JP5233652B2 - ハイブリッド車両の発進制御装置 - Google Patents
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Description
図1は実施例1のエンジン始動制御装置が適用された後輪駆動によるハイブリッド車両を示す全体システム図である。実施例1におけるハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1クラッチCL1と、モータジェネレータ(モータ)MGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪RL(駆動輪)と、右後輪RR(駆動輪)と、を有する。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
第1走行モードは、第1クラッチCL1の開放状態で、モータジェネレータMGの動力のみを動力源として走行するモータ使用走行モードとしての電気自動車走行モード(以下、「EV走行モード」と略称する。)である。
第2走行モードは、第1クラッチCL1の締結状態で、エンジンEを動力源に含みながら走行するエンジン使用走行モード(以下、「HEV走行モード」と略称する。)である。
「エンジン走行モード」は、エンジンEのみを動力源として駆動輪RL,RRを動かす。「モータアシスト走行モード」は、エンジンEとモータジェネレータMGの2つを動力源として駆動輪RL,RRを動かす。「走行発電モード」は、エンジンEを動力源として駆動輪RL,RRを動かすと同時に、モータジェネレータMGを発電機として機能させる。
また、さらなるモードとして、車両停止時には、エンジンEの動力を利用してモータジェネレータMGを発電機として動作させる発電モードを有する。
実施例1におけるハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、第1クラッチコントローラ5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10と、を有して構成されている。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、互いの情報交換が可能なCAN通信線11を介して接続されている。
SOC<35%のときは、図5のモードマップにおいてEV走行モード領域が消滅する。モードマップ内からEV走行モード領域が消滅すると、SOCが50%に到達するまでは、この領域は消滅し続ける。
次に、WSC走行モードの詳細について説明する。
WSC走行モードとは、エンジンEが作動した状態を維持している点に特徴があり、目標駆動力変化に対する応答性が高い。具体的には、第1クラッチCL1を完全締結し、第2クラッチCL2を目標駆動力に応じた伝達トルク容量としてスリップ制御し、エンジンEとモータジェネレータMGの一方を用いて走行する。
WSC走行モードにおいて、運転者がアクセルペダルを操作すると、図7に基づいてアクセルAPO開度に応じた目標エンジン回転数特性が選択され、この特性に沿って車速VSPに応じた目標エンジン回転数が設定される。そして、図6に示すエンジン動作点設定処理によって目標エンジン回転数に対応した目標エンジントルクが演算される。
しかし、上述のようにエンジン回転数Neを設定した場合、運転者のアクセルペダル操作量によってはα線から離れた動作点を選択することとなる。そこで、エンジン動作点をα線に近づけるために、目標エンジントルクは、α線を考慮した値にフィードフォワード制御される。
次に、WSC走行モードにおける発進時について説明する。
例えば、アクセル踏み込み待機からの発進時(いわゆるパワーオン発進時)のように、発進時のアクセル開度APOが高い場合、第2クラッチCL2をスリップさせながらエンジンEを始動して発進するWSC走行モードでの発進となる(以下、通常制御という。)。ところが、極低温環境下(例えば、気温-10℃以下)では、自動変速機ATの作動油の粘度が著しく高まることに起因して第2クラッチCL2の応答性が悪化し、第2クラッチCL2のフィードバック制御性が悪化する。
比較器401は、実モータ回転数と目標モータ回転数との回転差をゲイン設定部402へ出力する。
エンジンモデル404は、エンジンEの遅れ応答時間を考慮した伝達関数Gse(s)を備え、エンジンEに対し乗算器403から出力された補正後目標エンジントルクを目標値として与えたときの、エンジントルク推定値を出力する。エンジンモデル404は、演算したエンジントルク推定値を、加減算器407へ出力すると共に、最終的な補正後目標エンジントルクとしてエンジンコントローラ1へ出力する。
実施例1では、エンジンモデル404、モータジェネレータモデル405、クラッチモデル406、加減算部407およびトルク−回転変換部408により、モータジェネレータMGの回転数を検出(推定)するモータ回転数検出手段を構成している。
1.アクセル開度APOがゼロとなったとき
2.自動変速機ATのレンジ位置がPレンジまたはNレンジに変化したとき
3.ドライバがブレーキを踏み込み、車両の制動力が駆動力以上となったとき
図10は、駆動力制限制御実行判定処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。この制御処理は、車両の発進時に実行される。
図11は、モータ回転数フィードバック制御実行判定処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
ステップS16では、通常のWSC制御を実施し、リターンへ移行する。
図12は、極低温環境下におけるWSC走行モード発進時のタイムチャートである。
時点t0では、ドライバがブレーキを踏み込んで車両を停止させている。このとき、エンジン水温が低いため、走行モードはWSC走行モードを選択する。このとき、図11のフローチャートでは、ステップS11→ステップS16へと進む流れとなり、エンジン回転数を所定の下限回転数に維持し、モータジェネレータMGは目標エンジン回転数を維持するようにフィードバック制御する通常制御を実施する。なお、極低温環境下であるため、第2クラッチCL2のフィードバック制御は実施しない。
時点t1から時点t2の区間では、ブレーキペダルの踏み戻しにより、ブレーキ踏力が減少する。ここで、通常のWSC走行モードでは、ブレーキ踏力の減少に応じたクリープトルクを模擬すべく、目標第2クラッチトルクをクリープトルク相当とするが、極低温環境下であるため、バッテリ4の温度が閾値以下となり、モータジェネレータMGの出力が制限される。このとき、図11のフローチャートでは、ステップS11→ステップS12→ステップS13→ステップS14→ステップS15へと進む流れとなり、通常制御から目標エンジントルクを実モータ回転数と目標モータ回転数との回転差に応じた補正ゲインにより補正するモータ回転数フィードバック制御へと切り替える。
時点t3では、ドライバがアクセルの踏み込みを開始する。
時点t4では、アクセル開度APOがアクセル開度閾値以上となり、目標モータ回転数と実モータ回転数との回転差の絶対値が回転差閾値以上となったため、図10のフローチャートでは、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4へと進む流れとなり、クラッチ応答異常判定が成立していると判定し、クラッチ応答異常判定時トルク制限値によりクラッチトルクを制限する駆動力制限制御を開始する。
実施例1のハイブリッド車両の発進制御装置にあっては、以下に列挙する効果を奏する。
以上、本発明に係るハイブリッド車両の発進制御装置を、実施例に基づいて説明したが、上記構成に限られず本発明の範囲を逸脱しない範囲で他の構成を取り得る。例えば、FR型のハイブリッド車両について説明したが、FF型のハイブリッド車両であっても構わない。
CL1 第1クラッチ
E エンジン
MG モータジェネレータ
RL,RR 左右後輪(駆動輪)
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 クラッチコントローラ
6 クラッチ油圧ユニット
7 コントローラ
8 クラッチ油圧ユニット
9 ブレーキコントローラ
10a 第2クラッチ温度センサ
10b Gセンサ
10c モータ温度センサ
10d バッテリ温度センサ
11 CAN通信線
12 エンジン回転数センサ
13 レゾルバ
14 クラッチ油圧センサ
15 クラッチストロークセンサ
16 アクセル開度センサ
17 車速センサ
18 クラッチ油圧センサ
19 車輪速センサ
20 ブレーキストロークセンサ
21 モータ回転数センサ
22 クラッチ出力回転数センサ
23 クラッチトルクセンサ
24 ブレーキ油圧センサ
100 目標駆動力演算部
200 モード選択部
300 目標充放電演算部
400 動作点指令部(駆動力制限手段)
401 比較器
402 ゲイン設定部
403 乗算器
404 エンジンモデル
405 モータジェネレータモデル
406 クラッチモデル
407 加減算器
408 トルク−回転変換部
409 トルク制限部
500 変速制御部
Claims (2)
- エンジン、モータ、クラッチ、駆動輪の順に接続したハイブリッド駆動系を有し、前記エンジンを始動しての車両の発進時、前記クラッチを目標駆動力に応じてスリップ制御するハイブリッド車両の発進制御装置において、
前記モータの実際の回転数を検出するモータ回転数検出手段と、
前記発進時、目標駆動力に応じた目標モータ回転数よりも前記モータ回転数検出手段により検出された実際のモータ回転数が高い場合、前記クラッチの締結トルクを制限する駆動力制限制御を行う駆動力制限手段と、
前記駆動力制限制御時、前記実際のモータ回転数と前記目標モータ回転数との回転差が大きいほど前記エンジンのトルクを減少補正するエンジントルク補正手段と、
を備えることを特徴とするハイブリッド車両の発進制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の発進制御装置において、
前記駆動力制限手段は、前記駆動力の制限量を、アクセル開度に応じて変化させることを特徴とするハイブリッド車両の発進制御装置。
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