、80はセンドレベル調整部であり、選択チャンネルが入力チャンネル等であるとき、該選択チャンネルから、各MIXバスへのセンドレベル(図4のセンドレベル調節部164−1〜164−96のゲイン)等を設定する。82は左メインディスプレイ、84は右メインディスプレイであり、各々ドットマトリクスディスプレイと、その上面に貼付されたタッチパネルとから構成されている。左右メインディスプレイ82,84は、各々複数の領域に分かれており、各領域毎に機能が異なる。左メインディスプレイ82の左端において82aは選択チャンネル領域であり、音質調整部72およびセンドレベル調整部80とともに、選択チャンネルにおける各種パラメータの表示および設定を行う。
82b,84bはナビゲーション領域であり、チャンネルストリップ70−1〜70−16に対して、割り当てるレイヤを切り替えるためのものである。82e,84eはチャンネル表示領域であり、対応するチャンネルストリップ70−1〜70−16に割り当てられたチャンネルのチャンネル番号とチャンネル名とが表示される。82c,84cはパラメータ領域であり、対応するチャンネルストリップ70−1〜70−16に係る各種パラメータの内容および設定用のボタン等が表示される。
4.2.センドレベル調整部80,選択チャンネル領域82aの詳細構成
次に、図7を参照し、センドレベル調整部80と、左メインディスプレイ82における選択チャンネル領域82aとの詳細構成を説明する。図7においてセンドレベル調整部80の右上部には、「16」個のノブ90−1〜90−16が「8行2列」に整列して設けられている。各ノブは、図示せぬロータリーエンコーダに結合され、各ロータリーエンコーダによってその回動角度が検出される。また、ノブ90−1〜90−16はプッシュボタンも兼ねており、回動操作とともに押下操作も検出されるようになっている。
また、選択チャンネル領域82aの左上部には、「16」のパラメータ表示枠92−1〜92−16が「8行2列」に整列して表示されている。ここで、パラメータ表示枠92−n(1≦n≦16)は、ノブ90−nに対して左右方向に沿って揃う位置に表示され、ノブ90−nに関連するパラメータ値等を表示する。パラメータ表示枠92−1の内部において94−1はノブ画像であり、ノブ90−1に対応するパラメータ値の概算値を、その表示角度によって表示する。95−1はチャンネル名表示部であり、ノブ90−1に対応するMIX出力チャンネルのチャンネル名を表示する。このチャンネル名は、ユーザが指定する任意の文字列によって構成されている。96−1はパラメータ名表示部であり、ノブ90−1に割り当てられているパラメータ名を表示する。
97−1はパラメータ値表示部であり、ノブ90−1に対応するパラメータ値(すなわちノブ画像94−1によって概算値が表示されているパラメータ値)の詳細な値を、文字列によって表示する。以上、パラメータ表示枠92−1の詳細について説明したが、他のパラメータ表示枠92−2〜92−16においても、同様にノブ画像94−2−94−16、チャンネル名表示部95−2〜95−16、パラメータ名表示部96−2〜96−16、およびパラメータ値表示部97−2〜97−16が表示されている。但し、図面が煩雑になるため、これらの要素に対して、図中では個別に符号は付していない。
5.実施例の動作
5.1.センドレベルの設定
次に、本実施例の動作について説明するが、最初に図4に示したセンドレベル調節部164−1〜164−96におけるセンドレベルの設定方法を説明しておく。上述したように、各MIXバスは一または複数のMIXバスから構成される何れかのグループに属しているが、第n入力チャンネル調整部112−nから当該グループにおける平均のセンドレベル(以下「グループ平均レベル」という)が定められる。そして、当該グループに対して、第n入力チャンネルの音声信号に係る音像位置が決定されると、その音像位置を実現するために、当該グループ内において相対的なレベル(以下「バランスレベル」という)が定められる。
レベルを「デシベル」で表記した場合には、センドレベルは、グループ平均レベルとバランスレベルとの和によって求められる。なお、グループのカテゴリが「モノラル」である場合には、バランスレベルは常に「0」であるため、グループ平均レベルがそのままセンドレベルになる。但し、サラウンドにおいては、グループ平均レベルとは、LFE(低域効果音)を除くチャンネルの平均センドレベルである。サラウンドにおいて、LFEのセンドレベルは、他のチャンネルのレベルはとは独立して設定される。
5.2.管理パラメータ設定処理
ユーザが小型ディスプレイ74において所定の操作を行うと、上記MIXバス管理テーブル200(図6)の内容を設定するために、図9に示すMIXバス設定ウィンドウ250が左右メインディスプレイ82,84に表示される。図9において252はチャンネル番号欄であり、上記MIXバス管理テーブル200(図6)におけるチャンネル番号欄202の内容が表示される。また、254はカテゴリ選択欄であり、管理テーブル200におけるカテゴリ欄204の内容を設定するために、各チャンネル毎に設けられたリストボックスによって構成されている。
256は名称設定欄であり、管理テーブル200における名称欄206の内容を設定するために、各チャンネル毎に設けられたテキストボックスによって構成されている。260はOKボタンであり、ユーザによって押下されると、MIXバス設定ウィンドウ250における設定内容を反映するようにMIXバス管理テーブル200の内容が更新され、しかる後にMIXバス設定ウィンドウ250が閉じられる。また、262はキャンセルボタンであり、ユーザによって押下されると、管理テーブル200を更新することなくMIXバス設定ウィンドウ250が閉じられる。
上記カテゴリ選択欄254のリストボックスにおいては、モノラル、ステレオ、サラウンド等のカテゴリが選択できるが、カテゴリを直接的に選択可能なリストボックスは奇数チャンネル(「Mix 1」,「Mix 3」,「Mix 5」,…)に限られており、偶数チャンネルのカテゴリは、番号が「1」だけ小さい奇数チャンネルのカテゴリに応じて自動的に決定される。例えば、MIXバス116−1(Mix 1)のカテゴリがモノラルに設定されると、MIXバス116−2(Mix 2)は自動的に別グループのモノラルに設定される。また、例えば、奇数チャンネルのカテゴリがステレオに設定されると、当該奇数チャンネルの信号種別がステレオL(左)に設定され、「1」だけ大きい偶数チャンネルの信号種別が同一グループのステレオR(右)に設定される。
図示の例にあっては、MIXバス116−5(Mix 5)のカテゴリが「ステレオ」に設定された結果、その信号種別がステレオL(左)に設定されるとともに、「1」だけ大きい偶数チャンネルであるMIXバス116−6(Mix 6)の信号種別が同一グループのステレオR(右)に設定されている。また、奇数チャンネルにおいて「5.1サラウンド」のカテゴリが設定されると、当該チャンネルを始点とする「6」チャンネルのMIXバスが確保され、これらによってサラウンドのグループが形成される。これら信号種別はMIXバスのチャンネル番号順に、L(左フロント),C(センター),R(右フロント),Ls(左サラウンド),Rs(右サラウンド),LFE(低域効果音)に設定される。図示の例にあっては、MIXバス116−11(Mix 11)のカテゴリが「5.1サラウンド」に設定された結果、MIXバス116−11〜116−16によって対応するグループが形成され、これらの信号種別がL(左フロント),C(センター),R(右フロント),Ls(左サラウンド),Rs(右サラウンド),LFE(低域効果音)に順次設定されている。
5.3.モード選択イベント処理
5.3.1.イベント処理の全般的動作
ユーザが小型ディスプレイ74において所定の操作を行うと、センドレベル調整部80および選択チャンネル領域82aに対する動作モードとして、「フラットモード」または「集約モード」のうち何れかの動作モードを選択することができる。動作モードを選択するイベントが検出されると、図10(a)に示すモード選択イベント処理ルーチンが起動される。図10(a)において処理がステップSP10に進むと、集約モードが選択されたか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると処理はステップSP12に進み、後述する集約モード設定処理ルーチン(図11)が呼び出される。当該ルーチンにあっては、集約モードの割当基準(詳細は後述する)に基づいて、ノブ90−1〜90−16に対して機能が割り当てられる。一方、ステップSP10において「NO」と判定されると処理はステップSP14に進み、フラットモードの割当基準(詳細は後述する)に基づいて、ノブ90−1〜90−16に対して機能が割り当てられ、本ルーチンの処理が終了する。
ここで、フラットモードにおける割当基準を、カテゴリに応じて説明する。
(1.1)グループが「モノラル」である場合は、当該グループに対して一のノブが割り当てられる。当該ノブには、当該グループのグループ平均レベル(選択チャンネルからのセンドレベルに等しい)の設定機能が割り当てられる。
(1.2)グループが「ステレオ」である場合は、当該グループに対して二のノブが割り当てられる。一方のノブには、選択チャンネルから当該グループへのグループ平均レベルの設定機能が割り当てられ、他方のノブには、当該グループのPAN(左右の音量バランス)の設定機能が割り当てられる。
(1.3)グループが「サラウンド」である場合は、当該グループに対してMIXバスの数に等しい数(例えば5.1サラウンドであれば「6」)のノブが割り当てられる。これらのノブには、LFEを除き、選択チャンネルから当該グループへのグループ平均レベルの設定機能が割り当てられる。すなわち、LFEに係るもの以外の全てのノブは同一の機能を有し、連動する。
次に、集約モードにおける割当基準を、カテゴリに応じて説明する。
(2.1)グループが「モノラル」である場合は、当該グループに対して一のノブが割り当てられる。当該ノブには、選択チャンネルから当該グループへのグループ平均レベル(センドレベルに等しい)の設定機能が割り当てられる。
(2.2)グループが「ステレオ」である場合は、当該グループに対して一のノブが割り当てられる。当該ノブには、選択チャンネルから当該グループへのグループ平均レベルの設定機能と、当該グループのPAN(左右の音量バランス)の設定機能とが割り当てられる。両機能は、当該ノブを押下する毎に交互に切り替えられるが、初期状態においてはグループ平均レベルの設定機能が割り当てられる。
(2.3)グループが「サラウンド」であって、LFEを含む場合には、当該グループに対して二のノブが割り当てられる。一方のノブには、選択チャンネルからLFEを除くMIXバスへのセンドレベルの平均であるグループ平均レベルの設定機能が割り当てられ、他方のノブには、選択チャンネルからLFEに係るMIXバスへのセンドレベルが割り当てられる。
(2.4)グループが「サラウンド」であって、LFEを含まない場合(例えば4チャンネルステレオの場合)には、当該グループに対して一のノブが割り当てられる。当該ノブには、選択チャンネルから当該グループへのグループ平均レベル(センドレベルに等しい)の設定機能が割り当てられる。
上記集約モードおよびフラットモードの何れにおいても、MIX出力チャンネルのチャンネル番号が小さい順に(より正確には、グループに属する一または複数のチャンネルのうち最小のチャンネル番号が小さい順に)、所要数のノブが、ノブ90−1〜90−16に対して順次割り当てられる。上述した図7における選択チャンネル領域82aの表示内容は、MIXバス管理テーブル200が図6に示した通りのものであり、動作モードがフラットモードである場合における表示内容の一例を示すものである。フラットモードにおいては、ノブ90−1〜90−16およびパラメータ表示枠92−1〜92−16のうち、各グループに割り当てられるノブおよびパラメータ表示枠の数は、常に当該グループにおけるMIXバスの数に等しくなる。
図7において98−5,98−7はペア・マークであり、MIXバス116−k(但しkは奇数)と、MIXバス116−(k+1)とがステレオのグループを構成するとき、両者に対応するパラメータ表示枠92−k,92−(k+1)の間に表示される。図6の例にあっては、MIXバス116−5,116−6およびMIXバス116−7,116−8が各々ステレオのグループを構成しているため、図7に示すように、パラメータ表示枠92−5,92−6の間、およびパラメータ表示枠92−7,92−8の間に、ペア・マーク98−5,98−7が表示されている。
また、上記割当基準(1.2)に基づいて、ノブ90−5,90−7はグループ平均レベルの設定用に割り当てられ、ノブ90−6,90−8はグループのPAN(バランス)の設定用に割り当てられている。また、上記割当基準(1.3)に基づいて、ノブ90−11〜90−16およびパラメータ表示枠92−11〜92−16は、「5.1サラウンド」を構成するMIXバス116−11〜116−16に対応して割り当てられる。このうち、LFEに係るノブ90−16は他のノブとは独立しているが、他のノブ90−11〜90−15は連動する。
すなわち、ノブ90−11〜90−15のうち何れかを回動操作すると、LFE以外のセンドレベルが連動して増減し、パラメータ表示枠92−11〜92−15内のノブ画像の表示角度は同一になり、パラメータ値表示部において表示される数値も同一になる。また、モノラルである他のMIXバス116−1〜116−4,116−9,116−10には、上記割当基準(1.1)に基づいて、各々ノブ90−1〜90−4,90−9,90−10、およびパラメータ表示枠92−1〜92−4,92−9,92−10が一対一で割り当てられ、各ノブは対応するグループ平均レベル(センドレベル)の設定用に割り当てられている。
次に、MIXバス管理テーブル200が図6に示した通りのものであり、動作モードが集約モードである場合における表示内容の一例を図8を参照し説明する。上記割当基準(1.1)と(2.1)は同一内容であるから、図8において、モノラルであるMIXバス116−1〜116−4に対して、各々ノブ90−1〜90−4およびパラメータ表示枠92−1〜92−4が一対一で割り当てられている点は、図7(フラットモードの場合)と同様である。しかし、図6においてステレオを構成するMIXバス116−5,116−6に対しては、上記割当基準(2.2)に基づいて、一のノブ90−5および一のパラメータ表示枠92−5が割り当てられている。同様に、ステレオを構成するMIXバス116−7,116−8に対しては、一のノブ90−6および一のパラメータ表示枠92−6が割り当てられている。
また、モノラルであるMIXバス116−9,116−10に対しては、図7と同様に、ノブおよびパラメータ表示枠が一対一で割り当てられるが、上述のように合計「4」本のステレオおMIXバス116−5〜116−8に対して各「2」個のノブおよびパラメータ表示枠を割り当てただけで足りたため、MIXバス116−9,116−10に対しては、番号が繰り上がり、各々ノブ90−7,90−8およびパラメータ表示枠92−7,92−8が割り当てられる。次に、「5.1サラウンド」を構成するMIXバス116−11〜116−16に対しては、上記割当基準(2.3)に基づいて、各「2」個のノブ90−9,90−10およびパラメータ表示枠92−9,92−10が割り当てられる。そして、ノブ90−9はグループ平均レベル調整用に割り当てられ、ノブ90−10はLFEに係るMIXバスへのセンドレベル調整用に割り当てられる。また、モノラルであるMIXバス116−17〜116−22に対しては、ノブ90−11〜90−16およびパラメータ表示枠92−11〜92−16が割り当てられる。
以上のように、フラットモードにおいては、MIXバスとノブとパラメータ表示枠との関係を一定にすることができ、操作すべきノブが直感的に解り易いという利点がある。すなわち、各MIXバスのカテゴリが如何に設定された場合であっても、ノブ90−n(1≦n≦16)およびパラメータ表示枠92−nは、MIXバス116−nに関係するパラメータを設定するノブになる。しかし、「5.1サラウンド」に係るノブ90−11〜90−15の機能が重複しているため、限られた数しか設けられていないノブを無駄に占有してしまうという問題が生じる。また、ステレオを構成する二のMIXバスに対しては、グループ平均レベルおよびPANの双方を調節する必要が生じるが、グループ平均レベルおよびPANを「同時に」調節すべき場合は少ないため、これに対して二のノブおよびパラメータ表示枠を割り当てることも、ノブの有効活用を妨げる。
これに対して、集約モードにおいては、サラウンドのカテゴリにおいて機能が重複していたノブを一のノブに統合することにより、所要ノブ数を減少させている。さらに、ステレオのカテゴリにおいては、一のノブの機能を切り替えることにより、グループ平均レベルおよびPANの設定を当該一のノブで兼用し、所要ノブ数を減少させている。これにより、MIXバスとノブとパラメータ表示枠との関係がカテゴリの設定状態に応じて区々とするが、限られた数のノブを有効に利用でき多数のセンドレベルを調節できる結果、レイヤ切替を行う頻度が少なくなるという利点が生じる。
5.3.2.集約モード設定処理の詳細
(1)モノラルのグループについて
ここで、上記集約モードの割当基準(2.1)〜(2.4)を実現する集約モード設定処理ルーチンの処理を図11を参照し説明する。図において処理がステップSP50に進むと、「本ルーチンにおいて全てのノブ90−1〜90−16に対して機能を割り当てた」あるいは、「本ルーチンにおいて全てのMIXバス116−1〜116−96について処理を終了した」のうち何れかの条件か満たされたか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると処理はステップSP52に進み、未処理のMIXバスのうち、最も番号の小さいMIXバス(ここではMIXバス116−pという)に係るチャンネルについて、管理テーブル200からそのカテゴリが読み出される。
次に、処理がステップSP54に進むと、読み出されたカテゴリに基づいて処理が分岐される。まず、カテゴリがモノラルである場合、処理はステップSP58に進む。なお、この時点でノブ90−q(1≦q≦16)の中で未だ機能が割り当てられていないもののうち最も小さい数の「q」を「n」とし、ノブ90−nに対して、選択チャンネルからMIXバス116−pへのセンドレベル設定機能が割り当てられ、パラメータ表示枠92−nがノブ90−nに係るパラメータ表示のために割り当てられる。そして、パラメータ表示枠92−nにおける、ノブ画像94−nおよびパラメータ値表示部97−nの表示内容が、現在の選択チャンネルからMIXバス116−pへのセンドレベル等に応じて設定される。その一例を図12(a)に示す。図示のように、モノラルにおけるノブ画像94−nは、円弧と、指示値を表示するための長円とから構成されている。そして、ノブ90−nに対応するパラメータ(この場合は、選択チャンネルからMIXバス116−pへのセンドレベル)がメモリ1116から読み出され、この内容に応じて、パラメータ値表示部97−nの内容およびノブ画像94−nの表示角度が設定される。
次に、処理がステップSP66に進むと、MIXバス116−pの名称がMIXバス管理テーブル200の名称欄206から読み出され、チャンネル名表示部95−nに表示される。また、パラメータ名表示部96−nにあっては、レベル(センドレベル)の設定機能が付与されていることを表すため、「Level」の文字列が表示される。次に、処理がステップSP68に進むと、次の割当対象となるノブの番号「n」が「1」だけインクリメントされる。次に、処理がステップSP70に進むと、次の処理対象となるMIXバスの番号「p」が「1」だけインクリメントされ、処理はステップSP50に戻る。
(2)ステレオのグループについて
次に、この新たなMIXバス116−pについて、ステップSP52においてカテゴリが取得され、当該カテゴリが「ステレオ」であった場合には、処理はステップSP54を介してステップSP56に進む。ここでは、処理対象となるMIXバスの番号「p」が奇数であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると処理はステップSP60に進み、ノブ90−n(未だ機能が割り当てられていないノブのうち最小の番号のノブ)に対して、選択チャンネルからMIXバス116−p,(p+1)へのセンドレベルの平均であるグループ平均レベルの設定機能が割り当てられ、パラメータ表示枠92−nがノブ90−nに係るパラメータ表示のために割り当てられる。そして、パラメータ表示枠92−nにおける、ノブ画像94−nおよびパラメータ値表示部97−nの表示内容が、現在の選択チャンネルからMIXバス116−p,(p+1)へのグループ平均レベル等に応じて設定される。その一例を図12(c)に示す。
図12(c)のように、ステレオに係るノブ画像94−nは、円弧が二重になっており、これによって二のMIXバスに対するセンドレベルを連動して調整することが一見して把握できるようになっている。そして、ノブ90−nに対応するパラメータ(この場合は、選択チャンネルからMIXバス116−p,(p+1)へのグループ平均レベル)がメモリ1116から読み出され、この内容に応じて、パラメータ値表示部97−nの内容およびノブ画像94−nの表示角度が設定される。次に、処理がステップSP66に進むと、MIXバス116−pの名称がMIXバス管理テーブル200の名称欄206から読み出され、チャンネル名表示部95−nに表示される。また、パラメータ名表示部96−nにあっては、レベル(グループ平均レベル)の設定機能が付与されていることを表すため、「Level」の文字列が表示される。次に、ステップSP68,SP70の処理が実行されると、次の割当対象となるノブの番号「n」および次の処理対象となるMIXバスの番号「p」がインクリメントされ、ステップSP50以降の処理が再び実行される。
そして、処理対象となるMIXバス116−pのカテゴリが「ステレオ」であれば、処理はステップSP54を介してステップSP56に進む。ここで、MIXバスの番号「p」が偶数であれば、ステップSP56において「NO」と判定され、処理はステップSP70に進み、次の処理対象となるMIXバスの番号「p」がインクリメントされ、ステップSP50以降の処理が再び実行される。すなわち、ステレオのグループについては、先に奇数番号のMIXバスの処理が行われる際にノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nが当該グループについて割り当てられたため、偶数番号のMIXバス116−pについて処理が行われる場合には、ノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nが新たに割り当てられることはない。
(3)サラウンドのグループについて
次に、この新たなMIXバス116−pについて、ステップSP52においてカテゴリが取得され、当該カテゴリが「サラウンド」であった場合には、処理はステップSP54を介してステップSP62に進む。ここでは、処理対象となるMIXバスの信号種別が「L(左フロント)」または「LFE(低域効果音)」であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると処理はステップSP64に進み、ノブ90−n(未だ機能が割り当てられていないノブのうち最小の番号のノブ)に対して、上記信号種別に基づいた機能が割り当てられる。すなわち、信号種別が「L(左フロント)」であった場合には、選択チャンネルからLFEを除くMIXバスへのセンドレベルの平均であるグループ平均レベルの設定機能が割り当てられる。一方、信号種別が「LFE(低域効果音)」であった場合には、選択チャンネルからLFEに係るMIXバス116−pへのセンドレベルが割り当てられる。
さらに、ステップSP64にあっては、パラメータ表示枠92−nにおける、ノブ画像94−nおよびパラメータ値表示部97−nの表示内容が、現在の選択チャンネルから、当該サラウンド・グループを構成する複数のMIXバスに対するグループ平均レベル、あるいはLFEに係るMIXバスに対するセンドレベルに応じて設定される。まず、ノブ90−nがグループ平均レベルに割り当てられた場合、あるいはLFEに係るMIXバスへのセンドレベルに割り当てられた場合の何れにおいても、このパラメータ表示枠92−nにおいて、ノブ画像94−nは、図12(b)に示すように設定される。図示のように、ノブ画像94−nは、図12(c)の場合と同様に円弧が二重になっているが、内側および外側の円弧の間であって長円を除く部分は、所定の色彩で塗りつぶされている(図上ではハッチングで表記する)。
ここで、「所定の色彩」とは、対応するサラウンドの種別(「3.1サラウンド」、「5.1サラウンド」、「6.1サラウンド」等)に応じて異なる色彩である。これによって、ユーザは、当該ノブに対してサラウンドに係るレベル設定機能が付与されていることも、サラウンドの種別も、一見して把握することができる。一見して把握することができる。このノブ画像94−nの表示角度は、対応するノブ90−nに割り当てられたパラメータ値(グループ平均レベルまたはLFEに係るセンドレベル)に応じて設定される。また、パラメータ値表示部97−nの表示値も、当該割り当てられたパラメータ値に応じて設定される。
次に、処理がステップSP66に進むと、チャンネル名表示部95−nおよびパラメータ名表示部96−nに対して、表示すべき文字列が設定される。まず、チャンネル名表示部95−nはMIXバス管理テーブル200の対応する名称欄206に記憶された文字列である。また、パラメータ名表示部96−nは、対応するノブ90−nの機能が「グループ平均レベル」の設定である場合には「Surround」と表示され、該機能がLFEに係るセンドレベルの設定である場合には「LFE」と表示される。次に、ステップSP68,SP70の処理が実行されると、次の割当対象となるノブの番号「n」および次の処理対象となるMIXバスの番号「p」がインクリメントされ、ステップSP50以降の処理が再び実行される。
次に、新たなMIXバス116−pが、「サラウンド」のグループに属するとともに、信号種別が「L(左フロント)」または「LFE(低域効果音)」以外のものであった場合は、ステップSP62において「NO」と判定され、処理はステップSP70に進み、次の処理対象となるMIXバスの番号「p」がインクリメントされ、ステップSP50以降の処理が再び実行される。すなわち、サラウンドのグループについては、MIXバス116−pに係る信号種別が「L(左フロント)」または「LFE(低域効果音)」以外であった場合には、ノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nが新たに割り当てられることはない。
一例として、サラウンドの種別が「5.1サラウンド」であった場合には、当該グループは「6」のMIXバスから構成されるから、ステップSP50〜SP70のループが「6」回繰り返される。このうち、信号種別が「L(左フロント)」および「LFE(低域効果音)」であるMIXバスは各々「1」個づつ存在するから、ステップSP64の処理が合計「2」回実行され、各「2」個のノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nが割り当てられることになる。信号種別が「L(左フロント)」であるMIXバスは何れのサラウンドシステムにおいても必ず存在するから、グループ平均レベルに係るノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nは必ず割り当てられる。また、LFE(低域効果音)に係るMIXバスが存在する場合には、さらにLFE用のノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nが割り当てられる。
以上のようにして、ステップSP50〜SP70のループが繰り返される毎に、ステップSP70においては処理対象となるMIXバスの番号「p」が「1」づつインクリメントされる。また、ノブ90−nおよびパラメータ表示枠92−nが新たに割り当てられた場合には、ステップSP68において、次の割当対象となるノブの番号「n」もインクリメントされる。そして、全てのノブ90−1〜90−16に対して機能が割り当てられ、あるいは、全てのMIXバス116−1〜116−96について処理が終了した場合には、ノブの番号「n」またはMIXバスの番号「p」は、インクリメントされることによって実際には存在しない番号になる。ステップSP50においてその旨が検出されると、本ルーチンの処理が終了し、先に図8に示したような集約モードの割当が実現する。
5.4.ノブ押下イベント処理
上述したように、ノブ90−1〜90−16は、回動操作とともに押下操作も検出できるようになっている。そして、ステレオのカテゴリに係るノブは、ノブの押下毎に「グループ平均レベルの設定」または「PANの設定」の機能が交互に切り替えられる。一方、モノラルおよびサラウンドのカテゴリに係るノブは、ノブが押下されたとしても、機能が切り替わることはない。まず、モノラルのカテゴリについては、そもそも「PANの設定」という概念が生じないためである。また、サラウンドについては、音像位置を定めるためには2次元のポインティングデバイスやジョイスティックなどを用いることが一般的であり、ノブを用いて音像位置を定めるという要請が少ないためである。
上述した動作の詳細を図10(b)を参照し説明する。ユーザによって何れかのノブ90−n(1≦n≦16)が押下されると、図10(b)に示すノブ押下イベント処理ルーチンが起動される。同ルーチンにおいて処理がステップSP20に進むと、現在のノブ90−nの機能は「レベル(グループ平均レベルまたはセンドレベル)の設定」であるか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると処理はステップSP28に進む。なお、ステップSP20において「NO」と判定される場合とは、ステレオのノブにおいてPANの設定機能が付与されている場合である。ステップSP28においては、ノブ90−nに対して「グループ平均レベルの設定」機能が割り当てられる。そして、対応するMIXバスのカテゴリはステレオであるから、パラメータ表示枠92−nの内容は、例えば図12(c)に示すように更新される。一方、ステップSP20において「YES」と判定されると、処理はステップSP22に進み、当該ノブ90−nにおいてPANの設定が可能であるか否かが判定される。上述のように、ノブ90−nに係るカテゴリがモノラルまたはサラウンドである場合はPANの設定は不可能であるためここで「NO」と判定され、実質的な処理が行われることなく、本ルーチンの処理が終了する。すなわち、ノブ90−nに対する押下操作は無視される。
一方、ノブ90−nに係るカテゴリがステレオであった場合には、ノブ90−nによるPANの設定は可能であるため、ステップSP22において「YES」と判定され、処理はステップSP24に進む。ここでは、当該ノブ90−nに対して、PANの設定機能が付与される。そして、対応するノブ画像94−nの内容は、例えば図12(d)に示すように更新される。図示のように、ノブ画像94−nは、図12(b),(c)の場合と同様に円弧が二重になっているが、内側の円弧と長円とに囲まれた部分が、所定の色彩で塗りつぶされている(図上ではハッチングで表記する)。これによって、ユーザは、当該ノブに対してPANの設定機能が付与されていることを一見して把握することができる。以上により、本ルーチンの処理が終了する。
6.変形例
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、コンソール1100,1200、エンジン1300、マイク・コントローラ1400、アンプコントローラ1500、およびその他音声機器1600等の装置を別々の筐体内に収容し、これらの装置をIP網1000で接続したが、これらの装置の全部または一部を同一の筐体内に収納してもよい。
(2)また、上記実施例の割当基準(2.3)によれば、グループが「サラウンド」であって、LFEを含む場合には、当該グループに対して二のノブが割り当てられたが、一のノブを割り当てるようにしてもよい。かかる場合、当該ノブには「グループ平均レベルの設定機能」と、「LFEのセンドレベルの設定機能」とが割り当てられ、ノブの押下イベントが発生する毎に、両機能を交互に切り替えるようにするとよい。
2:電動フェーダ、4:文字表示器、6:CUEボタン、8:fボタン、10:SELボタン、12:オン/オフ・ボタン、14,18:ノブ、70:メイン・チャンネルストリップ群、70−1:チャンネルストリップ、70−1〜70−16:チャンネルストリップ、72:音質調整部、74:小型ディスプレイ、76−L,76−R:チャンネルストリップ、80:センドレベル調整部、82:左メインディスプレイ、82a:選択チャンネル領域(画像表示手段)、84:右メインディスプレイ、90−1〜90−16:ノブ、92−1〜92−16:パラメータ表示枠、94−1−94−16:ノブ画像(レベル表示画像)、95−1〜95−16:チャンネル名表示部、96−1〜96−16:パラメータ名表示部、97−1:パラメータ値表示部、98−5,98−7:ペア・マーク、102:アナログ入力部、104:デジタル入力部、106:内蔵エフェクタ部、108:入力パッチ部、110:ステレオ入力チャンネル調整部、112:入力チャンネル調整部、112−n:第n入力チャンネル調整部、114:エフェクトリターン部、116:MIXバス群、116−1〜116−96:MIXバス(ミキシングバス)、118:ステレオバス、120:ステレオ出力チャンネル部、122:MIX出力チャンネル部、122−m:第mMIX出力チャンネル部、123:マトリクスバス群、124:マトリクス出力チャンネル部、126:出力パッチ部、128:アナログ出力部、130:デジタル出力部、150,170,180:音質調整部、152:チャンネル遅延部、154:音量調整部、156:オンオフ切換部、158:ステレオセンドオンオフ切換部、160:PAN設定部、162−1〜162−96:信号切換部、164−1〜164−96:センドレベル調節部、166−1〜166−96:センドオンオフ切換部、172−L,R:音量調整部、174−L,R:オンオフ切換部、176−L,R:チャンネル遅延部、182:音量調整部、184:オンオフ切換部、186:チャンネル遅延部、200:MIXバス管理テーブル、202:チャンネル番号欄、204:カテゴリ欄、206:名称欄、208:グループID欄、1000:IP網、1100:メイン・コンソール、1110:パネル表示器群、1112:パネル操作子群、1114:CPU、1116:メモリ(テーブル記憶手段)、1118:コンソールI/O部、1120:CPUバス、1122:電動フェーダ群、1124:音声I/O部、1126:DSP、1128:ネットワークI/O部、1130:オーディオバス、1132:その他I/O部、1200:サブ・コンソール、1300:エンジン、1310:パネル表示器群、1312:パネル操作子群、1314:CPU、1316:メモリ、1326:DSP、1328:ネットワークI/O部、1330:オーディオバス、1332:その他I/O部、1400:マイク・コントローラ、1402:マイク、1500:アンプコントローラ、1502:アンプ、1504:スピーカ、1600:その他音声機器。

Claims (4)

  1. 一の入力チャンネルの音声信号を複数のミキシングバスに供給する際のレベルであるセンドレベルを該ミキシングバス毎に指示するとともに、ユーザによる回動操作を検出し前記センドレベルを指示する複数のノブを有するミキシングコンソールにおいて、
    前記ミキシングバスを複数のグループに分類するとともに、分類状態を書き換え可能なテーブルを記憶するテーブル記憶手段であって、前記各グループは、各々、一のミキシングバスから成るモノラル・カテゴリ、二のミキシングバスから成るステレオ・カテゴリ、および三以上のミキシングバスから成るサラウンド・カテゴリのうちの何れかのカテゴリに属するものである、テーブル記憶手段と、
    前記モノラル・カテゴリに属するグループに対して何れかの前記入力チャンネルから当該グループに属するミキシングバスへのセンドレベルを設定する一のノブを割り当て、前記ステレオ・カテゴリに属するグループに対して何れかの前記入力チャンネルから当該グループに属する二のミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブを割り当て、前記サラウンド・カテゴリに属するグループに対して何れかの前記入力チャンネルから当該グループに属する三以上のミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブを割り当てるノブ割当手段と
    を有することを特徴とするミキシングコンソール。
  2. 前記ノブ割当手段は、前記サラウンド・カテゴリに属するグループが、低域効果音のミキシングバスを含む場合には、前記三以上のミキシングバスへのセンドレベルの平均レベルを設定する一のノブに加えて、該低域効果音のミキシングバスへのセンドレベルを個別に設定する他の一のノブを割り当てるものである
    ことを特徴とする請求項1記載のミキシングコンソール。
  3. 前記ステレオ・カテゴリに属するグループに対して割り当てられたノブの機能を、前記二のミキシングバスへのセンドレベルを連動して設定する機能、および、前記二のミキシングバスへのセンドレベルのバランスを設定する機能に交互に切り替える機能切替手段
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載のミキシングコンソール。
  4. 前記各ノブに各々対応して前記各ノブによって設定される前記センドレベルまたは前記平均レベルを表す複数のレベル表示画像を表示する画像表示手段
    をさらに具備し、該画像表示手段は、対応するノブに係るグループのカテゴリに応じた表示態様で前記レベル表示画像を表示するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のミキシングコンソール。
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