JP5233462B2 - Adコンバータ、データ受信装置、及びデータ受信方法 - Google Patents

Adコンバータ、データ受信装置、及びデータ受信方法 Download PDF

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Description

本願の開示は、一般にアナログ・デジタル変換器に関し、詳しくは並列比較型のアナログ・デジタル変換器に関する。
高速信号伝送システムにおいて、送信機は、低速のパラレルデータをマルチプレクサによりシリアルデータに変換し、伝送線路の特性インピーダンスと同一の出力インピーダンスを有するドライバにより、変換後のシリアルデータを伝送線路に送出する。送出されたデータは、伝送線路を伝搬し、受信機に入力される。伝送線路の特性により、受信機が受信する入力受信波形が、例えば高周波成分の損失により、劣化する。受信機は、ADコンバータ(アナログ・デジタル変換器)により、アナログ信号である入力受信をサンプルし、デジタル信号に変換する。更に受信機は、伝送線路特性の推定や補償を行うイコライザー(等化回路)により、伝送線路で波形が劣化した受信信号に対して、波形整形処理(等化処理)を行う。波形整形された信号は、デシジョン・ラッチ回路により0/1判定され、更にデマルチプレクサによりシリアルデータからパラレルデータへと変換される。
伝送システムの各規格においては、仕様によりデータレートが定義されており、従来は使用する規格毎に最適化した受信機を開発していた。しかしコスト削減のためには、受信機として対応可能なデータレートが広く、複数の規格に対応できることが好ましい。またHDMI(High-Definition Multimedia Interface)のように、数百Mbpsから数Gbpsまでの広い範囲のデータレートに対して対応可能であることを要求する規格も策定されている。
特開平5−218871号公報 特開2006−87064号公報
以上を鑑みると、対応可能な信号伝送速度の範囲が広い受信機が望まれる。
並列比較型ADコンバータは、第1基準信号と入力信号との電圧差を増幅する第1増幅回路と、第2基準信号と前記入力信号との電圧差を増幅する第2増幅回路と、前記第1増幅回路の第1出力電圧と、前記第2増幅回路の第2出力電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路と、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する制御信号線とを有し、前記制御信号線は、前記判定回路の判定タイミングを規定するクロックの周波数に応じて制御され、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は前記クロックに同期して駆動され時間と共に増幅率が変化する特性を有する回路であることを特徴とする。
またデータ受信装置は、データ信号を受信するデータ受信端と、第1基準信号と前記データ信号との電圧差を増幅する第1増幅回路と、第2基準信号と前記データ信号との電圧差を増幅する第2増幅回路と、前記第1増幅回路の第1出力電圧と、前記第2増幅回路の第2出力信電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路と、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する制御信号線とを有し、前記制御信号線は、前記判定回路の判定タイミングを規定するクロックの周波数に応じて制御され、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は前記クロックに同期して駆動され時間と共に増幅率が変化する特性を有する回路であることを特徴とする。
またデータ受信方法は、第1増幅回路及び第2増幅回路にデータ信号を入力する工程と、前記データ信号のデータレートに基づいて、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する工程と、前記第1増幅回路の第1出力信号と、前記第2増幅回路の第2出力信号とを抵抗分割し、前記抵抗分割した電圧値の論理値を判定する工程とを有し、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路はクロック信号に同期して駆動され時間と共に増幅率が変化する特性を有する回路であることを特徴とする。
少なくとも1つの実施例の構成によれば、増幅回路の増幅利得を制御することにより増幅利得を適切な値に設定することができる。この構成により、相対時に高速な信号伝送速度の場合と相対時に低速な信号伝送速度とで、それぞれの伝送速度に応じた適切な増幅利得を設定することにより、広い範囲の信号伝送速度に対して対応可能な受信機を提供することができる。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は、信号伝送システムの構成の一例を示す図である。図1において、送信機10は、低速のパラレルデータをマルチプレクサ(MUX)21によりシリアルデータに変換し、伝送線路の特性インピーダンスと同一の出力インピーダンスを有するドライバ22により、変換後のシリアルデータを伝送線路11に送出する。送出されたデータは、伝送線路11を伝搬し、受信機12に入力される。伝送線路11の特性により、受信機12が受信する入力受信波形が、例えば高周波成分の損失により、劣化する。受信機12は、アナログ・デジタル変換器(ADC)23により、アナログ信号である入力受信をサンプルし、デジタル信号に変換する。更に受信機12は、等化回路(EQ)24により、伝送線路で波形が劣化した受信信号に対して、波形整形処理(等化処理)を行う。波形整形された信号は、判定・非多重化回路25のデシジョン・ラッチ機能(D/L)により0/1判定され、更に判定・非多重化回路25のデマルチプレクサ機能(DMUX)によりシリアルデータからパラレルデータへと変換される。また受信デジタル信号に基づいてクロック復元回路(CRU)26が受信データに同期したクロック信号を生成し、このクロック信号に同期してアナログ・デジタル変換器23が動作する。
図1に示すような信号伝送システムでは、信号伝送速度を広帯域化するために、アナログ・デジタル変換器23が広帯域で動作する必要がある。数Gbpsのような高速で動作するためには、アナログ・デジタル変換器23としては、並列に一括してAD変換を処理可能なフラッシュ型(並列比較型)が有利である。
図2は、一般的なフラッシュ型のアナログ・デジタル変換器の構成の一例を示す図である。図2のアナログ・デジタル変換器は、抵抗素子列30、複数M個のコンパレータ31−1乃至31−M、及びエンコーダ32を含む。出力がNビットのデジタル信号である場合、即ち、エンコーダ32の出力信号線がN本である場合、入力電圧Vinを2分割する分解能が得られる。抵抗素子列30は、直列に接続した複数の抵抗素子を含む。この抵抗素子列30により、参照電圧Vrefの分圧値としてM(=2−1)個の異なる基準電圧Vref−1乃至Vref−Mを、抵抗素子間のノードに生成する。M(=2−1)個のコンパレータ31−x(x:1〜Mの整数)が、抵抗素子列30から供給される対応する基準電圧Vref−xと入力電圧Vinとを比較する。各コンパレータ31−xは、対応する基準電圧Vref−xと入力電圧Vinとの比較結果に応じた出力信号をエンコーダ32に供給する。例えば、各コンパレータ31−xは、対応する基準電圧Vref−xより入力電圧Vinが大きければ1を出力し、対応する基準電圧Vref−xより入力電圧Vinが小さければ0を出力する。エンコーダ32は、M個のコンパレータ31−1乃至31−Mの出力をエンコードすることにより、エンコード値としてNビットのデジタル信号を出力する。
図2に示すようなフラッシュ型のアナログ・デジタル変換器は、上記のように各比較処理を並行に実行することで、逐次比較型のアナログ・デジタル変換器よりも高速にAD変換処理を実行することができる。しかし図2の構成では、数多く(2−1個)のコンパレータが入力電圧Vinに接続されているために、入力信号の変化を遅くするように作用する容量値が大きく、入力信号の動作周波数の上限が低い周波数に制限されてしまう。
図3は、フラッシュ型のアナログ・デジタル変換器において入力信号に結合される容量値を削減した構成を示す図である。図3では、Nビット出力のフラッシュ型のアナログ・デジタル変換器の一部として、3つの比較処理に対応する回路部分を抜き出して示している。これら3つの比較処理は、図3の比較回路36−1乃至36−3により行なわれ、例えば図2のコンパレータ31−1乃至31−3により行なわれる比較処理に対応する。なお図2では1つのコンパレータ31−x(x:1〜Mの整数)により比較処理を実行するものとして示してあるが、実際には図3に示すように増幅回路と比較回路とのペアで比較処理を実行する。即ち例えば、増幅回路35−1により入力電圧Vinと基準電圧Vref−1との差電圧を増幅し、この増幅された差電圧が0V以上であるか0V以下であるかを比較回路36−1により比較判定する。また増幅回路35−3により入力電圧Vinと基準電圧Vref−3との差電圧を増幅し、この増幅された差電圧が0V以上であるか0V以下であるかを比較回路36−3により比較判定する。なお後述するように、各増幅回路及び比較回路は、クロック信号に同期して動作する。
図3の構成では、空白領域Aとして示すように、比較回路36−2に対応する増幅回路は設けられていない。その代わり、増幅回路35−1の出力である差電圧と、増幅回路35−の出力である差電圧とを、直列接続された抵抗素子37及び38により抵抗分割する。ここで抵抗素子37及び38は同一の抵抗値を有するものとする。このように抵抗分割された電圧値が0V以上であるか0V以下であるかを、比較回路36−2により比較判定する。仮に各比較処理に対応して増幅器と比較回路との対を設ける構成とすると、空白領域Aとして示す位置にも増幅回路が設けられ、この増幅回路により、Vref−1とVref−3との間のVref−2(図2参照)と入力電圧Vinとの差電圧を増幅することになる。この場合、入力電圧Vinに結合される増幅回路の数が3つとなるが、図3の構成のように抵抗分割する構成とすれば、入力電圧Vinに結合される増幅回路の数を削減することができる。
図4は、図3の回路構成を適用したフラッシュ型のアナログ・デジタル変換器の全体構成を示す図である。図4において、図2及び図3と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図4の構成では、図2に示すM個の基準電圧Vref−1乃至Vref−Mについて比較処理を実行するコンパレータ31−1乃至31−Mを、図3に示す構成で置き換えてある。即ち、1つおきの基準電圧Vref−1、Vref−3、・・・、Vref−Mに対応して増幅回路35−1、35−3、・・・、35−Mを設け、これら増幅回路の出力電圧を抵抗素子列により抵抗分割する。この抵抗分割により、基準電圧Vref−2、Vref−4、・・・に対応する位置の比較対象電圧を補間電圧として生成する。これら補間電圧を含めた全体でM個の比較対象電圧について、電圧値が0V以上であるか0V以下であるかを、比較回路36−1乃至36−Mにより比較判定する。このような回路構成を図1に示す信号伝送システムのアナログ・デジタル変換器23として用いることにより、入力電圧Vinに結合される容量値、即ち入力信号に対する容量負荷の量を、約半分にすることが可能となる。即ち、アナログ・デジタル変換器23の動作可能な信号周波数をより高くすることが可能となる。なお図3及び図4において、図示の単純化のために、各増幅回路に入力される信号Vin及びVref−x並びに各増幅回路から出力される信号は単相信号で示されている。しかし各信号は差動信号であってもよく、以下の説明では差動信号である場合について各信号を記述する。
図3に示す増幅回路35−1や35−3のような増幅回路としては、常時動作して入力信号に対する増幅率が固定のものとしてスタティックに定義される増幅回路ではなく、ダイナミックアンプが用いられる。ダイナミックアンプは、クロック信号に同期して駆動され、時間と共に増幅率が変化する特性を有する。
図5は、ダイナミックアンプである増幅回路の出力波形を模式的に示す図である。図5において横軸はダイナミックアンプの動作開始からの経過時間を示し、縦軸はダイナミックアンプの出力電圧を示す。ダイナミックアンプの出力は一般に差動出力であり、図5に示す出力電圧は、例えば差動出力のプラス側の信号電圧V+から差動出力のマイナス側の信号電圧V−を引いた電圧に相当する。図5に示すように、クロック信号に同期して動作を開始すると、ダイナミックアンプの出力電圧は例えば上昇していき、所定の時間が経過すると電源電圧により決まる上限に到達して飽和する。この飽和状態における出力信号は、入力信号値に対応した0/1の情報を示すのみであり、入力信号の電圧値の大小に関する情報を含んでいない。このような飽和現象により、図3の比較回路36−2による比較判定動作が正常に行なわれない場合が発生する。
図6は、図3の比較回路36−2による比較判定動作が正常に行なわれる場合を示す図である。図6において横軸はダイナミックアンプの動作開始からの経過時間を示し、縦軸はダイナミックアンプの出力電圧を示す。電圧波形V1は増幅回路35−1の出力電圧を示し、電圧波形V2は増幅回路35−の出力電圧を示す。また電圧波形Vdivは、増幅回路35−1の出力電圧V1と増幅回路35−3の出力電圧V2とを抵抗素子37及び38により分割した補間電圧を示す。
図6において、時間T1がクロック信号の立ち上がりエッジのタイミングを示し、この時間T1でクロック信号がHIGHになり、ダイナミックアンプである増幅回路35−1及び35−2の動作が開始する。時間T2がクロック信号の立ち下りエッジのタイミングを示し、この時間T2で比較回路36−2がサンプル動作を実行し、補間電圧Vdivの正負が判定される。図6に示すように正常動作の場合、クロック信号の立ち下りのタイミングである時間T2では、増幅回路35−1及び35−2の出力電圧V1及びV2が飽和する前の電圧上昇過程にある。従って、時間T2に一致するサンプルタイミングSP1の位置で補間電圧Vdivをサンプルして判定すると、正しい判定結果が得られる。この例の場合、電圧V1の振幅の方が電圧V2の振幅よりも大きいので、比較回路36−2の出力信号は、入力信号である補間信号Vdivが0V以上であることを示す信号値、例えば1になる。逆に電圧V1の振幅の方が電圧V2の振幅よりも小さい場合には、比較回路36−2の出力信号は、入力信号である補間信号Vdivが0V以下であることを示す信号値、例えば0になる。
図7は、図3の比較回路36−2による比較判定動作が正常に行なわれない場合を示す図である。図7において、各参照符号の意味する内容は図6の場合と同様である。図7に示す動作例では、図6に示す動作例と比較してクロック信号の周波数が低く、クロック信号の立ち下りのタイミングである時間T2が、各電圧波形に対して相対的に遅くなっている。この場合、クロック信号の立ち下りのタイミングである時間T2では、増幅回路35−1及び35−2の出力電圧V1及びV2が既に飽和した状態にある。従って、時間T2に一致するサンプルタイミングSP2の位置で補間電圧Vdivをサンプルして判定しても、このタイミングでの補間電圧Vdivは殆どゼロとなっているため、判定結果はノイズにより決定される値となってしまう。即ち、比較回路36−2の出力信号が1になるか0になるかは、電圧V1の振幅と電圧V2の振幅との大小関係に依存するのではなく、完全にノイズに依存することになってしまう。この場合、アナログ・デジタル変換器の出力の最下位ビットがノイズにより失われることになる。
上記のような飽和状態によるAD変換出力の誤差の問題を解決するためには、図1に示す信号伝送システムのアナログ・デジタル変換器23が、クロック信号の周波数に関わらずに、図6のような動作条件で動作する必要がある。これは、アナログ・デジタル変換器23の増幅利得を、受信データのデータレート、例えばクロック信号周波数に応じて制御する構成とすればよい。
図8は、アナログ・デジタル変換器23の増幅利得を受信データのデータレートに応じて制御する構成を明示的に示した図である。図8において、図1と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図8においては、アナログ・デジタル変換器23の増幅利得の制御に直接に関係しない構成、例えば図1の等化回路24や判定・非多重化回路25は図示を省略してある。
アナログ・デジタル変換器23には、制御信号線40が設けられている。後述するように、この制御信号線40を介してアナログ・デジタル変換器23に印加する制御信号により、アナログ・デジタル変換器23内部の増幅回路の増幅利得を制御することができる。アナログ・デジタル変換器23は、前述したように、図3及び図4に示す構成を有する。即ちアナログ・デジタル変換器23は、第1基準信号(Vref−1)と入力信号Vinとの電圧差を増幅する第1増幅回路35−1と、第2基準信号(Vref−3)と入力信号Vinとの電圧差を増幅する第2増幅回路35−3とを含む。また第1増幅回路35−1の第1出力電圧と、第2増幅回路35−3の第2出力電圧とを抵抗分割し、抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路36−2が設けられる。このような構成において、制御信号線40により、第1増幅回路35−1及び第2増幅回路35−3の増幅利得を制御する。
この際、制御信号線40は、判定回路36−2の判定タイミングを規定するクロックの周波数に応じて制御される。即ち、図6の動作条件に比較して図7の動作条件のようにクロック信号の周波数が低い場合には、制御信号線40を介して印加する制御信号により、第1増幅回路35−1及び第2増幅回路35−3の増幅利得を低下させる。その結果、図7の動作条件において、電圧V1及びV2の波形の変化が緩慢になり、サンプルタイミングSP2の位置で電圧V1及びV2が飽和していない動作条件を作り出すことができる。従って、サンプルタイミングSP2の位置で補間電圧Vdivをサンプルして判定すると、正しい判定結果が得られることになる。
図9は、増幅回路の構成の一例を示す図である。図9に示す回路構成が、図3及び図4に示す増幅回路35−1乃至35−Mの各増幅回路として用いられる。図9の増幅回路は、NMOSトランジスタ41乃至46及びPMOSトランジスタ47乃至52を含む。NMOSトランジスタ41、42、及び45並びにPMOSトランジスタ48及び49で1つの差動増幅器を構成する。この差動増幅器により、差動入力信号のプラス側電圧Vin+と差動基準電圧のプラス側電圧Vr+との差に応じた電圧を、出力端子53及び54に生成する。またNMOSトランジスタ43、44、及び46並びにPMOSトランジスタ48及び49でもう一つの差動増幅器を構成する。この差動増幅器により、差動入力信号のマイナス側電圧Vin−と差動基準電圧のマイナス側電圧Vr−との差に応じた電圧を、出力端子53及び54に生成する。これら2つの差動増幅器は並列に接続されており、同時に動作することにより、プラス側の差電圧とマイナス側の差電圧に応じた出力電圧が、出力電圧Vo−及びVo+として出力端子53及び54に生成される。
NMOSトランジスタ45及び46のゲートにはクロック信号clkが印加される。クロック信号clkがHIGHになると、NMOSトランジスタ45及び46が導通して増幅回路が動作する。クロック信号clkがLOWになると、NMOSトランジスタ45及び46が非導通となり増幅回路は動作停止状態となる。クロック信号clkがLOWとなった動作停止状態では、PMOSトランジスタ47及び50が導通し、出力端子53及び54がHIGH側の電源電圧にクランプされる。また同時に、クロック信号clkのLOWによりPMOSトランジスタ51が導通し、出力端子53及び54同士を電気的に接続して同電位にする。
PMOSトランジスタ52のソース/ドレインの一端が出力端子53に結合され、ソース/ドレインの他端が出力端子54に結合される。またPMOSトランジスタ52のゲートには制御信号線40が接続されている。この制御信号線40を介してPMOSトランジスタ52のゲートに印加する制御信号controlの電圧を変化させることにより、出力端子53及び54の間を結合する抵抗値を変化させることができる。このようにして、差動増幅回路の差動信号出力である2つの信号の間、即ち出力端子53及び54のVo−とVo+との間を結合する抵抗値を制御信号線40により制御することにより、差動増幅回路の増幅利得を制御することができる。上記抵抗値が大きくなれば、出力端子53及び54の間に電圧差が生じやすくなり、増幅利得が増大する。逆に抵抗値が小さくなれば、出力端子53及び54の間に電圧差が生じ難くなり、増幅利得が低下する。
図10は、増幅回路の構成の別の一例を示す図である。図10に示す回路構成を、図3及び図4に示す増幅回路35−1乃至35−Mの各増幅回路として用いてもよい。図10において、図9と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図10の増幅回路は、NMOSトランジスタ41乃至44、PMOSトランジスタ47乃至51、及び電流源45A及び46Aを含む。図9の構成と比較して、NMOSトランジスタ45及び46が、電流源45A及び46Aで置き換えられている点が異なる。また図10では、PMOSトランジスタ52が取り除かれている。電流源45A及び46Aには、制御信号線40を介して制御信号controlが供給されており、制御信号controlに応じて内部電流源トランジスタに流れる電流量を制御することにより、増幅回路の増幅利得を制御する。
図11は、図10に示す電流源の構成の一例を示す図である。図10に示す電流源45A及び46Aの各々を、図11に示す回路構成により実現してよい。図11の電流源は、複数n個のインバータ60−1乃至60−n、複数n個のトランスファーゲート61−1乃至61−n、複数n個のNMOSトランジスタ62−1乃至62−n、複数n個のNMOSトランジスタ63−1乃至63−nを含む。NMOSトランジスタ63−1乃至63−nのドレインに接続されるノード64は、電流源45Aの場合、図10のNMOSトランジスタ41及び42のソース端に接続される。また電流源46Aの場合には、ノード64は、図10のNMOSトランジスタ43及び44のソース端に接続される。
制御信号線40は複数の信号線により構成され、制御信号controlは複数ビットの信号となる。control信号のx番目のビットがHIGHになると、トランスファーゲート61−xが導通し、NMOSトランジスタ62−xは非導通となる。この状態では、NMOSトランジスタ63−xが図10に示す増幅回路の電流源トランジスタとして機能する。control信号のx番目のビットがLOWになると、トランスファーゲート61−xが非導通となり、NMOSトランジスタ62−xは導通する。この状態においてNMOSトランジスタ63−xは、非導通状態であり電流源トランジスタとして機能しない。制御信号線40のn本の信号線のうちの何本をHIGHに設定するかに応じて、増幅回路の電流源トランジスタに流れる電流量を調整することができる。即ち、制御信号線40のn本の信号線のうちのm本をHIGHに設定すると、m個のNMOSトランジスタ63−xが導通状態となり、トランジスタ一個あたりのON状態のドレイン電流のm倍の量の電流が増幅回路に流れることになる。なお制御信号線40のn本の信号線のうちで、HIGHに設定したm本以外の残りの信号線はLOWに設定する。このようにして増幅回路の電流源に流れる電流量を調整することにより、増幅回路の増幅利得を制御することが可能となる。
図12は、比較回路の構成の一例を示す図である。図3及び図4に示す比較回路36−1乃至36−Mの各々を、図12に示す回路構成により実現してよい。図12に示すNMOSトランジスタ71乃至76、NAND回路77及び78、及び抵抗素子R1及びR2を含む。NMOSトランジスタ71乃至73及び抵抗素子R1及びR2により、差動入力段を構成する。NMOSトランジスタ72及び73のゲートには、差動入力信号d及びdxが印加される。この差動入力信号d及びdxは、図3及に示す比較回路36−1のように対応する増幅回路が存在する場合にはその増幅回路の出力であり、例えば図9のVo+及びVo−に相当する。また図3及に示す比較回路36−2のように対応する増幅回路が存在しない場合には、隣接する2つの増幅回路の差動出力であるVo+及びVo−を抵抗分割した差動信号である。クロック信号clkがHIGHのときに、上記差動入力段が動作して、差動入力信号d及びdxを増幅する。クロック信号clkがHIGHからLOWに立ち下がると、反転クロック信号clkxがLOWからHIGHになり、NMOSトランジスタ74乃至76からなる回路が動作し、差動入力段の出力を確定させる。またNAND回路77及び78からなるラッチ回路が、確定された差動入力段の出力をラッチして保持する。NAND回路77の出力outが、図4に示すエンコーダ32に供給される。このようにして、判定回路(比較回路)による判定タイミングは、クロック信号clkの立ち下りのタイミングとなる。即ち、クロック信号clkが判定回路の判定タイミングを規定する。
図13は、増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の一例を示す図である。図13において、図1と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図13においては、アナログ・デジタル変換器23の増幅利得の制御に直接に関係しない構成、例えば図1の等化回路24は図示を省略してある。
図13に示す構成においては、レジスタ27が受信機12に設けられる。受信機12のユーザは、受信機12を使用する規格に応じたデータレートが分かっているので、そのデータレートに応じたコードを受信機12のレジスタ27に設定する。レジスタ27に設定されたコードは、複数本の制御信号線40を介して、アナログ・デジタル変換器23の各増幅回路に供給される。この場合の増幅回路は例えば図10及び図11に示す構成であり、複数本の制御信号線40を介して供給されるコードに応じて、増幅回路に流れる電流量を調整して増幅利得を制御する。
図14は、増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の別の一例を示す図である。図14において、図13と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図14に示す構成においては、レジスタ27A及びデジタル・アナログ変換器(DAC)28が受信機12に設けられる。受信機12のユーザは、受信機12を使用する規格に応じたデータレートが分かっているので、そのデータレートに応じたコードを受信機12のレジスタ27Aに設定する。デジタル・アナログ変換器28は、レジスタ27Aに設定されたコードをデジタル・アナログ変換して、コードに応じた電圧を有するアナログ信号を生成する。このアナログ信号は、一本の制御信号線40を介して、アナログ・デジタル変換器23の各増幅回路に供給される。この場合の増幅回路は例えば図9に示す構成であり、制御信号線40を介して供給されるアナログ信号の電圧値に応じて、増幅回路の差動出力間の結合抵抗値を調整して増幅利得を制御する。
図15は、増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の更に別の一例を示す図である。図15において、図1と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図15においては、アナログ・デジタル変換器23の増幅利得の制御に直接に関係しない構成、例えば図1の等化回路24は図示を省略してある。
図13に示す構成においては、調整回路29が受信機12に設けられる。クロック復元回路(CRU)26が、受信データ信号に基づいてクロック信号を復元し、復元したクロック信号clkをアナログ・デジタル変換器23と判定・非多重化回路25とに供給する。クロック復元回路26は、受信データ信号のデータレートに一致する周波数を有し且つ受信データ信号に対して適切な位相を有するクロック信号clkを生成するものであり、受信データ信号のデータレートを検出するデータレート検出回路として機能する。クロック復元回路26は、検出されたデータレートを示す信号を調整回路29に供給する。調整回路29は、検出されたデータレートに応じた制御信号を生成し、制御信号線40を介して制御信号をアナログ・デジタル変換器23に供給する。
図16は、調整回路29の構成の一例を示す図である。図16(a)に示すように、調整回路29は、変換テーブル80及びデジタル・アナログ変換器81を含む。変換テーブル80には、クロック復元回路26から受信データ信号のデータレートに応じたコードが供給されるものとする。図16(b)に変換テーブル80の一例を示す。変換テーブル80には、複数の入力コードと複数の出力コードとが一対一に対応付けて格納されている。変換テーブル80は、ある入力コードが供給されると、その入力コードに対応する出力コードを出力する。デジタル・アナログ変換器81は、変換テーブル80から供給されるコードをデジタル・アナログ変換して、コードに応じた電圧を有するアナログ信号を生成する。このアナログ信号は、一本の制御信号線40を介して、アナログ・デジタル変換器23の各増幅回路に供給される。この場合の増幅回路は例えば図9に示す構成であり、制御信号線40を介して供給されるアナログ信号の電圧値に応じて、増幅回路の差動出力間の結合抵抗値を調整して増幅利得を制御する。なお図10及び図11に示す構成の増幅回路を用いる場合には、デジタル・アナログ変換器81を設ける必要がない。
図17は、判定・非多重化回路25のデマルチプレクサの構成の一例を示す図である。図18は、図17に示す判定・非多重化回路25の動作を示す信号波形図である。図17に示すように判定・非多重化回路25は、Dフリップフロップ91乃至96を含む。Dフリップフロップ91乃至93により、入力データI_Dataの偶数番目のデータを検出して、第1の出力データO_Data1として出力する。またDフリップフロップ94乃至95により、入力データI_Dataの奇数番目のデータを検出して、第2の出力データO_Data2として出力する。またDフリップフロップ96により、入力クロック信号clkを2分周して、出力クロック信号O_CLKとして出力する。このようなデマルチプレクサの構成により、1:2の非多重化処理を実現することができる。
図19は、1:4の非多重化処理を実現する回路の構成の一例を示す図である。図19に示す1:2非多重化回路(1:2DMUX)97乃至99は、各々が図17に示す回路構成を有する。1:2非多重化回路97により1:2に非多重化し、その非多重化後の2つの信号をそれぞれ1:2非多重化回路98及び99により更に非多重化する。この構成により、1:4の非多重化処理を実現することが可能となる。
図20は、クロック復元回路26の構成の一例を示す図である。クロック復元回路26は、位相検出器101、チャージポンプ102、周波数検出器103、チャージポンプ104、ローパスフィルタ105、電圧制御発振器(VOC)106、ローパスフィルタ107、アナログ・デジタル変換器(ADC)108、及び加算器109を含む。位相検出器101及び周波数検出器103に供給されるサンプルデータは、アナログ・デジタル変換器23から出力されるデータである。
位相検出器101は、サンプルデータとクロック信号clkとの位相差を検出し、検出位相差を示す信号を出力する。チャージポンプ102は、位相検出器101から供給される検出位相差を示す信号に基づいて、内部の容量素子の充電電圧を上昇又は下降させる。例えば、検出位相差を示す信号が、クロック信号clkの所定エッジよりも前にサンプルデータのデータ遷移点が有ることを示す場合には、例えば充電電圧を下降させる。また例えば、検出位相差を示す信号が、クロック信号clkの所定エッジよりも後にサンプルデータのデータ遷移点が有ることを示す場合には、例えば充電電圧を上昇させる。ローパスフィルタ105は、チャージポンプ102の上記充電電圧である出力電圧を含む電圧信号を積分して、ノイズに影響されない低周波成分を抽出する。電圧制御発振器106は、ローパスフィルタ105の出力電圧に応じた周波数で発振することにより、クロック信号clkを生成する。このクロック信号clkは、位相検出器101による位相差検出に用いられる。このフィードバック制御により、クロック信号clkの位相が適切な位相値に調整される。
図21は、周波数検出器103の構成の一例を示す図である。周波数検出器103は、Dフリップフロップ111乃至118、XOR回路119乃至123、Dフリップフロップ124乃至127、及びAND回路128及び129を含む。Dフリップフロップ111乃至114は、クロック信号clkの位相0°のタイミング、位相90°のタイミング、位相180°のタイミング、及び位相270°のタイミングにおいて、それぞれサンプルデータを取り込む、Dフリップフロップ11乃至11は、Dフリップフロップ111乃至114がそれぞれ取り込んだ4つのデータを、位相0°のタイミングで取り込み直すことにより、4つのデータの有効タイミングを揃える。XOR回路119は、位相0°のタイミングのデータと位相90°のタイミングのデータとの排他的論理和を演算することにより、両データの論理値が異なる場合に1となる出力信号Aを生成する。XOR回路120は、位相90°のタイミングのデータと位相180°のタイミングのデータとの排他的論理和を演算することにより、両データの論理値が異なる場合に1となる出力信号Bを生成する。XOR回路121は、位相180°のタイミングのデータと位相270°のタイミングのデータとの排他的論理和を演算することにより、両データの論理値が異なる場合に1となる出力信号Cを生成する。XOR回路122は、位相270°のタイミングのデータと次サイクルの位相0°のタイミングのデータとの排他的論理和を演算することにより、両データの論理値が異なる場合に1となる出力信号Dを生成する。XOR回路123は、信号A乃至Dの排他的論理和を演算することにより、信号A乃至Dのうちで1である信号の数が奇数である場合に1となる出力信号を生成する。即ち例えば、クロック信号clkの1サイクルの期間において、データ遷移が一度だけ生じる場合にXOR回路123の出力は1となる。
XOR回路123の出力が0から1に変化する場合に、Dフリップフロップ124は信号Bを取り込む。再度XOR回路123の出力が0から1に変化すると、Dフリップフロップ124の出力はDフリップフロップ125に取り込まれる。同様にして、XOR回路123の出力が0から1に変化する場合に、Dフリップフロップ126は信号Cを取り込む。再度XOR回路123の出力が0から1に変化すると、Dフリップフロップ126の出力はDフリップフロップ127に取り込まれる。
AND回路128は、Dフリップフロップ124の出力とDフリップフロップ127の出力が共に1の場合に、周波数上昇を指示する信号Fupをアサートする。即ち、過去においては位相180°と位相270°との間にデータ遷移点が存在し、現在においては位相90°と位相180°との間にデータ遷移点が存在する場合には、周波数が低すぎると判断できる。従ってこの場合には、周波数上昇を指示する信号Fupをアサートする。AND回路129は、Dフリップフロップ126の出力とDフリップフロップ125の出力が共に1の場合に、周波数下降を指示する信号Fdownをアサートする。即ち、過去においては位相90°と位相180°との間にデータ遷移点が存在し、現在においては位相180°と位相270°との間にデータ遷移点が存在する場合には、周波数が高すぎると判断できる。従ってこの場合には、周波数下降を指示する信号Fdownをアサートする。
図20に戻り、チャージポンプ104は、周波数検出器103から供給される信号Fup及びFdownに基づいて、内部の容量素子の充電電圧を上昇又は下降させる。ローパスフィルタ105は、上記充電電圧であるチャージポンプ104の出力電圧を含む電圧信号を積分して、ノイズに影響されない低周波成分を抽出する。電圧制御発振器106は、ローパスフィルタ105の出力電圧に応じた周波数で発振することにより、クロック信号clkを生成する。このクロック信号clkは、周波数検出器103による周波数検出に用いられる。このフィードバック制御により、クロック信号clkの周波数が適切な値に調整される。
またローパスフィルタ107は、上記充電電圧であるチャージポンプ104の出力電圧である電圧信号を積分して、ノイズに影響されない低周波成分を抽出する。このローパスフィルタ107の出力である電圧信号は、受信データから抽出した周波数、即ち受信データのデータレートに応じた電圧値となる。アナログ・デジタル変換器108は、ローパスフィルタ107の出力アナログ電圧をデジタル値に変換する。このデジタル信号は、複数本の制御信号線40を介して、アナログ・デジタル変換器23の各増幅回路に供給される。この場合の増幅回路は例えば図10及び図11に示す構成であり、制御信号線40を介して供給されるデジタル信号値に応じて、増幅回路の電流源を流れる電流の量を調整して増幅利得を制御する。なお図9に示す構成の増幅回路を用いる場合には、アナログ・デジタル変換器108を設ける必要がない。
なおアナログ・デジタル変換器23の出力信号は、複数ビットのデジタルデータとなる。クロック復元回路26へ入力するサンプルデータとしては、アナログ・デジタル変換器23の出力データの複数ビットのうちで、最上位ビット(MSB)のみを使用すればよい。なおこの際、伝送線路11(図1参照)のロスが大きく入力信号が劣化して、アナログ・デジタル変換器23の最上位ビットから正しく受信データを抽出できない場合には、伝送線路11の周波数特性と逆特性のアナログフィルタ130を、アナログ・デジタル変換器23の前に設ける構成としてよい。図22は、アナログ・デジタル変換器23の前段にアナログフィルタ130を設けた構成の一例を示す。
図23は、増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の更に別の一例を示す図である。図23において、図1及び図20と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図23に示すように、図20に示す構成を有するクロック復元回路26により、アナログ・デジタル変換器23に入力される前の受信データ信号からクロック信号clkを復元するように構成してもよい。この際、伝送線路11(図1参照)のロスが大きく入力信号が劣化して、入力信号から正しく受信データを抽出できない場合には、伝送線路11の周波数特性と逆特性のアナログフィルタ130を、アナログ・デジタル変換器23の前に設ける構成としてよい。図24は、アナログ・デジタル変換器23の前段にアナログフィルタ130を設けた構成の一例を示す。
図25は、増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の更に別の一例を示す図である。図25において、図1と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。図25においては、アナログ・デジタル変換器23の増幅利得の制御に直接に関係しない構成、例えば図1の等化回路24は図示を省略してある。
図25に示す構成においては、調整回路140が受信機12に設けられる。クロック復元回路(CRU)26が、受信データ信号に基づいてクロック信号を復元し、復元したクロック信号clkをアナログ・デジタル変換器23と判定・非多重化回路25とに供給する。クロック復元回路26は、受信データ信号のデータレートに一致する周波数を有し且つ受信データ信号に対して適切な位相を有するクロック信号clkを生成する。調整回路140は、クロック復元回路26が生成したクロック信号clkに応じた制御信号を生成し、制御信号線40を介して制御信号をアナログ・デジタル変換器23に供給する。
図26は、調整回路140の構成の一例を示す図である。調整回路140は、動作試験回路141とデジタル・アナログ変換回路(DAC)142とを含む。動作試験回路141は、増幅回路151及び152、比較回路153乃至155、抵抗素子156及び157、振幅調整回路158、及びカウンタ制御回路159を含む。増幅回路151及び152、比較回路153乃至155、及び抵抗素子156及び157は、図3に示す増幅回路35−1及び35−3、比較回路36−1乃至36−3、抵抗素子37及び38と同一の構成を有する。この構成により、動作試験回路141は、アナログ・デジタル変換器23のアナログ・デジタル変換動作を模擬するレプリカ回路として機能する。
増幅回路151は第1基準電圧と振幅調整回路158の出力電圧との電圧差を増幅する。増幅回路152は第2基準電圧と振幅調整回路158の出力電圧との電圧差を増幅する。ここで第1基準電圧及び第2基準電圧は、図4に示すVref−1及びVref−3であってよい。或いは他の2つの隣接する基準電圧Vref−x(x:1〜M−2の整数)及びVref−x+2であってよい。
増幅回路151の出力電圧と増幅回路152の出力電圧とを抵抗素子列156及び157により抵抗分割し、抵抗分割された電圧値の論理値を比較回路154により判定する。比較回路154による判定結果を示す出力電圧信号は、振幅調整回路158により振幅調整され、増幅回路151及び152に入力される。この振幅調整回路158による振幅調整により、振幅調整回路158から増幅回路151及び152に入力される信号は、増幅回路151及び152に使用する基準電圧に応じた適切な振幅となるように設定される。
比較回路154の出力は負論理出力となっている。従って、振幅調整回路158を介した増幅回路151及び152の入力へのフィードバックにより、適切な増幅動作及び判定動作が行なわれた場合には、比較回路154の出力信号が0と1とを交互に繰り返す信号となる。カウンタ制御回路159は、比較回路154の出力信号が0と1との間で遷移する回数をカウントする。カウンタ制御回路159は、クロック信号clkにより計時される所定の時間長の間に上記遷移回数が何回発生したかを示すカウント値を、デジタル・アナログ変換回路142に供給する。デジタル・アナログ変換回路142は、カウント値をデジタル・アナログ変換して、アナログ信号の制御信号controlを生成して制御信号線40に送出する。動作試験回路141及びアナログ・デジタル変換器23は、制御信号線40を介して供給される制御信号controlに応じて増幅回路の増幅利得を調整する。
動作試験回路141において適切な増幅動作及び判定動作が行なわれている場合には、比較回路154の出力信号が0と1とを交互に繰り返す信号となり、所定の期間中での遷移回数は例えばY回となる。カウント値がY回よりも少ない場合には、クロック信号clkに対して相対的に増幅回路の増幅動作が速く、アナログ・デジタル変換器23及び動作試験回路141において適切な増幅動作及び判定動作が行なわれていないと考えられる。従ってこの場合には、制御信号controlに応じて増幅回路の増幅利得を下げるように調整すればよい。なおこの場合の増幅回路は例えば図9に示す構成であり、制御信号線40を介して供給されるアナログ信号の電圧値に応じて、増幅回路の差動出力間の結合抵抗値を調整して増幅利得を制御する。なお図10及び図11に示す構成の増幅回路を用いる場合には、デジタル・アナログ変換回路142の代わりに例えば図16(b)に示す構成と同様なデータ変換テーブルを設けてよい。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
なお本発明は、以下の内容を含むものである。
(付記1)
第1基準信号と入力信号との電圧差を増幅する第1増幅回路と、
第2基準信号と前記入力信号との電圧差を増幅する第2増幅回路と、
前記第1増幅回路の第1出力電圧と、前記第2増幅回路の第2出力電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路と、
前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する制御信号線と
を有することを特徴とするADコンバータ。
(付記2)
前記制御信号線は、前記判定回路の判定タイミングを規定するクロックの周波数に応じて制御されることを特徴とする付記1記載のADコンバータ。
(付記3)
前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は、前記クロックに基づいて増幅の開始タイミングが制御されることを特徴とする付記2記載のADコンバータ。
(付記4)
前記入力信号のデータレートを検出するデータレート検出回路をさらに有し、前記クロックの前記周波数は、前記データレート検出回路により検出された前記入力信号の前記データレートに応じて制御されることを特徴とする付記2記載のADコンバータ。
(付記5)
前記データレート検出回路により検出された前記入力信号の前記データレートに応じたアナログ信号を生成するDA変換器をさらに有し、前記アナログ信号により前記制御信号線を介して前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御することを特徴とする付記4記載のADコンバータ。
(付記6)
前記第1基準信号とテスト信号との電圧差を増幅する第3増幅回路と
前記第2基準信号と前記テスト信号との電圧差を増幅する第4増幅回路と、
前記第3増幅回路の第3出力電圧と、前記第4増幅回路の第4出力電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定するテスト判定回路と、
をさらに含み、前記制御信号線の制御信号により前記第3増幅回路及び前記第4増幅回路の増幅利得を制御し、前記テスト判定回路の判定した論理値に応じて前記制御信号を生成することを特徴とする付記1記載のADコンバータ。
(付記7)
前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の各々は差動増幅回路であり、前記差動増幅回路の差動信号出力である2つの信号の間の抵抗値を前記制御信号線により制御することにより、前記増幅利得を制御することを特徴とする付記1記載のADコンバータ。
(付記8)
前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の各々は差動増幅回路であり、前記差動増幅回路の電流源に流れる電流量を前記制御信号線により制御することにより、前記増幅利得を制御することを特徴とする付記1記載のADコンバータ。
(付記9)
データ信号を受信するデータ受信端と、
第1基準信号と前記データ信号との電圧差を増幅する第1増幅回路と、
第2基準信号と前記データ信号との電圧差を増幅する第2増幅回路と、
前記第1増幅回路の第1出力電圧と、前記第2増幅回路の第2出力信電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路と、
前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する制御信号線と、
を有することを特徴とするデータ受信装置。
(付記10)
前記データ信号に基づいてクロックを生成するクロック再生回路をさらに有し、前記クロック再生回路が生成した前記クロックの周波数に応じて前記増幅利得を制御することを特徴とする付記9記載のデータ受信装置。
(付記11)
第1増幅回路及び第2増幅回路にデータ信号を入力する工程と、
前記データ信号のデータレートに基づいて、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する工程と、
前記第1増幅回路の第1出力信号と、前記第2増幅回路の第2出力信号とを抵抗分割し、前記抵抗分割した電圧値の論理値を判定する工程と
を有することを特徴とするデータ受信方法。
(付記12)
前記データ信号に基づきクロックを生成する工程をさらに有し、前記抵抗分割した電圧値の論理値を判定する工程は前記クロックに基づき行われることを特徴とする付記11記載のデータ受信方法。
(付記13)
前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は、前記クロックに基づいて増幅の開始タイミングが制御されることを特徴とする付記12記載のデータ受信方法。
信号伝送システムの構成の一例を示す図である。 一般的なフラッシュ型のアナログ・デジタル変換器の構成の一例を示す図である。 フラッシュ型のアナログ・デジタル変換器において入力信号に結合される容量値を削減した構成を示す図である。 図3の回路構成を適用したフラッシュ型のアナログ・デジタル変換器の全体構成を示す図である。 ダイナミックアンプである増幅回路の出力波形を模式的に示す図である。 図3の比較回路による比較判定動作が正常に行なわれる場合を示す図である。 図3の比較回路による比較判定動作が正常に行なわれない場合を示す図である。 アナログ・デジタル変換器の増幅利得を受信データのデータレートに応じて制御する構成を明示的に示した図である。 増幅回路の構成の一例を示す図である。 増幅回路の構成の別の一例を示す図である。 図10に示す電流源の構成の一例を示す図である。 比較回路の構成の一例を示す図である。 増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の一例を示す図である。 増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の別の一例を示す図である。 増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の更に別の一例を示す図である。 調整回路の構成の一例を示す図である。 判定・非多重化回路のデマルチプレクサの構成の一例を示す図である。 図17に示す判定・非多重化回路の動作を示す信号波形図である。 1:4の非多重化処理を実現する回路の構成の一例を示す図である。 クロック復元回路の構成の一例を示す図である。 周波数検出器の構成の一例を示す図である。 アナログ・デジタル変換器の前段にアナログフィルタを設けた構成の一例を示す図である。 増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の更に別の一例を示す図である。 アナログ・デジタル変換器の前段にアナログフィルタを設けた構成の一例を示す図である。 増幅利得を制御する制御信号を設定する構成の更に別の一例を示す図である。 調整回路の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 送信機
11 伝送線路
12 受信機
21 マルチプレクサ
22 ドライバ
23 アナログ・デジタル変換器
24 等化回路
25 判定・非多重化回路
26 クロック復元回路

Claims (9)

  1. 第1基準信号と入力信号との電圧差を増幅する第1増幅回路と、
    第2基準信号と前記入力信号との電圧差を増幅する第2増幅回路と、
    前記第1増幅回路の第1出力電圧と、前記第2増幅回路の第2出力電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路と、
    前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する制御信号線と
    を有し、前記制御信号線は、前記判定回路の判定タイミングを規定するクロックの周波数に応じて制御され、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は前記クロックに同期して駆動され時間と共に増幅率が変化する特性を有する回路であることを特徴とするADコンバータ。
  2. 前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は、前記クロックに基づいて増幅の開始タイミングが制御されることを特徴とする請求項記載のADコンバータ。
  3. 前記入力信号のデータレートを検出するデータレート検出回路をさらに有し、前記クロックの前記周波数は、前記データレート検出回路により検出された前記入力信号の前記データレートに応じて制御されることを特徴とする請求項又は記載のADコンバータ。
  4. 前記データレート検出回路により検出された前記入力信号の前記データレートに応じたアナログ信号を生成するDA変換器をさらに有し、前記アナログ信号により前記制御信号線を介して前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御することを特徴とする請求項記載のADコンバータ。
  5. 前記第1基準信号とテスト信号との電圧差を増幅する第3増幅回路と
    前記第2基準信号と前記テスト信号との電圧差を増幅する第4増幅回路と、
    前記第3増幅回路の第3出力電圧と、前記第4増幅回路の第4出力電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定するテスト判定回路と、
    をさらに含み、前記制御信号線の制御信号により前記第3増幅回路及び前記第4増幅回路の増幅利得を制御し、前記テスト判定回路の判定した論理値に応じて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1記載のADコンバータ。
  6. 前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の各々は差動増幅回路であり、前記差動増幅回路の差動信号出力である2つの信号の間の抵抗値を前記制御信号線により制御することにより、前記増幅利得を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項記載のADコンバータ。
  7. 前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の各々は差動増幅回路であり、前記差動増幅回路の電流源に流れる電流量を前記制御信号線により制御することにより、前記増幅利得を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項記載のADコンバータ。
  8. データ信号を受信するデータ受信端と、
    第1基準信号と前記データ信号との電圧差を増幅する第1増幅回路と、
    第2基準信号と前記データ信号との電圧差を増幅する第2増幅回路と、
    前記第1増幅回路の第1出力電圧と、前記第2増幅回路の第2出力信電圧とを抵抗分割し、前記抵抗分割された電圧値の論理値を判定する判定回路と、
    前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する制御信号線と、
    を有し、前記制御信号線は、前記判定回路の判定タイミングを規定するクロックの周波数に応じて制御され、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路は前記クロックに同期して駆動され時間と共に増幅率が変化する特性を有する回路であることを特徴とするデータ受信装置。
  9. 第1増幅回路及び第2増幅回路にデータ信号を入力する工程と、
    前記データ信号のデータレートに基づいて、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路の増幅利得を制御する工程と、
    前記第1増幅回路の第1出力信号と、前記第2増幅回路の第2出力信号とを抵抗分割し、前記抵抗分割した電圧値の論理値を判定する工程と
    を有し、前記第1増幅回路及び前記第2増幅回路はクロック信号に同期して駆動され時間と共に増幅率が変化する特性を有する回路であることを特徴とするデータ受信方法。
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