JP5233435B2 - 双極型二次電池 - Google Patents
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Description
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る双極型二次電池の断面図、図1Bは、図1Aに示した双極型二次電池の接着部を示す図である。図2は、図1に示した双極型二次電池を構成する双極型電池積層体の断面図である。図3は、図2に示した双極型電池積層体を構成する双極型電極の断面図である。図4は、図2に示した双極型電池積層体が有する単電池層の説明に供する図である。図5は、図3に示した双極型電極の外周部にシール前駆体を配置する様子を示す図である。図6は、シール前駆体を配置した双極型電極上にセパレータを設置し、セパレータの上から電極の外周部上(前記シール前駆体を形成した部分と同じ部分)にシール前駆体を配置する様子を示した図である。
図1Aに示す双極型二次電池10は、図2に示すような双極型電池積層体40を複数個(図1Aでは4個)積層することによって形成される。双極型二次電池10の積層方向の両端面には複数個の双極型電池積層体40を挟み込むように一対の電極タブ50、60が取り付けられている。
双極型電池積層体40は、図2に示すように、集電体22、正極活物質層23、負極活物質層24から成る複数の双極型電極21を、電解質層25を介在させて積層して形成する。正極活物質層23、電解質層25、負極活物質層24によって電池要素20が形成され、電池要素20の積層方向両端面に集電体22を含めることで単電池層26が形成される。それぞれの単電池層26を構成する電池要素20の周囲には、電池要素20と外気との接触を遮断するシール部30が形成される。図2に示される双極型電池積層体40は5層の単電池層26が設けられているが、層の数は任意に選択できる。
前記双極型電極21は、図3に示すように、集電体22の一方の面に正極活物質層23を配置して正極が形成され、他方の面に負極活物質層24を配置して負極が形成されている。電池要素20の正極末端極は、集電体22の一方の面に正極活物質層23のみが設けられ、図2において最上位の双極型電極21の上に電解質層25を介して積層される。電池要素20の負極末端極は、集電体22の一方の面に負極活物質層24のみが設けられ、図2において最下位の双極型電極21の下に電解質層25を介して積層される。正極末端極および負極末端極も双極型電極21の一種である。
本実施形態で用いることのできる集電体の材料は、特に制限されるものではなく、従来公知のものを利用することができる。例えば、アルミニウム箔、ステンレス箔(SUS)、ニッケルとアルミニウムのクラッド材、銅とアルミニウムのクラッド材、あるいはこれらの金属の組み合わせのめっき材などが好ましく利用できる。また、金属表面に、アルミニウムを被覆させた集電体であってもよい。また、場合によっては、2つ以上の金属箔を張り合わせた集電体を用いてもよい。
正極は、正極活物質を含む。このほかにも、導電助剤、バインダー等が含まれ得る。化学架橋または物理架橋によりゲル電解質として正極および負極内に十分に浸透させている。
負極は、負極活物質を含む。このほかにも、導電助剤、バインダー等が含まれ得る。負極活物質の種類以外は、基本的に「正極」の項で記載した内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
電解質層は、イオン伝導性を有する高分子から構成される層であり、イオン伝導性を示すものであれば材料は限定されない。
シール部30は、図2に示すように、単電池層26の外周部に設けられ、電解質のイオン伝導度を下げないために、図4に示した電池要素20と外気との接触が遮断されている。電解質として、液体または半固体のゲル状の電解質だけではなく、固体状の電解質を使用している。シール部30を設けることで、空気あるいは空気中に含まれる水分と活物質とが反応することを防止している。また、液体または半固体のゲル状の電解質を使用する場合に生じ得る、液漏れによる液絡も防止している。
セパレータ25aには、微多孔膜セパレータおよび不織布セパレータのいずれも利用することができる。
接着部90は、図1Aに示すように、積層する双極型電池積層体40同士や双極型電池積層体40と電極タブ50、60とを接着する。接着部90は電池性能を向上させるために接着面全体に塗らないようにして接着する。ここで、接着部90は、図1Bに示すように、双極型電池積層体40同士を双極型電池積層体40同士が当接される接着面の全面で接着しておらず、接着面の一部で接着している。同様に、双極型電池積層体40と電極タブ50、60の両方とも双極型電池積層体40と電極タブ50、60とが当接する接着面の全面で接着しておらず、接着面の一部で接着している。接着面の全面で接着していないため、電気絶縁性が高い接着剤(たとえば、エポキシ樹脂系接着剤)の使用においても、双極型電池積層体40同士および双極型電池積層体40と電極タブ50、60との接着剤を塗布していない非接着部が電気的に接触しているため、電流は流れる。これは、電気絶縁性が高いエポキシ樹脂を使用しても、双極型電池積層体40同士および双極型電池積層体40と電極タブ50、60とを接着するための接着剤が接着面(集電体)の表面の微小な凹凸に入り込むことから、接着面同士の間には非常に多くの接触箇所が存在するからである。さらに具体的には、双極型電池積層体40の電池要素20においては、双極型電池積層体40の表面積の5から80%までの面積に接着部を設け、詳細には5から30%までの面積に接着部を設けると出力密度が良い。
第2の実施の形態に係る双極型電池10の基本的な構造は、上記した図1から図6と同一であるので、その構造の説明は省略する。第1の実施の形態と第2の実施の形態とで唯一異なるのは、双極型電池積層体40相互間および双極型電池積層体40と電極タブ50、60を接着するための接着パターンのみである。
第3の実施の形態に係る双極型電池10の基本的な構造は、上記した図1から図6と同一であるので、その構造の説明は省略する。第1の実施の形態と第3の実施の形態とで唯一異なるのは、双極型電池積層体40相互間および双極型電池積層体40と電極タブ50、60を接着するための接着パターンのみである。
第4の実施の形態に係る双極型電池10の基本的な構造は、上記した図1から図6と同一であるので、その構造の説明は省略する。第1の実施の形態と第4の実施の形態とで唯一異なるのは、双極型電池積層体40相互間および双極型電池積層体40と電極タブ50、60を接着するための接着パターンのみである。
以上説明してきた双極型二次電池10を、直列に又は並列に複数接続して組電池250(図11参照)を形成し、この組電池250をさらに複数、直列に又は並列に接続して複数の組電池300を形成することもできる。図示する組電池250は、上記双極型二次電池10を複数個積層してケース内に収納し、各双極型二次電池10を並列に接続したものである。正極側または負極側のバスバーは、それぞれ接続穴内に導電バーを介して接続されている。図11は、本発明の第5の実施形態に係る複数の組電池300の平面図(図A)、正面図(図B)、側面図(図C)を示しているが、作成した組電池250は、バスバーのような電気的な接続手段を用いて相互に接続し、組電池250は接続治具310を用いて複数段積層される。何個の双極型二次電池10を接続して組電池250を作成するか、また、何段の組電池250を積層して複数の組電池300を作成するかは、搭載される車両(電気自動車)の電池容量や出力に応じて決めればよい。
第6の実施の形態は、第1の実施形態から第4の実施形態で示した双極型二次電池10または第5の実施形態で示した複数の組電池300を搭載した車両に関するものである。
(集電体)
集電体として、厚さ20μmのSUS箔を使用した。
集電体上の一側面に正極を形成するために、まず、正極活物質、導電助剤、アセチレンブラック、バインダーを所定の比で混合して正極スラリーを作製する。正極活物質としてLiMn2O4を85wt%と、導電助剤としてアセチレンブラックを5wt%と、バインダーとしてPVDFを10wt%と、を用いた。スラリー粘度調整溶媒として、NMPを用い塗布工程に最適な粘度になるまで添加し、正極スラリーを作製した。集電体であるSUS箔(厚さ20μm)の片面に上記正極スラリーを塗布し乾燥させて30μmの電極層の正極を形成した。
集電体上の正極に対向する他側面に負極を形成するために、まず、負極活物質、バインダーを所定の比で混合して負極スラリーを作製する。負極活物質としてハードカーボンを90wt%と、バインダーとしてPVDFを10wt%と、を用いた。スラリー粘度調整溶媒として、NMPを用い塗布工程に最適な粘度になるまで添加し、負極スラリーを作製した。正極を塗布したSUS箔の反対面に、上記負極スラリーを塗布し乾燥させて30μmの電極層の負極を形成した。
集電体であるSUS箔の両面に正極と負極がそれぞれ形成されることにより、双極型電極を形成した。
双極型電極を複数積層し電池要素とするために、まず、双極型電極の正極と負極の電極面に電解質層を形成する。電解質層の形成のためにまず、電解液とホストポリマーを所定の比で混合して電解質材料を作製した。電解液としてPC−EC 1MLiPF6を90wt%と、ホストポリマーとしてHFPコポリマーを10%含むPVdF−HFPを10wt%と、を使用した。粘度調製溶媒として、DMCを塗布工程に最適な粘度になるまで添加し、プレゲル電解質を作製した。このプレゲル電解質を両面の正極と負極の電極部に塗布しDMCを乾燥させることでゲル電解質の染み込んだ双極型電極を完成させた。
双極型電極の正極周辺部の電極未塗布部分にディスペンサを用いて、図5のように双極型電極の外周部にシール前駆体(1液性未硬化エポキシ樹脂)を塗布した。
以上のようにして作製した双極型電極を6枚重ねることで単電池層が5層積層された双極型電池構造体を作製した。
上記双極型電池構造体を熱プレス機により面圧1kg/cm2、80℃で1時間熱プレスすることにより、未硬化のシール部(エポキシ樹脂)を硬化した。この工程によりシール部を所定の厚みまでプレス、さらに硬化を行うことが可能になる(図2参照)。
以上のようにして単電池層が5層積層された双極型電池積層体を完成させた。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図7のバリエーション1のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をディスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図7のバリエーション2のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図7のバリエーション3のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図9のバリエーション1のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図9のバリエーション2のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図9のバリエーション3のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図10のバリエーション1のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図10のバリエーション2のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図10のバリエーション3のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図10のバリエーション3のような配置で導電性接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ銀ペースト分散タイプ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図8のバリエーション1のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図8のバリエーション2のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図8のバリエーション3のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をティスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間に図7のバリエーション1のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をディスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、電流出力用タブと双極型電池積層体の間に図7のバリエーション1のような配置で接着剤(常温硬化性2液混合タイプエポキシ)をディスペンサにより塗工し、接着部を作成した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流取り出し用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。
以上のようにして作製した双極型電池積層体を、電気的に直列に接続されるように4つ重ねる。そして、その両端に電流出力用のアルミタブを挟み、外装材としてアルミラミネートを用いて真空密封することで単電池層が20直列の双極型二次電池を作製した。このとき、双極型電池積層体と双極型電池積層体の間および電流出力用タブと双極型電池積層体の間に弾性体を全面に挿入した。弾性体として導電性高分子材料を用いた。導電性高分子材料はポリプロピレンに導電性フィラーとしてカーボン材料を分散させた材料を用いた。
実施例1〜13、比較例1、2のそれぞれの電池で充放電試験を行った。実験は0.5mAの電流で84Vまで定電流充電(CC)し、その後定電圧で充電(CV)し、あわせて10時間充電した。その後、振動(入力加速度を24.5m/s2とし10〜100Hzまでの振動を常に印加)と熱サイクル(25℃で1時間と60℃で1時間を1サイクル)を2週間加えた。その後、放電を行い双極型二次電池の容量を確認した。加振前の容量を100%とし、加振後の放電容量を表1に示す(充放電は定電流(CC)充放電により行い満充電を84V、放電末を50Vとした)。
比較例1と実施例1〜13を比較すると、接着剤、弾性体がないため、電池重量は軽いが加振後に電圧がなくなっており、比較例1の電池では防振性能が極めて低いことが明らかとなった。比較例1の双極型二次電池を解体すると、双極型電池積層体同士、双極型電池積層体と電流出力タブの間でずれが発生していた。このことから、本願発明が防振性能を高めることが明らかとなった。
20 電池要素、
21 双極型電極、
22 集電体、
23 正極活物質層、
24 負極活物質層、
25 電解質、
25a セパレータ、
26 単電池層、
30 シール部、
40 双極型電池積層体、
50、60 電極タブ、
90 接続部、
250 組電池、
300 複数の組電池、
400 車両。
Claims (6)
- 正極活物質層、電解質層、負極活物質層が積層された単電池層を集電体を介在させて複数積層し、積層方向両端に位置する前記正極活物質層と前記負極活物質層に前記集電体を接続した電池要素を含む双極型電池積層体と、
前記双極型電池積層体の前記積層方向両端に位置する集電体に固定される電極タブと、
を備えた双極型二次電池であって、
前記電極タブは、前記双極型電池積層体の前記積層方向両端に位置する集電体に対して、前記電極タブと前記集電体とが当接する接着面に設けた接着部によって固定され、
前記双極型電池積層体は、前記電極タブと前記電極タブとの間に複数個積層され、隣接する双極型電池積層体と双極型電池積層体は両双極型電池積層体が当接する接着面に設けた接着部によって固定されていることを特徴とする双極型二次電池。 - 前記単電池層の積層方向から見た外周部に前記単電池層を密封するシール部が設けられ、
前記接着部は、前記積層方向から見て前記シール部と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の双極型二次電池。 - 前記接着部は、前記接着部が形成する形状の重心位置が前記双極型電池積層体の接着面の重心位置に一致していることを特徴とする請求項1または2に記載の双極型二次電池。
- 前記接着部は、点状に2箇所以上設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の双極型二次電池。
- 前記接着部は、導電性を有する導電性接着剤から成る接着剤で形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の双極型二次電池。
- 前記電解質は、固体電解質であることを特徴とする請求項1に記載の双極型二次電池。
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