JP4284360B2 - A/d変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、プリアンプ列と比較器列を有するA/D変換器に関する。
従来から、高速且つ省面積、省電力を実現するA/D変換器は、図14に示すように、1個以上の比較器1004を有する比較器列1005の前段に、1個以上のプリアンプ1002を有するプリアンプ列1003を備えている。比較器列1005は、プリアンプ列1003の出力電圧を補間しながら比較動作を行う構成が多く用いられている。プリアンプ列1003を比較器列1005の前段に備える効果及びプリアンプ列1003の出力電圧を補間しながら比較動作を行う効果として、第1にA/D変換器の入力容量を削減でき、第2に各々の比較器が持つオフセットを緩和でき、第3に各々の比較器1004の入力ダイナミックレンジを大きく取れるなどが挙げられる(これ等の効果については、例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
Koji Sushihara 他4名 "A 6b 800MSample/s CMOS A/D Converter、2000 Feb.7-9、ISSCC2000/SESSION26/ANALOG TECHNIQUES/PAPER WP 26.2 Koji Sushihara、Akira Matsuzawa "A 7b 450MSample/s 50mW CMOS ADC in 0.3mm^2"、2002 Feb.3-7、ISSCC2002/SESSION10/HIGH-SPEED ADCs/10.3
ところで、A/D変換器の各々の比較器が持つオフセットを緩和するためには、プリアンプのゲインを大きくする必要がある。
しかしながら、従来のA/D変換器において、製造プロセスばらつきや温度変動、電源電圧変動などによってプリアンプのゲインが高くなり過ぎると、プリアンプの正極出力及び負極出力の電位差、つまり、正負出力電位差が過剰に振幅し、A/D変換器の入力信号の周波数が高くなるのに伴いプリアンプの出力に歪が発生し易くなり、比較器列においてプリアンプの正極出力及び負極出力のクロスポイント付近を補間しても、このプリアンプの歪のために大きな誤差が生じ、A/D変換器としての特性が劣化することが判った。また、同様にプリアンプのゲインが高くなり過ぎてプリアンプの出力レンジが比較器の入力レンジに対して超過すると、比較器の応答性が劣化することになるため、A/D変換器としての特性が劣化するという課題があることが判った。
本発明の目的は、プリアンプ列と比較器列とを備えたA/D変換器において、プリアンプのゲインが高くなり過ぎないように対処して、A/D変換器の特性の劣化を抑えることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、プリアンプ列と比較器列とを備えたA/D変換器において、各々のプリアンプにプリアンプゲイン調整回路を配置して、自己のプリアンプの差動出力端子の出力電圧をモニタし、自己のプリアンプの出力電圧が所定の基準電圧を超えた場合に、自己のプリアンプのゲインを減少させることとする。
即ち、請求項1記載の発明のA/D変換器は、1つ以上のプリアンプを有するプリアンプ列と、1つ以上の比較器を有する比較器列とを備えたA/D変換器において、前記プリアンプ列のプリアンプは、参照電圧又は差動参照電圧及びアナログ入力信号又は差動アナログ入力信号を入力とすると共に、正極出力端子及び負極出力端子を備え、前記プリアンプは、前記参照電圧と前記アナログ入力信号との電位差又は前記差動参照電圧間の電位差と前記差動アナログ入力信号間の電位差との電位差をゲイン倍し、このゲイン倍した電位差を前記正極出力端子及び前記負極出力端子から差動出力として出力する機能を備え、前記各プリアンプの前記正極出力端子及び前記負極出力端子には、前記比較器列の比較器が接続され、前記比較器は、前記プリアンプの出力と比較参照電圧とを比較、又は隣り合う2つ以上の前記プリアンプの前記正極出力端子と前記負極出力端子との出力電圧を補間し、補間した電圧同士を比較する機能を有するものであり、前記プリアンプは、各々、プリアンプゲイン調整回路を備え、前記プリアンプゲイン調整回路は、自己のプリアンプの前記正極出力端子及び前記負極出力端子の電位差であるプリアンプ正負出力電位差が基準電位を超えたとき、自己のプリアンプの前記ゲインを減少させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記プリアンプゲイン調整回路は、前記プリアンプ正負出力電位差と基準電位とを比較して、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号を出力するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器と、自己のプリアンプに備えるバイアス電流源に与えるバイアス電圧を発生させるサブバイアス回路とを備え、前記サブバイアス回路は、前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、自己のプリアンプのバイアス電流源に与えるバイアス電圧を変化させることにより、前記バイアス電流源のバイアス電流を変化させて、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記プリアンプゲイン調整回路は、前記プリアンプ正負出力電位差と基準電位とを比較し、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号を出力するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器と、1つ以上の可変抵抗体とを備え、前記可変抵抗体は、2つの入出力端子及び抵抗値制御端子を有し、前記可変抵抗体の前記入出力端子の一方は前記プリアンプの正極出力端子に接続され、前記可変抵抗体の入出力端子の他方は前記プリアンプの負極出力端子に接続され、前記可変抵抗体の前記抵抗値制御端子には自己のプリアンプの正負出力電位差−基準電位比較信号が入力されていて、前記可変抵抗体の前記抵抗値制御端子に入力される正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、前記可変抵抗体のオン抵抗を変化させることにより、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項3記載のA/D変換器において、前記可変抵抗体は、1つのNch型MOSトランジスタを備え、前記Nch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が、そのドレイン端子又はソース端子に自己のプリアンプの負極出力端子が、そのゲート端子に前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が入力され、前記ゲート端子に入力される前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、前記Nch型MOSトランジスタのオン抵抗を変化させて、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項3記載のA/D変換器において、前記可変抵抗体は、1つのPch型MOSトランジスタを備え、前記Pch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が、そのドレイン端子又はソース端子に自己のプリアンプの負極出力端子が、そのゲート端子に前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が入力され、前記ゲート端子に入力される前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、前記Pch型MOSトランジスタのオン抵抗を変化させて、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記プリアンプゲイン調整回路は、2つのNch型MOSトランジスタを備え、前記2つのNch型MOSトランジスタのうち一方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、前記2つのNch型MOSトランジスタのうち他方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記プリアンプゲイン調整回路は、2つのPch型MOSトランジスタを備え、前記2つのPch型MOSトランジスタのうち一方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、前記2つのPch型MOSトランジスタのうち他方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記プリアンプゲイン調整回路は、2つのNch型MOSトランジスタ及び2つのPch型MOSトランジスタを備え、前記2つのNch型MOSトランジスタのうち一方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、前記2つのNch型MOSトランジスタのうち他方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、前記2つのPch型MOSトランジスタのうち一方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、前記2つのPch型MOSトランジスタのうち他方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、自己のプリアンプのゲインを変化させることを特徴とする。
以上により、請求項1〜8記載の発明では、アナログ入力信号の周波数が高くなった状況において、プリアンプ列内のプリアンプの正負出力電位差が所定の基準電位を越えると、プリアンプゲイン調整回路がそのプリアンプのゲインを減少させるので、プリアンプの出力の歪みが緩和されて、A/D変換器の特性の劣化が抑制される。特に、基準電位を適宜設定すると、プリアンプの出力レンジが比較器の入力レンジの範囲内に収めることが可能であるので、A/D変換器の特性の劣化をより一層に抑制できる。
特に、請求項2及び3記載の発明では、プリアンプのゲイン調整に際して、具体的な動作としては、プリアンプの正負出力電位差が基準電位に比べて大きければ、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号によってサブバイアス回路のバイアス電流が減少して、プリアンプのバイアス電流源に与えるバイアス電圧が減少するので、プリアンプに流れるバイアス電流が減少して、プリアンプのゲインが減少することになる。
また、請求項4及び5記載の発明では、プリアンプのゲイン調整に際して、具体的な動作としては、プリアンプの正負出力電位差が基準電位に比べて大きければ、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号によって可変抵抗体の抵抗値が減少するので、この可変抵抗体の両端が接続されたプリアンプの正極出力端子及び負極出力端子間の電位差が減少して、プリアンプのゲインが減少することになる。
更に、請求項6〜8記載の発明では、プリアンプの正極出力端子及び負極出力端子間の正負出力電位差が、その間に接続された2個のNch型又はPch型トランジスタの閾値電圧に比べて大きければ、それらのトランジスタの抵抗値が減少するので、プリアンプの正極出力端子及び負極出力端子間の電位差が減少して、プリアンプのゲインが減少することになる。
以上説明したように、請求項1〜8記載の発明のA/D変換器によれば、プリアンプゲイン調整回路によってプリアンプのゲインを高過ぎないように調整したので、アナログ入力信号の周波数が高くなっても、プリアンプの出力の歪を緩和できると共に、基準電位の設定によりプリアンプの出力レンジを比較器の入力レンジ内に収めて、A/D変換器の特性劣化を有効に抑制できる効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
先ず、本発明の第1の実施形態のA/D変換器の構成を説明する。ここでは、プリアンプ列において第n番目のプリアンプに関する構成の説明を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態のA/D変換器の全体構成を示す。参照電圧抵抗列101が、最小及び最大の参照電圧VB及びVT間に接続されている。アナログ入力信号vin及び、参照電圧抵抗列101が発生する1つの参照電圧Vrefnがプリアンプ102に接続されている。プリアンプ列103は、前記アナログ入力信号vin及び、各々異なる参照電圧が入力されているプリアンプ群を含む。本実施形態において、各々のプリアンプ102は、1つのアナログ入力信号及び1つの参照電圧の2つの入力をもち、正極出力端子vop及び負極出力端子vonの2つの出力端子を持つ。ここで、正極出力vop及び負極出力vonの電位差、つまり、プリアンプ102の正負出力電位差をvoとする。
前記プリアンプ102の2つの正極出力端子vop及び負極出力端子vonは、1つ以上の比較器104からなる比較器列105に接続されている。前記比較器104は、隣り合う2つ以上のプリアンプ102の正極出力端子と負極出力端子との出力電圧を補間し、補間した出力電圧同士を比較する。一方、プリアンプ102の正極出力端子vop及び負極出力端子vonは2つの基準電位Vrp及びVrnと共に、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器106に入力されている。ここで、基準電位Vrp及びVrnの電位差をVrとする。
前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器の出力であるプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号は、サブバイアス回路108に入力されている。このサブバイアス回路108の出力vbiasnは、各々のプリアンプ102のバイアス電圧vbiasnとして与えられる。プリアンプゲイン調整回路109は、前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器106及びサブバイアス回路108によって構成される。尚、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器106は、一般的な差動信号比較器によって構成できるため、詳細な回路構成は割愛する。
図2は、本実施形態のA/D変換器に使用するサブバイアス回路108を示している。基準電流Ibを流す電流源Ibの電流吸い込み側の端子は電源AVDDに、電流吐き出し側の端子はサブバイアス回路108の出力vbiasnが入力されている。バイパス電流ibypassが流れるNch型MOSトランジスタMnbyのゲート端子には、サブバイアス回路108の入力として与えられるプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が、ドレイン端子には前記サブバイアス回路108の出力vbiasnが、ソース端子には基準電圧VSSが与えられる。バイアス電流ibnが流れるNch型MOSトランジスタMnbbのゲート端子及びドレイン端子には前記サブバイアス回路108の出力vbiasnが、ソース端子には基準電圧VSSが各々与えられる。バイアス電流ibnは、基準電流Ibから、バイパス電流ibypassを引いた電流値(ibn=Ib−ibypass)となる。
図3は本実施形態のA/D変換器に備えるプリアンプ102を示している。バイアス電流Ipb1が流れるPch型MOSトランジスタMpb1a及びMpb1bのゲート端子は、各々、両方ともプリアンプ102の動作点調整用のバイアス電圧Vbp1に、ソース端子は各々両方とも電源AVDDに、ドレイン端子は各々ノードA及びBに接続されている。本プリアンプ102の入力トランジスタであって各々電流inia及びinibが流れるNch型トランジスタMnia及びMnibのゲート端子には、各々、本プリアンプ102の入力として与えられるアナログ入力信号vin及び参照電圧Vrefnが与えられ、ソース端子には各々両方ともノードXに接続され、ドレイン端子は各々ノードA及びBに接続されている。本プリアンプ102の入力トランジスタMnia及びMnibには、各々、電流inia及びinibが流れ、その電流inia及びinibの合成電流ibnがNch型トランジスタ(バイアス電流源)Mnbから流れる。このNch型トランジスタMnbにおいて、そのゲート端子には、前記サブバイアス回路108からの出力であるバイアス電圧vbiasnが入力され、そのドレイン端子はノードXに接続され、そのソース端子は接地されて基準電圧VSSが印加されている。出力負荷電流iLn及びiLpが流れるPch型MOSトランジスタMpb2a及びMpb2bのゲート端子には、各々、両方とも本プリアンプ102の動作点調整用のバイアス電圧Vbp2が与えられ、ソース端子は各々ノードA及びBに接続され、ドレイン端子には各々本プリアンプ102の負極出力端子von及び正極出力端子vopに接続されている。出力負荷抵抗であって各々出力負荷電流iLn及びiLpが流れる抵抗RLn及びRLpの各々の一端は、負極出力端子von及び正極出力端子vopに接続され、各々の他端は両方とも基準電位VSSに接続されている。
以上が、本発明の実施形態のA/D変換器の構成である。
次に、本A/D変換器の動作を説明する。ここでは、プリアンプ列103において第n番目のプリアンプ102に関する動作の説明を行う。
図4(a)は、プリアンプ102の正負出力電位差voに対するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号の特性であり、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器106の入出力特性を示している。つまり、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越えると、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号は正の方向に増加することを示している。
図4(b)は、プリアンプ102の正負出力電位差voに対する図2に示したサブバイアス回路108のバイパス電流ibypass及びバイアス電流ibnの特性である。つまり、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越えて、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、図2のNch型MOSトランジスタMnbyのゲート−ソース電圧が増加し、Mnbyのドレイン−ソース電流であるibypassが増加する。一方、Mnbbのドレイン−ソース電流ibnは、明らかにIb−ibypassであり、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、ibypassが増加した分だけibnが減少することを示している。これにより、サブバイアス回路108の出力であるバイアス電圧vbiasnは、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、減少する。
図4(c)はプリアンプ102の正負出力電位差voに対する図3に示したプリアンプ102のゲインGnの特性である。サブバイアス回路108のNch型トランジスタMnbb及びプリアンプ102のNch型トランジスタMnbはカレントミラー回路を構成しており、アナログ入力信号vinが参照電圧Vrefnに等しいとき、サブバイアス回路109のバイパス電流ibypass≒0であり、サブバイアス回路109のバイアス電流ibn≒Ibとなり、これをカレントミラー回路によりプリアンプ102のバイアス電流ibn≒Ibとなるようバイアス電流が写像される。尚、ここでは、2個のトランジスタMnbb及びMnbの両サイズは等しく、ミラー比は1としているが、本実施形態の効果はミラー比の値は問わない。またこのとき、inia=inib=ibn/2=Ib/2となる。このときのプリアンプ102のゲインGnは、トランジスタMnia及びMnib各々のトランスコンダクタンスがgma及びgmbであって両者は等しくgmであるとすると、
Gn=gm・RL
(gm=gma=gmb=√(βIb)、RL=RLp=RLn 但し、βはMnia及びMnibのサイズ、移動度などのトランジスタ特性から決まる定数である)
となる。また、このときのプリアンプ102の正極出力vop及び負極出力vonは、
vop=von=iL・RL=(Ipb1−Ib/2)・RL
(iL=iLp=iLn、RL=RLp=RLn)
となる。
ここで、アナログ入力信号vinが増加したとする。アナログ入力信号vinの増加に伴ってプリアンプ102の正負出力電位差voは増していく。ところが、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、先に示した通り、サブバイアス回路108のバイアス電流ibnは減少し、出力されるバイアス電圧vbiasnも小値になる。これに伴い、プリアンプ102では、Nch型トランジスタ(バイアス電流源)Mnbに流れるバイアス電流ibnも減少する。プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを超えるときには、プリアンプ102の入力トランジスタMnia、Mnibに流れる電流inia及びinibのアンバランスが生じており、プリアンプ102のゲインGnは、vin=Vrefnの時と比較して既に減少しているが、プリアンプ102のバイアス電流ibnが減少することにより、トランジスタMina、Minbのゲインが小さくなるので、プリアンプ102のゲインGnが減少する方向に働くのは明らかである。つまり、プリアンプ102のゲインGnは、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより減少する。
図4(d)は、前述を総合して、プリアンプゲイン調整回路109がないときのアナログ入力信号vinに対するプリアンプ102の正極出力vop(破線)及び負極出力von(破線)及び、プリアンプゲイン調整回路109があるときのアナログ入力信号vinに対するプリアンプ102の正極出力vop’(実線)及び負極出力von’(実線)を示している。つまり、プリアンプゲイン調整回路109の働きにより、アナログ入力信号vinが増加するに従い、プリアンプ102の正負出力電位差voが増加し、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位差Vrを超えたとき、破線で示される正極出力vop及び負極出力vonに対して、実線で示される正極出力vop’及び負極出力von’で示されるように、正極出力vop及び負極出力vonが増加しないよう、プリアンプ102のゲインに対してリミットがかかる。基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrの設定によっては、正極出力vop及び負極出力vonが比較器の入力レンジを超えないように設計することも可能である。
以上が、本実施形態のA/D変換器の動作である。
本実施形態では、プリアンプ列103と比較器列104とを備えるA/D変換器において、プリアンプゲイン調整回路109を備えることにより、プリアンプゲイン調整回路109の働きにより、各々のプリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位差Vrに対して大きくなったとき、各々のプリアンプ102のゲインGnが減少し、プリアンプ102の正負出力電位差voを制限する。その結果として、プリアンプ102の出力の歪を緩和する。また、基準電位の設定により、プリアンプ102の出力レンジが比較器の入力レンジに対して超過することを防止できる。
しかも、特性に重要なプリアンプ102の正極出力vop及び負極出力のクロスポイント付近のプリアンプゲインGn、即ち、プリアンプ102の正負出力電位差voが基準電位Vrp、Vrn間の電位差Vr以内の範囲内のプリアンプゲインGnは、プリアンプゲイン調整回路109を備えていない構成のA/D変換器と等しくなり、A/D変換器の特性に対して何ら特性劣化の要因を生まない。
その結果として、従来のA/D変換器と比較して、入力信号周波数が高くなっても、A/D変換器の特性が劣化することを防止できる。
尚、本実施形態において、A/D変換器に適用される参照電圧の発生方法や、プリアンプ102、サブバイアス回路108及び比較器104においては、その形態に左右されるものではなく、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることは勿論である。
例えば、図1に示したA/D変換器では、プリアンプ102に入力されるアナログ入力信号Vin及び参照信号Vrefnは各々1つの信号としたが、プリアンプ102の構成はこれに限定されず、その他、例えば、相補の関係にある2つのアナログ入力信号Vinn、Vinpからなる差動アナログ入力信号、及び相補の関係にある2つの参照信号Vrefn、Vregpからなる差動参照信号を入力とするプリアンプとしても良い。この場合のA/D変換器の全体構成を図5に示す。また、この差動アナログ入力信号及び差動参照信号を入力とするプリアンプの内部構成例を図6に示す。同図に示したプリアンプ102’では、差動アナログ入力信号の一方のアナログ入力信号Vrefnと、差動参照信号の一方の差動信号Vinnとを受けるNch型トランジスタMnian、Mnibnとが共通してNch型トランジスタ(バイアス電流源)Mnbnに接続され、差動アナログ入力信号の他方のアナログ入力信号Vrefpと、差動参照信号の他方の差動信号Vinpとを受けるNch型トランジスタMniap、Mnibpとが共通して他のNch型トランジスタ(バイアス電流源)Mnbpに接続される。前記2つのバイアス電流源Mnbn、Mnbpの各ゲート端子には、共に、サブバイアス回路108の出力であるバイアス電圧vbiasnが共通して入力される。図6に示したプリアンプ102’の動作は、図3に示したプリアンプ102の動作と同様であるので、その説明は割愛する。
また、図1では、比較器104は、隣り合う2つ以上のプリアンプ102の出力電圧を補間し、補間した出力電圧同士を比較したが、プリアンプ102の出力と比較参照電圧とを比較する構成であっても良い。
(実施形態2)
先ず、本発明の第2の実施形態のA/D変換器の構成を説明する。ここでは、プリアンプ列において第n番目のプリアンプに関する構成の説明を行う。
図7は、本実施形態のA/D変換器の構成を示している。参照電圧抵抗列501が、最小及び最大の参照電圧VB及びVT間に接続されている。アナログ入力信号vin及び、参照電圧抵抗列501が発生する1つの参照電圧であるVrefnがプリアンプ502に接続されている。プリアンプ列503は、アナログ入力信号vin及び、各々異なる参照電圧が接続されているプリアンプ群を含む。本実施形態において、各々のプリアンプ502は、1つのアナログ入力信号及び1つの参照電圧の2つの入力を持ち、正極出力端子vop及び負極出力端子vonの2つの出力端子を持つ。ここで、正極出力vop及び負極出力vonの電位差、つまり、プリアンプ502の正負出力電位差をvoとする。
前記プリアンプ502の2つの正極出力端子vop及び負極出力端子vonは、1つ以上の比較器504からなる比較器列505に接続されている。一方、プリアンプ502の正極出力端子vop及び負極出力端子vonは、2つの基準電位Vrp及びVrnと共に、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器506に入力されている。ここで、2つの基準電位Vrp及びVrnの電位差をVrとする。プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器506の出力であるプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号507は、プリアンプ502の正極出力端子vop及び負極出力端子von間をつなぐ抵抗値可変バイパス抵抗(可変抵抗体)rbypassの抵抗値制御端子に入力される。プリアンプゲイン調整回路509は、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器506及び抵抗値可変バイパス抵抗rbypassによって構成される。尚、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器506は、一般的な差動信号比較器によって構成できるため、詳細な回路構成は割愛する。
図8(a)は、本A/D変換器に使用する抵抗値可変バイパス抵抗rbypassを示している。このバイパス抵抗rbypassは、2つの入出力端子va及びvb及び、バイパス抵抗rbypassの抵抗値を変化させるための制御信号である抵抗値制御信号を抵抗値制御端子601の入力として備える。図8(b)は本A/D変換器に使用する抵抗値可変バイパス抵抗rbypassの更に具体的な構成を示している。抵抗値可変バイパス抵抗rbypassは、Nch型MOSトランジスタMnrbyで構成されている。この場合、抵抗値可変バイパス抵抗rbypassは、Nch型MOSトランジスタMnrbyのON抵抗と等価であり、トランジスタMnrbyのゲート端子の電圧が変動することにより、トランジスタMnrbyのON抵抗が変動し、可変抵抗を実現する構成となっている。トランジスタMnrbyのドレイン端子及びソース端子は2つの入出力端子va及びvbに接続され、ゲート端子は、バイパス抵抗rbypassの抵抗値を変化させるための制御信号であるプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が入力される抵抗値制御端子601に接続される。
以上が、本A/D変換器の構成である。
次に、本A/D変換器の動作を説明する。ここでは、プリアンプ列503において第n番目のプリアンプ502に関する動作の説明を行う。
図9(a)は、プリアンプ502の正負出力電位差voに対するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号の特性であり、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器506の入出力特性を示している。つまり、プリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越えると、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号は正の方向に増加することを示している。
図9(b)は、プリアンプ502の正負出力電位差voに対する図8に示した抵抗値可変バイパス抵抗rbypassのコンダクタンス、つまり、1/rbypassの特性である。つまり、プリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、コンダクタンス1/rbypassが増加することを示している。図8(b)の抵抗値可変バイパス抵抗Mnrbyを例にとると、プリアンプ502の正負出力電位差voが正方向に増加、つまりvb>vaの状態で、プリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを超えると、抵抗値可変バイパス抵抗Mnrbyの抵抗値制御端子601に入力されているプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号は正の方向に増加し、トランジスタMnrbyのゲート−ソース間電圧が増加することによって、トランジスタMnrbyのコンダクタンス、つまり、1/rbypassが増加することより明らかである。
図9(c)は、プリアンプ502の正負出力電位差voに対する図3に示したプリアンプ502のゲインGnの特性である。アナログ入力信号vinが増加したとする。アナログ入力信号vinの増加に伴ってプリアンプ502の正負出力電位差voは増して行く。ところが、プリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、先に示した通り、抵抗値可変バイパス抵抗 rbypassのコンダクタンス1/rbypassが増加し、これに従って、正極出力vop及び負極出力vonの電位差voは減少する方向に働く。これにより、プリアンプ502のゲインGnが減少する方向に働くのは明らかである。これにより、プリアンプ502のゲインGnは、プリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrを越え、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が正の方向に増加することにより、減少する。
図9(d)は、前述を総合して、プリアンプゲイン調整回路509がないときのアナログ入力信号vinに対するプリアンプ502の正極出力vop(破線)及び負極出力von(破線)及び、プリアンプゲイン調整回路509があるときのアナログ入力信号vinに対するプリアンプ502の正極出力vop’(実線)及び負極出力von’(実線)を示している。つまり、プリアンプゲイン調整回路509の働きにより、アナログ入力信号vinが増加するに従い、プリアンプ502の正負出力電位差voが増加し、プリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位差Vrを超えたとき、破線で示される正極出力vop及び負極出力vonに対して、実線で示される正極出力vop’及び負極出力von’のように、正極出力vop及び負極出力vonが増加しないよう、プリアンプ502のゲインに対してリミットがかかる。基準電位Vrp及びVrnの電位差Vrの設定によっては、正極出力vop及び負極出力vonが比較器504の入力レンジを超えないように設計することも可能である。
以上が、本A/D変換器の動作である。
本実施形態では、プリアンプ列503と比較器列505とを備えるA/D変換器において、プリアンプゲイン調整回路509を備えることにより、プリアンプゲイン調整回路509の働きにより、各々のプリアンプ502の正負出力電位差voが基準電位差Vrに対して大きくなったとき、各々のプリアンプ502のゲインGnが減少し、プリアンプ502の正負出力電位差voを制限する。その結果として、プリアンプ502の出力の歪を緩和する。また、基準電位の設定により、プリアンプ502の出力レンジが比較器の入力レンジに対して超過することを防止できる。
しかも、特性に重要なプリアンプ502の正極出力及び負極出力のクロスポイント付近のプリアンプ502のゲインGnは、プリアンプゲイン調整回路509を備えていない構成のA/D変換器と等しくなり、A/D変換器の特性に対してなんら特性劣化の要因を生まない。
その結果として、従来のA/D変換器と比較して、入力信号周波数が高くなっても、A/D変換器の特性が劣化することを防止する。
尚、本実施形態において、A/D変換器に適用される参照電圧の発生方法、プリアンプ502及びプリアンプゲイン調整回路509、比較器507においては、その形態に左右されるものではなく、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることは勿論である。
尚、本実施形態では、図8(a)に示した抵抗値可変バイパス抵抗rbypassを、同図(b)に示したようにNch型MOSトランジスタMnrbyで構成したが、同図(c)に示すようにPch型MOSトランジスタMprbyで構成するなど、何らかの抵抗値制御信号によって抵抗値が変化する可変抵抗であれば、同じ効果が得られることは勿論である。
(実施形態3)
続いて、本発明の第3の実施形態のA/D変換器の構成を説明する。ここでは、プリアンプ列803において第n番目のプリアンプ802に関する構成の説明を行う。
図10は、本A/D変換器の構成を示している。参照電圧抵抗列801が、最小及び最大の参照電圧VB及びVT間に接続されている。アナログ入力信号vin及び、参照電圧抵抗列801が発生する1つの参照電圧Vrefnがプリアンプ802に接続されている。プリアンプ列803は、アナログ入力信号vin及び、各々異なる参照電圧が接続されているプリアンプ群を含む。本実施形態において、各々のプリアンプ802は、1つのアナログ入力信号及び1つの参照電圧の2つの入力を持ち、正極出力端子vop及び負極出力端子vonの2つの出力端子を持つ。ここで、正極出力vop及び負極出力vonの電位差、つまりプリアンプ802の正負出力電位差をvoとする。
プリアンプ802の2つの正極出力端子vop及び負極出力端子vonは、1つ以上の比較器804からなる比較器列805に接続されている。一方、2つのNch型MOSトランジスタMn1及びMn2の各々のソース端子はプリアンプ802の負極出力端子von及び正極出力端子vopに接続され、各々のドレイン端子及びゲート端子はプリアンプ802の正極出力端子vop及び負極出力端子vonに接続されている。プリアンプゲイン調整回路807は、相互に等しい電気特性を持つ2つのNch型MOSトランジスタMn1及びMn2によって構成される。
以上が、本A/D変換器の構成である。
次に、本A/D変換器の動作を説明する。ここでは、プリアンプ列803において第n番目のプリアンプ802に関する動作の説明を行う。
図13(a)は、プリアンプ802の正負出力電位差voに対する図10に示した2つのNch型MOSトランジスタMn1及びMn2のコンダクタンス、つまり、1/rMn1及び1/rMn2の特性である。ここで、トランジスタMn1及びMn2のON抵抗は、各々、トランジスタrMn1及びrMn2の抵抗、トランジスタMn1及びMn2の閾値電圧は各々等しくVtMnとしている。つまり、プリアンプ802の正負出力電位差voが増加してトランジスタMn1の閾値電圧+VtMnを越えることにより、トランジスタMn1のコンダクタンス1/rMn1が増加することを示している。また、プリアンプ802の正負出力電位差voが減少してトランジスタMn2の閾値電圧−VtMnを下回ることにより、トランジスタMn2のコンダクタンス1/rMn2が増加することを示している。これは、Nch型トランジスタの特性から明らかである。
図13(b)は、プリアンプ802の正負出力電位差voに対する図3に示したプリアンプ802のゲインGnの特性である。アナログ入力信号vinが増加したとする。アナログ入力信号vinの増加に伴ってプリアンプ802の正負出力電位差voは増して行く。ところが、プリアンプ802の正負出力電位差voがトランジスタMn1の閾値電圧+VtMnを越えることにより、先に示した通り、トランジスタMn1のコンダクタンス1/rMn1が増加し、これに従って、プリアンプ802の正極出力vop及び負極出力vonの電位差voは減少する方向に働く。また、アナログ入力信号vinが減少したとする。アナログ入力信号vinの減少に伴ってプリアンプ802の正負出力電位差voは負の方向に減少して行く。ところが、プリアンプ802の正負出力電位差voがトランジスタMn2の閾値電圧−VtMnを下回ることにより、先に示した通り、トランジスタMn2のコンダクタンス1/rMn2が増加し、これに従って、プリアンプ802の正極出力vop及び負極出力vonの電位差voは減少する方向に働く。これにより、プリアンプ802のゲインGnが減少する方向に働くのは明らかである。つまり、プリアンプ802のゲインGnは、プリアンプ802の正負出力電位差voがトランジスタMn1及びMn2の閾値電圧+/−VtMnを越えることにより、減少する。
図13(c)は、前述を総合して、プリアンプゲイン調整回路807がないときのアナログ入力信号vinに対するプリアンプ802の正極出力vop(破線)及び負極出力von(破線)、及び、プリアンプゲイン調整回路807があるときのアナログ入力信号vinに対するプリアンプ802の正極出力vop’(実線)及び負極出力von’(実線)を示している。つまり、プリアンプゲイン調整回路807の働きにより、アナログ入力信号vinが増加するに従い、プリアンプ802の正負出力電位差voが増加し、プリアンプ802の正負出力電位差voがトランジスタMn1及びMn2の閾値電圧+/−VtMnを超えたとき、破線で示されるプリアンプ802の正極出力vop及び負極出力vonに対して、実線で示される正極出力vop’及び負極出力von’のように、プリアンプ802の正極出力vop及び負極出力vonが増加しないよう、プリアンプ802のゲインに対してリミットがかかる。
以上が、本実施形態のA/D変換器の動作である。
本実施形態では、プリアンプ列803と比較器列805とを備えるA/D変換器において、プリアンプゲイン調整回路807を備えることにより、プリアンプゲイン調整回路807の働きにより、各々のプリアンプ802の正負出力電位差voがトランジスタMn1及びMn2の閾値電圧+VtMnに対して大きくなったとき、又は、トランジスタMn1及びMn2の閾値電圧−VtMnに対して小さくなったとき、各々のプリアンプ802のゲインGnが減少し、プリアンプ802の正負出力電位差voを制限する。その結果として、プリアンプ802の出力の歪を緩和する。また、トランジスタのMn1及びMn2の閾値電圧VtMnの選択により、プリアンプ802の出力レンジが比較器804の入力レンジに対して超過することを防止できる。
しかも、特性に重要なプリアンプ802の正極出力vop及び負極出力vonのクロスポイント付近のプリアンプ802のゲインGnは、プリアンプゲイン調整回路807を備えていない構成のA/D変換器と等しくなり、A/D変換器の特性に対して何ら特性劣化の要因を生まない。
その結果として、従来のA/D変換器と比較して、入力信号周波数が高くなっても、A/D変換器の特性が劣化することを防止する。
尚、本実施形態において、A/D変換器に適用される参照電圧の発生方法や、プリアンプ802及びプリアンプゲイン調整回路807、比較器804は、その形態に左右されるものではなく、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他の種々の構成を採り得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では、プリアンプゲイン調整回路807は、図10に示したように、2つのNch型MOSトランジスタMn1及びMn2によって構成したが、その他、図11に示すように、相互に等しい電気特性を持つ2つのPch型MOSトランジスタMp1及びMp2によって構成したり、図10及び図11を組合せて、図12のように、相互に等しい電気特性を持つ2つのNch型MOSトランジスタMn1及びMn2と、2つのPch型MOSトランジスタMp1及びMp2とによって構成しても、同様の効果が得られるのは言うまでもない。
以上説明したように、本発明は、プリアンプ列と比較器列とを備えたA/D変換器において、プリアンプゲイン調整回路を有し、従来のA/D変換器と比較して、入力信号の周波数が高くなっても、A/D変換器の特性が劣化することを防止できるので、A/D変換器として高速動作/高入力帯域が必要となる通信分野や情報メディア読み出し部のフロントエンド部に応用できる。
本発明の第1の実施形態のA/D変換器を示す図である。 同A/D変換器に備えるサブバイアス回路の構成を示す図である。 同A/D変換器に備えるプリアンプの構成を示す図である。 (a)は同A/D変換器に備えるプリアンプの正負出力電位差に対するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号の特性を示す図、同図(b)はプリアンプの正負出力電位差に対するサブバイアス回路のバイパス電流及びプリアンプのバイアス電流の特性を示す図、同図(c)はプリアンプの正負出力電位差に対するプリアンプのゲインの特性を示す図、同図(d)はアナログ入力信号に対するプリアンプの正極出力及び負極出力の特性を示す図である。 同A/D変換器の変形例を示す図である。 図5に示したA/D変換器に備えるプリアンプの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態のA/D変換器を示す図である。 同A/D変換器に備える抵抗値可変バイパス抵抗の構成を示す図である。 (a)は同A/D変換器に備えるプリアンプの正負出力電位差に対するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号の特性を示す図、同図(b)はプリアンプの正負出力電位差に対する抵抗値可変バイパス抵抗のコンダクタンスの特性を示す図、同図(c)はプリアンプの正負出力電位差に対するプリアンプのゲインの特性を示す図、同図(d)はアナログ入力信号に対するプリアンプの正極出力及び負極出力の特性を示す図である。 本発明の第3の実施形態のA/D変換器の構成を示す図である。 同A/D変換器の第1の変形例を示す図である。 同A/D変換器の第2の変形例を示す図である。 (a)はプリアンプの正負出力電位差に対する2つのNch型MOSトランジスタのコンダクタンスの特性を示す図、同図(b)はプリアンプの正負出力電位差に対するプリアンプのゲインの特性を示す図、同図(c)はアナログ入力信号に対するプリアンプの正極出力及び負極出力の特性を示す図である。 従来のA/D変換器の構成を示す図である。
符号の説明
101 参照電圧抵抗列
102 プリアンプ
103 プリアンプ列
104 比較器
105 比較器列
106 プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器
108 サブバイアス回路
109 プリアンプゲイン調整回路
Mnb Nch型トランジスタ(バイアス電流源)
rbypass 抵抗値可変バイパス抵抗(可変抵抗体)

Claims (8)

  1. 1つ以上のプリアンプを有するプリアンプ列と、1つ以上の比較器を有する比較器列とを備えたA/D変換器において、
    前記プリアンプ列のプリアンプは、参照電圧又は差動参照電圧及びアナログ入力信号又は差動アナログ入力信号を入力とすると共に、正極出力端子及び負極出力端子を備え、
    前記プリアンプは、前記参照電圧と前記アナログ入力信号との電位差又は前記差動参照電圧間の電位差と前記差動アナログ入力信号間の電位差との電位差をゲイン倍し、このゲイン倍した電位差を前記正極出力端子及び前記負極出力端子から差動出力として出力する機能を備え、
    前記各プリアンプの前記正極出力端子及び前記負極出力端子には、前記比較器列の比較器が接続され、
    前記比較器は、前記プリアンプの出力と比較参照電圧とを比較、又は隣り合う2つ以上の前記プリアンプの前記正極出力端子と前記負極出力端子との出力電圧を補間し、補間した電圧同士を比較する機能を有するものであり、
    前記プリアンプは、各々、プリアンプゲイン調整回路を備え、
    前記プリアンプゲイン調整回路は、自己のプリアンプの前記正極出力端子及び前記負極出力端子の電位差であるプリアンプ正負出力電位差が基準電位を超えたとき、自己のプリアンプの前記ゲインを減少させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  2. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記プリアンプゲイン調整回路は、
    前記プリアンプ正負出力電位差と基準電位とを比較して、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号を出力するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器と、
    自己のプリアンプに備えるバイアス電流源に与えるバイアス電圧を発生させるサブバイアス回路とを備え、
    前記サブバイアス回路は、前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、自己のプリアンプのバイアス電流源に与えるバイアス電圧を変化させることにより、前記バイアス電流源のバイアス電流を変化させて、自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  3. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記プリアンプゲイン調整回路は、
    前記プリアンプ正負出力電位差と基準電位とを比較し、プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号を出力するプリアンプ正負出力電位差−基準電位比較器と、
    1つ以上の可変抵抗体とを備え、
    前記可変抵抗体は、2つの入出力端子及び抵抗値制御端子を有し、
    前記可変抵抗体の前記入出力端子の一方は前記プリアンプの正極出力端子に接続され、前記可変抵抗体の入出力端子の他方は前記プリアンプの負極出力端子に接続され、前記可変抵抗体の前記抵抗値制御端子には自己のプリアンプの正負出力電位差−基準電位比較信号が入力されていて、
    前記可変抵抗体の前記抵抗値制御端子に入力される正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、前記可変抵抗体のオン抵抗を変化させることにより、自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  4. 前記請求項3記載のA/D変換器において、
    前記可変抵抗体は、
    1つのNch型MOSトランジスタを備え、
    前記Nch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が、そのドレイン端子又はソース端子に自己のプリアンプの負極出力端子が、そのゲート端子に前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が入力され、
    前記ゲート端子に入力される前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、前記Nch型MOSトランジスタのオン抵抗を変化させて、自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  5. 前記請求項3記載のA/D変換器において、
    前記可変抵抗体は、
    1つのPch型MOSトランジスタを備え、
    前記Pch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が、そのドレイン端子又はソース端子に自己のプリアンプの負極出力端子が、そのゲート端子に前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号が入力され、
    前記ゲート端子に入力される前記プリアンプ正負出力電位差−基準電位比較信号に応じて、前記Pch型MOSトランジスタのオン抵抗を変化させて、自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  6. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記プリアンプゲイン調整回路は、
    2つのNch型MOSトランジスタを備え、
    前記2つのNch型MOSトランジスタのうち一方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、
    前記2つのNch型MOSトランジスタのうち他方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、
    自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  7. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記プリアンプゲイン調整回路は、
    2つのPch型MOSトランジスタを備え、
    前記2つのPch型MOSトランジスタのうち一方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、
    前記2つのPch型MOSトランジスタのうち他方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、
    自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
  8. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記プリアンプゲイン調整回路は、
    2つのNch型MOSトランジスタ及び2つのPch型MOSトランジスタを備え、
    前記2つのNch型MOSトランジスタのうち一方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、
    前記2つのNch型MOSトランジスタのうち他方のNch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、
    前記2つのPch型MOSトランジスタのうち一方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、
    前記2つのPch型MOSトランジスタのうち他方のPch型MOSトランジスタは、そのソース端子又はドレイン端子に自己のプリアンプの負極出力端子が接続され、そのドレイン端子又はソース端子及びゲート端子に自己のプリアンプの正極出力端子が接続され、
    自己のプリアンプのゲインを変化させる
    ことを特徴とするA/D変換器。
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