JP4063280B2 - 音量調節装置およびプログラム - Google Patents
音量調節装置およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4063280B2 JP4063280B2 JP2005019156A JP2005019156A JP4063280B2 JP 4063280 B2 JP4063280 B2 JP 4063280B2 JP 2005019156 A JP2005019156 A JP 2005019156A JP 2005019156 A JP2005019156 A JP 2005019156A JP 4063280 B2 JP4063280 B2 JP 4063280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- send level
- send
- setting
- volume
- fader
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、きわめて簡単な操作で雑音の放音を防止できる音量調節装置およびプログラムを提供することを目的としている。
請求項1記載の音量調節装置にあっては、音声信号に付与されるフェーダゲインを調節する音量設定操作子(242−1)と、前記音量設定操作子によって音量調節される前のプリフェード信号および前記フェーダによって音量調節された後のポストフェード信号のうち一方を出力信号として選択する選択手段(310−1〜310−12,162−1〜162−12)と、該選択手段によって選択された音声信号のゲインとして第1のセンドレベル(VSL)を指定するセンドレベル指定手段(310−1〜310−12)と、閾値(TL)を設定する閾値設定手段(324−1〜324−12)と、前記選択手段によって前記プリフェード信号が選択され前記フェーダゲインが前記閾値(TL)以下である場合は前記第1のセンドレベル以下の値であって前記フェーダゲインが小となるほど小となる値を第2のセンドレベル(ASL)とする一方、前記選択手段によって前記ポストフェード信号が選択された場合または前記フェーダゲインが前記閾値を超える場合には前記第1のセンドレベルを前記第2のセンドレベルとし、この第2のセンドレベルによって前記出力信号を増幅または減衰するセンドレベル付与手段(164−1〜164−12)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の音量調節装置において、各々が複数の音声信号をミキシングする複数のミキシングバス(116)と、複数の入力チャンネルの音声信号に対して音量または音質調整を施すとともに、前記複数のミキシングバス(116)のうち任意のものに対して音声信号を出力する複数の入力チャンネル調整部(112−n)と、前記複数のミキシングバス(116)によってミキシングされた音声信号に対して音量または音質調整を施す出力チャンネル部(122−m)とを有し、前記音量設定操作子は前記複数の入力チャンネル調整部(112−n)毎に設けられ、前記選択手段、前記閾値設定手段、前記センドレベル指定手段および前記センドレベル付与手段は前記複数の入力チャンネル調整部(112−n)の各々において前記各ミキシングバス(116)毎に設けられ、前記各センドレベル付与手段は、前記各入力チャンネルの増幅または減衰された前記各出力信号を対応するミキシングバス(116)に出力するものであることを特徴とする。
また、請求項3記載のプログラムにあっては、音声信号に付与されるフェーダゲインを調節する音量設定操作子(242−1)と、前記音量設定操作子によって音量調節される前のプリフェード信号および前記フェーダによって音量調節された後のポストフェード信号のうち一方を出力信号として選択する選択手段(306−1〜306−12,162−1〜162−12)と、該選択手段によって選択された音声信号のゲインとして第1のセンドレベル(VSL)を指定するセンドレベル指定手段(306−1〜306−12)と、閾値(TL)を設定する閾値設定手段(324−1〜324−12)と、第2のセンドレベル(ASL)によって前記出力信号を増幅または減衰するセンドレベル付与手段(164−1〜164−12)と、前記第2のセンドレベル(ASL)を決定する処理装置(18)とを有する音量調節装置において実行されるプログラムであって、前記選択手段によって前記プリフェード信号が選択されているか否かを判定する第1の判定過程(SP6)と、前記フェーダゲインが前記閾値(TL)以下であるか否かを判定する第2の判定過程(SP10)と、前記第1および第2の判定過程における判定結果が共に肯定的であった場合に、前記第1のセンドレベル以下の値であって前記フェーダゲインが小となるほど小となる値を前記第2のセンドレベルとして設定する第1の設定過程(SP14)と、前記第1および第2の判定過程における判定結果のうち少なくとも一方が否定的であった場合に、前記第1のセンドレベルを前記第2のセンドレベルとして設定する第2の設定過程(SP12)と、を前記処理装置(18)に実行させることを特徴とする。
一般的に、ミキサを操作する場合には、操作者はフェーダの「基準レベル」を決定し、この基準レベルの前後で各フェーダを操作することが一般的である。例えば、「+10dB〜−∞dB」の範囲でフェーダゲインを調節可能なフェーダであれば、多くの場合に「0dB」が基準レベルとして選択される。このように基準レベルを決定しておくと、ある入力チャンネルの音声信号をフェードインするとき、とりあえず基準レベルまでフェーダを動かすと、ほぼ適切な音量でこの音声信号を放音させることができる。その後、操作者が、その入力チャンネルの音量や会場全体の音場の状態等に応じて、フェーダを基準レベルの前後で微調節すると、該入力チャンネルに対して最適なフェーダゲインを設定することができる。なお、以下の説明において、特に断りが無い場合は、フェーダゲインは全てデシベル(dB)を単位として表記する。
2.1.ハードウエア構成
次に、本発明の一実施例のデジタルミキサ1のハードウエア構成を図1を参照し説明する。
図において4は電動フェーダ群であり、操作者の操作に基づいて各入出力チャンネルの信号レベルを調節する。さらに、電動フェーダ群4は、バスライン12を介して操作コマンドが供給されると、その操作位置が自動設定されるように構成されている。なお、詳細は後述するが、電動フェーダ群4は、複数の電動フェーダ電動フェーダ242−1,242−2,242−3,……(図2参照)から構成されている。
次に、信号処理部10等において実現されるアルゴリズムの内容を図3を参照し説明する。
図において102はアナログ入力部であり、マイクレベルまたはラインレベルのアナログ音声信号を受信すると、これをデジタル音声信号に変換し、信号処理部10に供給する。104はデジタル入力部であり、デジタル音声信号を受信すると、これを信号処理部10内部のフォーマットに変換する。128はアナログ出力部であり、信号処理部10から供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し外部に出力する。130はデジタル出力部であり、信号処理部10から供給された内部フォーマットのデジタル音声信号を所定フォーマット(AES/EBU,ADAT,TASCAM等)のデジタル音声信号に変換し出力する。
次に、デジタルミキサ1の操作パネルの要部の外観構成を図2を参照し説明する。
上述したように、デジタルミキサ1は「24」入力チャンネルを有しているが、これら入力チャンネルは「12」チャンネルづつの「2」レイヤに分割される。また、「12」MIX出力チャンネルは「1」レイヤ(マスタレイヤ)にまとめられている。204,206,208はレイヤ・キーであり、これら何れかのレイヤを択一的に選択する。また、240−1,240−2,240−3,……はチャンネルストリップであり、各チャンネルストリップは選択されたレイヤに属する入出力チャンネルに割り当てられる。但し、ステレオ出力チャンネルに対しては、左右「2」系統のチャンネルストリップが、レイヤの選択状態にかかわらず固定的に割り当てられる。
3.1.設定画面の表示
デジタルミキサにおいて操作者が所定の操作を行うと、図5(a)に示すセンド設定画面300が表示される。なお、この画面は、SELキーによって選択された入力チャンネル(以下、選択入力チャンネルという)の信号切換部162−1〜162−12等の状態を設定する画面である。図において302はチャンネル表示部であり、選択入力チャンネルの番号を表示する。304−1〜304−12はオートセンドディマーモード表示部であり、「12」系統の各MIXバスに対するオートセンドディマーのオン/オフ状態を表示する。すなわち、オートセンドディマーがオフ状態に設定されていると対応する表示部が消灯され、オン状態に設定されていると対応する表示部が点灯される。
上記センド設定画面300において、何れかのセンドレベル設定部306−1〜306−12が操作されると、図6に示すセンドレベル設定イベントルーチンが起動される。なお、本ルーチンにおいては、選択入力チャンネルのチャンネル番号を「i」とし、操作されたセンドレベル設定部に係るMIXバスの番号を「j」とする。図6において処理がステップSP2に進むと、操作完了後のセンドレベル設定部306−jの操作量がカレント領域内の仮センドレベル(変数)VSL(i,j)に代入される。
ASL(i,j)=VSL(i,j)+FL(i)−TL(i,j)[dB]
……式(1)
また、電動フェーダ242−1,242−2,242−3,……のうち何れかが操作されると、該電動フェーダに何れかの入力チャンネル(チャンネル番号i)が割り当てられている場合には、図7に示すフェーダゲイン設定イベントルーチンが起動される。図において処理がステップSP22に進むと、該電動フェーダの操作量がフェーダゲインFL(i)としてカレント領域に記憶される。次に、処理がステップSP26に進むと、第i入力チャンネルの音量調整部154に対して、該フェーダゲインFL(i)が設定される。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記各実施例においては、式(1)に示したように、オートセンドディマーが機能しているとき、あるフェーダゲインFL(i)に対応する実センドレベルASL(i,j)は、仮センドレベルVSL(i,j)と閾値TL(i,j)とに基づいて決定された。従って、なんらかの事情により操作者が仮センドレベルVSL(i,j)を調節したとき、上記フェーダゲインFL(i)に対応する実センドレベルASL(i,j)は、該調節を行う前の値とは当然異なるものになる。しかし、オートセンドディマーが機能しているとき、あるフェーダゲインFL(i)に対応する実センドレベルASL(i,j)を、仮センドレベルVSL(i,j)にかかわらず一意に決定した方が好適である場合もある。かかる場合には、上記実施例を以下のように変形するとよい。
ASL(i,j)=FL(i)+KL(i,j)[dB] ……(2)
Claims (3)
- 音声信号に付与されるフェーダゲインを調節する音量設定操作子と、
前記音量設定操作子によって音量調節される前のプリフェード信号および前記フェーダによって音量調節された後のポストフェード信号のうち一方を出力信号として選択する選択手段と、
該選択手段によって選択された音声信号のゲインとして第1のセンドレベルを指定するセンドレベル指定手段と、
閾値を設定する閾値設定手段と、
前記選択手段によって前記プリフェード信号が選択され前記フェーダゲインが前記閾値以下である場合は前記第1のセンドレベル以下の値であって前記フェーダゲインが小となるほど小となる値を第2のセンドレベルとする一方、前記選択手段によって前記ポストフェード信号が選択された場合または前記フェーダゲインが前記閾値を超える場合には前記第1のセンドレベルを前記第2のセンドレベルとし、この第2のセンドレベルによって前記出力信号を増幅または減衰するセンドレベル付与手段と
を有することを特徴とする音量調節装置。 - 各々が複数の音声信号をミキシングする複数のミキシングバスと、
複数の入力チャンネルの音声信号に対して音量または音質調整を施すとともに、前記複数のミキシングバスのうち任意のものに対して音声信号を出力する複数の入力チャンネル調整部と、
前記複数のミキシングバスによってミキシングされた音声信号に対して音量または音質調整を施す出力チャンネル部と
を有し、
前記音量設定操作子は前記複数の入力チャンネル調整部毎に設けられ、前記選択手段、前記閾値設定手段、前記センドレベル指定手段および前記センドレベル付与手段は前記複数の入力チャンネル調整部の各々において前記各ミキシングバス毎に設けられ、
前記各センドレベル付与手段は、前記各入力チャンネルの増幅または減衰された前記各出力信号を対応するミキシングバスに出力するものである
ことを特徴とする請求項1記載の音量調節装置。 - 音声信号に付与されるフェーダゲインを調節する音量設定操作子と、前記音量設定操作子によって音量調節される前のプリフェード信号および前記フェーダによって音量調節された後のポストフェード信号のうち一方を出力信号として選択する選択手段と、該選択手段によって選択された音声信号のゲインとして第1のセンドレベルを指定するセンドレベル指定手段と、閾値を設定する閾値設定手段と、第2のセンドレベルによって前記出力信号を増幅または減衰するセンドレベル付与手段と、前記第2のセンドレベルを決定する処理装置とを有する音量調節装置において実行されるプログラムであって、
前記選択手段によって前記プリフェード信号が選択されているか否かを判定する第1の判定過程と、
前記フェーダゲインが前記閾値以下であるか否かを判定する第2の判定過程と、
前記第1および第2の判定過程における判定結果が共に肯定的であった場合に、前記第1のセンドレベル以下の値であって前記フェーダゲインが小となるほど小となる値を前記第2のセンドレベルとして設定する第1の設定過程と、
前記第1および第2の判定過程における判定結果のうち少なくとも一方が否定的であった場合に、前記第1のセンドレベルを前記第2のセンドレベルとして設定する第2の設定過程と、
を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005019156A JP4063280B2 (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 音量調節装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005019156A JP4063280B2 (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 音量調節装置およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006211174A JP2006211174A (ja) | 2006-08-10 |
JP4063280B2 true JP4063280B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=36967549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005019156A Expired - Fee Related JP4063280B2 (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 音量調節装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4063280B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4930113B2 (ja) * | 2007-03-08 | 2012-05-16 | ヤマハ株式会社 | 音響信号処理装置 |
US9426405B2 (en) | 2009-07-15 | 2016-08-23 | Vijay Sathya | System and method of determining the appropriate mixing volume for an event sound corresponding to an impact related events and determining the enhanced event audio |
WO2018021402A1 (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | ヤマハ株式会社 | 音処理装置及び方法 |
-
2005
- 2005-01-27 JP JP2005019156A patent/JP4063280B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006211174A (ja) | 2006-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4591696B2 (ja) | デジタルミキサおよびプログラム | |
US8705768B2 (en) | Mixing apparatus and computer program therefor | |
JP4380746B2 (ja) | ディジタルミキサ | |
JP3882190B2 (ja) | レベル調整装置 | |
JP4321259B2 (ja) | ミキサ装置およびミキサ装置の制御方法 | |
US8744096B2 (en) | Digital audio mixer | |
US20120250888A1 (en) | Audio signal processing apparatus | |
US8503698B2 (en) | Mixing apparatus | |
JP4063280B2 (ja) | 音量調節装置およびプログラム | |
JP4023328B2 (ja) | ミキシングシステムおよびプログラム | |
JP4211746B2 (ja) | ミキシング装置 | |
US7539317B2 (en) | Drive apparatus for volume control devices | |
JP4596261B2 (ja) | デジタルミキサおよびプログラム | |
US20180234068A1 (en) | Audio Processing Apparatus and Method for Previewing Parameter | |
JP2010226262A (ja) | ミキシング制御装置 | |
JP4596262B2 (ja) | デジタルミキサおよびプログラム | |
JP5233779B2 (ja) | ミキシングコンソール | |
JP5251731B2 (ja) | ミキシングコンソールおよびプログラム | |
JP2011109554A (ja) | ミキシングコンソールおよびプログラム | |
JP2011066847A (ja) | ミキサおよびプログラム | |
JP4036110B2 (ja) | ミキシングシステムおよびプログラム | |
JP3991991B2 (ja) | ミキサ装置およびプログラム | |
JP5621672B2 (ja) | 音声信号処理装置およびプログラム | |
JP5402773B2 (ja) | ミキサ | |
JP5633140B2 (ja) | 音響パラメータの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4063280 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |